JPH0542016U - 格納式ワイパ装置 - Google Patents

格納式ワイパ装置

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JPH0542016U
JPH0542016U JP9253691U JP9253691U JPH0542016U JP H0542016 U JPH0542016 U JP H0542016U JP 9253691 U JP9253691 U JP 9253691U JP 9253691 U JP9253691 U JP 9253691U JP H0542016 U JPH0542016 U JP H0542016U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
blade
cover
glass surface
hood
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9253691U
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English (en)
Inventor
均 福田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Publication of JPH0542016U publication Critical patent/JPH0542016U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】走行時にはカバーがスポイラとしての作用をし
てブレードの浮上を防止できる格納式ワイパ装置を提供
する。 【構成】ワイパ作動時にブレード6をガラス面5の上部
反転位置aと下部反転位置bとの間で往復運動させ、停
止時にワイパモータを逆転させることによりフード2の
後端部より下方へ前記ブレード6を移動させて停止させ
る格納式ワイパ装置において、前記フード2の後端部2
aに回動自在に枢支され、前記ガラス面5との間隙部3
を閉塞するとともに開放時に前記ガラス面5と略平行に
起立するカバー8を設ける。そして、ワイパスイッチ1
4と連動する駆動モータ11を有し前記カバー8を開閉
する開閉機構13を設け、ワイパ停止時はカバー8によ
って間隙部3を閉塞し、ワイパ作動時はカバー8を起立
してスポイラとして作用させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のフロントガラスに設けられ、ワイパ作動時にブレード をガラス面の上部反転位置と下部反転位置との間で往復運動させ、停止時にワイ パモータを逆転させることによりフードの後端部より下方へ前記ブレードを移動 させて停止させる格納式ワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のフロントガラスには、ワイパ装置が設けられ、走行中でもフロント ガラス面に付着する雨水、雪、泥土、その他の汚物を自動的に払拭し良好な視界 を確保できるようにしてある。
【0003】 通常、こうしたワイパ装置は、ワイパアームに取り付けられたブレードがフロ ントガラス面に密着し、回動することにより払拭を行う。このため、ブレードは フロントガラス面に常時、密着していなければないので、ワイパアームに取り付 けられたスプリングにより、ブレードをフロントガラス面に弾性的に押さえつけ ている。
【0004】 さらに、車両の走行時の空気抵抗を減少させるために、車両のフロントガラス は後方に傾斜している。フロントガラスが後方に傾斜していると、車両の走行時 にフロントガラス表面に当たった空気がフロントガラスの表面に沿って上昇し、 ブレードが大きな空気抵抗を受け、ブレードを浮上させるような気流が生じる。
【0005】 そこで、空気抵抗によるブレードの浮上を防止するため、フロントガラス面が うける空気力を利用して、ブレードをフロントガラスに押さえ付けるために、ワ イパアームにフィンを付けたフィン付きワイパ装置が知られている。
【0006】 また、ワイパ作動時にはブレードをガラス面の上部反転位置と下部反転位置と の間で往復運動させ、停止時にはワイパモータを逆転させることによりフードの 後端部より下方へ前記ブレードを移動させて停止させる格納式ワイパ装置が知ら れている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述したように、走行時において空気抵抗によってブレードが浮 上するのを防止するためにフィンを付けたワイパ装置であっても、高速走行にな ると空気抵抗が大きく、ブレードが上部反転位置から下部反転位置に戻る際に浮 き上がりが生じる。
【0008】 また、停止時にはワイパモータを逆転させることによりフードの後端部より下 方へ前記ブレードを移動させて停止させる格納式ワイパ装置は、フロントガラス 面とフードとの間にワイパアームとともにブレードを格納するための間隙部が必 要となり、この間隙部にゴミ等が溜まりやすいという欠点がある。 さらに、いずれのワイパ装置においても、屋外駐車時にはブレードが直射日光 を受け、ブレードが劣化しやすいという問題がある。
【0009】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 走行時におけるブレードの浮上を防止することができ、またフロントガラス面と フードとの間の間隙部にゴミ等が溜まるのを防止でき、さらにブレードの劣化を 防止してブレードの耐久性を向上できる格納式ワイパ装置を提供することにある 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記目的を達成するために、ワイパ作動時にワイパブレードを ガラス面の上部反転位置と下部反転位置との間で往復運動させ、ワイパ停止時に ワイパモータを逆転させることによりフードの後端部より下方へ前記ワイパブレ ードを移動させて停止させる格納式ワイパ装置における前記フードの後端部に、 前記ガラス面との間隙部を閉塞するとともに開放時に前記ガラス面と略平行に起 立するカバーを回動自在に枢支し、このカバーをワイパスイッチと連動する駆動 モータを有した開閉機構によって開閉可能に構成したことにある。
【0011】
【作用】
ワイパ停止時にワイパモータを逆転させることによりフードの後端部より下 方へワイパブレードを移動させ、開閉機構によってカバーを回動して間隙部を閉 塞する。ワイパ作動時はカバーを開放し、フロントガラス面と略平行に起立する ことによりカバーがスポイラとして作用する。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1〜図4に示す、1は自動車のフロントガラスであり、2はエンジンルーム の上面を覆うフードである。このフード2の後端部2aとフロントガラス1の下 端部1aとの間には間隙部3が設けられている。
【0014】 フロントガラス1には公知に格納式ワイパ装置のワイパアーム4が設けられ、 このワイパアーム4にはフロントガラス1のガラス面5を拭払するワイパゴムか らなるブレード6が設けられている。
【0015】 この格納式ワイパ装置は、ワイパ作動時にブレード6をガラス面5の上部反転 位置aと下部反転位置bとの間で往復運動させ、ワイパ停止時にワイパモータ( 図示しない)を逆転させることによりフード2の後端部2aより下方の間隙部3 へブレード6を移動させて停止させることができる。
【0016】 前記フード2の後端部2aにはヒンジ7によって上下方向に回動自在なカバー 8が設けられている。このカバー8は平板状の金属板からなり、その基端部がヒ ンジ7に枢支され、先端部はフロントガラス1の湾曲したガラス面5に沿って円 弧状に切欠されている。
【0017】 前記カバー8の下面一部には間隙部3内に突出する湾曲したアーム9が固定さ れ、このアーム9にはラック10が設けられている。このラック10は正逆回転 可能な駆動モータ11によって回転するピニオン12が噛合され、カバー8を開 閉する開閉機構13を構成している。 そして、前記駆動モータ11は運転席に設けられるワイパスイッチ14と連動 してオン・オフされる。 次に、前述のように構成された格納式ワイパ装置の作用について説明する。
【0018】 通常の晴天時にはワイパは不要であるため、ワイパスイッチ14はオフ状態に あり、図1に示すように、カバー8によって間隙部3は閉塞されている。したが って、ワイパアーム4およびブレード6は間隙部3に格納されるとともに、フー ド2とカバー8とはフラットに状態にあり、走行時に空気が間隙部3に巻き込む ことはなく、空気抵抗の減少および風切り音の低減を図ることができる。
【0019】 また、カバー8によって間隙部3が閉塞されていることから、ゴミ等が間隙部 3に侵入することはなく、またブレード6は直射日光を受けることがなく、長期 間の駐車においてもブレード6の劣化を防止できる。
【0020】 降雨時にはワイパスイッチ14をオンすると、開閉機構13の駆動モータ11 が作動し、ピニオン12が回転する。したがって、このピニオン12と噛合する ラック10を介してアーム9は矢印c方向に移動し、カバー8をヒンジ7を支点 として上方へ回動する。
【0021】 そして、カバー8がフロントガラス1のガラス面5と略平行状態まで回動する と、駆動モータ11は停止し、ワイパ装置のワイパモータが正転してブレード6 が図2に示すように、ブレード6をガラス面5の上部反転位置aと下部反転位置 bとの間で往復運動させる。
【0022】 このとき、カバー8はガラス面5と略平行に起立しているため、走行時にはカ バー8がスポイラとしての作用をしてフロントガラス1のガラス面5を剥離域1 5内に納め、フロントガラス1のガラス面5の流速を低下させる。したがって、 ブレード6に当たる空気圧力が小さくなり、ブレード6の浮上を防止できる。
【0023】 このように、カバー8は間隙部3を閉塞してゴミ等の侵入を防止するとともに 、走行時に空気が間隙部3に巻き込むのを防止でき、空気抵抗の減少および風切 り音の低減を図る。さらに、降雨時にはカバー8がフロントガラス1のガラス面 5と略平行状態まで回動し、走行時にはカバー8がスポイラとしての作用をして フロントガラス1のガラス面5を剥離域15内に納めることができ、ガラス面5 の流速を低下させて、ブレード6に当たる空気圧力を小さくしてブレード6の浮 上を防止できる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、フードの後端部に、ガラス面との 間隙部を閉塞するとともに開放時にガラス面と略平行に起立するカバーを回動自 在に枢支し、このカバーをワイパスイッチと連動する開閉機構によって開閉可能 に構成したことを特徴とする。
【0025】 したがって、間隙部にゴミ等の侵入を防止するとともに、走行時に空気が間隙 部に巻き込むのを防止でき、空気抵抗の減少および風切り音の低減を図る。さら に、降雨時にはカバーがガラス面と略平行状態まで回動し、走行時にはカバーが スポイラとしての作用をしてブレードに当たる空気圧力を小さくしてブレードの 浮上を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わる格納式ワイパ装置
のカバー閉塞時の縦断側面図。
【図2】同実施例の格納式ワイパ装置のカバー開放時の
縦断側面図。
【図3】同実施例の開閉機構を拡大して示す縦断側面
図。
【図4】同実施例のカバーの平面図。
【符号の説明】
1…フロントガラス、2…フード、3…間隙部、5…ガ
ラス面、6…ブレード 、8…カバー、11…駆動モータ、13…開閉機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパ作動時にブレードをガラス面の上
    部反転位置と下部反転位置との間で往復運動させ、停止
    時にワイパモータを逆転させることによりフードの後端
    部より下方へ前記ブレードを移動させて停止させる格納
    式ワイパ装置において、前記フードの後端部に回動自在
    に枢支され、前記ガラス面との間隙部を閉塞するととも
    に開放時に前記ガラス面と略平行に起立するカバーと、
    ワイパスイッチと連動する駆動モータを有し前記カバー
    を開閉する開閉機構とを具備したことを特徴とする格納
    式ワイパ装置。
JP9253691U 1991-11-13 1991-11-13 格納式ワイパ装置 Withdrawn JPH0542016U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253691U JPH0542016U (ja) 1991-11-13 1991-11-13 格納式ワイパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253691U JPH0542016U (ja) 1991-11-13 1991-11-13 格納式ワイパ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0542016U true JPH0542016U (ja) 1993-06-08

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ID=14057095

Family Applications (1)

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JP9253691U Withdrawn JPH0542016U (ja) 1991-11-13 1991-11-13 格納式ワイパ装置

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208