JPH0541925Y2 - - Google Patents
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- JPH0541925Y2 JPH0541925Y2 JP1986194491U JP19449186U JPH0541925Y2 JP H0541925 Y2 JPH0541925 Y2 JP H0541925Y2 JP 1986194491 U JP1986194491 U JP 1986194491U JP 19449186 U JP19449186 U JP 19449186U JP H0541925 Y2 JPH0541925 Y2 JP H0541925Y2
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- molding
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- glass
- gasket
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、透明板状体、特にガラス板ならびに
合成樹脂板等から成る窓部材、例えば平板状、曲
げ板状の生あるいは強化処理された単板、合せ、
積層、複層および板表面に膜等の加工をした建築
用窓部材ならびに車輌用窓部材等、ことに自動車
用窓部材における周縁部外表面に直接合成樹脂製
のモールまたはガスケツト(以下両者をモールと
いう)を一体成型してなる窓部材に関する。
合成樹脂板等から成る窓部材、例えば平板状、曲
げ板状の生あるいは強化処理された単板、合せ、
積層、複層および板表面に膜等の加工をした建築
用窓部材ならびに車輌用窓部材等、ことに自動車
用窓部材における周縁部外表面に直接合成樹脂製
のモールまたはガスケツト(以下両者をモールと
いう)を一体成型してなる窓部材に関する。
〔従来の技術〕
従来、特に車輌窓開口部にガラス板等の透明板
状体を取り付ける手段としては、自動車において
は車体のインナパネルとアウタパネルとの接合部
ならびにガラス板の周縁部にそれぞれ嵌め込むよ
うになつている別途成型したウエザーストリツプ
を介して車体にガラス板を装着しており、またガ
ラス板と車体パネルのガラス板取付用フランジ部
周縁との間に脚部を差し込み接着剤で固定する別
途成型した周縁モールを用いる所謂ダイレクトグ
レージング手法等が採用されており、さらに最近
注目されつつある取り付け手段としては、予めガ
ラス板の周縁部外表面に反応射出成型等によりモ
ールあるいはガスケツトを直接一体成型してお
き、ワンタツチで簡単に車輌ボデイに取り付ける
所謂エンキヤプシユレーシヨン手法が採用されつ
つある。
状体を取り付ける手段としては、自動車において
は車体のインナパネルとアウタパネルとの接合部
ならびにガラス板の周縁部にそれぞれ嵌め込むよ
うになつている別途成型したウエザーストリツプ
を介して車体にガラス板を装着しており、またガ
ラス板と車体パネルのガラス板取付用フランジ部
周縁との間に脚部を差し込み接着剤で固定する別
途成型した周縁モールを用いる所謂ダイレクトグ
レージング手法等が採用されており、さらに最近
注目されつつある取り付け手段としては、予めガ
ラス板の周縁部外表面に反応射出成型等によりモ
ールあるいはガスケツトを直接一体成型してお
き、ワンタツチで簡単に車輌ボデイに取り付ける
所謂エンキヤプシユレーシヨン手法が採用されつ
つある。
例えば、実開昭53−118226号公報には、自動車
用ウエザーストリツプについて記載され、左右の
側壁により形成された窓ガラス嵌合溝の底部と相
対向するボデイーフランジ側の面に凹部を設け、
該凹部と前記底部との間を狭窄部とする一方、前
記ボデイーフランジと接触するアウターリツプの
内側面に凹凸部を形成してなるものが開示されて
おり、また特開昭61−30416号公報には、車輌用
ウインドガラスの周縁モールについて記載され、
帯状の装飾頭部の長手方向一側部に、ウインドガ
ラスの表面に接触する弾性リツプを一体的に押出
成形したものが開示されており、さらに実開昭61
−64013号公報には、車輌用窓ガラスのモールデ
イング部材について記載され、窓ガラスの周縁部
下面(主面裏側)に係合する基体部と、該基体部
から延設された舌片部とが弾性材で長手形状に一
体成形され、しかも舌片部はその基端部を支点に
屈曲自在であり且つ自由端部における窓ガラス側
の側面が該窓ガラスに非接触状態で突出して通水
路を形成し、反対側の側面が車体外板の窓ガラス
支持端縁に係合し得るように構成されているもの
が開示されており、さらにまた特開昭60−104412
号公報には、窓材アセンブリ及びその製造方法に
ついて記載されており、ガラスなどの光学的に透
明な板材と該板材の周縁部上で直接重合かつ硬化
することのできるポリマ材料から通常RIM法で
形成してなるガスケツトを有するものが開示され
ている等が知られている。
用ウエザーストリツプについて記載され、左右の
側壁により形成された窓ガラス嵌合溝の底部と相
対向するボデイーフランジ側の面に凹部を設け、
該凹部と前記底部との間を狭窄部とする一方、前
記ボデイーフランジと接触するアウターリツプの
内側面に凹凸部を形成してなるものが開示されて
おり、また特開昭61−30416号公報には、車輌用
ウインドガラスの周縁モールについて記載され、
帯状の装飾頭部の長手方向一側部に、ウインドガ
ラスの表面に接触する弾性リツプを一体的に押出
成形したものが開示されており、さらに実開昭61
−64013号公報には、車輌用窓ガラスのモールデ
イング部材について記載され、窓ガラスの周縁部
下面(主面裏側)に係合する基体部と、該基体部
から延設された舌片部とが弾性材で長手形状に一
体成形され、しかも舌片部はその基端部を支点に
屈曲自在であり且つ自由端部における窓ガラス側
の側面が該窓ガラスに非接触状態で突出して通水
路を形成し、反対側の側面が車体外板の窓ガラス
支持端縁に係合し得るように構成されているもの
が開示されており、さらにまた特開昭60−104412
号公報には、窓材アセンブリ及びその製造方法に
ついて記載されており、ガラスなどの光学的に透
明な板材と該板材の周縁部上で直接重合かつ硬化
することのできるポリマ材料から通常RIM法で
形成してなるガスケツトを有するものが開示され
ている等が知られている。
前述したような従来の実開昭53−118226号公
報、特開昭61−30416号公報、実開昭61−64013号
公報に記載のものは、いずれも別途予め製造した
複雑な形状のウエザーストリツプ、周縁モールあ
るいはモールデイング部材を用いて煩雑な接着取
り付け作業が必要であり、その作業効率の面でも
悪いものであるのみか、取り付ける際の位置精度
を出すのが困難なものであり、それによつてその
シール性を向上させる効果もややもするとそれ程
得られない結果を招くものである。
報、特開昭61−30416号公報、実開昭61−64013号
公報に記載のものは、いずれも別途予め製造した
複雑な形状のウエザーストリツプ、周縁モールあ
るいはモールデイング部材を用いて煩雑な接着取
り付け作業が必要であり、その作業効率の面でも
悪いものであるのみか、取り付ける際の位置精度
を出すのが困難なものであり、それによつてその
シール性を向上させる効果もややもするとそれ程
得られない結果を招くものである。
また特開昭60−104412号公報に記載のものは、
接着取り付け作業は簡単なものとなり、透明板材
の周縁部には強固な一体的装着となるものの、ト
リムの先端と車輌外板とのシール性は必ずしもよ
くなるとは限らず、外板の歪み等を完全に吸収で
きるものでもないものである。
接着取り付け作業は簡単なものとなり、透明板材
の周縁部には強固な一体的装着となるものの、ト
リムの先端と車輌外板とのシール性は必ずしもよ
くなるとは限らず、外板の歪み等を完全に吸収で
きるものでもないものである。
本考案は、従来のかかる点に鑑みてなしたもの
であり、透明板状体の周縁部に強固に直接一体成
型して固定したモールまたはガスケツトの舌片部
により柔軟性とバネ力をもたせるようにすること
で、車体外板等の枠における歪み等をその圧接で
吸収し得るようにした窓部材を提供するものであ
る。
であり、透明板状体の周縁部に強固に直接一体成
型して固定したモールまたはガスケツトの舌片部
により柔軟性とバネ力をもたせるようにすること
で、車体外板等の枠における歪み等をその圧接で
吸収し得るようにした窓部材を提供するものであ
る。
すなわち、透明板状体の周縁部外表面に合成樹
脂のモールまたはガスケツトを一体成型して成る
窓部材であつて、該周縁部モールまたはガスケツ
ト頭部外表面の一部を形成する舌片部の付根付近
の表裏面の何れか一方もしくは双方に、長手方向
に連続する溝部を少なくとも一つ以上設けること
を特徴とする窓部材を提供するものである。
脂のモールまたはガスケツトを一体成型して成る
窓部材であつて、該周縁部モールまたはガスケツ
ト頭部外表面の一部を形成する舌片部の付根付近
の表裏面の何れか一方もしくは双方に、長手方向
に連続する溝部を少なくとも一つ以上設けること
を特徴とする窓部材を提供するものである。
前記舌片部の付根付近の表裏面に設ける長手方
向に連続する溝部に、バネ材をその表面に嵌着す
ることまたはバネ材をその表層に埋め込んだ状態
にすることにより一体的に備えることが、例えば
車輌開口部に取り付けた際、車体外板により優れ
た圧接をすることになり、より好ましいシール性
が得られるものである。
向に連続する溝部に、バネ材をその表面に嵌着す
ることまたはバネ材をその表層に埋め込んだ状態
にすることにより一体的に備えることが、例えば
車輌開口部に取り付けた際、車体外板により優れ
た圧接をすることになり、より好ましいシール性
が得られるものである。
また、前記舌片部の付根付近の頭部外表面にあ
る溝部の形状が装飾、補強にもなる部材を嵌合し
得るようにすることで、これら部材を嵌装できて
舌片部の先端にかけて充分な回転モーメントを与
えて結果として圧接力が増加することとなり、よ
り好ましいシール性が得られるものである。
る溝部の形状が装飾、補強にもなる部材を嵌合し
得るようにすることで、これら部材を嵌装できて
舌片部の先端にかけて充分な回転モーメントを与
えて結果として圧接力が増加することとなり、よ
り好ましいシール性が得られるものである。
なお、前述の構成を種々組み合せればより効果
的になること、ならびにこれらの溝、装飾、補強
部材の大きさおよび形状が種々選択できることは
言うまでもないものである。
的になること、ならびにこれらの溝、装飾、補強
部材の大きさおよび形状が種々選択できることは
言うまでもないものである。
さらに前記モールの裏面に、係止用リブ部ある
いは嵌合部を設け、かつその部分以外にはダム部
を設けることによつて、例えば車体等の開口部に
整合して取り付ける際、前記モールの裏面に凹凸
形ならびに凹形にすることも含め、この部分に塗
布したビード状接着剤を逃がさないように保つべ
くなるとともに、アセンブリ付窓材を車体開口部
での位置決めと接着剤の固着するまでの固定、な
らびにその後の固定補助等を兼ねる係止用リブ部
を少なくとも一つ以上設けること等が好ましいも
のである。
いは嵌合部を設け、かつその部分以外にはダム部
を設けることによつて、例えば車体等の開口部に
整合して取り付ける際、前記モールの裏面に凹凸
形ならびに凹形にすることも含め、この部分に塗
布したビード状接着剤を逃がさないように保つべ
くなるとともに、アセンブリ付窓材を車体開口部
での位置決めと接着剤の固着するまでの固定、な
らびにその後の固定補助等を兼ねる係止用リブ部
を少なくとも一つ以上設けること等が好ましいも
のである。
ここで、透明板状体の透明とは、透明、半透
明、着色および表面凹凸模様等を含むものをい
い、板状体とは、建築構築用または車輌用ことに
自動車用フロント、リア、ドア等の各種ガラス、
すなわち平板ガラス、熱処理や化学的処理による
強化板ガラス、ガラス板や樹脂板等を合せた各種
合せガラスおよび熱線反射膜、裂傷防止膜、黒枠
等種々の表面処理した積層ガラス、曲げ加工され
た板ガラス、複層ガラス等各種無機ガラス、なら
びにポリカーボネート、アクリルおよび耐ひつか
き性等のハードコートした合成樹脂板、さらにこ
れら合成樹脂板と無機ガラス板からなる積層体な
どである。
明、着色および表面凹凸模様等を含むものをい
い、板状体とは、建築構築用または車輌用ことに
自動車用フロント、リア、ドア等の各種ガラス、
すなわち平板ガラス、熱処理や化学的処理による
強化板ガラス、ガラス板や樹脂板等を合せた各種
合せガラスおよび熱線反射膜、裂傷防止膜、黒枠
等種々の表面処理した積層ガラス、曲げ加工され
た板ガラス、複層ガラス等各種無機ガラス、なら
びにポリカーボネート、アクリルおよび耐ひつか
き性等のハードコートした合成樹脂板、さらにこ
れら合成樹脂板と無機ガラス板からなる積層体な
どである。
前記透明板状体に一体成型するモールは、前記
透明板状体の全周あるいはほぼ全周にわたりその
周縁部に施すものであり、その形状は種々のもの
が採用されるが、少なくとも透明板状体の周縁部
の表裏の一方および端面において一体成型するも
のであり、その際当該所要箇所にプライマーを予
め塗布して接着強度を向上させることが好ましい
ことは言うまでもないものであり、またモールの
外表面はより空気力学的な構造を満すようなしか
も不快な風切り音の原因とならない形状とするも
のである。
透明板状体の全周あるいはほぼ全周にわたりその
周縁部に施すものであり、その形状は種々のもの
が採用されるが、少なくとも透明板状体の周縁部
の表裏の一方および端面において一体成型するも
のであり、その際当該所要箇所にプライマーを予
め塗布して接着強度を向上させることが好ましい
ことは言うまでもないものであり、またモールの
外表面はより空気力学的な構造を満すようなしか
も不快な風切り音の原因とならない形状とするも
のである。
さらに透明板状体の端面側に当る立上り面に透
明板状体全周にわたり突片部(シール用)を設け
るまたはその面内に可撓性中空チユーブを内蔵す
る等によつて密閉できるようにすることが好まし
いものである。
明板状体全周にわたり突片部(シール用)を設け
るまたはその面内に可撓性中空チユーブを内蔵す
る等によつて密閉できるようにすることが好まし
いものである。
前記モールまたはガスケツトを成形する方法
は、射出成形方法等通常の合成樹脂成形方法を採
用できるものであり、特にRIM法(Reaction
Injection Molding)、R−RIM法(特にその補
強材を配合したもの)、LIM法(Liquid
Injection Molding)、R−LIM法(特にその補
強材を配合したもの)があげられるが、そのうち
でもRIM法によるのが好ましいものである。
は、射出成形方法等通常の合成樹脂成形方法を採
用できるものであり、特にRIM法(Reaction
Injection Molding)、R−RIM法(特にその補
強材を配合したもの)、LIM法(Liquid
Injection Molding)、R−LIM法(特にその補
強材を配合したもの)があげられるが、そのうち
でもRIM法によるのが好ましいものである。
前記種々の成形方法に用いられる合成樹脂、す
なわち本考案で使用可能な合成樹脂は、例えば、
ポリウレタン系樹脂等の熱可塑性樹脂、あるいは
ポリウレタン系、エチレン−酢ビ系等の熱可塑性
ゴム、ならびにビニルエステル系樹脂、エポキシ
樹脂等の熱硬化性樹脂があげられ、さらにブレン
ド樹脂、発泡ポリウレタンも含め、エラストマー
や弾性ゴム等幅広く採用でき得るものであり、さ
らにまた紫外線吸収剤、着色剤、反応率を制御す
る触媒、発泡剤、安定剤等の充填剤、ならびにガ
ラス繊維、ガラスフレークのような補強剤を添加
してもよいことは言うまでもないことであり、勿
論、耐候性、耐熱性、強度、熱膨張率、減縮率、
表面性状等を考慮することが必要であるものであ
る。
なわち本考案で使用可能な合成樹脂は、例えば、
ポリウレタン系樹脂等の熱可塑性樹脂、あるいは
ポリウレタン系、エチレン−酢ビ系等の熱可塑性
ゴム、ならびにビニルエステル系樹脂、エポキシ
樹脂等の熱硬化性樹脂があげられ、さらにブレン
ド樹脂、発泡ポリウレタンも含め、エラストマー
や弾性ゴム等幅広く採用でき得るものであり、さ
らにまた紫外線吸収剤、着色剤、反応率を制御す
る触媒、発泡剤、安定剤等の充填剤、ならびにガ
ラス繊維、ガラスフレークのような補強剤を添加
してもよいことは言うまでもないことであり、勿
論、耐候性、耐熱性、強度、熱膨張率、減縮率、
表面性状等を考慮することが必要であるものであ
る。
前述したとおり、本考案の窓部材によつて、透
明板状体の周縁部に強固に直接一体にガスケツト
またはモールを成型したので、ロボツト等で簡単
にしかも位置決めが精度よくでき、接着取り付け
および固定も確実に効率よくできるようになると
ともに、モールの頭部外表面の舌片部の付根付近
を支点として舌片部の付根付近から舌片部先端に
かけてフレキシブルなまたはバネ的な弾力性をよ
り持たせるようにしたので、透明板状体側にフレ
キシブル性がないのを補助して、例えば車輌開口
部の車体外板の歪み凹凸等に対応でき、モール外
表面の変形を最小限にして、車体外板表面に舌片
部を充分押圧密着させることとなつて水密性、気
密性をより良好なものとするものであり、波及的
には透明板状体および一体化したモールの形状等
の精度のバラツキまでも吸収できるようになるの
である。
明板状体の周縁部に強固に直接一体にガスケツト
またはモールを成型したので、ロボツト等で簡単
にしかも位置決めが精度よくでき、接着取り付け
および固定も確実に効率よくできるようになると
ともに、モールの頭部外表面の舌片部の付根付近
を支点として舌片部の付根付近から舌片部先端に
かけてフレキシブルなまたはバネ的な弾力性をよ
り持たせるようにしたので、透明板状体側にフレ
キシブル性がないのを補助して、例えば車輌開口
部の車体外板の歪み凹凸等に対応でき、モール外
表面の変形を最小限にして、車体外板表面に舌片
部を充分押圧密着させることとなつて水密性、気
密性をより良好なものとするものであり、波及的
には透明板状体および一体化したモールの形状等
の精度のバラツキまでも吸収できるようになるの
である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は、透明板状体2の周縁部外表面に一体
成型したモールまたはガスケツト1であつて、そ
の係止用リブ部を設けた箇所の窓部材の部分側断
面図であり、モールまたはガスケツト1はその頭
部外表面7の一部である舌片部3の裏面8側の付
根に溝部4を設け、モールまたはガスケツト1の
裏面9には係止用リブ部、接着剤塗布用凹部10
を設けたものである。なお、凹部10から立上り
面6にかけて接着剤が逃げ得る溝(図示せず)を
適時設けてもよいものである。
成型したモールまたはガスケツト1であつて、そ
の係止用リブ部を設けた箇所の窓部材の部分側断
面図であり、モールまたはガスケツト1はその頭
部外表面7の一部である舌片部3の裏面8側の付
根に溝部4を設け、モールまたはガスケツト1の
裏面9には係止用リブ部、接着剤塗布用凹部10
を設けたものである。なお、凹部10から立上り
面6にかけて接着剤が逃げ得る溝(図示せず)を
適時設けてもよいものである。
第2図は、第1図で示した窓部材の他の箇所を
示す窓部材の部分側断面図であり、係止用リブ部
5の代りに、取り付け用に塗布されるビード状接
着剤を逃がさないようなダム部11を長手方向に
連続的に設けたものである。
示す窓部材の部分側断面図であり、係止用リブ部
5の代りに、取り付け用に塗布されるビード状接
着剤を逃がさないようなダム部11を長手方向に
連続的に設けたものである。
第3図は、第1図で示した窓部材を車輌開口部
の車体外板12に接着剤13,14でもつて取り
付けた部分側断面図である。
の車体外板12に接着剤13,14でもつて取り
付けた部分側断面図である。
第4図は、他の実施例であつて、頭部外表面の
舌片部3の付根付近に皿状溝部15を設けた窓部
材の部分側断面図であり、さらに立上り面6に接
着剤の逃げ防止とシールの補助の役目をもつ突片
部17を設けたもので、これは任意であるが設け
た方がより好ましいことは言うまでもない。
舌片部3の付根付近に皿状溝部15を設けた窓部
材の部分側断面図であり、さらに立上り面6に接
着剤の逃げ防止とシールの補助の役目をもつ突片
部17を設けたもので、これは任意であるが設け
た方がより好ましいことは言うまでもない。
第5図は、さらに他の実施例を示すものであつ
て、頭部外表面7に溝部を設け、その溝部に装飾
補強部材18を嵌合し、舌片部3の裏面8の付根
付近の溝部に収縮作用をもつバネ材22を一体成
形し、しかも係止用リブ部が嵌合部20とツバ2
1を設け、さらに立上り面6に突片部17を設け
た窓部材を車体外板12に取り付けた部分側断面
図である。なお装飾、補強部材、バネ材等は必ず
しも同時に設ける必要はなく随時適用すればよい
ことは言うまでもない。
て、頭部外表面7に溝部を設け、その溝部に装飾
補強部材18を嵌合し、舌片部3の裏面8の付根
付近の溝部に収縮作用をもつバネ材22を一体成
形し、しかも係止用リブ部が嵌合部20とツバ2
1を設け、さらに立上り面6に突片部17を設け
た窓部材を車体外板12に取り付けた部分側断面
図である。なお装飾、補強部材、バネ材等は必ず
しも同時に設ける必要はなく随時適用すればよい
ことは言うまでもない。
前述したように本考案によれば、車体外板等枠
部材とのシール性の向上ならびに取り付けが精度
よく確実にできることとなり、空気力学的な構造
をも満し、不快な風切り音の発生原因ともなら
ず、燃費の向上、雨水の浸入防止、塵埃等の堆積
防止、モール外表面の変形を最小限に止め、外観
品質の向上を図ることはもとより耐候性の向上等
もでき、さらに取り付け時の位置決めが簡単で衝
撃の緩和、応力の発生防止等で取り付けのロボツ
ト化により整合する等となり、さらにまたその寿
命も充分なものとなるとともに、透明板状体へキ
ズ、破損等の影響もなくなり、経済的にも優れた
ものとなるものである。
部材とのシール性の向上ならびに取り付けが精度
よく確実にできることとなり、空気力学的な構造
をも満し、不快な風切り音の発生原因ともなら
ず、燃費の向上、雨水の浸入防止、塵埃等の堆積
防止、モール外表面の変形を最小限に止め、外観
品質の向上を図ることはもとより耐候性の向上等
もでき、さらに取り付け時の位置決めが簡単で衝
撃の緩和、応力の発生防止等で取り付けのロボツ
ト化により整合する等となり、さらにまたその寿
命も充分なものとなるとともに、透明板状体へキ
ズ、破損等の影響もなくなり、経済的にも優れた
ものとなるものである。
また、本考案に基づく窓部材は、建築、車輌等
は勿論、器具あるいは船舶など広い範囲の窓部材
として用いることができるものである。
は勿論、器具あるいは船舶など広い範囲の窓部材
として用いることができるものである。
図は本考案の一実施例を示すものである。第1
図は本考案の窓部材における係止用リブ部を備え
る箇所の部分側断面図、第2図は第1図の他の箇
所を示す部分側断面図、第3図は第1図に示した
窓部材を取り付けた際の部分側断面図、第4図お
よび第5図は他の実施例を示す部分側断面図であ
る。 1……モールまたはガスケツト、2……透明板
状体、3……舌片部、4……溝部、5……係止用
リブ部、11……ダム部、12……車体外板、1
5……皿状溝部、17……突片部、18……装飾
補強部材、22……バネ材。
図は本考案の窓部材における係止用リブ部を備え
る箇所の部分側断面図、第2図は第1図の他の箇
所を示す部分側断面図、第3図は第1図に示した
窓部材を取り付けた際の部分側断面図、第4図お
よび第5図は他の実施例を示す部分側断面図であ
る。 1……モールまたはガスケツト、2……透明板
状体、3……舌片部、4……溝部、5……係止用
リブ部、11……ダム部、12……車体外板、1
5……皿状溝部、17……突片部、18……装飾
補強部材、22……バネ材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 透明板状体の周縁部外表面に合成樹脂のモー
ルまたはガスケツトを一体成型して成る窓部材
であつて、該周縁部モールまたはガスケツト頭
部外表面の一部を形成する舌片部の付根付近の
表裏面の一方もしくは双方に、長手方向に連続
する溝部を少なくとも一つ以上設けることを特
徴とする窓部材。 (2) 前記溝部にバネ材を表面または表層に一体的
に備えることを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項に記載の窓部材。 (3) 前記舌片部の付根付近の頭部外表面にある溝
部が装飾、補強部材を嵌合し得るような形状で
あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項ならびに第2項に記載の窓部材。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194491U JPH0541925Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | |
US07/134,093 US4894972A (en) | 1986-12-19 | 1987-12-17 | Window assembly and method of producing same |
DE3742881A DE3742881C2 (de) | 1986-12-19 | 1987-12-17 | Fensteranordnung und Verfahren zu deren Herstellung |
GB8729524A GB2200159B (en) | 1986-12-19 | 1987-12-18 | Window assembly and method of producing same |
FR8717772A FR2608668B1 (fr) | 1986-12-19 | 1987-12-18 | Ensemble formant fenetre et procede pour sa production |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194491U JPH0541925Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6398813U JPS6398813U (ja) | 1988-06-27 |
JPH0541925Y2 true JPH0541925Y2 (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=31151513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986194491U Expired - Lifetime JPH0541925Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541925Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58113480A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | 橋本フオ−ミング工業株式会社 | ウインドウ |
JPS58113482A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | 橋本フオ−ミング工業株式会社 | ウインドウの製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53118226U (ja) * | 1977-02-28 | 1978-09-20 | ||
JPS59109530U (ja) * | 1983-01-13 | 1984-07-24 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車用ウインドシ−ルドモ−ル |
-
1986
- 1986-12-19 JP JP1986194491U patent/JPH0541925Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58113480A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | 橋本フオ−ミング工業株式会社 | ウインドウ |
JPS58113482A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | 橋本フオ−ミング工業株式会社 | ウインドウの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6398813U (ja) | 1988-06-27 |
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