JPH0543455B2 - - Google Patents
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- JPH0543455B2 JPH0543455B2 JP62064814A JP6481487A JPH0543455B2 JP H0543455 B2 JPH0543455 B2 JP H0543455B2 JP 62064814 A JP62064814 A JP 62064814A JP 6481487 A JP6481487 A JP 6481487A JP H0543455 B2 JPH0543455 B2 JP H0543455B2
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Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、研削機械に関し、詳しくはガラスや
金属等の表面を高い精度で球面あるいは非球面に
研削ないし研磨するに好適な研削機械に関する。
金属等の表面を高い精度で球面あるいは非球面に
研削ないし研磨するに好適な研削機械に関する。
従来、上述のような加工体の表面を球面あるい
は非球面形状に加工する場合は主として互いに直
行するX,Y,Z3軸方向のNC制御によつて成形
が実施されてきた。また、直交2軸制御による研
削加工機の例(「日経メカニカル」1985年1月28
日号(No.185)P104〜P111参照)があるが、いず
れの場合も、加工機自体に加工体の加工形状を測
定する測定手段が設けられておらず、その測定の
ために加工体をいちいち加工機から取外す必要が
ある上に、研削機械そのものの制御機構が複雑に
なる欠点があつた。
は非球面形状に加工する場合は主として互いに直
行するX,Y,Z3軸方向のNC制御によつて成形
が実施されてきた。また、直交2軸制御による研
削加工機の例(「日経メカニカル」1985年1月28
日号(No.185)P104〜P111参照)があるが、いず
れの場合も、加工機自体に加工体の加工形状を測
定する測定手段が設けられておらず、その測定の
ために加工体をいちいち加工機から取外す必要が
ある上に、研削機械そのものの制御機構が複雑に
なる欠点があつた。
すなわち、上述のように、直交3軸方向のNC
制御を行なつて加工を実施するのでは、その制御
機構および手順が複雑となる上に、加工体の研削
面形状測定のためにいちいち取外すのでは再度修
正加工を実施するときに取付誤差が生じ精度管理
上からも好ましくない。
制御を行なつて加工を実施するのでは、その制御
機構および手順が複雑となる上に、加工体の研削
面形状測定のためにいちいち取外すのでは再度修
正加工を実施するときに取付誤差が生じ精度管理
上からも好ましくない。
本発明の目的は、上述従来の欠点を除去し、操
作と共にNC制御し易いように機構の簡略化を図
り、更には加工体を加工状態にセツトしたままの
状態でその加工形状の計測が可能であり、その計
測結果に基づいてその加工体を保持装置に保持さ
せたまま再び修正加工が可能なようにした研削機
械を提供することにある。
作と共にNC制御し易いように機構の簡略化を図
り、更には加工体を加工状態にセツトしたままの
状態でその加工形状の計測が可能であり、その計
測結果に基づいてその加工体を保持装置に保持さ
せたまま再び修正加工が可能なようにした研削機
械を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、加工
体を把持して回転軸の周りに回転させる回転手段
と、該回転手段を前記回転軸と直交する旋回軸の
周りに旋回自在に保持する加工体保持装置と、前
記加工体を研削する研削部材を前記旋回軸と直交
する方向に移動可能な研削部材移動手段と、前記
回転軸と所定の角度を保つ方向に配設され、前記
加工体の加工面を前記旋回軸のまわりの旋回角度
ごとに測定可能な測定装置と、前記加工体を前記
研削部材により加工する加工位置から前記測定装
置により測定する測定位置に旋回動作させると共
に前記測定位置において前記加工体の加工面の測
定のために前記加工体を旋回動作させる旋回手段
と、回転する加工体を前記旋回軸の周りに旋回さ
せつつ、前記旋回角度に応じて前記研削部材によ
る研削を行わせるように制御する手段と、前記測
定装置からの前記加工面の測定データに基づいて
前記旋回角度ごとに修正加工量を算出する演算手
段と、を具備し、該演算手段による算出結果に基
づいて前記加工体を前記旋回手段により前記加工
位置に旋回させて前記加工体の加工面を前記旋回
角度に応じて修正加工可能としたことを特徴とす
るものである。
体を把持して回転軸の周りに回転させる回転手段
と、該回転手段を前記回転軸と直交する旋回軸の
周りに旋回自在に保持する加工体保持装置と、前
記加工体を研削する研削部材を前記旋回軸と直交
する方向に移動可能な研削部材移動手段と、前記
回転軸と所定の角度を保つ方向に配設され、前記
加工体の加工面を前記旋回軸のまわりの旋回角度
ごとに測定可能な測定装置と、前記加工体を前記
研削部材により加工する加工位置から前記測定装
置により測定する測定位置に旋回動作させると共
に前記測定位置において前記加工体の加工面の測
定のために前記加工体を旋回動作させる旋回手段
と、回転する加工体を前記旋回軸の周りに旋回さ
せつつ、前記旋回角度に応じて前記研削部材によ
る研削を行わせるように制御する手段と、前記測
定装置からの前記加工面の測定データに基づいて
前記旋回角度ごとに修正加工量を算出する演算手
段と、を具備し、該演算手段による算出結果に基
づいて前記加工体を前記旋回手段により前記加工
位置に旋回させて前記加工体の加工面を前記旋回
角度に応じて修正加工可能としたことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
本発明によれば、加工体保持部材の旋回手段に
よつて回転手段に保持される加工体を旋回させな
がらその旋回角度に対応して研削部材が切込みの
ための微移動を実施するが、加工体の加工後のそ
の加工位置から測定装置の配置されている方向の
測定位置にまで旋回手段によりそのまま加工体を
旋回させて測定装置により旋回角度に応じて研
削、加工面の測定を行い、さらに演算手段による
測定データに基づいて前記の旋回角度ごとに修正
加工量の有無を演算し、修正の要がある場合は、
上記旋回手段により再度加工体を元の加工位置に
まで旋回させ、前記旋回角度に応じて研削部材に
よる修正加工を可能とするもので、以上の動作を
加工体保持部材に加工体を保持させたままの状態
で正しい研削面が得られるまで繰返すことがで
き、それによつて加工体を取り外すことなく高精
度の加工による研削加工面を得ることができる。
よつて回転手段に保持される加工体を旋回させな
がらその旋回角度に対応して研削部材が切込みの
ための微移動を実施するが、加工体の加工後のそ
の加工位置から測定装置の配置されている方向の
測定位置にまで旋回手段によりそのまま加工体を
旋回させて測定装置により旋回角度に応じて研
削、加工面の測定を行い、さらに演算手段による
測定データに基づいて前記の旋回角度ごとに修正
加工量の有無を演算し、修正の要がある場合は、
上記旋回手段により再度加工体を元の加工位置に
まで旋回させ、前記旋回角度に応じて研削部材に
よる修正加工を可能とするもので、以上の動作を
加工体保持部材に加工体を保持させたままの状態
で正しい研削面が得られるまで繰返すことがで
き、それによつて加工体を取り外すことなく高精
度の加工による研削加工面を得ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細か
つ具体的に説明する。
つ具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す。ここでAは
加工体保持装置、Bは砥石スライド装置、Cは加
工体の表面を測定する装置である。その加工体保
持装置Aにおいて、1はワーク、すなわち加工体
であり、2は加工体1を把持する部材、すなわち
やとい3を介して回転させられるワーク軸であ
る。ワーク軸2は外部から加工空気が供給される
静圧軸受4によつてその空気膜層を介して軸支さ
れており、モータ5によつて回転駆動される。6
はその回転数を計測しているタコジエネレータで
ある。
加工体保持装置、Bは砥石スライド装置、Cは加
工体の表面を測定する装置である。その加工体保
持装置Aにおいて、1はワーク、すなわち加工体
であり、2は加工体1を把持する部材、すなわち
やとい3を介して回転させられるワーク軸であ
る。ワーク軸2は外部から加工空気が供給される
静圧軸受4によつてその空気膜層を介して軸支さ
れており、モータ5によつて回転駆動される。6
はその回転数を計測しているタコジエネレータで
ある。
また、7は静圧軸受4が取付けられているベー
スプレートであり、ベースプレート7には旋回軸
8が取付けられていて、旋回軸8は静圧軸受9に
よつて回動自在に支持されている。10は旋回用
のモータ、11はロータリエンコーダである。か
くして加工体保持装置Aにおいては、加工体1は
モータ5によつて回転させられながら旋回軸8の
軸心を中心に、あらかじめ設定された半径を保つ
て旋回し、その間に砥石スライド装置B側の砥石
21によつて研削される。
スプレートであり、ベースプレート7には旋回軸
8が取付けられていて、旋回軸8は静圧軸受9に
よつて回動自在に支持されている。10は旋回用
のモータ、11はロータリエンコーダである。か
くして加工体保持装置Aにおいては、加工体1は
モータ5によつて回転させられながら旋回軸8の
軸心を中心に、あらかじめ設定された半径を保つ
て旋回し、その間に砥石スライド装置B側の砥石
21によつて研削される。
砥石スライド装置Bにおいて、22は微動スラ
イド部材23の下面側に設けられた静圧軸受であ
り、砥石21の回転軸(不図示)は静圧軸受22
によつて軸支されており、モータ24により回転
可能である。25はタコジエネレータである。し
かして、砥石スライド装置Bにおいては、このよ
うな回転機構を有する砥石21をその回転軸と直
交する方向に粗動スライドおよび微動スライド可
能とするもので、微動スライド部材23は第2図
に示すように、微動案内部材26の案内溝26A
の周りに配置された静圧パツド27により浮揚状
態に保持される。なお、この静圧パツド27はそ
のパツドを多孔質部材で形成されるもので、この
多孔質のパツド背面側から不図示の供給管を介し
て供給される加工空気を案内溝26Aの側に噴出
させることにより、空気膜が形成され、この空気
膜により微動スライド部材23を浮揚状態に保持
させることができる。
イド部材23の下面側に設けられた静圧軸受であ
り、砥石21の回転軸(不図示)は静圧軸受22
によつて軸支されており、モータ24により回転
可能である。25はタコジエネレータである。し
かして、砥石スライド装置Bにおいては、このよ
うな回転機構を有する砥石21をその回転軸と直
交する方向に粗動スライドおよび微動スライド可
能とするもので、微動スライド部材23は第2図
に示すように、微動案内部材26の案内溝26A
の周りに配置された静圧パツド27により浮揚状
態に保持される。なお、この静圧パツド27はそ
のパツドを多孔質部材で形成されるもので、この
多孔質のパツド背面側から不図示の供給管を介し
て供給される加工空気を案内溝26Aの側に噴出
させることにより、空気膜が形成され、この空気
膜により微動スライド部材23を浮揚状態に保持
させることができる。
また、微動案内部材26は粗動スライド部材2
8に固定されており、粗動スライド部材28の案
内溝28Aにも同様の静圧パツド27が図示のよ
うに配置されていて、これらの静圧パツド27に
よりベース定盤29上に固定された粗動案内部材
30上に粗動スライド部材28を浮揚状態に保つ
ことができる。
8に固定されており、粗動スライド部材28の案
内溝28Aにも同様の静圧パツド27が図示のよ
うに配置されていて、これらの静圧パツド27に
よりベース定盤29上に固定された粗動案内部材
30上に粗動スライド部材28を浮揚状態に保つ
ことができる。
31は粗動スライド部材28を粗移動させるた
めの送りねじであつて、不図示の連結部材を介し
て粗動スライド部材28に連結されており、加工
体保持装置Aにおいて、加工体1を加工状態に保
持したときに、そのワーク軸2の軸方向に粗動ス
ライド部材28を微動装置および砥石装置諸共に
粗動させることができる。32はその送り用のモ
ータ。33はモータ32の回転量を検知するロー
タリエンコーダである。
めの送りねじであつて、不図示の連結部材を介し
て粗動スライド部材28に連結されており、加工
体保持装置Aにおいて、加工体1を加工状態に保
持したときに、そのワーク軸2の軸方向に粗動ス
ライド部材28を微動装置および砥石装置諸共に
粗動させることができる。32はその送り用のモ
ータ。33はモータ32の回転量を検知するロー
タリエンコーダである。
また、34は圧電素子を用いて構成されるイン
チワーム等の微動直進機構であつて、これにより
微動スライド部材23を上述と同方向に微移動さ
せることができる。
チワーム等の微動直進機構であつて、これにより
微動スライド部材23を上述と同方向に微移動さ
せることができる。
このように構成した砥石スライド装置Bにおい
ては、まず粗動スライド部材28を静圧パツド2
7により粗動案内部材30から浮揚状態に保ちな
がら、送りモータ32により粗動スライド部材2
8を加工体1の方向に向けて移動させ、砥石21
を加工体1に近接させた状態とする。しかして次
に、上記と同様な浮揚状態とした微動スライド部
材23をインチワーム34によつて同方向に微移
動させて砥石21を加工体1に接触させるように
なし、その後、所定の切込み量分ずつ前進させて
回転されている加工体1の表面からその前進量に
対応して切込み研削を実施することができる。
ては、まず粗動スライド部材28を静圧パツド2
7により粗動案内部材30から浮揚状態に保ちな
がら、送りモータ32により粗動スライド部材2
8を加工体1の方向に向けて移動させ、砥石21
を加工体1に近接させた状態とする。しかして次
に、上記と同様な浮揚状態とした微動スライド部
材23をインチワーム34によつて同方向に微移
動させて砥石21を加工体1に接触させるように
なし、その後、所定の切込み量分ずつ前進させて
回転されている加工体1の表面からその前進量に
対応して切込み研削を実施することができる。
ついで加工体測定装置Cについて説明する。
ここで、41は接触式の測定子、42はその先
端部に測定子41が取付けられた角型のエアスラ
イド部材、43はエアスライド部材42を加圧空
気層によつて浮揚状態に保つ案内部材であつて加
工体保持装置Aの旋回軸8の軸方向と砥石スライ
ド装置Bの各スライド部材の直進方向との双方に
対し、本例ではその直交方向にそのエアスライド
部材42の移動が可能である。しかして、このエ
アスライド部材42は、案内部材43に設けたロ
ーラ44を介して懸吊された重錘45により加工
体1に向けての偏倚力を有している。
端部に測定子41が取付けられた角型のエアスラ
イド部材、43はエアスライド部材42を加圧空
気層によつて浮揚状態に保つ案内部材であつて加
工体保持装置Aの旋回軸8の軸方向と砥石スライ
ド装置Bの各スライド部材の直進方向との双方に
対し、本例ではその直交方向にそのエアスライド
部材42の移動が可能である。しかして、このエ
アスライド部材42は、案内部材43に設けたロ
ーラ44を介して懸吊された重錘45により加工
体1に向けての偏倚力を有している。
なお、第3図はエアスライド部材42が案内部
材43に設けられた多孔質材の静圧パツド27に
よつてその案内孔43A中に浮揚状態に保持され
る態様を示す。なおここで、46は案内部材43
が固定されている粗動スライド部材である。再び
第1図に戻り、この粗動スライド部材46はベー
ス定盤29上に固定された転動案内部材47に沿
つて同方向に移動する。48はその移動用のプラ
ンジヤ、例えばエアハイドロシリンダである。ま
た、49はエアスライド部材42を微動送りさせ
るための送りねじ、50はねじ駆動モータ、51
はタコジエネレータであつて、モータ50により
突当部材52を微移動させてその位置によりエア
スライド部材42の加工体1への向けての偏倚を
抑止している。
材43に設けられた多孔質材の静圧パツド27に
よつてその案内孔43A中に浮揚状態に保持され
る態様を示す。なおここで、46は案内部材43
が固定されている粗動スライド部材である。再び
第1図に戻り、この粗動スライド部材46はベー
ス定盤29上に固定された転動案内部材47に沿
つて同方向に移動する。48はその移動用のプラ
ンジヤ、例えばエアハイドロシリンダである。ま
た、49はエアスライド部材42を微動送りさせ
るための送りねじ、50はねじ駆動モータ、51
はタコジエネレータであつて、モータ50により
突当部材52を微移動させてその位置によりエア
スライド部材42の加工体1への向けての偏倚を
抑止している。
そこで、このように構成した研削機構において
は、更に砥石スライド装置Bにおける砥石21の
微動送り量あるいは加工体測定装置Cにおける測
定量を検知するためにレーザによる測定手段が設
けられている。すなわち、61は砥石スライド装
置Bの微動スライド部材23上に設けられたコー
ナキユーブリフレクタ、62は加工体測定装置C
のエアスライド部材42上に設けられたコーナキ
ユーブフレクタであつて、63および64は干渉
計、65はビームベンダー、66はレーザ発振器
である。しかして、かかるレーザ測定装置によつ
て、砥石21の微動送り量あるいは測定子41に
よる測定時の変位量を高精度に検出することがで
きる。
は、更に砥石スライド装置Bにおける砥石21の
微動送り量あるいは加工体測定装置Cにおける測
定量を検知するためにレーザによる測定手段が設
けられている。すなわち、61は砥石スライド装
置Bの微動スライド部材23上に設けられたコー
ナキユーブリフレクタ、62は加工体測定装置C
のエアスライド部材42上に設けられたコーナキ
ユーブフレクタであつて、63および64は干渉
計、65はビームベンダー、66はレーザ発振器
である。しかして、かかるレーザ測定装置によつ
て、砥石21の微動送り量あるいは測定子41に
よる測定時の変位量を高精度に検出することがで
きる。
従つて、測定を実施する場合は、まず加工体保
持装置Aにおいて、モータ10により旋回軸8を
旋回させて加工体1の面を加工体測定装置Cの側
に向けるようになし、しかる後加工体測定装置C
において、その粗動スライド部材46をシリンダ
48により転動案内部材47に沿つて加工体1の
方に前進させる。かくして、その測定子41を加
工体1の測定表面近傍まで近接させたところで粗
動スライド部材46を停止させ、次はモータ50
により送りねじ49を駆動して突当部材52と共
にエアスライド部材42を微動前進させ、測定子
41を加工体測定面に当接させたところで送りを
停止させる。この場合、測定子41は重錘45に
よる偏倚力だけで一定圧で加工体1の面に接した
状態に保たれ、このあとは加工体1の面形状で追
従してエアスライド部材42が微移動する。
持装置Aにおいて、モータ10により旋回軸8を
旋回させて加工体1の面を加工体測定装置Cの側
に向けるようになし、しかる後加工体測定装置C
において、その粗動スライド部材46をシリンダ
48により転動案内部材47に沿つて加工体1の
方に前進させる。かくして、その測定子41を加
工体1の測定表面近傍まで近接させたところで粗
動スライド部材46を停止させ、次はモータ50
により送りねじ49を駆動して突当部材52と共
にエアスライド部材42を微動前進させ、測定子
41を加工体測定面に当接させたところで送りを
停止させる。この場合、測定子41は重錘45に
よる偏倚力だけで一定圧で加工体1の面に接した
状態に保たれ、このあとは加工体1の面形状で追
従してエアスライド部材42が微移動する。
ついで第4A図〜第4C図を参照して本実施例
による加工原理を説明する。加工体1の加工面が
凸型の球面であるような場合は、第4A図に示す
ように加工体保持部材における旋回軸の中心8A
が加工体1に対し、砥石21とは反対側の砥石移
動線X−X上にある。しかしてこのような状態で
加工体1をX−X線の周りに回転させ、砥石21
を加工体1の中心に当接させた上、旋回軸心8A
の周りを旋回させるように首振りさせながら砥石
21を微移動させて切込んでいくことにより旋回
中心8Aと砥石21の加工体1に対する接点との
間の距離Rを半径とする曲率半径を有する凸型球
面の加工を実施することができる。
による加工原理を説明する。加工体1の加工面が
凸型の球面であるような場合は、第4A図に示す
ように加工体保持部材における旋回軸の中心8A
が加工体1に対し、砥石21とは反対側の砥石移
動線X−X上にある。しかしてこのような状態で
加工体1をX−X線の周りに回転させ、砥石21
を加工体1の中心に当接させた上、旋回軸心8A
の周りを旋回させるように首振りさせながら砥石
21を微移動させて切込んでいくことにより旋回
中心8Aと砥石21の加工体1に対する接点との
間の距離Rを半径とする曲率半径を有する凸型球
面の加工を実施することができる。
また、第4B図に示すように旋回角度θに対応
した位置で砥石21を微動直進機構34により移
動させると加工体1の表面は非球面形状に加工さ
れる。更にまた、第4C図は加工体1の表面を凹
型の球面または非球面に加工する場合を示し、こ
の場合砥石21Aは径の小さいものが使用される
が、同時に旋回軸中心8Aは加工体1に対してX
−X線上で砥石21Aと同じ側に設定されるよう
にすればよい。なお、本図は第1図に示す研削機
械を側方から見た形状を示すものである。
した位置で砥石21を微動直進機構34により移
動させると加工体1の表面は非球面形状に加工さ
れる。更にまた、第4C図は加工体1の表面を凹
型の球面または非球面に加工する場合を示し、こ
の場合砥石21Aは径の小さいものが使用される
が、同時に旋回軸中心8Aは加工体1に対してX
−X線上で砥石21Aと同じ側に設定されるよう
にすればよい。なお、本図は第1図に示す研削機
械を側方から見た形状を示すものである。
第5図は加工時と測定時における加工体保持装
置の動作とその向きを示す。すなわち、加工時に
おいてはワーク軸2が実線で示すように砥石移動
線X−Xの方向に向けられており、高速回転しな
がらこの姿勢を中心にして旋回軸8により加工体
1は左右に首振り揺動させられながら研削加工が
実施される。また、測定時にはワーク軸2を二点
鎖線で示すようにY−Y線方向に向くまで旋回さ
せることにより、このY−Y線を中心とする揺動
動作により測定子41を加工体1の表面にならわ
せて測定を実施することができる。
置の動作とその向きを示す。すなわち、加工時に
おいてはワーク軸2が実線で示すように砥石移動
線X−Xの方向に向けられており、高速回転しな
がらこの姿勢を中心にして旋回軸8により加工体
1は左右に首振り揺動させられながら研削加工が
実施される。また、測定時にはワーク軸2を二点
鎖線で示すようにY−Y線方向に向くまで旋回さ
せることにより、このY−Y線を中心とする揺動
動作により測定子41を加工体1の表面にならわ
せて測定を実施することができる。
続いて第6図に基づき本発明にかかる制御なら
びに駆動回路の構成について説明する。
びに駆動回路の構成について説明する。
ここで、100は加工制御用コンピユータ(以
下で加工制御部という)であり、加工制御部10
0はCPUの機能と共にROMおよびRAMを有し、
そのROMには加工にかかわる各種のサブプログ
ラム等が格納されている。また、200は測定用
データ処理コンピユータ(以下で測定制御部とい
う)であり、測定制御部200においてはデイス
ク201に格納されている加工用データおよび設
計データに基づいて測定された形状との間の誤差
が許容範囲内にあるか否かを判断し、後述する修
正手順のためのデータを求める等の処理を実施す
る。なお、202はプリンタであり、測定制御部
200において処理されるデータや情報を記録す
ることができる。
下で加工制御部という)であり、加工制御部10
0はCPUの機能と共にROMおよびRAMを有し、
そのROMには加工にかかわる各種のサブプログ
ラム等が格納されている。また、200は測定用
データ処理コンピユータ(以下で測定制御部とい
う)であり、測定制御部200においてはデイス
ク201に格納されている加工用データおよび設
計データに基づいて測定された形状との間の誤差
が許容範囲内にあるか否かを判断し、後述する修
正手順のためのデータを求める等の処理を実施す
る。なお、202はプリンタであり、測定制御部
200において処理されるデータや情報を記録す
ることができる。
また、101〜106はそれぞれ旋回軸8の駆
動用モータ10のドライバ、粗動スライド部材2
8の送り用モータ32のドライバ、微動スライド
部材23の微動直進機構34駆動用ドライバ、砥
石21駆動用モータ24のドライバ、ワーク軸2
の駆動用モータ5のドライバおよび測定子41微
動用モータ50のドライバであり、11は旋回軸
8の旋回角度を検出するロータリエンコーダ、6
3Aは干渉計63を介してレーザにより砥石21
のセツト位置、切込み位置等を検出する検出手
段、64Aは同様にして干渉計64を介し測定子
41の微移動位置を検出する手段、更にまた12
0は加工制御部100および測定制御部200に
各種データや情報等の入出力ならびに切換等の操
作を実施するための操作盤である。
動用モータ10のドライバ、粗動スライド部材2
8の送り用モータ32のドライバ、微動スライド
部材23の微動直進機構34駆動用ドライバ、砥
石21駆動用モータ24のドライバ、ワーク軸2
の駆動用モータ5のドライバおよび測定子41微
動用モータ50のドライバであり、11は旋回軸
8の旋回角度を検出するロータリエンコーダ、6
3Aは干渉計63を介してレーザにより砥石21
のセツト位置、切込み位置等を検出する検出手
段、64Aは同様にして干渉計64を介し測定子
41の微移動位置を検出する手段、更にまた12
0は加工制御部100および測定制御部200に
各種データや情報等の入出力ならびに切換等の操
作を実施するための操作盤である。
次に、第7図によつて全体の作業手順を説明す
る。
る。
まず、加工制御部100ではステツプS100に
おいて、その加工用NCプログラムに従つて加工
体1に対し研削加工を実施し、次のステツプ
S200において測定制御部200による形状測定
工程が実施され、更にステツプS300でその測定
結果として形状の誤差があらかじめ設定された許
容範囲内にあるか否かを判断し、許容範囲内にな
ければ次のステツプS400で測定データを基にし
て加工用プログラムにおけるデータを修正し、こ
の修正値により再びステツプS100に戻つて、加
工制御部100によりステツプS200以下の動作
を許容範囲内におさまるまで繰返す。
おいて、その加工用NCプログラムに従つて加工
体1に対し研削加工を実施し、次のステツプ
S200において測定制御部200による形状測定
工程が実施され、更にステツプS300でその測定
結果として形状の誤差があらかじめ設定された許
容範囲内にあるか否かを判断し、許容範囲内にな
ければ次のステツプS400で測定データを基にし
て加工用プログラムにおけるデータを修正し、こ
の修正値により再びステツプS100に戻つて、加
工制御部100によりステツプS200以下の動作
を許容範囲内におさまるまで繰返す。
第8図は加工制御部100において研削を実施
する動作手順を示す。まずそのステツプS111に
おいてデイスク201に格納されている加工用
NCプログラム測定制御部200を介して入力
し、自己のメモリに記憶する。ついで、ステツプ
S112に進み、ここで旋回軸8および粗動スライ
ド部材28の位置決めをドライバ101および1
02によつて駆動し、更に微動スライド部材23
をドライバ103により駆動して砥石21をNC
プログラムに設定されている初期の切込み位置に
セツトする等の準備作業を実施する。
する動作手順を示す。まずそのステツプS111に
おいてデイスク201に格納されている加工用
NCプログラム測定制御部200を介して入力
し、自己のメモリに記憶する。ついで、ステツプ
S112に進み、ここで旋回軸8および粗動スライ
ド部材28の位置決めをドライバ101および1
02によつて駆動し、更に微動スライド部材23
をドライバ103により駆動して砥石21をNC
プログラムに設定されている初期の切込み位置に
セツトする等の準備作業を実施する。
次にステツプS113でメモリから1行分のNCプ
ログラムを読取り、更にステツプS114で旋回角
度θj゜を旋回角度検出器(ロータリエンコーダ)
11から入力する。なお、NCプログラムには、
旋回角度θp゜〜θi゜に対応させた砥石21の直進
量、すなわち切込み量So〜Siμmが設定されてい
る。そこで、次のステツプS115では入力された
旋回角度θj°に基づいて、加工体1の加工面単位
面積当りに砥石21が接触する時間が一定となる
ように旋回軸モータドライバ101に信号を供給
してモータ10の回転速度を制御し、更に次のス
テツプS116において加工体1の加工面における
半径方向のどの位置に砥石21が接触してもその
接触点において加工体の回転する周速度が一定に
なるよう砥石軸モータドライバ104に信号を供
給し、モータ5を駆動する。
ログラムを読取り、更にステツプS114で旋回角
度θj゜を旋回角度検出器(ロータリエンコーダ)
11から入力する。なお、NCプログラムには、
旋回角度θp゜〜θi゜に対応させた砥石21の直進
量、すなわち切込み量So〜Siμmが設定されてい
る。そこで、次のステツプS115では入力された
旋回角度θj°に基づいて、加工体1の加工面単位
面積当りに砥石21が接触する時間が一定となる
ように旋回軸モータドライバ101に信号を供給
してモータ10の回転速度を制御し、更に次のス
テツプS116において加工体1の加工面における
半径方向のどの位置に砥石21が接触してもその
接触点において加工体の回転する周速度が一定に
なるよう砥石軸モータドライバ104に信号を供
給し、モータ5を駆動する。
次にステツプS117において再度旋回角度をエ
ンコーダ11からの信号によつて読出し、ステツ
プS118に進んでその旋回角度に対応した直進量
だけドライバ103により直進機構34を駆動さ
せる。かくして、ステツプS119においてそのNC
プログラムの一行分に関する処理動作が実施完了
したか否かを判断し、完了したと判断したならば
次のステツプS120において全体の行、すなわち
旋回角度θp゜〜θi゜とそれに対応した直進量So〜
Siμmをそれぞれ実現させる動作が全て完了した
か否かを判断し、完了していないと判断した場合
はステツプS113に戻つて以下のステツプを繰返
す。また、完了したと判断したならば、次のステ
ツプS121に進み、ここで、微動スライド部材2
3および粗動スライド部材28を初期位置に復帰
させると共にワーク軸駆動モータ5を停止し、更
に旋回軸8を初期の位置に戻すようにモータ10
を駆動する一連の後処理を実施して研削工程を終
了する。
ンコーダ11からの信号によつて読出し、ステツ
プS118に進んでその旋回角度に対応した直進量
だけドライバ103により直進機構34を駆動さ
せる。かくして、ステツプS119においてそのNC
プログラムの一行分に関する処理動作が実施完了
したか否かを判断し、完了したと判断したならば
次のステツプS120において全体の行、すなわち
旋回角度θp゜〜θi゜とそれに対応した直進量So〜
Siμmをそれぞれ実現させる動作が全て完了した
か否かを判断し、完了していないと判断した場合
はステツプS113に戻つて以下のステツプを繰返
す。また、完了したと判断したならば、次のステ
ツプS121に進み、ここで、微動スライド部材2
3および粗動スライド部材28を初期位置に復帰
させると共にワーク軸駆動モータ5を停止し、更
に旋回軸8を初期の位置に戻すようにモータ10
を駆動する一連の後処理を実施して研削工程を終
了する。
次に第9図を参照しながら測定動作の制御手順
について説明する。
について説明する。
測定にあたつては、まずステツプS211におい
て、測定制御部200から加工制御部100を介
してドライバ101により旋回用モータ10を駆
動し、加工体1を保持するワーク軸2が第5図で
示したようにY−Y線の方向に向くようにベース
プレート7を旋回させ、その位置をエンコーダ1
1によつて検出しながら所定の位置で停止させ、
その後、シリンダ48を駆動して粗動スライド部
材46を加工体1に向けて前進させる。そして、
更にその後測定子微動用モータ50をドライバ1
06によつて駆動し、測定子41を加工体1の中
心に接触した状態とすることによつてステツプ
S211による測定初期位置設定が得られる。
て、測定制御部200から加工制御部100を介
してドライバ101により旋回用モータ10を駆
動し、加工体1を保持するワーク軸2が第5図で
示したようにY−Y線の方向に向くようにベース
プレート7を旋回させ、その位置をエンコーダ1
1によつて検出しながら所定の位置で停止させ、
その後、シリンダ48を駆動して粗動スライド部
材46を加工体1に向けて前進させる。そして、
更にその後測定子微動用モータ50をドライバ1
06によつて駆動し、測定子41を加工体1の中
心に接触した状態とすることによつてステツプ
S211による測定初期位置設定が得られる。
そこで、次のステツプS212に進み、測定制御
部200の内部でメモリに記憶されている使用済
の各種データをクリアーし、更にステツプS213
に進んでドライバ101により加工体保持装置A
における旋回用モータ10の定速駆動を開始す
る。なお、この旋回は測定に必要な限界の旋回角
度まで継続されるもので、次のステツプS214に
おいて旋回角度を入力し、ステツプS216におい
てそのエンコーダ11からの信号による旋回角度
が所定の測定角度、例えば1゜、次に2゜、…といつ
た単位ごとの設定測定角度に達したか否かを判断
する。かくして、所定の設定測定角度に達したと
判断したならばステツプS216に進み、検出手段
64Aから入力した測定子41の位置を測定デー
タとしてメモリRAMに格納する。
部200の内部でメモリに記憶されている使用済
の各種データをクリアーし、更にステツプS213
に進んでドライバ101により加工体保持装置A
における旋回用モータ10の定速駆動を開始す
る。なお、この旋回は測定に必要な限界の旋回角
度まで継続されるもので、次のステツプS214に
おいて旋回角度を入力し、ステツプS216におい
てそのエンコーダ11からの信号による旋回角度
が所定の測定角度、例えば1゜、次に2゜、…といつ
た単位ごとの設定測定角度に達したか否かを判断
する。かくして、所定の設定測定角度に達したと
判断したならばステツプS216に進み、検出手段
64Aから入力した測定子41の位置を測定デー
タとしてメモリRAMに格納する。
そして、次のステツプS217において、上記の
測定角度が所定の測定限界角度であるか否かを判
断し、測定限界角度でないとの判断があればステ
ツプS214〜S216を繰返し、設定の測定角度ごと
に入力された測定子41の位置をメモリRAMに
格納する。また、上記測定角度が測定限界角度で
あると判断したならばステツプS218でドライバ
106によりモータ50を駆動し、測定子41を
いつたん加工体1から引離し、要すれば更にシリ
ンダ48を駆動して粗動スライド部材46を次の
加工動作に支障のない位置まで後退させるといつ
た測定終了位置への測定子移動動作を実施する。
測定角度が所定の測定限界角度であるか否かを判
断し、測定限界角度でないとの判断があればステ
ツプS214〜S216を繰返し、設定の測定角度ごと
に入力された測定子41の位置をメモリRAMに
格納する。また、上記測定角度が測定限界角度で
あると判断したならばステツプS218でドライバ
106によりモータ50を駆動し、測定子41を
いつたん加工体1から引離し、要すれば更にシリ
ンダ48を駆動して粗動スライド部材46を次の
加工動作に支障のない位置まで後退させるといつ
た測定終了位置への測定子移動動作を実施する。
かくして次のステツプS219に進み、加工体1
の加工しようとする形状に関する設計データをデ
イスク201から読出し、対応する測定角度ごと
にその設計データと測定データとを比較してその
差を演算し、ステツプS220において測定データ
をデイスク201に格納すると同時に要すればプ
リンタ202にその測定データ等を記録する等の
データ後処理を実施する。
の加工しようとする形状に関する設計データをデ
イスク201から読出し、対応する測定角度ごと
にその設計データと測定データとを比較してその
差を演算し、ステツプS220において測定データ
をデイスク201に格納すると同時に要すればプ
リンタ202にその測定データ等を記録する等の
データ後処理を実施する。
ついで第10図によつて修正加工工程の手順に
ついて説明するが、それに先立ち修正実施の原理
を第11図によつて説明する。第11図におい
て、CL1は理想曲面をあらわす曲線であり、本
例では旋回測定角度θ〓゜(ここで0は旋回中心で
あり、旋回軸の中心線に相当する)のところを中
心にして凸出した破線で示すような部分曲面CL
2が測定されたものとする。そうするとこれを修
正研削するには、被修正プログラムの砥石21の
中心軌跡CL3における測定角度θ〓゜を中心とす
る位置で、上記の軌跡CL3を新NCプログラムで
はCL4のように修正してやる必要がある。
ついて説明するが、それに先立ち修正実施の原理
を第11図によつて説明する。第11図におい
て、CL1は理想曲面をあらわす曲線であり、本
例では旋回測定角度θ〓゜(ここで0は旋回中心で
あり、旋回軸の中心線に相当する)のところを中
心にして凸出した破線で示すような部分曲面CL
2が測定されたものとする。そうするとこれを修
正研削するには、被修正プログラムの砥石21の
中心軌跡CL3における測定角度θ〓゜を中心とす
る位置で、上記の軌跡CL3を新NCプログラムで
はCL4のように修正してやる必要がある。
修正加工工程は上記のような原理に基づいて実
施されるもので、まずステツプS311でデイスク
201に格納されている被修正NCプログラムを
読出してメモリに格納し、次のステツプS312で
同じくデイスク201に格納した測定データを読出
す。そして、次のステツプS313で上記の測定デ
ータに基づいて、測定角度ごとにデータの正負の
値を反転し、このようにして得られた修正データ
に基づいて更に次のステツプS314において修正
加工用のデータを演算する。
施されるもので、まずステツプS311でデイスク
201に格納されている被修正NCプログラムを
読出してメモリに格納し、次のステツプS312で
同じくデイスク201に格納した測定データを読出
す。そして、次のステツプS313で上記の測定デ
ータに基づいて、測定角度ごとにデータの正負の
値を反転し、このようにして得られた修正データ
に基づいて更に次のステツプS314において修正
加工用のデータを演算する。
すなわち、現実には上述した測定がなされる測
定角度の単位ごと、例えば1゜、2゜、3゜、…と、研
削制御のためのプログラムに格納されている旋回
角度の単位θp゜〜θi゜とは密度差があり、測定角
度の単位の方が粗い。従つて、研削制御用の新
NCプログラムでは測定角度の分割点における内
挿計算を実施する必要があり、このような計算が
ステツプS314で実施されるもので、次のステツ
プS315はステツプS314で得られた修正加工デー
タに基づいて被修正NCプログラムが修正され新
たな修正NCプログラムとしてデイスク201に
格納される。
定角度の単位ごと、例えば1゜、2゜、3゜、…と、研
削制御のためのプログラムに格納されている旋回
角度の単位θp゜〜θi゜とは密度差があり、測定角
度の単位の方が粗い。従つて、研削制御用の新
NCプログラムでは測定角度の分割点における内
挿計算を実施する必要があり、このような計算が
ステツプS314で実施されるもので、次のステツ
プS315はステツプS314で得られた修正加工デー
タに基づいて被修正NCプログラムが修正され新
たな修正NCプログラムとしてデイスク201に
格納される。
ところで、以上に説明した例では砥石スライド
装置Bの微動直進機構に圧電素子を用いたインチ
ワームを使用したが、微動直進機構としてはこれ
に限られるものではなく、差動ねじとモータの組
合せを用いてもよい。また、旋回軸等についても
必らずしもモータ直結である必要はなく、ベルト
駆動等にすることが可能である。
装置Bの微動直進機構に圧電素子を用いたインチ
ワームを使用したが、微動直進機構としてはこれ
に限られるものではなく、差動ねじとモータの組
合せを用いてもよい。また、旋回軸等についても
必らずしもモータ直結である必要はなく、ベルト
駆動等にすることが可能である。
また、上述の例ではそのスライド部分に静圧軸
受用の絞りとして多孔質噴孔を用いたが絞りの形
態は多孔質噴孔に限られるものではなく、自成絞
り、オリフイス、表面絞り等であつてもよいこと
は勿論である。
受用の絞りとして多孔質噴孔を用いたが絞りの形
態は多孔質噴孔に限られるものではなく、自成絞
り、オリフイス、表面絞り等であつてもよいこと
は勿論である。
更にまた、加工体1の旋回軸中心に対する相対
位置の調節を上述の例ではやとい、すなわち把持
部材3の取換えによつて行うようにしたが、これ
に代えて、例えばワーク軸2を枢支している静圧
軸受4が固定されているベースプレート7をワー
ク軸方向に移動自在となして調整するようにして
もよい。
位置の調節を上述の例ではやとい、すなわち把持
部材3の取換えによつて行うようにしたが、これ
に代えて、例えばワーク軸2を枢支している静圧
軸受4が固定されているベースプレート7をワー
ク軸方向に移動自在となして調整するようにして
もよい。
以上説明してきたように、本発明によれば、加
工体を把持して回転軸の周りに回転させる回転手
段と、該回転手段を前記回転軸と直交する旋回軸
の周りに旋回自在に保持する加工体保持装置と、
前記加工体を研削する研削部材を前記旋回軸と直
交する方向に移動可能な研削部材移動手段と、前
記回転軸と所定の角度を保つ方向に配設され、前
記加工体の加工面を前記旋回軸のまわりの旋回角
度ごとに測定可能な測定装置と、前記加工体を前
記研削部材により加工する加工位置から前記測定
装置により測定する測定位置に旋回動作させると
共に前記測定位置において前記加工体の加工面の
測定のために前記加工体を旋回動作させる旋回手
段と、回転する加工体を前記旋回軸の周りに旋回
させつつ、前記旋回角度に応じて前記研削部材に
よる研削を行わせるように制御する手段と、前記
測定装置からの前記加工面の測定データに基づい
て前記旋回角度ごとに修正加工量を算出する演算
手段と、を具備し、該演算手段による算出結果に
基づいて前記加工体を前記旋回手段により前記加
工位置に旋回させて前記加工体の加工面を前記旋
回角度に応じて修正加工可能としたので、加工体
を加工体保持手段に保持させたままの状態で旋回
手段による旋回角度に従つて研削加工が実施さ
れ、加工後は同じ旋回手段により上記加工体を加
工位置から測定位置に旋回させて、旋回角度ごと
の測定位置での再度の旋回動作によつて測定装置
による測定が行われ、さらに修正加工の必要の有
無が演算されて、その必要があれば、再び加工体
を元の加工位置にまでそのまま旋回させて、旋回
角度ごとに修正加工を可能とするもので、加工体
は完全な切削加工面が得られるまで加工体保持装
置により保持されたままに保たれるので、加工体
を着脱させることがないために高精度の研削加工
ならびに測定を一貫して実施することが可能とな
つた。
工体を把持して回転軸の周りに回転させる回転手
段と、該回転手段を前記回転軸と直交する旋回軸
の周りに旋回自在に保持する加工体保持装置と、
前記加工体を研削する研削部材を前記旋回軸と直
交する方向に移動可能な研削部材移動手段と、前
記回転軸と所定の角度を保つ方向に配設され、前
記加工体の加工面を前記旋回軸のまわりの旋回角
度ごとに測定可能な測定装置と、前記加工体を前
記研削部材により加工する加工位置から前記測定
装置により測定する測定位置に旋回動作させると
共に前記測定位置において前記加工体の加工面の
測定のために前記加工体を旋回動作させる旋回手
段と、回転する加工体を前記旋回軸の周りに旋回
させつつ、前記旋回角度に応じて前記研削部材に
よる研削を行わせるように制御する手段と、前記
測定装置からの前記加工面の測定データに基づい
て前記旋回角度ごとに修正加工量を算出する演算
手段と、を具備し、該演算手段による算出結果に
基づいて前記加工体を前記旋回手段により前記加
工位置に旋回させて前記加工体の加工面を前記旋
回角度に応じて修正加工可能としたので、加工体
を加工体保持手段に保持させたままの状態で旋回
手段による旋回角度に従つて研削加工が実施さ
れ、加工後は同じ旋回手段により上記加工体を加
工位置から測定位置に旋回させて、旋回角度ごと
の測定位置での再度の旋回動作によつて測定装置
による測定が行われ、さらに修正加工の必要の有
無が演算されて、その必要があれば、再び加工体
を元の加工位置にまでそのまま旋回させて、旋回
角度ごとに修正加工を可能とするもので、加工体
は完全な切削加工面が得られるまで加工体保持装
置により保持されたままに保たれるので、加工体
を着脱させることがないために高精度の研削加工
ならびに測定を一貫して実施することが可能とな
つた。
第1図は本発明研削機械の構成の一例を示す斜
視図、第2図はその砥石スライド装置の部分断面
図、第3図は第1図に示す研削機械の加工体測定
装置における微動部の部分断面図、第4A図〜第
4C図は本発明研削機械により加工するときの3
態様を模式に示す説明図、第5図は本発明による
研削時と測定時とにおける加工体保持部材の回動
動作を示す斜視図、第6図は本発明研削機械を駆
動制御する回路の構成図、第7図はその制御部を
介してなされる一連の動作手順を示す流れ図、第
8図はその研削工程における動作手順を示す流れ
図、第9図はその測定工程における動作手順を示
す流れ図、第10図はその修正工程における動作
手順を示す流れ図、第11図は本発明研削機械に
おいて実施される修正の原理の説明図である。 1…加工体、2…ワーク軸、3…把持部材、4
…軸受、5,10,24,32,50…モータ、
6,25,51…タコジエネレータ、8…旋回
軸、9,22…静圧軸受、11,33…ロータリ
エンコーダ、21…砥石、23…微動スライド部
材、26…微動案内部材、27…静圧パツド、2
8…粗動スライド部材、29…ベース基板、30
…粗動案内部材、31,49…送りねじ、34…
微動直進機構、41…測定子、42…エアスライ
ド部材、43…案内部材、46…粗動スライド部
材、47…転動案内部材、48…シリンダ、6
1,62…コーナキユーブリフレクタ、63,6
4…干渉計、66…レーザ発振器、100…加工
制御部、101〜106…ドライバ、120…操
作盤、200…測定制御部、201…デイスク。
視図、第2図はその砥石スライド装置の部分断面
図、第3図は第1図に示す研削機械の加工体測定
装置における微動部の部分断面図、第4A図〜第
4C図は本発明研削機械により加工するときの3
態様を模式に示す説明図、第5図は本発明による
研削時と測定時とにおける加工体保持部材の回動
動作を示す斜視図、第6図は本発明研削機械を駆
動制御する回路の構成図、第7図はその制御部を
介してなされる一連の動作手順を示す流れ図、第
8図はその研削工程における動作手順を示す流れ
図、第9図はその測定工程における動作手順を示
す流れ図、第10図はその修正工程における動作
手順を示す流れ図、第11図は本発明研削機械に
おいて実施される修正の原理の説明図である。 1…加工体、2…ワーク軸、3…把持部材、4
…軸受、5,10,24,32,50…モータ、
6,25,51…タコジエネレータ、8…旋回
軸、9,22…静圧軸受、11,33…ロータリ
エンコーダ、21…砥石、23…微動スライド部
材、26…微動案内部材、27…静圧パツド、2
8…粗動スライド部材、29…ベース基板、30
…粗動案内部材、31,49…送りねじ、34…
微動直進機構、41…測定子、42…エアスライ
ド部材、43…案内部材、46…粗動スライド部
材、47…転動案内部材、48…シリンダ、6
1,62…コーナキユーブリフレクタ、63,6
4…干渉計、66…レーザ発振器、100…加工
制御部、101〜106…ドライバ、120…操
作盤、200…測定制御部、201…デイスク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 加工体を把持して回転軸の周りに回転させる
回転手段と、 該回転手段を前記回転軸と直交する旋回軸の周
りに旋回自在に保持する加工体保持装置と、 前記加工体を研削する研削部材を前記旋回軸と
直交する方向に移動可能な研削部材移動手段と、 前記回転軸と所定の角度を保つ方向に配設さ
れ、前記加工体の加工面を前記旋回軸のまわりの
旋回角度ごとに測定可能な測定装置と、 前記加工体を前記研削部材により加工する加工
位置から前記測定装置により測定する測定位置に
旋回動作させると共に前記測定位置において前記
加工体の加工面の測定のために前記加工体を旋回
動作させる旋回手段と、 回転する加工体を前記旋回軸の周りに旋回させ
つつ、前記旋回角度に応じて前記研削部材による
研削を行わせるように制御する手段と、 前記測定装置からの前記加工面の測定データに
基づいて前記旋回角度ごとに修正加工量を算出す
る演算手段と、 を具備し、該演算手段による算出結果に基づいて
前記加工体を前記旋回手段により前記加工位置に
旋回させて前記加工体の加工面を前記旋回角度に
応じて修正加工可能としたことを特徴とする研削
機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6481487A JPS63232966A (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 研削機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6481487A JPS63232966A (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 研削機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63232966A JPS63232966A (ja) | 1988-09-28 |
JPH0543455B2 true JPH0543455B2 (ja) | 1993-07-01 |
Family
ID=13269088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6481487A Granted JPS63232966A (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 研削機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63232966A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018114580A (ja) * | 2017-01-17 | 2018-07-26 | 株式会社ディスコ | ウエーハの加工方法及び切削装置 |
JP7359425B2 (ja) * | 2019-10-01 | 2023-10-11 | 株式会社コシナ | 非球面凸レンズの加工システム |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5348294A (en) * | 1976-10-15 | 1978-05-01 | Asahi Optical Co Ltd | Mechanism of aligning axes of machine for creating lens of nonnsphrical surface |
JPS5877438A (ja) * | 1981-10-28 | 1983-05-10 | Canon Inc | 球面研削盤 |
JPS6057995A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-03 | 株式会社日立製作所 | 電子部品の接合方法 |
JPS60114457A (ja) * | 1983-11-26 | 1985-06-20 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | 球面創成研削装置 |
JPS618269A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-14 | Canon Inc | 曲面研摩機 |
-
1987
- 1987-03-19 JP JP6481487A patent/JPS63232966A/ja active Granted
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5348294A (en) * | 1976-10-15 | 1978-05-01 | Asahi Optical Co Ltd | Mechanism of aligning axes of machine for creating lens of nonnsphrical surface |
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JPS60114457A (ja) * | 1983-11-26 | 1985-06-20 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | 球面創成研削装置 |
JPS618269A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-14 | Canon Inc | 曲面研摩機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63232966A (ja) | 1988-09-28 |
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