JPH0540544U - 屋根膜の接続構造 - Google Patents

屋根膜の接続構造

Info

Publication number
JPH0540544U
JPH0540544U JP9716091U JP9716091U JPH0540544U JP H0540544 U JPH0540544 U JP H0540544U JP 9716091 U JP9716091 U JP 9716091U JP 9716091 U JP9716091 U JP 9716091U JP H0540544 U JPH0540544 U JP H0540544U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
roof membrane
roof
pieces
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9716091U
Other languages
English (en)
Inventor
徹 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP9716091U priority Critical patent/JPH0540544U/ja
Publication of JPH0540544U publication Critical patent/JPH0540544U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tents Or Canopies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜片を互いに接続して構成される屋根膜の剛
性を、少なくともインフレート方向に低下して、より低
い内部圧力で屋根膜をインフレートする。 【構成】 短冊状の膜片14a,14a…を互いに接続
して屋根膜14を構成する。膜片14a,14a…の端
部の内外両側に跨がって内,外側弾性板30,30aお
よび内,外側押え板32,32aを配置し、締結部材3
4を介して締付ける。内,外側押え板32,32aをそ
れぞれ予め設定した所定長さLに形成し、内,外側押え
板32,32aのそれぞれの継ぎ目を、屋根膜14の厚
さ方向にそれぞれ対応した位置に配置する。内側押え板
32,32…の互いに突き合わされる端部間に蝶番36
を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋根膜、とりわけ、可撓性の膜片を互いに接続して構成される屋根 膜の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ドーム等の無柱構造となった大空間施設の屋根を膜屋根として構築する ものが出現している。この膜屋根構造は大空間施設を取り囲む外壁の上端部を、 防水性の可撓膜で形成された屋根膜で覆うようになっている。前記屋根膜は、大 空間施設内部に空気を注入することによりインフレート(膨脹)し、このインフ レート状態で中央部が膨出したドーム状の屋根が構成される。また、前記屋根膜 は、風等の影響でフラッタリングするのを防止するために、適宜間隔をもってケ ーブルを外壁間に架設し、このケーブルに支持させるようになっている。
【0003】 ところで、前記屋根膜は大空間施設を連続して覆うため、この屋根膜は著しく 大型化される。このため、前記屋根膜は複数の膜片を互いに接続して構成するよ うになっている。このように膜片を接続する場合、この接続部分に大きな引張り 力が作用するため、各膜片間は例えば図6に示すように、膜片1,1の端部両側 を、スペーサー2,2,…を介して平板3,3で挾持し、これら平板3,3間を ボルト4,4で締付けるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の屋根膜の接続構造にあっては、膜片1,1間が平 板3,3で固定されるため、屋根膜の剛性がこれら平板3,3の延設方向に高く なり、屋根膜をインフレートするための内部圧力をより高くしなければならない という課題があった。
【0005】 そこで、本考案はかかる従来の課題に鑑みて、膜片を互いに接続して構成され る屋根膜の剛性を、少なくともインフレート方向に低下して、より低い内部圧力 で屋根膜をインフレートさせることができる屋根膜の接続構造を提供することを 目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本考案は、対向する外壁間にインフレート,デフ レート可能に取り付けられると共に、複数の膜片を互いに接続して構成される屋 根膜の接続構造において、前記膜片同志を少なくともインフレート方向に折曲可 能な折曲げ継手を介して互いに接続する構成とする。
【0007】
【作用】
以上の構成により本考案の屋根膜の接続構造にあっては、屋根膜を構成する複 数の膜片同志を、少なくともインフレート方向に折曲可能な折曲げ継手を介して 互いに接続したので、屋根膜はインフレート方向に容易に撓むことができ、その 剛性を低くすることができる。従って、比較的低い内部圧力をもって屋根膜をイ ンフレートさせることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1から図4は本考案 にかかる屋根膜の接続構造の一実施例を示し、図1は要部の断面図、図2は図1 中A−A線からの断面図、図3は要部の分解斜視図、図4は屋根膜の分解斜視図 である。また、図5に本考案が適用される大空間施設の概略断面図を示す。
【0009】 即ち、図5に示した大空間施設は人工スキー場10として用いるもので、両側 に外壁12,12が構築され、これら外壁12,12の上端部間に屋根膜14が 張架される。そして、前記外壁12,12および屋根膜14で構成される大空間 部16の床面18は図中表裏方向に連続して傾斜され、この傾斜された床面18 に人工雪を積もらせて、その積雪上を滑走できるようになっている。
【0010】 前記屋根膜14は、図中実線状態では内部に空気が注入されてインフレートさ れた状態を示し、また、2点鎖線状態では内部の空気圧が排除されてデフレート された状態を示す。前記屋根膜14は外壁12,12の上端部間に架設される図 外のケーブルで支持されると共に、このケーブルは前記大空間部16の長さ方向 、つまり図2中紙面表裏方向に適宜間隔をもって多数本が設けられる。前記外壁 12,12の外側には機械室20およびリフト室22が設けられ、機械室24に は空調機,人工造雪機およびスノーガン等が設置される。
【0011】 前記屋根膜14は図4に示したように、前記ケーブルの架設方向(図5中左右 方向)に沿って裁断される短冊状の膜片14a,14a…を互いに接続すること により構成される。前記膜片14a,14a…間に図1から図3に示したように 、これら膜片14a,14a…の端部の内外両側に跨がってゴム等の内側弾性板 30および外側弾性板30aを配置する。更に、内側弾性板30の内側および外 側弾性板30aの外側に、アルミ板等の軽量部材で形成された内側押え板32お よび外側押え板32aを配置する。そして、これら押え板32,32a間をボル ト,ナット等の締結部材34を介して締付けるようになっている。
【0012】 前記内,外側弾性板30,30aは膜片14a,14a…の裁断方向に連続し て形成され、これら膜片14a,14a…の接続部間のシールを行うようになっ ている。一方、前記内,外側押え板32,32aはそれぞれ予め設定された所定 長さLに形成され、これら押え板32,32aのそれぞれの継ぎ目は、屋根膜1 4の厚さ方向にそれぞれ対応した位置に配置されるようになっている。
【0013】 そして、前記内,外側押え板32,32aのうち内側押え板32,32…の互 いに突き合わされる端部間に、折曲げ継手としての蝶番36がそれぞれ取り付け られる。前記蝶番36の取付部36aに形成された取付穴38に対応して、前記 内,外側押え板32,32aおよび内,外側弾性板30,30aそして膜片14 a,14aに貫通穴40が形成され、これら取付穴38および貫通穴40に挿通 した取付ボルト42がワッシャ44およびダブルナット46を介して締付け固定 される。
【0014】 以上の構成により本実施例の屋根膜の接続構造にあっては、膜片14a,14 a…の接続部が、内,外側弾性板30,30aおよび内,外側押え板32,32 aを介して密閉された状態で結合されるが、このとき、内側押え板32,32間 に取り付けられた蝶番36によって、隣接される内側押え板32,32同志は互 いに内方(屋根膜14のインフレート方向)に折曲可能となる。また、前記内側 押え板32,32と外側押え板32a,32aとの継ぎ目は、膜片14a,14 aの厚さ方向に対応した位置に配置されているため、内側押え板32,32の折 曲に伴って屋根膜14を全体的に折曲することができる。尚、前記内,外側押え 板32,32aの各継ぎ目には、屋根膜14を折曲させるに必要な間隙δが設け られる。
【0015】 ところで、前記蝶番36は所定長さに設定された内側押え板32,32…の継 ぎ目に取り付けることにより、図5中白丸印で示したように屋根膜36の外壁1 2,12間に蝶番36が複数配置されるようになっている。このため、同図中実 線に示すように空間部16内に空気が供給されて屋根膜14がインフレートされ る際、この屋根膜14が前記蝶番36から容易に折曲されるため、屋根膜14の 剛性を低下させることができる。従って、前記屋根膜14をインフレートさせる ための空間部16内の内部圧力を低くすることができ、その分、送風機の小型化 および送風機を駆動するための消費動力の低減を図ることができる。
【0016】 また、本実施例では前記屋根膜14を一枚構造としたものを開示したが、これ に限ること無く屋根膜を2枚構造としてその中間部分に断熱材を装填し、断熱膜 屋根として構成したものにあっても、2枚構造とした屋根膜のいずれか一方また は両方に本考案の接続構造を適用することができる。
【0017】 更に、本実施例にあっては人工スキー場10の屋根膜14に本考案を適用した 場合を開示したが、これに限ることなく他の大空間施設、例えば一般のドーム等 の屋根膜に本考案を適用できることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に示す屋根膜の端部取付構造にあっては、屋根膜を 構成する複数の膜片同志を、少なくともインフレート方向に折曲可能な折曲げ継 手を介して互いに接続したので、屋根膜の少なくともインフレート時の剛性を低 くして、このインフレート状態を保持するための内部圧力を低下することができ る。このため、インフレート時に空気を供給するための送風機の小型化および消 費動力の低減を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示し、図1中A−A線から
の断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す要部の分解斜視図であ
る。
【図4】本考案の一実施例を示す屋根膜の分解斜視図で
ある。
【図5】本考案が適用される大空間施設の概略断面図を
示す。
【図6】従来の屋根膜の接続構造を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
10 人工スキー場 12 外壁 14 屋根膜 20 ケーブル 36 蝶番(折曲げ継手)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する外壁間にインフレート,デフレ
    ート可能に取り付けられると共に、複数の膜片を互いに
    接続して構成される屋根膜の接続構造において、前記膜
    片同志を少なくともインフレート方向に折曲可能な折曲
    げ継手を介して互いに接続したことを特徴とする屋根膜
    の接続構造。
JP9716091U 1991-10-31 1991-10-31 屋根膜の接続構造 Pending JPH0540544U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9716091U JPH0540544U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 屋根膜の接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9716091U JPH0540544U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 屋根膜の接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0540544U true JPH0540544U (ja) 1993-06-01

Family

ID=14184822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9716091U Pending JPH0540544U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 屋根膜の接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0540544U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0312626A (ja) * 1989-06-09 1991-01-21 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0312626A (ja) * 1989-06-09 1991-01-21 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0540544U (ja) 屋根膜の接続構造
JP2572482Y2 (ja) 膜構造物のケーブル取付装置
JP2554466Y2 (ja) 膜屋根構造
JP2730362B2 (ja) 屋根膜の断熱構造
JP2563073Y2 (ja) 膜体の接続構造
JPH05149035A (ja) 膜構造物の支持構造
JPH0419226Y2 (ja)
JP2830698B2 (ja) 膜体の接続構造
JP2754998B2 (ja) 膜体の接続構造
JP2671673B2 (ja) 屋根膜の取付方法
JPH05195656A (ja) 膜体の接続構造
JPH05195655A (ja) 膜体の接続構造
JP2577788Y2 (ja) 膜体の接続構造
JP2572481Y2 (ja) 膜構造物のケーブル取付装置
JP2734856B2 (ja) 膜体の接続構造
JP2554467Y2 (ja) 膜体の接続構造
JP2806115B2 (ja) 膜屋根のケーブル支持構造
JP2743677B2 (ja) 膜体の接続構造
JP2830701B2 (ja) 膜体の接続構造
JPH0113943Y2 (ja)
JP2567912Y2 (ja) 膜構造物のケーブル取付装置
JPH05163855A (ja) 膜体の接続構造
JPH083293B2 (ja) 空気膜構造物
JPH0616650U (ja) 膜体の接続構造
JPH05179838A (ja) 膜体の接続構造