JPH0542054Y2 - - Google Patents
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- JPH0542054Y2 JPH0542054Y2 JP15050685U JP15050685U JPH0542054Y2 JP H0542054 Y2 JPH0542054 Y2 JP H0542054Y2 JP 15050685 U JP15050685 U JP 15050685U JP 15050685 U JP15050685 U JP 15050685U JP H0542054 Y2 JPH0542054 Y2 JP H0542054Y2
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Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
- Packages (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<技術分野>
この考案は緩衝包装材に関し、特に携帯型の小
型ビデオカメラ等、比較的嵩のある小型精密機器
等を輸送保管する際に、良好な緩衝保護を図るた
めに使用する包装材に関している。
型ビデオカメラ等、比較的嵩のある小型精密機器
等を輸送保管する際に、良好な緩衝保護を図るた
めに使用する包装材に関している。
<従来技術>
上記ビデオカメラ等の精密機器類の販売時に使
用する包装材としては、輸送保管時の良好な緩衝
保護性能とともに、製造取扱いの容易さや包装材
のコストが安価なこと等も要求される。
用する包装材としては、輸送保管時の良好な緩衝
保護性能とともに、製造取扱いの容易さや包装材
のコストが安価なこと等も要求される。
そして、上記製造取扱いの容易さやコストの点
で優れたものとして、発泡ポリスチレンシート等
からなるシート製の包装材に収納物品の外形に対
応した収納凹部を形成しておき、上記シート製包
装材で収納物品を枠状に囲繞し、収納物品の外周
に収納凹部を当接させて緩衝保護を図るものがあ
る。
で優れたものとして、発泡ポリスチレンシート等
からなるシート製の包装材に収納物品の外形に対
応した収納凹部を形成しておき、上記シート製包
装材で収納物品を枠状に囲繞し、収納物品の外周
に収納凹部を当接させて緩衝保護を図るものがあ
る。
しかし、上記シート製の枠状包装材の場合、真
空成形等のシート成形方法によつて収納凹部を形
成するので、収納凹部の成形精度はそれほど正確
にはならず、収納物品との間に隙間が生じ易く、
またシート自体の剛性強度があまり高くないの
で、収納物品の重量等によつて変形し易い欠点も
あり、そのため、収納物品の外周に沿つて正確に
当接保護したり、収納物品を確実に位置止定した
りし難い問題があつた。
空成形等のシート成形方法によつて収納凹部を形
成するので、収納凹部の成形精度はそれほど正確
にはならず、収納物品との間に隙間が生じ易く、
またシート自体の剛性強度があまり高くないの
で、収納物品の重量等によつて変形し易い欠点も
あり、そのため、収納物品の外周に沿つて正確に
当接保護したり、収納物品を確実に位置止定した
りし難い問題があつた。
また、枠状に組立てたシート製の包装材は、組
立て状態を確実に固定しておかないと、使用中に
分解して収納物品が脱落したり、移動してしまう
問題もある。
立て状態を確実に固定しておかないと、使用中に
分解して収納物品が脱落したり、移動してしまう
問題もある。
<目的>
そこで、この考案の目的としては、上記従来技
術の欠点を解消し、収納物品を確実に位置止定し
ておける緩衝保護性能に優れたシート製の緩衝包
装材を提供しようとしている。
術の欠点を解消し、収納物品を確実に位置止定し
ておける緩衝保護性能に優れたシート製の緩衝包
装材を提供しようとしている。
<構成>
そして上記目的を達成するための構成として
は、全体を合成樹脂シートにて一体形成してあ
り、複数の構成片を順次互いに折曲自在に連設
し、一部の構成片を互いに重ね合せて全体を枠状
に組立て可能になし、各構成片の内面側には収納
物品に対する当接保護用の収納凸部を形成し、重
ね合せる構成片同士には互いに嵌合自在な嵌合凹
凸部を形成し、さらに一部の構成片には内面側に
折返し自在な延設片を形成し、延設片の裏面側に
も当接保護用の収納凸部を形成してあることを特
徴としている。
は、全体を合成樹脂シートにて一体形成してあ
り、複数の構成片を順次互いに折曲自在に連設
し、一部の構成片を互いに重ね合せて全体を枠状
に組立て可能になし、各構成片の内面側には収納
物品に対する当接保護用の収納凸部を形成し、重
ね合せる構成片同士には互いに嵌合自在な嵌合凹
凸部を形成し、さらに一部の構成片には内面側に
折返し自在な延設片を形成し、延設片の裏面側に
も当接保護用の収納凸部を形成してあることを特
徴としている。
<実施例>
次いで、この考案の実施例について図を参照し
ながら以下に説明する。
ながら以下に説明する。
第1図から第5図には展開状態の包装材を示し
ており、全体が発泡ポリスチレンシート等の合成
樹脂シートからなり、比較的幅の狭い矩形状の底
部片10を中心にして、底部片10の両長手辺に
連設した比較的幅の広い左右の側片20,20′、
各側片20,20′の外側に連設した幅の狭い上
部片30,30′、および一方の上部片30′の外
側に連設した幅の狭い垂下片40からなる各構成
片が順次一体に連設形成してあり、各構成片10
…同士の境界線の上面にはV字形等の折曲溝50
が形成してある。
ており、全体が発泡ポリスチレンシート等の合成
樹脂シートからなり、比較的幅の狭い矩形状の底
部片10を中心にして、底部片10の両長手辺に
連設した比較的幅の広い左右の側片20,20′、
各側片20,20′の外側に連設した幅の狭い上
部片30,30′、および一方の上部片30′の外
側に連設した幅の狭い垂下片40からなる各構成
片が順次一体に連設形成してあり、各構成片10
…同士の境界線の上面にはV字形等の折曲溝50
が形成してある。
そして、各構成片10…を順次折曲溝50にて
折曲することによつて、底部片10、側片20,
20′および上部片30を角枠形に折曲し、さら
に上部片30の上面に上部片30′を重ね合せる
とともに、側片20の外面に垂下片40を重ね合
せて全体を角枠形状に組立て可能にしており、上
記角枠状の包装材の中央空間に、収納物品である
ビデオカメラVを収納するものである。
折曲することによつて、底部片10、側片20,
20′および上部片30を角枠形に折曲し、さら
に上部片30の上面に上部片30′を重ね合せる
とともに、側片20の外面に垂下片40を重ね合
せて全体を角枠形状に組立て可能にしており、上
記角枠状の包装材の中央空間に、収納物品である
ビデオカメラVを収納するものである。
次に、底部片10の上面には収納物品Vを嵌入
載置できる枠状の周壁からなる収納凸部11が形
成してあり、側片21には収納物品Vの側面の一
部に当接する複数の突起状収納凸部21が形成し
てある。
載置できる枠状の周壁からなる収納凸部11が形
成してあり、側片21には収納物品Vの側面の一
部に当接する複数の突起状収納凸部21が形成し
てある。
上部片30,30′には各々台形の突起状をな
す凸部31,31′が形成してあり、組立て時に
上部片30,30′同士を重ね合せたときに、上
面側になる上部片30′の嵌合凸部31′が、下面
側になる上部片30の凸部31裏面に形成される
嵌合凹部32に嵌合できるようになつている(第
9図参照)。
す凸部31,31′が形成してあり、組立て時に
上部片30,30′同士を重ね合せたときに、上
面側になる上部片30′の嵌合凸部31′が、下面
側になる上部片30の凸部31裏面に形成される
嵌合凹部32に嵌合できるようになつている(第
9図参照)。
また、垂下片40にも嵌合凸部41が形成して
あり、組立て時に側片20に垂下片40を重ね合
せたときに、側片20の収納凸部21裏面に形成
される嵌合凹部22に垂下片40の嵌合凸部41
が嵌合できるようになつている(第8図参照)。
あり、組立て時に側片20に垂下片40を重ね合
せたときに、側片20の収納凸部21裏面に形成
される嵌合凹部22に垂下片40の嵌合凸部41
が嵌合できるようになつている(第8図参照)。
次に、側片20′の中央から上部片30′全体お
よび垂下片40の一部へかけて、大きな角形の空
間からなる孔状の切欠部61が形成してあり、ま
た上部片30から側片20にかけては、組立て時
に上記切欠部60に相当する個所に、上部片30
側の端部が開放された切欠部61が形成されてい
る。上記切欠部60,61は使用時に包装材内部
に収納した収納物品Vを外部から見易くするとと
もに、切欠部60は後述する延設片の形成に利用
する。
よび垂下片40の一部へかけて、大きな角形の空
間からなる孔状の切欠部61が形成してあり、ま
た上部片30から側片20にかけては、組立て時
に上記切欠部60に相当する個所に、上部片30
側の端部が開放された切欠部61が形成されてい
る。上記切欠部60,61は使用時に包装材内部
に収納した収納物品Vを外部から見易くするとと
もに、切欠部60は後述する延設片の形成に利用
する。
そして、切欠部60のうち側片20′内の周縁
には相対向する2個所に延設片70が連設してあ
り、各延設片70と側片20′の境界線には下面
側にV字形等の折曲溝51が形成してあり、、延
設片70を側片20′の上面側に折返し自在にし
ている。また、各延設片70の下面には突起状の
収納凸部71が形成してあつて、延設片70を側
片20′の上面側に折返したときに、収納凹部7
1が収納物品Vに当接するようになつている。
には相対向する2個所に延設片70が連設してあ
り、各延設片70と側片20′の境界線には下面
側にV字形等の折曲溝51が形成してあり、、延
設片70を側片20′の上面側に折返し自在にし
ている。また、各延設片70の下面には突起状の
収納凸部71が形成してあつて、延設片70を側
片20′の上面側に折返したときに、収納凹部7
1が収納物品Vに当接するようになつている。
さらに、側片20の上面には収納物品Vの配置
外形に沿つて指示部23が形成してあり、使用時
に収納物品Vの配置を間違えないよう、確実に指
示できるようになつている。また、包装材の下面
全体には外周に沿つて模様状の低い突条80が突
出形成してあり、外観上の装飾効果とともに、外
装ケースへ挿入して使用する際などの緩衝性を高
めている。
外形に沿つて指示部23が形成してあり、使用時
に収納物品Vの配置を間違えないよう、確実に指
示できるようになつている。また、包装材の下面
全体には外周に沿つて模様状の低い突条80が突
出形成してあり、外観上の装飾効果とともに、外
装ケースへ挿入して使用する際などの緩衝性を高
めている。
以上に説明した包装材を形成する合成樹脂シー
トとしては、前述ポリスチレンあるいはポリエチ
レン、ポリプロピレンなどの各種合成樹脂の発泡
シートのほか、上記各樹脂からなる非発泡の合成
樹脂シートも使用でき、また上記発泡シートまた
は非発泡シートが複数種類積層された複層シート
でも実施可能である。
トとしては、前述ポリスチレンあるいはポリエチ
レン、ポリプロピレンなどの各種合成樹脂の発泡
シートのほか、上記各樹脂からなる非発泡の合成
樹脂シートも使用でき、また上記発泡シートまた
は非発泡シートが複数種類積層された複層シート
でも実施可能である。
例えば、第6図に示す合成樹脂シートSは、比
較的剛性に優れた発泡ポリスチレンシートaの両
面に、柔軟性に優れた発泡ポリエチレンシートb
を積層したものであり、収納物品に対する柔軟な
当触性と変形に対する剛性強度あるいは自己支持
性を兼ね備えている好適なものとなる。
較的剛性に優れた発泡ポリスチレンシートaの両
面に、柔軟性に優れた発泡ポリエチレンシートb
を積層したものであり、収納物品に対する柔軟な
当触性と変形に対する剛性強度あるいは自己支持
性を兼ね備えている好適なものとなる。
次に上記包装材の使用について、第7図〜第9
図によつて説明する。
図によつて説明する。
まず、底部片10の収納凹部11上に収納物品
となるビデオカメラVを載置した状態で、側片2
0,20′および上部片30,30′、垂下片40
を順次折曲して角枠状に組立てる。なお、ビデオ
カメラVを載置するときには、側片20に形成し
た指示部23を利用してビデオカメラVを配置す
れば間違いなく載置できる。また、延設片70を
側片20′の内面側に折返しておき、延設片70
の収納凸部71が包装材の内面側に配置されるよ
うにしておく。
となるビデオカメラVを載置した状態で、側片2
0,20′および上部片30,30′、垂下片40
を順次折曲して角枠状に組立てる。なお、ビデオ
カメラVを載置するときには、側片20に形成し
た指示部23を利用してビデオカメラVを配置す
れば間違いなく載置できる。また、延設片70を
側片20′の内面側に折返しておき、延設片70
の収納凸部71が包装材の内面側に配置されるよ
うにしておく。
そして、収納物品Vに各構成片10…の収納凸
部11,21,71を当接させ、収納物品Vを位
置止定すると同時に緩衝保護を果す。なお、嵌合
凸部31′および嵌合凸部41を、それぞれ嵌合
凹部32および嵌合凹部22に嵌合して、包装材
の組立て状態を確実に固定する。
部11,21,71を当接させ、収納物品Vを位
置止定すると同時に緩衝保護を果す。なお、嵌合
凸部31′および嵌合凸部41を、それぞれ嵌合
凹部32および嵌合凹部22に嵌合して、包装材
の組立て状態を確実に固定する。
上記のようにして、包装材内に収納物品を収納
保護した状態のままでも輸送保管等の取扱いは出
来るが、包装材をさらに段ボール箱やカートンボ
ツクスなどの外装ケースに収容して取扱えば、一
層良好に緩衝保護でき好適となる。
保護した状態のままでも輸送保管等の取扱いは出
来るが、包装材をさらに段ボール箱やカートンボ
ツクスなどの外装ケースに収容して取扱えば、一
層良好に緩衝保護でき好適となる。
以上に説明した包装材のうち、構成片として
は、底部片10,側片20,20′および上部片
30があれば角枠状に構成することは可能であ
り、例えば垂下片40を形成せず上部片30,3
0′同士の嵌合だけで包装材の組立て状態を固定
するものでも実施可能であり、また上部片30が
なく、上部片30′および垂下片40のみを形成
したものでも実施できる。さらに、四角形以上の
多角形枠状の包装材を形成するには、側片等の構
成片を増加連設すればよい。
は、底部片10,側片20,20′および上部片
30があれば角枠状に構成することは可能であ
り、例えば垂下片40を形成せず上部片30,3
0′同士の嵌合だけで包装材の組立て状態を固定
するものでも実施可能であり、また上部片30が
なく、上部片30′および垂下片40のみを形成
したものでも実施できる。さらに、四角形以上の
多角形枠状の包装材を形成するには、側片等の構
成片を増加連設すればよい。
次に、各構成片10…に形成する収納凸部11
…の形状および配置としては、収納物品Vの形状
に対応して、台形等の突起状あるいは畝状または
突壁状などの自由な形状に変更でき、形成位置と
しても収納物品Vの隅角部や荷重の加わり易い個
所など適宜位置に配設すればよい。
…の形状および配置としては、収納物品Vの形状
に対応して、台形等の突起状あるいは畝状または
突壁状などの自由な形状に変更でき、形成位置と
しても収納物品Vの隅角部や荷重の加わり易い個
所など適宜位置に配設すればよい。
また、嵌合凸部31′,41の形状および配置
としては、互いに嵌合する嵌合凹部32および嵌
合凹部22の形状に対応して自由に変更でき、図
示した略台形状のもののほか、各種の多角形状や
円筒状のものでも実施できる。そして、各嵌合凹
凸部31′…の配置は、上部片30′…等の長手方
向両端の2個所に形成するのが、確実に固定でき
て好適であるが、3個所以上あるいは中央等の1
個所のみに形成するものでも実施可能である。折
曲溝50としては、V字形のほか直線状の切込み
あるいは薄肉部等でも実施可能である。
としては、互いに嵌合する嵌合凹部32および嵌
合凹部22の形状に対応して自由に変更でき、図
示した略台形状のもののほか、各種の多角形状や
円筒状のものでも実施できる。そして、各嵌合凹
凸部31′…の配置は、上部片30′…等の長手方
向両端の2個所に形成するのが、確実に固定でき
て好適であるが、3個所以上あるいは中央等の1
個所のみに形成するものでも実施可能である。折
曲溝50としては、V字形のほか直線状の切込み
あるいは薄肉部等でも実施可能である。
切欠部60,61としては、使用時に包装材内
の収納物品Vが見易いように出来るだけ広いほう
が良く、各構成片の収納凸部等の形成の邪魔にな
らず、収納物品Vに対する緩衝保護性能を低下さ
せない位置であれば、自由に形成することができ
る。
の収納物品Vが見易いように出来るだけ広いほう
が良く、各構成片の収納凸部等の形成の邪魔にな
らず、収納物品Vに対する緩衝保護性能を低下さ
せない位置であれば、自由に形成することができ
る。
延設片70としては、切欠部60の内周縁に連
設すれば、包装材の素材節約になり好都合である
が、側片20′の外周縁に連設しておいてもよい。
また、延設片70には収納凸部11,21,71
のうち、一部の収納凸部71のみを形成しておけ
ばよく、また図示した側片20′でなく、他の構
成片に延設片70を形成しておいてもよい。
設すれば、包装材の素材節約になり好都合である
が、側片20′の外周縁に連設しておいてもよい。
また、延設片70には収納凸部11,21,71
のうち、一部の収納凸部71のみを形成しておけ
ばよく、また図示した側片20′でなく、他の構
成片に延設片70を形成しておいてもよい。
さらに、指示部23は収納物品Vの配置が明確
に指示できれば、図示した線状のもののほか、適
宜模様、図形あるいは文字や記号を表す凹凸形状
からなる指示部23を形成することもできる。
に指示できれば、図示した線状のもののほか、適
宜模様、図形あるいは文字や記号を表す凹凸形状
からなる指示部23を形成することもできる。
なお、この考案の包装材に収納する収納物品と
しては、前記ビデオカメラVのほか、テープレコ
ーダー等の電気製品あるいは光学機器、その他の
精密機器にも適用できるものである。
しては、前記ビデオカメラVのほか、テープレコ
ーダー等の電気製品あるいは光学機器、その他の
精密機器にも適用できるものである。
<効果>
以上のごとく構成された、この考案の緩衝包装
材によれば、収納物品Vの周囲を各構成片で囲繞
し、各収納凸部11,21,71が収納物品Vの
外形に当接して緩衝性良好に保護できるものであ
る。特に、収納凸部71は、側片20′等の構成
片の一部に折返し自在に連設した延設片70に形
成しているので、収納物品Vに当接したとき、収
納凹部71自体の弾力性に加え、折返した延設片
70が元に戻ろうとする復元力によつて、収納物
品Vに対して確実かつ弾力的に当接し、一層良好
な緩衝保護性能を発揮することができるのであ
る。
材によれば、収納物品Vの周囲を各構成片で囲繞
し、各収納凸部11,21,71が収納物品Vの
外形に当接して緩衝性良好に保護できるものであ
る。特に、収納凸部71は、側片20′等の構成
片の一部に折返し自在に連設した延設片70に形
成しているので、収納物品Vに当接したとき、収
納凹部71自体の弾力性に加え、折返した延設片
70が元に戻ろうとする復元力によつて、収納物
品Vに対して確実かつ弾力的に当接し、一層良好
な緩衝保護性能を発揮することができるのであ
る。
即ち、収納物品Vと包装材の寸法誤差、または
収納物品の荷重による各構成片の変形等によつ
て、通常の収納凸部11,21のみでは収納物品
Vとの間に隙間が生じ、良好な緩衝保護あるいは
位置止定が果せない場合でも、上記延設片70の
収納凸部71が収納物品Vに弾力的に当接するこ
とによつて、収納物品Vを確実に押圧して当接保
護することができることになり、極めて融通性に
優れたものである。
収納物品の荷重による各構成片の変形等によつ
て、通常の収納凸部11,21のみでは収納物品
Vとの間に隙間が生じ、良好な緩衝保護あるいは
位置止定が果せない場合でも、上記延設片70の
収納凸部71が収納物品Vに弾力的に当接するこ
とによつて、収納物品Vを確実に押圧して当接保
護することができることになり、極めて融通性に
優れたものである。
従つて、包装材自体の寸法精度や収納凸部11
…の形状については、それ程厳密に製造しておか
なくても、充分に良好な緩衝保護性能を発揮で
き、非常に実用的である。
…の形状については、それ程厳密に製造しておか
なくても、充分に良好な緩衝保護性能を発揮で
き、非常に実用的である。
また、各構成片10…を組立てた状態で、嵌合
凹凸部31と32および嵌合凹凸部41と22を
嵌合係止することによつて、包装材を確実に組立
て状態に固定しておけ、組立て後の取扱い、ある
いは外装ケースへの収納作業時に包装材が分解し
たり収納物品が移動したりせず、非常に取扱い至
便である。
凹凸部31と32および嵌合凹凸部41と22を
嵌合係止することによつて、包装材を確実に組立
て状態に固定しておけ、組立て後の取扱い、ある
いは外装ケースへの収納作業時に包装材が分解し
たり収納物品が移動したりせず、非常に取扱い至
便である。
図はこの考案の実施例を示すものであり、第1
図は展開状態の平面図、第2図は正面図、第3図
は中央断面図、第4図は第1図−線断面図、
第5図は要部裏面図、第6図は合成樹脂シートの
一例を示す断面図、第7図は使用状態の斜視図、
第8図は水平断面図、第9図は一部切欠背面図で
ある。 10……底部片、20,20′……側片、30,
30′……上部片、40……垂下片、50……折
曲溝、60,61……切欠部、70……延設片、
11,21,71……収納凸部、31′,41…
…嵌合凸部、22,32……嵌合凹部。
図は展開状態の平面図、第2図は正面図、第3図
は中央断面図、第4図は第1図−線断面図、
第5図は要部裏面図、第6図は合成樹脂シートの
一例を示す断面図、第7図は使用状態の斜視図、
第8図は水平断面図、第9図は一部切欠背面図で
ある。 10……底部片、20,20′……側片、30,
30′……上部片、40……垂下片、50……折
曲溝、60,61……切欠部、70……延設片、
11,21,71……収納凸部、31′,41…
…嵌合凸部、22,32……嵌合凹部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 全体を合成樹脂シートにて一体形成してあ
り、複数の構成片を順次互いに折曲自在に連設
し、一部の構成片を互いに重ね合せて全体を枠
状に組立て可能になし、各構成片の内面側には
収納物品に対する当接保護用の収納凸部を形成
し、重ね合せる構成片同士には互いに嵌合自在
な嵌合凹凸部を形成し、さらに一部の構成片に
は内面側に折返し自在な延設片を形成し、延設
片の裏面側にも当接保護用の収納凸部を形成し
てあることを特徴とする緩衝包装材。 2 複数の構成片としては、底部片、底部片の左
右に連設した側片、側片の左右に連設した上部
片、および一方の上部片の端部に連設した垂下
片からなり、底部片、側片および一方の上部片
にて四角枠状に組立て可能になすとともに、一
方の上部片の上面に他方の上部片を重ね合せ、
垂下片を側片の外面に重ね合せて組立て可能に
形成し、上部片同士および垂下片と側片とに互
いに嵌合自在な凹凸部を形成している上記実用
新案登録請求の範囲第1項記載の緩衝包装材。 3 構成片の一部に切欠部を形成し、組立てた枠
状の包装材の内部を視認可能に形成している上
記実用新案登録請求の範囲第1項記載の緩衝包
装材。 4 構成片の中央に孔状の切欠部を形成している
上記実用新案登録請求の範囲第3項記載の緩衝
包装材。 5 孔状の切欠部の内周縁に延設片を連設形成し
ている上記実用新案登録請求の範囲第4項記載
の緩衝包装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15050685U JPH0542054Y2 (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15050685U JPH0542054Y2 (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6258380U JPS6258380U (ja) | 1987-04-10 |
JPH0542054Y2 true JPH0542054Y2 (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=31066711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15050685U Expired - Lifetime JPH0542054Y2 (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542054Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-10-01 JP JP15050685U patent/JPH0542054Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6258380U (ja) | 1987-04-10 |
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