JPH0543216Y2 - - Google Patents

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JPH0543216Y2
JPH0543216Y2 JP1987180070U JP18007087U JPH0543216Y2 JP H0543216 Y2 JPH0543216 Y2 JP H0543216Y2 JP 1987180070 U JP1987180070 U JP 1987180070U JP 18007087 U JP18007087 U JP 18007087U JP H0543216 Y2 JPH0543216 Y2 JP H0543216Y2
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JP
Japan
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hanger
silencer
exhaust silencer
catalytic converter
rubber
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JP1987180070U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、触媒コンバータの下流に配置する排
気サイレンサの懸架・支持に関する。
(従来の技術) エンジンの排気サイレンサは、車両が乗用車で
ある場合には、通常、後部トランクルームの下に
懸架され、触媒コンバータとは一応の距離が保た
れている。しかし、車種によつては、触媒コンバ
ータにかなり近接して排気サイレンサが配設され
る場合がある。たとえば、トラツク等の場合だ
と、実開昭60−3227号公報に記載されているよう
に、触媒コンバータの下流にメインのサイレンサ
が配設され、その後方にサブのサイレンサが配設
されるといつた排気系となることが多く、その場
合に、メインのサイレンサは、レイアウトの関係
上、運転席の下など、触媒コンバータからあまり
離れない位置に配設されるこが一般的である。ま
た、一般の乗用車においても、レイアウトの関係
上、触媒コンバータに近接して排気サイレンサを
配設する場合がある。
ところで、排気サイレンサは、ベルトタイプの
懸架装置によつて支持される場合もあるが、今日
では、より簡単で確実な支持手段として、棒状の
ハンガーを排気サイレンサの端部に溶接し、この
ハンガーをラバーを介して車体に取り付けるよう
にした懸架装置が特に乗用車用に広く用いられて
いる。
ところが、上記のように触媒コンバータに近接
して配設された排気サイレンサを上記のような棒
状のハンガーを用いて支持するようにした場合、
サイレンサは排気系のかなり上流に位置し、しか
も高音の触媒コンバータに近いので、高音の排気
熱がハンガーを介してラバーに伝わりやすく、そ
のため、ラバーが軟化してしまつて振動減衰手段
として機能しなくなる恐れがある。そのため、ハ
ンガーの太さを抑えて熱の伝達をできるだけ少な
くすることが必要である。しかしながら、棒状の
ハンガーは、通常、排気サイレンサの端面のシー
ム部に二点で溶接されるので、径が小さいと溶接
面積が十分に確保できない。したがつて、触媒コ
ンバータに近接する排気サイレンサをハンガーと
ラバーとからなる簡単な懸架装置によつて支持す
ることは実際上困難であつた。
(考案の目的) 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
つて、触媒コンバータに近接して配置された排気
サイレンサをハンガーラバーを介して確実に支持
することができ、また、ハンガーラバーへの排気
熱の伝達を抑えてラバーの軟化を防ぐことのでき
るエンジンのサイレンサ懸架装置を得ることを目
的としている。
(考案の構成) 本考案は、走行風を受けて放熱する放熱板を利
用してハンガーラバーの熱害を解消すると同時
に、支持強度を高めるようにしたものであつて、
その構成はつぎのとおりである。すなわち、本考
案に係るエンジンのサイレンサ懸架装置は、触媒
コンバータ下流に該触媒コンバータに近接して排
気サイレンサが配置されたエンジンのサイレンサ
懸架装置において、棒状のハンガーをハンガーラ
バーを介して車体に懸架し、一端が前記ハンガー
に取り付けられた平板状の放熱板の他端を前記排
気サイレンサに固定することによつて該排気サイ
レンサを支持するようにしたことを特徴としてい
る。
(作用) 排気サイレンサから放熱板へはかなりの排気熱
が流れるが、走行風を受けた放熱板の放熱作用の
ために、ハンガーを介してハンガーラバーにまで
流れる熱量は少ない。したがつて、ハンガーラバ
ーの熱的な耐久性が維持される。また、排気サイ
レンサは平板状の放熱板に溶接固定されるので、
溶接面積が大きく、したがつて、十分な溶接強度
が確保される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係るも
ので、第1図は触媒コンバータ下流のエンジン排
気系の要部平面図、第2図は同正面図であり、ま
た、第3図はリア方向から見た同要部側面図であ
る。
この実施例において、排気系に配設された触媒
コンバータ1の下流には第1のフロントパイプ2
を介して排気サイレンサ3が接続されている。排
気サイレンサ3の下流には、第2のフロントパイ
プ4と、それに連結されたテールパイプ5が延び
ている。
排気サイレンサ3のフロント側端面下部左右お
よびリア側端面下部左右には、平板状の放熱板
6,7,8,9がそれぞれ溶接によつて固定され
ている。このうち、排気サイレンサ3のフロント
側端面に固定された第1および第2の放熱板6,
7は、フロント側に曲折して斜め上方に持ち上が
つた形状を有し、その上部内面は前記フロント側
端面に溶接された略コの字形の丸棒10の各アー
ム部10a,10bにやはり溶接で固定されてい
る。丸棒10は、前記フロント側端面の中央部に
水平方向に固定されている。そして、その固定部
10cの両端からはフロント側に向けて前記各ア
ーム部10a,10bが水平方向に延びており、
各アーム部10a,10bの先端は左右外側に折
れ曲がつて第1および第2のハンガーラバー1
1,12に係止されている。ハンガーラバー1
1,12は第2図に示すような花形の形状を有
し、上下に各一対の係止穴11a,11b,12
a,12bが設けられている。そして、その下方
の係止穴11b,12bに丸棒10の各係止部1
0d,10eが挿入され、上方の係止穴11a,
12aには車体に固定された第1および第2の固
定レバー13,14がそれぞれ挿入固定されてい
る。
一方、排気サイレンサ3のリア側端面に固定さ
れた二つの放熱板8,9のうち、下部左側の第3
の放熱板8は、リア側に緩く傾斜しながら左側方
に延び、第3のハンガーラバー15に係止された
棒状L字形の第1のハンガー16の垂下部16a
を巻いた形で該垂下部16aに溶接固定されてい
る。第3のハンガーラバー15もまた花形の形状
であつて、上下に一対の係止穴15a,15bを
有している。そして、その下方の係止穴15bに
第1のハンガー16の係止部16bが挿入され、
上方の係止穴15aには車体に固定された第3の
固定レバー17が挿入固定されている。
また、リア側の下部右側に固定された第4の放
熱板9は、屈曲してフロント側に延びた後もう一
度屈曲して左側方に延び、第4のハンガーラバー
18に係止された棒状L字形の第2のハンガー1
9の垂下部19aを巻いて該垂下部に溶接固定さ
れている。第4のハンガーラバー18もまた第3
のハンガーラバー15同様に花形で上下一対の係
止穴18a,18bを有しており、下方の係止穴
18bには第2のハンガー19の係止部19bが
挿入され、上方の係止穴18aには車体に固定さ
れた第4の固定レバー20が挿入固定されてい
る。
第1のフロントパイプ2と触媒コンバータ1の
連結部には丸棒21が固定され、該丸棒21は上
記第1及至第4のハンガーラバーと同様の第5の
ハンガーラバー22を介して車体側の第5の固定
レバー23に支持固定されている。
排気サイレンサ3は、このように前後計四点で
支持されている。また、各支持部からハンガーラ
バー11,12,15,18に伝わろうとする排
気熱は放熱板6,7,8,9の放熱作用によつて
低減されるので、ハンガーラバー11,12,1
5,18の熱による軟化が防止できる。
ところで、排気サイレンサ3のフロント側端面
は、放熱板6,7に加えて、直接、ハンガーであ
る丸棒10によつても支持されており、ために、
より強固な支持構造となつている。この丸棒10
は、十分に小径であつて、これを介する熱の伝達
は許容できる程度のものである。
なお、上記実施例では、放熱板を単なる平板状
のもので形成したが、放熱板にリブなどを設けて
放熱面積を大きくし放熱効果を高めることも勿論
可能である。放熱板にリブを設けた場合には、放
熱性が高まるだけでなく平板自体の剛性も大きく
なつて懸架装置の耐久性が向上する。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成されているので、エ
ンジンの排気サイレンサをハンガーラバーを用い
た簡単な手段によつて確実に支持することがで
き、しかも、ハンガーラバーへの熱伝達を抑えて
ラバーの軟化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るエンジンのサ
イレンサ懸架装置の平面図、第2図は同正面図、
第3図は同要部側面図である。 1……触媒コンバータ、2……排気サイレン
サ、6,7,8,9……放熱板、11,12,1
5,18……ハンガーラバー、16,19……ハ
ンガー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 触媒コンバータ下流に該触媒コンバータに近接
    して排気サイレンサが配置されたエンジンのサイ
    レンサ懸架装置において、棒状のハンガーをハン
    ガーラバーを介して車体に懸架し、一端が前記ハ
    ンガーに取り付けられた平板状の放熱板の他端を
    前記排気サイレンサに固定することによつて該排
    気サイレンサを支持するようにしたことを特徴と
    するエンジンのサイレンサ懸架装置。
JP1987180070U 1987-11-25 1987-11-25 Expired - Lifetime JPH0543216Y2 (ja)

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JPH0183122U JPH0183122U (ja) 1989-06-02
JPH0543216Y2 true JPH0543216Y2 (ja) 1993-10-29

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