JP2003139623A - 温度測定器 - Google Patents

温度測定器

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JP2003139623A
JP2003139623A JP2001341343A JP2001341343A JP2003139623A JP 2003139623 A JP2003139623 A JP 2003139623A JP 2001341343 A JP2001341343 A JP 2001341343A JP 2001341343 A JP2001341343 A JP 2001341343A JP 2003139623 A JP2003139623 A JP 2003139623A
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Japan
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temperature
case
temperature sensor
temperature measuring
measuring device
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JP2001341343A
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Koji Ono
浩二 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部温度の影響を受けることなく測定対象の
温度を測定することができると共に、コンクリートを養
生した後に温度センサーを容易に取り外すことができる
温度測定器を提供する。 【解決手段】 測定対象の温度を測定する温度センサー
3を設けた温度測定器であって、断熱材からなるケース
1の一端に感熱板2を設け、該感熱板2に前記温度セン
サー3を接触して設け、前記ケース1の他端に固定部材
4を設けると共に、該固定部材4と前記感熱板2及び温
度センサー3の間に断熱体5を設けた温度測定器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象の温度を
測定する温度センサーを設けた温度測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】測定対象の温度を温度センサーによって
測定する場合、測定対象と外部の間に温度差があると温
度センサーの長さ方向に熱流が発生し、外部温度の影響
により測定温度に誤差が生じる。従来、この熱伝導によ
る測定温度の誤差を小さくするために、温度センサーを
保護管で覆い、測定対象に充分深く挿入して温度測定を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、養生コンクリ
ートの温度測定に於いては、温度センサーを測定対象で
あるコンクリートに充分深く挿入すると、コンクリート
を養生した後に温度センサーを取り外すことが困難であ
るという問題があった。また、パイプ内の流体の温度測
定に於いては、温度センサーをパイプ内に充分深く挿入
すると、流れの障害になるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記問
題を解決するために、測定対象の温度を測定する温度セ
ンサーを設けた温度測定器であって、断熱材からなるケ
ースの一端に感熱板を設け、該感熱板に前記温度センサ
ーを接触して設け、前記ケースの他端に固定部材を設け
ると共に、該固定部材と前記感熱板及び温度センサーの
間に断熱体を設けた温度測定器を提供するものである。
本発明によれば、感熱板に温度センサーを接触して設け
たから、感熱板を介して測定対象の温度を測定できると
共に、断熱材からなるケースの一端に感熱板を設け、固
定部材と前記感熱板及び温度センサーの間に断熱体を設
けたから、ケースの断熱材及び断熱体によって感熱板及
び温度センサーは外部温度の影響を受けることなく、測
定対象の温度を測定することができる。
【0005】また、本発明は、請求項1に記載の温度測
定器において、前記固定部材に温度センサーからの配線
を外に導くパイプを設けた温度測定器を提供するもので
ある。本発明によれば、前記固定部材に温度センサーか
らの配線を外に導くパイプを設けたから、内部に温度測
定器を固定して温度測定を行うことができる。
【0006】また、本発明は、請求項1又は2に記載の
温度測定器において、前記ケースの側面が抜き勾配を有
する温度測定器を提供するものである。本発明によれ
ば、ケースの側面が抜き勾配を有するから、養生コンク
リートのように測定対象が固まった場合にも、測定対象
から温度測定器を取り外すことができる。
【0007】また、本発明は、請求項1乃至3のいずれ
かに記載の温度測定器において、前記測定対象が養生コ
ンクリートであり、コンクリート型枠の内側に前記ケー
スを固定し、前記型枠と共に取り外せるようにした温度
測定器を提供するものである。本発明によれば、コンク
リート型枠の内側に前記ケースを固定したから、固まっ
たコンクリートから前記型枠と共にケースを取り外すこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図示する実
施例に基づいて説明する。図1及び図2に示す実施例
は、測定対象の温度を測定する温度センサー3を設けた
温度測定器であって、断熱材からなるケース1の一端に
感熱板2を設け、該感熱板2に前記温度センサー3を接
触して設け、前記ケース1の他端に固定部材4を設ける
と共に、該固定部材4と前記感熱板2及び温度センサー
3の間に断熱体5を設けた構成としてある。
【0009】ケース1は、合成樹脂等の断熱材からな
り、側面部15が抜き勾配を有するように中空の円錐台
形状をなし、コンクリートが固まっても容易にケース1
を取り外すことができるように構成してある。ケース1
の小径側には、開口部に雌ネジ14を設け、感熱板2を
螺着するように構成してある。また、ケース1内の大径
側寄りに固定部材4を取り付ける取付部17を設け、大
径側端縁16を型枠6に当接させて固定部材4により固
定するように構成してある。
【0010】感熱板2は、金属等の熱伝導率の高い材質
からなり、測定対象であるコンクリートCの温度と等し
くなるように構成してある。感熱板2の外周には雄ネジ
13を設けてあり、ケース1の雌ネジ14にねじ込んで
取り付ける。感熱板2をケース1の内側に螺着してある
から、感熱板2とコンクリートCが干渉することなく温
度測定器を容易に取り外すことができる。
【0011】温度センサー3は、ケース1内に感熱板2
に接触して設け、感熱板2の温度を測定することによ
り、コンクリートCの温度を測定するように構成にして
ある。感熱板2を介して間接的にコンクリートCの温度
を測定するから、温度センサー3がコンクリートに直接
触れることを防ぐことができる。
【0012】固定部材4は、固定用ボルト8とナット9
とからなる。固定用ボルト8は、鍔部18を設けてあ
り、ケース1の小径側から挿入して取付部17に固定さ
れる。また、固定用ボルト8の中心には温度センサー3
からの配線を外に導くパイプ11を設けると共に、先端
にはコネクタ10を設けた構成としてある。
【0013】断熱体5は、合成樹脂等の断熱材からな
り、環状をなして温度センサー3とコネクタ10を結ぶ
ケーブル12を通すようにしてあると共に、感熱板2の
締付け力を受けて固定用ボルト8の鍔部18を押圧して
固定するように構成してある。そのために、感熱板2の
表面中央線に沿ってコイン等を受け入れて、ねじ込みを
容易とする溝(図示せず)を設けてある。従って、ケー
ス1に固定用ボルト8と断熱体5と温度センサー3を挿
入し、感熱板2を螺着すると図1に示すように温度測定
器は組み立てられる。
【0014】以上のように構成している温度測定器を以
下のように型枠6に固定する。図1に示す温度測定器の
固定用ボルト8を型枠6の取付孔7に内側から挿入し、
ケース1の大径側端縁16を型枠6に当接させる。そし
て、図2に示すように、型枠6からその外側に突出する
固定用ボルト8にナット9を締め付けると、温度測定器
を型枠6に固定した状態となる。
【0015】続いて、本発明温度測定器を使用した温度
測定方法について説明する。上記の通りに、型枠6に温
度測定器を固定し、コネクタ10を計測器(図示しな
い)に接続する。そこで、型枠内にコンクリートCを流
し込み、コンクリートCの温度測定を養生期間中常時行
う。また、コンクリートを養生した後は、型枠6を解体
することにより、型枠6と共に温度測定器を取り外すこ
とができるから、再度、型枠に固定して温度測定を行う
ことが可能である。
【0016】このように、断熱材からなるケース1の一
端に感熱板2を設けると共に、固定用ボルト8と感熱板
2及び温度センサー3の間に断熱体5を設けたから、ケ
ース1の断熱材及び断熱体5によって感熱板2及び温度
センサー3は型枠外の温度の影響を受けることなく、コ
ンクリートCの温度を測定することができる。また、温
度センサー3をコンクリートC中に深く挿入する必要が
ないから、取り外しが容易になる。
【0017】また、本発明温度測定器は、図示の実施例
のように、型枠6に固定してコンクリートCの温度測定
をする場合に限られず、パイプや容器等の内部に固定し
てパイプや容器内の流体の温度を測定することもでき
る。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係る温度測定器に
よれば、測定対象の温度を測定する温度センサーを設け
た温度測定器であって、断熱材からなるケースの一端に
感熱板を設け、該感熱板に前記温度センサーを接触して
設け、前記ケースの他端に固定部材を設けると共に、該
固定部材と前記感熱板及び温度センサーの間に断熱体を
設けた構成を有することにより、感熱板に温度センサー
を接触して設けたから、感熱板を介して測定対象の温度
を測定できると共に、断熱材からなるケースの一端に感
熱板を設け、固定部材と前記感熱板及び温度センサーの
間に断熱体を設けたから、ケースの断熱材及び断熱体に
よって感熱板及び温度センサーは外部温度の影響を受け
ることなく、測定対象の温度を測定することができる効
果がある。
【0019】また、本発明は、請求項1に記載の温度測
定器において、前記固定部材に温度センサーからの配線
を外に導くパイプを設けた構成を有することにより、内
部に温度測定器を固定して温度測定を行うことができる
効果がある。
【0020】また、本発明は、請求項1又は2に記載の
温度測定器において、前記ケースの側面が抜き勾配を有
する構成を有することにより、養生コンクリートのよう
に測定対象が固まった場合にも、測定対象から温度測定
器を取り外すことができる効果がある。
【0021】また、本発明は、請求項1乃至3のいずれ
かに記載の温度測定器において、前記測定対象が養生コ
ンクリートであり、コンクリート型枠の内側に前記ケー
スを固定し、前記型枠と共に取り外せるようにした構成
を有することにより、固まったコンクリートから前記型
枠と共にケースを取り外すことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明温度測定器の一実施例を示した斜視図
【図2】 本発明温度測定器の一実施例を示した断面図
【符号の説明】
1 ケース 2 感熱板 3 温度センサー 4 固定部材 5 断熱体 6 型枠 7 取付孔 8 固定用ボルト 9 ナット 10 コネクタ 11 パイプ 12 ケーブル 13 雄ネジ 14 雌ネジ 15 側面部 16 大径側端縁 17 取付部 18 鍔部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象の温度を測定する温度センサー
    を設けた温度測定器であって、断熱材からなるケースの
    一端に感熱板を設け、該感熱板に前記温度センサーを接
    触して設け、前記ケースの他端に固定部材を設けると共
    に、該固定部材と前記感熱板及び温度センサーの間に断
    熱体を設けた温度測定器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の温度測定器において、
    前記固定部材に温度センサーからの配線を外に導くパイ
    プを設けた温度測定器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の温度測定器にお
    いて、前記ケースの側面が抜き勾配を有する温度測定
    器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の温度
    測定器において、前記測定対象が養生コンクリートであ
    り、コンクリート型枠の内側に前記ケースを固定し、前
    記型枠と共に取り外せるようにした温度測定器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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