JPH0542714Y2 - - Google Patents

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JPH0542714Y2
JPH0542714Y2 JP7968687U JP7968687U JPH0542714Y2 JP H0542714 Y2 JPH0542714 Y2 JP H0542714Y2 JP 7968687 U JP7968687 U JP 7968687U JP 7968687 U JP7968687 U JP 7968687U JP H0542714 Y2 JPH0542714 Y2 JP H0542714Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の車体後部におけるリヤデツキ
パネルとリヤフエンダとの結合部の構造に関する
ものである。
(従来技術) 自動車におけるリヤデツキの両縁とリヤフエン
ダとの結合部は、その強度が問題となりやすく従
来からこの部分を強化する構造が提案されてい
る。例えば、実開昭60−169072号公報に開示され
ているように、リヤデツキとリヤフエンダとをレ
インフオースメント(補強部材)により強化した
構造がある。
(考案が解決しようとする問題) 上記リヤデツキの両縁とリヤフエンダとの結合
部が外面に露出している場合には上記結合部が外
部からそのまま見えたのでは車両の外観を損ねる
ので、この結合部をMIG溶接(Inert Gas
Shielded Metal Arc Welking)し、この後、こ
の溶接部を研磨し、外観上からは、この結合部を
分からないようにすることが良く行われる。しか
しながら、この場合には、MIG溶接するととも
にこの溶接部を研磨することによりこの結合部の
強度が低下しこの結合部にクラツクが生ずるなど
結合部の損傷が生じやすくなるという問題があ
る。
(問題を解決するための手段) 本考案は上記のようにリヤデツキ両縁とリヤフ
エンダの上縁との結合部を強化して、この結合部
にMIG溶接がない場合は無論のこと、強度低下
が問題となりやすいMIG溶接がなされている場
合においてもこの結合部にクラツクが発生したり
することのない結合を有する車体構造を提供する
ことを目的とするものであり、該目的を達成する
ため、本考案は、 リヤデツキパネルの左右方向の両縁と左右リヤ
フエンダ上縁との結合部の下側に補強部材が配設
され、上記リヤフエンダの内側に配設されたクウ
オータパネルの上部には上記リヤデツキパネルの
下面に接合されたリヤデツキメンバの左右方向の
端部が接合され、上記補強部材の外端部は、上記
クウオータパネルの上部と上記リヤデツキメンバ
の左右方向の端部との接合部に重ね合つて接合さ
れ、上記補強部材の内端部は、上記リヤデツキパ
ネルとリヤデツキメンバとにより形成された車幅
方向に延びる閉断面内に配設されて該閉断面に節
を形成するガセツト部材に接合され、上記結合部
において上記リヤデツキパネル、上記リヤフエン
ダおよび上記補強部材が重ね合つて接合されてい
ることを特徴とする。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の好ましい実施例
について説明する。
第1図は、本考案に係る後部車体構造を有する
車両の1例を示す斜視図であり、この車両は車体
上部中央にロールバー9Cを有しこのロールバー
9cの後方が幌9bにより覆われてなるコンバー
テイブルタイプの車両である。この車両の後部上
面には車幅方向に延びたリヤデツキパネル2が配
設され、このリヤデツキパネル2の左右方向の両
縁には左右のリヤフエンダ1,1の上縁が結合さ
れている。そして、これらリヤフエンダ1,1お
よびリヤデツキパネル2等により囲まれて形成さ
れたトランクルームを覆つてトランクリツド9a
が開閉自在に取り付けられている。
上記リヤデツキパネル2の左右方向の両縁とリ
ヤフエンダ1,1の上縁との結合部は、第1図に
おいて“A”で示すようにその一部が外面に露出
するので、この部分が外観を損ねたり、この部分
から内部に水が侵入したりしないように、“A”
で示す接合部においてMIG溶接がなされる。と
ころがこのMIG溶接部の強度はあまり高くない
ので、この接合部にあまり大きな応力が作用しな
いように、本例においては上記結合部を強化する
構造が採用されている。
上記結合部の内部構造を示すのが第2図であ
り、この図においては、リヤフエンダ1およびリ
ヤデツキパネル2を取り外した状態で車両左側に
おける結合部の構造を示している。さらに、この
結合部の構造を構成する各部品を分解して示すの
が第3図であり、以下両図を併用して説明する。
リヤフエンダ1の内側には、ベルトラインレイン
フオースメント6により補強され車体前後に延び
たほぼ垂直なクウオータパネル5が配設されてお
り、一方、リヤデツキパネル2の下側には車幅方
向に延びるリヤデツキメンバ4が接合されて車幅
方向に延びた閉断面が形成されており、このリヤ
デツキメンバ4の左右方向の端部である側端はク
ウオータパネル5の上部内面に接合される。さら
に、リヤデツキメンバ4の内部には車幅方向と直
角な垂直板からなるガセツト部材7が配設されて
おり、これによりリヤデツキパネル2とリヤデツ
キメンバ4とにより形成される車幅方向に延びた
上記閉断面に節を形成せしめている。また、リヤ
デツキメンバ4とクウオータパネル5との接合部
は上側から補強部材3により覆われ、この接合部
が強化されている。なお、リヤデツキメンバ4に
形成された開口4a,4bはスポツト溶接用の開
口であり、開口4cはトランクリツド9aを開閉
自在に支持するためのヒンジ8を取り付けるため
の開口である。ヒンジ8は軸8cにより回動自在
に連結されたヒンジプレート8aとヒンジアーム
8bとからなり、ヒンジプレート8aは開口4c
を介してリヤデツキメンバ4に固設され、ヒンジ
アーム8bにはトランクリツド9aが取り付けら
れる。
第2図に示した結合部を覆つて第4A図および
第4B図に示すようなリヤフエンダ1およびリヤ
デツキパネル2が取り付けられるのであるが、こ
れらの取付に際しては、リヤフエンダ1の上縁で
ある側部1a,1bの上面にリヤデツキパネル2
の左右方向の縁部である側部2a,2bが重ねら
れるとともに、リヤデツキパネル2の側端2cと
この側端2cが対抗するリヤフエンダ1の段部1
cとがMIG溶接される。
このようにして、第2図に示した結合部を覆つ
て第4A図および第4B図に示したリヤフエンダ
1およびリヤデツキパネル2が取り付けられた状
態で、この結合部を第2図の矢印−,−
,−,−に沿つて切断して示すのが第
5図から第8図であり、これらによりこの結合部
における各部材の接合について説明する。
第8図に示すようにクウオータパネル5の上部
内面にリヤデツキメンバ4の側端がスポツト溶接
されて接合され(図中X印はスポツト溶接を示
す)、このクウオータパネル5の上端部は補強部
材3の外端部とスポツト溶接されて接合されてい
る。また、この補強部材3の外端部は、単にクウ
オータパネル5の上端部に接合されるだけでな
く、第7図に示す様に、クウオータパネル5の上
端部とリヤデツキメンバ4の側端との接合部にお
いてその接合部に重ね合せて接合されている。リ
ヤデツキメンバ4の内部には、このリヤデツキメ
ンバ4とこの上に接合されたリヤデツキパネル2
とにより形成された閉断面内に節を形成するガセ
ツト部材7が配設されるのであるが、このガセツ
ト部材7は第3図に示すようにその側端がリヤデ
ツキメンバ4に接合されるだけでなく、第5図お
よび第8図からも良く分かるように、その上端が
補強部材3の内端部にスポツト溶接されて接合さ
れている。さらに、このようにして取り付けられ
た補強部材3の上に、上記リヤフエンダ1とリヤ
デツキパネル2との接合部が位置するようになつ
ており、この部分において、上下に重ねられたリ
ヤフエンダ1の側部1aと、リヤデツキパネル2
の側部と、補強部材3とが上下に重ねられてスポ
ツト溶接されて接合されている(第6図参照)。
このように構成すると、補強部材3により、リ
ヤフエンダ1およびクウオータパネル5と、リヤ
デツキパネル2およびリヤデツキメンバ4との結
合強度を高めることができる。特に、リヤフエン
ダ1とリヤデツキパネル2とがMIG溶接されて
接合される場合であつても、クウオータパネル5
等を介してサスペンシヨン等から伝達される荷重
に対して、この荷重を、リヤフエンダ1、リヤデ
ツキパネル2および補強部材3が上下に重なつて
スポツト溶接されている部分において受けること
ができるので、このMIG溶接がなされた部分へ
の荷重を小さくすることができ、MIG溶接部分
にクラツクが生じるというような問題の発生を防
止することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、リヤデ
ツキパネルの左右方向の両縁と左右リヤフエンダ
上縁との結合部の下側に補強部材が配設され、上
記リヤフエンダの内側に配設されたクウオータパ
ネルの上部には上記リヤデツキパネルの下面に接
合されたリヤデツキメンバの左右方向の端部が接
合され、上記補強部材の外端部は、上記クウオー
タパネルの上部と上記リヤデツキメンバの左右方
向の端部との接合部に重ね合つて接合され、上記
補強部材の内端部は、上記リヤデツキパネルとリ
ヤデツキメンバとにより形成された車幅方向に延
びる閉断面内に配設されて該閉断面に節を形成す
るガセツト部材に接合され、上記結合部において
上記リヤデツキパネル、上記リヤフエンダおよび
上記補強部材が重ね合つて接合されているので、
リヤフエンダとリヤデツキとの結合強度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る後部車体構造を有する自
動車を示す斜視図、第2図は上記車体構造におけ
るリヤフエンダとリヤデツキパネルとの結合部の
内部構造を示す斜視図、第3図は上記構造を各構
成部品に分解して示す斜視図、第4A図および第
4B図はそれぞれリヤフエンダおよびリヤデツキ
パネルを示す斜視図、第5図から第8図は上記構
造を第2図の矢印−,−,−,−
に沿つて切断して示す断面図である。 1……リヤフエンダ、2……リヤデツキパネ
ル、3……補強部材、4……リヤデツキメンバ、
5……クウオータパネル、7……ガセツト部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤデツキパネルの左右方向の両縁と左右リヤ
    フエンダ上縁との結合部の下側に補強部材が配設
    され、上記リヤフエンダの内側に配設されたクウ
    オータパネルの上部には上記リヤデツキパネルの
    下面に接合されたリヤデツキメンバの左右方向の
    端部が接合され、上記補強部材の外端部は、上記
    クウオータパネルの上部と上記リヤデツキメンバ
    の左右方向の端部との接合部に重ね合つて接合さ
    れ、上記補強部材の内端部は、上記リヤデツキパ
    ネルとリヤデツキメンバとにより形成された車幅
    方向に延びる閉断面内に配設されて該閉断面に節
    を形成するガセツト部材に接合され、上記結合部
    において上記リヤデツキパネル、上記リヤフエン
    ダおよび上記補強部材が重ね合つて接合されてい
    ることを特徴とする車体の後部車体構造。
JP7968687U 1987-05-26 1987-05-26 Expired - Lifetime JPH0542714Y2 (ja)

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JP7968687U JPH0542714Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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JPS63188277U JPS63188277U (ja) 1988-12-02
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