JPH0542702B2 - - Google Patents

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JPH0542702B2
JPH0542702B2 JP59280817A JP28081784A JPH0542702B2 JP H0542702 B2 JPH0542702 B2 JP H0542702B2 JP 59280817 A JP59280817 A JP 59280817A JP 28081784 A JP28081784 A JP 28081784A JP H0542702 B2 JPH0542702 B2 JP H0542702B2
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data
memory
processor
system bus
time
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JP59280817A
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Yoshio Kitamura
Hiroshi Takizuka
Tadao Ishihara
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Sony Corp
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Publication date
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Priority to AU51118/85A priority patent/AU578772B2/en
Priority to CA000497467A priority patent/CA1254662A/en
Priority to EP85309415A priority patent/EP0187518B1/en
Priority to DE8585309415T priority patent/DE3585519D1/de
Priority to AT85309415T priority patent/ATE73242T1/de
Publication of JPS61150059A publication Critical patent/JPS61150059A/ja
Priority to US07/266,256 priority patent/US4928234A/en
Publication of JPH0542702B2 publication Critical patent/JPH0542702B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/20Processor architectures; Processor configuration, e.g. pipelining
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/16Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus
    • G06F13/1605Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus based on arbitration
    • G06F13/1647Handling requests for interconnection or transfer for access to memory bus based on arbitration with interleaved bank access
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • G06F15/163Interprocessor communication
    • G06F15/167Interprocessor communication using a common memory, e.g. mailbox

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はデータ処理装置に関し、例えば文書、
図面等のように、画と、文字等のキヤラクタとを
含んで構成された画像を表すデイジタルデータで
なる情報(以下これを画像情報と呼ぶ)を処理す
る場合に適用して好適なものである。 〔従来の技術〕 この種の画像情報を対象とするデータ処理装置
の適用範囲は拡大しつつあり、文書作成、電子フ
アイル、相互通信等を一連のシステムとして簡易
かつ安価に構築できれば、オフイスオートメーシ
ヨン(Office、Automation)、フイウチヤーオブ
ザオフイス(Future of the office)、ペーパー
レスオフイス(paperless office)などの分野に
おける一般事務処理業務に有用なデータ処理装置
を提供し得ると考えられる。 ところがこの種の画像情報は、所定のコードに
コード化された一般のデータを処理する場合(例
えば数値演算、データプロセツシング、ワードプ
ロセツシング等の場合)と比較して、約100倍程
度以上の大量な情報量を有する。従つて画像情報
をデイジタル処理する際には、一般データを処理
する場合と比較して100倍以上のスループツトを
もつ機械を使用する必要がある。そのため従来
は、大量にデータ処理をなし得るように特殊仕様
によつて設計した専用のプロセツサ、専用のハー
ドウエアロジツク、または大型電子計算機を用い
ると共に、データを圧縮して処理量を低減させる
ことにより機械の負担を軽減させるような方法が
採用されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところがこの従来の方法を用いる場合には、デ
ータ処理装置全体としての構成が大型複雑になる
ことを避け得ず、しかも特殊設計の高価な装置を
用いなければならない問題がある。 かかる問題点を解決するためには、画像情報を
汎用装置として入手できるパーソナルコンピユー
タ、ミニコンピユータ、オフイスコンピユータな
どを用いて処理することが考えられるが、これら
の汎用装置は同大なデータを処理できるようには
構成されてはおらず、その処理速度は遅く、また
単独で多様な仕事を実行できるような処理能力を
もつていないため、単にこれらの汎用装置の機能
をそのまま用いても、大量なデータを短時間の間
に処理することはできない。 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、
画像情報を処理するにつき、それ自体処理速度、
処理能力が低い汎用のマイクロプロセツサ、メモ
リ等のデバイスを多数個用いてシステムバスを介
して互いに結合すると共に、各デバイスにおける
データの処理を同時並列的に実行するような仲裁
機能をもたせるようにすることにより、実用上十
分な実行処理速度を有するデータ処理装置を提案
しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 かかる問題点を解決するため本発明において
は、データを入力するデータ入力手段9B,9
C,7Fと、入力されたデータ又は処理されたデ
ータを表示する表示手段9J,9Kと、入力され
たデータ又は処理されたデータを蓄積するフアイ
ル蓄積手段5と、これらの各手段とシステムバス
1を介して結合された共有記憶手段2とを少なく
とも有し、データ入力手段9B,9C,7Fによ
つて指定されたデータ処理を実行するデータ処理
装置において、データ処理についての仕事を複数
のサズシステム5〜12に分担させ、各サブシス
テム5〜12はシステムバス1にそれぞれ結合さ
れたプロセツサP0〜P7を用いてそれぞれ分担
した仕事を実行するようになされ、また共有記憶
手段2をそれぞれシステムバス1に結合された複
数のメモリバンクMB0〜MB7によつて構成
し、各サブシステム5〜12のプロセツサP0〜
P7がメモリバンクMB0〜MB7の1つを指定
してシステムバス1を通じてデータの送受をすべ
きことを内容とするメモリ要求を出したとき、仲
裁装置部16によつて、それぞれ指定されたメモ
リバンクの占有を許すイネーブル信号を発生する
ようにし、仲裁装置部16は、プロセツサP0〜
P7及びメモリバンクMB0〜MB7間に送受さ
れるデータを所定データ量の区分データに区分
し、複数のプロセツサP0〜P7から同時に出さ
れたメモリ要求についてのデータの処理を、シス
テムバス1のバスクロツクと同期しながら、区分
データごとに順次同時並列的に実行するようにす
る。 〔作用〕 データ処理装置は、各プロセツサからのメモリ
要求に基づいてそれぞれ処理すべきデータを所定
データ量の区分データに区分して、この区分デー
タごとに各メモリ要求に対応するデータの処理を
システムバスのバスクロツクに同期しながら同時
並列的に実行して行く。 このようにすれば、各プロセツサのメモリ要求
が順次シーケンシヤルに発生する場合に、各メモ
リ要求に対する全部のデータを一挙に処理せずに
区分データごとに処理できることにより、区分デ
ータについて順次同時並列的データ処理を実行で
きることになる。その結果全部のメモリ要求に対
応するデータ処理のうちの大部分を、同時に出さ
れた複数のメモリ要求についての区分データの処
理を同時に実行している時間TZ0(第3図)の
間に処理できることにより、全体としての処理時
間を格段的に短縮することができる。 従つてプロセツサ及びメモリバンクとしてスル
ープツトが小さい汎用のデバイスを用いたとして
も、実用上十分に速い実行処理時間で全部のデー
タの処理を実行できる。従つて画像データのよう
に、コード化されていないデータを含むデータを
処理するにつき、汎用のデバイスを複数個用いる
ことによつて、例えば専用の計算機を用いたと同
程度のスループツトをもつデータ処理装置を容易
に構築することができる。 〔実施例〕 以下図面について本発明の一実施例を詳述す
る。 (全体の構成) データ処理装置は第1図に示すように、順次シ
ーケンシヤルに実行すべき一連のデータ処理ステ
ツプについての仕事をそれぞれ分担する8つのサ
ブシステムに結合されるシステムバス1を有し、
各サブシステムによつて共有される共有記憶装置
2に結合されている。 共有記憶装置2は、バス及びメモリコントロー
ル(MBC)を搭載してなるボード2Aと、それ
ぞれ2〔mega byte〕(以下〔MB〕と表す)の記
憶容量を有するRAMを搭載してなる2枚のボー
ド2B及び2Cとを有し、バス及びメモリコント
ローラ(MBC)はシステムバス1を介して各サ
ブシステムからメモリ要求が到来したとき、対応
するデータをローカルバス2Dを通じてボード2
B及び2CのRAMから読出し、又は書込むよう
になされている。その際に特に、各サブシステム
からのメモリ要求が競合したとき、バス及びメモ
リコントローラ(MBC)は、この競合関係を仲
裁し、かくして同時並列的にデータを処理するこ
とができるようにすることにより、短時間の間に
全てのサブシステムの要求に応答する機能を有す
る。 システムバス1は、各サブシステムに設けられ
たプロセツサ(CPU)P0〜P7に接続され、
各プロセツサP0〜P7は共有記憶装置2のバス
及びメモリコントローラ(MBC)との間に、信
号及びデータの受け渡しをするために、全てのプ
ロセツサP0〜P7に共用される。 第1のサブシステムにはフアイル蓄積装置
(STS)5が割当てられ、2〔MB/sec〕のデー
タ処理速度を有するプロセツサP0がシステムバ
ス1に接続されている。プロセツサP0はボード
5Aに搭載され、データ処理装置のデータをフア
イリングするための蓄積装置を構成するDRAW
(Direct Read after Write)5B及びHDD
(Hard Disk Drive)5Cにフアイルデータを蓄
積し、又は読出し得るようになされている。この
実施例の場合、ボード5A上にDRAW5Bに対
するインターフエイス(DRAW I/F)が設け
られており、またHDD5Cに対するインターフ
エイス(HDD I/F)を搭載するボード5Dが
ローカルバス5Eを通じてプロセツサP0に結合
されている。 かくして、プロセツサP0は、共有記憶装置2
のデータをシステムバス1を用いてHDD5C又
はDRAW5Bに蓄積し、またHDD5C又は
DRAW5Bのデータをシステムバス1を用いて
共有記憶装置2に転送する。 また第2のサブシステムにはデータ伝送装置
(NTS)6が割当てられ、システムバス1に2
〔MB/sec〕のデータ処理速度を有するプロセツ
サP1が接続されている。プロセツサP1は伝送
コントロール回路(Ethernet Controller)と共
にボード6A上に搭載され、システムバス1から
伝送装置6Bを介して同軸ケーブルでなる伝送路
6Cに対してデータを送出すると共に、伝送路6
Cを介して到来するデータをシステムバス1側に
取込むことができるようになされている。 かくしてプロセツサP1によつて、共有記憶装
置2のデータをシステムバス1を用いて伝送装置
6Bに送出し、又は伝送装置6Bを介して外部か
ら到来するデータをシステムバス1を用いて共有
記憶装置2に取込む。その結果データ処理装置を
外部装置に結合することにより、さらに規模の大
きいデータ処理システムを構築できるようになさ
れている。 第3のサブシステムには画像読取プリント装置
(IDS)7が割当てられ、システムバス1に2
〔MB/sec〕の処理速度を有するプロセツサP2
が接続される。プロセツサP2は画像入出力コン
トローラ(Image I/O Controller)と共に
ボード7Aに搭載され、この画像入出力コントロ
ーラの制御の下に、ローカルバス7Bを介し、さ
らにそれぞれ画像プリンタインターフエイス
(IP I/F)のボード7C及び画像リーダイン
ターフエイス(IR I/F)のボード7Dをそれ
ぞれ介して画像プリンタ(IP)7E及び画像リ
ーダ(IR)7Fに結合されている。かくしてプ
ロセツサP2は画像リーダ7Fによつて読取つた
画像データをシステムバス1を用いて共有記憶装
置2に取込み、また共有記憶装置2のデータをシ
ステムバス1を介して画像プリンタ7Eにおいて
プリントするようになされている。 第4のサブシステムには画像情報圧縮伸長装置
(CDS)8が割当てられ、2〔MB/sec〕のデー
タ処理速度を有するプロセツサP3がシステムバ
ス1に接続されている。プロセツサP3は圧縮伸
長コントローラ(Compress /Decompress
controller)と共にボード8Aに搭載され、共有
記憶装置2のデータをシステムバス1を用いて読
取り、このデータをローカルバス8Bを通じてそ
れぞれ圧縮処理回路(COMP)のボード8C、
又は伸長処理回路(DECOMP)のボード8Dに
転送すると共に、圧縮又は伸長処理されたデータ
をシステムバス1を用いて共有記憶装置2に送出
する。 画像情報圧縮伸長装置8はフアイル蓄積装置5
のHDD5C又はDRAW5Bに蓄積すべきデータ
を例えばMH方式(Modified Huffman)又は
MR方式(Modified READ)によつて予め圧縮
処理することにより蓄積データ量を拡大できるよ
うにし、またHDD5C又はDRAW5Bから読出
された圧縮されたデータを伸長して表示、プリン
ト、伝送処理できるようにする。 第5のサブシステムには操作表示装置(DPS)
9が割当てられ、2.5〔MB/sec〕のデータ処理速
度を有するプロセツサP4がシステムバス1に接
続されている。プロセツサP4が搭載されている
ボード9Aには、プロセツサP4が読込んだ画像
データを映像表示信号に変換処理する際に用いる
処理プログラム及びデータを記憶するROM及び
RAMが搭載される。 また操作表示装置9は操作入力手段としてキー
ボード9B及びマウス9Cを有し、このキーボー
ド9B及びマウス9Cのデータをボード9Aに搭
載されているシリアル入力回路(S I/O)を
通じてプロセツサP4に入出力し得るようになさ
れている。 ここでキーボード9B及びマウス9Cから入力
されるデータはそれぞれ所定のフオーマツトを有
するコード化されたデータでなり、プロセツサP
4はこの入力データ(例えば文字、記号等でなる
キヤラクタデータ又はコマンドデータ)をシステ
ムバス1を用いて共有記憶装置2に転送し得る。 これに対してプロセツサP4は、画像データ
(すなわち画、キヤラクタ、又は画及びキヤラク
タの混合を表すデータでなる)を表示する場合に
は、これらのデータをローカルバス9Dを通じて
ボード9EのビツトマツプコントローラBMCに
コマンド及びデータとして与える。ここで、プロ
セツサP4は、コード化されたキヤラクタデータ
についてはこれをコマンドとしてビツトマツプコ
ントローラ(BMC)に転送して対応するフオン
トデータに変換した後、ローカルバス9Fを介し
てビデオメモリ(VRAM)のボード9G及び9
Hに転送して2次元の画面メモリ上に展開する。 一方画像リーダ7Fにおいて発生される画像デ
ータは、画素の白黒をそのまま表すコード化され
ていないデータでなり、これを表示するときプロ
セツサP4は、コード化されているキヤラクタデ
ータに対して行つたような変換はせずに、そのま
ま2次元の画面メモリ上に展開する。 このようにしてVRAM上に展開された画像デ
ータは、ボード9Iに搭載されたタイミング回路
(TIM)によつてローカルバス9Fを介して読出
されて例えば陰極線管(CRT)でなるデイスプ
レイ9J及び9K上に表示される。 以上の機能に加えてプロセツサP4は、システ
ムバス1を介して共有記憶装置2から画像データ
を読出して1枚の画面に組立て編集し、また1枚
の画面上にキーボード9Bから入力されたキヤラ
クタを挿入する機能をもつ。プロセツサP4は、
この組立編集の際の処理データをCRT9J,9
K上に表示し、また組立編集が終わつたデータを
システムバス1を介して共有記憶装置2に転送す
る。 かくして操作表示装置9は、フアイル蓄積装置
5から共有記憶装置2に読出された画像データを
用いて、操作入力手段としてのキーボード9B及
びマウス9Cの操作に応じて1枚の画面に組立編
集してデイスプレイ9J又は9Kに表示すると共
に、システムバス1を用いて共有記憶装置2に転
送する。このデータはフアイル蓄積装置5に蓄積
され、又は画像読取プリント装置7の画像プリン
ト7Eによつてプリントされ、又はデータ伝送装
置6から外部へ伝送される。 第6のサブシステムには主制御装置(PCS)1
0が割当てられ、2.5〔MB/sec〕のデータ処理速
度を有するプロセツサP5がシステムバス1に接
続されている。プロセツサP5が搭載されている
ボード10Aはローカルバス10Bを介してボー
ド10CのRAM及びボード10Dの入力装置
I/Oが結合され、フロツピデイスクドライブ
(FDD)からI/Oを介してローカルメモリとし
てのRAMに書込まれたシステム動作プログラム
(オペレーテイングシステム、アプリケーシヨン
プログラム等)によつて、システムバス1に結合
されている各サブシステム及び共有記憶装置2を
全体として制御する。かかる制御のためのインタ
ーラプト、アテンシヨン信号は制御信号ライン3
を介して主制御装置10及び全てのサブシステム
間に送受される。 またプロセツサP5は、ボード10CのRAM
に入力されたプログラムによつて画像プリンタ7
Eにおいてプリントする画像データの組立処理を
実行する。 第7及び第8のサブシステムには予備装置11
及び12が割当てられる(そのプロセツサをP6
及びP7で表す)。これにより新たな機能を追加
できるようになされている。 第1図の構成において、オペレータは操作表示
装置9のキーボード9B、マウス9Cを用いてモ
ードを指定するコマンド、及び文字、記号等のキ
ヤラクタデータを入力し得ると共に、画及びキヤ
ラクタを含んでなる画像データを画像読取プリン
ト装置7の画像リーダ7Fを用いて入力し得る。
ここでキーボード9B及びマウス9Cから入力さ
れるデータは転送、処理し易い所定のコードを有
するデータとして得られ、従つて比較的少ないデ
ータ量でキヤラクタデータの入力をし得る。これ
に対して画像読取プリント装置9の画像リーダ7
Fから入力される画像データは、各画素の白黒を
バイナリーコードで表すデータで構成されている
ので、データ量が格段的に大きくなる。 キーボード9B又はマウス9Cから入力された
データは、操作表示装置9のプロセツサP4から
システムバス1を用いて共有記憶装置2に一旦書
込まれた後、再度システムバス1を通じて画像情
報圧縮伸長装置8に転送されてデータの圧縮処理
をする。かくして処理されたデータは再度システ
ムバス1を用いて共有記憶装置2に転送される。
その後このデータは再度システムバス1を用いて
フアイル蓄積装置5に転送され、外部記憶装置と
してのHDD5C又はDRAW5Bに蓄積される。 同様にして画像読取プリント装置7から入力さ
れた画像データは、システムバス1を用いて一旦
共有記憶装置2に取込まれた後、再度システムバ
ス1を用いて画像情報圧縮伸長装置8に転送さ
れ、圧縮処理された後再度システムバス1を用い
て共有記憶装置2に転送され、その後再度システ
ムバス1を用いてフアイル蓄積装置5に転送され
てHDD5C又はDRAW5Bに蓄積される。 このようにしてHDD5C及びDRAW5Bには
画像情報圧縮伸長装置8において圧縮されたデー
タが蓄積されているが、このデータは操作表示装
置9のデイスプレイ9J,9K、又は画像読取プ
リント装置7の画像プリンタ7Eに出力される。
この場合HDD5C又はDRAW5Bのデータは、
操作表示装置9のキーボード9B又はマウス9C
からのデータに基づいてフアイル蓄積装置5の
HDD5C及びDRAW5Bの蓄積データをシステ
ムバス1を用いて共有記憶装置2に転送した後、
再度システムバス1を用いて画像情報圧縮伸長装
置8に転送してデータを伸長処理する。その結果
得られるデータは再度システムバス1を用いて共
有記憶装置2に転送された後、再度システムバス
1を用いて操作表示装置9のデイスプレイ9J,
9K、又は画像読取プリント装置7の画像プリン
ト7Eにおいて表示、又はプリントされる。この
ときデイスプレイ9J,9Kに供給される画像信
号についての画面の組立ては、操作表示装置9の
プロセツサP4において実行され、またプリンタ
7Eに供給される画像信号についての画面の組立
ては主制御装置10のプロセツサP5において実
行される。 さらにフアイル蓄積装置5に蓄積されたデータ
を編集し直したり、新たにキーボード9B、又は
画像リーダ7Fから入力された画像にキヤラクタ
を挿入処理するモードにおいては、各データを一
旦共有記憶装置2に転送した後、同様にしてプロ
セツサP4において編集する。 このようにして第1図のデータ処理装置は、主
制御装置10のボード10Cのローカルメモリ
RAMにブロツピーデイスクドライブFDDから入
力された動作プログラム(すなわちオペレーテイ
ングシステム又はアプリケーシヨンプログラム)
に基づいて、各動作モードにおける主制御装置1
0の制御の下にデータの処理を実行して行く。そ
してこのデータ処理を実行する際には、共有記憶
装置2に対して各サブシステムがシステムバス1
を共用しながら共有記憶装置2をアクセスする。 このとき共有記憶装置2は、1つのサブシステ
ムから出されたメモリ要求に基づいて当該メモリ
要求に基づくデータの処理が終了するまで共有記
憶装置2及びシステムバスを占有させる必要があ
る。しかしこの占有時間が余り長いと、その間に
他のサブシステムから出たメモリ要求に基づくデ
ータの処理を長時間の間またなければならなくな
る。この問題を解決するため共有記憶装置2は、
バス及びメモリコントローラ(MBC)が各サブ
システムのプロセツサからのデータの供給を同時
並列的に処理するような仲裁機能をもつように構
成され、かくして次に述べるように一連のシーケ
ンシヤルなデータの処理を時間直列的に実行した
場合と比較して格段的に処理時間を短縮できるよ
うになされている。 なお、以下の説明において、信号及びデータの
符号にバーを付した場合は、負論理に基づいて表
現したものであるものとする。 今、例えばフアイル蓄積装置5の外部記憶装置
としてのHDD5C及びDRAW5に格納されてい
る画像データ(圧縮処理されている)を検索して
操作表示装置9のデイスプレイ9J,9Kに表示
させる場合には、第2図に示す一連のデータ処理
を順次シーケンシヤルに処理して行く。 すなわち0番地のデータ処理ステツプPR0にお
いて、主制御装置10の制御の下にフアイル蓄積
装置5のHDD5C又はDRAW5Bから読出すべ
き画像データを論理的にサーチして検索する。 続く1番目のデータ処理ステツプPR1において
フアイル記憶装置5から当該検索されたデータが
読出されて共有記憶装置2に転送される。次に2
番目のデータ処理ステツプPR2において共有記憶
装置2に転送されたデータを画像情報圧縮伸長装
置8のプロセツサP3によつて読出して伸長処理
をした後共有記憶装置2に再書込する。次に3番
目のデータ処理ステツプPR3において共有記憶装
置2に再書込されたデータを操作表示装置9のプ
ロセツサP4が読出して画面の編集組立て及び字
の挿入等の処理を行つた後共有記憶装置2に再度
格納する。次に4番目のデータ処理ステツプPR4
において共有記憶装置2に再度格納されたデータ
を操作表示装置9が読出してビツトマツプコント
ローラ9E、VRAM9G,9Hを介してデイス
プレイ9J,9Kに表示させる。 これらの一連のデータ処理ステツプにおいて、
システムバス1を用いてデータを転送するステツ
プは、1番目〜4番目のデータ処理ステツプPR1
〜PR4であり、それぞれのステツプにおいてデー
タを処理するプロセツサのデータ処理速度と、処
理されるデータ量とに基づいて決まる処理時間T
1〜T4の総和処理時間が必要になる。 すなわちデータ処理ステツプPR1においては、
フアイル蓄積装置5のHDD5C又はDRAW5B
から読出されたデータが、プロセツサP0のデー
タ処理速度2〔MB/sec〕の速度で共有記憶装置
2に時間T1の間に転送される。また2番目のデ
ータ処理ステツプPR2においては、画像情報圧縮
伸長装置8のプロセツサP3が、そのデータ処理
速度2〔MB/sec〕の速度で共有記憶装置2のデ
ータを読出し、伸長処理されたデータをプロセツ
サP3が再度2〔MB/sec〕のデータ処理速度で
共有記憶装置2に格納し、かくして処理時間T2
を必要とする。また3番目のデータ処理ステツプ
PR3において操作表示装置9のプロセツサP4が
2.5〔MB/sec〕のデータ処理速度で共有記憶装置
2からデータを読出した後画面の組立て、字の挿
入等の編集処理を実行し、その後プロセツサP4
が再度2.5〔MB/sec〕のデータ処理速度で編集後
のデータを共有記憶装置2に格納し、かかるデー
タ処理のために時間T3を必要とする。また4番
目のデータ処理ステツプPR4において操作表示
装置9のプロセツサP4がデータ処理速度2.5
〔MB/sec〕の速度で共有記憶装置2からデータ
を読出してデイスプレイ9J,9K上に表示さ
せ、かかるデータ処理を実行するために時間T4
を必要とする。 従つて第1図の構成のデータ処理装置におい
て、第2図の一連のデータ処理ステツプを順次シ
ーケンシヤルに時間直列的に実行したとすると、
データを処理するために必要な総和処理時間
TSMIは、 TSMI=T1+T2+T3+T4 ……(1) になる。 本発明においては、原理的に、かかるデータ量
の仕事を所定の区分データ(例えば16〔kB〕又は
8〔kB〕(KB=kilobyte)程度)に区分し、複数
のプロセツサを用いて、同時かつ並列的に当該1
区分データずつデータの処理を実行する。 すなわち第2図の一連のデータ処理ステツプ
PR1〜PR4においてそれぞれ処理すべきデータを
第3図に示すように複数区分(図示の場合7区
分)に区分し、各区分データを区分データ処理実
行時間TU1〜TU10ごとに順次シーケンシヤ
ルにかつ同時並列的に処理して行く。 第3図Aにおいて、第2図のデータ処理ステツ
プPR1において処理されるべき1番目の区分デー
タとしてフアイル蓄積装置5から1セクタ分又は
1トラツク分をプロセツサP0によつて読出して
処理実行時間TU1の処理ステツプPR11の間に
共有記憶装置2に転送する。この1番目の区分デ
ータは第3図Bに示すように、次の処理実行時間
TU2の間に、第2図のデータ処理ステツプPR2
の1番目の処理データとして処理ステツプPR21
において処理され、画像情報圧縮伸長装置8のプ
ロセツサP3によつて共有記憶装置2から読出さ
れた後伸長処理され、その後共有記憶装置2に再
格納される。この再格納された1番目の区分デー
タは第3図Cに示すように、第2図のデータ処理
ステツプPR3の1番目の処理データとして処理実
行時間TU3の処理ステツプPR31において処理
される。すなわちプロセツサP4は共有記憶装置
2の区分データを読出して編集処理をした後共有
記憶装置2に再格納する。この再格納された1番
目の区分データは第3図Dに示すように、第2図
のデータ処理ステツプPR4の1番目の処理データ
として処理実行時間TU4におけるデータ処理ス
テツプPR41において処理される。これにより共
有記憶装置2の区分データはプロセツサP4によ
つて読出されてデイスプレイ9J,9K上に表示
される。 かくして1番目の区分データが処理実行時間
TU1,TU2,TU3,TU4の間にデータ処理
ステツプPR11、PR21、PR31、PR41の順序でシ
ーケンシヤルに処理されて行く。 この間において、2番目の処理実行時間TU2
になると、フアイル蓄積装置5のプロセツサP0
がデータ処理ステツプPR12において外部記憶装
置から2番目の区分データを読出して共有記憶装
置2に格納する。この2番目の区分データは、1
番目の区分データの場合と同様にして順次続く処
理実行時間TU3,TU4,TU5に移るごとに、
データ処理ステツプPR22、PR32、PR42におい
てデータ処理されて行き、その結果処理実行時間
TU5においてデイスプレイ9J,9K上に表示
される。 以下同様にして3番目、4番目、……の区分デ
ータが処理実行時間TU3,TU4……において
フアイル蓄積装置5から順次読出されて行き、こ
の3番目、4番目……の区分データが順次続く処
理実行時間TU4,TU5,TU6、TU5,TU
6,TU7……になるごとに順次処理ステツプ
(PR23、PR33、PR43)、(PR24、PR34、
PR44)、……においてデータ処理されて順次デイ
スプレイ9J,9K上に表示されて行く。 このようにして第2図のデータ処理ステツプ
PR1、PR2、PR3、PR4において処理すべきデー
タは、1区分データずつ順次続く区分データ処理
実行時間ごとにシーケンシヤルに処理されて行く
が、各シーケンシヤルな処理は同時並列的に実行
されて行き(これをパイプライン処理と呼ぶ)、
その結果区分データ処理実行時間において各処理
ステツプにおける仕事が割当られているプロセツ
サが、同時並列的にデータ処理動作をすることに
なり、結局複数のプロセツサを全体として1つの
プロセツサとして見たときの処理能力を向上させ
ることになり、従つてデータの総和処理時間を短
縮できることになる。 このような結果を得ることができるのは、仮に
第2図について上述したようにデータ処理ステツ
プPR1〜PR4をシーケンシヤルにかつ時間直列的
に処理して行くとすれば、1つのデータ処理ステ
ツプにおける仕事を割当られたプロセツサがデー
タ処理動作をしている間は、他のプロセツサがデ
ータ処理をしていない状態のままコマンドが到来
するのを待受ける状態になつており、結局この無
駄時間があるために全体としてデータ処理時間が
長くなると考えられるが、第3図の方法によれ
ば、かかる無駄時間を格段的に短縮できることに
なるからである。 結局第3図の本発明によるデータ処理方法を実
行すれば、全てのデータを処理するに要するデー
タ総和処理時間TSM2が全てのプロセツサP0
〜P4によるデータ処理ステツプが重複している
時間TZ0と、その前後に生ずる重複していない
時間TZ1及びTZ2との和になり、その互いに重
複していない時間が小さくなるように各プロセツ
サに対する仕事を割当るようにすれば、全体とし
てのデータ処理時間を第2図の場合と比較して格
段的に短縮することができる。 例えば第3図A〜Dに示すように、各処理ステ
ツプにおける区分データ処理実行時間が互いに等
しくなるようにすれば、データ総和処理時間
TSM2は TSM2=〔K+(DSP−1)〕×TU ……(2) と表すことができる。ここで、Kは各区分データ
処理ステツプにおける区分データ数、DSPは同
時処理すべきプログラム数(すなわち第2図の処
理ステツプPR1〜PR4の数)、TUは区分データ
の処理実行時間をそれぞれ表す。 従つて第1図の構成によれば、プロセツサとし
てデータ処理速度がそれほど速くなに汎用のマイ
クロプロセツサを用いたとしても、データ処理装
置全体としてのデータ総和処理時間が、データ量
の格段的に大きな画像データを処理するに適合す
るように実用上十分なスループツトを具えたデー
タ処理装置を実現し得る。 第1図の構成における区分データの同時並列処
理は、共有記憶装置2のバス及びメモリコントロ
ーラ(MBC)に設けられている仲裁装置部が、
システムバス1に接続されているサブシステムの
プロセツサの競合を同時並列的に処理することに
よつて達成される。 (共有記憶装置) 共有記憶装置2は第4図に示すように、サブシ
ステムを構成する6つの装置5〜10及び2つの
予備装置11及び12の各プロセツサP0,P
1,P2……P7(これをPi、i=0、1、2…
…7と表す)に結合されたシステムバス1と、
RAM2B及び2C(第1図)によつて構成され
るメモリ部15とを仲裁装置部16によつて制御
することにより、システムバス1をどのサブシス
テムのプロセツサに占有使用させるかを決定する
ようになされている。 この実施例の場合、システムバス1は20ビツト
のアドレスデータラインADDRESSと16ビツト
の読出データラインRDATAと、16ビツトの書込
データラインWDATAと、読出書込コマンド
R/高位バイト又は低位バイト選択信号,
UDSを転送する3ビツトのバスとで構成され、
終端部17によつて終端されている。 メモリ部15は、それぞれ250〔kiloward〕の
メモリ容量を有する8つのメモリバンクMB0,
MB1……MB7(これをMBj、j=0、1、2
……7と表す)に分割されており、各メモリバン
クMB0〜MB7に対してそれぞれシステムバス
1が結合されることによつて、各プロセツサP0
〜P7が各メモリバンクを各別にアクセスできる
ようになされている。このようにすることによ
り、1つのメモリバンクがデータの書込、読出動
作をしている(これをメモリサイクルと呼ぶ)間
に他のメモリバンクをアクセスすることができ
る。システムバス1は仲裁装置部16に結合さ
れ、8つのサブシステムのプロセツサP0〜P7
からシステムバス1従つてメモリ部15に対して
互いに競合するメモリ要求が出されたとき、これ
を第5図〜第7図に示す構成によつて仲裁するこ
とにより、全てのメモリ要求に対して同時並列的
にデータの処理を実行し得るようにする。ここ
で、各プロセツサから送出されるメモリ要求の内
容は、共有記憶装置2にデータを書込むこと、又
は共有記憶装置2に格納されているデータを読出
すことのいずれか一方になる。 仲裁装置部16は、2つの仲裁任務を実行す
る。その第1の任務は、8つのプロセツサPi(i
=0、1、2……7)からそれぞれメモリ部15
に対するメモリバン要求が同時に出されたとき、
この要求に対して占有を許可すべきメモリバンク
MBj(j=0、1、2……7)を割当てることで
ある。 また仲裁装置部16の第2の任務は、同じ1つ
のメモリバンクMBjに対して複数のプロセツサ
Piからメモリ要求が出された時、どのプロセツサ
Piに占有を許可するかを仲裁することである。 仲裁装置部16は、第1の任務を実行するタイ
ムスロツト割当部16A(第5図)を有する。こ
のタイムスロツト割当部16Aは、第6図A〜H
に示すように、メモリバンクMB0〜MB7に対
応する8つのタイムスロツト信号TS0〜TS7(こ
れをTSj、j=1、2……7と表す)を順次循環
的に発生し、各タイムスロツト信号TS0〜TS7
立下り区間(これをタイムスロツトと呼ぶ)をサ
ブシステムのプロセツサP0〜P7に順次割当て
る。 ここで各タイムスロツト信号TS0〜TS7のタイ
ムスロツトの区間は、実際に順次処理されて行く
単位データ(例えば1〔ward〕)の処理時間に選
定され、従つて各タイムスロツトの繰返し周期
は、区分データを処理するに必要な処理実行時間
TU1〜TU10(第3図)と比較して十分短い
値に選定されている。このようにして実際には区
分データを多数の単位データずつ処理して行く。 かくしてタイムスロツト信号TS0,TS1,TS2
……TS7のタイムスロツトの間に、それぞれ対応
するプロセツサP0,P1,P2……P7からメ
モリ要求012……7(これをj

j=0、1、2……7と表す)が出された場合に
は、要求を出したサブシステムのプロセツサP
0,P1,P2……P7に対して当該タイムスロ
ツトの間それぞれシステムバス1を介してメモリ
バンクMB0,MB1,MB2……MB7の占有
を許して良いことを意味するイネーブル信号
12……7(これをj、j=0、
1、2……7と表す)を発生する。そこで仲裁装
置部16は、各プロセツサP0〜P7のメモリ要
求が競合しないときは、メモリバンクMB0〜
MB7のうちの1つに対するメモリ要求が出れ
ば、当該メモリバンクに対応するタイムスロツト
を無条件に用いてメモリ要求を処理させる機能
(これをタイムスロツト割当機能と呼ぶ)をもつ
ことになる。 これに加えて仲裁装置部16は、タイムスロツ
ト信号TSj(j=0、1……7)の各タイムスロ
ツトにおいて、対応するメモリ要求が発生されて
いないときには、当該メモリ要求がないタイムス
ロツトをそれ以外のタイムスロツトに割当てられ
たメモリバンクに対するメモリ要求を処理するた
めに利用させ得る機能(これをタイムスロツト利
用機能と呼ぶ)をもつ。 以上の関係を式で表せば次のようになる。 7j=0 TSj=1 ……(3) ENj=TSjj-1・ENj-1 ……(4) ここでTSjはj番目(j=0、1、……7)の
メモリバンクMBjに割当てられたタイムスロツ
ト信号、jはj番目のメモリバンクMBjに対す
るリクエスト信号、ENjはj番目のメモリバンク
MBjの占有を許して良いことを表すイネーブル
信号をそれぞれ示す。 ここで(3)式は、タイムスロツト信号TSj(j=
0〜7)が連続して順次循環的にタイムスロツト
を発生するものであることを表している。 これに対して(4)式は、j番目のメモリバンク
MBjに対するイネーブル信号ENjが発生するの
は、第1に当該メモリバンクMBjに割当てられ
たタイムスロツト信号TSjのタイムスロツトのタ
イミングであることを表す(第1項TSj)と共
に、第2に1つ前の(j−1)番目のメモリバン
クMB(j−1)に対応するタイムスロツトにお
いてリクエスト信号RQj-1が発生されておらず、
しかも当該タイムスロツトに対応するメモリバン
クMB(j−1)が使用されていないタイミング
であることを表している(第2項RQj-1
ENj-1)。 このようにしてj番目のメモリバンクMBjに
対してメモリ要求が出されているのに対して、そ
の前の(j−1)番目のタイムスロツトに対応す
るメモリバンクMB(j−1)についてのメモリ
要求が出されていなければ、この1つ前のタイム
スロツトを用いてj番目のメモリバンクMBjに
対する要求の処理をなし得るようになされてい
る。 このことはさらに、順次1つ前(すなわち(j
−2)番目、(j−3)番目……)のタイムスロ
ツトについてのメモリ要求がないときには、この
(j−2)番目、(j−3)番目……のメモリバン
クMB(j−2)、MB(j−3)……に割当てら
れたタイムスロツトを使つてj番目のメモリバン
クMBjをアクセスすることができることを意味
している(これを前倒し効果と呼ぶ)。 この(4)式の関係を各メモリバンクMB0〜MB
7に対するイネーブル信号EN1〜EN7として表せ
ば次のようになる。
【表】
【表】 (5)〜(12)式において、第2項の式RQj-1・ENj-1
の項のうちENj-1の項は1つ前の式を代入するこ
とによつて得るようになされており、その結果得
られる展開式から、j番目以前の他のタイムスロ
ツトのうちに使用されていない空きスロツトがあ
れば、この空きスロツトを利用してj番目のメモ
リバンクのデータの処理を許可するイネーブル信
号ENjが得られることを表している(これにより
前倒し効果が得られる)。 仲裁装置部16はさらにメモリアクセスコント
ロール部16Bを有する(第4図)。このメモリ
アクセスコントロール部16Bは第7図に示すよ
うに、プロセツサP0〜P7に対応するデコード
手段16B11〜16B17(これを16B1ii
=0、1……7と表す)を有し、それぞれプロセ
ツサPi(i=0、1……7)からメモリ要求が出
されたことを示すメモリ要求信号(i=
0、1……7)と、指定したメモリバンクの番号
を3ビツトの信号として表すメモリバンク番号デ
ータ1,2,3(i=0、1

…7)とをそれぞれ受ける。かくしてデコード手
段16B1iには対応するプロセツサPiからどの
メモリバンクに対してメモリ要求が出されたかを
表す4ビツトの信号が入力されることになる。 デコード手段16B1iはこの入力信号によつ
て指定されたメモリバンクを表すメモリバンク指
定信号i0i7(i=0、1……7)を発
生する。このメモリバンク指定信号i0
i7はその添字によつてi番目のプロセツサPiから
0〜7番目のメモリバンクMB0〜MB7へのメ
モリ要求が出されたことを表し、これらの信号は
メモリバンクMB0〜MB7に対応して設けられ
たメモリアクセス手段16B20〜16B27
(これを16B2j、j=0、1……7と表す)
にそれぞれ分配される。 すなわち0番目のメモリアクセス手段16B2
0にはデコード手段16B11〜16B17から
発生されるメモリバンク指定信号のうち、0番目
のメモリバンクMB0を指定する信号00
PRQ70が集められ、……、7番目のメモリアクセ
ス手段16B27にはデコード手段16B11〜
16B17から発生されるメモリバンク指定信号
のうち7番目のバンクMB7を指定するメモリバ
ンク指定信号0777が集められる。 これを一般的に表せば、j番目のメモリアクセ
ス手段16B2j(j=0、1……7)には、デ
コード手段16B11〜16B17から発生され
るメモリバンク指定信号のうちj番目のメモリバ
ンクMBjを指定するメモリバンク指定信号0j
7j(これをij、i=0、1……7、j
=0、1……7と表す)が集められる。 メモリアクセス手段16B2jは、第8図に示
すように、メモリバンク指定信号ijをそれぞ
れラツチ回路25にクロツクφによつてラツチす
る。このクロツクφは、仲裁装置部16をメモリ
バンクMB0〜MB7及びプロセツサP0〜P7
と同期をとりながら動作させるために用いられ、
バスクロツクBCLKと同期して発生される。 ラツチ回路25にラツチされたメモリ要求は、
ノア回路26を介して2入力ナンド回路27に入
力される。このナンド回路27には当該メモリア
クセス手段16B2jに割当られているメモリバ
ンクMBjから供給されるビジー信号jが第
2の条件入力として与えられる。このビジーのビ
ジー信号jは、j番目のメモリバンクMBj
がメモリサイクル動作中ではないとき発生し、か
くしてナンド回路27の出力端には、いずれかの
プロセツサからメモリ要求が出された時、当該j
番目のメモリバンクMBjがメモリサイクル動作
中ではないことを条件としてリクエスト信号j
が得られる。このリクエスト信号jはメモリサ
イクル動作状態にないメモリバンクに対してメモ
リ要求が生じたことを表しており、第5図につい
て上述したタイムスロツト割当部16Aに送出さ
れる。 かくしてタイムスロツト割当部16Aは、リク
エスト信号jについて(4)式で表されるタイムス
ロツトTSjのタイミングでイネーブル信号j
発生するが、このイネーブル信号jがメモリア
クセス手段16B2jの2入力ナンド回路28に
戻される。この2入力ナンド回路28にはリクエ
スト信号jが入力され、かくしてリクエスト信
jが発生した後このリクエスト信号jが割
当られたタイムスロツトのタイミングで出力イネ
ープル信号を送出する。この出力イネーブ
ル信号はラツチ回路29においてクロツク
φによつてラツチされ、そのラツチ出力が出力ラ
ツチ回路30に対するラツチイネーブル信号
φENjとして送出される。 一方ラツチ回路25のラツチ出力ijが優
先選択手段31に与えられ、同時に到来した複数
のメモリバンク指定信号ijのうち最も優先順
位の高いメモリバンク指定信号が選択されて出力
ラツチ回路30に送出される。かくして出力ラツ
チ回路30は、優先選択手段31において選択さ
れたメモリバンク指定信号ijをクロツクφ
によつてラツチし、これを占有許可信号0
ACK〜7(これを、i=0、1…
…7と表す)として送出する。この占有許可信号
PiACKは、当該j番目のメモリバンクMBjに対
してメモリ要求を出したi番目のプロセツサPiに
対してシステムバス1を占有して良いことを許可
する信号である。 かくしてメモリアクセス手段16B2j(j=
0、1……7)から出力される占有許可信号
PiACKのうち、同じプロセツサPiに対する信号
が集められ(第7図)、メモリアクセスコントロ
ール部16Bの出力21として送出される。 このようにしてメモリアクセスコントロール部
16Bにおいて得られる占有許可信号は、
仲裁装置部16からメモリ要求を出したプロセツ
サPiに対して動作イネーブル信号として戻され、
その結果プロセツサPiはシステムバス1に対して
データを送出する動作に入る。 優先選択手段31は、第9図に示すようにラツ
チ回路25のラツチ出力0j7j(こ
れをij、i=0、1……7、j=0、1…
…7と表す)を受けて、これらのメモリバンク指
定信号が同時に到来したとき、優先順位の高いも
のから優先選択出力信号0j7j(こ
れをij、i=0、1……7、j=0、1…
…7と表す)として出力する。 この実施例の場合優先順位は、第10図に示す
ように、予め定められている。すなわち第4図に
ついて上述したように、プロセツサP0,P1,
P2,P3,P4,P5,P6,P7には順次フ
アイル蓄積装置(SPS)5、データ伝送装置
(NTS)6、画像読取プリント装置(IDS)7、
画像情報圧縮伸長装置(CDS)8、操作表示装
置(DPS)9、主制御装置(PCS)10、予備
装置11、予備装置12のプロセツサが割当てら
れているが、優先順位、はその順序に高くなるよ
うに定められている。この優先順位は例えばフア
イル蓄積装置5に外部記憶装置として設けられて
いるHDD5Cのように、メモリ要求が出された
ときリアルタイム処理の必要性が高いデバイスを
含んでいるサブシステムに対してより高い順位を
割当てるようになされている。 かくして優先選択出力信号0j,Pij……
PRO7jにはプロセツサP0,P1……P7から出
されたメモリ要求に基づいて到来するメモリバン
ク指定信号0j,P1j……7jを内容とす
る出力が送出されることになり、この優先選択出
0j1j……7jを出力ラツチ

路30にラツチしてそれぞれ優先許可信号0
ACK,1……7として送出するこ
とになる。 このようにして同時に複数のプロセツサから同
じi番目にメモリバンクMBjが指定された場合
には、その中から最も優先順位の高いメモリバン
ク指定信号に対応する1つの優先選択出力信号が
出力ラツチ回路30にラツチされ、この1つの優
先選択出力信号に対応するプロセツサPiに対して
だけ占有許可信号が与えられ、かくして
当該プロセツサPiだけがシステムバス1を占有で
きることになる。 この実施例の場合、優先選択手段31にはロツ
ク手段32が設けられ(第8図)、優先選択手段
31において選択して得られた優先選択出力信号
φPROijに基づいて占有許可信号が与えら
れたブロセツサPiについては、所定のデータの処
理が終了するまで他のプロセツサからのメモリ要
求を拒絶して、当該j番目のメモリバンクMBj
を用いてのデータ処理を維持させるようになされ
ている。 かかるロツク手段32の機能は、主制御装置1
0のローカルメモリ10C(第1図)に格納され
ているプログラムに基づいて実行されるもので、
この実施例の場合第1に、ある時点において同時
に到来したメモリバンク指定信号について優先順
位が高いとして選択されたものについては、当該
選択されたメモリバンク指定信号に対応するプロ
セツサが一連のデータの処理を終了するまでの
間、たとえその後に優先順位の高いメモリバンク
指定信号が到来したとしてもこれを無視して、先
に選択されたプロセツサに対して当該j番目のメ
モリバンクの占有を許可し続けるようにする。 またロツク手段32はj番目のメモリバンクの
メモリエリアのうち特定のメモリエリアについて
は、予め定められている所定のプロセツサのメモ
リ要求に基づくメモリバンク指定信号が優先選択
手段31において選択された場合に限つてデータ
の更新をできるようにロツクする。かくして、所
定のメモリバンクに格納されているデータを保存
し得るようになされている。 さらに仲裁装置部16はメモリバンクイネーブ
ル信号発生部16Cを有する(第4図)。このメ
モリバンクイネーブル信号発生部16Cは、第1
1図に示すように、タイムスロツト割当部16A
(第5図)から送出されるイネーブル信号j
受けるラツチ回路41を有する。このラツチ回路
41はイネーブル信号jをクロツクφによつて
ラツチし、そのラツチ出力をそれぞれバンクイネ
ーブル信号jとして送出する。このバンク
イネーブル信号jはj番目のバンクMBjに
対して動作イネーブル信号として与えられ、かく
して当該j番目のメモリバンクMBjがシステム
バス1からデータを取込み、又は格納しているデ
ータをシステムバス1に送出する動作(この一連
の動作をメモリサイクルと呼ぶ)を開始する。 かかるメモリサイクル動作状態になると、当該
j番目のメモリバンクMBjは、仲裁装置部16
に対してビジー信号jを送出しない状態に
なり、かくして現在メモリサイクル動作中である
ことを仲裁装置部16に知らせる。 このようにしてメモリバンクMB0〜MB7を
動作させる際に、仲裁装置部16を介してプロセ
ツサP0〜P7と同期動作させるために仲裁装置
部16から各メモリバンクに対してバスクロツク
BCLKを供給する。 メモリ部15を構成するメモリバンクMAjは
それぞれ第12図に示すように、例えばダイナミ
ツクRAMで構成されたメモリエリア45と、そ
のコントローラ46とで構成されている。そして
システムバス1のアドレスデータライン
ADDRESSから到来するアドレスデータADはバ
スクロツクBCLKの例えば立上りによつてアドレ
スラツチ回路47においてラツチされ、そのラツ
チ出力がアドレスマルチプレクサ48において列
データ及び行データに分離されてメモリエリア4
5の処理すべきメモリ位置の行及び列アドレスを
指定するようになされている。 一方システムバス1の書込データライン
WDATAから到来する書込データWDが書込デー
タラツチ回路49にラツチされ、そのラツチ出力
がメモリエリア45に入力される。またメモリエ
リア45から読出されたデータは読出データラツ
チ回路50にラツチされ、そのラツチ出力が別途
メモリコントロールロジツク52において発生さ
れる出力タイミング信号によつてシステムバス1
の読出データラインRDATAに送出される。 さらにメモリコントローラ46は仲裁ロジツク
51を有し、システムバス1の高位及び低位バイ
ト選択ライン及びから供給される選択
信号と、書込読出指令信号R/と、仲裁装置部
16から供給されるバンクイネーブル信号
BENBj等を受けてメモリバンクMBjをこれらの
信号に基づいて駆動制御する。すなわち、先ずメ
モリコントロールロジツク52を介してメモリエ
リア45の行及び列に対して所定のタイミングで
順次駆動信号を与えることにより、アドレスマル
チプレクサ48によつて指定された列及び行のメ
モリ位置に格納されているデータを読出し、又は
このメモリ位置にデータを書込む。 また第2の仲裁ロジツク51の制御の下にリフ
レツシユコントロールロジツク53を介してリフ
レツシユアドレスカウンタ54を駆動し、かくし
て所定時間例えば14〔μ sec〕間隔でメモリエリ
ア45の各メモリセルを順次リフレツシユするこ
とにより、格納されたデータを保存するようにな
されている。 (実施例の作用) 以上の構成において、データ処理装置は全体と
して第13図Aに示すバスクロツクBCLKに同期
してデータの処理動作を実行する。この実施例の
場合バスクロツクBCLKは、メモリ部15の各メ
モリバンクMB0〜MB7が1回の書込又は読出
動作をするに必要なサイクル時間(ダイナミツク
RAMにおいては、プレチヤージ、リフレツシユ
動作のために230〔nsec〕のサイクル時間を必要と
する)より短か選定間(例えばほぼ1/3の時間)
TCK(=76.7〔nsec〕)に周期が俗定されており、
このバスクロツクBCLKの例えば立上り又は立下
りを用いて各構成ユニツトを同期動作させる。 仲裁装置部16のタイムスロツト割当部16A
は、このバスクロツクBCLKに基づいてその1周
期の区間TCKに相当するタイムスロツトを有す
るタイムスロツト信号TS0〜TS7(第6図)を
発生し、かくきて各バスクロツクBCLKの順次続
く1周期区間に対して0〜7番目のメモリバンク
MB0〜MB7に対するタイムスロツトを割当て
るようになされ、かくして各タイムスロツトごと
にメモリバンクMB0〜MB7に対するデータの
書込み、又は読出しをアクセスし得るようになさ
れている。 今、例えば第13図の時点t1において、i番目
のプロセツサPiからj番目のメモリバンクMBj
に対してメモリ要求が出されたとする。この時プ
ロセツサPiから仲裁装置部16に対してメモリ要
求があつたことを表すメモリ要求信号
(第13図B)と、j番目のメモリバンクMBjの
メモリ位置がアクセスされたことを表すメモリバ
ンク番号信号1〜3(第13図C)
が与えられる。これらの信号はメモリアクセスコ
ントロール部16B(第7図)のi番目のデコー
ド手段16B1iに供給されてメモリバンク指定
信号ij(第13図E)にデコードされ、j番
目のメモリアクセス手段16B2jに供給され
る。 メモリアクセス手段16B2j(第8図)は、
このメモリバンク指定信号ijをラツチ回路2
5に受けてバスクロツクBCLKと同期するクロツ
クφによつてラツチされる。その結果メモリバン
ク指定信号ijが発生した後、初めてバスクロ
ツクBCLKが立上つた時点t2において、ラツチ回
路25からラツチ出力ij(第13図F)を
発生する。 一方プロセツサPiからメモリ要求が出されたj
番目のメモリバンクMBjが、ラツチ出力ij
が発生した時点t2においてメモリサイクル動作を
していなければ、当該メモリバンクMBjから仲
裁装置部16に対してビジー信号jが与え
られている(第13図G)。従つてメモリアクセ
ス手段16B2j(第8図)のナンド回路27に
は、ラツチ出力ijがノア回路26において
論理レベルを反転して与えられた時、その出力端
に論理レベルが立下るリクエスト信号j(第1
3図H)が得られ、これがタイムスロツト割当部
16A(第5図)に与えられる。 タイムスロツト割当部16Aは(4)式について上
述したように、メモリ要求が出されたj番目のメ
モリバンクMBjに割当られたタイムスロツトの
タイミングでイネーブル信号j(第13図I)
を発生し、これをメモリアクセス手段16B2j
のナンド回路28に戻す。このナンド回路28に
はリクエスト信号jが与えられていることによ
り、その出力が次のクロツクφのタイミン
グでラツチ回路29にラツチされ、かくしてこの
タイミングt3でラツチ出力イネーブル信号j
(第13図J)が出力される。 一方メモリアクセス手段16B2jの優先選択
手段31にラツチ出力ij(第13図F)が
与えられた時、この優先選択手段31が優先選択
動作をする。ここでj番目のメモリバンクMBj
に対するメモリ要求が競合していなければ、優先
選択手段31はラツチ出力ijに対応する、
優先選択出力ij(第13図K)を出力ラツ
チ回路30に与える。従つて出力ラツチ回路30
はラツチ回路29のラツチ出力j(第13図
J)がクロツクφに基づいて発生された時これと
同時にクロツクφによつてラツチ動作し、その結
果i番目のプロセツサPiに対する占有許可信号
PiACK(第13図M)を送出する。 この占有許可信号を受けたプロセツサ
Piはメモリバンク指定信号ijの出力を復帰さ
せた後(第13図E)、システムバス1のアドレ
スデータラインADDRESSに対してアドレスデ
ータAD(第13図O)を送出する。これと共に
プロセツサPiは、メモリ要求を出したメモリバン
クMBjに対してデータを書込む場合、書込むべ
きデータWD(第13図P)をシステムバス1の
書込みデータラインWDATAに送出すると共に、
書込読出命令R/(第13図D)を、書込モー
ドレベルに立下げる。 かくしてi番目のプロセツサPiがシステムバス
1を占有している状態が得られる。 この状態においてj番目のメモリバンクMBj
には、仲裁装置部16からバスクロツクBCLKに
同期するバンクイネーブル信号j(第13
図L)が与えられていることにより、アドレスバ
スADDRESSのアドレスデータAD(第13図O)
及び書込みデータWD(第13図P)を、バスク
ロツクBCLKの最初の立上り時点t4において、メ
モリバンクMBj(第12図)のアドレスラツチ回
路47及び書込みデータラツチ回路49にラツチ
する。 このラツチ状態が得られると、メモリバンク
MBjのメモリコントロールロジツク52がメモ
リエリア45に対して行アドレス信号(第
13図R)及び列アドレス信号(第13図
S)を発生すると共に、書込読出制御信号
(第13図T)を書込モードレベルに立下げる。
かくしてメモリバンクMBjのメモリエリア45
のうちアドレスラツチ回路47にラツチされたア
ドレスデータADによつて指定されたメモリ位置
に、書込データラツチ回路49にラツチされた書
込データWDが書込まれる。 このようにしてi番目のプロセツサPiから出さ
れたメモリ要求(第13図B)に基づい
てシステムバス1を用いて共有記憶装置2に対し
てデータの転送及び書込が終了することになる。 第13図はi番目のプロセツサPiからj番目の
メモリバンクMBjに対してデータを書込むいわ
ゆる書込モードについての動作を述べたが、i番
目のプロセツサPiがj番目のメモリバンクMBj
に格納されているデータを読出すいわゆる読出モ
ード時には仲裁装置部16の制御の下にデータが
第14図に示すように読出される。 第13図に対応させて第14図に示すように、
仲裁装置部16は、i番目のプロセツサPiからの
メモリ要求(第14図B)が時点t1にお
いて発生したことに基づいて、第13図A〜Nの
場合と同様にして、メモリアクセス手段16B2
j(第8図)においてメモリ要求に基づいてリク
エスト信号jを得てタイムスロツト割当部16
A(第5図)においてj番目のメモリバンクMBj
に相当するタイムスロツトでイネーブル信号j
(第14図I)を発生させる。そしてこのイネー
ブル信号jに基づいてメモリアクセス手段16
B2jにおいてi番目のプロセツサPiに対して占
有許可信号を与えると共に(第14図
M)、メモリバンクイネーブル信号発生部16C
(第11図)においてバンクイネーブル信号
BENBj(第14図L)を発生してこれをj番目
のメモリバンクMBjに与える。 この結果プロセツサPiはアドレスライン
ADDRESSに対してアドレスデータADを送出す
る(第14図O)。この時プロセツサPiから仲裁
装置部16に供給されているメモリバンク指定デ
ータ1〜3がメモリ要求(

14図B)と共に仲裁装置部16に与えられる。
これと共にシステムバス1に読出書込命令R/
(第14図D)が送出されるので、メモリバンク
MBjのバンクイネーブル信号jが仲裁ロジ
ツク51に与えられることにより、メモリコント
ロールロジツク52の書込読出制御信号を読
出信号レベルに維持する(第14図T)と共に、
行及び列駆動信号及びをメモリエリア
45に与える。従つてメモリエリア45には、ア
ドレスラツチ回路47にラツチされたアドレスデ
ータADによつて指定されたメモリ位置に格納さ
れているデータMDが読出データラツチ回路50
にラツチされる。 この読出データラツチ回路50にラツチされた
データMDは、別途メモリコントローラ46にお
いて発生される読出データ出力信号(第
14図U)によつてその立下りのタイミングでシ
ステムバス1の読出しデータラインRDATAに読
出データRD(第14図Q)として送出される。 かくしてi番目のプロセツサPiのデータ読出要
求に基づいてシステムバス1を占有しながらj番
目のメモリバンクMBjからデータを読出してい
る状態が得られる。この状態になると、仲裁装置
部16はプロセツサPiに対してストローブ信号
PiRSTB(第14図N)を送出して、要求したデ
ータがシステムバス1に送出されたことを知らせ
る。 この時プロセツサPiはシステムバス1に送出さ
れているデータMDをバスクロツクBCLKが立上
つた時点T6においてストローブ信号が
立上ることにより、この立上りによつて取込む。 このようにしてプロセツサPiからメモリ要求が
出された後、バスクロツクBCLKの約4周期分の
時間が経過した時点で、メモリブロツクMBjか
ら読出したデータをプロセツサPiに取込むことが
できる。 第13図及び第14図の場合のように、1つの
メモリバンクMBjに対して同時にメモリ要求を
出したプロセツサが1つの場合には、競合関係が
生じていないので、プロセツサPiからメモリバン
クMBjにメモリ要求が発生するごとに、仲裁装
置部16が当該メモリバンクMBjに割当てられ
たタイムスロツトにおいてイネーブル信号j
発生することにより、メモリ要求の内容に応じて
指定したアドレスのメモリ位置に対してデータの
書込み又は読出しを実行する。このようにすべて
のメモリバンクMB0〜MB7に対して競合して
いないメモリ要求が発生している場合には、基本
的に各メモリバンクに割当てられたタイムスロツ
トを用いてメモリ要求の内容に応じたデータ処理
を実行して行く。 これに対して1つのメモリバンクMBjに対し
て同時に複数のプロセツサからメモリ要求がなさ
れた競合状態において、しかもメモリバンクMB
0〜MB7に対するメモリ要求がないものが含ま
れている状態においては、仲裁装置部16はメモ
リ要求のうち優先順位が高いものから順次処理し
て行くと同時に、メモリ要求の出ていないメモリ
バンクに割当られたタイムスロツトを用いてデー
タの処理を実行する。例えば第15図に示すよう
に、時点t11iにおいてi番目のプロセツサPiから
i番目のプロセツサMBjに対してデータを書込
むべきことを内容とするメモリ要求(第
15図B)が発生した後、このメモリ要求につい
てのデータの処理が終了しないうちに時点t11o
おいて、n番目のプロセツサPnからj番目のメ
モリバンクMBjに対してデータを書込むべきこ
とを内容とするメモリ要求(第15図
BX)が発生した場合を考える。この場合(j+
3)番目のメモリバンクMB(j+3)にはどの
プロセツサからもメモリ要求がなく、従つて当該
メモリバンクに相当するタイムスロツトが空き状
態にあるものとする。 この状態において時点t11iで発生したメモリ要
求及び時点t11oで発生したメモリ要求
PnMRQは、順次仲裁装置部16に与えられ、そ
れぞれi番目及びn番目のプロセツサPi及びPn
に対応して設けられているデコード手段16B1
i及び16B1nを介してj番目のメモリバンク
MBjに対応するメモリアクセス手段16B2j
(第8図)にメモリバンク指定信号ij及び
PRQojとして与えられる。 まず時点t11iにおいて、i番目のプロセツサPi
からj番目のメモリバンクMBjに対してデータ
の書込み内容とするメモリ要求が出ると、仲裁装
置部16は第13図について上述したと同様にし
て、タイムスロツト割当部16Aにおいてj番目
のメモリバンクMBjに割当てられたタイムスロ
ツトTSiの間にイネーブル信号jを発生し(第
15図I)、このイネーブル信号jに基づいて
メモリアクセス手段16B2j(第8図)から占
有許可信号がi番目のプロセツサPiに与
えられる。これと共にイネーブル信号jに基づ
いてメモリバンクイネーブル信号発生部16Cに
おいてj番目のメモリバンクMBjに対するバン
クイネーブル信号jをタイムスロツトTSi
次のバスクロツク周期において発生する(第15
図L)。 そこでプロセツサPiはシステムバス1に対して
アドレスデータADi(第15図O)及び書込デー
タWDi(第15図P)を送出し、メモリバンク
MBjは時点t14においてこれらのデータをアドレ
スラツチ回路47及び書込データラツチ回路49
(第12図)にラツチする。 かかるプロセツサPiからメモリバンクMBjへ
のデータ書込サイクルが終了しないうちに、時点
t11oにおいてプロセツサPnからメモリバンクMBj
に対してデータを書込むべきことを内容とするメ
モリ要求(第15図BX)が出されると、
これに対応するラツチ出力ojがメモリアク
セス手段16B2j(第8図)のラツチ回路25
から優先選択回路31に供給される。ところがこ
の時点t11oにおいては、すでにプロセツサPiから
のメモリ要求に基づいてラツチ回路25からラツ
チ出力ij(第15図F))が与えられてお
り、優先選択手段31はすでにこのラツチ出力
φPRQijを優先選択してこれに対応する占有許可
信号を出力している状態にある。この状
態はたとえ時点t11oにおいてラツチ出力oj
が優先選択手段31に与えられても変更し得ず、
プロセツサPiからのメモリ要求(第15
図B)が消失してラツチ出力ijが優先選択
回路31に供給されない状態にならない限り、現
在の状態が維持される。その結果プロセツサPn
からのメモリ要求(第15図BX)に基
づくデータの処理は、プロセツサPiからのメモリ
要求についてのデータの処理が終了する
まで待たされることになる。 この関係は、優先選択手段31(第9図及び第
10図)について上述したように、たとえn番目
のプロセツサPnの優先順位がi番目のプロセツ
サPiの優先順位より高いとしてもそのまま適用さ
れる。このことはたとえ優先順位が低いプロセツ
サからのメモリ要求であつても、先に優先選択さ
れたものについてはそのデータの処理が終了する
までデータ処理サイクルを維持させるようにする
ことにより、確実にデータ処理を実行させるよう
にするためである。 この待受状態は、メモリバンクMBjにラツチ
されたデータADi及びWDiがメモリエリア45に
対して行及び列指定信号(第15図R)及
び(第15図S)と、書込読出制御信号
(第15図T)とによつて、時点t15において書込
動作が終了するまで維持される。時点t15におい
て書込みが終了すると、メモリバンクMBjはビ
ジー信号j(第15図G)を反転すること
により、メモリバンクMBjのメモリサイクルが
終了したことを仲裁装置部16に知らせる。 このとき仲裁装置部16のメモリアクセス手段
16B2j(第8図)がナンド回路27において
ビジー信号jの変化に応じてリクエスト信
j(第15図H)の論理レベルを立下げる。
ここでラツチ回路25には、すでに処理が終わつ
たプロセツサPiについてのラツチ出力ij
(第15図F)が得られていない状態にあるが、
プロセツサPnについてのラツチ出力oj(第
15図FX)が依然として得られているので、リ
クエスト信号jはビジー信号jの変化に
直ちに応動する。 かくしてリクエスト信号jが(j+3)番目
のメモリバンクMB(j+3)に割当てられたタ
イムスロツトTSoにおいて発生すると、タイムス
ロツト割当部16A(第5図)は当該(j+3)
番目のメモリバンクMB(j+3)に対して割当
てられているタイムスロツトが空き状態にあると
判断して、(4)式について上述したようにして、空
き状態のタイムスロツトTSoのタイミングでj番
目のメモリバンクMBjについてのイネーブル信
jを送出する(第15図I)。 そこでメモリアクセス手段16B2jの出力ラ
ツチ回路30は優先選択手段31から送出される
優先選択出力ojをラツチし、これに対応す
る優先許可信号をn番目のプロセツサPn
に送出する。これと共に再度イネーブル信号j
が得られたことにより、メモリバンクイネーブル
信号発生部16C(第11図)からバンクイネー
ブル信号jがバスクロツクBCLKの次の周
期で送出される(第15図L)。 そこでプロセツサPnはアドレスデータADn(第
15図O)及び書込データWDn(第15図P)を
システムバス1に送出し、メモリバンクMBj(第
12図)がこれらのデータをアドレスデータラツ
チ回路47及び書込データラツチ回路49にラツ
チした後、信号,,Eによつてメモ
リエリア45に書込む。 かかる書込動作が終了すると、メモリバンク
MBjがビジー信号jを反転して当該メモリ
サイクルが終了したことを仲裁装置部16に知ら
せ、かくして原状態に戻る。 このようにして、同一のメモリバンクに対して
複数のプロセツサからのメモリ要求が順次発生す
ると、仲裁装置部16は発生順序に従つて各プロ
セツサに対してシステムバス1及び指定されたメ
モリバンクの占有を順次許可して行くことによ
り、当該競合を仲裁する。そして複数のメモリ要
求に対するデータ処理を順次実行するにつき、メ
モリ要求されたj番目のメモリバンクMBjに割
当てられたタイムスロツト以外のタイムスロツト
が空き状態にあれば、この空き状態のタイムスロ
ツトを使用してデータの処理を実行し得る。 なお第15図の場合は、複数のメモリ要求が時
間差をもつて順次発生したときの競合関係を仲裁
する場合について述べたが、時間差なく同時に複
数のメモリ要求が発生した場合には、メモリ要求
を発生した各プロセツサのうち、優先順位が高い
もの(第10図)を優先選択手段31において選
択して順次占有許可信号を発生して行くようにす
ることを除いて、上述の場合と同様にしてメモリ
要求の競合を仲裁する。 第15図の場合は、競合する2つのメモリ要求
の内容が、データをメモリバンクに書込むことを
要求している場合について述べたが、メモリバン
クに格納されているデータを読出すことを内容と
する場合には、仲裁装置部16は第16図に示す
ように動作する。第16図の場合、第15図の場
合と相違する点は、メモリバンクからデータを読
出す際の読出時間が書込む場合と比較して長いこ
とであり、この点を除いて仲裁装置部16の動作
は第15図の場合と同様である。 すなわちこの場合には、タイムスロツトTSi
おいて発生するイネーブル信号jに基づいてメ
モリバンクイネーブル信号j(第16図L)
によつてアドレスデータADi(第16図O)をシ
ステムバス1に送出し、これをメモリバンク
MBjのアドレスラツチ回路47にラツチさせる。
このラツチ出力は、行及び列駆動信号及び
CASと、読出モードレベルを有する書込読出制
御信号とによつて対応するメモリ位置を指定
して格納されているデータをメモリエリア45か
ら読出データラツチ回路50に読出し、ラツチす
る。 そのラツチ出力は、バスクロツクBCLKの次の
1周期の間に発生される読出データ出力信号
RDEN(第16図U)によつてシステムバス1
に送出され、かくしてシステムバス1にi番目の
プロセツサPiからのメモリ要求に相当する読出デ
ータRDi(第16図Q)を出力した状態が得られ
る。メモリバンクMBjはこのようにしてデータ
を出力バス1に送出すると、時点t15においてビ
ジー信号j(第16図G)の信号レベルを
反転させることによつてメモリサイクルが終了し
たことを仲裁装置部16に知らせ、これにより仲
裁 装置部16からプロセツサPiにストローブ信号
PiRSTB(第16図N)が与えられる。これによ
りプロセツサPiは時点t16においてストローブ信
号の立上りによつてシステムバス1に送
出されているデータRDiを取込む。 かくしてプロセツサPiからメモリ要求
を発生した時点t11iからバスクロツクBCLKの4
周期分の時間を使つてメモリバンクMBjからプ
ロセツサPiにデータを読取ることができる。この
データの読取り時間は第15図の場合のデータの
書込時間がほぼ2周期分であつたのと比較してか
なりの時間がかかる。しかし第16図のように読
出動作全体に必要な時間は長くなつても、バスシ
ステム1を引続き占有する時間はバスクロツク
BCLKの1サイクル分であるので、競合のために
データの処理を待たされているプロセツサPnが
システムバス1を占有する際の妨げになるおそれ
を有効に回避し得る。 すなわち第16図の場合も、プロセツサPiのデ
ータの処理の終了を表すビジー信号jの変
化は、第15図の場合と同じ時点t15にし得、従
つて第16図の場合もプロセツサPnのデータの
処理は(j+3)番目のメモリバンクMB(J+
3)に割当てられているタイムスロツトを使つて
イネーブル信号j(第16図I)を発生させる
ことができる。このイネーブル信号jは仲裁装
置部16において発生され、このイネーブル信号
ENjに基づいてバスクロツクBCLKの次の周期に
おいてプロセツサPnのメモリ要求に基づくアド
レスデータADnをシステムバス1に送出し、こ
の周期の終了時点t18においてメモリバンクMBj
のアドレスラツチ回路47にラツチさせる。 ところがこのようにシステムバス1にプロセツ
サPnのメモリ要求に基づくデータがシステムバ
ス1に送出されたときには、プロセツサPiのメモ
リ要求に基づいてメモリバンクMBjから読出さ
れたデータRDiは時点t16においてすでにプロセツ
サPiに取込まれた状態にあるので、システムバス
1上に2つのデータが同時に送出されることを有
効に回避し得る。 かくしてシステムバス1上に送出されたアドレ
スデータADnによつて指定されたメモリ位置に
格納されているデータを、読出データラツチ回路
50にラツチした後、そのラツチ出力
(第16図U)をシステムバス1上に送出すると
共に、仲裁装置部16において発生されるストロ
ーブ信号(第16図NX)の立上りによ
つてプロセツサPnに取込むことができる。 このようにしてメモリバンクMBj内における
読出時間が大きい場合には、メモリバンクMBj
において読出サイクルを実行している間に、これ
と同時に仲裁装置部16側において続いて処理す
るべきデータに関する信号の処理を開始するよう
にし得るので、これら2つのデータを順次処理す
るにつき、各データがシステムバス1を占有する
時間をバスクロツクBCLKの1周期分に圧縮する
ことができることになる。 なお第16図の場合も、時間差をもたずに同時
に2つのメモリ要求が発生した場合には、メモリ
アクセス手段16B2jの優先選択手段31にお
いて各プロセツサに割当てられた優先順位(第1
0図)に基づいて優先順位の高いものから順次シ
ステムバス1の占有を許可して行くようにデータ
の処理がなされる。 第13図ないし第16図において明らかなよう
に、イネーブル信号jはj番目のバンクに割当
てられているタイムスロツトにおいて発生し、こ
のイネーブル信号jが発生して次のタイムスロ
ツトにおいてバンクイネーブル信号jが発
生する。またイネーブル信号jが発生した後約
1.5タイムスロツトの時間が経過した時点におい
てアドレスデータラインADDRESSに対してア
ドレスデータADが送出されると同時に、書込モ
ードのときには書込データラインWDATAに対
して書込データWDが送出される。 これに対してイネーブル信号jが発生した後
約2タイムスロツトだけ経過した時点においてメ
モリバンクMBjがデータ書込み又は読出動作を
開始する(すなわちメモリサイクルを開始する)
ので読出モードにおいては、イネーブル信号j
が発生して後約2.5タイムスロツト時間だけ経過
した時点で読出データラインRDATAにメモリバ
ンクMBjから読出されたデータRDが送出され、
その結果イネーブル信号jが発生した後約3タ
イムスロツトだけ経過した時点でプロセツサPiが
メモリバンクMBjに格納されていたデータを取
込むことができる。 このように動作は、メモリバンクMB0〜MB
7に対するイネーブル信号07が発生する
ごとに繰返されるのに対して、イネーブル信号
EN07がそれぞれメモリバンクMB0〜MB
7に割当てられたタイムスロツトにおいて順次発
生する。そこでアドレスデータライン
ADDRESS、書込データラインWDATA、読出
データラインRDATAに対してメモリバスMB0
〜MB7に対応するデータが送出されるタイミン
グは、割当てられたタイムスロツトの順序でそれ
ぞれ別個のタイミングになる。かくしてシステム
バス1は複数のメモリバンクMB0〜MB7に対
して互いに競合するタイミングでメモリ要求が発
生した場合にも、何等混乱を生じさせることなく
仲裁することによつて確実に共有記憶装置2に対
してデータを書込みまたは読出すことができる。 第17図はこの関係を第3図について上述した
ように同時に4つのメモリ要求が出された場合の
仲裁動作として示している。この場合、第17図
Aに示すようにi番目のプロセツサPiからj番目
のメモリバンクMBjに対して書込要求が出され、
かつn番目のプロセツサPnからk番目のメモリ
バンクMBkに対して読出要求が出され、かつm
番目のプロセツサPmからx番目のメモリバンク
MBxに対して書込要求が出され、かつr番目の
プロセツサPrからy番目のメモリバンクMByに
対して読出要求が出されており、これらの要求が
時点t20において同時に発生しているものとする。 このときt21〜t22,t22〜t23,t23〜t24,t24〜t25
に対して順次j番目、k番目、x番目、y番目の
タイムスロツトTSj,TSk,TSx,TSyが割当て
られているものとすれば、第17図Bに示すよう
に、タイムスロツトTSjにおいてj番目のメモリ
バンクMBjに対するイネーブル信号jが発生
し、続くタイムスロツトTSkにおいてk番目のメ
モリバンクMBKに対するイネーブル信号k
発生し、続くタイムスロツトTSxにおいてx番目
のメモリバンクMBxに対するイネーブル信号
が発生し、続くタイムスロツトTSyにおいてy
番目のメモリバンクMByに対するイネーブル信
yが発生する。このようにしてイネーブル信
jkxyが順次タイムスロツト
TSj,TSk,TSx,TSyにおいて1タイムスロツ
ト時間だけ時間差を保ちながら順次発生すると、
これに応じて各メモリバンクに対するバンクイネ
ーブル信号jkx
y
も同様にして1タイムスロツトずつ時間がずれる
関係で発生する(第17図C)。これと共にメモ
リバンクMBj,MBk,MBx、MByに対するア
ドレスADi,ADn,ADm,ADrが第17図Dに
示すように、同様に1タイムスロツト時間ずつず
れた関係で順次アドレスデータライン
ADDRESSに送出される。 かくして複数のメモリバンクMBj,MBk,
MBx,MByのアドレス番地のうちプロセツサ
Pi,Pn,Pm,Prによつて指定されたアドレス番
地が順次混乱なく指定され、かくしてメモリバン
クMBj,MBk,MBx,MByはそれぞれ1タイ
ムスロツトずつずれた時点で書込又は読出メモリ
サイクルに入ることになる(第17図F)。この
ようにしてメモリサイクルに入る際に、メモリバ
ンクに書込要求を出したプロセツサPi,Pmは、
アドレスデータADi,ADmがアドレスデータラ
インADDRESSに送出されたタイミングで書込
ラインWDATAに対して書込データWDi,WDm
を送出する(第17図E)。従つてメモリバンク
MBj,MBxにおけるメモリサイクルでは書込デ
ータWDi,WDmがアドレスデータADi,ADm
に相当するアドレス番地にそれぞれ書込まれるこ
とになり、かくしてプロセツサPi,Pmのメモリ
要求に対する応動動作が終了する。 これに対してメモリバンクに読出要求を出した
プロセツサPn,Prについては、メモリバンク
MBk,MByのアドレスデータADn,ADrに相当
するアドレス番地からそれぞれ格納されているデ
ータが読出され、これが順次読出データライン
RDATAに送出される(第17図G)。このタイ
ミングはメモリバンクMBk,MByが割当てられ
たタイムスロツトに基づいて互いに異なる時点で
メモリサイクルを開始したことによつて互いに異
なるタイミングで読出データラインRDATAに送
出され、かくして読出データラインRDATAから
読出要求を出したプロセツサPn,Prが混乱なく
メモリバスバンクMBk,MByから読出されたデ
ータを取込むことができる。 このようにしてメモリバンクMBj,MBk,
MBx,MByそれ自体のメモリサイクルがタイム
スロツトの時間より長いにもかかわらず、システ
ムバスからデータを取込むタイミング及びシステ
ムバス1に読出したデータを送出するタイミング
が1タイムスロツトのタイミングで順次実行され
るので、実効的にシステムバス1に対して1タイ
ムスロツト時間に相当するアクセス時間をもつて
いると同様の動作をする。 同様にしてプロセツサPi,Pn,Pm,Prも、シ
ステムバス1にデータを送出するタイミング及び
システムバス1からデータを取込むタイミングは
1タイムスロツト時間の間で済むので、たとえシ
ステムバス1に対してデータを送出する際に、1
タイムスロツト時間以上の時間が必要でありかつ
取込んだデータの処理に1タイムスロツト時間以
上の時間が必要なデバイスを用いたとしても、シ
ステムバス1に対しては1タイムスロツトだけ機
能することになるので、たとえプロセツサPi,
Pn,Pm,Prにおけるデータの処理時間が1タイ
ムスロツト時間より十分に長い場合にも、システ
ムバス1に対しては1タイムスロツト時間の間に
応動動作し得るデバイスとして機能することにな
る。 従つてたとえメモリバンクとしてメモリサイク
ルが長いダイナミツクメモリを適用し、かつプロ
セツサとして処理速度の遅いマイクロプロセツサ
を用いたとしても、システムバス1に対しては順
次続くタイムスロツトに応動動作するデバイスと
して機能することができるので、タイムスロツト
全体についてのメモリ及びプロセツサのスループ
ツトはメモリを構成するメモリバンクの数及びプ
ロセツサを構成するマイクロプロセツサの数に対
応する分だけ拡大することができ、かくして実用
上十分なデータ処理機能をもつデータ処理装置を
得ることができる。 かくするにつき、共有記憶装置2からシステム
バス1にデータを読出したタイミングで、同時に
他のプロセツサからシステムバス1に書込データ
を送出する区間が生じ得るが(例えば第17図の
時点t25)、読出データが読出データライン
RDATAに送出されるのに対して、書込データは
これとは異なる書込データラインDWDATAに送
出されるので、混乱は生じない。 (他の実施例) (1) 上述の実施例においては、全てのメモリバン
クMB0〜MB7に対してタイムスロツトを割
当てるようにしたが、これに代え、メモリバン
クが割当てられていないタイムスロツトを設け
るようにしても良い。このようにした場合、仲
裁装置部16のタイムスロツト割当部16A
(第5図)において、当該メモリバンクが割当
てられていないタイムスロツトについては、こ
れを上述の(4)式に基づく前倒し機能に基づいて
空きチヤンネルと判断することによつて、タイ
ムスロツトが割当てられているメモリバンクに
対する要求についてのデータ処理を実行するよ
うにし得る。このようにすれば、メモリバンク
が割当てられていないタイムスロツトの次のタ
イムスロツトに割当てられたメモリバンクに対
するメモリ要求の処理を速めることができる。 (2) 上述の実施例の場合、第1図から明らかなよ
うに、各サブシステムに割当てられた装置5〜
12は、それぞれ異なる仕事を分担するように
構成されているが、これに代え、同じ仕事を分
担する2以上のサブシステムを設けるようにし
ても良い。このようにすれば、一連のデータ処
理ステツプPR0〜PR4(第2図)のうちに、極
端に仕事量が多い処理ステツプがある場合に
は、当該処理ステツプの仕事を2以上のサブシ
ステムが分担するようにし得る。従つてこの場
合には、各処理ステツプにおけるデータの処理
時間をほぼ同一時間に揃えることができるの
で、区分データについて各サブシステムが同時
並列的にデータの処理を実行する際に、早くデ
ータの処理を終了したサブシステムが、未だ終
了していないサブシステムのデータ処理の終了
を待つ時間を短くすることができ、この分全体
としてのスループツトを拡大することができ
る。 またこのように一部のサブシステムのデータ
処理量が極端に大きいために、当該サブシステ
ムのプロセツサが他のサブシステムのプロセツ
サによるデータ処理が終了した後にも引続きデ
ータ処理をしなければならないような場合に
は、仕事が終了したサブシステムのプロセツサ
に対して終了していない仕事を分担させるよう
にしても良い。 このようにすれば、本来自分に割当てられた
データの処理が終了して動作を停止するプロセ
ツサを有効に利用して、仕事量の多いプロセツ
サのデータ処理時間を短縮させることができ
る。 〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、システムバスに
結合した複数のプロセツサに対してそれぞれ仕事
を分担させると共に、これらのプロセツサに共通
に設けられた共有記憶装置をそれぞれシステムバ
スに結合された複数のメモリバンクで構成し、プ
ロセツサ及びメモリバンク間に送受されるデータ
を所定データ量の区分データに区分し、この区分
データごとに同次並列的にデータの処理を実効す
るようにし、かくして各プロセツサから出される
メモリ要求に対して同時並列的に各メモリバンク
を占有することができるようにしたことにより、
プロセツサ及び共有記憶装置としてそれほどデー
タ処理速度が速くない汎用のデバイスを用いたと
しても、全体としてのスループツトが十分に大き
いデータ処理装置を実現し得る。その結果データ
処理量が格段的に大きい画像データを処理する手
段として好適なデータ処理装置を特殊な仕様をも
たない汎用のデバイスによつて構築することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるデータ処理装置の全体構
成を示すブロツク図、第2図は処理すべき一連の
データ処理ステツプを示す略線図、第3図は同時
並列処理する際のデータ処理ステツプを示す略線
図、第4図は第1図のシステムバスに関連した構
成部分を示すブロツク図、第5図は第4図のタイ
ムスロツト割当部16Aの詳細構成を示すブロツ
ク図、第6図はそのタイムスロツト信号を示す信
号波形図、第7図は第4図のメモリアクセスコン
トロール部16Bの詳細構成を示すブロツク図、
第8図は第7図のメモリアクセス手段16B2j
のさらに詳細な構成を示すブロツク図、第9図は
第8図の優先選択手段31の詳細構成を示すブロ
ツク図、第10図はその優先順位の説明に供する
図表、第11図は第4図のメモリバンクイネーブ
ル信号発生部16Cの詳細構成を示すブロツク
図、第12図は第4図のメモリバンクMBjの詳
細構成を示すブロツク図、第13図〜第16図は
各部の信号を示す信号波形図、第17図は同時並
列処理する際のデータ処理手順を示す略線図であ
る。 1…システムバス、2…共有記憶装置、5…フ
アイル蓄積装置、6…データ伝送装置、7…画像
読取プリント装置、8…画像情報圧縮伸長装置、
9…操作表示装置、10…主制御装置、16…仲
裁装置部、16A…タイムスロツト割当部、16
B…メモリアクセスコントロール部、16C…メ
モリバンクイネーブル信号発生部、P0〜P7…
プロセツサ、MB0〜MB7…メモリバンク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 データを入力するデータ入力手段と、入力さ
    れたデータ又は処理されたデータを表示する表示
    手段と、上記入力されたデータ又は処理されたデ
    ータを蓄積するフアイル蓄積手段と、上記各手段
    とシステムバスを介して結合された共有記憶手段
    とを少なくとも有し、上記データ入力手段によつ
    て指定されたデータ処理を実行するデータ処理装
    置において、 a それぞれ上記システムバスに結合されたプロ
    セツサを有し、上記データ処理についての仕事
    を分担し、当該分担した仕事を上記プロセツサ
    を用いてそれぞれ実行する複数のサブシステム
    と、 b 上記システムバスにそれぞれ結合され、かつ
    上記共有記憶手段を構成する複数のメモリバン
    クと、 c 上記各サブシステムのプロセツサが上記メモ
    リバンクの1つを指定して上記システムバスを
    通じてデータの送受をすべきことを内容とする
    メモリ要求を出したとき、上記各メモリ要求に
    対して上記それぞれ指定されたメモリバンクの
    占有を許すイネーブル信号を発生する仲裁装置
    部と を具え、上記仲裁装置部は、上記プロセツサ及び
    メモリバンク間に送受されるデータを所定データ
    量の区分データに区分し、上記複数のプロセツサ
    から同時にメモリ要求が出されたとき、当該同時
    に出された複数のメモリ要求についてのデータの
    処理を、上記システムバスのバスクロツクと同期
    しながら、上記区分データごとに順次同時並列的
    に実行するようにしたことを特徴とするデータ処
    理装置。 2 上記複数のサブシステムには、互いに同じ仕
    事を分担し合う2以上のサブシステムを含んでな
    る特許請求の範囲第1項に記載のデータ処理装
    置。 3 上記システムバスは、上記メモリ要求が出さ
    れたメモリバンクのメモリ位置のアドレスを指定
    するアドレスデータを転送するアドレスバスと、
    上記アドレスデータによつて指定されたメモリ位
    置に書込むべき書込データを転送する書込データ
    バスと、上記アドレスデータによつて指定された
    メモリ位置から読出した読出データを転送する読
    出データバスとを含んでなる特許請求の範囲第1
    項に記載のデータ処理装置。 4 上記プロセツサはマイクロプロセツサで構成
    されてなる特許請求の範囲第1項に記載のデータ
    処理装置。 5 上記メモリバンクはダイナミツクRAMで構
    成されてなる特許請求の範囲第1項に記載のデー
    タ処理装置。
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