JP2018114580A - ウエーハの加工方法及び切削装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤った切り込み深さのウエーハを製造することを抑制すること基準位置を検出する際に、切削ブレードが目詰まりすることを抑制することができるウエーハの加工方法及び切削装置を提供すること。【解決手段】ウエーハの加工方法は、ウエーハの周縁部の高さを測定ユニットで測定する第1測定ステップST2と、ウエーハの周縁部に切削ブレードを切り込ませて、ウエーハの周縁部の表面側を除去するエッジトリミングステップST3と、ウエーハの周縁部の高さをチャックテーブルに保持したまま測定ユニットで測定する第2測定ステップST4と、第1測定ステップST2及び第2測定ステップST4で測定した結果から切削ブレードの切り込み深さを算出する算出ステップST5と、切り込み深さが仕上げ厚さ以上且つ許容範囲内であるか否かを判定する判定ステップST6とを備える。【選択図】図8
Description
本発明は、ウエーハの加工方法及び切削装置に関する。
半導体ウエーハは、電子機器の軽薄短小化に伴い、その厚さを薄くする加工技術が盛んに開発されている。ウエーハを200μm以下に薄く研削する場合、ウエーハの周縁部がいわゆるナイフエッジ状態となり、研削砥石にナイフエッジが接触すると欠けやすくなる。そこで、ウエーハのデバイス面側の周縁部を予め除去し(エッジトリミング)、研削によってナイフエッジが発生するのを抑制するという加工技術が開発された(例えば、特許文献1参照)。
エッジトリミングでは、研削後の仕上げ厚さ以上の深さに切削ブレードを切り込ませて除去しないと、ナイフエッジの形成を防ぐ事は出来ない。したがって、エッジトリミングでは、所定以上の切り込み深さを維持することが非常に重要である。しかしながら、従来のエッジトリミングでは、加工後のウエーハを切削装置から取り出した後に、選択的に外周縁の厚さを測定していたため、切り込み深さが足らないウエーハが誤って大量に製造されてしまう恐れがあった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、誤った切り込み深さのウエーハを製造することを抑制することができるウエーハの加工方法及び切削装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のウエーハの加工方法は、ウエーハの裏面を研削して所定の厚さに薄化する前に、ウエーハの表面側の周縁部を除去するウエーハの加工方法であって、チャックテーブルで保持したウエーハの周縁部又は周縁部近傍の高さを測定ユニットで測定する第1測定ステップと、該ウエーハの周縁部に切削ブレードを切り込ませるとともに該チャックテーブルを回転させ、該ウエーハの周縁部の表面側を除去するエッジトリミングステップと、該エッジトリミングステップ後の該ウエーハの周縁部の高さを、該チャックテーブルに保持したまま該測定ユニットで測定する第2測定ステップと、該第1測定ステップ及び該第2測定ステップで測定した結果から該切削ブレードが切り込んだ深さを算出する算出ステップと、算出された切り込み深さが該所定の厚さ以上且つ許容範囲内であるか否かを判定する判定ステップと、を備え、該判定ステップで許容範囲外と判定された場合、該切り込み深さが該許容範囲外であったことをオペレータに報知することを特徴とする。
前記ウエーハの加工方法において、該測定ユニットは、ウエーハの表面にエアー噴射ノズルからエアーを噴出しノズルの背圧を計測することによりウエーハの表面高さを検出する背圧センサーとしても良い。
前記ウエーハの加工方法において、該測定ユニットは、該チャックテーブルに保持されたウエーハの表面を撮像するカメラと、該カメラを鉛直方向に移動させる移動ユニットと、該カメラの高さ位置を検出するカメラ高さ位置検出ユニットと、を備えても良い。
本発明の切削装置は、ウエーハを保持する回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを切削ブレードで切削する切削ユニットと、該チャックテーブルに保持されたウエーハの表面の高さを測定する測定ユニットと、該測定ユニットの測定結果から求められた該切削ブレードが切り込んだ深さと閾値とを比較し判定する判定部と、該測定ユニットによる測定結果を記憶する記憶部と、オペレータに異常を報知する報知ユニットと、を備え、前記ウエーハの加工方法に用いる切削装置であって、該記憶部は、該第1測定ステップの測定結果、該第2測定ステップの測定結果及び該判定ステップの判定結果を記憶し、オペレータの要求に応じて該記憶したデータを出力することを特徴とする。
本願発明のウエーハの加工方法及び切削装置は、誤った切り込み深さのウエーハを製造することを抑制することができるという効果を奏する。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係るウエーハの加工方法及び切削装置を図面に基いて説明する。図1は、実施形態1に係る切削装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された切削装置の加工対象のウエーハの斜視図である。図3は、図1に示された切削装置のカメラの構成を示す図である。図4は、図1に示された切削装置の測定ユニットの測定箇所を示すウエーハの平面図である。
本発明の実施形態1に係るウエーハの加工方法及び切削装置を図面に基いて説明する。図1は、実施形態1に係る切削装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された切削装置の加工対象のウエーハの斜視図である。図3は、図1に示された切削装置のカメラの構成を示す図である。図4は、図1に示された切削装置の測定ユニットの測定箇所を示すウエーハの平面図である。
図1に示す実施形態1に係る切削装置1は、ウエーハWを切削(加工)する装置である。実施形態1では、ウエーハWは、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。ウエーハWは、図2に示すように、表面WSに格子状に形成される複数の分割予定ラインLによって区画された領域にデバイスDが形成されている。
ウエーハWは、デバイスDが複数形成されている表面WSの裏側の裏面WRに保護部材P1が貼着されるが、本発明では、ウエーハWは、裏面WRに保護部材P1が貼着されなくても良い。また、ウエーハWは、図3に示すように、湾曲部RPを周縁部FRに設けている。また、ウエーハWは、複数のデバイスDが設けられたデバイス領域DRと、デバイス領域DRを囲繞する外周の除去予定領域ERを備える。除去予定領域ERは、ウエーハWの周縁部FRに設けられ、かつデバイスDが形成されていない領域をいい、表面WS、裏面WR及び湾曲部RPを含んでいる。ウエーハWは、予め設定された所定の厚さである仕上げ厚さT(図3に示す)まで薄化された後、個々のデバイスDに分割される。
図1に示された切削装置1は、ウエーハWを切削(加工)して、ウエーハWの表面WS側の周縁部FRに設けられた除去予定領域ERを全周に亘って除去する。実施形態1において、切削装置1は、全周に亘って除去予定領域ERを表面WS側から仕上げ厚さT以上除去して、図3に示す切り込み溝CRを全周に亘って形成する。なお、実施形態1において、所定の厚さは、ウエーハWの仕上げ厚さTであるが、本発明では、仕上げ厚さT以上の値であれば良い。
切削装置1は、図1に示すように、ウエーハWを保持面10aで吸引保持する回転可能なチャックテーブル10と、チャックテーブル10に保持されたウエーハWを切削ブレード21で切削する切削ユニット20と、加工送りユニットである図示しないX軸移動ユニットと、割り出し送りユニットであるY軸移動ユニット40と、切り込み送りユニットであるZ軸移動ユニット50と、測定ユニット60と、制御ユニット100と、報知ユニット70とを備える。
チャックテーブル10は、加工前のウエーハWが保護部材P1を介して保持面10a上に載置されて、ウエーハWを保持するものである。チャックテーブル10は、保持面10aを構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、保持面10aに載置されたウエーハWを吸引することで保持する。また、チャックテーブル10は、X軸移動ユニットにより移動自在であるとともに、回転駆動源11により鉛直方向であるZ軸方向と平行な軸心回りに回転される。回転駆動源11は、X軸移動ユニットにより水平方向と平行なX軸方向に移動される。
切削ユニット20は、チャックテーブル10に保持されたウエーハWを切削する切削ブレード21を装着する図示しないスピンドルを備えるものである。切削ユニット20は、それぞれ、チャックテーブル10に保持されたウエーハWに対して、Y軸移動ユニット40により水平方向と平行でかつX軸方向と直交するY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動ユニット50によりZ軸方向に移動自在に設けられている。
また、切削ユニット20は、図1に示すように、Y軸移動ユニット40、Z軸移動ユニット50などを介して、装置本体2から立設した柱部3に設けられている。切削ユニット20は、Y軸移動ユニット40及びZ軸移動ユニット50により、チャックテーブル10の保持面10aの任意の位置に切削ブレード21を位置付け可能となっている。また、切削ユニット20は、ウエーハWの表面WSを撮像するカメラ80が一体的に移動するように固定されている。カメラ80は、チャックテーブル10に保持された切削前のウエーハWの表面WSを撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラである。カメラ80は、チャックテーブル10に保持されたウエーハWの表面WSを撮像して、ウエーハWと切削ブレード21との位置合わせを行なうアライメントを遂行するための画像を得、得た画像を制御ユニット100に出力する。
カメラ80は、図3に示すように、チャックテーブル10の保持面10aとZ軸方向に沿って対向する対物レンズ81を備える。
切削ブレード21は、略リング形状を有する極薄の切削砥石である。スピンドルは、切削ブレード21を回転させることでウエーハWを切削する。スピンドルは、スピンドルハウジング内に収容され、スピンドルハウジングは、Z軸移動ユニット50に支持されている。切削ユニット20のスピンドル及び切削ブレード21の軸心は、Y軸方向と平行に設定されている。
X軸移動ユニット30は、チャックテーブル10を保持面10aと装置本体2の長手方向との双方と平行な加工送り方向であるX軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にX軸方向に沿って加工送りするものである。Y軸移動ユニット40は、切削ユニット20を保持面10aと水平方向との双方と平行でかつX軸方向と直交する割り出し送り方向であるY軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にY軸方向に沿って割り出し送りするものである。
Z軸移動ユニット50は、切削ユニット20を保持面10aと直交する切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にZ軸方向に沿って切り込み送りするものである。また、Z軸移動ユニット50は、切削ユニット20とともにカメラ80をZ軸方向に移動させる移動ユニットである。
X軸移動ユニット、Y軸移動ユニット40及びZ軸移動ユニット50は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ41,51、ボールねじ41,51を軸心回りに回転させる周知のパルスモータ52及びチャックテーブル10又は切削ユニット20をX軸方向、Y軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレール43,53を備える。
また、切削装置1は、チャックテーブル10のX軸方向の位置を検出するため図示しないX軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のY軸方向の位置を検出するための図示しないY軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出するためのZ軸方向位置検出ユニット54とを備える。X軸方向位置検出ユニット、及びY軸方向位置検出ユニットは、X軸方向、又はY軸方向と平行なリニアスケールと、読み取りヘッドとにより構成することができる。Z軸方向位置検出ユニット54は、パルスモータ52のパルスで切削ユニット20及びカメラ80のZ軸方向の位置を検出する。X軸方向位置検出ユニット、Y軸方向位置検出ユニット及びZ軸方向位置検出ユニット54は、チャックテーブル10のX軸方向、切削ユニット20のY軸方向又はZ軸方向の位置、カメラを制御ユニット100に出力する。Z軸方向位置検出ユニット54は、切削ユニット20とともにカメラ80の高さ位置であるZ軸方向の位置を検出するカメラ高さ位置検出ユニットである。
測定ユニット60は、チャックテーブル10に保持されたウエーハWの表面WSまでの距離を検出することにより、ウエーハWの表面WSの高さを測定するものである。実施形態1において、測定ユニット60は、カメラ80とともに切削ユニット20に固定され、切削ユニット20及びカメラ80と一体にY軸方向及びZ軸方向に移動する。また、実施形態1において、測定ユニット60は、カメラ80とY軸方向に並ぶ位置に配置されている。また、実施形態1において、測定ユニット60は、図4に白丸で示すように、ウエーハWの周縁部FRの除去予定領域ERの表面WSの三か所の測定箇所MPの高さを測定する。
測定箇所MPは、ウエーハWの周縁部FRの切り込み溝CRが形成される箇所である。実施形態1において、測定箇所MPの平面形状は、直径の最小値が2.0mmの円形である。なお、実施形態1において、測定箇所MPは、三か所であるが、本発明では、測定箇所MPは、一か所でも良く、二又は四か所以上でも良い。
次に、実施形態1に係る切削装置1の測定ユニット60を図面に基いて説明する。図5は、図1に示された切削装置の測定ユニットの構成を示す図である。図6は、図5に示された測定ユニットの微差圧力計の構成を示す図である。
実施形態1において、測定ユニット60は、図5に示すように、ウエーハWの表面WSにエアーを噴出するエアー噴射ノズル61を備え、ウエーハWの表面WSにエアー噴射ノズル61からエアーを噴出し、エアー噴射ノズル61の背圧を計測することによりウエーハWの表面WS高さを検出する背圧センサーである。
測定ユニット60のエアー噴射ノズル61は、カメラ80とともに切削ユニット20に固定されている。エアー噴射ノズル61は、図5に示すように、オリフィスである気体供給パイプ62を介して圧縮気体供給源63に連結されている。エアー噴射ノズル61は、圧縮気体供給源63から気体供給パイプ62を通じて圧縮されたエアーが送り込まれる構成となっている。
圧縮気体供給源63は、気体開放パイプ64を介して大気に通じており、気体供給パイプ62と気体開放パイプ64とに等しい割合で圧縮したエアーを供給する。気体開放パイプ64に供給された圧縮されたエアーは、大気に開放される構成となっている。更に、気体供給パイプ62と気体開放パイプ64とは、気体供給パイプ62を流通する圧縮されたエアーと気体開放パイプ64を流通する圧縮されたエアーとの間に生じる圧力差を測定する微差圧力計65を介して連結されている。
微差圧力計65は、図6に示すように、気体供給パイプ62に連通する第一の気体室65aと気体開放パイプ64に連通する第二の気体室65bとを備えている。第一の気体室65aと第二の気体室65bとは、ダイヤフラム66によって仕切られている。ダイヤフラム66には、図示しない電圧計により電圧が測定される歪みゲージ67が貼着され、第一の気体室65aの気圧と第二の気体室65bの気圧に差が生じてダイヤフラム66に変位が生じた場合に、電圧計が測定する歪みゲージ67の電圧が変化する。
エアー噴射ノズル61から噴出される圧縮されたエアーは、ウエーハWの表面WSにより反射される。圧縮されたエアーの反射量は、エアー噴射ノズル61とウエーハWの表面WSとの距離に応じて異なる。エアーの反射量に対応して、気体供給パイプ62の内部の圧力は、変化する。一方、気体開放パイプ64の内部の圧力は、常に一定に維持されている。
従って、微差圧力計65は、エアー噴射ノズル61とウエーハWの表面WSとの距離に応じて第一の気体室65aと第二の気体室65bとの間で圧力差が生じる。そして、微差圧力計65は、第一の気体室65aと第二の気体室65bとの間の圧力差によってダイヤフラム66が変位し、ダイヤフラム66の変位に対応して歪みゲージ67の電圧が変化する。微差圧力計65は、歪みゲージ67の電圧が電圧計により測定されることにより、エアー噴射ノズル61とウエーハWの表面WSとの距離、即ちウエーハWの表面WS高さを検出する。測定ユニット60は、微差圧力計65の電圧計の各測定箇所MPの検出結果を制御ユニット100に出力する。
制御ユニット100は、切削装置1の上述した構成要素をそれぞれ制御して、ウエーハWに対する加工動作を切削装置1に実施させるものである。なお、制御ユニット100は、コンピュータである。制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示装置及びオペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない入力装置と接続されている。入力装置は、表示装置に設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。
また、制御ユニット100は、図7に示すウエーハWの表面WSの高さを算出するための関係RLを記憶している。図7は、図1に示された切削ユニットの制御ユニットが記憶したウエーハの表面の高さを算出するための関係の一例を示す図である。図7に示す関係RLは、微差圧力計65の電圧計の電圧と、エアー噴射ノズル61とウエーハWの表面WSとの間の距離と、を対応付けたものである。即ち、図7に示す関係RLは、微差圧力計65の電圧計の電圧が定められると、エアー噴射ノズル61とウエーハWの表面WSとの間の距離が定められることを示している。
制御ユニット100は、微差圧力計65の電圧計が測定した電圧と、図7に示す関係RLとに基づいて、エアー噴射ノズル61とウエーハWの表面WSの各測定箇所MPとの距離を算出する。また、制御ユニット100は、算出したエアー噴射ノズル61とウエーハWの表面WSの各測定箇所MPとの距離と、Z軸方向位置検出ユニット54の検出結果に基づいて、ウエーハWの表面WSの各測定箇所MPの保持面10aからの高さを算出する。
また、制御ユニット100は、切削ユニット20が切り込み溝CRを形成する前のウエーハWの表面WSの各測定箇所MPの保持面10aからの高さと、切削ユニット20が切り込み溝CRを形成した後のウエーハWの表面WSの各測定箇所MPの保持面10aからの高さとを算出する。なお、ウエーハWの表面WSの各測定箇所MPの保持面10aからの高さは、測定ユニット60の測定結果である。制御ユニット100は、切削ユニット20が切り込み溝CRを形成する前後の各測定箇所MPの保持面10aからの高さにより、各測定箇所MPにおける切り込み溝CRの切り込み深さMD(図3に示す)を算出する。なお、切り込み溝CRの切り込み深さMDは、ウエーハWの表面WSから切り込み溝CRの底までの距離である。
また、制御ユニット100は、図1に示すように、判定部101と、記憶部102とを備える。判定部101は、測定ユニット60の測定結果から求められた切削ブレード21が切り込んだ切り込み溝CRの切り込み深さMDと、閾値である仕上げ厚さTとを比較し、切り込み溝CRの良否を判定するものである。判定部101は、測定ユニット60の測定結果から求められた切り込み溝CRの切り込み深さMDが仕上げ厚さT以上且つ許容範囲内であるか否かを判定する。判定部101は、切り込み深さMDが仕上げ厚さT以上且つ許容範囲内であると、切り込み溝CRを良と判定し、切り込み深さMDが仕上げ厚さT未満又は許容範囲外であると、切り込み溝CRを不良と判定する。
なお、実施形態1において、判定部101は、三か所の測定箇所MPの切り込み深さMDの平均値を算出し、平均値が仕上げ厚さT以上且つ許容範囲内であると、切り込み溝CRを良と判定し、三か所の測定箇所MPの切り込み深さMDの平均値が仕上げ厚さT未満又は許容範囲外であると、切り込み溝CRを不良と判定する。しかしながら、本発明では、判定部101は、三か所の測定箇所MPの切り込み深さMDのうちの最も浅い切り込み深さMDが仕上げ厚さT以上且つ許容範囲内であるか否かを判定しても良く、最も深い切り込み深さMDが仕上げ厚さT以上且つ許容範囲内であるか否かを判定しても良い。なお、許容範囲は、仕上げ厚さTを含む範囲であって、切り込み深さMDが、切削ブレード21の寿命を低下させることを抑制できる程度に深くなり過ぎない範囲である。
記憶部102は、切削ユニット20が切り込み溝CRを形成する前後の各測定箇所MPの保持面10aからの高さ、測定ユニット60による測定結果から求められた切り込み溝CRの切り込み深さMDの算出結果等を記憶する。
報知ユニット70は、オペレータに異常を報知するものである。報知ユニット70は、オペレータに音と光との少なくとも一方により異常を報知する。実施形態1において、報知ユニット70は、制御ユニット100の判定部101が切り込み深さMDが仕上げ厚さT未満又は許容範囲外であると判定した際に、異常をオペレータに報知する。
また、切削装置1は、切削前後のウエーハWを収容するカセット111が載置されかつカセット111をZ軸方向に移動させるカセットエレベータ110と、切削後のウエーハWを洗浄する洗浄ユニット120と、カセット111にウエーハWを出し入れするとともにウエーハWを搬送する図示しない搬送ユニットとを備える。
次に、実施形態1に係る切削装置1の加工動作、即ち実施形態1に係るウエーハの加工方法を図面に基いて説明する。図8は、実施形態1に係るウエーハの加工方法の流れを示すフローチャートである。図9は、図8に示されたウエーハの加工方法の第1測定ステップを示す側面図である。図10は、図8に示されたウエーハの加工方法のエッジトリミングステップを示す側面図である。図11は、図8に示されたウエーハの加工方法の第2測定ステップを示す側面図である。図12は、図8に示されたウエーハの加工方法の記憶ステップで記憶部が記憶するデータの一例を示す図である。図13は、図8に示されたウエーハの加工方法後の研削ステップを示す側面図である。図14は、図13に示す研削ステップで仕上げ厚さまでウエーハを薄化した状態を示す側面図である。
実施形態1に係るウエーハの加工方法(以下、単に加工方法と記す)は、ウエーハWの裏面WRを研削して仕上げ厚さTに薄化する前に、ウエーハWの表面WS側の周縁部FRを全周に亘って除去して、切り込み溝CRを形成する方法である。加工方法は、オペレータが加工内容情報を制御ユニット100に登録し、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、切削装置1により開始される。即ち、切削装置1は、加工方法に用いる装置である。まず、オペレータが裏面WRに保護部材P1が貼着されかつ切削加工前のウエーハWを収容したカセット111をカセットエレベータ110に載置し、オペレータから加工動作の開始指示があると、制御ユニット100は、加工方法を開始する。
加工方法は、図8に示すように、保持ステップST1と、第1測定ステップST2と、エッジトリミングステップST3と、第2測定ステップST4と、算出ステップST5と、判定ステップST6と、記憶ステップST7とを備える。
保持ステップST1は、ウエーハWをチャックテーブル10に保持するステップである。保持ステップST1において、制御ユニット100は、裏面WRに保護部材P1が貼着されたウエーハWを搬送ユニットに取り出させ、保護部材P1を介してウエーハWを保持面10aに載置させる。保持ステップST1において、制御ユニット100は、チャックテーブル10の保持面10aにウエーハWを吸引保持する。
第1測定ステップST2は、チャックテーブル10で保持したウエーハWの周縁部FRの除去予定領域ERの表面WSの各測定箇所MPの高さを測定ユニット60で測定するステップである。第1測定ステップST2において、制御ユニット100は、X軸移動ユニットによりチャックテーブル10を切削ユニット20の下方に向かって移動して、切削ユニット20に取り付けられたカメラ80の下方にチャックテーブル10に保持されたウエーハWを位置付け、カメラ80にウエーハWを撮像させる。制御ユニット100が、チャックテーブル10に保持されたウエーハWの外周縁の座標位置を3点以上検出し、いわゆる三角関数を用いて、チャックテーブル10に対するウエーハWの位置を算出する。
そして、第1測定ステップST2において、制御ユニット100は、チャックテーブル10に対するウエーハWの位置に基づいて、各移動ユニット40,50及び回転駆動源11を制御して、図9に示すように、ウエーハWの表面WSの各測定箇所MPを測定ユニット60に順に対向させ、測定ユニット60にエアー噴射ノズル61と各測定箇所MPとの距離を測定させる。制御ユニット100は、各測定箇所MPにおけるウエーハWの表面WSの保持面10aからの高さを算出し、算出した高さを一時的に記憶する。制御ユニット100は、算出した高さを記憶すると、エッジトリミングステップST3に進む。
エッジトリミングステップST3は、第1測定ステップST2を実施した後、ウエーハWの周縁部FRの除去予定領域ERに切削ブレード21を切り込ませるとともに、チャックテーブル10を回転させ、ウエーハWの周縁部FRの除去予定領域ERの表面WS側を除去するステップである。エッジトリミングステップST3において、制御ユニット100は、チャックテーブル10に対するウエーハWの位置及び加工内容情報に基づいて、X軸移動ユニット30とY軸移動ユニット40とZ軸移動ユニット50と回転駆動源11により、図10に示すように、切削ブレード21を仕上げ厚さT以上、ウエーハWの周縁部FRの除去予定領域ERに切り込ませて、チャックテーブル10を軸心回りに回転させて、ウエーハWの周縁部FRの除去予定領域ERの表面WS側を全周に亘って除去し、切り込み溝CRを形成する。制御ユニット100は、切り込み溝CRを、ウエーハWの周縁部FRの除去予定領域ERの表面WS側に全周に亘って形成すると、第2測定ステップST4に進む。
第2測定ステップST4は、エッジトリミングステップST3後のウエーハWの周縁部FRの切り込み溝CRが形成された除去予定領域ERの各測定箇所MPの高さを、チャックテーブル10にウエーハWを保持したまま測定ユニット60で測定するステップである。即ち、第2測定ステップST4は、測定ユニット60で測定箇所MPにおける切り込み溝CRの底の保持面10aからの高さを測定するステップである。
第2測定ステップST4において、制御ユニット100は、チャックテーブル10に対するウエーハWの位置に基づいて、各移動ユニット40,50及び回転駆動源11を制御して、図11に示すように、ウエーハWの表面WSの各測定箇所MPを測定ユニット60に順に対向させ、測定ユニット60にエアー噴射ノズル61と各測定箇所MPとの距離を測定させる。制御ユニット100は、各測定箇所MPにおけるウエーハWの表面WS即ち切り込み溝CRの底の保持面10aからの高さを算出し、算出した高さを一時的に記憶する。制御ユニット100は、算出した高さを記憶すると、算出ステップST5に進む。
算出ステップST5は、第1測定ステップST2及び第2測定ステップST4で測定した測定結果であるウエーハWの表面WSの各測定箇所MPの保持面10aからの高さから切削ブレード21が切り込んだ切り込み溝CRの切り込み深さMDを算出するステップである。算出ステップST5において、制御ユニット100は、第1測定ステップST2で一時的に記憶した各測定箇所MPの高さと、第2測定ステップST4で一時的に記憶した各測定箇所MPの高さとを読み出す。算出ステップST5において、制御ユニット100は、第1測定ステップST2で測定したウエーハWの表面WSの保持面10aからの高さと、第2測定ステップST4で測定した各測定箇所MPの保持面10aからの高さとから各測定箇所MPにおける切り込み溝CRの切り込み深さMDを算出する。実施形態1において、算出ステップST5では、制御ユニット100が、各測定箇所MPにおける切り込み溝CRの切り込み深さMDの平均値を算出し、判定ステップST6に進む。
判定ステップST6は、算出ステップST5において算出された切り込み深さMDの平均値が、仕上げ厚さT以上且つ許容範囲内であるか否かを判定するステップである。判定ステップST6において、制御ユニット100の判定部101は、算出ステップST5において算出された切り込み深さMDの平均値が仕上げ厚さT以上且つ許容範囲内であると判定すると、切り込み溝CRを良と判定して、記憶ステップST7に進む。判定ステップST6において、制御ユニット100の判定部101は、算出ステップST5において算出された切り込み深さMDの平均値が仕上げ厚さT未満又は許容範囲外であると判定すると、切り込み溝CRを不良と判定する。判定ステップST6において、制御ユニット100は、判定部101により切り込み深さMDの平均値が仕上げ厚さT未満又は許容範囲外であると判定された場合、切り込み深さMDが仕上げ厚さT未満又は許容範囲外であったことを、報知ユニット70を動作させてオペレータに報知して、記憶ステップST7に進む。
記憶ステップST7は、制御ユニット100の記憶部102が、第1測定ステップST2の測定結果であるウエーハWの表面WSの高さと、第2測定ステップST4の測定結果であるウエーハWの測定箇所MPの高さと、判定ステップST6の判定結果をウエーハWと対応付けて、図12に一例を示すデータDTとして記憶するステップである。記憶ステップST7において、制御ユニット100は、第1測定ステップST2の測定結果であるウエーハWの各測定箇所MPの表面WSの高さの平均値を算出し、第2測定ステップST4の測定結果であるウエーハWの各測定箇所MPの高さの平均値を算出する。
記憶ステップST7において、制御ユニット100は、ウエーハWの番号と、第1測定ステップST2の各測定箇所MPの表面WSの高さの平均値と、第2測定ステップST4の各測定箇所MPの高さの平均値と、算出ステップST5の算出結果である切り込み深さMDの平均値と、判定ステップST6の判定部101の切り込み溝CRの良否の判定結果とを対応付ける。なお、ウエーハWの番号は、ウエーハW同士を区別するための番号であり、例えば、ウエーハW毎に異なる番号である。記憶ステップST7において、制御ユニット100の記憶部102は、対応付けられたウエーハWの番号と、第1測定ステップST2の各測定箇所MPの表面WSの高さの平均値と、第2測定ステップST4の各測定箇所MPの高さの平均値と、算出ステップST5の算出結果である切り込み深さMDの平均値と、判定部101の切り込み溝CRの良否の判定結果とを図12に一例を示すデータDTとして記憶する。また、制御ユニット100は、記憶ステップST7において記憶した図12に示すデータDTを入力装置からの操作によって、オペレータからの要求に応じて、表示装置に表示したり、記憶したデータDTを外部に出力する。
なお、実施形態1において、記憶ステップST7において、制御ユニット100は、ウエーハWの番号と、第1測定ステップST2の各測定箇所MPの表面WSの高さの平均値と、第2測定ステップST4の各測定箇所MPの高さの平均値と、算出ステップST5の算出結果である切り込み深さMDの平均値と、判定ステップST6の判定部101の切り込み溝CRの良否の判定結果とを対応付けてデータDTとして記憶している。しかしながら、本発明では、記憶ステップST7において、制御ユニット100は、ウエーハWの番号と、第1測定ステップST2の各測定箇所MPの表面WSの高さと、第2測定ステップST4の各測定箇所MPの高さと、各測定箇所MPの切り込み深さMDと、判定ステップST6の判定部101の切り込み溝CRの良否の判定結果とを対応付けてデータDTとして記憶しても良い。
また、加工方法において、第2測定ステップST4においてウエーハWの表面WSの各測定箇所MPの高さが測定されたウエーハWは、搬送ユニット等により洗浄ユニット120に搬送され、洗浄ユニット120により洗浄された後、搬送ユニット等によりカセット111内に収容される。
また、加工方法において、報知ユニット70が切り込み溝CRが不良であることを報知すると、オペレータが、切削装置1の加工動作を停止させて、切削装置1の再調整等を行った後に、ウエーハWの切削加工を再開することができる。また、本発明において、報知ユニット70が切り込み溝CRが不良であることを報知すると、制御ユニット100が切削装置1の加工動作を自動的に停止させても良い。
加工方法により周縁部FRの表面WS側に全周に亘って切り込み溝CRが形成されたウエーハWは、図13に示すように、表面WSに第2保護部材P2が貼着された後、保護部材P1が剥がされ、第2保護部材P2が研削装置200のチャックテーブル210に吸引保持される。ウエーハWは、裏面WRに研削ホイール220の研削砥石221が押圧され、チャックテーブル210及び研削ホイール220が軸心回りに回転されて、図14に示すように、仕上げ厚さTまで薄化される。ウエーハWは、仕上げ厚さTまで薄化された後、各デバイスDに分割される。
以上のように、実施形態1に係る加工方法及び切削装置1によれば、第2測定ステップST4においてチャックテーブル10にウエーハWを保持したままウエーハWの周縁部FRの表面WSの高さを測定するので、切削装置1の切削加工中に切り込み深さMDを算出することができる。このために、加工方法及び切削装置1は、判定ステップST6において、切り込み深さMDが仕上げ厚さT以上且つ許容範囲内であるか否かを判定するので、切削装置1の切削加工中に切り込み深さMDの良否を判定することができる。その結果、加工方法及び切削装置1は、誤った切り込み深さMDのウエーハWを製造することを抑制することができる。
また、実施形態1に係る加工方法は、判定ステップST6において、切り込み溝CRの切り込み深さMDの平均値が仕上げ厚さT未満又は許容範囲外であると判定された場合、報知ユニット70が報知するので、切り込み溝CRが不良であるウエーハWがオペレータの知らないうちに大量に製造されることを抑制することができる。
また、実施形態1に係る加工方法は、測定ユニット60がエアー噴射ノズル61から圧縮されたエアーを噴射して、ウエーハWの表面WS高さを検出する背圧センサーであるために、切り込み溝CRの切り込み深さMDを非接触で検出することができ、表面WSの高さを測定する際にウエーハWに与える影響を抑制することができる。
実施形態1に係る加工方法及び切削装置1は、記憶部102が図12に示すデータDTを記憶するので、各ウエーハWの切り込み深さMDを管理することができ、ウエーハWの加工工程の管理が容易になるという効果を奏する。また、加工方法及び切削装置1は、制御ユニット100がオペレータの要求に応じてデータDTを外部に出力することができるので、オペレータが各ウエーハWの切り込み深さMDをいつでも確認出来るという効果を奏する。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係るウエーハの加工方法を説明する。図15は、実施形態2に係るウエーハの加工方法の第1測定ステップ及び第2測定ステップを示す図である。図15は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。実施形態2に係るウエーハの加工方法(以下、単に加工方法と記す)は、第1測定ステップST2及び第2測定ステップST4のウエーハWの表面WSの高さの測定方法及び測定ユニット60の構成が実施形態1と異なる以外、実施形態1と同じである。
本発明の実施形態2に係るウエーハの加工方法を説明する。図15は、実施形態2に係るウエーハの加工方法の第1測定ステップ及び第2測定ステップを示す図である。図15は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。実施形態2に係るウエーハの加工方法(以下、単に加工方法と記す)は、第1測定ステップST2及び第2測定ステップST4のウエーハWの表面WSの高さの測定方法及び測定ユニット60の構成が実施形態1と異なる以外、実施形態1と同じである。
実施形態2に係る切削装置1の測定ユニット60は、カメラ80と、Z軸移動ユニット50と、Z軸方向位置検出ユニット54とを備える。実施形態2に係る切削装置1は、ウエーハWの表面WSの高さを測定するための専用の測定ユニット60を有することがない。
実施形態2に係る加工方法の第1測定ステップST2は、制御ユニット100が、チャックテーブル10に対するウエーハWの位置に基づいて、各移動ユニット40,50及び回転駆動源11を制御して、図15に実線で示すように、ウエーハWの表面WSの各測定箇所MPをカメラ80に順に対向させ、Z軸移動ユニット50を制御してカメラ80の焦点FPをウエーハWの表面WSに合わせる。実施形態2に係る加工方法の第1測定ステップST2において、制御ユニット100は、Z軸方向位置検出ユニット54の検出結果及び加工内容情報に含まれるウエーハWの薄化前の厚さ等に基づいて、各測定箇所MPにおけるウエーハWの表面WSの保持面10aからの高さを算出する。
実施形態2に係る加工方法の第2測定ステップST4は、制御ユニット100がウエーハWの表面WSの各測定箇所MPをカメラ80に順に対向させ、各測定箇所MPにおいて、Z軸移動ユニット50にカメラ80をZ軸方向に移動させて、焦点FPを図15に二点鎖線で示すように、切り込み溝CRの底に合わせる。実施形態2に係る加工方法の第2測定ステップST4において、制御ユニット100は、第1測定ステップST2及び第2測定ステップST4におけるZ軸方向位置検出ユニット54の検出結果等に基づいて、各測定箇所MPにおけるウエーハWの表面WS即ち切り込み溝CRの底の保持面10aからの高さを算出する。
実施形態2に係る加工方法及び切削装置1によれば、第2測定ステップST4においてチャックテーブル10にウエーハWを保持したままウエーハWの周縁部FRの表面WSの高さを測定するので、切削装置1の切削加工中に切り込み深さMDを算出することができる。このために、加工方法及び切削装置1は、判定ステップST6において、切り込み深さMDが仕上げ厚さT以上且つ許容範囲内であるか否かを判定するので、切削装置1の切削加工中に切り込み深さMDの良否を判定することができる。その結果、加工方法及び切削装置1は、誤った切り込み深さMDのウエーハWを製造することを抑制することができる。
〔変形例〕
本発明の実施形態2の変形例に係るウエーハの加工方法を説明する。図16は、実施形態2の変形例に係るウエーハの加工方法の第1測定ステップ及び第2測定ステップを示す図である。図16は、実施形態2と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。実施形態2の変形例に係るウエーハの加工方法(以下、単に加工方法と記す)は、第1測定ステップST2、第2測定ステップST4のウエーハWの表面WSの高さの測定方法及び算出ステップST5の各測定箇所MPの切り込み溝CRの切り込み深さMDを算出する方法が実施形態2と異なる以外、実施形態2と同じである。
本発明の実施形態2の変形例に係るウエーハの加工方法を説明する。図16は、実施形態2の変形例に係るウエーハの加工方法の第1測定ステップ及び第2測定ステップを示す図である。図16は、実施形態2と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。実施形態2の変形例に係るウエーハの加工方法(以下、単に加工方法と記す)は、第1測定ステップST2、第2測定ステップST4のウエーハWの表面WSの高さの測定方法及び算出ステップST5の各測定箇所MPの切り込み溝CRの切り込み深さMDを算出する方法が実施形態2と異なる以外、実施形態2と同じである。
実施形態2の変形例に係る加工方法の第1測定ステップST2は、制御ユニット100が、チャックテーブル10に対するウエーハWの位置に基づいて、各移動ユニット40,50及び回転駆動源11を制御して、図16に実線で示すように、ウエーハWの表面WSの各測定箇所MP2をカメラ80に順に対向させ、Z軸移動ユニット50を制御してカメラ80の焦点FPをウエーハWの表面WSに合わせる。実施形態2の変形例に係る加工方法の第1測定ステップST2において、カメラ80の焦点FPをウエーハWの表面WSに合わせる測定箇所MP2は、測定箇所MPと対応し、対応する測定箇所MPの近傍に配置されて、デバイス領域DRの周縁部FR近傍に配置されている。制御ユニット100は、Z軸方向位置検出ユニット54の検出結果及び加工内容情報に含まれるウエーハWの薄化前の厚さ等に基づいて、各測定箇所MP2におけるウエーハWのデバイス領域DRの周縁部FR近傍の表面WSの保持面10aからの高さを算出する。
実施形態2の変形例に係る加工方法の第2測定ステップST4は、制御ユニット100がウエーハWの表面WSの各測定箇所MPをカメラ80に順に対向させ、各測定箇所MPにおいて、Z軸移動ユニット50を制御して、図16に二点鎖線で示すように、カメラ80の焦点FPを切り込み溝CRの底に合わせる。実施形態2の変形例に係る加工方法の第2測定ステップST4において、制御ユニット100は、Z軸方向位置検出ユニット54の検出結果等に基づいて、各測定箇所MPにおけるウエーハWの表面WS即ち切り込み溝CRの底の保持面10aからの高さを算出する。算出ステップST5では、制御ユニット100は、第1測定ステップST2で一時的に記憶した各測定箇所MP2の高さと、第2測定ステップST4で一時的に記憶した各測定箇所MPの高さとから各測定箇所MPにおける切り込み溝CRの切り込み深さMDを算出する。
実施形態2の変形例に係る加工方法及び切削装置1によれば、実施形態2と同様に、第2測定ステップST4においてチャックテーブル10にウエーハWを保持したままウエーハWの周縁部FR及び周縁部FR近傍の表面WSの高さを測定するので、切削装置1の切削加工中に切り込み深さMDを算出することができ、誤った切り込み深さMDのウエーハWを製造することを抑制することができる。なお、変形例では、第1測定ステップST2を実施後にエッジトリミングステップST3及び第2測定ステップST4を実施しているが、本発明では、エッジトリミングステップST3及び第2測定ステップST4を実施後に、第1測定ステップST2を実施しても良い。
前述した実施形態1、実施形態2及び変形例に係る切削装置1の制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有する。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、切削装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して切削装置1の上述した構成要素に出力する。また、制御ユニット100及び判定部101の機能は、演算処理装置が記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムを実行し、必要な情報を記憶装置に記憶することにより実現される。制御ユニット100の記憶部102の機能は、記憶装置がデータDTを記憶することにより実現される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 切削装置
10 チャックテーブル
20 切削ユニット
21 切削ブレード
50 Z軸移動ユニット(移動ユニット)
54 Z軸方向位置検出ユニット(カメラ高さ位置検出ユニット)
60 測定ユニット
61 エアー噴射ノズル
70 報知ユニット
80 カメラ
101 判定部
102 記憶部
W ウエーハ
WS 表面
WR 裏面
T 仕上げ厚さ(所定の厚さ、閾値)
FR 周縁部
MD 切り込み深さ
DT データ
ST2 第1測定ステップ
ST3 エッジトリミングステップ
ST4 第2測定ステップ
ST5 算出ステップ
ST6 判定ステップ
10 チャックテーブル
20 切削ユニット
21 切削ブレード
50 Z軸移動ユニット(移動ユニット)
54 Z軸方向位置検出ユニット(カメラ高さ位置検出ユニット)
60 測定ユニット
61 エアー噴射ノズル
70 報知ユニット
80 カメラ
101 判定部
102 記憶部
W ウエーハ
WS 表面
WR 裏面
T 仕上げ厚さ(所定の厚さ、閾値)
FR 周縁部
MD 切り込み深さ
DT データ
ST2 第1測定ステップ
ST3 エッジトリミングステップ
ST4 第2測定ステップ
ST5 算出ステップ
ST6 判定ステップ
Claims (4)
- ウエーハの裏面を研削して所定の厚さに薄化する前に、ウエーハの表面側の周縁部を除去するウエーハの加工方法であって、
チャックテーブルで保持したウエーハの周縁部又は周縁部近傍の高さを測定ユニットで測定する第1測定ステップと、
該ウエーハの周縁部に切削ブレードを切り込ませるとともに該チャックテーブルを回転させ、該ウエーハの周縁部の表面側を除去するエッジトリミングステップと、
該エッジトリミングステップ後の該ウエーハの周縁部の高さを、該チャックテーブルに保持したまま該測定ユニットで測定する第2測定ステップと、
該第1測定ステップ及び該第2測定ステップで測定した結果から該切削ブレードが切り込んだ深さを算出する算出ステップと、
算出された切り込み深さが該所定の厚さ以上且つ許容範囲内であるか否かを判定する判定ステップと、を備え、
該判定ステップで許容範囲外と判定された場合、該切り込み深さが該許容範囲外であったことをオペレータに報知することを特徴とするウエーハの加工方法。 - 該測定ユニットは、ウエーハの表面にエアー噴射ノズルからエアーを噴出しノズルの背圧を計測することによりウエーハの表面高さを検出する背圧センサーであることを特徴とする請求項1に記載のウエーハの加工方法。
- 該測定ユニットは、該チャックテーブルに保持されたウエーハの表面を撮像するカメラと、該カメラを鉛直方向に移動させる移動ユニットと、該カメラの高さ位置を検出するカメラ高さ位置検出ユニットと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のウエーハの加工方法。
- ウエーハを保持する回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを切削ブレードで切削する切削ユニットと、該チャックテーブルに保持されたウエーハの表面の高さを測定する測定ユニットと、該測定ユニットの測定結果から求められた該切削ブレードが切り込んだ切り込み深さと閾値とを比較し判定する判定部と、該測定ユニットによる測定結果を記憶する記憶部と、オペレータに異常を報知する報知ユニットと、を備え、請求項1、2又は3に記載のウエーハの加工方法に用いる切削装置であって、
該記憶部は、
該第1測定ステップの測定結果、該第2測定ステップの測定結果及び該判定ステップの判定結果を記憶し、オペレータの要求に応じて該記憶したデータを出力することを特徴とする切削装置。
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