JPH0540756A - 情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 制御手段は、入力手段からの入力によって修
正された文章データの表示領域に表示され、修正済の文
章データを他の未修正の文章データと識別するための識
別表示用付加情報を記憶手段に記憶させる（Ｓ５）と共
に、上記の修正済の文章データと識別表示用付加情報と
を同時に表示させる（Ｓ９）。 【効果】 修正済の文章データは、識別表示用付加情報
が付与された状態で表示され、他の未修正の文章データ
との識別が容易になる。従って、修正の可否を確認しな
がらの文章の見直し作業が容易になり、文章の入力効率
を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えばパーソナルコン
ピュータおよびワードプロセッサ等の情報処理装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、私用あるいは業務用に限らず、文
書の作成には、文字の訂正、挿入およびその他の文書作
成上における処理を容易に行うことができる点で、パー
ソナルコンピュータおよびワードプロセッサ等の情報処
理装置が多用されている。この種の従来の情報処理装置
では、既に登録済の文書を呼出して、その文書の文章を
画面上に表示させた状態で追加修正を行い得るようにな
っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
情報処理装置では、文章を画面上に表示させてその追加
修正を行った場合に、追加修正した部分を他の未修正部
分と識別するような表示が行われない。このため、特に
推敲しながら文章を入力する場合等において、修正の可
否を確認しながら文章を見直す作業が行い難く、文章の
入力効率が悪いという問題点を有している。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、上記の課題を解決するために、制御手段の制御によ
り、記憶手段に記憶されている文章データが入力手段か
らの入力によって修正可能であり、この修正された文章
データが表示手段にて表示される情報処理装置におい
て、上記の制御手段は、入力手段からの入力によって修
正された文章データの表示領域に表示され、修正済の文
章データを他の未修正の文章データと識別するための識
別表示用付加情報を記憶手段に記憶させると共に、上記
の修正済の文章データと識別表示用付加情報とが同時に
表示されるように、記憶手段を制御するものであること
を特徴としている。

【０００５】

【作用】上記の構成によれば、入力手段からの入力によ
って記憶手段に記憶されている文章データが修正された
場合、制御手段は、上記の修正済の文章データの表示領
域に表示され、修正済の文章データを他の未修正の文章
データと識別するための識別表示用付加情報を記憶手段
に記憶させる。さらに、制御手段は、修正済の文章デー
タと上記の識別表示用付加情報とが同時に表示されるよ
うに、記憶手段を制御する。従って、修正済の文章デー
タは、例えば網掛けが行われた状態で表示手段に表示さ
れ、他の未修正の文章データとの識別が容易になる。

【０００６】

【実施例】本発明の一実施例を図１ないし図６に基づい
て以下に説明する。本実施例の情報処理装置としてのワ
ードプロセッサは、図２に示すように、例えばＣＰＵ
（Central Processing Unit)からなる制御手段としての
制御装置１と、例えはキーボードからなり、文字、記号
および各種の処理の指令等を入力するための入力手段で
ある入力装置２と、ＣＲＴ(Cathode-Ray Tube)あるいは
液晶ディスプレイ等からなる表示手段としての表示装置
３と、例えばフロッピディスク装置およびフロッピから
なり、文章データを蓄えておく文書メモリ４と、例えば
ＲＯＭ(Read OnlyMemory)からなり、制御装置１の制御
プログラムを記憶するプログラムメモリ５と、例えばＲ
ＡＭ(Random Access Memory)からなる記憶手段としての
表示用メモリ６とを備えている。

【０００７】表示装置３は、制御装置１の制御により、
表示用メモリ６に記憶されている網掛け表示用付加情報
バッファの内容と表示用コードバッファの内容とを合成
して表示するようになっている。

【０００８】表示用メモリ６には、文書メモリ４から読
み出された文書を記憶する文書記憶部と、表示用コード
バッファと、編集時に修正された文字のアドレスを示す
修正文字アドレステーブルと、網掛け表示用付加情報バ
ッファとが設定されるようになっている。

【０００９】入力装置２による入力動作は、そのキー操
作が対応するデータに変換されることにより行われる。
制御装置１は、この入力されたデータに基づいて、文章
の編集時における文字の挿入、削除等の動作、およびそ
の他の処理動作を行い、編集時に、表示用メモリ６に修
正文字アドレステーブルを作成し、さらにこの修正文字
アドレステーブルと表示用コードバッファとから網掛け
表示用付加情報バッファを作成するようになっている。

【００１０】上記の構成において、本ワードプロセッサ
における文章の修正部の識別表示動作を図１のフローチ
ャートに基づいて説明する。文書メモリ４に保存されて
いる文書を更新するために、文書メモリ４から表示用メ
モリ６に取り込まれたデータが文書記憶部に記憶されて
いる状態において、上記の文書における文字の修正のた
めに入力装置２が操作されると、制御装置１は、この入
力装置２によって入力された文字コード列を文書記憶部
に記憶させる（Ｓ１）。

【００１１】次に、文書記憶部における上記の文字コー
ド列を格納したスタートアドレスとエンドアドレスと
を、図３に示すように、修正文字アドレステーブルにセ
ットする（Ｓ２）。

【００１２】次に、文書記憶部上の編集アドレスを示す
ポインタ１より、文字コードを表示用コードバッファに
セットする（Ｓ３）。

【００１３】次に、ポインタ１が示すアドレスが修正文
字アドレステーブルに含まれるか否かを判別し（Ｓ
４）、含まれる場合には、図４に示すように、網掛け表
示用付加情報バッファの対応位置に、網掛け表示用のコ
ードであるＦＦｈをセットする（Ｓ５）一方、含まれな
い場合には、網掛け表示用付加情報バッファの対応位置
に００ｈをセットする（Ｓ６）。

【００１４】その後、表示用コードバッファの作成は終
了していないので（Ｓ７）、ポインタ１を更新して（Ｓ
８）、Ｓ３へ移行し、以下の動作を繰り返す。

【００１５】一方、Ｓ７において、表示用コードバッフ
ァの作成が終了したものと判定されれば、表示用コード
バッファの内容と網掛け表示用付加情報バッファの内容
とを合成して表示装置３に表示させる。

【００１６】上記のような動作により、例えば、図５に
示すように、○部が空白となっている文書に対して、○
部に文字を挿入する文書の更新を行った場合、図６に示
すように、○部に挿入された文字は、網掛けが行われた
状態で表示される。

【００１７】

【発明の効果】本発明の情報処理装置は、以上のよう
に、制御手段は、入力手段からの入力によって修正され
た文章データの表示領域に表示され、修正済の文章デー
タを他の未修正の文章データと識別するための識別表示
用付加情報を記憶手段に記憶させると共に、上記の修正
済の文章データと識別表示用付加情報とが同時に表示さ
れるように、記憶手段を制御する構成である。

【００１８】これにより、修正済の文章データは、識別
表示用付加情報、例えば網掛けが付与された状態で表示
され、他の未修正の文章データとの識別が容易になる。
従って、修正の可否を確認しながらの文章の見直し作業
が容易になり、文章の入力効率を向上させることができ
るという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のワードプロセッサの動作を
示すフローチャートである。

【図２】本発明の一実施例のワードプロセッサのブロッ
ク図である。

【図３】図２に示した表示用メモリ６に設定されている
修正文字アドレステーブルの説明図である。

【図４】図２に示した表示用メモリ６に設定されている
網掛け表示用付加情報バッファの説明図である。

【図５】本実施例のワードプロセッサによる修正前の文
書の表示状態を示す説明図である。

【図６】本実施例のワードプロセッサによる修正後の文
書の表示状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 制御装置（制御手段） ２ 入力装置（入力手段） ３ 表示装置（表示手段） ６ 表示用メモリ（記憶手段）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】制御手段の制御により、記憶手段に記憶さ
   れている文章データが入力手段からの入力によって修正
   可能であり、この修正された文章データが表示手段にて
   表示される情報処理装置において、 上記の制御手段は、入力手段からの入力によって修正さ
   れた文章データの表示領域に表示され、修正済の文章デ
   ータを他の未修正の文章データと識別するための識別表
   示用付加情報を記憶手段に記憶させると共に、上記の修
   正済の文章データと識別表示用付加情報とが同時に表示
   されるように、記憶手段を制御するものであることを特
   徴とする情報処理装置。