JPH0541852Y2 - - Google Patents

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JPH0541852Y2
JPH0541852Y2 JP12838688U JP12838688U JPH0541852Y2 JP H0541852 Y2 JPH0541852 Y2 JP H0541852Y2 JP 12838688 U JP12838688 U JP 12838688U JP 12838688 U JP12838688 U JP 12838688U JP H0541852 Y2 JPH0541852 Y2 JP H0541852Y2
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、高周波電圧の誘導加熱で未発泡な合
成樹脂を発泡成形するのに用いられる成形型の改
良に関するものである。
従来の技術 従来、この種の成形型としては誘導体損失の少
ないシリコンゴムで上下の各型本体を形成し、そ
の型本体の上下に高周波印加用の電極板を位置さ
せて型本体に高周波電界を誘導することによりキ
ヤビテイ空間内に予め挿置する未発泡の樹脂素材
を発泡させてキヤビテイ空間で所定形状に付形成
形するものが知られている(特開昭62−251229
号)。
この成形型では型本体がシリコンゴムのような
軟質な材料で形成されているので車輛用ウインド
ウプレートの如き板厚や大きさ等にバラ付きが生
じ易い部材の周縁に沿つて合成樹脂の枠縁を一体
成形するときにウインドウプレートを破損する等
の事態を生じないところから好適であり、また、
型本体の上下に位置する電極板で高周波電圧を型
本体に印加するので上下の各電極板からキヤビテ
イ空間が略等間隔に位置する比較的平面形状を有
する成形品を形成するのに適している。
考案が解決しようとする課題 然し、上述した成形型では第4図に示す如き板
面が湾曲成形された複次元の立体形状を有する車
輛用ウインドウプレートWに枠縁Fを形成する場
合等にはウインドウプレートWの縁辺に沿つて予
め取付けられる未発泡な合成樹脂の枠縁素材と上
下の電極板との間隔が等距離でないため、その型
本体に印加する高周波電圧をキヤビテイ空間内に
挿置する枠縁素材に対して均等に作用できず高周
波電界の分布がバラ付いて均等に加熱できないこ
とにより枠縁素材を全周に亘つて均一に発泡成形
できないことになる。
茲において、本考案は複次元形状を有する成形
品でも均等に発泡成形し得る高周波加熱用の成形
型を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係る高周波加熱用の成形型において
は、複次元形状のキヤビテイ空間を持つ上下型を
誘電体損失の少ない材料で形成し、そのキヤビテ
イ空間よりも広面積な略相似形の先端面を持つ高
周波印加用の電極板を電気抵抗の少ない材料で形
成し、この電極板の先端面をキヤビテイ空間に対
向させしかも全面に亘つて略等間隔を隔て相対位
置させて各型内に埋込み装着するものであり、そ
の上下の型はシリコンゴムで形成するのが最も好
ましく、また、電極板は剛性を有する金属材料で
形成するのがよい。
作 用 この成形型ではキヤビテイ空間の複次元形状に
対応させて先端面を全面に亘つて略均等な間隔で
位置することにより高周波印加用の電極板を上下
型内に埋込み装着するからキヤビテイ空間内に挿
置する未発泡な樹脂素材に高周波電圧を均等に作
用させて全体を均一に発泡成形でき、その型上下
は誘電体損失が少ないから、キヤビテイ空間内に
挿置する未発泡な樹脂素材を効率よく高周波加熱
でき、また、部材の一部に合成樹脂部を形成させ
る場合にはシリコンゴムのように弾性を有する材
料で上下型を形成することにより部材の形状のバ
ラ付きを吸収し、部材の破損する事態を生じさせ
ず、合成樹脂部の見切線からバリの発生をおさえ
鮮明にすることができ、また、離型も容易に行う
ようにできると共に、電極板を金属材料で形成す
ることにより型本体を補強することもできるよう
になる。
実施例 以下、第1〜3図を参照して説明すれば、次の
通りである。
この成形型は第4図で示した車輛用ウインドウ
プレートWの縁辺に沿つて合成樹脂の枠縁を一体
成形する如く複次元方向の立体形状を有する成形
品を発泡成形するのに用いられるものであり、そ
の成形型は第1図で示すように上,下の各割型
1,2で構成されている。この各割型1,2は上
述した車輛用ウインドウの枠縁を成形するのに用
いられることから、中央部分に抜き穴を持つて型
本体が略四辺形に形成されている。また、その上
下の割型1,2はシリコンゴム、ポリエチレン、
ポリプロピレン、テトラフロロエチレン等の誘電
体損失の少ない材料で形成され、特にガラス等の
脆弱な部材に樹脂成形を行う場合には弾性のある
シリコンゴムで型本体を形成するとよい。この割
型1,2では第2図で示すようにウインドウプレ
ートWを挿置する空間3に加えて、その周縁に枠
縁を樹脂成形するキヤビテイ空間4が設けられて
いる。そのキヤビテイ空間4は複次元方向に湾曲
成形されたウインドウプレートWの周縁に枠縁を
形成するものであるから、第3図で示す如く複次
元方向の立体形状を持つて形成されている。ま
た、各割型1,2には高周波電圧を印加する電極
5,6が取付けられている。この電極板5,6は
割型1,2の上下に接着剤等で固定される電圧印
加部5a,6aと各型本体内に埋込み装着された
電圧誘導部5b,6bとからなり、その全体は電
気抵抗が少なくて剛性を有するアルミニウム、銅
等の金属材料で形成することにより各割型1,2
の補強を兼ねて取付けることができる。この電極
板5,6はキヤビテイ空間4よりも広面積(l1
l2)でキヤビテイ空間4の各片面と略相似形の先
端面5c,6cを持ち、その各先端面5c,6c
はキヤビテイ空間4に対向位置ししかも全面に亘
つて略等間隔(W1=W2)を隔てて相対配置され
ている。なお、電極板5,6は上述した電圧印加
部5a,6aと電圧誘導部5b,6bとを一体成
形するのが好ましく、また、別体に成形すること
によりボルト、溶接等で一体に組立ててもよい。
このように構成する成形型では車輛用ウインド
ウプレートに枠縁を樹脂成形する場合で述べる
と、まず、所望の断面形状と近似した形状に予め
樹脂成形した未発泡の枠縁素材をウインドウプレ
ートの周縁に巻付けて型内に挿置する。その際に
未発泡の枠縁素材をキヤビテイ空間4に位置させ
て全体を挿置し、この状態で上下型1,2を型締
めするのに伴つて各型本体がシリコンゴムのよう
に弾性を有する材料で形成されていればウインド
ウプレートを破損する事態は生じず、また、枠縁
の見切線からバリ等の発生をおさえ鮮明にするこ
とができ、また、離型も容易に行うことができ
る。その成形型には圧力に加えて高周波電圧を上
下の電極板5,6に印加すると、この電極板5,
6の先端面5c,6cがキヤビテイ空間4から略
等間隔を隔てて配置されていることにより均一な
分布で高周波電界が未発泡の枠縁素材に作用し、
均一に発熱し、その発熱で枠縁素材が全体に亘つ
て均等に発泡することにより所定形状の枠縁とし
て成形できるようになる。この際に、型本体がシ
リコンゴムのように弾性を有し、誘電体損失が極
めて少ない材料で形成されているところから自己
発熱を殆どしないのであまり高温にはならず、ま
た、ウインドウプレートの形状のバラ付きを吸収
し、枠縁の見切線からバリ等の発生をおさえ鮮明
にすることができ、また、離型も容易に行うこと
ができる。また、この型は中央部に抜き穴を有す
ることいにより枠縁素材を短時間で発泡成形でき
しかも消費電力も少なくて済む。その発泡が完了
したならば、高周波電圧の印加を止めて枠縁が冷
却固化した後型開きすることにより発泡樹脂成形
品として取出すことができる。
なお、上述した成形型はウインドウプレート等
の部材に代えて各種の部材に樹脂成形品を附着成
形するのに適用することができ、或いは成形品全
体を合成樹脂で複次元形状に成形するにも適用す
ることができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る高周波加熱用成形型
に依れば、複次元形状を有する成形品でも高周波
電圧の印加で均一に発泡させて所定形状に成形で
きるものであり、その型本体は誘電体損失が極め
て少ないところから自己発熱を殆どしないのであ
まり型自体が高温にならず、また、部材に合成樹
脂部を形成させる場合には型本体を軟質シリコン
ゴムのように弾性を有する材料で形成すれば部材
の形状のバラ付きを吸収し、合成樹脂部の見切線
を鮮明にすることができ、更にこの型本体に金属
材料の電極板を埋込み装着すれば補強できること
により使用耐久性を高めることも可能にするもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る成形型の外様斜視図、第
2図は同型のA−A線断面図、第3図は同型のB
−B線断面図、第4図は本考案に係る成形型で樹
脂成形品を付着成形可能な部材の一例を示す斜視
図である。 1……上型、2……下型、4……キヤビテイ空
間、5,6……電極板、5c,6c……先端面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複次元形状のキヤビテイ空間4を持つ上下型
    1,2を誘電体損失の少ない材料で形成し、そ
    のキヤビテイ空間4よりも広面積な略相似形の
    先端面5c,6cを持つ高周波印加用の電極板
    5,6を電気抵抗の少ない材料で形成し、この
    電極板5,6の先端面5c,6cをキヤビテイ
    空間4に対向させしかも全面に亘つて略等間隔
    を隔て相対位置させて各型1,2内に埋込み装
    着してなることを特徴とする高周波加熱用成形
    型。 (2) 上記上下型1,2がシリコンゴムで形成さ成
    されていることを特徴とする請求項1記載の成
    形型。 (3) 上記電極板5,6が剛性を有する金属材料で
    形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の成形型。
JP12838688U 1988-09-30 1988-09-30 Expired - Lifetime JPH0541852Y2 (ja)

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JP12838688U JPH0541852Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30

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JPH0248303U JPH0248303U (ja) 1990-04-04
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JP4956270B2 (ja) * 2007-05-14 2012-06-20 テクノポリマー株式会社 樹脂成形方法及び樹脂成形装置
JP7175507B2 (ja) * 2019-11-22 2022-11-21 株式会社micro-AMS 誘電加熱成形装置及び誘電加熱成形方法

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