JPH0541850Y2 - - Google Patents

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JPH0541850Y2
JPH0541850Y2 JP2023588U JP2023588U JPH0541850Y2 JP H0541850 Y2 JPH0541850 Y2 JP H0541850Y2 JP 2023588 U JP2023588 U JP 2023588U JP 2023588 U JP2023588 U JP 2023588U JP H0541850 Y2 JPH0541850 Y2 JP H0541850Y2
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temperature sensor
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【考案の詳細な説明】 (従来の技術) 本考案は、金型に取付けられた温度センサによ
つて金型温度を測定する金型温度センサ装置に関
するものである。
(従来の技術) 第2図は、特開昭60−40217号公報に開示され
ている従来の金型温度センサ装置の分解側面図で
ある。
同図において、101は金型、102は該金型
101の外面側から内部の蒸気供給部103に連
通し、且つ金型外面側の開口部内面にテーパ状の
ねじ部104を有する長孔である。
105は、先端を閉塞され、且つ後部外面にテ
ーパ状のねじ部106を有する円筒状の保護管で
あり、該保護管105は後端部にナツト部107
を有している。また、この保護管105は、ねじ
部106を前記長孔102のねじ部104に螺着
することにより、予め金型101に水密に取付け
られている。
108は、両端側にねじ部109,110が形
成されたニツプルであり、該ニツプル108は一
端側のねじ部110を前記保護管105のナツト
部107内に螺着して取付けられている。
111は、前記保護管105内に挿入可能な杆
状のシース112と、該シース112に連結され
た熱電対113とからなる温度センサである。ま
た、この温度センサ111には、前記ニツプル1
08の他端側のねじ部109に螺合可能なナツト
114と該ナツト114とニツプル108とによ
り挾圧される環状の押え部材115が嵌挿されて
いる。
前記温度センサ111を金型101に取付ける
場合には、第2図の状態から、シース112をニ
ツプル108及び保護管105内に挿入し、該シ
ース112の先端が保護管105の先端内面に当
接したところでナツト114をニツプル108の
ねじ部109に螺合して、シース112を押え部
材115で締め付けて固定する。
(考案が解決しようとする課題) ところで、金型に取付けられた温度センサによ
つて金型温度を直接測定することは、金型の温度
及び成形を制御する上で重要なことである。ま
た、特に近年における多品種少量生産では実成形
時間が短く、むしろ金型交換等の段取りに要する
比率が高い。
しかしながら、従来の金型温度センサ装置で
は、温度センサ111を金型101に取付けるに
際して、保護管105挿入用の長穴102及びテ
ーパ状のねじ部104を金型101に形成し、ま
たテーパ状のねじ部106を形成した保護管10
5を長穴102に挿入後螺着して取付けておき、
更にこの保護管105にニツプル108を取付け
る必要があるため、長穴102の特にねじ部10
4の加工と、保護管105及びニツプル108の
取付けに係わる作業に手間がかかり、温度センサ
111を挿着するまでに時間を要するという問題
点があつた。
本考案は前記問題点に鑑みてなされたものであ
り、温度センサを簡単に、且つ短時間で金型に取
付けることができる金型温度センサ装置を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、熱電対と
該熱電対に連結された杆状のシースとを備えた温
度センサと、一端側に被取付部を有し、また他端
側に金型外面に吸着可能なマグネツトを有すると
ともに、前記被取付部及びマグネツトを貫通し、
且つ前記シースが挿通可能な通路を備えたマグネ
ツトホルダーと、前記被取付部に着脱自在に取付
けられる取付部材と、前記取付部材と被取付部と
の間に介在され、且つ取付部材を被取付部に取付
けた状態で両者による挾圧で前記シースを水密に
緊締する押え部材とから金型温度センサ装置を構
成したものである。
(作用) 本考案によれば、金型外面の、例えば金型の外
面側から内部の蒸気供給部に連通する長孔位置に
マグネツトホルダーを吸着させ、そして温度セン
サのシースをマグネツトホルダーの通路に挿入す
るとともに、取付部材をマグネツトホルダーの被
取付部に取付けることにより、シースを押え部材
で水密に緊締し、温度センサを金型に取付けるこ
とができる。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示す金型温度セン
サ装置の分解断面図、第3図、第4図は取付状態
を示す金型温度センサ装置の断面図である。
第1図において、1は金型温度を測定する温度
センサであり、該温度センサ1は、杆状のシース
2と、該シース2の一端に連結された熱電対3と
を有している。また、前記シース2には、内面に
ねじ部4aを有する筒状の取付部材4と、挾圧時
において変形可能な弾性材料からなる環状の押え
部材5が軸方向に移動自在に嵌挿されている。
6は金型外面に水密に吸着可能なマグネツトホ
ルダーであり、該マグネツトホルダー6は、略中
心部に孔7aを有する有底筒状のホルダー7と、
該ホルダー7の内部にその一側面を外部に露出し
て同軸状に挿着された環状のマグネツト8とを有
している。また、前記ホルダー7の孔7a周辺部
には、前記取付部材4が着脱自在に螺合可能なね
じ部9aを外面に有する筒状の被取付部9が、そ
の一端部を溶接等で固定され同軸状に配置されて
いる。このように、マグネツトホルダー6には、
マグネツト8及び被取付部9の各中心孔とホルダ
ー7の孔7aとで、前記シース2が挿通可能な軸
方向に貫通した通路10が形成されている。
次に、第3図、第4図を参照して前記金型温度
センサ装置の取付方法について説明する。
第3図は、金型11に該金型11の外面側から
内部の蒸気供給部12に連通する長孔13が形成
されており、該長孔13を通じて金型12の内部
温度を検出する場合の取付け例を示すもので、ま
ず、マグネツトホルダー6をその通路10が長孔
13に一致するように金型11の外面に吸着させ
る。次いで、外方より温度センサ1のシース2を
マグネツトホルダー6の通路10及び長孔13内
に挿入し、該シース2の先端が長孔13の先端内
面に当接したところで、取付部材4をマグネツト
ホルダー6の被取付部9に螺合する。この螺合に
よつて取付部材4と被取付部9との間に挾まれた
押え部材5が両端側から圧せられて内側に変形
し、シース2は該押え部材5により水密に緊締さ
れて固定される。
また、温度センサ1を金型11から取外す場合
には、取付部材4を緩めて押え部材5の変形を解
き、シース2を通路10から抜き出した後、マグ
ネツトホルダー6を金型11から離脱するか、ま
たは直接マグネツトホルダー6を金型11から離
脱すればよい。
第4図は、金型11の表面温度を検出する場合
の取付け例を示すもので、まず、マグネツト8の
中心孔に伝熱性に優れた伝熱材14を充填し、マ
グネツトホルダー6を金型11の外面所定位置に
吸着させる。次いで、外方より温度センサ1のシ
ース2をマグネツトホルダー6の通路10に挿入
し、該シース2の先端が前記伝熱材14を介して
金型12aの外面に当接したところで、取付部材
4をマグネツトホルダー6の被取付部9に螺合す
る。この螺合によつて取付部材4と被取付部9と
の間に挾まれた押え部材5が両端側から圧せられ
て内側に変形し、シース2は該押え部材5により
水密に緊締されて固定される。
このように、前記実施例によれば、マグネツト
ホルダー6を金型11外面の所望位置に吸着さ
せ、温度センサ1のシース2をマグネツトホルダ
ー6の通路10に挿入し、そして取付部材4及び
押え部材5を用いて該シース2をマグネツトホル
ダー6に固定することにより温度センサ1を金型
に取付けることができるので、従来のようなシー
ス用の保護管を不要となして構成を簡略化できる
ことに加え、マグネツトホルダー6の吸着を利用
して温度センサ1を簡単、且つ短時間で金型11
に取付けることができる。また、金型11の内部
温度を検出する場合でも、金型11には単にシー
ス2を挿入するだけの長孔13を形成するだけで
よいので、面倒な加工作業も不要となり、生産性
の向上に著しく貢献することができる。
尚、前記実施例では取付部材と被取付部の接続
を螺合によつて行なうものを示したが、圧入嵌合
やリブ嵌合等を採用してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、熱電対
と該熱電対に連結された杆状のシースとを備えた
温度センサと、一端側に被取付部を有し、また他
端側に金型外面に吸着可能なマグネツトを有する
とともに、前記被取付部及びマグネツトを貫通し
て形成され、且つ前記シースが挿通可能な通路を
備えたマグネツトホルダーと、前記被取付部に着
脱自在に取付けられる取付部材と、前記取付部材
と被取付部との間に介在され、且つ取付部材を被
取付部に取付けた状態で両者による挾圧で前記シ
ースを水密に緊締する押え部材とから金型温度セ
ンサ装置を構成したので、従来のようなシース用
の保護管を不要となして構成を簡略化できること
に加え、マグネツトホルダーの吸着を利用して温
度センサを簡単、且つ短時間で金型に取付けるこ
とができる。また、金型の内部温度を検出する場
合でも、金型には単にシースを挿入するだけの長
孔を形成するだけでよいので、面倒な加工作業も
不要となり、生産性の向上に著しく貢献すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す金型温度セン
サ装置の分解断面図、第2図は従来の金型温度セ
ンサ装置の分解側面図、第3図、第4図は第1図
に示した金型温度センサ装置の取付状態を示す断
面図である。 1……温度センサ、2……シース、3……熱電
対、4……取付部材、5……押え部材、6……マ
グネツトホルダー、9……被取付部、10……通
路、11……金型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱電対と該熱電対に連結された杆状のシースと
    を備えた温度センサと、一端側に被取付部を有
    し、また他端側に金型外面に吸着可能なマグネツ
    トを有するとともに、前記被取付部及びマグネツ
    トを貫通し、且つ前記シースが挿通可能な通路を
    備えたマグネツトホルダーと、前記被取付部に着
    脱自在に取付けられる取付部材と、前記取付部材
    と被取付部との間に介在され、且つ取付部材を被
    取付部に取付けた状態で両者による挾圧で前記シ
    ースを水密に緊締する押え部材とからなる金型温
    度センサ装置。
JP2023588U 1988-02-18 1988-02-18 Expired - Lifetime JPH0541850Y2 (ja)

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CN109738086A (zh) * 2019-02-14 2019-05-10 安徽天康(集团)股份有限公司 一种防冲蚀高寿命可升降多点采集式热电偶

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