JPH0542473B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0542473B2
JPH0542473B2 JP59197893A JP19789384A JPH0542473B2 JP H0542473 B2 JPH0542473 B2 JP H0542473B2 JP 59197893 A JP59197893 A JP 59197893A JP 19789384 A JP19789384 A JP 19789384A JP H0542473 B2 JPH0542473 B2 JP H0542473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cresol
phenolic resin
type phenolic
formaldehyde
nbr
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59197893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6176580A (ja
Inventor
Rikito Eguchi
Kenichi Fujimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP19789384A priority Critical patent/JPS6176580A/ja
Publication of JPS6176580A publication Critical patent/JPS6176580A/ja
Publication of JPH0542473B2 publication Critical patent/JPH0542473B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、加硫接着剤組成物に関する。更に詳
しくは、中ニトリル含量のNBRと金属との接着
に有効に用いられる加硫接着剤組成物に関する。 〔従来の技術〕 従来、NBRと金属との接着剤としては、一般
にフエノール系の樹脂を用いたものが使用されて
いるが、NBRの中でもニトリル含量30%以下の
ものに対しては、殆んど接着性がみられなかつ
た。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らは、かかる現状に鑑み、ニトリル含
量25〜30%の中低ニトリルのNBR、特にニトリ
ル含量26〜28%程度のNBRに対しても良好な接
着性を有する、フエノール系縮合樹脂をベースと
する接着剤を求めて種々検討の結果、特定のノボ
ラツク型フエノール樹脂を主成分とする接着剤
が、かかる課題を有効に解決させるものであるこ
とをここに見出した。 〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕 従つて、本発明は加硫接着剤組成物に係り、こ
の加硫接着剤組成物は、m−クレゾール−ホルム
アルデヒド系ノボラツク型フエノール樹脂、ヘキ
サメチレンテトラミン硬化剤およびこれらを溶解
する能力のあるケトン、アルコールまたはこれら
の混合物である溶剤よりなる。 m−クレゾール−ホルムアルデヒド系ノボラツ
ク型フエノール樹脂は、m−クレゾールとこれに
対して等モル量以下のホルムアルデヒドとを縮合
反応させた後、遊離のm−クレゾールを留去する
ことによつて得られ、それは一般に約100〜170℃
の軟化温度を有しているものが用いられ、特に高
粘度のゴム接着用の接着剤に調製される場合に
は、遊離のm−クレゾール含有量が3%以下であ
ることが望ましい。なお、m−クレゾールの一部
(約40%以下)をp−クレゾールで置換したm−
クレゾール−ホルムアルデヒド系ノボラツク型フ
エノール樹脂を用いることもできる。 かかるノボラツク型フエノール樹脂の硬化剤と
しては、アミン誘導体を用いることができるが、
好ましくはヘキサメチレンテトラミンが約5〜
20phrの割合で用いられる。 ノボラツク型フエノール樹脂およびヘキサメチ
レンテトラミンの混合粉末は、メチルエチルケト
ンなどのケトン、メタノール、エタノールなどの
アルコールまたはこれらの混合物、好ましくは等
量混合物よりなる混合粉末可溶性の溶剤に、固型
分濃度が約5〜15%となるように溶解させた溶液
として、接着剤に調製される。 かかる接着剤を用いての接着は、一般に接着剤
組成物を金属片に塗布し、室温〜150℃で約5〜
30分間の溶剤乾燥を行なつた後、加硫金型で
NBRと同時に接触させ、約140〜180℃で約3〜
30分間加硫させることにより行われる。 〔発明の効果〕 本発明に係る加硫接着剤組成物は、従来のフエ
ノール系樹脂接着剤では殆んど接着性がみられな
かつた中低ニトリル含量(25〜30%)のNBR、
特にニトリル含量26〜28%のNBRに対しても金
属への接着力が十分に発揮される。これは、m−
クレゾール−ホルムアルデヒド系のノボラツク型
フエノール樹脂にみられる特有の効果であり、例
えばp−クレゾール−ホルムアルデヒド系のもの
にはこのような効果はみられない。 従つて、本発明の加硫接着剤組成物は、このよ
うな性質を利用して、各種工業用のゴム部品、例
えばオイルシール、ガスケツク、パツキンなどと
金属との接着に有効に用いることができる。 〔実施例〕 次に、実施例について本発明の効果を説明す
る。 実施例 m−クレゾール−ホルムアルデヒド系ノボラツ
ク型フエノール樹脂(遊離m−クレゾール含有量
2重量%、軟化温度154℃)100重量部およびヘキ
サメチレンテトラミン15重量部の混合粉末を、メ
チルエチルケトン−メタノール(重量比1:1)
混合溶剤に溶解し、固型分濃度10重量%の接着剤
を調製した。 この接着剤中に、溶剤による脱脂処理およびシ
ヨツトプラスト処理による表面粗化処理を施した
軟鋼板を浸漬し、溶剤を室温で乾燥させた後、
180℃−10分間の焼付処理を行なつた。 次に、下記表1に示される配合量(重量部)の
各配合成分からなるニトリルゴム配合物(A)または
(B)を使用し、JIS K−6301 8.3項90°剥離接着テ
スト法に従つて、180℃、60Kg/cm2、4分間の加
熱加圧加硫を行なつた。
【表】 比較例 1 実施例において、ノボラツク型フエノール樹脂
として、同量のフエノール−ホルムアルデヒド系
ノボラツク型フエノール樹脂(遊離フエノール含
有量10重量%、軟化温度90℃)が用いられた。 比較例 2 実施例において、ノボラツク型フエノール樹脂
として、同量のp−クレゾール−ホルムアルデヒ
ド系ノボラツク型フエノール樹脂(遊離p−クレ
ゾール含有量10重量%、軟化温度80℃)が用いら
れた。 以上の実施例および各比較例で得られた加硫物
テストピースについて、オートグラフを用い、
90°方向、200mm/分の速度で剥離テストを行なつ
た。得られた結果は、次の表2に示される。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 m−クレゾール−ホルムアルデヒド系ノボラ
    ツク型フエノール樹脂、ヘキサメチレンテトラミ
    ン硬化剤およびこれらを溶解する能力のあるケト
    ン、アルコールまたはこれらの混合物である溶剤
    よりなる、ニトリル含量25〜30%の中低ニトリル
    含量のNBRと金属との接着に用いられる加硫接
    着剤組成物。
JP19789384A 1984-09-21 1984-09-21 加硫接着剤組成物 Granted JPS6176580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19789384A JPS6176580A (ja) 1984-09-21 1984-09-21 加硫接着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19789384A JPS6176580A (ja) 1984-09-21 1984-09-21 加硫接着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6176580A JPS6176580A (ja) 1986-04-19
JPH0542473B2 true JPH0542473B2 (ja) 1993-06-28

Family

ID=16382040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19789384A Granted JPS6176580A (ja) 1984-09-21 1984-09-21 加硫接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6176580A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2668972B2 (ja) * 1988-08-23 1997-10-27 エヌオーケー株式会社 金属とnbrとの接着方法
JP5466667B2 (ja) * 2011-05-17 2014-04-09 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5830938B2 (ja) * 2011-05-30 2015-12-09 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525422A (en) * 1978-08-09 1980-02-23 Matsushita Electric Works Ltd Preparation of binder for refractory
JPS58204015A (ja) * 1982-05-24 1983-11-28 Gunei Kagaku Kogyo Kk 外壁材用バインダ−の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525422A (en) * 1978-08-09 1980-02-23 Matsushita Electric Works Ltd Preparation of binder for refractory
JPS58204015A (ja) * 1982-05-24 1983-11-28 Gunei Kagaku Kogyo Kk 外壁材用バインダ−の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6176580A (ja) 1986-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3330965B2 (ja) フェノール樹脂接着促進剤及び接着剤組成物
JP3046848B2 (ja) ポリクロロプレンをベースにした接着剤系
JPS6228837B2 (ja)
JPH02110182A (ja) 接着剤組成物
JPH0542473B2 (ja)
JPS62263271A (ja) 接着剤組成物
US4112160A (en) Solid adherend substrates bonded with rubber cement compositions
JPH0413790A (ja) 加硫接着剤配合物
US5374678A (en) Adhesive
JPS63295691A (ja) 加硫接着剤配合物及びそれを用いる接着方法
JPH0717880B2 (ja) Nbr系加硫接着剤
JPS62141082A (ja) 金属とフッ素ゴムとの接着方法
EP1659161B1 (en) Vulcanizable adhesive composition
JP4461688B2 (ja) 加硫接着剤組成物
JPS61278579A (ja) 加硫接着剤組成物およびそれを用いる接着方法
JP3867406B2 (ja) 加硫接着剤組成物
JPH0234978B2 (ja)
RU2448140C2 (ru) Клеевая композиция холодного отверждения
JPS62263277A (ja) Nbr系加硫接着剤
JPH0791523B2 (ja) 加硫接着剤配合物
JPS6056168B2 (ja) アミン変性物の製造法
JPH0670211B2 (ja) Nbrと金属との加硫接着剤
JPS58500568A (ja) 熱に安定なフエノ−ル樹脂成形物
JPH0362876A (ja) 接着剤組成物およびそれを用いた接着方法
JPS61143480A (ja) 熱硬化性接着組成物

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term