JPH0543584A - 新規セフエム化合物 - Google Patents

新規セフエム化合物

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JPH0543584A
JPH0543584A JP3263327A JP26332791A JPH0543584A JP H0543584 A JPH0543584 A JP H0543584A JP 3263327 A JP3263327 A JP 3263327A JP 26332791 A JP26332791 A JP 26332791A JP H0543584 A JPH0543584 A JP H0543584A
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JP
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cephem
vinylthio
nujol
carboxylic acid
syn isomer
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Pending
Application number
JP3263327A
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English (en)
Inventor
Takao Takatani
隆男 高谷
Zenzaburo Totsuka
善三郎 戸塚
Nobusachi Yasuda
修祥 安田
Koji Kawabata
浩二 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D213/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/04Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D213/24Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D213/28Radicals substituted by singly-bound oxygen or sulphur atoms
    • C07D213/32Sulfur atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 抗菌作用を有し、医薬として有用な新規セフ
ェム化合物を提供する。 【構成】 下記式: [式中、R11は低級アルカノイル基または式: で示される基、Rはカルボキシ基または保護されたカ
ルボキシ基、Yは酸残基、Rはアミノ基または保護
されたアミノ基、Rは水素または適当な置換基を有し
ていてもよい有機基を示す]で示される化合物およびそ
の塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明の下記一般式(II
I′)で示される化合物およびその塩は例えば抗菌活性
を有し医薬として有用である下記一般式(I)で示され
る化合物およびその塩などの重要な中間体として有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】セフェム化合物は数多く知られている
が、この発明のセフェム化合物は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】抗菌作用を有し、医薬
として有用なセフェム化合物は数多く知られているが、
この発明はさらに優れた医薬品の開発を意図してなされ
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は新規セフェム
化合物およびその塩に関する。さらに詳しくは、この発
明は抗菌活性を有するセフェム化合物およびその塩を製
造するための重要な中間体である新規なセフェム化合物
およびその塩、それらの製造法に関する。目的とするセ
フェム化合物およびその塩は新規であり、下記一般式
(III′)で示すことができる。 [式中、R11は低級アルカノイル基または式: (式中、Rはアミノ基または保護されたアミノ基、R
は水素または適当な置換基を有していてもよい有機基
をそれぞれ意味する)で示される基、Rはカルボキシ
基または保護されたカルボキシ基、Yは酸残基をそれ
ぞれ意味する]で示される化合物およびその塩。この発
明の上記一般式(III′)で示される化合物およびそ
の塩を出発原料として例えば下記一般式(I)で示すよ
うな抗菌活性を有する新規セフェム化合物およびその塩
を製造することができる。 (式中、Rはアミノ基またはアシルアミノ基、R
水素、適当な置換基を有していてもよいアリール基、適
当な置換基を有していてもよい複素環基またはシアノ
基、Rはカルボキシ基または保護されたカルボキシ基
をそれぞれ意味する)およびその塩。
【0005】この発明により、新規セフェム化合物
(I)は下記反応式で示される種々の製造法によって製
造することができる。
【0006】製造法1
【0007】製造法2
【0008】製造法3
【0009】製造法4
【0010】製造法5
【0011】製造法6
【0012】製造法7 (式中、 R、RおよびRはそれぞれ前と同じ意
味であり、 は酸残基、Rは低級アルキル基またはアジド(低
級)アルキル基、 は酸残基、R10は水素または低級アルキル基をそ
れぞれ意味する)。
【0013】この発明の原料化合物中、化合物(II
I)の数種および化合物(IV)は新規であり、下記反
応式で示される製造法によって製造することができる。
【0014】
【0015】製造法B
【0016】
【0017】製造例D
【0018】製造法E
【0019】
【0020】製造法G
【0021】製造法H
【0022】製造法I
【0023】 はアミノ基または保護されたアミノ基、Rは水素
または適当な置換基を有していてもよい有機基、 は適当な置換基を有していてもよいアリール基、適
当な置換基を有していてもよい複素環基、シアノ基また
はカルバモイル基、Rはメルカプト保護基をそれぞれ
意味する)。
【0024】目的化合物(I)の好適な塩は慣用の無毒
性塩であり、無機塩基との塩、その例として、例えばリ
チウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
塩、例えばカルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩;有機塩基との塩、その例
として、例えばトリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコ
リン塩、エクノールアミン塩、トリエタノールアミン
塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N′−ジベンジル
エチレンジアミン塩等の有機アミン塩;例えば塩酸塩、
臭化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸付加塩;例え
ばギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸
塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン
酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の有機カルボン酸付
加塩または有機スルホン酸付加塩;例えばアルギニン、
アスパラギン酸、グルタミン酸等の塩基性または酸性ア
ミノ酸との塩のような塩基との塩または酸付加塩;分子
間または分子内第四級塩等が挙げられる。前記分子間第
四級塩は、化合物(I)のRの複素環基が例えばピリ
ジル基等のように窒素原子を含む場合に生成させること
ができ、好適な分子間第四級塩としては、例えば1−メ
チルピリジニウムメチル硫酸塩、1−エチルピリジニウ
ムエチル硫酸塩等の1−低級アルキルピリジニウム低級
アルキル硫酸塩、例えば1−メチルピリジニウム沃化物
等の1−低級アルキルピリジニウムハロゲン化物、例え
ば1,2−ジメチルピリジニウム沃化物、1,2−ジエ
チルピリジニウム沃化物等のジ(低級)アルキルピリジ
ニウムハロゲン化物、例えば1−アジドメチルピリジニ
ウムトリフルオロメタンスルホン酸塩、1−(2−アジ
ドエチル)ピリジニウムトリフルオロメタンスルホン酸
塩等の1−アジド(低級)アルキルピリジニウムトリハ
ロ(低級)アルカンスルホン酸塩等が挙げられる。前記
分子内第四級塩は、化合物(I)のRの複素環基が例
えばピリジル等のように窒素原子を含み、Rがカルボ
キシ基である場合に生成させることができ、好適な分子
内第四級塩としては、例えば1−メチルピリジニウムカ
ルボキシレート、1−エチルピリジニウムカルボキシレ
ート、1−プロピルピリジニウムカルボキシレート、1
−イソプロピルピリジニウムカルボキシレート、1−ブ
チルピリジニウムカルボキシレート等の1−低級アルキ
ルピリジニウムカルボキシレート、例えば1,2−ジメ
チルピリジニウムカルボキシレート、1,2−ジエチル
ピリジニウムカルボキシレート等のジ(低級)アルキル
ピリジニウムカルボキシレート、例えば1−アジドメチ
ルピリジニウムカルボキシレート、1−(2−アジドエ
チル)ピリジニウムカルボキシレート等の1−アジド
(低級)アルキルピリジニウムカルボキシレート等が挙
げられる。
【0025】この明細書の以上および以下の記載におい
て、この発明の範囲内に包含される種々の定義の例およ
び説明を以下詳細に述べる。
【0026】「低級」とは、特に指示がなければ、炭素
原子1〜6個を意味するものとする。「高級」とは、特
に指示がなければ、炭素原子7〜20個を意味するもの
とする。
【0027】「アシルアミノ基」、「保護されたアミノ
基を有するアシルアミノ基」および「アミノ基を有する
アシルアミノ基」の好適な「アシル」部分としては、カ
ルバモイル基、脂肪族アシル基および芳香族アシル基と
称せられる芳香環を含むアシル基、または複素環アシル
基と称せられる複素環を含むアシル基が挙げられる。
【0028】前記アシル基の好適な例としては、例えば
ホルミル、アセチル、スクシニル、ヘキサノイル、ヘプ
タノイル、バレリル、ステアロイル等の低級または高級
アルカノイル基;例えばメトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、第三級ブトキシカルボニル、第三級ペンチ
ルオキシカルボニル、へプチルオキシカルボニル等の低
級または高級アルコキシカルボニル基;例えばメタンス
ルホニル、エタンスルホニル等の低級または高級アルカ
ンスルホニル基;例えばメトキシスルホニル、エトキシ
スルホニル等の低級または高級アルコキシスルホニル基
等のような脂肪族アシル基;例えばベンゾイル、トルオ
イル、ナフトイル等のアロイル等;例えばフェニルアセ
チル、フェニルプロピオニル等のフェニル(低級)アル
カノイル基のようなアル(低級)アルカノイル基;例え
ばフェノキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニル等
のアリールオキシカルボニル基;例えばフェノキシアセ
チル、フェノキシプロピオニル等のアリールオキシ(低
級)アルカノイル基;例えばフェニルグリオキシロイ
ル、ナフチルグリオキシロイル等のアリールグリオキシ
ロイル基;例えばベンゼンスルホニル、p−トルエンス
ルホニル等のアレーンスルホニル基等のような芳香族ア
シル基;例えばテノイル、フロイル、ニコチノイル等の
複素環カルボニル基;例えばチエニルアセチル、チアゾ
リルアセチル、チアジアゾリルアセチル、テトラゾリル
アセチル等の複素環(低級)アルカノイル基;例えばチ
アゾリルグリオキシロイル、チエニルグリオキシロイル
等の複素環グリオキシロイル基等のような複素環アシル
基が挙げられ、複素環アシル基については、前記「複素
環カルボニル基」、「複素環(低級)アルカノイル基」
および「複素環グリオキシロイル基」の好適な複素環部
分は、さらに詳細には、酸素原子、イオウ原子、窒素原
子等のようなへテロ原子少なくとも1個を含む飽和また
は不飽和、単環または多環複素環基を意味する。
【0029】とりわけ好ましい複素環基としては、窒素
原子1〜4個を含む不飽和3〜8員、さらに好ましくは
5〜6員複素単環基、その例としてピロリル、ピロリニ
ル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジルおよびそのN
−オキシド、ジヒドロピリジル、ピリミジル、ピラジニ
ル、ピリダジニル、例えば4H−1,2,4−トリアゾ
リル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,
2,3−トリアゾリル等のトリアゾリル、例えば1H−
テトラゾリル、2H−テトラゾリル等のテトラゾリル
等;窒素原子1〜4個を含む飽和3〜8員、さらに好ま
しくは5〜6員複素単環基、例えばピロリジニル、イミ
ダゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニル等;窒素原子
1〜4個を含む不飽和縮合複素環基、例えばインドリ
ル、イソインドリル、インドリジニル、ベンズイミダゾ
リル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル、ベンゾ
トリアゾリル等;酸素原子1〜2個および窒素原子1〜
3個を含む不飽和3〜8員、さらに好ましくは5〜6員
複素単環基、その例として、オキサゾリル、イソオキサ
ゾリル、例えば1,2,4−オキサジアゾリル、1,
3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾ
リル等のオキサジアゾリル等;酸素原子1〜2個および
窒素原子1〜3個を含む飽和3〜8員、さらに好ましく
は5〜6員複素単環基、例えばモルホリニル、シドノニ
ル等;酸素原子1〜2個および窒素原子1〜3個を含む
不飽和縮合複素環基、例えばベンズオキサゾリル、ベン
ズオキサジアゾリル等;イオウ原子1〜2個および窒素
原子1〜3個を含む不飽和3〜8員、さらに好ましくは
5〜6員複素単環基、その例としてチアゾリル、イソチ
アゾリル、例えば1,2,3−チアジアゾリル、1,
2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリ
ル、1,2,5−チアジアゾリル等のチアジアゾリル、
ジヒドロチアジニル等;イオウ原子1〜2個および窒素
原子1〜3個を含む飽和3〜8員、さらに好ましくは5
〜6員複素単環基、例えばチアゾリジニル等;イオウ原
子1〜2個を含む不飽和3〜8員、さらに好ましくは5
〜6員複素単環基、例えばチエニル、ジヒドロジチイニ
ル、ジヒドロジチオニル等;イオウ原子1〜2個および
窒素原子1〜3個を含む不飽和縮合複素環基、例えばベ
ンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル等;酸素原子1
個を含む不飽和3〜8員、さらに好ましくは5〜6員複
素単環基、例えばフリル等;酸素原子1個およびイオウ
原子1〜2個を含む不飽和3〜8員、さらに好ましくは
5〜6員複素単環基、例えばジヒドロオキサチイニル
等;イオウ原子1〜2個を含む不飽和縮合複素環基、例
えばベンゾチエニル、ベンゾチイニル等;酸素原子1個
およびイオウ原子1〜2個を含む不飽和縮合複素環基、
例えばベンズオキサチイニル等のような複素環基が挙げ
られる。
【0030】上記複素環基については、複素環基が特異
的に置換基としてアミノ基または保護されたアミノ基を
分子内に有するチアゾリル基またはチアジアゾリル基で
ある場合には、そのチアゾリル基またはチアジアゾリル
基には、チアゾール環またはチアジアゾール環の特異的
挙動に基づく互変異性体が含まれるものとする。すなわ
ち、例えば前記アミノ−または保護されたアミノ−チア
ゾリル基またはチアジアゾリル基は式: (式中、Rは前と同じ意味であり、ZはCHまたはN
を意味する)で示され、式(A)で示される基が式: (式中、RおよびZはそれぞれ前と同じ意味)で示さ
れる形を取る場合、式(A′)で示される基は、別の形
として互変異性の式: (式中、Zは前と同じ意味であり、R5′はイミノ基ま
たは保護されたイミノ基を意味する)で示すこともでき
る。すなわち、式(A′)および(A″)で示される基
は両者ともに次の平衡式で示されうる互変異性平衡の状
態にある (式中、R、ZおよびR5′はそれぞれ前と同じ意
味)。上記のような2−アミノチアゾール化合物または
5−アミノチアゾール化合物および2−イミノチアゾリ
ン化合物または5−イミノチアジアゾリン化合物の間の
これらの互変異性の型は当業界では周知のことであり、
互変異性体の両者が平衡関係にあり、相互間に変化しう
る状態にあることは当業者には自明の理であるので、従
って、そのような異性体は化合物それ自体の同じ範ちゅ
うに包含されるものとする。すなわち、互変異性の形は
両者とも明白にこの発明の範囲内に包含される。この明
細書では、そのような互変異性体の基を含む目的化合物
および原料化合物は、それらの表現法の一つ、すなわ
ち、2−アミノ(または保護されたアミノ)チアゾリ
ル、または5−アミノ(または保護されたアミノ)チア
ジアゾリルおよび式: を用いて示すことにする。
【0031】上記アシル部分は、例えばメチル、エチル
等の低級アルキル基;例えばメトキシ、エトキシプロポ
キシ等の低級アルコキシ基;例えばメチルチオ、エチル
チオ等の低級アルキルチオ基;例えばメチルアミノ等の
低級アルキルアミノ基;例えばシクロペンチル、シクロ
ヘキシル等のシクロ(低級)アルキル基;例えばシクロ
ヘキセニル、シクロヘキサジエニル等のシクロ(低級)
アルケニル基;ハロゲン;アミノ基;保護されたアミノ
基;ヒドロキシ基;保護されたヒドロキシ基;シアノ
基;ニトロ基;カルボキシ基;保護されたカルボキシ
基;スルホ基;スルハモイル基;イミノ基;オキソ基;
例えばアミノメチル、アミノエチル等のアミノ(低級)
アルキル基;カルバモイルオキシ基;例えばヒドロキシ
メチル、1−または2−ヒドロキシエチル、1−または
2−または3−ヒドロキシプロピル等のヒドロキシ(低
級)アルキル基;例えばシアノビニルチオ等のシアノ
(低級)アルケニルチオ基;式:=N−OR(式中、
は前と同じ意味)で示される基等のような、1〜1
0個の同じであるかまたは異なる適当な置換基を有して
いてもよい。この点に関連して、アシル部分が式:=N
−OR(式中、Rは前と同じ意味)で示される基を
置換基として有する場合、二重結合の存在に起因するシ
ン異性体およびアンチ異性体の幾何異性体が存在する。
例えばシン異性体は式: 示される基を有する一つの幾何異性体を意味し、対応す
るアンチ異性体は式: で示される基を有する別の幾何異性体を意味する。
【0032】「適当な置換基を有していてもよいアリー
ル基」の好適な「アリール基」としては、フェニル、ト
リル、キシリル、クメニル、ナフチル等が挙げられる。
【0033】「適当な置換基を有していてもよいアリー
ル基」の好適な「置換基」としては、ヒドロキシ基、ハ
ロゲン例えばフッ素、塩素、臭素または沃素等が挙げら
れる。
【0034】「適当な置換基を有していてもよい複素環
基」の好適な「複素環基」は、前述の複素環基を参照す
ればよい。
【0035】「適当な置換基を有していてもよい複素環
基」の好適な「置換基」としては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第
三級ブチル、ペンチル、へキシル等の低級アルキル基、
例えばアジドメチル、2−アジドエチル等のアジド(低
級)アルキル基等が挙げられる。
【0036】好適な「保護されたカルボキシ基」として
は下記のような「エステル化されたカルボキシ基」が挙
げられる。エステル化されたカルボキシ基のエステル部
分の好適な例としては、少なくとも1個の適当な置換基
を有していてもよい例えばメチルエステル、エチルエス
テル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチ
ルエステル、イソブチルエステル、第三級ブチルエステ
ル、ペンチルエステル、へキシルエステル、1−シクロ
プロピルエチルエステル等の低級アルキルエステル、そ
の例として、例えばアセトキシメチルエステル、プロピ
オニルオキシメチルエステル、ブチリルオキシメチルエ
ステル、バレリルオキシメチルエステル、ピバロイルオ
キシメチルエステル、ヘキサノイルオキシメチルエステ
ル、1(または2)−アセトキシエチルエステル、1
(または2または3)−アセトキシプロピルエステル、
1(または2または3または4)−アセトキシブチルエ
ステル、1(または2)−プロピオニルオキシエチルエ
ステル、1(または2または3)−プロピオニルオキシ
プロピルエステル、1(または2)−ブチリルオキシエ
チルエステル、1(または2)−イソブチリルオキシエ
チルエステル、1(または2)−ピバロイルオキシエチ
ルエステル、1(または2)−ヘキサノイルオキシエチ
ルエステル、イソブチリルオキシメチルエステル、2−
エチルブチリルオキシメチルエステル、3,3−ジメチ
ルブチリルオキシメチルエステル、1(または2)−ペ
ンタノイルオキシエチルエステル等の低級アルカノイル
オキシ(低級)アルキルエステル、例えば2−メシルエ
チルエステル等の低級アルカンスルホニル(低級)アル
キルエステル、例えば2−ヨードエチルエステル、2,
2,2−トリクロロエチルエステル等のモノ(またはジ
またはトリ)−ハロ(低級)アルキルエステル、例えば
メトキシカルボニルオキシメチルエステル、エトキシカ
ルボニルオキシメチルエステル、2−メトキシカルボニ
ルオキシエチルエステル、1−エトキシカルボニルオキ
シエチルエステル、1−イソプロポキシカルボニルオキ
シエチルエステル等の低級アルコキシカルボニルオキシ
(低級)アルキルエステル、フタリジリデン(低級)ア
ルキルエステルまたは例えば(5−メチル−2−オキソ
−1,3−ジオキソール−4−イル)メチルエステル、
(5−エチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4
−イル)メチルエステル、(5−プロピル−2−オキソ
−1,3−ジオキソール−4−イル)エチルエステル等
の(5−低級アルキル−2−オキソ−1,3−ジオキソ
ール−4−イル)(低級)アルキルエステル;例えばビ
ニルエステル、アリルエステル等の低級アルケニルエス
テル;例えばエチニルエステル、プロピニルエステル等
の低級アルキニルエステル;例えばベンジルエステル、
4−メトキシベンジルエステル、4−ニトロベンジルエ
ステル、フェネチルエステル、トリチルエステル、ベン
ズヒドリルエステル、ビス(メトキシフェニル)メチル
エステル、3,4−ジメトキシベンジルエステル、4−
ヒドロキシ−3,5−ジ第三級ブチルベンジルエステル
等の少なくとも1個の適当な置換基を有していてもよい
モノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)アルキル
エステルのような少なくとも1個の適当な置換基を有し
ていてもよいアル(低級)アルキルエステル;例えばフ
ェニルエステル、4−クロロフェニルエステル、トリル
エステル、第三級ブチルフェニルエステル、キシリルエ
ステル、メシチルエステル、クメニルエステル等の少な
くとも1個の適当な置換基を有していてもよいアリール
エステル等のようなものが挙げられる。
【0037】好適な「保護されたアミノ基」および「保
護されたアミノ基を有するアシルアミノ基」の好適な
「保護されたアミノ部分」としては、「アシル」部分が
上記のようなものであるアシルアミノ基、ホスホノアミ
ノ基、保護されたホスホノアミノ基、ベンジルアミノ、
フェネチルアミノ、トリチルアミノのようなアル(低
級)アルキルアミノ基等が挙げられる。
【0038】好適な酸残基としては、アシルオキシ基、
ハロゲン例えばフッ素、塩素、臭素または沃素等が挙げ
られ、これらの中で「アシルオキシ基」のアシル部分は
前に例示したようなものを参照すればよい。
【0039】好適な「低級アルカノイル基」としては、
ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基等が挙げられ
る。
【0040】好適な「適当な置換基を有していてもよい
有機基」としては、例えばメチル、エチル、プロピル等
の低級アルキル基、例えばビニル、アリル、2−ブテニ
ル等の低級アルケニル基、例えばエチニル、2−プロピ
ニル等の低級アルキニル基、例えばシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のシク
ロ(低級)アルキル基、例えばシクロブテニル、シクロ
ペンテニル、シクロヘキセニル等のシクロ(低級)アル
ケニル基、例えばベンジル、フェネチル等のフェニル
(低級)アルキル基のようなアル(低級)アルキル基、
例えばカルボキシメチル、1−カルボキシエチル、カル
ボキシプロピル等のカルボキシ(低級)アルキル基、例
えばモノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)アル
コキシカルボニルメチル、ニトロフェニル(低級)アル
コキシカルボニルメチル等のエステル化されたカルボキ
シ(低級)アルキル基のような保護されたカルボキシ低
級アルキル基、例えばヒドロキシメチル、ヒドロキシエ
チル等のヒドロキシ(低級)アルキル基、例えばカルボ
キシビニル、カルボキシアリル、カルボキシ−2−ブテ
ニル等のカルボキシ(低級)アルケニル基、保護された
カルボキシ(低級)アルケニル基等が挙げられる。
【0041】好適な「メルカプト保護基」としては、前
記低級アルキル基のような慣用の保護基;例えばベンジ
ル、フェネチル、フェニルプロピル、トリチル等のモノ
(またはジまたはトリ)フェニル(低級)アルキル基;
アシル基、その例として、例えばホルミル、アセチル等
の低級アルカノイル基等が挙げられる。
【0042】目的化合物(I)の好ましい実施態様は次
のとおりである。Rの好ましい実施態様はアミノ基、
低級アルカノイルアミノ基、低級アルコキシイミノ基を
有するアミノチアジアゾリル(低級)アルカノイルアミ
ノ基、低級アルケニルオキシイミノ基を有するアミノチ
アジアゾリル(低級)アルカノイルアミノ基、低級アル
キニルオキシイミノ基を有するアミノチアジアゾリル
(低級)アルカノイルアミノ基、カルボキシ(低級)ア
ルコキシイミノ基を有するアミノチアジアゾリル(低
級)アルカノイルアミノ基、シクロ(低級)アルケニル
オキシイミノ基を有するアミノチアジアゾリル(低級)
アルカノイルアミノ基、シクロ(低級)アルコキシイミ
ノ基を有するアミノチアジアゾリル(低級)アルカノイ
ルアミノ基、ヒドロキシイミノ基を有するアミノチアジ
アゾリル(低級)アルカノイルアミノ基、低級アルコキ
シイミノ基を有する保護されたアミノチアゾリル(低
級)アルカノイルアミノ基[さらに好ましくは低級アル
コキシイミノ基を有するアシルアミノチアゾリル(低
級)アルカノイルアミノ基、最も好ましくは低級アルコ
キシイミノ基を有する低級アルカノイルアミノチアゾリ
ル(低級)アルカノイルアミノ基または低級アルコキシ
イミノ基を有するトリハロ(低級)アルカノイルアミノ
チアゾリル(低級)アルカノイルアミノ基]、低級アル
コキシイミノ基を有するアミノチアゾリル(低級)アル
カノイルアミノ基、低級アルケニルオキシイミノ基を有
する保護されたアミノチアゾリル(低級)アルカノイル
アミノ基[さらに好ましくは低級アルケニルオキシイミ
ノ基を有するアシルアミノチアゾリル(低級)アルカノ
イルアミノ基、最も好ましくは低級アルケニルオキシイ
ミノ基を有する低級アルケノイルアミノチアゾリル(低
級)アルカノイルアミノ基]、低級アルケニルオキシイ
ミノ基を有するアミノチアゾリル(低級)アルカノイル
アミノ基、低級アルキニルオキシイミノ基を有する保護
されたアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ基
[さらに好ましくは低級アルキニルオキシイミノ基を有
するアシルアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミ
ノ基、最も好ましくは、低級アルキニルオキシイミノ基
を有する低級アルカノイルアミノチアゾリル(低級)ア
ルカノイルアミノ基]、低級アルキニルオキシイミノ基
を有するアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ
基、保護されたカルボキシ(低級)アルコキシイミノ基
を有する保護されたアミノチアゾリル(低級)アルカノ
イルアミノ基[さらに好ましくはエステル化されたカル
ボキシ(低級)アルコキシイミノ基を有するアシルアミ
ノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ基、最も好ま
しくはモノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)ア
ルコキシカルボニル(低級)アルコキシイミノ基を有す
る低級アルカノイルアミノチアゾリル(低級)アルカノ
イルアミノ基またはニトロフェニル(低級)アルコキシ
カルボニル(低級)アルコキシイミノ基を有するトリハ
ロ(低級)アルカノイルアミノチアゾリル(低級)アル
カノイルアミノ基]、保護されたカルボキシ(低級)ア
ルコキシイミノ基を有するアミノチアゾリル(低級)ア
ルカノイルアミノ基[さらに好ましくはエステル化され
たカルボキシ(低級)アルコキシイミノ基を有するアミ
ノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ基、最も好ま
しくはモノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)ア
ルコキシカルボニル(低級)アルコキシイミノ基を有す
るアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ基]、
カルボキシ(低級)アルコキシイミノ基を有するアミノ
チアゾリル(低級)アルカノイルアミノ基、カルボキシ
(低級)アルコキシイミノ基を有する保護されたアミノ
チアゾリル(低級)アルカノイルアミノ基[さらに好ま
しくはカルボキシ(低級)アルコキシイミノ基を有する
アシルアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ
基、最も好ましくはカルボキシ(低級)アルコキシイミ
ノ基を有するトリハロ(低級)アルカノイルアミノチア
ゾリル(低級)アルカノイルアミノ基]、シクロ(低
級)アルケニルオキシイミノ基を有する保護されたアミ
ノチアゾリル(低級)アルカノイルアミノ基[さらに好
ましくはシクロ(低級)アルケニルオキシイミノ基を有
するアシルアミノチアゾリル(低級)アルカノイルアミ
ノ基、最も好ましくはシクロ(低級)アルケニルオキシ
イミノを有する低級アルカノイルアミノチアゾリル(低
級)アルカノイルアミノ基]、シクロ(低級)アルケニ
ルオキシイミノ基を有するアミノチアゾリル(低級)ア
ルカノイルアミノ基、ヒドロキシ(低級)アルキル基を
有する保護されたアミノチアゾリル(低級)アルカノイ
ルアミノ基[さらに好ましくはヒドロキシ(低級)アル
キル基を有するアル(低級)アルキルアミノチアゾリル
(低級)アルカノイルアミノ基]、ヒドロキシ(低級)
アルキル基を有するアミノチアゾリル(低級)アルカノ
イルアミノ基、保護されたアミノ基を有するヒドロキシ
フェニル(低級)アルカノイルアミノ基[さらに好まし
くはアシルアミノ基を有するヒドロキシフェニル(低
級)アルカノイルアミノ基、最も好ましくはジオキソ基
および低級アルキル基で置換されたピペラジニルカルボ
ニルアミノ基を有するヒドロキシフェニル(低級)アレ
カノイルアミノ基]、フェニル(低級)アルカノイルア
ミノ基またはシアノ(低級)アルケニルチオ(低級)ア
ルカノイルアミノ基;
【0043】Rの好ましい実施態様はピリジル基、低
級アルキルピリジル基、アリール基[さらに好ましくは
フェニル基]、シアノ基または水素;
【0044】Rの好ましい実施態様はカルボキシ基ま
たは保護されたカルボキシ基[さらに好ましくはエステ
ル化されたカルボキシ基、最も好ましくはモノ(または
ジまたはトリ)フェニル(低級)アルコキシカルボニル
基、ニトロフェニル(低級)アルコキシカルボニル基ま
たは低級アルカノイルオキシ(低級)アルコキシカルボ
ニル基]である。
【0045】目的化合物(I)の好適な分子内第四級塩
または分子間第四級塩としては、7−[2−(2−保護
されたアミノチアゾール−4−イル)−2−低級アルコ
キシイミノアセトアミド]−3−[2−(1−低級アル
キル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−
4−カルボン酸モノ(またはジまたはトリ)フェニル
(低級)アルキル・ハロゲン化物、7−[2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)−2−低級アルコキシイミ
ノアセトアミド]−3−[2−(1−低級アルキル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボン酸モノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)ア
ルキル・ハロゲン化物、7−[2−(2−保護されたア
ミノチアゾール−4−イル)−2−保護されたカルボキ
シ(低級)アルコキシイミノアセトアミド]−3−[2
−(1−低級アルキル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸モノ(またはジまたは
トリ)フェニル(低級)アルキル・ハロゲン化物、7−
[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−保護
されたカルボキシ(低級)アルコキシイミノアセトアミ
ド]−3−[2−(1−低級アルキル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸モノ
(またはジまたはトリ)フェニル(低級)アルキル・ハ
ロゲン化物、7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル]−2−低級アルコキシイミノ
アセトアミド]−3−[2−(1−低級アルキル−3−
ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸モノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)アル
キル・ハロゲン化物、7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−低級アルケ
ニルオキシイミノアセトアミド]−3−[2−(1−低
級アルキル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフ
ェム−4−カルボン酸モノ(またはジまたはトリ)フェ
ニル(低級)アルキル・ハロゲン化物、7−[2−(5
−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−
2−カルボキシ(低級)アルコキシイミノアセトアミ
ド]−3−[2−(1−低級アルキル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸モノ
(またはジまたはトリ)フェニル(低級)アルキル・ハ
ロゲン化物、7−[2−(2−保護されたアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−低級アルコキシイミノアセトア
ミド]−3−{2−[1,2−ジ(低級)アルキル−5
−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−4−カル
ボン酸モノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)ア
ルキル・ハロゲン化物、7−[2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−低級アルコキシイミノアセトア
ミド]−3−{2−[1,2−ジ(低級)アルキル−5
−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−4−カル
ボン酸モノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)ア
ルキル・ハロゲン化物、7−[2−(2−保護されたア
ミノチアゾール−4−イル)−2−低級アルケニルオキ
シイミノアセトアミド]−3−{2−[1,2−ジ(低
級)アルキル−5−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セ
フェム−4−カルボン酸モノ(またはジまたはトリ)フ
ェニル(低級)アルキル・ハロゲン化物、7−[2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−低級アルケ
ニルオキシイミノアセトアミド]−3−{2−[1,2
−ジ(低級)アルキル−5−ピリジニオ]ビニルチオ}
−3−セフェム−4−カルボン酸モノ(またはジまたは
トリ)フェニル(低級)アルキル・ハロゲン化物、7−
[2−(2−保護されたアミノチアゾール−4−イル)
−2−低級アルコキシイミノアセトアミド]−3−{2
−[1−アジド(低級)アルキル−3−ピリジニオ]ビ
ニルチオ}−3−セフェム−4−カルボン酸モノ(また
はジまたはトリ)フェニル(低級)アルキル・トリハロ
(低級)アルカンスルホン酸塩、7−[2−(2−アミ
ノチアゾール−4−イル)−2−低級アルコキシイミノ
アセトアミド]−3−{2−[1−アジド(低級)アル
キル−3−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−
4−カルボン酸モノ(またはジまたはトリ)フェニル
(低級)アルキル・トリハロ(低級)アルカンスルホン
酸塩、7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−低級アルコキシイミノアセト
アミド]−3−{2−[1,2−ジ(低級)アルキル−
5−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−4−カ
ルボン酸モノ(またはジまたはトリ)フェニル(低級)
アルキル・ハロゲン化物、7−[2−(2−アミノチア
ゾール−4−イル)−2−低級アルコキシイミノアセト
アミド]−3−[2−(1−低級アルキル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート、7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−カルボキシ(低級)アルコキシイミノアセトアミ
ド]−3−[2−(1−低級アルキル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト、7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)−2−低級アルコキシイミノアセトア
ミド]−3−[2−(1−低級アルキル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト、7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)−2−(低級アルケニルオキシイミ
ノ)アセトアミド]−3−[2−(1−低級アルキル−
3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート、7−[2−(5−アミノ−1,2,4
−チアジアゾール−3−イル)−2−カルボキシ(低
級)アルコキシイミノアセトアミド]−3−[2−(1
−低級アルキル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボキシレート、7−[2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)−2−低級アルコキシイミ
ノアセトアミド]−3−{2−[1,2−ジ(低級)ア
ルキル−5−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム
−4−カルボキシレート、7−[2−(2−アミノチア
ゾール−4−イル)−2−低級アルケニルオキシイミノ
アセトアミド]−3−{2−[1,2−ジ(低級)アル
キル−5−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−
4−カルボキシレート、7−[2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−低級アルコキシイミノアセトア
ミド]−3−{2−[1−アジド(低級)アルキル−3
−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−4−カル
ボキシレート、7−[2−(5−アミノ−1,2,4−
チアジアゾール−3−イル)−2−低級アルコキシイミ
ノアセトアミド]−3−{2−[1,2−ジ(低級)ア
ルキル−5−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム
−4−カルボキシレート等が挙げられる。
【0046】この発明の目的化合物の製造法を以下詳細
に説明する。 製造法1 化合物(Ib)またはその塩は、化合物(Ia)または
アミノ基におけるその反応性誘導体またはその塩をアシ
ル化反応に付すことにより製造することができる。化合
物(Ia)のアミノ基における好適な反応性誘導体とし
ては、化合物(Ia)とアルデヒド、ケトン等のような
カルボニル化合物との反応によって生成するシッフの塩
基型イミノまたはそのエナミン型互変異性体;化合物
(Ia)とビス(トリメチルシリル)アセトアミド、モ
ノ(トリメチルシリル)アセトアミド、ビス(トリメチ
ルシリル)尿素等のようなシリル化合物との反応によっ
て生成するシリル誘導体;化合物(Ia)と三塩化燐ま
たはホスゲンとの反応との反応によって生成する誘導体
等が挙げられる。このアシル化反応で使用される好適な
アシル化剤としては、慣用のものが挙げられ、これらは
式:R−OH(XVII)(式中、Rはアシル基を
意味する)で示される化合物またはその反応性誘導体ま
たはその塩である。化合物(Ia)および(Ib)の好
適な塩類は、化合物(I)について例示したようなもの
である。化合物(XVII)の好適な塩としては、無機
塩基との塩、その例として、例えばナトリウム塩、カリ
ウム塩等のアルカリ金属塩、例えばカルシウム塩、マグ
ネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩;
有機塩基との塩、その例として、例えばトリエチルアミ
ン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、エタノールアミン塩、
トリエタノールアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、
N,N′−ジベンジルエチレンジアミン塩等の有機アミ
ン塩等;例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩
等の無機酸付加塩;例えばギ酸塩、酢酸塩、トリフルオ
ロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩
等の有機カルボン酸付加塩または有機スルホン酸付加
塩;例えばアルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸
等の塩基性または酸性アミノ酸との塩のような塩基との
塩または酸付加塩が挙げられる。化合物(XVII)の
好適な反応性誘導体としては、酸ハロゲン化物、酸無水
物、活性化アミド、活性化エステル等が挙げられる。そ
の好適な例としては、酸塩化物;酸アジド;例えばジア
ルキル燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、ジベンジ
ル燐酸、ハロゲン化燐酸等の置換された燐酸、ジアルキ
ル亜燐酸、亜硫酸、チオ硫酸、硫酸、例えばメタンスル
ホン酸等のスルホン酸、アルキル炭酸、例えばピバリン
酸、ペンタン酸、イソペンタン酸、2−エチル酪酸また
はトリクロロ酢酸等の脂肪族カルボン酸、または例えば
安息香酸等の芳香族カルボン酸のような酸との混合酸無
水物;対称酸無水物;イミダゾール、4−置換イミダゾ
ール、ジメチルピラゾール、トリアゾールまたはテトラ
ゾールとの活性化アミド;または例えばシアノメチルエ
ステル、メトキシメチル ステル、プロパルギルエステル、p−ニトロフェニルエ
ステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、トリクロ
ロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、
メシルフェニルエステル、フェニルアゾフェニルエステ
ル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルチオエ
ステル、p−クレジルチオエステル、カルボキシメチル
チオエステル、ピラニルエステル、ピリジルエステル、
ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステル等の活
性化エステル、または例えばN,N−ジメチルヒドロキ
シルアミン、1−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリド
ン、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシフ
タルイミド、1−ヒドロキシ−6−クロロ−1H−ベン
ゾトリアゾール等のN−ヒドロキシ化合物とのエステル
等が挙げられる。これらの反応性誘導体は使用すべき化
合物(XVII)の種類によって、それらの中から任意
に選択することができる。反応は通常、水、例えばメタ
ノール、エタノール等のアルコール、アセトン、ジオキ
サン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、
塩化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,
N−ジメチルホルムアミド、ピリジンのような慣用の溶
媒中で行なわれるが、反応に悪影響を及ぼさない溶媒で
あれば、その他のいかなる有機溶媒中でも行なうことが
できる。これらの慣用の溶媒は水と混合して使用しても
よい。化合物(XVII)が遊離酸の形またはその塩の
形で使用される場合には、反応をN,N′−ジシクロヘ
キシルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N′−モ
ルホリノエチルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−
N′−(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジ
イミド;N,N′−ジエチルカルボジイミド;N,N′
ジイソプロピルカルボジイミド;N−エチル−N′−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;N,
N′−カルボニルビス−(2−メチルイミダゾール);
ペンタメチレンケテン−N−シクロヘキシルイミン;ジ
フェニルケテン−N−シクロヘキシルイミン;エトキシ
アセチレン:1−アルコキシ−1−クロロエチレン;亜
燐酸トリアルキル;ポリ燐酸エチル;ポリ燐酸イソプロ
ピル;オキシ塩化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;塩
化チオニル;塩化オキサリル;トリフェニルホスフィ
ン;2−エチル−7−ヒドロキシベンズイソオキサゾリ
ウム塩;2−エチル−5−(m−スルホフェニル)イソ
オキサゾリウムヒドロキシド分子内塩;1−(p−クロ
ロベンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベ
ンゾトリアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドと塩
化チオニル、ホスゲン、クロロギ酸トリクロロメチル、
オキシ塩化燐等との反応によって調製したいわゆるビル
スマイヤー試薬等のような慣用の縮合剤の存在下に行な
うのが好ましい。この反応はまた、アルカリ金属炭酸水
素塩、トリ(低級)アルキルアミン、ピリジン、N−
(低級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アル
キルベンジルアミン等のような無機塩基または有機塩基
の存在下に行なってもよい。反応温度は特に限定され
ず、通常は冷却下または常温で反応が行なわれる。
【0047】製造法2 化合物(Id)またはその塩は、化合物(Ic)または
その塩を化合物(II)と反応させることにより製造す
ることができる。化合物(Ic)の好適な塩としては、
化合物(XVII)について例示したような塩を挙げる
ことができる。化合物(Id)の好適な塩としては、化
合物(I)について例示したような塩を挙げることがで
きる。反応は通常、水、アセトン、テトラヒドロフラ
ン、エタノール、エーテル、N,N−ジメチルホルムア
ミドのような溶媒中で行なわれるが、反応に悪影響を及
ぼさない溶媒であれば、その他のいかなる溶媒中でも反
応を行なうことができる。反応温度は特に限定されず、
通常は冷却下から加熱下の範囲で反応が行なわれる。R
がカルボキシ基である化合物(Id)が、慣用の方
法、例えば化合物(Id)を塩基で処理することによ
り、その分子内第四級塩に変化する場合もこの発明の範
囲内に包含される。
【0048】製造法3 化合物(If)またはその塩は、化合物(Ie)または
その塩をアミノ保護基の脱離反応に付すことにより製造
することができる。化合物(Ie)および(If)の好
適な塩類は、化合物(I)について例示したようなもの
である。この脱離反応は加水分解;還元;保護基がアシ
ル基である化合物(Ie)をイミノハロゲン化剤、次い
でイミノエーテル化剤と反応させ、必要に応じて生成し
た化合物を加水分解に付す方法等のような慣用の方法に
より行なわれる。加水分解には酸または塩基またはヒド
ラジン等を用いる方法が含まれる。これらの方法は脱離
すべき保護基の種類によって選択すればよい。これらの
方法中、酸を用いる加水分解は、例えば第三級ペンチル
オキシカルボニル、第三級ブトキシカルボニル等の置換
されたもしくは非置換アルコキシカルボニル基、例えば
ホルミル等のアルカノイル基、シクロアルコキシカルボ
ニル基、例えばベンジルオキシカルボニル、置換された
ベンジルオキシカルボニル等の置換されたもしくは非置
換アラルコキシカルボニル基、例えばベンジル、トリメ
チル等のアル(低級)アルキル基等のような保護基の脱
離に共通した好ましい方法の一つである。好適な酸とし
ては有機酸または無機酸、例えば、ギ酸、トリフルオロ
酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、
塩酸等が挙げられるが、好ましい酸は、例えば、ギ酸、
トリフルオロ酢酸、塩酸等である。反応に適切な酸は脱
離すべき保護基の種類により選択することができる。脱
離反応を酸で行なう場合、反応は溶媒を存在させても、
させなくても行なうことができる。好適な溶媒として
は、例えばメタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ン等の慣用の有機溶媒、水またはそれらの混合物が挙げ
られる。トリフルオロ酢酸を使用する場合、脱離反応を
アニソールの存在下に行なうのが好ましい。ヒドラジン
を使用する加水分解は、例えばスクシニル基またはフタ
ロイル基のような保護基の脱離に共通して適用される。
塩基による加水分解はアシル基、その例として例えばジ
クロロアセチル、トリフルオロアセチル等のハロアルカ
ノイル基等の脱離に適用するのが好ましい。好適な塩基
の例を挙げると、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化マグネシ
ウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化
物、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウ
ム等のアルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸マグネシウム、
炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭
酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属
炭酸水素塩、例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の
アルカリ金属酢酸塩、例えば燐酸マグネシウム、燐酸カ
ルシウム等のアルカリ土類金属燐酸塩、例えば燐酸水素
二ナトリウム、燐酸水素二カリウム等のアルカリ金属燐
酸水素塩等のような無機塩基、および例えばトリメチル
アミン、トリエチルアミン等のトリアルキルアミン、ピ
コリン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリ
ン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノン−5−
エン、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタ
ン、1,5−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン
−5等のような有機塩基が挙げられる。塩基を用いる加
水分解はしばしば水、慣用の有機溶媒またはそれらの混
合物中で行なわれる。保護基中、アシル基は一般的に上
記のような加水分解またはその他の慣用の加水分解によ
って脱離することができる。アシル基がハロゲン置換ア
ルコキシカルボニル基または8−キノリルオキシカルボ
ニル基である場合には、これらは銅、亜鉛等のような重
金属処理によって脱離される。還元脱離は通常、例えば
トリクロロエトキシカルボニル等のハロアルコキシカル
ボニル基、例えばベンジルオキシカルボニル、置換され
たベンジルオキシカルボニル等の置換されたもしくは非
置換アラルコキシカルボニル基、2−ピリジルメトキシ
カルボニル等の保護基の脱離に適用される。好適な還元
法としては、その例として、例えば水素化ホウ素ナトリ
ウム等の水素化ホウ素アルカリ金属による還元等が挙げ
られる。反応温度は特に限定されず、アミノ基の保護基
の種類と上記脱離法の種類によって選択すればよく、こ
の反応は冷却下、常温または若干温度を上昇させる程度
のような温和な条件下に行なうのが好ましい。
【0049】製造法4 化合物(Ih)またはその塩は、化合物(Ig)または
その塩をカルボキシ保護基の脱離反応に付すことにより
製造することができる。化合物(Ig)および(Ih)
の好適な塩類としては、化合物(I)について例示した
塩類を挙げることができる。この反応は加水分解、還元
等のような慣用の方法によって行なうことができる。保
護基がエステルである場合には、保護基は加水分解によ
って脱離することができる。加水分解は塩基またはルイ
ス酸を含む酸の存在下に行なうのが好ましい。好適な塩
基としては、例えばナトリウム、カリウム等のアルカリ
金属、例えばマグネシウム、カルシウム等のアルカリ土
類金属、それらの水酸化物または炭酸塩または炭酸水素
塩、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン等のト
リアルキルアミン、ピコリン、 1,5−ジアザビシク
ロ[4,3,0]ノン−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ[2,2,2]オクタン、1,8ージアザビシクロ
[5,4,0]ウンデセン−7等のような無機塩基およ
び有機塩基が挙げられる。好適な酸としては、例えばギ
酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオ
ロ酢酸等の有機酸および例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸
等の無機酸が挙げられる。例えばトリクロロ酢酸、トリ
フルオロ酢酸等のトリハロ酢酸等のようなルイス酸を使
用する脱離は、例えばアニソール、フェノール等の陽イ
オン捕捉剤の存在下に行なうのが好ましい。反応は通常
水、例えばメタノール、エタノール等のアルコール、塩
化メチレン、テトラヒドロフランのような溶媒、それら
の混合物中で行なわれるが、反応に悪影響を及ぼさない
溶媒であればその他のいかなる溶媒中でも行なうことが
できる。液状の塩基または酸も溶媒として使用すること
ができる。反応温度は特に限定されず、通常は冷却下な
いし加温下に反応が行なわれる。還元は4−ニトロベン
ジル基、2−ヨードエチル基、2,2,2−トリクロロ
エチル基等のような保護基の脱離に適用するのが好まし
い。脱離反応に適用できる還元法としては、その例とし
ては、例えば亜鉛、亜鉛アマルガム等の金属または例え
ば塩化第一クロム、酢酸第一クロム等のクロム化合物の
塩と例えば酢酸、プロピオン酸、塩酸等の有機酸または
無機酸との組合わせを使用する還元;および例えばパラ
ジウム−炭素等の慣用の金属触媒の存在下における接触
還元法が挙げられる。この反応の間、またはこの反応の
後処理工程中に、Rの保護されたカルボキシ(低級)
アルコキシイミノ基またはシクロ(低級)アルケニルオ
キシイミノ基が、それぞれカルボキシ(低級)アルコキ
シイミノ基またはヒドロキシイミノ基に変化する場合
も、この発明の範囲内に包含される。さらに、分子間第
四級塩の形の化合物(Ih)が、慣用の方法、例えば化
合物(Ih)を塩基で処理することにより、その分子内
第四級塩に変化する場合もこの発明の範囲内に包含され
る。
【0050】製造法5 化合物(I)またはその塩は、化合物(III)または
その塩を化合物(IV)またはその塩と反応させること
により製造することができる。化合物(III)の好適
な塩としては、化合物(XVII)について例示したよ
うなものを挙げることができる。化合物(IV)の好適
な塩としては、化合物(I)について例示したようなも
のおよび銀塩が挙げられる。この反応は沃化ナトリウ
ム、チオシアン酸ナトリウム等の存在下に行なってもよ
い。反応は通常、水、アセトン、クロロホルム、ニトロ
ベンゼン、塩化メチレン、塩化エチレン、アセトニトリ
ル、N,N−ジメチルホルムアミド、メタノール、エタ
ノール、エーテル、テトラヒドロフランのような溶媒中
で行なわれるが、反応に悪影響を及ぼさない溶媒であれ
ばその他のいかなる溶媒中でも行なうことができる。ア
ミノ基および/またはカルボキシ基を有する化合物(I
II)がこの反応に使用される場合、化合物(III)
を予じめビス(トリメチルシリル)アセトアミド、モノ
(トリメチルシリル)アセトアミド、ビス(トリメチル
シリル)尿素等のようなシリル化合物で処理しておくの
が好ましい。化合物(IV)を遊離の形で反応に使用す
る場合、反応を塩基、例えばアルカリ金属水酸化物、ア
ルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、例えばナ
トリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカ
リ金属アルコキシド、トリアルキルアミン、ピリジン等
のような有機塩基または無機塩基の存在下に行なうのが
好ましく、反応を中性付近の条件で行なうのが好まし
い。反応温度は特に限定されず、通常は冷却下、常温ま
たは加温下に反応が行なわれる。
【0051】製造法6 化合物(Ia)またはその塩は、化合物(Ib)または
その塩を脱アシル反応に付すことにより製造することが
できる。この反応は前記製造法3と同様にして行なうこ
とができる。
【0052】製造法7 化合物(Ig)またはその塩は、化合物(Ih)または
その塩にカルボキシ保護基を導入することにより製造す
ることができる。この反応に使用されるカルボキシ保護
基導入剤としては、アルコールまたは例えばハロゲン化
物、スルホン酸エステル、硫酸エステル、ジアゾ化合物
等のその反応性同族体のような慣用のエステル化剤が挙
げられる。反応は通常、製造法3で述べたような塩基の
存在下、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、N,N−
ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランまたはそれ
らの混合物のような反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶
媒中で行なわれる。反応温度は特に限定されず、通常は
冷却下常温または加温下に反応が行なわれる。
【0053】数種の化合物(III)および化合物(I
V)の製造法を以下に説明する。 製造法A 化合物(IIIa)またはその塩は、化合物(V)また
はアミノ基におけるその反応性誘導体またはその塩を化
合物(VI)またはカルボキシ基におけるその反応性誘
導体またはその塩と反応させることにより製造すること
ができる。化合物(V)、(VI)および(IIIa)
の好適な塩類としては、化合物(XVII)について例
示したようなものを挙げることができる。化合物(V)
のアミノ基における好適な反応性誘導体および化合物
(VI)のカルボキシ基における好適な反応性誘導体と
しては、化合物(Ia)および(XVII)についてそ
れぞれ例示したようなものを挙げることができる。この
反応は前記製造法1と同様にして行なうことができる。
【0054】製造法B 化合物(IIIc)またはその塩は、化合物(III
b)またはその塩をカルボキシ保護基の脱離反応に付す
ことにより製造することができる。化合物(IIIb)
および(IIIc)の好適な塩類としては、化合物(X
VII)について例示したようなものを挙げることがで
きる。この反応は前記製造法4と同様にして行なうこと
ができる。
【0055】製造法C 化合物(VIIb)またはその塩は、化合物(VII
a)またはその塩にカルボキシ保護基を導入することに
により製造することができる。化合物(VIIa)およ
び(VIIb)の好適な塩類としては、化合物(XVI
I)について例示したようなものを挙げることができ
る。この反応は前記製造法7と同様にして行なうことが
できる。
【0056】製造法D− 化合物(IX)またはその塩は、化合物(VII)また
はアミノ基におけるその反応性誘導体またはその塩を、
化合物(VIII)またはその反応性誘導体またはその
塩と反応させることにより製造することができる。化合
物(VII)の好適な塩としては、化合物(XVII)
について例示したようなものを挙げることができる。化
合物(VIII)および(IX)の好適な塩類として
は、無機塩基との塩、その例として、例えばナトリウム
塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、例えばカルシウム
塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩;有機塩基との塩、その例として、例えばトリエ
チルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、エタノールア
ミン塩、トリエタノールアミン塩、ジシクロヘキシルア
ミン塩、N,N′−ジベンジルエチレンジアミン塩等の
有機アミン塩等が挙げられる。化合物(VII)のアミ
ノ基における好適な反応性誘導体および化合物(VII
I)の反応性誘導体としては、化合物(Ia)および
(XVII)についてそれぞれ例示したようなものを挙
げることができる。この反応は前記製造法1と同様にし
て行なうことができる。
【0057】製造法D− 化合物(X)またはその塩は、化合物(IX)またはそ
の塩を脱水素反応に付すことにより製造することができ
る。化合物(X)の好適な塩としては、化合物(IX)
について例示したようなものを挙げることができる。脱
水素法としては、例えば無水酢酸、無水トリフルオロ酢
酸等の酸無水物とジメチルスルホキシドとの組合わせ等
を用いる脱水素法が挙げられる。この反応は通常、前記
製造法3で例示したような塩基の存在下、塩化メチレ
ン、ジメチルスルホキシド等のような反応に悪影響を及
ぼさない慣用の溶媒中で行なわれる。反応温度は特に限
定されず、通常は冷却下に反応が行なわれる。
【0058】製造法D− 化合物(IIId)またはその塩は、化合物(X)また
はその塩をヒドロキシ基の酸残基への変換反応に付すこ
とにより製造することができる。化合物(IIId)の
好適な塩としては、化合物(IX)について例示したよ
うなものを挙げることができる。この反応の好適な試薬
としては、例えば塩化メシル、臭化メシル、塩化エタン
スルホニル、臭化エタンスルホニル等の低級アルカンス
ルホニルハロゲン化物、例えば塩化ベンゼンスルホニ
ル、臭化ベンゼンスルホニル、塩化トシル、臭化トシル
等のアレーンスルホニルハロゲン化物等のような酸ハロ
ゲン化物;例えば塩化チオニル、臭化チオニル等のハロ
ゲン化チオニル;例えば三塩化燐、三臭化燐等の三ハロ
ゲン化燐等が挙げられる。この反応は通常、前記製造法
3で例示したような塩基の存在下に行なわれる。反応は
通常N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ンのような溶媒中で行われるが、反応に悪影響を及ぼさ
ない溶媒であれば、その他のいかなる溶媒中でも行なう
ことができる。反応温度は特に限定されず、通常は冷却
下または常温で反応が行なわれる。
【0059】製造法E− 化合物(XII)またはその塩は、化合物(XI)また
はアミノ基におけるその反応性誘導体またはその塩を、
化合物(VIII)またはその反応性誘導体またはその
塩と反応させることにより製造することができる。化合
物(XI)の好適な塩としては、化合物(XVII)に
ついて例示したようなものを挙げることができる。化合
物(XII)の好適な塩としては、化合物(IX)につ
いて例示したようなものを挙げることができる。化合物
(XI)のアミノ基における好適な反応性誘導体として
は、化合物(Ia)について例示したようなものを挙げ
ることができる。この反応は前記製造法1と同様にして
行なうことができる。
【0060】製造法E− 化合物(X)またはその塩は、化合物(XII)または
その塩を、炭素−炭素二重結合の酸化開裂に適用されう
る酸化剤と反応させることにより製造することができ
る。好適な酸化剤としては、オゾンまたは例えば過マン
ガン酸カリウム、過マンガン酸ナトリウム等のマンガン
化合物、例えば四酸化オスミウム等のオスミウム化合物
等のような金属化合物が挙げられる。化合物(X)の好
適な塩としては、化合物(IX)について例示したよう
なものを挙げることができる。オゾンを酸化剤として使
用する場合には、生成する化合物、すなわちオゾン化物
を、例えば水素化ホウ素ナトリウム、ジボラン等のホウ
素化合物または例えば硫化ジメチル等の硫化ジ(低級)
アルキルで処理することが必要である。反応は例えばメ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペ
ンタノール、ヘキサノール等の低級アルコール、クロロ
ホルム、塩化メチレン、アセトン、テトラヒドロフラ
ン、ベンゼン、ジエチルエーテル、N,N−ジメチルホ
ルムアミドのような溶媒中で行なうのが好ましいが、反
応に悪影響を及ぼさない溶媒であれば、その他のいかな
る溶媒中でも反応を行なうことができる。反応温度は特
に限定されないが、好ましくは冷却下に反応が行なわれ
る。
【0061】製造法F 化合物(XIIb)は化合物(XIIa)またはその塩
に、カルボキシ保護基を導入することにより製造するこ
とができる。化合物(XIIa)の好適な塩としては、
化合物(IX)について例示したようなものを挙げるこ
とができる。この反応は前記製造法7と同様にして行な
うことができる。
【0062】製造法G 化合物(XV)またはその塩は、化合物(XIII)ま
たはその塩を化合物(XIV)またはその塩と反応させ
ることにより製造することができる。化合物(XIV)
を遊離の形で反応に使用する場合、反応を、例えばナト
リウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシド、カリウムエトキシド、カリウム第三級ブトキ
シド等のアルカリ金属アルコキシド、例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物等の
ような塩基の存在下に行なうのが好ましい。反応は通
常、水、テトラヒドロフランのような溶媒中で行なわれ
るが、反応に悪影響を及ぼさない溶媒であればその他の
いかなる溶媒中でも反応を行なうことができる。反応温
度は特に限定されず、通常は冷却下ないし加温下に反応
が行なわれる。
【0063】製造法H 化合物(XVIa)は化合物(XVa)を脱水反応に付
すことにより製造することができる。この脱水反応に使
用される脱水剤としては、塩化ホスホリル、塩化チオニ
ル、五酸化燐、五塩化燐、五臭化燐等が挙げられる。こ
の反応は通常、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチル
ホルムアミドのような溶媒中で行なわれるが、反応に悪
影響を及ぼさない溶媒であれば、その他のいかなる溶媒
中でも反応を行なうことができる。反応温度は特に限定
されず、通常は冷却下、常温または加温下に反応が行な
われる。
【0064】製造法I 化合物(IV)またはその塩は、化合物(XVI)また
はその塩を、メルカプト保護基の脱離反応に付すことに
より製造することができる。この脱離反応は、例えば酢
酸、臭化水素酸等の有機酸または無機酸を使用する加水
分解、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド等の有機塩基または無機塩基を使用する加水分解、
例えば硝酸銀等の硝酸塩を使用する加アルコール分解等
のような慣用の方法によって行なわれる。この反応は通
常、水、例えばメタノール、エタノール等のアルコー
ル、テトラヒドロフランのような溶媒またはそれらの混
合物中で行なわれるが、反応に悪影響を及ぼさない溶媒
であればその他のいかなる溶媒中でも反応を行なうこと
ができる。反応温度は特に限定されず、冷却下から加熱
下の範囲で反応が行なわれる。
【0065】この発明の目的化合物(I)およびその塩
類は新規化合物であり、高い抗菌活性を発揮し、グラム
陽性菌およびグラム陰性菌を含む広汎な病原菌の生育を
阻止して抗菌剤として有用である。治療のためにこの発
明の化合物は、経口投与、非経口投与または外部投与に
適した有機または無機固体状または液状賦形剤のような
医薬として許容される担体と混合して、前記化合物を有
効成分として含有する慣用の医薬製剤の形で使用するこ
とができる。医薬製剤はカプセル、錠剤、糖衣錠、軟膏
または坐剤のような固体状であってもよいし、溶液、懸
濁液またはエマルジョンのような液状であってもよい。
所望により、上記製剤中に、助剤、安定剤、湿潤剤もし
くは乳化剤、緩衝液および乳糖、フマール酸、クエン
酸、酒石酸、ステアリン酸、マレイン酸、コハク酸、リ
ンゴ酸、ステアリン酸マグネシウム、白土、庶糖、とう
もろこしでん粉、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、
落花生油、オリーブ油、カカオ脂、エチレングリコール
等のようなその他の通常使用される添加剤が含まれても
よい。化合物の投与量は患者の年齢および条件によって
変化するが、この発明の化合物は平均1回投与量約10
mg、50mg、100mg、250mg、500m
g、1000mgを投与すれば、病原菌感染症治療に有
効である。一般的には1mg〜約6000mgの量、ま
たはそれ以上を1日当りに投与してもよい。
【0066】目的化合物の有用性を示すために、この発
明の代表的化合物の抗菌活性を次に示す。 最小発育阻止濃度 (A) 試験法 下記の寒天板倍数希釈法によって試験管内抗菌活性を測
定した。試験菌株をトリプトケース ソイブロス中、一
夜培養してその1白金耳(生菌数10個/ml)を各
濃度段階の試験化合物を含むハート インフュージョン
寒天(HI寒天)に接種し、37℃で20時間培養した
後、最小発育阻止濃度(MIC)をμg/mlで表わし
た。 (B)試験化合物 (1)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性体)。 (2)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸(シン異性体)。 (3)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 (4)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性体)。 (C)試験結果
【0067】以下製造例および実施例によりこの発明を
さらに詳細に説明する。 製造例1 プロピオールアミド(1g)のテトラヒドロフラン(1
0ml)および水(10ml)中氷冷溶液に、トリフェ
ニルメタンチオール(4.2g)、テトラヒドロフラン
(10ml)および1N水酸化ナトリウム水溶液(1m
l)の混合物を0〜5℃で加える。混合物を0〜10℃
で30分間攪拌する。反応混合物に水(40ml)を加
え、混合物を冷却する。生成する沈殿を濾取して、
(Z)−3−トリチルチオアクリルアミド(4.2g)
を得る。 IR (ヌジョール):3380,3180,164
0,1570cm−1
【0068】製造例2 (Z)−3−トリチルチオアクリルアミド(3.9g)
のN,N−ジメチルホルムアミド(40ml)中氷冷懸
濁液に、五塩化燐(3.65g)を加え、混合物を20
℃で30分間攪拌する。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢
酸エチルで抽出する。有機層を分取し、食塩水で洗浄し
て硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し
て、(Z)−3−トリチルチオアクリロニトリル(2.
85g)を得る。 IR(ヌジョール):2200cm−1 NMR(DMSO−d,δ):5.65(1H,d,
J=10Hz),6.88(1H,d,J=10H
z),7−7.67(15H,m)
【0069】製造例3 トリフェニルメタンチオール(1.41g)および3−
エチニルピリジン(0.5g)の無水テトラヒドロフラ
ン(10ml)溶液に、カリウム第三級ブトキシド(5
71mg)を常温で加える。混合物を2時間還流する。
反応混合物を常温に冷却後、氷水中に注ぐ。混合物を酢
酸エチルで抽出する。抽出液を塩化ナトリウム飽和水溶
液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して
結晶を得る。結晶をエタノールで洗浄し、乾燥して、3
−[(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル]ピリジン
(1.11g)を得る。 融点140〜141℃ IR(ヌジョール):1590,1560,1470,
1450,1410cm−1 NMR(CDCl,δ):6.03(1H,d,J=
11Hz),6.27(1H,d,J=11Hz),
7.27(15H,s),7.13−7.23(1H,
m),7.90(1H,d,t,J=2,8Hz),
8.40(1H,dd,J=2,5Hz),8.63
(1H,d,J=2Hz)
【0070】製造例4 製造例3と同様にして下記化合物を得る。 (1)2−[(Z)−2−(トリメチルチオ)ビニル]
ピリジン。 IR(ヌジョール):1595,1580,1545,
1490,1440,1430cm−1 NMR(CDCl,δ):6.30(2H,s),
6.87−7.73(18H,m),8.63(1H,
dd,J=2Hz,5Hz) (2)2−[(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル]チ
オフェン。 IR(ヌジョール):1690,1490,1440,
1360cm−1 NMR(DMSO−d,δ):5.80(1H,d,
J=11Hz),6.52(1H,d,J=11H
z),6.80−7.60(18H,m) 製造例5 3−[(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル]ピリジン
(690mg)のテトラヒドロフラン(3ml)、メタ
ノール(5ml)およびピリジン(0.147ml)の
混合物溶液に、硝酸銀(371mg)のメタノール(2
0ml)溶液を常温で滴下する。反応混合物を暗所中、
40℃で攪拌する。沈殿を濾取してメタノールで洗浄
し、五酸化燐で乾燥して、[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]銀(487mg)を得る。 IR(ヌジョール):1590,1580,1560,
1420cm−1
【0071】製造例6 製造例5と同様にして下記化合物を得る。 [(Z)−2−シアノビニルチオ]銀 IR(ヌジョール):2200,1530cm−1
【0072】製造例7 2−[(Z)−2−(トリチルチオ)ビニル]ピリジン
(14.5g)のテトラヒドロフラン(80ml)およ
びメタノール(90ml)混合物中懸濁液に、硝酸銀
(7.79g)の水(20ml)およびメタノール混合
物溶液を常温で加える。混合物を60℃で6時間攪拌す
る。沈殿を濾取してメタノールおよびテトラヒドロフラ
ンで順次洗浄し、乾燥して、[(ZおよびE)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオ]銀(10.54g)を得
る。 IR(ヌジョール):1590cm−1
【0073】製造例8 7−アミノ−3−メシルオキシ−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(6.91g)およびビス(ト
リメチルシリル)尿素(18.4g)の塩化メチレン
(69ml)溶液に、2−アリルオキシイミノ−2−
(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)アセチルクロリド・塩酸塩(シン異性体)(4.0
8g)を攪拌下、−10℃で加え、混合物を同温で30
分間攪拌する。反応混合物を水と塩化メチレンとの混合
物に撹拌下に加えた後、溶液を炭酸水素ナトリウム飽和
水溶液でpH7.0に調製する。有機層を分取し、食塩
水で洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下
に留去して、7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5
−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)ア
セトアミド]−3−メシルオキシ−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(8.90
g)を得る。 IR(ヌジョール):1780,1740,1680,
1620cm−1 NMR(DMSO−d,δ): 3.17(3H,
s),3.5−4.23(2H,m),4.65(2
H,d,J=5Hz),5.06−6.15(5H,
m),6.90(1H,s),7.05−7.60(1
0H,m),8.12(2H,ブロードs),9.67
(1H,d,J=8Hz)
【0074】製造例9 製造例8と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−メシルオキシ−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1725,1660,1600cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.17(3H,t,
J=7Hz),3.4および3.9(2H,ABq,J
=16Hz),4.1(2H,q,J=7Hz),5.
23(1H,d,J=5Hz),5.87(1H,d
d,J=8Hz,5Hz),6.82(1H,s),
7.27(10H,s),9.53(1H,d,J=8
Hz) (2)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−メシルオキシ−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1730,1670,
1610,1590,1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.16(3H,
s),3.44−4.12(2H,m),3.92(3
H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.9
2(1H,dd,J=5,8Hz),6.90(1H,
s),7.04−7.60(10H,m),7.96−
8.32(2H,m),9.64(1H,d,J=8H
z)
【0075】製造例10 ジフェニルジアゾメタン(1.7モル)の酢酸エチル
(2.13l)溶液を、7−アミノ−3−ヒドロキシセ
フアム−4−カルボン酸(186g)のジメチルスルホ
キシド(1.5l)中混合物に加える。この混合物を室
温で32時間撹拌して濾過する。濾液に水を加えて混合
物を酢酸エチルで抽出する。抽出液を3回水洗し、硫酸
マグネシウムで乾燥後濾過し、濾液の溶媒を減圧下に留
去する。残渣をジイソプロピルエーテル中で粉砕して、
7−アミノ−3−ヒドロキシセファム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル(223g)を粉末として得る。 IR(ヌジョール):3350,1750,1720c
−1 NMR(DMSO−d,δ):2.6−3.2(2
H,m),3.8−4.3(1H,m),4.44(1
H,d,J=5Hz),4.65(1H,d,J=6H
z),5.0(1H,d,J=5Hz),6.0(1
H,d,J=4Hz),6.83(1H,s),7.3
7(10H,s)
【0076】製造例11 ギ酸(0.4ml)および無水酢酸(1ml)を40℃
で30分間攪拌する。反応混合物を氷浴中で冷却し、7
−アミノ−3−ヒドロキシセファム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(1.0g)の塩化メチレン(30ml)
中混合物に3℃で滴下する。混合物を3℃で10分間撹
拌し、5%炭酸水素ナトリウム水溶液でpH7.0に調
製し、水洗して硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶
媒を留去する。残渣をジイソプロピルエーテル中で粉砕
して、7−ホルムアミド−3−ヒドロキシセファム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(1.05g)を粉末とし
て得る。 IR(ヌジョール):3450,3300,1770,
1730,1665cm−1 NMR(DHSO−d,δ):2.6−3.2(2
H,m),3.8−4.3(1H,m),4.7(1
H,d,J=6Hz),5.11(1H,d,J=4H
z),5.47(1H,dd,J=9Hz,4Hz),
6.05(1H,d,J=4Hz),6.83(1H,
s),7.37(10H,s),8.08(1H,
s),8.93(1H,d,J=9Hz)
【0077】製造例12 無水トリフルオロ酢酸(2.12ml)の塩化メチレン
(5ml)溶液をジメチルスルホキシド(1.56g)
の塩化メチレン(10ml)溶液に−50℃で滴下す
る。混合物を−50℃で10分間撹拌する。この混合物
に7−ホルムアミド−3−ヒドロキシセファム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(4.12g)の塩化メチレン
(10ml)およびジメチルスルホキシド(1ml)溶
液を加える。混合物を−50℃で30分間攪拌し、トリ
エチルアミン(4ml)を−50℃で滴下する。反応混
合物の温度を常温まで上昇せしめ、氷水中に注いで塩化
メチレンで抽出する。抽出液を3回水洗し、硫酸マグネ
シウムで乾燥後濾過し、濾液の溶媒を減圧下に留去す
る。残渣をジイソプロピルエーテル中で粉砕して、7−
ホルムアミド−3−ヒドロキシ−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(3.42g)を粉末として得
る。 IR(ヌジョール):3300,1760,1660c
−1 NMR(DMSO−d,δ):2.9−4.9(2
H,m),5.23(1H,d,J=5Hz),5.6
1(1H,dd,J=9Hz,5Hz),6.9(1
H,s),7.37(10H,s),8.22(1H,
s),9.18(1H,d,J=9Hz)
【0078】製造例13 塩化メシル(0.66ml)および炭酸カリウム(1.
38g)を、7−ホルムアミド−3−ヒドロキシ−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(2.05
g)のN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)溶液に
−30℃で加える。混合物を−30℃で30分間撹拌す
る。塩化メシル(0.4ml)を混合物に加える。反応
混合物を−30℃で20分間撹拌し、氷水中に注いで酢
酸エチルで抽出する。抽出液を水洗し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濾過して濾液の溶媒を減圧下に留去する。
残渣を少量の酢酸エチルに溶解して混合物をシリカゲル
を使用するカラムクロマトグラフィーに付し、ベンゼン
−酢酸エチル混合物(1:1)で溶出する。溶出液の溶
媒を減圧下に留去する。残渣をジイソプロピルエーテル
で粉砕して、7−ホルムアミド−3−メシルオキシ−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(0.85
g)を得る。 IR(ヌジョール):3290,1790,1720,
1665cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.2(3H,s),
3.72(1H,d,J=18Hz),4.1(1H,
d,J=18Hz),5.31(1H,d,J=5H
z),5.9(1H,dd,J=9Hz,5Hz),
6.92(1H,s),7.38(10H,s),8.
17(1H,s),9.14(1H,d,J=9Hz)
【0079】製造例14 ギ酸(1l)および無水酢酸(2.5l)の混合物を5
0℃で1時間攪拌し、40℃に冷却する。この混合物に
7−アミノ−3−メチレンセファム−4−カルボン酸
(1.070g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(500ml)を加える。混合物を55℃で1時間攪拌
して氷浴中で冷却する。生成する沈殿を濾取して少量の
酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル混合物(1:1)
で洗浄して、7−ホルムアミド−3−メチレンセファム
−4−カルボン酸(1.02g)を得る。 IR(ヌジョール):3360,2500,1770,
1730,1610cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.38(1H,d,
J=13.4Hz),3.60(1H,d,J=13.
4Hz),5.07(1H,s),5.27(1H,
d,J=4.6Hz),5.27(2H,s),5.5
1(1H,dd,J=8.4Hz,4.6Hz),8.
1(1H,s),8.96(1H,d,J=8.4H
z)
【0080】製造例15 7−ホルムアミド−3−メチレンセファム−4−カルボ
ン酸(1.570g)を、ジフェニルジアゾメタンの酢
酸エチル溶液(0.93M,8.36 l)に少量ずつ
加える。混合物を45℃で1時間攪拌し、溶媒を減圧下
に留去する。残渣をジイソプロピルエーテル中で粉砕し
て、7−ホルムアミド−3−メチレンセファム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(2.337g)を得る。 IR(ヌジョール):3360,1765,1725,
1660cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.46(2H,
s),5.32(1H,dd,J=9Hz,4Hz),
5.47(2H,s),5.65(1H,J=4H
z),6.85(1H,s),7.32(10H,
s),8.11(1H,s),9.0(1H,d,J=
9Hz)
【0081】製造例16 7−ホルムアミド−3−メチレンセファム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(40.8g)の塩化メチレン(3
00ml)およびメタノール(1.2l)溶液をドライ
アイス−アセトン浴中−74℃に冷却する。理論量のオ
ゾンを溶液に、攪拌下−74℃で10分間吹込み、次い
で窒素ガスを溶液に−74℃で10分間吹込む。硫化ジ
メチル(20ml)を−74℃で溶液に加える。混合物
の温度を徐々に室温まで戻し、溶媒を減圧下に留去す
る。残渣をシリカゲルを使用するカラムクロマトグラフ
ィーに付し、酢酸エチルで溶出する。溶出液の溶媒を減
圧下に留去して、7−ホルムアミド−3−ヒドロキシ−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(34.
4g)を得る。 IR(ヌジョール):3300,1760,1660c
−1 NMR (DMSO−d,δ):2.9−4.9(2
H,m),5.23(1H,d,J=5Hz),5.6
1(1H,dd,J=9Hz,5Hz),6.9(1
H,s),7.37(10H,s),8.22(1H,
s),9.18(1H,d,J=9Hz)
【0082】製造例17 五塩化燐(57g)の塩化メチレン(1l)溶液に、ピ
リジン(22ml)を−20℃で加え、混合物を−20
℃で30分間攪拌する。この溶液に7−(2−フェニル
アセトアミド)−3−メシルオキシ−3−セフェム−4
−カルボン酸p−ニトロベンジル(50g)を5℃で加
え、同温で1時間攪拌する。メタノール(56ml)を
溶液−30℃で加え、−15℃で30分間攪拌する。こ
の溶液にピリジン(80ml)およびジイソプロピルエ
チルアミン(31.4ml)を−30℃で加える。この
溶液に2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセチルクロリド・
塩酸塩(シン異性体)(26.7g)を−30℃で少量
ずつ加え、−15℃で1時間攪拌する。水(1l)を溶
液に加えて30分間攪拌する。生成する沈殿を濾取して
ジイソプロピルエーテルで洗浄し、風乾して、7−[2
−(5−アミノ1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−メシル
オキシ−3−セフェム−4−カルボン酸p−ニトロベン
ジル(シン異性体)(40g)を得る。 NMR(DMSO−d,δ):1.25(3H,t,
J=7Hz),3.47(3H,s),3.50−4.
33(2H,m),4.23(2H,q,J=7H
z),5.27−5.62(1H,m),5.42(2
H,s),5.98(1H,dd,J=8Hz,J=5
Hz),7.72(2H,d,J=9Hz),8.27
(2H,d,J=9Hz),8.0−8.33(2H,
m),9.65(1H,d,J=8Hz)
【0083】製造例18 7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3
−メシルオキシ−3−セフェム−4−カルボン酸p−ニ
トロベンジル(シン異性体)(40g)を酢酸(4.8
ml)、メタノール(200ml)およびテトラヒドロ
フラン(1200ml)の混合溶媒に溶解する。10%
パラジウム−炭素(30g)を溶液に加えた後、混合物
を大気圧下室温で接触還元に付す。触媒を濾去し、テト
ラヒドロフランとメタノールとの混合物で洗浄する。濾
液と洗液とを合わせて減圧濃縮する。濃縮溶液を炭酸水
素ナトリウム水溶液でpH7.0に調製し、溶媒を減圧
下に留去する。残渣に酢酸エチルを加える。不溶物を濾
去する。濾液を酢酸エチルで洗浄し、水層を分取して減
圧濃縮し、塩酸でpH2.5に調整する生成する沈殿を
濾取、水洗し、五塩化燐で乾燥して、7−[2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2
−エトキシイミノアセトアミド]−3−メシルオキシ−
3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)(17.
5g)を得る。 NMR(DMSO−d,δ):1.27(3H,t,
J=7Hz),3.40(3H,s),3.81(2
H,dd,J=18Hz,10Hz),4.20(2
H,q,J=7Hz),5.2(1H,d,J=5H
z),5.83(1H,dd,J=5Hz,8Hz),
8.20(2H,s),9.60(1H,d,J=8H
z)
【0084】実施例1 N,N−ジメチルホルムアミド(1.26g)およびオ
キシ塩化リン(2.64g)か酢酸エチル(26.5m
l)中で常法によりビルスマイヤー試薬を調整する。2
−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−メ
トキシイミノ酢酸(シン異性体)(3.29g)をビル
スマイヤー試薬懸濁液に攪拌しながら氷冷下に加え、混
合物を同温で30分間攪拌して、活性化酸溶液を得る。
7−アミノ−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(6g)およびビス(トリメチルシリル)尿素(9.
78g)のテトラヒドロフラン(60ml)溶液に、上
記活性化酸溶液を−30℃で加え、混合物を−20〜−
10℃で30分間攪拌する。この溶液に水と酢酸エチル
を攪拌下に加え、有機層を分取して炭酸水素ナトリウム
飽和水溶液および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥する。有機層の溶媒を減圧下に留去して得る残渣を
シリカゲルを使用するカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−塩化メチレン混液(1:1)で溶出す
る。目的化合物を含む画分を合わせ、溶媒を減圧下に留
去して、7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)
(3.09g)を得る。 IR(ヌジョール):3250,1770,1705,
1680,1650cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.6−4.3(2
H,m),3.90(3H,s),5.30(1H,
d,J=5Hz),5.92(1H,dd,J=8H
z,5Hz),6.67(1H,d,J=12Hz),
6.87(1H,d,J=12Hz),6.92(1
H,s),7.2−7.6(12H,m),7.65−
8.65(3H,m),8.50(1H,s),9.7
3(1H,d,J=8Hz)
【0085】実施例2 五塩化燐(455mg)の塩化メチレン(15ml)溶
液に、2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−(2−シクロペンテン−1−イル)
オキシイミノ酢酸(シン異性体)(557mg)を−2
0℃で加える。混合物を−20〜−10℃で30分間攪
拌する。この混合物を7−アミノ−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(1g)およびビス(トリメチ
ルジリル)尿素(2g)の塩化メチレン(20ml)溶
液に−20℃で加える。混合物を−20〜−10℃で3
0分間攪拌する。混合物を減圧濃縮し、残渣を水(10
0ml)、炭酸水素ナトリウム(920mg)、酢酸エ
チルおよびテトラヒドロフランの混合物に溶解する。有
機層を分取し、水および塩化ナトリウム飽和水溶液で順
次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残
渣をジエチルエーテル中で粉砕して、7−[2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイミノアセ
トアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(シン異性体)(1.12g)を得る。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1675,1610,1530,1280,1220c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.8−2.6(4
H,m),3.70および4.11(2H,ABq,J
=18Hz),5.1−5.5(1H,m),5.22
(1H,d,J=5Hz),5.7−6.2(3H,
m),6.77(2H,s),6.92(1H,s),
7.1−7.6(1H,m),7.6−7.9(1H,
m),8.1(2H,ブロード s),8.3−8.7
(2H,m),9.57(1H,d,J=8Hz)
【0086】実施例3 7−アミノ−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(3g)およびビス(トリメチルシリル)尿素(3.
70g)のテトラヒドロフラン(45ml)溶液に、2
−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)−2−カルボキシメトキシイミノ酢酸メタンスルホ
ン酸無水物(シン異性体)(1.45g)を−30℃で
加える。混合物を−20〜−10℃で1時間、0℃で一
夜、常温で2日間攪拌する。混合物を酢酸エチルと塩化
ナトリウム飽和水溶液との混合物中に注ぐ。有機層を分
取し、硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮して沈殿を得
る。この沈殿を濾取し、酢酸エチルおよびジイソプロピ
ルエーテルで順次洗浄して、7−[2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−カルボ
キシメトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2
−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(1.95
g)を得る。 IR(ヌジョール):1770,1730,1670,
1610,1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.73,4.13
(2H,ABq,J=18Hz),4.73(2H,ブ
ロード s),5.30(1H,d,J=5Hz),
5.97(1H,dd,J=5Hz,J=8Hz),
6.80(2H,ブロード s),6.93(1H,
s),7.13−7,67(11H,m),7.67−
7.93(1H,m),8.07−8.33(2H,
m),8.43−8.70(2H,m),9.67(1
H,d,J=8Hz)
【0087】実施例4 D−N−(4−エチル−2,3−ジオキソ−1−ピペラ
ジニルカルボニル)−2−(4−ヒドロキシフェニル)
グリシン(2g)の塩化メチレン(12ml)中懸濁液
に、トリメチルクロロシラン(1.59ml)を室温で
加え、この混合物にトリエチルアミン(16.7ml)
を氷冷下に加え、混合物を15〜20℃で1時間攪拌す
る。上記混合物にN,N−ジメチルホルムアミド(0.
47ml)およびクロロギ酸トリクロロメチル(0.3
9ml)を−20℃で加え、混合物を−10〜−15℃
で2時間攪拌する。この混合物に7−アミノ−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(3g)および
ビス(トリメチルシリル)尿素(4.9g)の塩化メチ
レン(30ml)中懸濁液を−15〜−10℃で加え、
混合物を氷冷下に30分間攪拌する。水と酢酸エチルと
を攪拌下、反応混合物に順次加え、有機層を分取し、炭
酸水素ナトリウム飽和水溶液および食塩水で洗浄して硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去して残渣
を得る。残渣をシリカゲルを使用するカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、7−[D−N−(4−エチル
−2,3−ジオキソ−1−ピペラジニルカルボニル)−
2−(4−ヒドロキシフェニル)グリシンアミド]−3
−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(1.7g)
を得る。 IR(ヌジョール):3250,1780,1705,
1670,1605cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.0(3H,t,J
=7Hz),3.16−3.67(4H,m),3.6
7−4.07(4H,m),5.1(1H,d,J=5
Hz),5.47(1H,d,J=8Hz),5.8
(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.6(1H,
d,J=10Hz),6.71(2H,d,J=8H
z),6.8(1H,d,J=10Hz),6.89
(1H,s),7−7.6(16H,m),9,37
(1H,d,J=8Hz),9.7(1H,d,J=8
Hz)
【0088】実施例5 7−アミノ−3−[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニ
ルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(600mg)およびビス(トリメチルシリル)尿素
(981mg)の塩化メチレン(6ml)中混合物を3
0〜35℃で30分間攪拌して透明な溶液を得る。この
透明な溶液に2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセチル
クロリド・モノ塩酸塩(シン異性体)(480mg)を
−20℃で加え、混合物を−10〜−15℃で30分間
攪拌する。混合物をクロロホルムと水との混合物中に注
ぐ。有機層を分取し、減圧濃縮して得る残渣をテトラヒ
ドロフラン、酢酸エチルおよび炭酸水素ナトリウム希水
溶液の混合物に溶解する。有機層を分取し、炭酸水素ナ
トリウム希水溶液および塩化ナトリウム飽和水溶液で順
次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残
渣をジイソプロピルエーテル中で粉砕して、7−[2−
アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−
チアジアゾール−3−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)
(848mg)を得る IR(ヌジョール):1780,1680,1620,
1600,1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.76,4.12
(2H,ABq,J=18Hz),4.68(2H,
d,J=4Hz),5.12−5.48(3H,m),
5.76−6.24(2H,m),6.68(1H,
d,J=11Hz),6.88(1H,d,J=11H
z),6.92(1H,s),7.00−7.56(1
2H,m),7.68−8.40(3H,m),8.6
0(1H,d,J=4Hz),9.64(1H,d,J
=8Hz)
【0089】実施例6 実施例1〜5と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1640,
1540cm−1 (2)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1670,
1605,1530cm−1 (3)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1770,1660,
1610,1530cm−1 (4)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1710,1660,
1620cm−1 (5)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1660,
1605,1530cm−1 (6)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1760,1730,1660,
1605cm−1 (7)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1530cm−1 (8)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1650,
1600cm−1 (9)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1610cm−1 (10)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 171℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3250,1770,
1670,1610cm−1
【0090】(11)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−エトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3350,3150,1780,
1730,1675,1615cm−1 (12)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1520cm−1 (13)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 164℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1530c
−1 (14)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1550,
1280,1225cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.5(1H,m),
3.74および4.15(2H,q,J=18Hz),
4.8(2H,m),5.32(1H,d,J=5H
z),5.94(1H,dd,J=5Hzおよび8H
z),6.79(2H,s),6.94(1H,s),
7.1−7.6(15H,m),7.6−7.9(1
H,m),8.4−8.7(2H,m),8.55(1
H,s),9.87(1H,d,J=8Hz) (15)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1690,1670,
1550,1280,1220cm−1 NMR(DMSO−d,δ):4.15および3.7
5(2H,ABq,J=8Hz),4.6−4.8(2
H,m),5.0−5.6(2H,m),5.32(1
H,d,J=5Hz),5.7−6.3(2H,m),
6.80(2H,s),6.95(1H,s),7.2
−7.6(12H,m),7.6−8.0(1H,
m),8.4−8.8(2H,m),8.55(1H,
s),9.78(1H,d,J=8Hz),12.6
(1H,s) (16)7−[2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメ
トキシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピ
リジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1730,1680,
1540cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.75および4.1
8(2H,ABq,J=18Hz),4.97(2H,
ブロード s),5.33(1H,d,J=5Hz),
5.93(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.7
3(1H,d,J=10Hz),6.9(1H,d,J
=10Hz,6.93(1H,s,)6.97(1H,
s),7.12−8.67(25H,m),8.57
(1H,s),9.83(1H,d,J=8Hz) (17)7−[2−エトキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1540c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.27(3H,t,
J=7Hz),3.6−4.3(2H,m),4.17
(2H,q,J=7Hz),5.3(1H,d,J=5
Hz),5.95(1H,dd,J=8Hz,5H
z),6.7(1H,d,J=10Hz),6.85
(1H,d,J=10Hz),6.9(1H,s),
7.1−8.67(15H,m),8.52(1H,
s),9.73(1H,d,J=8Hz) (18)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(E)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1675,1610,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.50−4.37
(2H,m),4.67(2H,d,J=5Hz),
5.07−5.53(3H,m),5.67−6.27
(2H,m),6.77(1H,d,J=15Hz),
6.90(1H,s),7.13−7.73(13H,
m),7.77−8.40(3H,m),8.50−
8.76(1H,m),9.70(1H,d,J=9H
z) (19)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−シアノビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3300,2210,1780,
1675,1610cm−1 NMR(DMSO−dδ):3.7(2H,ブロード
s),4.69(2H,d,J=5Hz),5.1−
6.12(4H,m),5.27(1H,d,J=5H
z),5.9(1H,d,J=10Hz),6.95
(1H,s),7.2−7.67(10H,m),7.
78(1H,d,J=10Hz),9.67(1H,
d,J=8Hz) (20)7−[2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメ
トキシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メ
チル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体) IR(ヌジョール):3350,1760,1735,
1660cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.59および4.2
(2H,d,J=18Hz),4.33(3H,s),
4.92(1H,ブロード s),5.33(1H,
d,J=5Hz),5.97(1H,dd,J=8H
z,5Hz),6.68(1H,d,J=10Hz),
6.9(2H,s),7(1H,d,J=10Hz),
7.12−9(25H,m),8.5(1H,s),
9.8(1H,d,J=8Hz)
【0091】(21)7−[2−エトキシイミノ−2−
(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチルー3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1650c
−1 (22)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1530,
1270,1215cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.5(1H,m),
3.77および4.1(2H,ABq,J=18H
z),4.7(2H,m),5.31(1H,d,J=
5Hz),5.90(1H,dd,J=5Hzおよび8
Hz),6.82(2H,s),6.86(1H,
s),6.97(1H,s),7.1−7.6(11
H,m),7.6−7.9(1H,m),8.4−8.
7(2H,m),9.76(1H,d,J=8Hz) (23)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3300,1780,1670,
1610,1535,1280,1220cm−1 (24)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル
−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェムー4−
カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.6−4.2(2
H,m),4.3(3H,s),4.9(2H,s),
5.28(1H,d,J=5Hz),5.9(1H,d
d,J=8Hz,5Hz),6.75(1H,d,J=
10Hz),6.87(3H,s),7.03(1H,
d,J=10Hz),7−9.05(24H,m),
9.83(1H,d,J=8Hz) (25)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1675c
−1 (26)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1625c
−1 (27)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異
性体)。 融点 178℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1675,1620,
1520cm−1 (28)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3200,1770,1670,
1190cm−1 (29)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1530c
−1 (30)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 168℃(分解) IR(ヌジョール):1780,1670,1620,
1530cm−1
【0092】(31)7−[2−アリルオキシイミノ−
2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−
イル)アセトアミド]−3−[(E)−2−(2−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 融点 160℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1615,
1580,1530cm−1 (32)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,1770,1660c
−1 (33)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異
性体)。 IR(ヌジョール):3300,1760,1650,
1600cm−1 (34)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−シアノビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,2210,1760,
1660,1610cm−1 (35)7−[D−N−(4−エチル−2,3−ジオキ
ソ−1−ピペラジニルカルボニル)−2−(4−ヒドロ
キシフェニル)グリシンアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸。 IR(ヌジョール):3200,1770,1710,
1675,1605cm−1 (36)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−
3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シ
ン異性体)。 融点 188℃(分解) IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1600cm−1 (37)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−フェニルビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3275,3175,1770,
1680,1670,1540,1520,1400c
−1 (38)7−ホルムアミド−3−[(Z)−2−(2−
ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):1770,1690−1660,
1590,1580cm−1 (39)7−ホルムアミド−3−[(E)−2−(2−
ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):1780,1690,1660,
1600,1580cm−1 (40)7−ホルムアミド−3−[(Z)−2−シアノ
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル。 IR(ヌジョール):3300,2210,1780,
1730,1680cm−1
【0093】(41)7−ホルムアミド−3−[(Z)
−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):1785,1705,1690,
1560,1220cm−1 (42)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1670,1610,1530cm−1 (43)7−[2−(2−シクロペンテン−1−イル)
オキシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピ
リジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,1765,1650,
1610cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.60−2.47
(4H,m),3.70−4.20(2H,m),5.
13−5.47(2H,m),5.60−6.50(3
H,m),6.92(2H,dd,J=11Hz,4H
z),7.35(1H,s),7.67−9.0(5
H,m),9.58(1H,d,J=8Hz) (44)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 NMR(DMSO−d,δ):0.95(3H,t,
J=7Hz),1.35−2.0(2H,m),3.7
3−4.37(4H,m),5.28(1H,d,J=
4Hz),5.90(1H,dd,J=4Hz,8H
z),6.67−6.87(2H,m),6.92(1
H,s),7.0−7.63(12H,m),7.63
−8.83(3H,m),8.5(1H,s),9.6
8(1H,d,J=8Hz) (45)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.27−2.07
(8H,m),3.73−4.17(2H,m),4.
53−4.90(1H,m),5.23(1H,d,J
=5Hz),5.9(1H,dd,J=5Hz,9H
z),6.50−7.05(2H,m),6.90(1
H,s),7.05−7.90(13H,m),7.9
0−8.80(3H,m),8.08(1H,s),
9.57(1H,d,J=9Hz) (46)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−プロピニルオキシイ
ミノ)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.50−4.05
(2H,m),3.31(1H,s),5.31(1
H,d,J=4Hz),5.97(1H,dd,J=5
Hz,8Hz),6.79(2H,dd,J=4Hz,
10Hz),6.96(1H,s),7.03−7.6
4(1H,m),7.62−7.99(1H,m),
7.97−8.58(2H,m),8.56−8.75
(2H,m)9.79(1H,d,J=8Hz) (47)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.90(3H,
s),4,03(3H,s),3.57−4.27(2
H,m),5.25(1H,d,J=5Hz),5.9
2(1H,dd,J=5Hz,9Hz),6.75(1
H,d,J=11Hz),6.87(1H,s),7.
07−7.62(11H,m),7.93−9.06
(6H,m),9.58(1H,d,J=9Hz) (48)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.86−2.57
(4H,m),3.66および4.15(2H,AB
q,J=18Hz),5.13−5.40(2H,
m),5.60−6.23(3H,m),6.50(1
H,s),6.66(1H,d,J=11Hz),6.
87(1H,d,J=11Hz),7.33−8.83
(4H,m),9.53(1H,d,J=8Hz) (49)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 NMR(DMSO−d,δ):0.95(3H,t,
J=7Hz),1.35−2.0(2H,m),3.7
3−4.37(4H,m),5.28(1H,d,J=
4Hz),5.9(1H,dd,J=4Hz,8H
z),6.67−6.87(2H,m),6.92(1
H,s),7.0−7.63(12H,m),7.63
−8.82(3H,m),9.68(1H,d,J=8
Hz) (50)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3260,1765,1660,
1610cm−1
【0094】(51)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−エトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル
−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボキシレート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1770,1670,
1610cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.25(3H,t,
J=7Hz),3.0−3.93(2H,m),4.2
0(2H,q,J=7Hz),4.36(3H,s),
5.05(1H,d,J=5Hz),5.50(1H,
dd,J=5Hz,8Hz),6.65(1H,d,J
=10Hz),7.04(1H,d,J=10Hz),
7.80−9.30(4H,m),8.17(2H,
s),9.40(1H,d,J=8Hz) (52)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3280,3180,1775,
1665cm−1 NMR(DMSO−d,δ):0.90(3H,t,
J=7Hz),1.66−2.0(2H,m),3.4
3−4.43(4H,m),5,19(1H,d,J=
5Hz),5.79(1H,dd,J=5Hz,9H
z),6.48−6.95 (3H,m),7.24−8.85(6H,m),9.
60(1H,d,J=9Hz) (53)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):3270,1770,1670,
1615cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.33−2.33
(8H,m),3.50−4.27(2H,m),5.
23(1H,d,J=5Hz),5.90(1H,d
d,J=5Hz,9Hz),6.53−7.00(2
H,m),7.27−8.83(4H,m),8.02
(1H,s),9.57(1H,d,J=9Hz) (54)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−プロピニルオキシイ
ミノ)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3270,1770,1670,
1615cm−1 NMR(DMSO−dδ);3.52(1H,m),
3.66−4.08(2H,m),4.82(2H,
d,J=2Hz),5.19(1H,d,J=4H
z),5.81(1H,dd,J=4Hz,10H
z),6.92(2H,dd,J=4Hz,10H
z),7.17−8.92(6H,m),9.15(1
H,d,J=10Hz) (55)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸1−アセトキシエチル(シン異
性体)。 IR(ヌジョール):3300,1760−1780,
1670,1240,1210,1070cm−1
【0095】実施例7 7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(2g)の
N,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に、沃
化メチル(2ml)を常温で加え、混合物を同温で2時
間攪拌する。反応混合物の溶媒を減圧下に留去して、7
−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−
2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2
−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シ
ン異性体)(2.4g)を得る。 IR(ヌジョール):1775,1720,1640,
1540cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.55−4.16
(2H,m),3.92(3H,s),4.35(3
H,s),5.33(1H,d,J=5Hz),5.9
7(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.78(1
H,d,J=11Hz),6.92(1H,s),7.
2(1H,d,J=11Hz),7.17−7.67
(11H,m),7.97−9.03(4H,m),
8.53(1H,s),9.75(1H,d,J=8H
z)
【0096】実施例8 7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)(2.3g)のN,N−ジメチルホルム
アミド(12ml)溶液に、沃化メチル(2.3ml)
を常温で加え、混合物を同温で3時間攪拌する。反応混
合物の溶媒を減圧下に留去して、7−[2−アリルオキ
シイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−
(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン
異性体)(2.71g)を得る。 IR(ヌジョール):1775,1720,1650,
1600cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.67−4.20
(2H,m),4.35(3H,s),4.70(2
H,d,J=5Hz),4.7−6.2(5H,m),
6.8(1H,d,J=11Hz),6.9(1H,
s),7.2(1H,d,J=11Hz),7.12−
7.6(10H,m),7.9−9.05(4H,
m),9.67(1H,d,J=8Hz)
【0097】実施例9 実施例7および8と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1710,1660,
1620cm−1 (2)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1660,
1605,1530cm−1 (3)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1610cm−1 (4)7−[2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメト
キシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチ
ル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3350,1760,1735,
1660cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.59および4.2
(2H,d,J=18Hz),4.33(3H,s),
4.92(1H,ブロード s),5.33(1H,
d,J=5Hz),5.97(1H,dd,J=8H
z,5Hz),6.68(1H,d,J=10Hz),
6.9(2H,s),7(1H,d,J=10Hz),
7.12−9(25H,m),8.5(1H,s),
9.8(1H,d,J=8Hz) (5)7−[2−エトキシイミノ−2−(2−ホルムア
ミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1650c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.3(3H,t,J
=7Hz),3.6−4.3(2H,m),4.2(2
H,q,J=7Hz),4.37(3H,s),5.3
7(1H,d,J=5Hz),6.0(1H,dd,J
=8Hz,5Hz),6.82(1H,d,J=10H
z),6.93(1H,s),7.05(1H,d,J
=10Hz),7.1−9.05(15H,m),8.
55(1H,s),9.75(1H,d,J=8Hz) (6)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.6−4.2(2
H,m),4.3(3H,s),4.9(2H,s),
5.28(1H,d,J=5Hz),5.9(1H,d
d,J=8Hz,5Hz),6.75(1H,d,J=
10Hz),6.87(3H,s),7.03(1H,
d,J=10Hz),7−9.05(24H,m),
9.83(1H,d,J=8Hz) (7)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1625c
−1 (8)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1760,1650,
1600cm−1 (9)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異
性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1600cm−1 (10)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.90(3H,
s),4.03(3H,s),3.57−4.27(2
H,m),5.25(1H,d,J=5Hz),5.9
2(1H,dd,J=5Hz,9Hz),6.75(1
H,d,J=11Hz),6.87(1H,s),7.
07−7.62(11H,m),7.93−9.06
(6H,m),9.58(1H,d,J=9Hz)
【0098】(11)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−メトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル
−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボキシレート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3260,1765,1660,
1610cm−1 (12)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1770,1670,
1610cm−1
【0099】実施例10 7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物
(シン異性体)(2.35g)のメタノール(12m
l)中懸濁液に、濃塩酸(0.61ml)を常温で加
え、混合物を同温で4時間攪拌する。反応混合物に水、
テトラヒドロフランおよび酢酸エチルを加える。混合物
を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液でpH7に調整する。
有機層を分取し、食塩水で洗浄して硫酸マグネシウムで
乾燥する。溶液の溶媒を減圧下に留去して、7−[2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル
−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)
(2.2g)を得る。 IR(ヌジョール):1770,1710,1660,
1620cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.5−4.2(2
H,m),3.93(3H,s),4.33(3H,
s),5.32(1H,d,J=5Hz),5.9(1
H,dd,J=8Hz,5Hz),6.83(1H,
d,J=11Hz),6.92(1H,s),6.95
(1H,s),7.23(1H,d,J=11Hz),
7.02−7.67(10H,m)7.97−9.1
(4H,m),9.87(1H,d,J=8Hz)
【0100】実施例11 7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(1g)の
メタノール(10ml)およびテトラヒドロフラン(5
ml)溶液に濃塩酸(0.31ml)を常温で加え、混
合物を同温で4時間攪拌する。反応混合物に水と酢酸エ
チルとを加え混合物を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で
pH7に調整する。有機層を分取し、食塩水で洗浄して
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去して、
7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(0.86g)
を得る。 IR(ヌジョール):1775,1720,1670,
1605,1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.68および4.1
8(2H,ABq,J=18Hz),3.88(3H,
s),5.24(1H,d,J=4Hz),5.88
(1H,dd,J=8Hz,4Hz),6.75(1
H,d,J=12Hz),6.8(1H,s),6.8
5(1H,d,J=12Hz),6.95(1H,
s),7.05−7.6(11H,m),7.7−8.
4(3H,m),9.65(1H,d,J=8Hz)
【0101】実施例12 実施例10および11と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1770,1660,
1610,1530cm−1) (2)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1660,
1605,1530cm−1 (3)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1760,1730,1660,
1605cm−1 (4)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾ−ル−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1530cm−1 (5)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1650,
1600cm−1 (6)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1610cm−1 (7)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 171℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3250,1770,
1670,1610cm−1 (8)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3350,3150,1780,
1730,1675,1615cm−1 (9)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1520cm−1 (10)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1530c
−1
【0102】(11)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−(2−シク
ロペンテン−1−イル)オキシイミノアセトアミド]−
3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1675,1610,1530,1280,1220c
−1 (12)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1730,1670,
1610,1520cm−1 (13)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(E)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1675,1610,
1520cm−1 (14)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1620,
1600,1530cm−1 (15)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−シアノビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3300,2210,1780,
1675,1610cm−1 (16)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1530,
1270,1215cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.5(1H,m),
3.77および4.1(2H,ABq,J=18H
z),4.7 (2H,m),5.31(1H,d,J=5Hz),
5.90(1H,dd,J=5Hz および 8H
z),6.82(2H,s),6.86(1H,s),
6.97(1H,s),7.1−7.6(11H,
m),7.6−7.9(1H,m),8.4−8.7
(2H,m),9.76(1H,d,J=8Hz) (17)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1780,1670,
1610,1535,1280,1220cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.79および4.1
1(2H,ABq,J=18Hz),4.62(2H,
d,J=5Hz),5.0−5.5(2H,m),5.
31(1H,d,J=5Hz),5.7−6.2(2
H,m),6.81(2H,s),7.96(1H,
s),7.0−7.6(12H,m),7.6−7.9
(1H,m),8,3−8.7(2H,m),9.64
(1H,d,J=8Hz) (18)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル
−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.6−4.2(2
H,m),4.3(3H,s),4.9(2H,s),
5.28(1H,d,J=5Hz),5.9(1H,d
d,J=8Hz,5Hz),6.75(1H,d,J=
10Hz),6.87(3H,s),7.03(1H,
d,J=10Hz),7−9.05(24H,m),
9.83(1H,d,J=8Hz) (19)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1675c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.27(3H,t,
J=7Hz),3.63−4.33(2H,m)4.1
7(2H,q,J=7Hz),5.31(1H,d,J
=5Hz),5.95(1H,dd,J=8Hz,5H
z),6.7(1H,d,J=11Hz),6.8(1
H,s),6.9(1H,d,J=11Hz),6.9
7(1H,s),7.12−8.67(14H,m),
9.68(1H,d,J=8Hz) (20)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1625c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.3(3H,t,J
=7Hz),3.7−4.4(2H,m),4.25
(2H,q,J=7Hz),4.4(3H,s,5.3
8(1H,d,J=5Hz),5.95(1H,dd,
J=8Hz,5Hz),6.85(1H,d,J=10
Hz),6.97(1H,s),7(1H,s),7.
1(1H,d,J=10Hz),7.1−9.13(1
4H,m),9.9(1H,d,J=8Hz)
【0103】(21)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−カルボキシ
メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。 融点 178℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1675,1620,
1520cm−1 (22)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3200,1770,1670,
1190cm−1 (23)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1530c
−1 (24)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 168℃(分解) IR(ヌジョール):1780,1670,1620,
1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.70,4.17
(2H,ABq,J=18Hz),4.73(2H,
d,J=5Hz)5.07−5.57(2H,m),
5.23(1H,d,J=5Hz),5.70−6.3
3(2H,m),6.67(1H,d,J=11H
z),6.90(1H,d,J=11Hz),7.07
−7.50(2H,m),7.67−7.97(1H,
m),8.00−8.30(2H,m),8.53−
8.77(1H,m),9.67(1H,d,J=8H
z) (25)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(E)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 160℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1615,
1580,1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.67,4.10
(2H,ABq,J=18Hz),4.70(2H,
d,J=5Hz),5.07−6.40(2H,m),
5.27(1H,d,J=5Hz),5.70−6.4
0(2H,m),6.73(1H,d,J=15H
z),7.23−7.97(3H,m),7.90(1
H,d,J=15Hz),8.00−8.27(2H,
m),8.50−8.67(1H,m),9.63(1
H,d,J=9Hz) (26)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,1770,1660c
−1 (27)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異
性体)。 IR(ヌジョール):3300,1760,1650,
1600cm−1 (28)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−シアノビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,2210,1760,
1660,1610cm−1 (29)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−
3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1600cm−1 (30)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−フェニルビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 165℃(分解) IR(ヌジョール):3275,3175,1770,
1680,1670,1540,1520,1400c
−1
【0104】(31)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−ヒドロキシ
イミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 融点 178〜182℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1670,1610,1530cm−1 (32)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.27−2.07
(8H,m),3.73−4.17(2H,m),4.
53−4.90(1H,m),5.23(1H,d,J
=5Hz),5.9(1H,dd,J=5Hz,9H
z),6.50−7.05(2H,m),6.90(1
H,s),7.05−7.90(13H,m),7.9
0−8.80(3H,m),8.08(1H,s),
9.57(1H,d,J=9Hz) (33)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−プロピニルオキシイ
ミノ)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.50−4.05
(2H,m),3.31(1H,s),5.31(1
H,d,J=4Hz),5.97(1H,dd,J=5
Hz,8Hz),6.79(2H,dd,J=4Hz,
10Hz),6.96(1H,s),7.03−7.6
4(1H,m),7.62−7.99(1H,m),
7.97−8,58(2H,m),8.56−8.75
(2H,m),9.79(1H,d,J=8Hz) (34)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.90(3H,
s),4.03(3H,s),3.57−4.27(2
H,m),5.25(1H,d,J=5Hz),5.9
2(1H,dd,J=5Hz,9Hz),6.75(1
H,d,J=11Hz),6.87(1H,s),7.
07−7.62(11H,m),7.93−9.06
(6H,m),9.58(1H,d,J=9Hz) (35)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.86−2.57
(4H,m),3.66および4.15(2H,AB
q,J=18Hz),5.13−5.40(2H,
m),5.60−6.23(3H,m),6.50(1
H,s),6.66(1H,d,J=11Hz),6.
87(1H,d,J=11Hz),7.33−8.83
(4H,m),9.53(1H,d,J=8Hz) (36)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 NMR(DMSO−d,δ):0.95(3H,t,
J=7Hz),1.35−2.0(2H,m),3.7
3−4.37(4H,m),5.28(1H,d,J=
4Hz),5.9(1H,dd,J=4Hz,8H
z),6.67−6.87(2H,m),6.92(1
H,s),7.0−7.63(12H,m),7.63
−8.82(3H,m),9.68(1H,d,J=8
Hz) (37)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3260,1765,1660,
1610cm−1 (38)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1770,1670,
1610cm−1 (39)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3280,3180,1775,
1665cm−1 (40)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):3270,1770,1670,
1615cm−1 (41)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−プロピニルオキシイ
ミノ)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3270,1770,1670,
1615cm−1 (42)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸1−アセトキシエチル(シン異
性体)。 IR(ヌジョール):3300,1760−1780,
1670,1240,1210,1070cm−1
【0105】実施例13 7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−
(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン
異性体)(2.15g)およびアニソール(2.81
g)の塩化メチレン(5.5ml)中懸濁液に、トリフ
ルオロ酢酸(5.93g)を氷冷下に加え、混合物を同
温で1時間攪拌する。反応混合物をジイソプロピルエー
テル(200ml)に滴下し、沈殿を濾取する。沈殿を
水中に懸濁し、懸濁液を炭酸水素ナトウム水溶液でpH
5に調整し不溶物を濾過する。濾液を非イオン性吸着樹
脂「ダイアイオンHP−20」(商標;三菱化成工業社
製)(40ml)を使用するカラムクロマトグラフィー
に付す。カラムを水洗後、イソプロピルアルコール10
%水溶液で溶出する。目的化合物を含む溶出液を集め、
イソプロピルアルコールを減圧下に留去し、残渣を凍結
乾燥して、7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異
性体)(0.84g)を得る。 融点 174〜178℃ IR(ヌジョール):3300,1765,1660,
1605,1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.02−4.05
(2H,m),3.83(3H,s),4.38(3
H,s),5.05(1H,d,J=5Hz),5.5
8(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.67(1
H,d,J=11Hz),6.72(1H,s),7.
03(1H,d,J=11Hz),7−9.23(4
H,m),9.47(1H,d,J=8Hz)
【0106】実施例14 7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)(2.71g)およ
びアニソール(3.49g)の塩化メチレン(7ml)
中懸濁液に、トリフルオロ酢酸(7.36g)を氷冷下
に加え、混合物を同温で1時間攪拌する。反応混合物を
ジイソプロピルエーテル(200ml)に滴下し、沈殿
を濾取する。沈殿を水中に懸濁し、懸濁液を炭酸水素ナ
トリウム水溶液でpH5に調整して不溶物を濾去する。
濾液を非イオン性吸着樹脂「ダイヤイオンHP−20」
(55ml)を使用するカラムクロマトグラフィーに付
す。カラムを水洗後、イソプロピルアルコール10%水
溶液で溶出する。目的化合物を含む溶出液を集め、イソ
プロピルアルコールを減圧下に留去し、残渣を凍結乾燥
して、7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート(シン異性体)(0.44g)を得る。 IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1610cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3−3.9(2H,
m),4.4(3H,s),4.67(2H,d,J=
5Hz),5−6.05(5H,m),6.67(1
H,d,J=11Hz),7.05(1H,d,J=1
1Hz),7.92−9.25(4H,m),8.20
(2H,ブロード s),9.45(1H,d,J=8
Hz)
【0107】実施例15 7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(0.8g)お
よびアニソール(1.26g)の塩化メチレン(2m
l)溶液に、トリフルオロ酢酸(2.66g)を氷冷下
に加え、混合物を同温で1時間攪拌する。反応混合物を
ジイソプロピルエーテル(200ml)に滴下し、沈殿
を濾取する。沈殿を水と酢酸エチルとの混合物に加え、
混合物を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液でpH7に調整
する。水層を分取して酢酸エチルに加え、混合物を10
%塩酸でpH3に調整する。有機層を分取して食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して、
7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)(0.37g)を得る。 IR(ヌジョール):3300,1770,1660,
1610,1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.52−4.26
(2H,m),3.83(3H,s),5.20(1
H,d,J=5Hz),5.80(1H,dd,J=8
Hz,5Hz),6.67(1H,d,J=11H
z),6.77(1H,s),6.87(1H,d,J
=11Hz),7−8.67(4H,m),9.6(1
H,d,J=8Hz)
【0108】実施例16 7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)(1.2g)およびアニソール(1.8
2g)の塩化メチレン(3ml)溶液に、トリフルオロ
酢酸(3.84g)を氷冷下に加え、混合物を同温で1
時間攪拌する。反応混合物をジイソプロピルエーテル
(200ml)に滴下し、沈澱を濾取する。沈殿を水と
酢酸エチルとの混合物に加え、混合物を炭酸水素ナトリ
ウム飽和水溶液でpH7.0に調整する。水層を分取
し、10%塩酸で酸性にしてpH3.0とし、沈殿を濾
取して、7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)
(0.58g)を得る。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.67および4.1
3(2H,ABq,J=18Hz),4.67(2H,
d,J=5Hz),5−6.05(5H,m),6.6
9(1H,d,J=12Hz),6.90(1H,d,
J=12Hz),7.33−8.67(4H,m),
8.12(2H,ブロード s),9.63(1H,
d,J=8Hz)
【0109】実施例17 7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)(1.28g)の塩化メチレン(3.8
ml)およびアニソール(1.28ml)混合物溶液
に、トリフルオロ酢酸(2.6ml)を氷冷下に加え
る。混合物を同温で45分間攪拌する。混合物をジイソ
プロピルエーテル(200ml)中に注いで沈殿を生成
させる。沈殿を濾取してジイソプロピルエーテルで洗浄
し、酢酸エチルと炭酸水素ナトリウム希水溶液との混合
物にpH5で溶解する。不溶物を濾去する。水層を分取
し、酢酸エチルをとりのぞくために減圧濃縮する。水溶
液で希塩酸でpH4.5に調整し、非イオン性吸着樹脂
「ダイヤイオンHP−20」(20ml)を使用するカ
ラムクロマトグラフィーに付し、水で溶出する。目的化
合物を含む画分を合わせて約20mlに減圧濃縮する。
濃縮溶液を氷冷下に希塩酸でpH2に調整して、沈殿を
生成させる。沈殿物を濾取して冷水で洗浄し、五酸化燐
で乾燥して、7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)(220mg)を得る。 融点 178℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1675,1620,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ): 3.67,4.13
(2H,ABq,J=18Hz),4.70(2H,
s),5.23(1H,d,J=5Hz),5.87
(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.87(2
H,s),7.63(1H,dd,J=6Hz,8H
z),8.00−8.50(3H,m),8.60(1
H,dd,J=2Hz,6Hz),8.77(1H,
d,J=2Hz),9.60(1H,d,J=8Hz)
【0110】実施例18 実施例13〜17と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 171℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3250,1770,
1670,1610cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.27(3H,t,
J=7Hz),3.66および4.12(2H,AB
q,J=18Hz),4.2(2H,q,J=7H
z),5.23(1H,d,J=5Hz),5.87
(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.71(1
H,d,J=11Hz),6.89(1H,d,J=1
1Hz),7.48(1H,dd,J=7Hz,5H
z),7.95(1H,dd,J=7.5Hz,2H
z),8.13(2H,ブロード,s),8.49(1
H,d,J=5Hz),8.68(1H,ブロード,
s),9.58(1H,d,J=8Hz) (2)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 164℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1530c
−1 NMR(DMSO−d,δ):3.30および4.1
3(2H,ABq,J=18Hz),3.93(3H,
s),5.20(1H,d,J=5Hz),5.83
(1H,dd,J=5,8Hz),6.73(1H,
d,J=12Hz),6.93(1H,d,J=12H
z),7.50−7.73(1H,m),7.90−
8.30(3H,m),8.40−8.90(2H,
m),9.60(1H,d,J=8Hz) (3)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミド]
−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−
3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 105〜110℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1770,1670,
1190cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.47(1H,
s),3.70および4.10(2H,ABq,J=1
8Hz),4.74(2H,s),5.26(1H,
d,J=5Hz),5.82(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.86(3H,ブロード,s),7.
5−7.8(1H,m),7.9−8.2(1H,
m),8.4−8.8(2H,m),9,74(1H,
d,J=8Hz) (4) 7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 143〜146℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1530c
−1 NMR(DMSO−d,δ):3.68および4.0
6(2H,ABq,J=18Hz),4.60(2H,
d,J=5Hz),4.9−5.5(2H,m),5.
23(1H,d,J=5Hz),5.5−6.2(2
H,m),6.80(3H,s),7.4−8.8(4
H,m),9.66(1H,d,J=8Hz) (5)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 168℃(分解) IR(ヌジョール):1780,1670,1620,
1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.70,4.17
(2H,ABq,J=18Hz),4.73(2H,
d,J=5Hz),5.07−5.57(2Hm,5.
23(1H,d,J=5Hz),5.70−6.33
(2H,m),6.67(1H,d,J=11Hz),
6.90(1H,d,J=11Hz),7.07−7.
50(2H,m),7.67−7.97(1H,m),
8.00−8.30(2H,m),8.53−8.77
(1H,m),9.67(1H,d,J=8Hz) (6)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(E)−2−(2−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 160℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1615,
1580,1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.67,4.10
(2H,ABq,J=18Hz),4.70(2H,
d,J=5Hz),5.07−6.40(2H,m),
5.27(1H,d,J=5Hz),5.70−6.4
0(2H,m),6.73(1H,d,J=15H
z),7.23−7.97(3H,m),7.90(1
H,d,J=15Hz),8.00−8.27(2H,
m),8.50−8.67(1H,m),9.63(1
H,d,J=9Hz) (7)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,1770,1660c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.27(3H,t,
J=7Hz),3.6−4.23(2H,m),4.2
(2H,q,J=7Hz),5.27(1H,d,J=
5Hz),5.85(1H,dd,J=8Hz,5H
z),6.80(1H,d,J=10Hz),6.81
(1H,s),6.95(1H,d,J=10Hz),
7.53−8.63(5H,m),9.7(1H,d,
J=8Hz) (8)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1760,1650,
1600cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.2(3H,t,J
=7Hz),3−3.9(2H,m),4.1(2H,
q,J=7Hz),4.37(3H,s),5.08
(1H,d,J=5Hz),5.6(1H,dd,J=
8Hz,5Hz),6.6(1H,d,J=10H
z),6.7(1H,s),7.02(1H,d,J=
10Hz),7.12−9.27(6H,m),9.4
3(1H,d,J=8Hz) (9)7−[2−アリルオキシイミノ−2−[5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−シアノビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 182〜190℃(分解) IR(ヌジョール):3300,2210,1760,
1660,1610cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.67および4.1
3(2H,ABq,J=18Hz),4.67(2H,
d,J=5Hz),5.05−6.2(5H,m),
5.2(1H,d,J=5Hz),5.9(1H,d,
J=10Hz),7.77(1H,d,J=10H
z),8.1(2H,ブロード s),9.6(1H,
d,J=8Hz) (10)7−[D−N−(4−エチル−2,3−ジオキ
ソ−1−ピペラジニルカルボニル)−2−(4−ヒドロ
キシフェニル)グリシンアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸。 IR(ヌジョール):3200,1770,1710,
1675,1605cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.07(3H,t,
J=7Hz),3.2−4.2(6H,m),3.42
(2H,q,J=7Hz),5.1(1H,d,J=5
Hz),5.5(1H,d,J=8Hz),5.73
(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.67(1
H,d,J=10Hz),6.7(2H,d,J=8H
z),6.73(1H,s),6.87(1H,d,J
=10Hz),7.2(2H,d,J=8Hz),7.
3−8.7(4H,m),9.4(1H,d,J=8H
z),9.67(1H,d,J=8Hz)
【0111】(11)7−[2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−カルボキシメトキシイミノアセト
アミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリ
ジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシ
レート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1600cm−1 (12)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−フェニルビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 165℃(分解) IR(ヌジョール):3275,3175,1770,
1680,1670,1540,1520,1400c
−1 (13)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 178〜182℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1670,1610,1530cm−1 (14)7−[2−(2−シクロペンテン−1−イル)
オキシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピ
リジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,1765,1650,
1610cm−1 (15)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−シクロペンテン−1−イル)オキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.86−2.57
(4H,m),3.66および4.15(2H,AB
q,J=18Hz),5.13−5.40(2H,
m),5.60−6.23(3H,m),6.50(1
H,s),6.66(1H,d,J=11Hz),6.
87(1H,d,J=11Hz),7.33.8.83
(4H,m),9.53(1H,d,J=8Hz) (16)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3260,1765,1660,
1610cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.00−3.93
(2H,m),3.87(3H,s),4.34(3
H,s),5.00(1H,d,J=5Hz),5.6
0(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.80(1
H,d,J=11Hz),7.03(1H,d,J=1
1Hz),7.77−9.09(4H,m),9.2
(2H,s),9.43(1H,d,J=8Hz) (17)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1770,1670,
1610cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.25(3H,t,
J=7Hz),3.0−3.93(2H,m),4.2
0(2H,q,J=7Hz),4.36(3H,s)
5.05(1H,d,J=5Hz),5.50(1H,
dd,J=5Hz,8Hz),6.65(1H,d,J
=10Hz),7.04(1H,d,J=10Hz),
7.80−9.30(4H,m),8.17(2H,
s),9.40(1H,d,J=8Hz) (18)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(スジョール):3280,3180,1775,
1665cm−1 NMR(DMSO−d,δ):0.90(3H,t,
J=7Hz),1.66−2.0(2H,m),3.4
3−4.43(4H,m),5.19(1H,d,J=
5Hz),5.79(1H,dd,J=5Hz,9H
z),6.48−6.95(3H,m),7.24−
8.85(6H,m),9.60(1H,d,J=9H
z) (19)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):3270,1770,1670,
1615cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.33−2.33
(8H,m),3.50−4.27(2H,m),5.
23(1H,d,J=5Hz),5.90(1H,d
d,J=5Hz,9Hz),6.53−7.00(2
H,m),7.27−8.83(4H,m),8.02
(1H,s),9.57(1H,d,J=9Hz) (20)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−プロピニルオキシイ
ミノ)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3270,1770,1670,
1615cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.52(1H,
m),3.66−4.08(2H,m),4.82(2
H,d,J=2Hz),5.19(1H,d,J=4H
z),5.81(1H,dd,J=4Hz,10H
z),6.92(2H,dd,J=4Hz,10H
z),7.17−8.92(6H,m),9.15(1
H,d,J=10Hz)
【0112】実施例19 7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
ベンズヒドリルオキシカルボニルメトキシイミノアセト
アミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリ
ジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)(1.7g)お
よびアニソール(1.77g)の塩化メチレン(43m
l)中懸濁液に、トリフルオロ酢酸(3.74g)を氷
冷下に加え、混合物を同温で2時間攪拌する。反応混合
物をジイソプロピルエーテル(200ml)に滴下し、
生成する沈殿を濾取する。沈殿を水に懸濁し、炭酸水素
ナトリウム水溶液でpH3に調整して不溶物を濾去す
る。濾液を非イオン性吸着樹脂「ダイヤイオンHP−2
0」(30ml)を使用するカラムクロマトグラフィー
に付す。カラムを水洗後、イソプロピルアルコール10
%水溶液で溶出する。目的化合物を含む溶出液を集め、
減圧下にイソプロピルアルコールを留去し、残渣を凍結
乾燥して、7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−
3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シ
ン異性体)(0.73g)を得る。 融点 188℃(分解) IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1600cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.1および3.7
(2H,ABq,J=18Hz),4.3(3H,
s),4.5(2H,ブロード s),5.02(1
H,d,J=5Hz),5.67(1H,dd,J=8
Hz,5Hz),6.67(1H,d,J=10H
z),6.73(1H,s),6.92(1H,d,J
=10Hz),7−9.2(6H,m),10(1H,
d,J=8Hz)
【0113】実施例20 実施例19と同様にして下記化合物を得る。 7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 178℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1675,1620,
1520cm−1
【0114】実施例21 7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−(2−シクロペンテン−1−イル)
オキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3
−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(1.06g)のア
ニソール(2ml)中懸濁液にトリフルオロ酢酸(4m
l)を氷冷下に加え、混合物を同温で35分間攪拌す
る。混合物をジイソプロピルエーテル(250ml)中
に注ぐ。沈殿を濾取してジイソプロピルエーテルで洗浄
し、五酸化燐で乾燥する。沈殿をテトラヒドロフラン
(50ml)炭酸水素ナトリウム(242mg)、水
(40ml)および酢酸エチル(50ml)の混合物に
溶解する。水層を分取し、1N塩酸でpH2に調整す
る。生成する沈殿を濾取し冷水で洗浄し、五酸化燐で乾
燥して、7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)
(390mg)を得る。 融点 178〜182℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1670,1610,1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.65および4.1
2(2H,ABq,J=18Hz),5.22(1H,
d,J=5Hz),5.85(1H,dd,J=5Hz
および8Hz),6.80(2H,s),7.4−7.
8(1H,m),7.8−8.2(3H,m),8.4
−8.6(1H,m),8.6−8.8(1H,m),
9.47(1H,d,J=8Hz),11.9(1H,
ブロードs)
【0115】実施例22 [(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]銀(5.
86g)のアセトニトリル(176ml)中懸濁液に、
沃化ナトリウム(21.58g)を常温で加える。混合
物を30分間攪拌する。混合物に7−アミノ−3−メシ
ルオキシ−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(9.21g)およびアセトニトリル(276ml)
中ビス(トリメチルシリル)尿素(12.26g)を氷
冷下に加える。反応混合物を同温で10分間攪拌する。
不溶物を濾去する。濾液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチ
ルに溶解する。酢酸エチル溶液を水および食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去し
て、7−アミノ−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル(6.17g)を得る。 IR(ヌジョール):1765,1720,1650c
−1 NMR(DMSO−d,δ):3.70および4.1
3(2H,ABq,J=18Hz),4.90(1H,
d,J=5Hz),5.11(1H,d,J=5H
z),6.67(1H,d,J=11Hz),6.83
(1H,d,J=11Hz),6.93(1H,s),
7.17−7.62(11H,m),7.62−8.6
5(3H,m)
【0116】実施例23 [(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]銀(2.
86g)のアセトニトリル(90ml)中懸濁液に、沃
化ナトリウム(8.77g)を常温で加える。混合物を
30分間攪拌する。この混合物に7−[2−アリルオキ
シイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアソ
ール−3−イル)アセトアミド]−3−メシルオキシ−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異
性体)(6.54g)のアセトニトリル(196ml)
溶液を氷冷下に加える。混合物を同温で10分間攪拌す
る。不溶物を濾去する。濾液を減圧濃縮して残渣を酢酸
エチルに溶解する。酢酸エチル溶液を水および食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留
去して残渣を得る。残渣をシリカゲルを使用するカラム
クロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−塩化メチレン
混合物(1:1)で溶出する。目的化合物を含む画分を
合わせ、溶媒を減圧下に留去して7−[2−アリルオキ
シイミノ−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(3.5g)を
得る。 IR(ヌジョール):1760,1730,1660,
1605cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.52−4.12
(2H,m),4.67(2H,d,J=5Hz),
5.05−6.15(5H,m),6.67(1H,
d,J=12Hz),6.87(1H,d,J=12H
z),6.93(1H,s),7.04−7.62(1
1H,m),7.62−8.69(3H,m),8.1
2(2H,ブロード s),9.7(1H,d,J=8
Hz)
【0117】実施例24 7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3
−メシルオキシ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)(1g)のテトラヒドロフラン(30ml)中
懸濁液に、ビス(トリメチルシリル)尿素(444m
g)を常温で加える。混合物を30〜35℃で30分間
攪拌して透明な溶液を得る。一方別に、(Z)−2−ア
セチルチオビニルベンゼン(780mg)のテトラヒド
ロフラン(6ml)溶液にナトリウムメトキシド(24
0mg)を0℃で加える。混合物を30分間攪拌する。
この溶液を上記透明溶液に加える。混合物を−20〜−
30℃で2時間攪拌する。混合物を水(300ml)中
に注ぎ、次いで混合物を炭酸水素ナトリウムで中和し、
酢酸エチルで洗浄する。攪拌後、水層を分取する。水溶
液を1N塩酸でpH2.5に調整する。この溶液に酢酸
エチル(200ml)を加える。有機層を分取し、硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して固体を得る。固体
をジイソプロピルエーテル中で粉砕して、7−[2−
(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−フェニルビニルチオ]−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)(550mg)を得る。 融点 165℃(分解) IR(ヌジョール):3275,3175,1770,
1680,1670,1540,1520,1400c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.24(3H,t,
J=8Hz),3.3−3.8(2H,m),4.17
(2H,q,J=8Hz),3.8−4.4(2H,
m),5.2(1H,d,J=5Hz),5.84(1
H,dd,J=5Hz,8Hz),6.55,6.75
(2H,ABq,J=11Hz),7.4−7.5(5
H,ブロード s),8.1(2H,ブロード s),
9.55(1H,d,J=8Hz)
【0118】実施例25 [(ZおよびE)−2−(2−ピリジル)ビニルチオ]
銀(2.26g)のアセトニトリル(140ml)中懸
濁液に、沃化ナトリウム(8.18g)を氷冷下に加え
る。混合物を同温で30分間攪拌する。この混合物に7
−ホルムアミド−3−メシルオキシ−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(4g)を同温で一挙に加
える。混合物を氷冷下に30分間攪拌する。不溶物を濾
去する。濾液を減圧濃縮して残渣を得る。残渣を酢酸エ
チルと塩化ナトリウム飽和水溶液との混合物に溶解して
1時間攪拌する。混合物にセライトを加える。不溶物を
濾去する。有機層を分取して塩化ナトリウム飽和水溶液
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して固
体を得る。固体をシリカゲル(175g)を使用するカ
ラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−酢酸エ
チル混合物(4:1、v/v)で溶出する。薄層クロマ
トグラフィーで大きい方のRf値を有する物質を含む画
分を合わせ、減圧濃縮して、7−ホルムアミド−3−
[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(2.15g)
を固体として得る。 IR(ヌジョール):1770,1690−1660,
1590,1580cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.80,4.17
(2H,ABq,J=18Hz),5.23(1H,
d,J=5Hz),5.87(1H,dd,J=5H
z,9Hz),6.67(1H,d,J=11Hz),
6.87(1H,d,J=11Hz),6.90(1
H,s),7.03−7.60(12H,m),7.6
3−8.03(1H,m),8.17(1H,s),
8.50−8.70(1H,m),9.10(1H,
d,J=9Hz) 薄層クロマトグラフィーで小さい方のRf値を有する物
質を含む画分を合わせ、減圧濃縮して、7−ホルムアミ
ド−3−[(E)−2−(2−ピリジル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(50
0mg)を固体として得る。 IR(ヌジョール):1780,1690,1660,
1600,1580cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.77,4.13
(2H,ABq,J=18Hz),5.27(1H,
d,J=5Hz),5.90(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.77(1H,d,J=15Hz),
6.90(1H,s),7.13−8.97(14H,
m),8.20(1H,s),8.43−8.67(1
H,m),9.13(1H,d,J=8Hz)
【0119】実施例26 実施例22〜25と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3250,1770,1705,
1680,1650cm−1 (2)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1640,
1540cm−1 (3)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1670,
1605,1530cm−1 (4)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1770,1660,
1610,1530cm−1) (5)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1710,1660,
1620cm−1 (6)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1660,
1605,1530cm−1) (7)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1530cm−1 (8)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1650,
1600cm−1 (9)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1610cm−1 (10)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3350,3150,1780,
1730,1675,1615cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.18(3H,t,
J=7Hz),3.77および4.11(2H,AB
q,J=18Hz),4.19(2H,q,J=7H
z),5.29(1H,d,J=5Hz),5.94
(1H,dd,J=9Hz,5Hz),6.74(1
H,d,J=12Hz),6.86(1H,d,J=1
2Hz),6.96(1H,s),7.2−7.6(1
2H,m),7.79(1H,d,J=10Hz),
8.12(2H,ブロード s),8.49(1H,
d,J=4Hz),8.61(1H,ブロード s),
9.65(1H,d,J=9Hz)
【0120】(11)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−エトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 融点 171℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3250,1770,
1670,1610cm−1 (12)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.27(3H,
s),3.77−4.10(2H,m),5.27(1
H,d,J=5Hz),5.93(1H,dd,J=5
Hz,9Hz),6.73(2H,ブロード s),
6.90(1H.s),7.13−7.60(11H,
m),7.63−7.90(1H,m),7.93−
8.23(2H,m),8.37−8.63(2H,
m),9.60(1H,d,J=9Hz) (13)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 164℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1530c
−1 (14)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−シクロペンテン−1
−イル)オキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1675,1610,1530,1280,1220c
−1 (15)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1730,1670,
1610,1520cm−1 (16)7−[D−N−(4−エチル−2,3−ジオキ
ソ−1−ピペラジニルカルボニル)−2−(4−ヒドロ
キシフェニル)グリシンアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3250,1780,1705,
1670,1605cm−1 (17)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1550,
1280,1225cm−1 (18)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1690,1670,
1550,1280,1220cm−1 (19)7−[2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメ
トキシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピ
リジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1730,1680,
1540cm−1 (20)7−[2−エトキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1540c
−1
【0121】(21)7−[2−アリルオキシイミノ−
2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−
イル)アセトアミド]−3−[(E)−2−(2−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1675,1610,
1520cm−1 (22)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1620,
1600,1530cm−1 (23)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−シアノビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3300,2210,1780,
1675,1610cm−1 (24)7−[2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメ
トキシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メ
チル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3350,1760,1735,
1660cm−1 (25)7−[2−エトキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1650c
−1 (26)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1530,
1270,1215cm−1 (27)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3300,1780,1670,
1610,1535,1280,1220cm−1 (28)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル
−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.6−4.2(2
H,m),4.3(3H,s),4.9(2H,s),
5.28(1H,d,J=5Hz),5.9(1H,d
d,J=8Hz,5Hz),6.75(1H,d,J=
10Hz),6.87(3H,s),7.03(1H,
d,J=10Hz),7−9.05(24H,m),
9.83(1H,d,J=8Hz) (29)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1675c
−1 (30)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1625c
−1
【0122】(31)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−カルボキシ
メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。 融点 178℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1675,1620,
1520cm−1 (32)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3200,1770,1670,
1190cm−1 (33)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1530c
−1 (34)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 168℃(分解) IR(ヌジョール):1780,1670,1620,
1530cm−1 (35)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(E)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 160℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1615,
1580,1530cm−1 (36)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,1770,1660c
−1 (37)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異
性体)。 IR(ヌジョール):3300,1760,1650,
1600cm−1 (38)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−シアノビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,2210,1760,
1660,1610cm−1 (39)7−[D−N−(4−エチル−2,3−ジオキ
ソ−1−ピペラジニルカルボニル)−2−(4−ヒドロ
キシフェニル)グリシンアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸。 IR(ヌジョール):3200,1770,1710,
1675,1605cm−1 (40)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−
3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1765,1670,
1600cm−1
【0123】(41)7−ホルムアミド−3−[(Z)
−2−シアノビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3300,2210,1780,
1730,1680cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.77および4.1
5(2H,ABq,J=18Hz),5.22(1H,
d,J=5Hz),5.9(1H,dd,J=8Hz,
5Hz),5.91(1H,d,J=10Hz),6.
97(1H,s),7.2−7.6(10H,m),
7.77(1H,d,J=10Hz),8.17(1
H,s),9.10(1H,d,J=8Hz) (42)7−ホルムアミド−3−[(Z)−2−(3−
ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):1785,1705,1690,
1560,1220cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.76および4.1
4(2H,ABq,J=18Hz),5.23(1H,
d,J=5Hz),5.85(1H,dd,J=5Hz
および8Hz),6.77(2H,s),6.93(1
H,s),7.1−7.6(11H,m),7.77
(1H,dt,J=2Hzおよび8Hz),8.17
(1H,s),8.47(1H,dd,J=2Hzおよ
び5Hz),8.58(1H,d,J=2Hz),9.
12(1H,d,J=8Hz) (43)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 178〜182℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1670,1610,1530cm−1 (44)7−アミノ−3−[(E)−2−(2−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル。 IR(ヌジョール):1775,1740cm−1 (45)7−アミノ−3−[(Z)−2−(2−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル。 IR(ヌジョール):1765,1715,1590,
1580cm−1 (46)7−[2−(2−シクロペンテン−1−イル)
オキシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピ
リジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,1765,1650,
1610cm−1 (47)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 NMR(DMSO−d,δ):0.95(3H,t,
J=7Hz),1.35−2.0(2H,m),3.7
3−4.37(4H,m),5.28(1H,d,J=
4Hz),5.90(1H,dd,J=4Hz,8H
z),6.67−6.87(2H,m),6.92(1
H,s),7.0−7.63(12H,m),7.63
−8.83(3H,m),8.5(1H,s),9.6
8(1H,d,J=8Hz) (48)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.27−2.07
(8H,m),3.73−4.17(2H,m),4.
53−4.90(1H,m),5.23(1H,d,J
=5Hz),5.9(1H,dd,J=5Hz,9H
z),6.50−7.05(2H,m),6.90(1
H,s),7.05−7.90(13H,m),7.9
0−8.80(3H,m),8.08(1H,s),
9.57(1H,d,J=9Hz) (49)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−プロピニルオキシイ
ミノ)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.50−4.05
(2H,m),3.31(1H,s),5.31(1
H,d,J=4Hz),5.97(1H,dd,J=5
Hz,8Hz),6.79(2H,dd,J=4Hz,
10Hz),6.96(1H,s),7.03−7.6
4(1H,m),7.62−7.99(1H,m),
7.97−8.58(2H,m),8.56−8.75
(2H,m),9.79(1H,d,J=8Hz) (50)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.90(3H,
s),4.03(3H,s),3.57−4.27(2
H,m),5.25(1H,d,J=5Hz),5.9
2(1H,dd,J=5Hz,9Hz),6.75(1
H,d,J=11Hz),6.87(1H,s),7.
07−7.62(11H,m),7.93−9.06
(6H,m),9.58(1H,d,J=9Hz)
【0124】(51)7−[2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−(2−シクロペンテン−1−イ
ル)オキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.86−2.57
(4H,m),3.66および4.15(2H,AB
q,J=18Hz),5.13−5.40(2H,
m),5.60−6.23(3H,m),6.50(1
H,s),6.66(1H,d,J=11Hz),6.
87(1H,d,J=11Hz),7.33−8.83
(4H,m),9.53(1H,d,J=8Hz) (52)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 NMR(DMSO−d,δ):0.95(3H,t,
J=7Hz),1.35−2.0(2H,m),3.7
3−4.37(4H,m),5.28(1H,d,J=
4Hz),5.90(1H,dd,J=4Hz,8H
z),6.67−6.87(2H,m),6.92(1
H,s),7.0−7.63(12H,m),7.63
−8.82(3H,m),9.68(1H,d,J=8
Hz) (53)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3260,1765,1660,
1610cm−1 (54)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,1770,1670,
1610cm−1 (55)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3280,3180,1775,
1665cm−1 (56)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):3270,1770,1670,
1615cm−1 (57)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−プロピニルオキシイ
ミノ)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3270,1770,1670,
1615cm−1 (58)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−アリルオキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸1−アセトキシエチル(シン異
性体)。 IR(ヌジョール):3300,1760−1780,
1670,1240,1210,1070cm−1
【0125】実施例27 7−ホルムアミド−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(69.8g)のメタノール(350ml)
中懸濁液に、濃塩酸(40.7ml)を加える。混合物
を30〜35℃に2時間加温する。混合物を酢酸エチル
(21)および水(11)の混合物中に注ぎ、炭酸水素
ナトリウ飽和水溶液でpH6.5に調整する。有機層を
分取し、水および塩化ナトリウム飽和水溶液で順次洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して結晶を得
る。この結晶をジエチルエーテルで洗浄して、7−アミ
ノ−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(5
2.3g)を得る。 IR(ヌジョール):1765,1720,1650c
−1 NMR(DMSO−d,δ):3.70および4.1
3(2H,ABq,J=18Hz),4.90(1H,
d,J=5Hz),5.11(1H,d,J=5H
z),6.67(1H,d,J=11Hz),6.83
(1H,d,J=11Hz),6.93(1H,s),
7.17−7.62(11H,m),7.62−8.6
5(3H,m)
【0126】実施例28 実施例27と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−アミノ−3−[(E)−2−(2−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル。 IR(ヌジョール):1775,1740cm−1 (2)7−アミノ−3−[(Z)−2−(2−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル。 IR(ヌジョール):1765,1715,1590,
1580cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.67,4.10
(2H,ABq,J=18Hz),4.83(1H,
d,J=4Hz),5.07(1H,d,J=4H
z),6.63(1H,d,J=10Hz),6.83
(1H,s),6.87(1H,d,J=10Hz),
7.00−7.97(13H,m),8.67−8.5
0(1H,m)
【0127】実施例29 7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
アリルオキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2
−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸(シン異性体)(1.0g)のN,N−ジメ
チルホルムアミド(20ml)溶液に炭酸セシウム
(0.31g)を加える。混合物を室温で20分間攪拌
し、これに酢酸1−ブロモエチル(0.96g)を0〜
3℃で滴下する。混合物を40分間攪拌後、酢酸1−ブ
ロモエチル(0.3g)をこれに加える。1時間攪拌
後、反応混合物を酢酸エチル(120ml)中に注ぎ不
溶物を濾去する。濾液を水(120ml、2回)、炭酸
水素ナトリウム水溶液(50ml、1回)および塩化ナ
トリウム飽和水溶液で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥する。酢酸エチルを減圧下に留去し、残渣をジイソ
プロピルエーテルで粉砕して、7−[2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−アリルオキシイミノアセ
トアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸1−アセトキ
シエチル(シン異性体)(0.27g)を得る。 IR(ヌジョール):3300,1760−1780,
1670,1240,1210,1070cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.47(3H,d,
J=6Hz),2.02(3H,s),3.97(2
H,d−d,J=18Hz,24Hz),4.62(2
H,d,J=5Hz),5.26(1H,d,J=5H
z),5.0−5.43(2H,m),5.60−5.
97(2H,m),6.73(1H,s),6.83
(2H,s),6.93−7.30(1H,m),7.
45(1H,d−d,J=5Hz,9Hz),7.93
(1H,d−d,J=2Hz,8Hz),8.50(1
H,d−d,J=2Hz,8Hz),8.60−8.7
7(1H,m),9.57(1H,d,J=8Hz)
【0128】実施例30 実施例29と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[アミノ−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル。 IR(ヌジョール):1765,1720,1650c
−1 (2)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1760,1730,1660,
1605cm−1 (3)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3250,1770,1705,
1680,1650cm−1 (4)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1640,
1540cm−1 (5)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1670,
1605,1530cm−1 (6)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1710,1660,
1620cm−1 (7)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジ
ニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1720,1650,
1600cm−1 (8)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3350,3150,1780,
1730,1675,1615cm−1 (9)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1520cm−1 (10)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−シクロペンテン−1
−イル)オキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1675,1610,1530,1280,1220c
−1
【0129】(11)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−カルボキシ
メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ンボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1730,1670,
1610,1520cm−1 (12)7−[D−N−(4−エチル−2,3−ジオキ
ソ−1−ピペラジニルカルボニル)−2−(4−ヒドロ
キシフェニル)グリシンアミド]−3−[(Z)−2−
(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3250,1780,1705,
1670,1605cm−1 (13)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1550,
1280,1225cm−1 (14)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1690,1670,
1550,1280,1220cm−1 (15)7−[2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメ
トキシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピ
リジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1730,1680,
1540cm−1 (16)7−[2−エトキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1540c
−1 (17)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(E)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1775,1675,1610,
1520cm−1 (18)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1620,
1600,1530cm−1 (19)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−シアノビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3300,2210,1780,
1675,1610cm−1 (20)7−[2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメ
トキシイミノ−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メ
チル−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3350,1760,1735,
1660cm−1
【0130】(21)7−[2−エトキシイミノ−2−
(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1650c
−1 (22)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−プロピニルオキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1530,
1270,1215cm−1 (23)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):3300,1780,1670,
1610,1535,1280,1220cm−1 (24)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ベンズヒドリルオキシカルボニルメトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル
−3−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.6−4.2(2
H,m),4.3(3H,s),4.9(2H,s),
5.28(1H,d,J=5Hz),5.9(1H,d
d,J=8Hz,5Hz),6.75(1H,d,J=
10Hz),6.87(3H,s),7.03(1H,
d,J=10Hz),7.00−9.05(24H,
m),9.83(1H,d,J=8Hz) (25)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1675c
−1 (26)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニオ)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1625c
−1 (27)7−ホルムアミド−3−[(Z)−2−(2−
ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):1770,1690−1660,
1590,1580cm−1 (28)7−ホルムアミド−3−[(E)−2−(2−
ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):1780,1690,1660,
1600,1580cm−1 (29)7−ホルムアミド−3−[(Z)−2−シアノ
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル。 IR(ヌジョール):3300,2210,1780,
1730,1680cm−1 (30)7−ホルムアミド−3−[(Z)−2−(3−
ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):1785,1705,1690,
1560,1220cm−1
【0131】(31)7−アミノ−3−[(E)−2−
(2−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):1775,1740cm−1 (32)7−アミノ−3−[(Z)−2−(2−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル。 IR(ヌジョール):1765,1715,1590,
1580cm−1 (33)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 NMR(DMSO−d,δ):0.95(3H,t,
J=7Hz),1.35−2.0(2H,m),3.7
3−4.37(4H,m),5.28(1H,d,J=
4Hz),5.90(1H,dd,J=4Hz,8H
z),6.67−6.87(2H,m),6.92(1
H,s),7.0−7.63(12H,m),7.63
−8.83(3H,m),8.5(1H,s),9.6
8(1H,d,J=8Hz) (34)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノアセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 NMR(DHSO−d,δ):1.27−2.07
(8H,m),3.73−4.17(2H,m),4.
53−4.90(1H,m),5.23(1H,d,J
=5Hz),5.90(1H,dd,J=5Hz,9H
z),6.50−7.05(2H,m),6.90(1
H,s),7.05−7.90(13H,m),7.9
0−8.80(3H,m),8.08(1H,s),
9.57(1H,d,J=9Hz) (35)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−プロピニルオキシイ
ミノ)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(3−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.50−4.05
(2H,m),3.31(1H,s),5.31(1
H,d,J=4Hz),5.97(1H,dd,J=5
Hz,8Hz),6.79(2H,dd,J=4Hz,
10Hz),6.96(1H,s),7.03−7.6
4(1H,m),7.62−7.99(1H,m),
7.97−8.58(2H,m),8.56−8.75
(2H,m),9.79(1H,d,J=8Hz) (36)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):3.90(3H,
s),4.03(3H,s),3.57−4.27(2
H,m),5.25(1H,d,J=5Hz),5.9
2(1H,dd,J=5Hz,9Hz),6.75(1
H,d,J=11Hz),6.87(1H,s),7.
07−7.62(11H,m),7.93−9.06
(6H,m),9.58(1H,d,J=9Hz) (37)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−プロポキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性
体)。 NMR(DMSO−d,δ):0.95(3H,t,
J=7Hz),1.35−2.0(2H,m),3.7
3−4.37(4H,m),5.28(1H,d,J=
4Hz),5.90(1H,dd,J=4Hz,8H
z),6.67−6.87(2H,m),6.92(1
H,s),7.0−7.63(12H,m),7.63
−8.82(3H,m),9.68(1H,d,J=8
Hz)
【0132】製造例19 製造例3と同様にして下記化合物を得る。 2−メチル−5−[(Z)−2−(トリチルチオ)ビニ
ル]ピリジン。 IR(ヌジョール):1950,1490,1445c
−1 NMR(DMSO−d,δ):2.43−2.60
(3H,hidden),5.93,6.40(2H,
ABq,J=10Hz),6.93−7.50(16
H,m),7.80(1H,dd,J=3Hz,7H
z),8.50(1H,d,J=3Hz)
【0133】製造例20 製造例5と同様にして下記化合物を得る。 [(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]銀。 IR(ヌジョール):1570,1540cm−1
【0134】製造例21 N,N−ジイソプロピルアミン(3.39m1)の無水
テトラヒドロフラン(80ml)溶液に、1.55モル
ヘキサン中n−ブチルリチウムを60℃で加える。混合
物を0℃で30分間攪拌する。この溶液に2−エトキシ
−1,3−オキサチオラン(3ml)のテトラヒドロフ
ラン(5ml)溶液を−60〜−70℃で加える。混合
物を−65℃で30分間攪拌後、混合物を硝酸銀(8.
46g)の水(20ml)およびメタノール(80m
l)混合物溶液中に氷冷下に注ぎ、30分間攪拌し、希
塩酸でpH6.5に調整する。沈殿を濾取し、水、メタ
ノールおよびジエチルエーテルで順次洗浄後乾燥してビ
ニルチオ銀(7.41g)を得る。
【0135】製造例22 2−クロロエタノール(0.83ml)を、水酸化ナト
リウム水溶液(1.25N、30ml)中、アジ化ナト
リウムと50℃で3.5時間反応させて、これに硫酸ナ
トリウムを加える。混合物を塩化メチレンで抽出する。
抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、2−
アジドエタノール(580mg)を得る。 IR(フィルム):2100cm−1 NMR(CDCl,δ):2.7(1H,s),3.
4(2H,m),3.75(2H,m)
【0136】製造例23 2−アジドエタノール(0.9g)の塩化メチレン(2
5ml)溶液に、2,6−ルチジン(2.8ml)を加
える。この溶液−78℃に冷却した後、無水トリフルオ
ロメタンスルホン酸(2ml)をこれに滴下する。溶液
を−40〜−30℃で3時間攪拌し、水洗する。有機層
を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、ト
リフルオロメタンスルホン酸2−アジドエチル(2.4
g)を得る。 IR(フィルム):2100,1410cm−1 NMR(CDCl,δ):3.63(2H,t,J=
5Hz),4.57(2H,t,J=5Hz)
【0137】実施例31 7−アミノ−3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニ
ルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(1.50g)および2−(2−トリチルアミノチア
ゾール−4−イル)−3−ヒドロキシプロピオン酸
(1.42g)のテトラヒドロフラン溶液に、N,N′
−ジシクロヘキシルカルボジイミド(925mg)を氷
冷下に加える。この混合物を同温で1時間攪拌し、常温
で2時間攪拌する。生成する沈殿を濾去する。濾液に酢
酸エチル(100ml)を加え、有機層を分取して塩化
ナトリウム飽和水溶液(50ml)で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。溶媒を留去て残渣をシリカゲル
(120g)を使用するカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル混合物(3:
1)で溶出する。目的化合物を含む画分を合わせ、減圧
濃縮して、7−[2−(2−トリチルアミノチアゾール
−4−イル)−3−ヒドロキシプロピオンアミド]−3
−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(1.10
g)を得る。 IR(ヌジョール):3300,1780,1730,
1670,1520,1495,1280,1220c
−1 NMR(DMSO−d+DO,δ):3.4−4.
2(5H,m),5.17(1H,d,J=5Hz),
5.62(1H,d,J=5Hz),6.22および
6.25(1H,s),6.74(2H,s),6.8
8(1H,s),7.0−7.6(26H,m),7.
6−7.9(1H,m),8.4−8.7(2H,m)
【0138】実施例32 実施例1〜5および31と同様にして下記化合物を得
る。 (1)7−[2−メトキシイミノ−2−[5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 融点 190〜200℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3150,3300,
1760,1670,1600,1520,1340c
−1 (2)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
{(Z)−2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリ
ジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):2125,2100,1775,
1680,1640cm−1 (3)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−
2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]ビ
ニルチオ}−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):2130,2100,1780,
1670,1630cm−1 (4)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・
沃化物・塩酸塩(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3350,3150,1780,
1670,1630,1565,1545,1275,
1220cm−1 (5)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−
ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 192℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1630c
−1 (6)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(アンチ異
性体)。 IR(ヌジョール):1760,1670,1610,
1520cm−1 (7)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−
2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]ビ
ニルチオ}−3−セフェム−4−カルボキシレート(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):2150,2120,1770,
1670,1610cm−1 (8)7−{2−カルボキシメトキシイミノ−2−[2
−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾー
ル−4−イル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1750,1710,1655,
1530cm−1 (9)7−{2−[(Z)−2−シアノビニルチオ]ア
セトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カ
ルボン酸。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):3270,2210,1750,
1710,1660,1530cm−1 (10)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸
p−ニトロベンジル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1680,1615,
1525,1455cm−1
【0139】(11)7−ホルムアミド−3−[(Z)
−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3150,1780,1710,
1690,1230,1220cm−1 (12)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1525c
−1 (13)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−ビニ
ルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸p−ニトロベン
ジル。 IR(ヌジョール):3280,1970,1705,
1665,1540,1520cm−1 (14)7−{2−(p−ニトロベンジルオキシカルボ
ニルメトキシイミノ)−2−[2−(2,2,2−トリ
フルオロアセトアミド)チアゾール−4−イル]アセト
アミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボ
ン酸p−ニトロベンジル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1660,
1610,1520,1345cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.57,3.90
(2H,ABq,J=18Hz),4.82(2H,
s),5.20(1H,d,J=5Hz),5.27
(2H,s),5.33(2H,s),5.42(1
H,d,J=16Hz),5.50(1H,d,J=1
0Hz),5.80(1H,dd,J=5Hz,8H
z),6.60(1H,dd,J=10Hz,16H
z),7.49(1H,s),7.52(2H,d,J
=9Hz),7.58(2H,d,J=9Hz),8.
03(2H,d,J=9Hz),8.11(2H,d,
J=9Hz),9.68(1H,d,J=8Hz) (15)7−{2−[(Z)−2−シアノビニルチオ]
アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−
カルボン酸p−ニトロベンジル。 IR(ヌジョール):3290,2210,1760,
1700,1640,1515,1350cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.63,4.03
(2H,ABq,J=18Hz),3.77(2H,
s),5.27(1H,d,J=5Hz),5.43
(2H,s),5.53(1H,d,J=16Hz),
5.60(1H,d,J=9Hz),5.71(1H,
d,J=10Hz),5.77(1H,dd,J=5H
z,J=8Hz),6.73(1H,dd,J=9H
z,J=16Hz),7.67(1H,d,J=10H
z),7.70(2H,d,J=9Hz),8.27
(2H,d,J=9Hz),9.27(1H,d,J=
8Hz) (16)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 融点 185〜195℃(分解) IR(ヌジョール):3450−3150,3300,
1775,1680,1615,1530,1350c
−1 (17)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 融点 179〜185℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1775,
1680,1620,1530,1350cm−1 (18)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1600,1530,1280,
1220cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.49(3H,
s),3.6−4.4(2H,m),3.93(3H,
s),5.28(1H,d,J=5Hz),5.95
(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.72(2
H,s),6.94(1H,s),7.1−7.5(1
1H,m),7.6−7.9(1H,m),8.13
(2H,bs),8.5(1H,m),9.68(1
H,d,J=8Hz)(19)7−[2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−
ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
キシレート(シン異性体)。 融点 190〜195℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,
1660,1610,1530,1340cm−1 (20)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3400,3150,1780,
1660,1540,1280,1220cm−1
【0140】(21)7−[2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−
3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 177〜182℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,
1670,1620,1535,1350cm−1 (22)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1535,1490,1280,
1220cm−1 (23)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,3150,1780,
1690,1650,1550,1280,1230c
−1 NMR(DMSO−d,δ):2.50(3H,
s),3.77および4.17(2H,ABq,J=1
8Hz),3.92(3H,s),5.32(1H,
d,J=5Hz),5.95(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.74(2H,s),6.95(1
H,s),7.1−7.8(13H,m),8.4−
8.7(1H,m),8.55(1H,s),9.77
(1H,d,J=8Hz) (24)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 融点 175〜180℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1670,1610,1530,1290cm−1 (25)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1530,1280,1220c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.26(3H,t,
J=7Hz),2.53(3H,s),3.73および
4.12(2H,ABq,J=18Hz),4.20
(2H,q,J=7Hz),5.25(1H,d,J=
5Hz),5.92(1H,dd,J=5Hzおよび8
Hz),6.70(2H,s),6.90(1H,
s),7.1−7.8(12H,m),8.09(2
H,bs),8.4−8.5(1H,m),9.60
(1H,d,J=8Hz) (26)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボキシレート(シン異性体)。 融点 165〜170℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1760,
1630,1600,1510,1240cm−1 (27)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,3150,1780,
1730,1655,1525,1285,1225c
−1 (28)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−シクロペンテン−1
−イル)オキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸(シン異性体)。 融点 90〜100°C(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1770,
1660,1525cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.7−2.6(4
H,m),3.0−4.3(2H,m),5.2−5.
6(1H,m),5.21(1H,d,J=5Hz),
5.6−6.0(2H,m),6.0−6.3(1H,
m),6.78(2H,s),7.3−7.6(1H,
m),7.7−8.0(1H,m),8.07(2H,
bs),8.4(1H,m),8.6(1H,m),
9.50(1H,d,J=8Hz) (29)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−3−ヒドロキシプロピオンアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸。 融点 100〜110℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1770,1670−
1520,1600,1340,1250cm−1 (30)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−ビニ
ルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸。 IR(ヌジョール):3300,1780,1690,
1630,1520,1360,1230cm−1
【0141】(31)7−[2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−
3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。 融点 195〜205℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1770,1660,
1530cm−1 (32)7−{2−メトキシイミノ−2−[2−(2,
2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾール−4−
イル])アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3200,1775,1720,
1655,1520,1265,1235,1210c
−1 (33)7−{2−メトキシイミノ−2−[2−(2,
2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾール−4−
イル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム
−4−カルボン酸p−ニトロベンジル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3230,1775,1725,
1700,1655,1520,1515,1350,
1260,1215cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.58および3.9
0(2H,ABq,J=18Hz),3.83(3H,
s),5.17(1H,d,J=5Hz),5.31
(2H,s),5.38(1H,d,J=16Hz),
5.47(1H,d,J=9Hz),5.75(1H,
dd,J=5Hzおよび8Hz),6.57(1H,d
d,J=9Hzおよび16Hz),7.35(1H,
s),7.52(2H,d,J=8Hz),8.07
(2H,d,J=8Hz),8.57(1H,d,J=
8Hz) (34)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1530c
−1 (35)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1630,
1520cm−1 (36)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1520cm−1 (37)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.3(3H,t,J
=7Hz),4.18(3H,s),5.28(1H,
d,J=5Hz),5.90(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.70,7.05(2H,ABq,J
=11Hz),6.83(1H,s),7.05−7.
60(11H,m),7.90(1H,d,J=8H
z),8.21(1H,d,J=8Hz),8.40
(1H,s),8.85(1H,s),9.60(1
H,d,J=8Hz) (38)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1620,
1520cm−1 (39)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1660,1600,
1520cm−1 (40)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1600,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):4.65(2H,d,
J=5Hz),5.1−5.5(3H,m),5.7−
6.1(2H,m),6.7(2H,s),6.87
(1H,s)7.1−7.5(11H,m),7.65
(1H,dd,J=3Hz,8Hz),8.05(2
H,s),8.40(1H,d,J=3Hz),9.5
7(1H,d,J=8Hz)
【0142】(41)7−[2−アリルオキシイミノ−
2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−
イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(2−メチ
ル−5−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770cm−1 (42)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1690,1650,
1540cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.93,4.10
(2H,ABq,J=30Hz),4.63(2H,
d,J=5Hz),5.10−5.50(3H,m),
5.70−6.20(2H,m),6.67(2H,
s),6.87(1H,s),7.1−7.5(12
H,m),7.60(1H,dd,J=3Hz,8H
z),8.37(1H,d,J=3Hz),8.43
(1H,s),9.65(1H,d,J=8Hz) (43)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1610,
1530cm−1 (44)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1660,1530c
−1 (45)7−[2−エトキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1540c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.23(3H,t,
J=6Hz),4.10(2H,q,J=6Hz,13
Hz),5.20(1H,d,J=5Hz),5.83
(1H,m),6.6−6.9(3H,m),7.0−
7.4(12H,m),7.78(1H,dd,J=2
Hz,8Hz),8.3−8.5(2H,m),9.5
3(1H,d,J=8Hz) (46)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1610,
1520cm−1 (47)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1760,1660,1600,
1530cm−1
【0143】実施例33 7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3
−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)
(1.42g)のN,N−ジメチルホルムアミド(7.
1ml)溶液に、沃化メチル(1.4ml)を常温で加
え、混合物を同温で2時間攪拌する。反応混合物をアセ
トン(150ml)中に注いで生成する沈殿を濾取、乾
燥して粉末を得る。この粉末をテトラヒドロフラン(5
0ml)と水(30ml)との混合物に溶解する。混合
物を炭酸水素ナトリウム水溶液でpH6.5〜7.0に
調整する。混合物を酢酸エチル(100ml)で洗浄
後、水溶液を非イオン性吸着樹脂「ダイヤイオンHP−
20」(40ml)を使用するカラムクロマトグラフィ
ーに付す。カラムを水洗後、イソプロピルアルコール1
0%水溶液で溶出する。目的化合物を含む溶出液を集
め、減圧下にイソプロピルアルコールを留去し、残渣を
凍結乾燥して、7−[2−(5−アミノ−1,2,4−
チアジアゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセ
トアミド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−
5−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート(シン異性体)(0.59g)を得る。 融点 190〜200℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3150,3300,
1760,1670,1600,1520,1340c
−1 NMR(DMSO−d,δ):2.67(3H,
s),2.97および3.56(2H,ABq,J=1
8Hz),3.83(3H,s),4.21(3H,
s),4.94(1H,d,J=5Hz),5.45
(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.51(1
H,d,J=11Hz),6.79(1H,dd,J=
11Hz),7.82(1H,J=8Hz),8.06
(2H,bs),8.25(1H,dd,J=2Hz,
8Hz),9.10(1H,d,J=2Hz),9.3
0(1H,d,J=8Hz)
【0144】実施例34 7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)(2g)の
N,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に、ト
リフルオロメタンスルホン酸2−アジドエチル(2.4
g)を常温で加え、混合物を40℃で3時間、次いで常
温で一夜攪拌する。混合物の溶媒を減圧下に留去して残
渣を得る。残渣をシリカゲルを使用するカラムクロマト
グラフィーに付し、酢酸エチル−テトラヒドロフラン混
合物(1:1)で溶出する。目的化合物を含む画分を合
わせ、溶媒を減圧下に留去して、7−[2−(2−ホル
ムアミドチアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
アセトアミド]−3−{(Z)−2−[1−(2−アジ
ドエチル)−3−ピリジニオ]ビニルチオ}−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・トリフルオロメ
タンスルホン酸塩(シン異性体)(1.36g)を得
る。 IR(ヌジョール):2125,2100,1775,
1680,1640cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.90(3H,
s),4.0−4.1(2H,m),4.6−4.85
(2H,m),5.30(1H,d,J=5Hz),
5.93(1H,dd,J=5Hz,9Hz),6.7
−6.9(2H,m),7.0−7.6(12H,
m),8.0−8.2(2H,m),8.3−8.6
(2H,m),8.7−9.1(2H,m),9.67
(1H,d,J=9Hz)
【0145】実施例35 実施例7、8、33および34と同様にして下記化合物
を得る。 (1)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−
2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]ビ
ニルチオ}−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):2130,2100,1780,
1670,1630cm−1 (2)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・
沃化物・塩酸塩(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3350,3150,1780,
1670,1630,1565,1545,1275,
1220cm−1 (3)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(アンチ異
性体)。 IR(ヌジョール):1760,1670,1610,
1520cm−1 (4)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−
2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]ビ
ニルチオ}−3−セフェム−4−カルボキシレート(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):2150,2120,1770,
1670,1610cm−1 (5)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 融点 185〜195℃(分解) IR(ヌジョール):3450−3150,3300,
1775,1680,1615,1530,1350c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.20(3H,t,
J=7Hz),2.67(3H,s),3.01および
3.58(2H,ABq,J=18Hz),4.09
(2H,q,J=7Hz),4.20(3H,s),
4.94(1H,d,J=5Hz),5.48(1H,
dd,J=5Hz,8Hz),6.50(1H,d,J
=11Hz),6.81(1H,d,J=11Hz),
7.79(1H,d,J=8Hz),8.06(2H,
bs),8.22(1H,dd,J=1.5Hzおよび
8Hz),9.08(1H,d,J=1.5Hz),
9.27(1H,d,J=8Hz) (6)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性
体)。 融点 190〜195℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,
1660,1610,1530,1340cm−1 (7)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3400,3150,1780,
1660,1540,1280,1220cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.80(3H,
s),3.7−4.2(2H,m),3.92(3H,
s),4.24(3H,s),5.33(1H,d,J
=5Hz),5.97(1H,dd,J=5Hz,8H
z),6.75(1H,d,J=11Hz),6.92
(1H,s),7.13(1H,d,J=11Hz),
7.1−7.7(11H,m),7.9−8.1(1
H,m),8.1−8.5(1H,m),8.53(1
H,s),9.0(1H,m),9.75(1H,d,
J=8Hz) (8)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノア
セトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−
ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
キシレート(シン異性体)。 融点 165〜170℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1760,
1630,1600,1510,1240cm−1 (9)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノア
セトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−
ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,3150,1780,
1730,1655,1525,1285,1225c
−1 NMR(DMSO−d,δ):3.75および4.2
1(2H,ABq,J=18Hz),4.33(3H,
s),4.67(2H,bs),5.30(1H,d,
J=5Hz),5.97(1H,dd,J=5Hz,8
Hz),6.81(1H,d,J=11Hz),7.1
9(1H,d,J=11Hz),7.1−7.6(10
H,m),7.9(1H,m),8.09(2H,b
s),8.3−8.6(1H,m),8.7−9.1
(3H,m),9.63(1H,d,J=8Hz) (10)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1530c
−1 NMR(DMSO−d,δ):2.8(3H,s),
4.2(3H,s),4.65(2H,d,J=5H
z),5.1−5.5(3H,m),5.7−6.3
(2H,m),6.75,7.07(2H,ABq,J
=11Hz),6.83(1H,s),7.1−7.5
(11H,m),7.90(1H,d,J=8Hz),
8.20(1H,d,J=8Hz),8.95(1H,
s),9.75(1H,d,J=8Hz),
【0146】(11)7−[2−アリルオキシイミノ−
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1630,
1520cm−1 (12)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1520cm−1 (13)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.3(3H,t,J
=7Hz),4.18(3H,s),5.28(1H,
d,J=5Hz),5.90(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.70,7.05(2H,ABq,J
=11Hz),6.83(1H,s),7.05−7.
60(11H,m),7.90(1H,d,J=8H
z),8.21(1H,d,J=8Hz),8.40
(1H,s),8.85(1H,s),9.60(1
H,d,J=8Hz) (14)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1620,
1520cm−1 (15)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1660,1600,
1520cm−1
【0147】実施例36 7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・
沃化物(シン異性体)(2.9g)のメタノール(15
ml)中懸濁液に、濃塩酸(1.04ml)を常温で加
え、混合物を33〜35℃で2時間攪拌する。反応混合
物を酢酸エチル(250ml)中に注いで得る沈殿を濾
取、乾燥して、7−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物・塩酸塩(シン異性体)(2.53g)
を得る。 IR(ヌジョール):3350,3150,1780,
1670,1630,1565,1545,1275,
1220cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.82(3H,
s),3.7−4.2(2H,m),3.93(3H,
s),4.27(3H,s),5.32(1H,d,J
=5Hz),5.92(1H,dd,J=5Hz,8H
z),6.82(1H,d,J=11Hz),6.95
(1H,s),6.98(1H,s),7.18(1
H,d,J=11Hz),7.1−7.7(10H,
m),7.8−8.2(1H,m),8.2−8.6
(1H,m),9.1(1H,m),9.90(1H,
d,J=8Hz)
【0148】実施例37 7−{2−カルボキシメトキシイミノ−2−[2−
(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾール
−4−イル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)(1g)および
酢酸ナトリウム(1.41g)の水(21ml)溶液を
常温で一夜攪拌する。混合物を1N塩酸でpH2に調整
して沈殿を得る。この沈殿を濾取、水洗し、五酸化燐で
乾燥して、7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−
3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)(690mg)を得る。 融点 192℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1630c
−1 NMR(DMSO−d,δ):3.48,3.83
(2H,ABq,J=18Hz),4.50(2H,
s),5.12(1H,d,J=5Hz),5.34
(1H,d,J=17Hz),5.40(1H,d,J
=10Hz),5.67(1H,dd,J=5Hz,8
Hz),6.53(1H,dd,J=17Hz,10H
z),6.68(1H,s)および9.35(1H,
d,J=8Hz)
【0149】実施例38 実施例10、11、36および37と同様にして下記化
合物を得る。 (1)7−[2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 融点 190〜200℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3150,3300,
1760,1670,1600,1520,1340c
−1 (2)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−
2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]ビ
ニルチオ}−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(シン異性
体)。 IR(ヌジョール): 2130,2100,178
0,1670,1630cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.95(3H,
s),3.9−4.2(2H,m),4.6−4.9
(2H,m),5.30(1H,d,J=5Hz),
5.75−6.05(1H,m),6.80(1H,A
Bq,J=12Hz),6.93(1H,s),7.0
5−7.6(12H,m),8.1(1H,m),8.
4(1H,m),8.8−9.1(2H,m),9.8
(1H,d,J=8Hz) (3)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(アンチ異
性体)。 IR(ヌジョール):1760,1670,1610,
1520cm−1 (4)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−
2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]ビ
ニルチオ}−3−セフェム−4−カルボキシレート(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):2150,2120,1770,
1670,1610cm−1 (5)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸
p−ニトロベンジル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1680,1615,
1525,1455cm−1 (6)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1525c
−1 (7)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 融点 185〜195℃(分解) IR(ヌジョール):3450−3150,3300,
1775,1680,1615,1530,1350c
−1 (8)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 融点 179〜185℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1775,
1680,1620,1530,1350cm−1 (9)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1600,1530,1280,
1220cm−1 (10)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3200,1770,
1660,1610,1530,1340cm−1
【0150】(11)7−[2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−
3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 177〜182℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,
1670,1620,1535,1350cm−1 (12)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1535,1490,1280,
1220cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.47(3H,
s),3.73および4.12(2H,ABq,J=1
8Hz),3.83(3H,s),5.27(1H,
d,J=5Hz),5.87(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.77(2H,s),6.71(1
H,s),6.88(1H,s),7.0−7.8(1
2H,m),8.4−8.6(1H,m),9.63
(1H,d,J=8Hz) (13)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。 融点 175〜180℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1670,1610,1530,1290cm−1 (14)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1530,1280,1220c
−1 (15)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボキシレート(シン異性体)。 融点 165〜170℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1760,
1630,1600,1510,1240cm−1 (16)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,3150,1780,
1730,1655,1525,1285,1225c
−1 (17)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−シクロペンテン−1
−イル)オキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸(シン異性体)。 融点 90〜100℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1770,
1660,1525cm−1 (18)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−3−ヒドロキシプロピオンアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸。 融点 100〜110℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1770,1670−
1520,1600,1340,1250cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.4−4.2(5
H,m),5.14(1H,d,J=5Hz),5.7
2(1H,dd,J=5Hzおよび8Hz),6.25
および6.30(1H,s),6.75(2H,s),
7.3−7.6(1H,m),7.7−8.1(1H,
m),8.3−8.7(2H,m),8.91(1H,
d,J=8Hz) (19)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−ビニル
チオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 195〜205℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1770,1660,
1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.49および3.8
3(2H,ABq,J=18Hz),3.77(3H,
s),5.14(1H,d,J=5Hz),5.36
(1H,d,J=17Hz),5.45(1H,d,J
=9Hz),5.69(1H,dd,J=5Hzおよび
8Hz),6.59(1H,dd,J=9Hzおよび1
7Hz),6.68(1H,s),7.12(2H,b
s),9.53(1H,d,J=8Hz) (20)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1630,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.77(3H,
s),4.17(3H,s),4.60(2H,d,J
=8Hz),5.0−5.4(3H,m),5.7−
6.0(2H,m),6.70,7.05(2H,AB
q,J=11Hz),6.82(1H,s),7.1−
7.5(11H,m),7.90(1H,d,J=8H
z),8.20(1H,d,J=8Hz),8.83
(1H,s),9.63(1H,d,J=8Hz)
【0151】(21)7−[2−アリルオキシイミノ−
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1520cm−1(22)7−[2−(2−アミノチア
ゾール−4−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1620,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.30(3H,t,
J=7Hz),2.78(3H,s),4.20(3
H,s),5.27(1H,d,J=5Hz),5.8
6(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.83(1
H,s),6.6−7.0(2H,m),7.1−7.
5(11H,m),7.90(1H,d,J=8H
z),8.20(1H,d,J=8Hz),8.90
(1H,s),9.67(1H,d,J=8Hz) (23)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1660,1600,
1520cm−1 (24)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1600,
1520cm−1 (25)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770cm−1 (26)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1610,
1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.5−4.2(2
H,m),4.55(2H,d,J=5Hz),5.0
−5.4(3H,m),5.7−6.1(2H,m),
6.6−6.8(2H,m),6.85(1H,s),
7.0−7.4(12H,m),7.60(1H,d
d,J=2Hz,8Hz),8.37(1H,d,J=
2Hz),9.55(1H,d,J=8Hz) (27)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1660,1530c
−1 (28)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1610,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):5.23(1H,d,
J=5Hz),5.65−6.0(1H,m),6.6
5(2H,m),6.83(1H,s),6.90−
7.70(13H,m),8.35(1H,ブロード
s),9.47(1H,d,J=8Hz) (29)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1760,1660,1600,
1530cm−1
【0152】実施例39 7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2−
(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチオ]−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・沃化物
(シン異性体)(1g)のアニソール(4ml)および
トリフルオロ酢酸(5.5ml)混合物溶液を常温で1
時間攪拌し、ジイソプロピルエーテル中に注ぐ。生成す
る沈殿を濾取してジイソプロピルエーテルで洗浄して、
酢酸エチルと炭酸水素ナトリウム水溶液との混合物にp
H7で溶解する。水層を分取し、濃縮して酢酸エチルを
とりのぞく。この溶液を非イオン性吸着樹脂「ダイヤイ
オンHP−20」を使用するカラムクロマトグラフィー
に付す。カラムを水洗後、イソプロピルアルコール10
%水溶液で溶出する。目的化合物を含む溶出液を集め、
イソプロピルアルコールを減圧下に留去し、凍結乾燥し
て、7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−2
−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボキシレート(アンチ異性
体)(0.20g)を得る。 IR(ヌジョール):1760,1670,1610,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.30(3H,t,
J=7Hz),2.70(3H,s),4.15(2
H,q,J=7Hz,13Hz),4.20(3H,
s),4.95(1H,d,J=5Hz),5.43
(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.53,6.
80(2H,ABq,J=11Hz),7.35(1
H,s),7.80(1H,d,J=8Hz),8.2
5(1H,d,J=8Hz),9.10(1H,d,J
=8Hz),9.15(1H,s)
【0153】実施例40 7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−2−
[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]ビニル
チオ}−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
・トリフルオロメタンスルホン酸塩(シン異性体)
(1.1g)のアニソール(6.8ml)中懸濁液に、
トリフルオロ酢酸(5.0ml)を氷冷下に加え、混合
物を同温で半時間攪拌する。混合物をジエチルエーテル
に滴下する。沈殿を濾取してジエチルエーテルで洗浄す
る。沈殿を水と酢酸エチルとの混合物に攪拌下に加え、
混合物を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液でpH7に調整
する。水層を分取し、濃縮して酢酸エチルをとりのぞ
く。この溶液を非イオン性吸着樹脂「ダイヤイオンHP
−20」(30ml)を使用するカラムクロマトグラフ
ィーに付す。カラムを水洗後、イソプロピルアルコール
4〜15%水溶液で溶出する。目的化合物を含む溶出液
を集め、イソプロピルアルコールを減圧下に留去し、凍
結乾燥して、7−[2−(2−アミノチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
{(Z)−2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリ
ジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−4−カルボキシ
レート(シン異性体)(530mg)を得る。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):2150,2120,1770,
1670,1610cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.85(3H,
s),4.6−5.2(2H,m),5.0(1H,
d,J=5Hz),5.55(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.70(1H,s),7.9−8.2
(1H,m),8.35−8.9(2H,m),9.2
−9.5(2H,m)
【0154】実施例41 7−{2−[(Z)−2−シアノビニルチオ]アセトア
ミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン
酸p−ニトロベンシル(300mg)を、10%パラジ
ウム−炭素(270mg)の存在下、テトラヒドロフラ
ン(9ml)、メタノール(1.5ml)および酢酸
(0.033ml)の混合物中、常温で水素雰囲気中1
気圧で3時間水素添加する。触媒を濾去し、メタノール
で洗浄する。濾液と洗液とを合わせて減圧濃縮する。残
渣を酢酸エチルと水との混合物にpH7で溶解する。水
層を分取し、希塩酸でpH7に調整して酢酸エチルで抽
出する。有機層を塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、ジイソプロピ
ルエーテル中で粉砕して、7−{2−[(Z)−2−シ
アノビニルチオ]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3
−セフェム−4−カルボン酸(97mg)を得る。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):3270,2210,1750,
1710,1660,1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.50,3.87
(2H,ABq,J=18Hz),3.67(2H,
s),5.07(1H,d,J=5Hz),5.35
(1H,d,J=17Hz),5.43(1H,d,J
=10Hz),5.62(1H,dd,J=8Hz,5
Hz),5.63(1H,d,J=11Hz),6.5
7(1H,dd,J=10Hz,17Hz),7.53
(1H,d,J=11Hz),9.09(1H,d,J
=8Hz)
【0155】実施例42 実施例13〜17、40および41と同様にして下記化
合物を得る。 (1) 7−[2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 融点 190〜200℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3150,3300,
1760,1670,1600,1520,1340c
−1 (2)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−
ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 192℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1630c
−1 (3)7−{2−カルボキシメトキシイミノ−2−[2
−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾー
ル−4−イル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1750,1710,1655,
1530cm−1 (4)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1525c
−1 NMR(DMSO−d,δ):1.21(3H,t,
J=7Hz),3.48,3.84(2H,ABq,J
=18Hz),4.11(2H,q,J=7Hz),
5.12(1H,d,J=5Hz),5.33(1H,
d,J=16Hz),5.40(1H,d,J=10H
z),5.72(1H,dd,J=5Hz,8Hz),
6.54(1H,dd,J=10Hz,16Hz),
7.98(2H,s),9.42(1H,d,J=8H
z) (5)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ]ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 融点 185〜195℃(分解) IR(ヌジョール):3450−3150,3300,
1775,1680,1615,1530,1350c
−1 (6)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 融点 179〜185℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1775,
1680,1620,1530,1350cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.50(3H,
s),3.65および4.06(2H,ABq,J=1
8Hz),3.90(3H,s),5.16(1H,
d,J=5Hz),5.78(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.67(2H,s),7.26(1
H,d,J=8Hz),7.76(1H,dd,J=3
Hz,8Hz),8.02(2H,bs),8.44
(1H,d,J=3Hz),9.47(1H,d,J=
8Hz) (7)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(シン異性
体)。 融点 190〜195℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,
1660,1610,1530,1340cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.68(3H,
s),3.02および3.64(2H,ABq,J=1
8Hz),3.78(3H,s),4.23(3H,
s),4.98(1H,d,J=5Hz),5.45
(1H,dd,J=5Hzおよび8Hz),6.55
(1H,d,J=11Hz),6.62(1H,s),
6.82(1H,d,J=11Hz),7.16(2
H,bs),7.7−7.9(1H,m),8.1−
8.4(1H,m),9.13(1H,bs),9.4
0(1H,d,J=8Hz) (8)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオ]−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 177〜182℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,
1670,1620,1535,1350cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.48(3H,
s),3.73および4.17(2H,ABq,J=1
8Hz),3.92(3H,s),5.27(1H,
d,J=5Hz),5.83(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.75(2H,s),6.79(1
H,s),7.0−7.5(3H,m),7.7−8.
0(1H,m),8.5−8.7(1H,m),9.6
5(1H,d,J=8Hz) (9)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 融点 175〜180℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1670,1610,1530,1290cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.27(3H,t,
J=7Hz),2.55(2H,s),3.67および
4.12(2H,ABq,J=18Hz),4.19
(2H,q,J=7Hz),5.23(1H,d,J=
5Hz),5.86(1H,dd,J=5Hzおよび8
Hz),6.80(2H,bs),7.47(1H,
d,J=8Hz),8.00(1H,dd,J=2Hz
および8Hz),8.05(2H,bs),8.60
(1H,d,J=2Hz),9.58(1H,J=8H
z) (10)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−ガルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボキシレート(シン異性体)。 融点 165〜170℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1760,
1630,1600,1510,1240cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.6−4.4(2
H,m),4.32(3H,s),4.52(2H,b
s),5.03(1H,d,J=5Hz),5.71
(1H,d,J=5Hz),6.68(1H,d,J=
12Hz),6.95(1H,d,J=12Hz),
7.8−8.3(3H,m),8.3−9.0(2H,
m),9.0−9.3(1H,m),10.0(1H,
d,J=8Hz)
【0156】(11)7−[2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−(2−シク
ロペンテン−1−イル)オキシイミノアセトアミド]−
3−[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 90〜100℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1770,
1660,1525cm−1 (12)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−3−ヒドロキシプロピオンアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸。 融点 100〜110℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1770,1670−
1520,1600,1340,1250cm−1 (13)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−ビニ
ルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸。 IR(ヌジョール):3300,1780,1690,
1630,1520,1360,1230cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.49および3.8
3(2H,ABq,J=18Hz),3.47(2H,
s),5.02(1H,d,J=5Hz),5.32
(1H,d,J=17Hz),5.46(1H,d,J
=10Hz),5.55(1H,dd,J=5Hzおよ
び8Hz),6.52(1H,dd,J=10Hzおよ
び17Hz),7.13(5H,s),8.93(1
H,d,J=8Hz) (14)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−ビニル
チオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 195〜205℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1770,1660,
1530cm−1 (15)7−{2−メトキシイミノ−2−[2−(2,
2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾール−4−
イル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム
−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3200,1775,1720,
1655,1520,1265,1235,1210c
−1 NMR(DMSO−d,δ):3.48および3.8
4(2H,ABq,J=18Hz),3.85(3H,
s),5.12(1H,d,J=5Hz),5.33
(1H,d,J=16Hz),5.42(1H,d,J
=9Hz),5.68(1H,dd,J=5Hzおよび
8Hz),6.52(1H,dd,J=9HzおよびJ
=16Hz),7.40(1H,s),9.57(1
H,d,J=8Hz) (16)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 融点 150℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.70(3H,
s),4.25(3H,s),4.55(2H,d,J
=8Hz),5.0(1H,d,J=5Hz),5.0
−5.2(2H,m),5.47(1H,dd,J=5
Hz,8Hz),5.65−6.1(1H,m),6.
55,6.85(2H,ABq,J=11Hz),6.
60(1H,s),7.15(2H,s),7.80
(1H,d,J=8Hz),8.25(1H,d,J=
8Hz),9.17(1H,s),9.37(1H,
d,J=8Hz) (17)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 融点 150℃ IR(ヌジョール):1770,1660,1600,
1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.23(3H,t,
J=7Hz),2.70(3H,s),4.07(2
H,q,J=7Hz,13Hz),4.23(3H,
s),5.0(1H,d,J=5Hz),5.50(1
H,dd,J=5Hz,8Hz),6.55,6.85
(2H,ABq,J=11Hz),6.60(1H,
s),7.10(2H,ブロード s),7.80(1
H,d,J=8Hz),8.25(1H,d,J=8H
z),9.10(1H,s),9.30(1H,d,J
=8Hz) (18)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.75(3H,
s),4.65(2H,d,J=5Hz),5.1−
5.5(3H,m),5.7−6.2(2H,m),
6.8,7.0(2H,ABq,J=11Hz),7.
8(1H,d,J=8Hz),8.35(1H,d,J
=8Hz),8.67(1H,s),9.52(1H,
d,J=8Hz) (19)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):1770,1660,1530c
−1 NMR(DMSO−d,δ):4.57(2H,d,
J=5Hz),5.0−5.4(3H,m),5.6−
6.2(2H,m),6.70(2H,d,J=2H
z),7.35(1H,d,J=8Hz),7.83
(1H,dd,J=2Hz,8Hz),8.47(1
H,d,J=2Hz),9.53(1H,d,J=8H
z) (20)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1600,
1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.28(3H,t,
J=6Hz),4.10(2H,q,J=6Hz,12
Hz),5.10(1H,d,J=5Hz),5.63
(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.47,6.
65(2H,ABq,J=12Hz),6.68(1
H,s),7.10(1H,s),7.20(1H,
d,J=8Hz),7.70(1H,dd,J=2H
z,8Hz),8.40(1H,d,J=2Hz),
9.40(1H,d,J=8Hz)
【0157】実施例43 7−{2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメト
キシイミノ)−2−[2−(2,2,2−トリフルオロ
アセトアミド)チアゾール−4−イル]アセトアミド}
−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸p−
ニトロベンジル(シン異性体)(2.3g)を、5%パ
ラジウム−炭素の存在下、テトラヒドロフラン(100
ml)、エタノール(11.5ml)および0.025
モル燐酸塩緩衝溶液(pH6.85)(125ml)
中、常温で水素雰囲気中1気圧で5時間水素添加する。
触媒を濾去し、酢酸エチルおよび炭酸水素ナトリウム飽
和水溶液で順次洗浄する。濾液と洗液とを合わせて希塩
酸でpH8に調製する。水層を分取し、希塩酸でpH6
に調製し、酢酸エチルで洗浄する。水層を希塩酸でpH
2に調製し、酢酸エチルで抽出する。抽出液を塩化ナト
リウム飽和水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧濃縮し、ジイソプロピルエーテル中で粉砕し
て、7−{2−カルボキシメトキシイミノ−2−[2−
(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾール
−4−イル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セ
フェム−4−カルボン酸(シン異性体)(1.05g)
を得る。 IR(ヌジョール):1750,1710,1655,
1530cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.50,3.87
(2H,ABq,J=18Hz),4.59(2H,
s),5.14(1H,d,J=5Hz),5.36
(1H,d,J=16Hz),5.42(1H,d,J
=9Hz),5.72(1H,dd,J=5Hz,8H
z),6.55(1H,dd,J=9Hz,16H
z),7.46(1H,s),9.56(1H,d,J
=8Hz)
【0158】実施例44 実施例19および43と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−
ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 192℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1630c
−1 (2)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノア
セトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3−
ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
キシレート(シン異性体)。 融点 165〜170℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1760,
1630,1600,1510,1240cm−1
【0159】実施例45 N,N−ジイソプロピルアミン(0.65ml)のテト
ラヒドロフラン(7ml)溶液に1.55モルn−ヘキ
サン(2.88ml)中n−ブチルリチウムを−20〜
−15℃で加える。混合物を0℃で30分間攪拌する。
この溶液に2−エトキシ−1,3−オキサチオラン(6
42mg)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液を−6
0℃で加え、混合物を同温で30分間攪拌する。溶液を
7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール
−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3
−メシルオキシ−3−セフェム−4−カルボン酸p−ニ
トロベンジル(シン異性体)(2g)のテトラヒドロフ
ラン(30ml)溶液に−62℃で加える。混合物を同
温で15分間攪拌後、これに1N塩酸(5ml)を加え
る。混合物の温度を0℃に上昇させ、酢酸エチルで抽出
する。抽出液を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧濃縮する。残渣をシリカゲルを使用するカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−クロロホルム(1:
2)混合物で溶出する。目的化合物を含む画分を合わ
せ、減圧濃縮して、7−[2−(5−アミノ−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)−2−エトキシイミノ
アセトアミド]−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−
カルボン酸p−ニトロベンジル(シン異性体)(805
mg)を得る。 IR(ヌジョール):1770,1680,1615,
1525,1455cm−1 NMR(DMSO−d,δ):1.26(3H,t,
J=7Hz),3.60,3.93(2H,ABq,J
=18Hz),4.15(2H,q,J=7Hz),
5.18(1H,d,J=5Hz),5.36(2H,
s),5.42(1H,d,J=15Hz),5.50
(1H,d,J=9Hz),5.82(1H,dd,J
=5Hz,8Hz),6.62(1H,dd,J=9H
z,15Hz),7.58(2H,d,J=8Hz),
8.00(2H,s),8.14(2H,d,J=8H
z),9.44(1H,d,J=8Hz)
【0160】実施例46 実施例22〜25と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4
−イル)−3−ヒドロキシプロピオンアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3350,1780,1730,
1670,1520,1495,1280,1220c
−1 (2)7−(2−メトキシイミノ−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 融点 190〜200℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3150,3300,
1760,1670,1600,1520,1340c
−1 (3)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
{(Z)−2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリ
ジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):2125,2100,1775,
1680,1640cm−1 (4)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−
2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]−
ビニルチオ}−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):2130,2100,1780,
1670,1630cm−1 (5)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・
沃化物・塩酸塩(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3350,3150,1780,
1670,1630,1565,1545,1275,
1220cm−1 (6)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−
ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 192℃(分解) IR(ヌジョール):1760,1660,1630c
−1 (7)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ〕ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボキシレート(アンチ異
性体)。 IR(ヌジョール):1760,1670,1610,
1520cm−1 (8)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−
2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]ビ
ニルチオ}−3−セフェム−4−カルボキシレート(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):2150,2120,1770,
1670,1610cm−1 (9)7−{2−カルボキシメトキシイミノ−2−[2
−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾー
ル−4−イル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−
セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1750,1710,1655,
1530cm−1 (10)7−{2−[(Z)−2−シアノビニルチオ]
アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−
カルボン酸。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):3270,2210,1750,
1710,1660,1530cm−1
【0161】(11)7−ホルムアミド−3−[(Z)
−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオ]−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3150,1780,1710,
1690,1230,1220cm−1 NMR(CDCl,δ):2.56(3H,s),
3.63(2H,bs),5.03(1H,d,J=5
Hz),5.87(1H,dd,J=5Hz,8H
z),6.23(1H,d,J=11Hz),6.63
(1H,d,J=11Hz),6.98(1H,s),
7.1−7.6(11H,m),7.6−7.9(1
H,m),8.2−8.3(1H,s),8.3−8.
4(1H,m) (12)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸
(シン異性体)。 融点 145℃(分解) IR(ヌジョール):1765,1670,1525c
−1 (13)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−ビニ
ルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸p−ニトロベン
ジル。 IR(ヌジョール):3280,1970,1705,
1665,1540,1520cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.52(2H,
s),3.63,3.93(2H,ABq,J=18H
z),5.14(1H,d,J=5Hz),5.36
(2H,s),5.43(1H,d,J=16Hz),
5.52(1H,d,J=10Hz),5.67(1
H,dd,J=5Hz,8Hz),6.62(1H,d
d,J=10Hz,16Hz),7.20(5H,
s),7.60,8.14(4H,ABq,J=9H
z),9.04(1H,d,J=8Hz) (14)7−{2−(p−ニトロベンジルオキシカルボ
ニルメトキシイミノ)−2−[2−(2,2,2−トリ
フルオロアセトアミド)チアゾール−4−イル]アセト
アミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボ
ン酸p−ニトロベンジル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1660,
1610,1520,1345cm−1 (15)7−{2−[(Z)−2−シアノビニルチオ]
アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−
カルボン酸p−ニトロベンジル。 IR(ヌジョール):3290,2210,1760,
1700,1640,1515,1350cm−1 (16)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキ
シレート(シン異性体)。 融点 185〜195℃(分解) IR(ヌジョール):3450−3150,3300,
1775,1680,1615,1530,1350c
−1 (17)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 融点 179〜185℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1775,
1680,1620,1530,1350cm−1 (18)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1600,1530,1280,
1220cm−1 (19)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 融点 190〜195℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,
1660,1610,1530,1340cm−1 (20)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3400,3150,1780,
1660,1540,1280,1220cm−1
【0162】(21)7−[2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−
3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニ
ルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性
体)。 融点 177〜182℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3200,1770,
1670,1620,1535,1350cm−1 (22)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1535,1490,1280,
1220cm−1 (23)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,3150,1780,
1690,1650,1550,1280,1230c
−1 (24)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シ
ン異性体)。 融点 175〜180℃(分解) IR(ヌジョール):3300,3150,1770,
1670,1610,1530,1290cm−1 (25)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1530,1280,1220c
−1 (26)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボキシレート(シン異性体)。 融点 165〜170℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1760,
1630,1600,1510,1240cm−1 (27)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,3150,1780,
1730,1655,1525,1285,1225c
−1 (28)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−(2−シクロペンテン−1
−イル)オキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸(シン異性体)。 融点 90〜100℃(分解) IR(ヌジョール):3400−3100,1770,
1660,1525cm−1 (29)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−3−ヒドロキシプロピオンアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸。 融点 100〜110℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1770,1670−
1520,1600,1340,1250cm−1 (30)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−ビニ
ルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸。 IR(ヌジョール):3300,1780,1690,
1630,1520,1360,1230cm−1
【0163】(31)7−[2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−
3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸(シン
異性体)。 融点 195〜205℃(分解) IR(ヌジョール):3200,1770,1660,
1530cm−1 (32)7−{2−メトキシイミノ−2−[2−(2,
2,2−トリフルオロアセトミド)チアゾール−4−イ
ル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−
4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3200,1775,1720,
1655,1520,1265,1235,1210c
−1 (33)7−{2−メトキシイミノ−2−[2−(2,
2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾール−4−
イル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム
−4−カルボン酸p−ニトロベンジル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3230,1775,1725,
1700,1655,1520,1515,1350,
1260,1215cm−1 (34)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1530c
−1 (35)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1630,
1520cm−1 (36)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1610,
1520cm−1 (37)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.3(3H,t,J
=7Hz),4.18(3H,s),5.28(1H,
d,J=5Hz),5.90(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.70,7.05(2H,ABq,J
=11Hz),6.83(1H,s),7.05−7.
60(11H,m),7.90(1H,d,J=8H
z),8.21(1H,d,J=8Hz),8.40
(1H,s),8.85(1H,s),9.60(1
H,d,J=8Hz) (38)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1620,
1520cm−1 (39)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボキシレート
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1660,1600,
1520cm−1 (40)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(5−ア
ミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)アセト
アミド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリ
ジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1600,
1520cm−1
【0164】(41)7−[2−アリルオキシイミノ−
2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−
イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(2−メチ
ル−5−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770cm−1 (42)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1690,1650,
1540cm−1 (43)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1610,
1530cm−1 (44)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1660,1530c
−1 (45)7−[2−エトキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1540c
−1 (46)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1610,
1520cm−1 (47)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1760,1660,1600,
1530cm−1 (48)7−アミノ−3−[(Z)−2−(2−メチル
−5−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3400,1770,1720,
1590,1360,1280,1220cm−1 (49)7−アミノ−3−ビニルチオ−3−セフェム−
4−カルボン酸p−ニトロベンジル・塩酸塩。 IR(ヌジョール);1775,1700,1510,
1485cm−1
【0165】実施例47 7−ホルムアミド−3−[(Z)−2−(2−メチル−
5−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル(17.5g)のメタノール(9
0ml)中懸濁液に、濃塩酸(10.0ml)を常温で
加え、混合物を30〜35℃で2.5時間攪拌する。反
応混合物を冷水(250ml)、テトラヒドロフラン
(250ml)および酢酸エチル(500ml)の混合
物中に注ぐ。この混合物を炭酸水素ナトリウム飽和水溶
液でpH7に調整する。有機層を分取し、塩化ナトリウ
ム飽和水溶液で洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を減圧下に留去して、7−アミノ−3−[(Z)−2
−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(14.1g)
を得る。 IR(ヌジョール):3400,1770,1720,
1590,1360,1280,1220cm−1 NMR(DMSO−d,δ):2.48(3H,
s),3.67および4.10(2H,ABq,J=1
8Hz),4.87(1H,d,J=5Hz),5.1
1(1H,d,J=5Hz),6.69(2H,s),
6.92(1H,s),7.1−7.8(2H,m),
8.5(1H,m)
【0166】実施例48 五塩化燐(366mg)の塩化メチレン(6ml)中懸
濁液にピリジン(0.142ml)を−30℃で加え
る。混合物を同温で30分間攪拌後、これに7−(2−
フェニルアセトアミド)−3−ビニルチオ−3−セフェ
ム−4−カルボン酸p−ニトロベンジル(300mg)
を−30℃で加える。混合物を氷冷下に1時間攪拌し、
混合物にメタノール(0.38ml)を−30℃で加
え、混合物を−15〜−20℃で2時間攪拌する。これ
に水(0.4ml)を氷冷下に加える。混合物にジイソ
プロピルエーテル(5ml)を加えて沈殿を生成させ
る。沈殿を濾取して水およびジイソプロピルエーテルで
順次洗浄し、五酸化燐で乾燥して、7−アミノ−3−ビ
ニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸p−ニトロベ
ンジル・塩酸塩(181mg)を得る。 IR(ヌジョール):1775,1700,1510,
1485cm−1 NMR(DMSO−d,δ):3.90(2H,ブロ
ード s)5.08(1H,d,J=5Hz),5.2
7(1H,d,J=5Hz),5.38(2H,s),
5.58(1H,d,J=17Hz),5.64(1
H,d,J=10Hz),6.73(1H,dd,J=
10Hz,J=17Hz),7.60,8.15(4
H,ABq,J=8Hz)
【0167】実施例49 実施例29と同様にして下記化合物を得る。 (1)7−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4
−イル)−3−ヒドロキシプロピオンアミド]−3−
[(Z)−2−(3−ピリジル)ビニルチオ]−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3300,1780,1730,
1670,1520,1495,1280,1220c
−1 (2)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−
イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
{(Z)−2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリ
ジニオ]ビニルチオ}−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(シ
ン異性体)。 IR(ヌジョール):2125,2100,1775,
1680,1640cm−1 (3)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−{(Z)−
2−[1−(2−アジドエチル)−3−ピリジニオ]ビ
ニルチオ}−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(シン異性
体)。 IR(ヌジョール):2130,2100,1780,
1670,1630cm−1 (4)7−[2−(2−アミノチアゾ−ル−4−イル)
−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(Z)−
2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル・
沃化物・塩酸塩(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3350,3150,1780,
1670,1630,1565,1545,1275,
1220cm−1 (5)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジア
ゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン酸
p−ニトロベンジル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1680,1615,
1525,1455cm−1 (6)7−ホルムアミド−3−[(Z)−2−(2−メ
チル−5−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3150,1780,1710,
1690,1230,1220cm−1 (7)7−(2−フェニルアセトアミド)−3−ビニル
チオ−3−セフェム−4−カルボン酸p−ニトロベンジ
ル。 IR(ヌジョール):3280,1970,1705,
1665,1540,1520cm−1 (8)7−{2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニ
ルメトキシイミノ)−2−[2−(2,2,2−トリフ
ルオロアセトアミド)チアゾール−4−イル]アセトア
ミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カルボン
酸p−ニトロベンジル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1720,1660,
1610,1520,1345cm−1 (9)7−{2−[(Z)−2−シアノビニルチオ]ア
セトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム−4−カ
ルボン酸p−ニトロベンジル。 IR(ヌジョール):3290,2210,1760,
1700,1640,1515,1350cm−1 (10)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1600,1530,1280,
1220cm−1
【0168】(11)7−[2−(2−ホルムアミドチ
アゾール−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピ
リジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3400,3150,1780,
1660,1540,1280,1220cm−1 (12)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1535,1490,1280,
1220cm−1 (13)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,3150,1780,
1690,1650,1550,1280,1230c
−1 (14)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3300,3150,1780,
1670,1610,1530,1280,1220c
−1 (15)7−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(Z)−2−(1−メチル−3
−ピリジニオ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3250,3150,1780,
1730,1655,1525,1285,1225c
−1 (16)7−{2−メトキシイミノ−2−[2−(2,
2,2−トリフルオロアセトアミド)チアゾール−4−
イル]アセトアミド}−3−ビニルチオ−3−セフェム
−4−カルボン酸p−ニトロベンジル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):3230,1775,1725,
1700,1655,1520,1515,1350,
1260,1215cm−1 (17)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニ
オ)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1530c
−1 (18)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1630,
1520cm−1 (19)7−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4
−イル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 NMR(DMSO−d,δ):1.3(3H,t,J
=7Hz),4.18(3H,s),5.28(1H,
d,J=5Hz),5.90(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.70,7.05(2H,ABq,J
=11Hz),6.83(1H,s),7.05−7.
60(11H,m),7.90(1H,d,J=8H
z),8.21(1H,d,J=8Hz),8.40
(1H,s),8.85(1H,s),9.60(1
H,d,J=8Hz) (20)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1,2−ジメチル−5−ピリジニオ)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル・沃化物(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1620,
1520cm−1
【0169】(21)7−[2−アリルオキシイミノ−
2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−
イル)アセトアミド]−3−[(Z)−2−(2−メチ
ル−5−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1770,1670,1600,
1520cm−1 (22)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ホ
ルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3
−[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1690,1650,
1540cm−1 (23)7−[2−アリルオキシイミノ−2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1610,
1530cm−1 (24)7−[2−エトキシイミノ−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1680,1540c
−1 (25)7−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−エトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(2−メチル−5−ピリジル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(シン異性体)。 IR(ヌジョール):1780,1670,1610,
1520cm−1 (26)7−アミノ−3−[(Z)−2−(2−メチル
−5−ピリジル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル。 IR(ヌジョール):3400,1770,1720,
1590,1360,1280,1220cm−1 (27)7−アミノ−3−ビニルチオ−3−セフェム−
4−カルボン酸p−ニトロベンジル・塩酸塩。 IR(ヌジョール):1775,1700,1510,
1485cm−1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: [式中、R11は低級アルカノイル基または式: (式中、Rはアミノ基または保護されたアミノ基、R
    は水素または適当な置換基を有していてもよい有機基
    をそれぞれ意味する)で示される基、Rはカルボキシ
    基または保護されたカルボキシ基、Yは酸残基をそれ
    ぞれ意味する]で示される化合物およびその塩。
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