JPH0411931Y2 - - Google Patents

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JPH0411931Y2
JPH0411931Y2 JP1986186245U JP18624586U JPH0411931Y2 JP H0411931 Y2 JPH0411931 Y2 JP H0411931Y2 JP 1986186245 U JP1986186245 U JP 1986186245U JP 18624586 U JP18624586 U JP 18624586U JP H0411931 Y2 JPH0411931 Y2 JP H0411931Y2
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edges
packaging box
edge
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locking means
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JP1986186245U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、組立て式の包装箱に関する。
[従来の技術とその問題点] 従来、合成樹脂板、合板等の薄板材料の梱包に
おいては、薄板を1枚ずつダンボール箱等の包装
箱の中に収納してゆくと作業性が悪く、また、包
装箱に収納された薄板を取り出すのが困難である
ため。第6図に示すように、一定数の薄板を包装
紙50で包み、それを一包みずつ包装箱Dの中に
収納していた。
したがつて、薄板を一定の枚数ずつ包装し、ま
た、一旦包装箱内に収納された薄板を取り出すの
に非常に手数がかかり、さらに、包装された薄板
を包装箱内に収納する際には、これらを包装箱の
側壁よりも高く持ち上げなければならないので、
労力を要するという問題点があつた。また、薄板
の収納作業及び取り出し作業をしやすくするため
には。、収納する薄板よりも大きめの包装箱を用
いなければならず、この場合、中に収納された薄
板が動くという問題点があつた。
そこで、本考案の目的は、薄板材料等の板状体
を労力を要せずかつ手間をかけずに収納すること
のできる組立て式の包装箱を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、本考案の包装箱
は、箱の底部を構成する底部体と箱の側壁を構成
する側部体とをそれぞれ別個に分離形成し、それ
らの底部体と側部体とを展開及び組立て自在に形
成したものであり、詳しくは、次のように構成と
なつている。すなわち、本考案の包装箱は、底面
部の四辺に折曲部を介して縁部を延設するととも
に、相対向する一対の縁部の両端に、縁部の起立
状態時に隣接する縁部に折曲重合可能な重合部を
連設し、この重合部と隣接する縁部とに互いに係
止する係止手段を設け、各縁部を起立連接および
展開可能に設けてなる底部体と、前記底面部の各
辺の長さに相当する四つの側面部を折曲部を介し
て連成してなる側部体とからなり、この側部体は
所定の1箇所で分断して展開および折畳み可能に
形成されているとともに、組立時に前記分断箇所
を係止する係止手段が設けられ、さらに前記底部
体の各縁部の外面と側部体の各側面部の下端部内
面とに互いに係止自在な面フアスナーによる係止
手段が設けられ、側部体が起立状態の底部体の縁
部外周に沿つて巻着自在に設けられてなるもので
ある。本発明の好ましい実施態様においては、折
曲部が一定の幅を有している。他の実施態様にお
いては、係止手段が、絡合パイル面と絡合針の集
合体とよりなる面フアスナーからなつている。
[作用] 本考案の包装箱によると、その包装作業の際、
底部体の各縁部を展開した状態にしておいて、収
納物である板状体を積み重ね、その後、底部体の
各縁部を折曲起立させて、一方の相対向する縁部
の両端に有する重合間部を隣接する他方の縁部に
折曲重合して係止手段により互いに係止すること
により連接し、起立状態に組立てる。さらにこの
起立状態の縁部を取り囲むように1連に連接され
た側部体を折曲しつつ縁部外側に沿つて巻回させ
るだけで、この縁部外面と側面部の下端部内面に
有する面フアスナーによる係止手段が互いに係合
して連結でき、こうしてさらに側部体の分断個所
を係合連結することにより、側部体を縁部外周に
巻着し得て包装箱の側面を組立て得る。このよう
に、底部体の上に収納物を積み重ねてから、包装
箱の側面を形成することのよつて、収納物を包装
箱の側面の高さまで持ち上げる労力が不要で、縁
部に邪魔されることなく容易に積み込める。また
前記のように側部体を外周に巻着したことによ
り、雨水やほこりが縁部内に侵入するを防止でき
る。この包装箱に収納された薄板等の収納物を取
り出す際には、側部体の分断箇所の係止手段を取
り外すとともに、側部体と底部体の縁部との係止
手段を取り外すだけで収納物を取り囲んでいる側
部体を取り除くことができ、収納物を容易に取り
出せる。
また底部体の縁部内の収納物については、各縁
部を展開させることにより露出させることができ
るので、その取出しも最後まで容易に行なえる。
また、収納物を積み重ねてゆくときに多少ずれ
ていても、側部体で取り囲む際にずれを矯正する
ことができる。
折曲部をある程度の幅を有するように形成する
と、その幅内のどの箇所でも折り曲げることがで
きるので、収納物の大きさが多少変つてもそれに
対応する位置で折り曲げることによつて、収納物
と包装箱との間に〓間を作ることなく収納物を堅
固に包装することができる。また、係止手段とし
て面フアスナーを使用すると、重合位置をずらせ
て固着することができるので、ある程度の幅をも
つた上記の折曲部とともに収納物をその大きさの
応じて堅固に包装することを容易にする。
[実施例] 本考案の実施例を図面を用いて説明する。
第1図において、Aは段ボール等よりなる本考
案の包装箱であり、1は底部体、2は側部体、3
は蓋体である。底部体1は、長方形の底面部11
の四辺に折曲部12を介して縁部13,13′を
設けたものである。短い方の対向する一対の縁部
13の両端には、さらに折曲部14を介して重合
部15が連設されている。この重合部15は、各
縁部13,13′を折曲して直立させた場合に、
折曲部14で折り曲げて隣接する縁部13′に重
合させることができる。側部体2は、前記底部体
1の底面部11の各辺の長さに相当する4つの側
面部21,21′を折曲部22を介して順に連設
したものであり、一端部には折曲部23を介して
重合部24が連設されている。すなわち、この重
合部24は、各側面部21,21′を折曲部22
において互いに直角に折曲げた際に、他端部の側
面部21′に重合する。さらに、側部体2の長い
方の側面部21′のほぼ中央には、縦の折曲部2
5が設けられている。蓋体3は、底部体1と全く
同様のものであるが、底部体1よりも若干大きく
形成されている。
側部体2の一端部に設けられた重合部24及び
それに重合する側面部21′には、両者を互いに
固着できるように、係止手段として、面フアスナ
ー41a,41bが取付けられている。この面フ
アスナー41a,41bは、一方が絡合パイル面
よりなり、他方が絡合針の集合体からなつてい
る。これによつて、各側面部21,21′を互い
に直角に折り曲げた際に、重合部24とそれに重
合する側面部21とを互いに固着させて筒状に組
立てることができる。また、底部体1の縁部13
の重合部15及びそれに隣接する縁部13の端部
にも同様の面フアスナー42a,42bが取り付
けられており、これにより、各縁部13を折り曲
げて直立させた際に、重合部15とそれに重合す
る縁部13′とを固着させることができる。
さらに、底部体1の各縁部13,13′及び側
部体2の側面部21,21′の下端部にも面フア
スナー43a,43bが取り付けられており、直
立するように折り曲げられた縁部13,13′に
側部体2の側面部21,21′を固着させること
ができる。
蓋体3にも底部体1と全く同様に面フアスナー
44a,44bの一方が取り付けられており、そ
れに対応して側部体2の上端部にも面フアスナー
44a,44bの他方が取り付けられている。こ
れによつて蓋体3を側部体2に固定することがで
きる。
なお、この実施例においては、面フアスナーが
底部体1の縁部13,13′、側部体2の側面部
21,21′の上端部及び下端部、重合部24ご
とに2か所または3か所に分けて取付けられてい
るが、これら各部分に帯状の面フアスナーを一本
ずつ取り付けてもよい。
前記の折曲部12,14,22,23は第3図
に示すように、ある程度の幅をもたせて厚みを薄
くすることのよつて形成されており、この幅の範
囲内のどの箇所でも折り曲げることができるよう
になつている。
この包装箱Aを使用する際には、まず、底部体
1を展開した状態で、その上に薄板等の収納物を
積み重ねてゆき、底部体1の縁部13を折り曲げ
て直立させ、縁部13の重合部15をそれに隣接
する縁部13′に重合させ、面フアスナー42a,
42bによつて両者を固着させる。次に、その直
立した縁部13,13′を取り囲むように、側部
体2をその折曲部22,23で互いに直角に折り
曲げながら、面フアスナー43a,43bで底部
体1の縁部13,13′に固着させて筒状に形成
し、かつ、側部体2の重合部24と側部体2の他
端の側面部21′とを面フアスナー41a,41
bで固着させる。そして最後に、蓋体3を側部体
2に被せて、面フアスナー44a,44bで固着
させる。
第2図は、薄板Bをこの包装箱に収納した状態
を示しており、この場合、底部体1は、荷受用の
パレツトC上に取り付けられている。
折曲部12,14,22,23がある程度の幅
を有し、その幅内のどの箇所でも折り曲げるこが
でき、また、面フアスナーは重合位置をずらせて
固着すことができるので、収納物Bの大きさに応
じて収納物と包装箱Aとの間に〓間を作ることな
く堅固に包装することができる。
第4図は、折曲部12,14,22,23の変
更例を示しており、これは、複数本の溝を形成す
ることによつて折曲箇所に融通性をもたせたもの
である。なお、この包装箱Aが比較的柔軟性のあ
る材質のシートで形成される場合には、特に折曲
部に溝等を設けなくとも適当な箇所で折り曲げる
ことができる。
この包装箱Aを使用しないときには、第5図に
示すように、側部体2を展開し、各側面部21間
の折曲部22及び長い方の側面部21の中央の折
曲部25で折り畳んで底部体1の中に収納し、蓋
体4を被せておくと、嵩低くなる。
この包装箱Aを形成する材料としては段ボール
紙の他に、プラスチツク段ボール、厚紙、ポリス
チレン合成樹脂発泡体等のシートが用いられる。
[考案の効果] 本考案の包装箱によると、展開した底部体の上
に収納物である薄板材料等を積み重ねてゆき、そ
の後に底部体の縁部を起立させてさらに側部体を
それに巻き付けて側部体の分断箇所を係止するだ
けでよいので、収納物を包装箱の側面の高さ以上
に持ち上げる必要がなく、労力が軽減されるとと
もに、底部体の縁部が邪魔になることもなく容易
に積み込むことができ、また、収納物と側面との
間に〓間が生じないように堅固に包装することが
できる。
また、一旦包装したものを取り出す際も係止手
段を外して側部体を取り外すだけでよいので、手
間がかからず、しかも底部体の縁部も展開できる
ので、最後まで収納物を容易に取り出すことがで
き、前記縁部を損傷することもない。さらに、各
部分が展開できるので、使用しないときは嵩低く
しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の包装箱の一実施例の展開状態
を示す斜視図、第2図はこの包装箱に薄板を収納
した状態を示す断面図、第3図は折曲部を示す断
面図、第4図は折曲部の変更例を示す断面図、第
5図は不使用時に側部体を底部体に収納した状態
を示す断面図、第6図は従来の包装方法を示す断
面図である。 符号の説明、1……底部体、2……側部体、3
……蓋体、11……底面部、13,13′……縁
部、21,21′……側面部、12,14,22,
23……折曲部、15,24……重合部、41
a,41b,42a,42b,43a,43b,
44a,44b……面フアスナー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 底面部の四辺に折曲部を介して縁部を延設す
    るとともに、相対向する一対の縁部の両端に、
    縁部の起立状態時に隣接する縁部に折曲重合可
    能な重合部を連設し、この重合部と隣接する縁
    部とに互いに係止する係止手段を設け、各縁部
    を起立連接および展開可能に設けてなる底部体
    と、 前記底面部の各辺の長さに相当する四つの側
    面部を折曲部を介して連成してなる側部体とか
    らなり、 この側部体は所定の1箇所で分断して展開お
    よび折畳み可能に形成されているとともに、組
    立時に前記分断箇所を係止する係止手段が設け
    られ、さらに前記底部体の各縁部の外面と側部
    体の各側面部の下端部内面とに互いに係止自在
    な面フアスナーによる係止手段が設けられ、側
    部体が起立状態の底部体の縁部外周に沿つて巻
    着自在に設けられてなることを特徴とする包装
    箱。 2 折曲部が一定の幅を有することを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の包装箱。
JP1986186245U 1986-12-03 1986-12-03 Expired JPH0411931Y2 (ja)

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JP1986186245U JPH0411931Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

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JP1986186245U JPH0411931Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

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JPS6391420U JPS6391420U (ja) 1988-06-13
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JP4671137B2 (ja) * 2008-03-21 2011-04-13 イワキパックス株式会社 梱包箱

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