JP3104294B2 - Bi−CMOS集積回路の製造方法 - Google Patents

Bi−CMOS集積回路の製造方法

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JP3104294B2
JP3104294B2 JP03144382A JP14438291A JP3104294B2 JP 3104294 B2 JP3104294 B2 JP 3104294B2 JP 03144382 A JP03144382 A JP 03144382A JP 14438291 A JP14438291 A JP 14438291A JP 3104294 B2 JP3104294 B2 JP 3104294B2
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はBi−CMOS集積回路
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来Bi−CMOS集積回路を製造する
には、はじめに半導体基板上に素子分離領域を形成した
のち、ゲート電極を形成し、NチャネルMOSFET、
PチャネルMOSFETそれぞれのソース−ドレイン拡
散層を形成する。つぎに層間絶縁膜を堆積し、コンタク
トを開口し、アルミ配線を形成してCMOS集積回路の
素子部が完成する。さらにバイポーラトランジスタのベ
ース−エミッタ−コレクタを形成する工程を追加しなけ
ればならなかった。
【0003】バイポーラトランジスタのベースを形成す
るには、MOSFET領域をマスクするためのレジスト
工程を必要とする。
【0004】エミッタを形成するには、CVD法により
全面に酸化膜を堆積したのち、エミッタ予定領域に開口
をもつレジストパターンを形成する。レジストをマスク
として酸化膜をエッチングしたのち、全面にエミッタ電
極となるポリシリコンを堆積する。つぎにAsイオンを
注入して押し込み拡散してエミッタを形成する。そのあ
と再びエミッタ予定領域に形成したレジストパターンを
マスクとしてAsイオンがドープされたポリシリコンを
選択エッチングしてエミッタ電極を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のBi−CMOS
集積回路の製造方法は、一般的なCMOS集積回路の製
造工程に、バイポーラトランジスタの製造工程が追加さ
れるので、レジスト工程が増える。使用するマスク数が
増え、工程が複雑になるという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のBi−CMOS
集積回路の製造方法は、半導体基板の一主面に第1の半
導体層を堆積する工程と、レジストをマスクとして前記
第1の半導体層を選択エッチングして、前記第1の半導
体層からなる電極を形成する工程と、全面に第1の絶縁
膜を堆積する工程と、レジストをマスクとしてNチャネ
ルMOSFET予定領域とバイポーラトランジスタのエ
ミッタおよびコレクタ電極予定領域との前記第1の絶縁
膜をエッチングしたのちN型不純物をイオン注入する工
程と、再度レジストをマスクとしてPチャネルMOSF
ET予定領域とバイポーラトランジスタのグラフトベー
ス予定領域との前記第1の絶縁膜をエッチングしたのち
型不純物をイオン注入する工程とを含むものである。
【0007】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1(a)
〜(d)を参照して説明する。
【0008】はじめにP型シリコン基板にN型およびP
型の埋込層を形成したのち、N型エピタキシャル層を成
長させるが、図面ではP型シリコン基板とN型およびP
型の埋込層とを省略した。
【0009】はじめに図1(a)に示すように、N型エ
ピタキシャル層1上に、選択酸化法によりフィールド酸
化膜2を形成して素子分離領域を形成したのち、Pウェ
ル4を形成する。つぎに熱酸化法によりゲート酸化膜3
を形成して、真性ベース5を形成し、バイポーラトラン
ジスタ予定領域のゲート酸化膜3を除去したのち、CV
D法により全面に電極形成のための厚さ1000〜50
00Aのポリシリコン6を成長させる。つぎに,フォト
レジスト7をマスクとして反応性イオンエッチングを行
ない、ポリシリコン6からなる電極を形成する。
【0010】つぎに図1(b)に示すように、1012
1014cm-2の低濃度の31+ および11+ をイオン注
入して、N- 型拡散層9およびP- 型拡散層8を形成す
る。つぎにCVD法により全面に厚さ1000〜500
0Aの酸化膜10を成長させる。つぎにフォトレジスト
11をマスクとして、反応性イオンエッチングによりバ
イポーラトランジスタのエミッタ−コレクタ電極および
NチャネルMOSFETの酸化膜10を除去する。この
ときNチャネルMOSFETのゲート電極の側面に酸化
膜10からなるサイドウォール12が形成される。
【0011】つぎに1015〜1016cm-2の高濃度の75
As+ をイオン注入して、アニールすることによりN+
型拡散層13およびエミッタ14を形成する。このとき
同時にバイポーラトランジスタのコレクタ−エミッタ電
極およびNチャネルMOSFETのゲート電極にも75
+ がイオン注入されて、ポリシリコン6からなるN型
の各電極が形成される。
【0012】つぎに図1(c)に示すように、フォトレ
ジスト19をマスクとしてPチャネルMOSFET予定
領域とバイポーラトランジスタのグラフトベース予定領
域との酸化膜10をエッチングしてPチャネルMOSF
ETのサイドウォール15を形成したのち、11+をイ
オン注入してP+型拡散層16およびグラフトベース1
7を形成する。
【0013】つぎに図1(d)に示すように、全面に層
間絶縁膜18を堆積してからコンタクトを開口し、アル
ミ配線20を形成してBi−CMOS集積回路の素子部
が完成する。
【0014】つぎに本発明の第2の実施例について、図
2(a),(b)を参照して説明する。
【0015】図1(c)に示すようにグラフトベース1
7を形成したのちフォトレジスト19を除去してから
図2(a)に示すように、全面に高融点金属としてTi
21をスパッタする。
【0016】つぎに図2(b)に示すように、ランプア
ニールすることにより拡散層および各電極の上にTiシ
リサイド22を形成する。そのあと第1の実施例と同様
の工程を経て、サリサイド構造のBi−CMOS集積回
路の素子部が完成する。
【0017】バイポーラトランジスタのエミッタ14
NチャネルMOSFETのソース−ドレイン13とを同
時に形成し、バイポーラトランジスタのグラフトベース
17とPチャネルMOSFETのソース−ドレイン16
とを同時に形成する。その結果、Bi−CMOS集積回
路の製造工程を短縮することができた。
【0018】本発明ではPチャネルMOSFETのゲー
ト電極がP型ポリシリコンからなるので、より表面チャ
ネル型となって短チャネル効果が抑えられる。また各ト
ランジスタの電極は同一のポリシリコンからなるので、
平坦性が良く微細化に適するという効果がある。
【0019】そのうえBi−CMOS集積回路の製造工
程が短縮され、歩留が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を工程順に示す断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を工程順に示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 N型エピタキシャル層 2 フィールド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 Pウェル 5 真性ベース 6 ポリシリコン 7 フォトレジスト 8 P- 型拡散層 9 N- 型拡散層 10 酸化膜 11 フォトレジスト 12 サイドウォール 13 N+ 型拡散層 14 エミッタ 15 サイドウォール 16 P+ 型拡散層 17 グラフトベース 18 層間絶縁膜 19 フォトレジスト 20 アルミ配線 21 Ti 22 Tiシリサイド層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一主面に第1の半導体層を
    堆積する工程と、レジストをマスクとして前記第1の半
    導体層を選択エッチングして、前記第1の半導体層から
    なる電極を形成する工程と、全面に第1の絶縁膜を堆積
    する工程と、レジストをマスクとしてNチャネルMOS
    FET予定領域とバイポーラトランジスタのエミッタお
    よびコレクタ電極予定領域との前記第1の絶縁膜をエッ
    チングしたのちN型不純物をイオン注入する工程と、再
    度レジストをマスクとしてPチャネルMOSFET予定
    領域とバイポーラトランジスタのグラフトベース予定領
    域との前記第1の絶縁膜をエッチングしたのち型不純
    物をイオン注入する工程とを含むBi−CMOS集積回
    路の製造方法。
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