JPH0541486A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0541486A
JPH0541486A JP3302126A JP30212691A JPH0541486A JP H0541486 A JPH0541486 A JP H0541486A JP 3302126 A JP3302126 A JP 3302126A JP 30212691 A JP30212691 A JP 30212691A JP H0541486 A JPH0541486 A JP H0541486A
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diffusion
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッチング等の製造工程における加工のばら
つきの影響の受けにくく、特性の安定した、低抵抗の埋
込みコンタクト構造を有するMOS素子を含む半導体装
置を提供する。 【構成】 埋込みコンタクト構造20を有するMOS素
子を含む半導体装置であって、前記埋込みコンタクト構
造20は、少なくとも、多結晶シリコン層からの拡散に
より形成された第1のコンタクト拡散領域22と、この
第1のコンタクト拡散領域22よりも拡散が深く形成さ
れた第2のコンタクト拡散領域24とを含み、MOS素
子の寄生抵抗を低減できる。このMOS素子とバイポー
ラ素子とを組合わせた素子においては、前記第1のコン
タクト拡散領域とバイポーラ素子のエミッタ拡散領域と
を同時に形成することができ、しかも前記MOS素子の
寄生抵抗を小さくした状態で前記エミッタ拡散領域の接
合深さを小さくすることができるので、高速動作が可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、よ
り詳しくはMOS型電界効果トランジスタ(以下、これ
をMOSFETという。)あるいは単一半導体基板上に
バイポーラ素子とMOS素子の双方が設けられた半導体
装置(以下、これをBi−MOS素子という。)など、
MOS素子を含む半導体装置およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】MOS型半導体集積回路装置において
は、素子の高集積化に伴い、埋込みコンタクト構造が多
く採用されている。
【0003】従来のMOSFETにおける埋込みコンタ
クト構造の一例としては、ゲート電極とソース電極およ
びドレイン電極の少なくとも一方(以下、これをソース
/ドレイン電極という。)とを同一の多結晶シリコン成
長工程およびその加工工程によって形成し、このソース
/ドレイン電極等からの不純物拡散により形成したコン
タクト拡散領域を介して、ソース拡散領域あるいはドレ
イン拡散領域(以下、これをソース/ドレイン拡散領域
という。)とのコンタクトを形成しているものがあっ
た。
【0004】また、素子の微細化に伴い、MOSFET
においては、ホットエレクトロン対策としてLDD(L
ightly Doped Drain)構造が用いら
れている。
【0005】この種の半導体装置の構造例を模式的に図
2に示す。
【0006】図2において、MOSFETは、LDD構
造をなすnチャネルMOSトランジスタである。このM
OSFET100は、p型シリコン基板10上に埋込み
コンタクト構造を有している。そして、この埋込みコン
タクト構造を構成するコンタクト拡散領域28は、n+
型多結晶シリコン層からなるソース/ドレイン電極40
からの不純物拡散により形成されたn+ 拡散層より形成
されている。前記ソース/ドレイン電極40は、ゲート
電極30の層形成時に配線部44と共に形成される。そ
して、前記n+ 型コンタクト拡散領域28は、前記ソー
ス/ドレイン電極40の側壁に設けられたサイドウォー
ル50直下のn- 型オフセット領域52を介し、一方の
n+ 型ソース/ドレイン拡散領域42aに接続されてい
る。
【0007】図2中、12はフィールド酸化膜、14は
ゲート酸化膜、18は前記多結晶シリコン層のエッチン
グの際に形成されたシリコン層のエグレである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示した半導体装置においては、埋込みコンタクト構造に
起因した以下の問題点がある。
【0009】(1)n+ 型多結晶シリコンからなるソー
ス/ドレイン電極40中の不純物として拡散係数が小さ
い不純物を用いた場合においては、n+型コンタクト拡
散領域28の接合は浅くなる。一方、このn+ 型コンタ
クト拡散領域28に接続するn- 型オフセット領域52
の接合は本来的に浅く、抵抗が高い。したがって、埋込
みコンタクト構造全体としての抵抗が高くなり、MOS
FETのソース/ドレイン拡散領域42aに高い寄生抵
抗が付加されることになる。そのため、MOSFETの
相互コンダクタンスおよび該トランジスタのオン状態に
おいて流すことができるオン電流等の特性が低下する。
【0010】(2)n+ 型ゲート電極30およびn+ 型
ソース/ドレイン電極40をエッチング加工によって形
成する際に、p型シリコン基板10の露出部分が同時に
エッチングされてしまい、シリコン層にエグレ18が形
成される。そして、イオン打ち込み法によりn- 型オフ
セット領域52を形成する場合に、このシリコン層のエ
グレ18の周縁部には不純物がドーピングされにくいた
め、形成されるn- 型オフセット領域52の不純物濃度
が所定値より低くなって抵抗が高くなりやすい。その結
果、LDD構造の機能が充分に発揮されず、前述した
(1)の問題がより顕著となる。また、エッチング工程
等における加工のばらつきの影響を受け、前記特性等が
大きくばらつくという問題がある。
【0011】以上の問題は、n+ 型多結晶シリコン層
(ソース/ドレイン電極40)、n-型オフセット領域
52およびn+ 型ソース/ドレイン拡散領域42a,4
2bの不純物として拡散係数の小さいヒ素を用いた場合
において顕著である。
【0012】また、前記(1)の問題は、LDD構造が
付加されない埋込みコンタクト構造を有するMOSFE
Tの場合においても、同様の理由により問題となる。
【0013】更に、Bi−MOS素子においても、n+
型多結晶シリコン層からのヒ素の不純物拡散によって、
バイポーラトランジスタのn+ 型エミッタ拡散領域を形
成する場合には、前記MOSFETと同様の問題が生ず
る。
【0014】すなわち、バイポーラトランジスタを高速
化するためには、n+ 型エミッタ拡散領域の接合を浅く
する必要がある。そのため、エミッタ拡散領域と同時に
MOSFETのコンタクト拡散領域を形成する場合に
は、コンタクト拡散領域の接合が浅くなり、前記
(1),(2)と同じ問題が生じる。そのため、Bi−
MOS素子において埋込みコンタクト構造に起因する寄
生抵抗を低減しようとすると、拡散領域の接合を深くす
ることが必要となり、このことがBi−MOS素子の高
速化の障害となっていた。
【0015】本発明はこのような問題点を解決するもの
であり、その目的は、エッチング等の製造工程における
加工のばらつきの影響の受けにくく、特性の安定した、
低抵抗の埋込みコンタクト構造を有する半導体装置を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のMOS型半導体装置は、(a)半導体基板
と、(b)この半導体基板の一主面に形成され、かつ埋
込みコンタクト構造を有するMOS素子と、を含み、
(c)前記埋込みコンタクト構造は、少なくとも、多結
晶シリコン層からの拡散により形成された第1のコンタ
クト拡散領域と、この第1のコンタクト拡散領域よりも
拡散が深く形成された第2のコンタクト拡散領域とを含
むことを特徴とする。
【0017】また、本発明のBi−MOS型半導体装置
は、(a)半導体基板と、(b)この半導体基板の一主
面に形成されたバイポーラ素子と、(c)前記半導体基
板の一主面に形成され、埋込みコンタクト構造を有する
MOS素子と、を含み、(d)前記バイポーラ素子のエ
ミッタ電極と、前記MOS素子のソース電極およびドレ
イン電極の少なくとも一方とが、同一の層形成によって
形成される多結晶シリコン層からなり、(e)前記バイ
ポーラ素子のエミッタ拡散領域と、前記MOS素子の埋
込みコンタクト構造を構成する第1のコンタクト拡散領
域とが、前記多結晶シリコン層からの不純物拡散によっ
て形成され、(f)前記MOS素子の埋込みコンタクト
構造は、少なくとも、前記多結晶シリコン層からの不純
物拡散により形成された第1のコンタクト拡散領域と、
この第1のコンタクト拡散領域よりも拡散が深く形成さ
れた第2のコンタクト拡散領域とを含むことを特徴とす
る。
【0018】また、前記MOS型半導体装置の製造方法
は、(a)シリコン基板上にフィールド酸化膜およびゲ
ート酸化膜を形成し、その後、埋込みコンタクト構造を
構成する領域に拡散係数の大きい不純物をドーピング
し、第2のコンタクト拡散領域を形成する工程、(b)
埋込みコンタクト構造を形成する領域のゲート酸化膜に
開孔部を設け、更にシリコン基板上に多結晶シリコン層
を形成し、その後前記開孔部を介して拡散係数の小さい
不純物をドーピングし、第1のコンタクト拡散領域を形
成する工程、(c)前記多結晶シリコン層をエッチング
し、ゲート電極およびソース/ドレイン電極を形成する
工程、および(d)不純物のドーピングを行い、ソース
/ドレイン拡散領域を形成する工程、を含むことを特徴
とする。
【0019】前記Bi−MOS型半導体装置の製造方法
は、(a)シリコン基板上にウェルを形成し、さらにフ
ィールド酸化膜およびゲート酸化膜を形成し、その後、
MOS素子の埋込みコンタクト構造およびコレクタ拡散
領域を形成する領域に拡散係数の大きい不純物をドーピ
ングし、第2のコンタクト拡散領域およびコレクタ拡散
領域を形成する工程、(b)MOS素子形成領域をマス
クした状態で不純物をドーピングしてバイポーラ素子に
ベース拡散領域を形成し、ついで前記マスクを除去した
後前記埋込みコンタクト構造およびエミッタ拡散領域を
形成する領域のゲート酸化膜に開孔部を設け、更にシリ
コン基板上に多結晶シリコン層を形成し、その後前記開
孔部を介して拡散係数の小さい不純物をドーピングし、
第1のコンタクト拡散領域およびエミッタ拡散領域を形
成する工程、(c)前記多結晶シリコン層をエッチング
し、MOS素子のゲート電極およびソース/ドレイン電
極と、バイポーラ素子のエミッタ電極とを形成する工
程、および(d)バイポーラ素子形成領域をマスクした
状態で不純物のドーピングを行い、ソース/ドレイン拡
散領域を形成する工程、を含むことを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の半導体装置によれば、MOS素子の埋
込みコンタクト構造を構成する拡散領域が、多結晶シリ
コン層からの不純物拡散により形成された第1のコンタ
クト拡散領域と、前記第1のコンタクト拡散領域よりも
拡散が深く形成された第2のコンタクト拡散領域から構
成されているため、エッチング工程等の製造工程に起因
する加工のばらつきの影響を受けにくく、特性の安定し
た、低抵抗な埋込みコンタクトが得られ、寄生抵抗の小
さい半導体装置が実現できる。
【0021】さらに、本発明のMOS素子は、深い拡散
層を有し、ソース/ドレインの接合面積を大きくするこ
とができるため、例えば、スタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ(SRAM)に好適に用いることができ
る。すなわち、近年の素子の微細化に伴い、トランジス
タのソース/ドレインの接合が浅くなってきているた
め、これらの接合面積も小さくなっている。そのため、
ソース/ドレインの接合容量が小さくなり、これを用い
たSRAMにおける蓄積ノードの接合容量が不十分とな
り、その結果、SRAMにおいて、ノイズ,リーク電
流,α線ソフトエラーに対する耐性などの特性が低下す
る傾向にある。この問題は、特にドレイン側において顕
著である。しかし、本発明のMOS素子を適用したnチ
ャネルトランジスタを使用することにより、トランジス
タのチャネル近傍のソース/ドレインの接合を浅く保っ
たまま、同時にソース/ドレインの接合面積を大きくす
ることができ、それに伴って接合容量も大きくなるた
め、前述の問題を回避することができる。
【0022】また、埋込みコンタクト構造を構成する第
2のコンタクト拡散領域の接合深さおよび不純物濃度
は、多結晶シリコン層中の不純物濃度に依存せず独立に
設定できるため、デバイス設計の自由度を向上させるこ
とが可能となる。
【0023】このようなMOS素子をバイポーラ素子と
組合わせることにより、バイポーラ素子の高速動作を達
成しながら寄生抵抗の小さいBi−MOS素子を実現す
ることができる。
【0024】そして、これらの装置は、前記製造方法に
よって従来と同程度の工程数で簡易に製造することがで
きる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の代表的な実施例を図面を用い
て具体的に説明する。
【0026】実施例1 図1は、本発明の第1実施例を模式的に示す半導体装置
の断面図である。
【0027】図1中において、前述した図2の従来の半
導体装置と実質的に同一部分には同一の符号を付してい
る。
【0028】この半導体装置は、LDD構造を有するn
チャネルMOSFET100から構成されている。この
MOSFET100は、p型シリコン基板10上にフィ
ールド酸化膜12およびゲート酸化膜14が形成されて
いる。前記ゲート酸化膜14上にはゲート電極30が形
成され、このゲート電極30と離間した位置にソース/
ドレイン電極40およびこの電極40に連続する配線部
44が形成されている。そして、前記ゲート電極30の
両サイド及びソース/ドレイン電極40の端部にはシリ
コン酸化膜からなるサイドウォール50が形成されてい
る。そして、このサイドウォール50の下位にはLDD
構造を構成するn- 型オフセット領域52が形成されて
いる。
【0029】前記シリコン基板10において、ゲート電
極30の両サイドにはn+ 型ソース/ドレイン拡散領域
42a及び42bが形成されている。この実施例におい
ては、一方のn+ 型ソース/ドレイン拡散領域42aと
ソース/ドレイン電極40との接続が、埋込みコンタク
ト構造20によって行われている。
【0030】この埋込みコンタクト構造20は、シリコ
ン基板10の表面に浅く形成された第1のコンタクト拡
散領域22と、この第1のn+ 型コンタクト拡散領域2
2より深く形成された第2のn+ 型コンタクト拡散領域
24とから構成されている。前記第2のn+ 型コンタク
ト拡散領域24は、予めシリコン基板10に不純物とし
て拡散係数の大きいリンが拡散されて構成され、その一
部は前記n+ 型ソース/ドレイン拡散領域42aと接続
された状態にある。また、前記第1のn+ 型コンタクト
拡散領域22は、前記ソース/ドレイン電極40からの
拡散係数の小さいヒ素の不純物拡散により形成されてい
る。これらn+ 型コンタクト拡散領域22,24の拡散
の具体的な深さは特に限定されないが、第2のn+ 型コ
ンタクト拡散領域24が埋込みコンタクト構造20のコ
ンタクト抵抗を所定の値以下に低減させることができる
ように、充分深く形成される必要がある。これらのn+
型コンタクト拡散領域22,24の拡散の深さとして
は、例えば、第1のn+ 型コンタクト拡散領域22にお
いては0.1〜0.3μm、第2のn+ 型コンタクト拡
散領域においては0.5〜0.8μmと設定することが
できる。
【0031】上記実施例の構成によれば、埋込みコンタ
クト構造20を形成する拡散領域は、ヒ素の不純物拡散
により形成された前記第1のn+ 型コンタクト領域22
と、この第1のn+ 型コンタクト拡散領域22よりも拡
散が深く形成された、リンの不純物拡散からなる第2の
n+ 型コンタクト拡散領域24とから構成されている。
この2層構造によって、従来問題になっていた埋め込め
コンタクト抵抗を充分に低減させることができ、寄生抵
抗の小さいMOSFETを実現することが可能となる。
【0032】さらに、前記MOSFET100は、深い
接合を有する第2のn+ 型コンタクト拡散領域24を有
し、n+ 型ソース/ドレイン拡散領域42aの接合面積
を大きくすることができるため、チャネル近傍のソース
/ドレイン拡散領域42a,42bの接合を浅く保った
状態で、同時に十分な接合容量を確保することができ、
例えば、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ
(SRAM)に好適に用いることができる。
【0033】また、第2のn+ 型コンタクト拡散領域2
4の接合を深く設定できるため、多結晶シリコン層のエ
ッチングの際に生ずるシリコン基板10のエッチング深
さ等の製造工程における加工のばらつきに影響されず、
安定的に低抵抗な埋込みコンタクト構造を得ることがで
きる。
【0034】更に、第2のn+ 型コンタクト拡散領域2
4の接合深さおよび不純物濃度は、多結晶シリコン層中
の不純物濃度に依存せず独立に設定できるため、デバイ
ス設計の自由度が向上する。
【0035】なお、上記構成の装置においては、一方の
ソース/ドレイン電極に対してのみ埋込みコンタクト構
造が形成されているが、両方のソース/ドレイン電極に
対して埋込みコンタクト構造が形成されていてもよい。
【0036】図4(A)〜(C)および図5(A)〜
(D)は、図1に示す半導体装置の製造プロセスを模式
的に説明する断面図である。図4および図5において図
1の実施例と実質的に同一あるいは相当する部分には同
一符号を用いている。
【0037】(A)図4(A)に示す工程においては、
一般的方法により、p型シリコン基板10上にフィール
ド酸化膜12およびゲート酸化膜14を形成する。その
後、レジスト膜R1をマスクとして用い、埋込みコンタ
クト構造20を構成する領域に、打ち込みエネルギーが
80〜120KeV,打ち込み量が5×1013〜5×1
014cm-2程度の条件でリンのイオン打ち込み(図中、
矢印で示す)をする。さらに、レジスト膜R1を除去し
た後、窒素雰囲気中で900〜1,000℃、40〜8
0分間の条件でアニール処理をする。この工程で、第2
のn+ 型コンタクト拡散領域24が形成される。
【0038】(B)図4(B)に示す工程においては、
埋込みコンタクト構造20を形成する領域のゲート酸化
膜14に開孔部H1を設け、更にシリコン基板10上に
多結晶シリコン層16を2,000〜5,000オング
ストローム程度の膜厚で積載させる。その後、打ち込み
エネルギーが60〜100KeV,打ち込み量が5×1
015〜1×1016cm-2の条件でヒ素のイオン打ち込み
(図中、矢印で示す)をし、更に窒素雰囲気中で900
〜1,000℃、20〜30分間のアニール処理をす
る。この工程で、多結晶シリコン層16からのヒ素の不
純物拡散により第1のn+ 型コンタクト拡散領域22が
形成される。
【0039】(C)図4(C)に示す工程においては、
多結晶シリコン層16を通常のフォトリソグラフィおよ
びエッチング技術によってエッチングし、n+型ゲート
電極30およびn+ 型ソース/ドレイン電極40および
これに連続する配線部44を形成する。この際、p型シ
リコン基板10の露出部分も同時にエッチングされ、基
板10上にエグレ18が形成されてしまう。
【0040】(D)図5(A)に示す工程においては、
LDD構造のn- 型オフセット領域を形成するために、
打ち込みエネルギーが50〜100KeV、打ち込み量
が1〜3×1013cm-2の条件でヒ素あるいはリンのイ
オン打ち込み(図中、矢印で示す)を行い、この工程に
よってシリコン基板10の表面に拡散領域52aを形成
することができる。
【0041】(E)図5(B)に示す工程においては、
化学気相成長(CVD)法によって、シリコン酸化膜5
0aを3,000〜7,000オングストローム程度の
厚みで堆積させる。
【0042】(F)図5(C)に示す工程においては、
前記シリコン酸化膜50aを異方性エッチングによりエ
ッチングする。この工程によって、ゲート電極30およ
びソース/ドレイン電極40の端部にシリコン酸化膜か
らなるサイドウォール50が形成される。
【0043】(G)図5(D)に示す工程においては、
打ち込みエネルギーが50〜100KeV、打ち込み量
が1〜5×1015cm-2の条件でリンあるいはヒ素のイオ
ン打ち込み(図中、矢印で示す)を行い、更に窒素雰囲
気中で900〜1,000℃、20〜60分間のアニー
ル処理を行う。この工程によって、n+ 型ソース/ドレ
イン拡散領域42aおよび42bが形成される。そし
て、前記サイドウォール50の下位に位置する部分には
前記拡散領域52aの一部によって構成されるn-型オ
フセット領域52が形成され、いわゆるLDD構造を構
成している。
【0044】以上の一連の工程によって図1に示すMO
SFETを構成することができる。また、本発明の第1
実施例の他のMOSFET300は、図3に示すよう
に、LDD構造が付加されない埋込みコンタクト構造を
有することが可能である。
【0045】このMOSFET300においては、図1
のLDD型MOSFET100のn- 型オフセット領域
52に相当する領域を有していないが、その他の基本的
な構成は図1のMOSFET100と同一である。
【0046】実施例2 図6は、本発明の第2実施例を模式的に示す半導体装置
の断面図である。
【0047】図6に示すBi−MOS素子は、p型シリ
コン基板10上に形成されたn型ウエル10a内に、ウ
オシュット・エミッタ構造を有するnpn縦型バイポー
ラトランジスタ200が、p型ウエル10b内にはLD
D構造をなすnチャネルMOSFET100がそれぞれ
形成されている。
【0048】ここで、前記MOSFET100は、前述
した第1実施例のMOSFET100と同様の構成を有
するため、図1に示す部分と実質的に同一の構成および
作用を有する部分には同一の符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
【0049】前記バイポーラトランジスタ200は、n
型ウェル10a内に形成されたn+型エミッタ拡散領域
62と、このn+ 型エミッタ拡散領域62の下側に形成
されるp型ベース拡散領域64と、このp型ベース拡散
領域64に対しフィールド酸化膜12を介して配置され
るn+ 型コレクタ拡散領域66とから構成されている。
【0050】そして、前記n+ 型エミッタ拡散領域62
上には、n+ 型エミッタ電極60が形成されている。
【0051】前記バイポーラトランジスタ200のn+
型エミッタ電極60と、MOSFET100のn+ 型ゲ
ート電極30と、埋込みコンタクト領域20に接続され
るソース/ドレイン電極40および配線部44とは、同
一の層形成により形成され、ヒ素を含有するn+ 型多結
晶シリコン層により構成されている。
【0052】前記MOSFET100の埋込みコンタク
ト構造20を構成する第1のn+ 型コンタクト拡散領域
22と、前記バイポーラトランジスタ200のn+ 型エ
ミッタ拡散領域62とは、n+ 型多結晶シリコン層(4
0,60)からのヒ素の不純物拡散により同時に形成さ
れ、両者はほぼ同一の拡散深さおよび不純物濃度を有し
ている。また、前記MOSFET100の埋込みコンタ
クト構造20を構成する第2のn+ 型コンタクト拡散領
域24と、前記バイポーラトランジスタ200のコレク
タ電極引き出し用のn+ 型コレクタ拡散領域66とは、
リンの不純物拡散により同時に形成され、両者はほぼ同
一の拡散深さおよび不純物濃度を有している。
【0053】本実施例における拡散の深さとしては、例
えばMOSFET100についてみると、第1のn+ 型
コンタクト拡散領域22を0.1〜0.3μm、第2の
n+型コンタクト拡散領域24を0.5〜0.8μmと
設定できる。
【0054】上記実施例の構造によれば、前記MOSF
ET100の埋込みコンタクト構造20を、接合の浅い
第1のn+ 型コンタクト拡散領域22と接合の深い第2
のn+ 型コンタクト拡散領域24とからな2層構造とし
たため、従来問題になっていた埋込みコンタクト抵抗を
低減することができる。したがって、寄生抵抗の小さい
MOSFET100と、浅い接合を有することによって
高速化に適したバイポーラトランジスタ200とを、同
一基板上に形成させることが可能となった。
【0055】また、MOSFET100の埋込みコンタ
クト構造20を構成する第2のn+型コンタクト拡散領
域24の拡散を深く設定できるため、前記第1実施例に
おいて述べたように、多結晶シリコン層のエッチングの
際に生ずるシリコン基板10のエッチングの深さ等の製
造工程における加工のばらつきに影響されず、安定的に
低抵抗な埋込みコンタクト構造を得ることができる。
【0056】また、前記バイポーラトランジスタ200
を構成するn+ 型エミッタ拡散領域62とMOSFET
100の第2のn+ 型コンタクト拡散領域24との拡散
深さおよび不純物濃度を独立に設定できるため、バイポ
ーラトランジスタ200とMOSFET100の埋込み
コンタクト20との特性を独立に設定することができ、
デバイス設計の自由度が向上する。
【0057】図7(A)〜(C)および図8(A)〜
(D)は図6に示す半導体装置の製造プロセスを模式的
に示す断面図である。
【0058】(A)図7(A)に示す工程においては、
一般的方法により、p型シリコン基板10内にn型ウエ
ル10a、p型ウエル10bを、シリコン基板10上に
フィールド酸化膜12、酸化シリコン膜14aを形成す
る。その後、所定部分に開孔を有するレジスト膜R2を
マスクとして、打ち込みエネルギが80〜120Ke
V、打ち込み量が5×1013〜5×1014cm-2程度の
条件でリンのイオン打ち込み(図中、矢印で示す)を
し、さらに窒素雰囲気中で900〜1,000℃、40
〜80分間のアニール処理を行う。この工程によって、
コレクタ電極引き出し用のn+ 型コレクタ拡散領域66
および第2のn+ 型コンタクト拡散領域24が形成され
る。
【0059】(B)図7(B)に示す工程においては、
図7(A)のレジスト膜R2を除去した後、ボロン等の
p型不純物をイオン注入してベース拡散領域64を形成
する。その後、図6Aの酸化シリコン膜14aに、埋込
みコンタクト形成用の開孔部H2およびエミッタ拡散領
域形成用の開孔部H3を形成する。次いで、基板10上
にCVD法により多結晶シリコン層16を2,000〜
5,000オングストローム程度堆積した後、打ち込み
エネルギーが60〜100KeV、打ち込み量5×10
15〜1×1016cm-2の条件でヒ素をイオン打ち込み(図
中、矢印で示す)し、さらに窒素雰囲気中で900〜1
000℃、20〜30分間のアニール処理をする。この
工程で、多結晶シリコン層16からのヒ素の不純物拡散
により、n+ 型エミッタ拡散領域62と第1のn+型コ
ンタクト拡散領域22とが形成される。
【0060】(C)図7(C)に示す工程において、多
結晶シリコン層16をフォトエッチングすることによ
り、n+ 型エミッタ電極60、n+ 型ゲート電極30、
埋込みコンタクト構造に接続されるn+ 型ソース/ドレ
イン電極40および配線部44を形成する。この際、p
型シリコン基板10の露出部分も同時にエッチングさ
れ、基板10上にエグレ18が形成される。
【0061】(D)図8(A)に示す工程においては、
バイポーラトランジスタ形成領域にレジスト膜R3を形
成する。その後、MOSFET形成領域において、LD
D構造のオフセット領域を形成するために、打ち込みエ
ネルギーが50〜100KeV、打ち込み量が1〜3×
1013cm-2の条件でヒ素あるいはリンのイオン打ち込
み(図中、矢印で示す)を行い、この工程によってMO
SFET形成領域のシリコン基板10の表面にn- 拡散
領域52aを形成することができる。
【0062】(E)図8(B)に示す工程においては、
レジスト膜R3を除去した後、CVD法によって、シリ
コン酸化膜50aを3,000〜7,000オングスト
ローム程度の厚みで堆積させる。
【0063】(F)図8(C)に示す工程においては、
前記シリコン酸化膜50aを異方性エッチングによりエ
ッチングする。この工程によって、ゲート電極30、n
+ 型ソース/ドレイン電極40の端部およびn+ 型エミ
ッタ電極60の両サイドにシリコン酸化膜からなるサイ
ドウォール50が形成される。
【0064】(G)図8(D)に示す工程においては、
バイポーラトランジスタ形成領域にレジスト膜R4を形
成する。その後、打ち込みエネルギーが50〜100K
eV、打ち込み量が1〜5×1015cm-2の条件でリンあ
るいはヒ素のイオン打ち込み(図中、矢印で示す)を行
い、更に窒素雰囲気中で900〜1,000℃、20〜
60分間のアニール処理を行う。この工程によって、M
OSFET100のn+型ソース/ドレイン拡散領域4
2aおよび42bが形成される。そして、前記サイドウ
ォール50の下位に位置する部分には前記n- 拡散領域
52aの一部によって構成されるオフセット領域52が
形成され、いわゆるLDD構造が構成される。
【0065】以上の一連の工程によって図5に示すBi
−MOS半導体装置を形成することができる。
【0066】また、本発明の第2実施例も前記第1実施
例と同様に、MOSFETにおいてLDD構造が付加さ
れない埋込みコンタクト構造を有することが可能であ
る。
【0067】上記実施例の製造方法によれば、n+ 型エ
ミッタ拡散領域62と第1のn+ 型コンタクト拡散領域
22とは同一の工程により形成され、かつn+ 型コレク
タ拡散領域66と第2のn+ 型コンタクト拡散領域24
とは同一の工程により形成されているため、従来法に比
べて製造工程の増加がなく、製造プロセスが複雑になる
ことはない。
【0068】実施例3 図9は、図1に示す第1実施例を更に改良したMOSF
ETを模式的に示す断面図である。
【0069】本実施例のMOSFET400は、その構
成が基本的には図1に示すMOSFET100と同様で
ある。本実施例のMOSFET400が、図1に示すM
OSFET100と相違する点は、カバー部46を有し
ていることである。このカバー部46は、多結晶シリコ
ン層から構成されるソース/ドレイン電極40の端部を
更に延長してゲート酸化膜14上に乗り上げる状態で形
成されている。
【0070】このようなカバー部46を形成することに
より、多結晶シリコン層をエッチングする際にシリコン
基板10に露出領域がなくなるため、第1実施例におけ
るシリコン層のエグレ18が形成されることがない。そ
の結果、シリコン層のエグレ18に起因する拡散層のリ
ーク電流の発生が防止される。
【0071】このカバー部46を形成するためには、多
結晶シリコン層16のエッチング工程(図4(C)参
照)において、カバー部46の形成領域にマスクを形成
しておけばよい。
【0072】図8は、前記MOSFET400の構成
を、前記第2実施例で示したと同様なBi−MOS素子
に適用した例を示す断面図である。この素子において
も、MOSFET400において前記カバー部46を形
成した以外は、図5に示す素子と同様な構成を有してい
る。
【0073】これらのMOSFETおよびBi−MOS
素子は、前記第1実施例および第2実施例の作用効果に
加えて、カバー部46を形成したことによりエッチング
ダメージに起因した拡散層のリーク電流を防止すること
ができる。その結果、埋込みコンタクト構造のリーク電
流特性ならびにMOSFETのサブスレッショルド(Su
bthreshold)特性等の低下を防止することができる。
【0074】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明はこれに限定されず、その要旨の範囲内
で種々の改変が可能である。例えば、前記各実施例にお
いては、MOS素子として、nチャネルMOSFET、
バイポーラ素子としとnpnバイポーラトランジスタを
例に取り説明したが、本発明はこれに限らず、pnpバ
イポーラ素子あるいはpチャネルMOS素子もしくは、
それらの素子の複合素子に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、エッチング等の製造工
程における加工のばらつきの影響の受けにくく、特性の
安定した、低抵抗の埋込みコンタクト構造を有するMO
S素子を含む半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のMOS型半導体装置を模
式的に示す断面図である。
【図2】従来のMOS型半導体装置を模式的に示す断面
図である。
【図3】本発明の第1実施例の変形例を模式的に示す断
面図である。
【図4】図4(A)〜図4(C)は、図1に示す半導体
装置の製造プロセスを模式的に示す断面図である。
【図5】図5(A)〜図5(D)は、図1に示す半導体
装置の製造プロセスを模式的に示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例のBi−MOS型半導体装
置を模式的に示す断面図である。
【図7】図7(A)〜図7(C)は、図6に示す半導体
装置の製造プロセスを模式的に示す断面図である。
【図8】図8(A)〜図8(D)は、図6に示す半導体
装置の製造プロセスを模式的に示す断面図である。
【図9】本発明の第3実施例のMOS型半導体装置を模
式的に示す断面図である。
【図10】本発明の第3実施例のBi−MOS型半導体
装置を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 12 フィールド酸化膜 14 ゲート酸化膜 16 多結晶シリコン層 20 埋込みコンタクト構造 22 第1のコンタクト拡散領域 24 第2のコンタクト拡散領域 30 ゲート電極 40 ソース/ドレイン電極 42 ソース/ドレイン拡散領域 50 サイドウォール 60 エミッタ電極 62 エミッタ拡散領域 64 ベース拡散領域 66 コレクタ拡散領域 100,300,400 MOSFET 200 バイポーラトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−120959 (32)優先日 平3(1991)5月27日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板と、 (b)この半導体基板の一主面に形成され、かつ埋込み
    コンタクト構造を有するMOS素子と、を含み、 (c)前記埋込みコンタクト構造は、少なくとも、多結
    晶シリコン層からの拡散により形成された第1のコンタ
    クト拡散領域と、この第1のコンタクト拡散領域よりも
    拡散が深く形成された第2のコンタクト拡散領域とを含
    むことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 (a)半導体基板と、 (b)この半導体基板の一主面に形成されたバイポーラ
    素子と、 (c)前記半導体基板の一主面に形成され、埋込みコン
    タクト構造を有するMOS素子と、を含み、 (d)前記バイポーラ素子のエミッタ電極と、前記MO
    S素子のソース/ドレイン電極とが、同一の層形成によ
    って形成される多結晶シリコン層からなり、 (e)前記バイポーラ素子のエミッタ拡散領域と、前記
    MOS素子の埋込みコンタクト構造を構成する第1のコ
    ンタクト拡散領域とが、前記多結晶シリコン層からの不
    純物拡散によって形成され、 (f)前記MOS素子の埋込みコンタクト構造は、少な
    くとも、前記多結晶シリコン層からの不純物拡散により
    形成された第1のコンタクト拡散領域と、この第1のコ
    ンタクト拡散領域よりも拡散が深く形成された第2のコ
    ンタクト拡散領域とを含むことを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記MOS素子における第2のコンタクト拡散領域と、
    前記バイポーラ素子のコレクタ拡散領域とが同一のドー
    ピング工程によって形成されたものであることを特徴と
    する半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 前記埋込みコンタクト構造に接続される多結晶シリコン
    層は、前記MOS素子のゲート酸化膜上に乗り上げた状
    態で形成されるカバー部を有し、このカバー部によって
    ゲート酸化膜と前記多結晶シリコン層との間に半導体基
    板の露出部がないように構成されたことを特徴とする半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2において、 前記MOS素子のゲート電極とソース/ドレイン拡散領
    域との接続部、並びに前記埋込みコンタクト構造を構成
    する第1のコンタクト拡散領域と第2のコンタクト拡散
    領域との接続部にオフセット領域を形成し、LDD構造
    を形成したことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 (a)シリコン基板上にフィールド酸化
    膜およびゲート酸化膜を形成し、その後、埋込みコンタ
    クト構造を構成する領域に拡散係数の大きい不純物をド
    ーピングし、第2のコンタクト拡散領域を形成する工
    程、 (b)埋込みコンタクト構造を形成する領域のゲート酸
    化膜に開孔部を設け、更にシリコン基板上に多結晶シリ
    コン層を形成し、その後前記開孔部を介して拡散係数の
    小さい不純物をドーピングし、第1のコンタクト拡散領
    域を形成する工程、 (c)前記多結晶シリコン層をエッチングし、ゲート電
    極およびソース/ドレイン電極を形成する工程、および
    (d)不純物のドーピングを行い、ソース/ドレイン拡
    散領域を形成する工程、を含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 (a)シリコン基板上にウェルを形成
    し、さらにフィールド酸化膜およびゲート酸化膜を形成
    し、その後、MOS素子の埋込みコンタクト構造および
    コレクタ拡散領域を形成する領域に拡散係数の大きい不
    純物をドーピングし、第2のコンタクト拡散領域および
    コレクタ拡散領域を形成する工程、 (b)MOS素子形成領域をマスクした状態で不純物を
    ドーピングしてバイポーラ素子にベース拡散領域を形成
    し、ついで前記マスクを除去した後前記埋込みコンタク
    ト構造およびエミッタ拡散領域を形成する領域のゲート
    酸化膜に開孔部を設け、更にシリコン基板上に多結晶シ
    リコン層を形成し、その後前記開孔部を介して拡散係数
    の小さい不純物をドーピングし、第1のコンタクト拡散
    領域およびエミッタ拡散領域を形成する工程、 (c)前記多結晶シリコン層をエッチングし、MOS素
    子のゲート電極およびソース/ドレイン電極と、バイポ
    ーラ素子のエミッタ電極とを形成する工程、および
    (d)バイポーラ素子形成領域をマスクした状態で不純
    物のドーピングを行い、ソース/ドレイン拡散領域を形
    成する工程、を含むことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
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