JPH0540050U - 自動車用モールの連結式クリツプ - Google Patents

自動車用モールの連結式クリツプ

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JPH0540050U
JPH0540050U JP9937691U JP9937691U JPH0540050U JP H0540050 U JPH0540050 U JP H0540050U JP 9937691 U JP9937691 U JP 9937691U JP 9937691 U JP9937691 U JP 9937691U JP H0540050 U JPH0540050 U JP H0540050U
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JP
Japan
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clip
pair
fitted
molding
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JP9937691U
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錬司 真木
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長さが短いモール本体、或いは深い形状のモー
ル本体に対しても、これに形成されたクリップホルダー
に確実に装着できるクリップを提供することである。 【構成】連結式クリップC1 は、一対のクリップ本体5
を2本の連結部材6で互いに連結した構成である。非装
着時における一対のクリップ本体5の長さは、一対のク
リップホルダー2の長さよりも短くなっていて、連結部
材6は、大きく外方に弓形にわん曲している。各クリッ
プ本体5を各クリップホルダー2に嵌合して、2本の連
結部材6をそれぞれ拘束ピン4の内側に位置させると、
この拘束ピン4により連結部材6の伸長状態が維持され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一対のクリップ本体が連結部材により互いに連結されていて、長さ の短いモール本体を自動車の車体側部などに装着する際に使用される自動車用モ ールの連結式クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用モール(以下、単にモールという)は、そのモール本体を合成樹脂で 射出成形する際に、内側の取付面にクリップホルダーが同時成形される。このモ ール本体の長さが比較的長い場合には、モール本体の取付面側に一対のクリップ ホルダーを、このモール本体の長手方向に沿って所定間隔をおいて成形して、各 クリップホルダーにそれぞれ独立したクリップを装着し、一対のクリップを介し てモール本体を自動車の車体側部などに装着していた。このように、各クリップ ホルダーにそれぞれ独立したクリップを装着する構造のものでは、クリップホル ダー及びクリップには充分な装着強度が要求され、この強度に見合う構造にする ためには、モール本体に対するクリップホルダー及びクリップ本体の大きさの割 合を大きくする必要がある。また、クリップホルダーにクリップを装着する部分 には、アンダーカット部が必然的に形成され、このアンダーカット部を成形する には、モール本体を成形するための一対の分離型の他に、この一対の分離型の移 動方向と直交する方向に移動するスライド型の使用が不可欠である。このため、 一対のクリップホルダーの間隔はスライド型の移動に要する長さに制限されて、 通常の設計では100mm以下にはできないとされている。従って、モール本体の 長さは、100mmを超えるものとなる。
【0003】 この問題を解決するために、一対のクリップを連結板により連結した連結式ク リップを形成し、この連結式クリップをモール本体の長手方向と直交する幅方向 からモール本体の内側面に沿って移動させ、連結式クリップを構成している各ク リップ本体の嵌合部をクリップホルダーの被嵌合部に嵌合させて、連結式クリッ プをモール本体に装着するものが開発されている。このような構成の連結式クリ ップを使用すると、一対のクリップ本体が連結板により一体に連結されているた めに、クリップホルダーに装着した場合の強度が高まって、クリップ本体の嵌合 部及びクリップホルダーの被嵌合部のモール本体の長手方向に沿った長さを、独 立クリップを使用する場合に比較して短くできる。しかし、上記した連結式クリ ップは、各クリップ本体が連結板により一体に連結されているために、クリップ ホルダーに装着する場合には、モール本体の幅方向の内側面に沿って移動させる 必要があり、モール本体が深い形状の場合には、その曲率半径が小さ過ぎて各ク リップ本体をモール本体の内側面に沿って移動させることが出来ない。よって、 上記した連結式クリップは、深い形状のモール本体に対しては取付けられない問 題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、モール本体の長さが短い場合、或いは深い形状の場合におい ても、モール本体に形成されたクリップホルダーに確実に装着できるような連結 式クリップを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本考案の採用した第1の手段は、断面ほぼC形で長 さの短いモール本体の取付面側に一対のクリップホルダーが該モ−ル本体の長手 方向に沿って所定間隔をおいて形成され、この一対のクリップホルダーの互いに 対向する内面側に形成された被嵌合部にそれぞれ嵌合される嵌合部を有する一対 のクリップ本体が連結部材により連結された構成の連結式クリップであって、前 記連結部材が弾性材で成形されて、非装着時における長さが前記一対のクリップ ホルダーの間隔よりも短くなっていて、この連結部材を弾性変形させて伸長した 状態を拘束部材により保持することにより、各クリップ本体の嵌合部を前記クリ ップホルダーの被嵌合部にそれぞれ嵌合して、各クリップ本体を各クリップホル ダーにそれぞれ装着するように構成したことである。また、第2の手段は、同じ く前記連結部材が弾性材で成形されて、非装着時における長さが前記一対のクリ ップホルダーの間隔よりも長くなっていて、この連結部材を弾性変形させて縮め ることにより生ずる弾性復元力により、各クリップ本体の嵌合部が前記クリップ ホルダーの被嵌合部に嵌合された状態を保持して、各クリップ本体を各クリップ ホルダーにそれぞれ装着するように構成したことである。
【0006】
【考案の作用】
非装着時における長さが、モール本体に形成された一対のクリップホルダーの 間隔よりも短いものにおいては、連結部材を伸長させて各クリップ本体に設けら れた嵌合部をそれぞれクリップホルダーの被嵌合部に嵌合させ、この連結部材の 伸長状態を拘束部材によって保持すると、連結部材により連結された各クリップ 本体がそれぞれモール本体の各クリップホルダーに確実に装着される。また、非 装着時における長さが、モール本体に形成された一対のクリップホルダーの間隔 よりも長いものにおいては、連結部材を弾性変形させて縮めて、この連結部材に より連結された各クリップ本体の嵌合部をそれぞれ各クリップホルダーの被嵌合 部に嵌合させると、縮められた連結部材の弾性復元力により、クリップ本体がク リップホルダーを内側から押圧して、各クリップホルダーに各クリップ本体がそ れぞれ確実に装着される。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、本考案を更に詳細に説明する。図1において、Mは自 動車Aの車体Bの側面に取付けられたサイドモールであって、このサイドモール Mにおける前輪Dの前部に装着される部分は、長さの短い先端モールMaとなっ ている。この先端モールMaは、合成樹脂の射出成形により形成されて、図2な いし図4に示されるように、断面C形をしたモール本体1の取付面側(装飾面と 反対側)に一対のクリップホルダー2が該モール本体1の長手方向に沿って所定 間隔をおいて一体に形成されている。このクリップホルダー2の形状は、図6に 示されるようにほぼ箱形であって、被嵌合穴3が設けられている。図4に示され るように、一対のクリップホルダー2の相対向する内側面に、それぞれ前記被嵌 合穴3が開口して設けられている。また、モール本体1の取付面側の長手方向の 中央部には、後述の連結部材6の伸長状態を維持拘束するための一対の拘束ピン 4が、該モール本体1の幅方向に沿って所定間隔をおいて突設されている。
【0008】 上記したモール本体1を車体に装着するための連結式クリップC1 が、図2、 図5及び図6にそれぞれ示されている。この連結式クリップC1 は、一対のクリ ップ本体5を2本の連結部材6で互いに連結した構成である。クリップ本体5の 大部分は、車体パネルに設けられて係合穴に係合する爪体で構成され、このクリ ップ本体5の基端部に断面コの字形の嵌合体7が一体に設けられている。この嵌 合体7は、一対の嵌合片7aが相上下して設けられて、この一対の嵌合片7aが 結合部7bにより結合された構成である。一対のクリップ本体5は、各嵌合体7 の結合部7bが内側に位置して相対向している状態で、2本の連結部材6により 一体に連結されている。一対のクリップ本体5が2本の連結部材6で互いに連結 された構成の連結式クリップC1 は、図2で2点鎖線、及び図5で実線で示され る形状で樹脂の射出成形により形成される。即ち、非装着状態(成形状態)にお いては、2本の連結部材6は、外方に大きく弓形にわん曲していて、この連結部 材6の長さ(L1 )は、モール本体1に形成された一対のクリップホルダー2の 内端面の間の長さ(L2 )よりも遙に短くなっていると共に、2本の連結部材6 の幅(W1 )〔図5参照〕は、モール本体1に形成された一対の拘束ピン4の幅 (W2 )よりも遙に大きくなっている。連結式クリップC1 は、樹脂の射出成形 により形成されるために、一対のクリップ本体5を互いに連結している2本の連 結部材6は、弾性変形可能になっている。
【0009】 そして、モール本体1に形成された一対のクリップホルダー2に連結式クリッ プC1 を装着するには、まず図2で二点鎖線で示されるように、一方のクリップ 本体5の嵌合体7を形成している下方の嵌合片7aを一方のクリップホルダー2 に形成された被嵌合穴3に嵌合し、その後に2本の連結部材6を伸長させて各拘 束ピン4の内側に配置させると共に、他方のクリップ本体5の下方の嵌合片7a を他方のクリップホルダー2の被嵌合穴3に嵌合する。これにより、一対のクリ ップ本体5を連結している2本の連結部材6は、各拘束ピン4によって原形状に 復元するのを阻止されて、伸長状態を維持させられる。この結果、各クリップ本 体5は、それぞれクリップホルダー2に装着された状態を維持する。拘束ピン4 の上端面4aは、モール本体1の取付面1aに臨んでいるので、この連結式クリ ップC1 を用いて、モール本体1を車体に取付けた後においては、弾性変形され て伸長している2本の連結部材6の拘束ピン4が外れる恐れは全くない。
【0010】 本考案の他の実施例の連結式クリップC2 が、図7に示されている。この連結 式クリップC2 は、2本の連結部材6の中央部の内側にそれぞれフック8を形成 して、各フック8を係合させることにより、2本の連結部材6の伸長状態を維持 する構成のものであって、他の構成は、既述の実施例と同一である。この実施例 では、連結部材6自体に設けたフック8が、この連結部材6の伸長状態を維持拘 束するための拘束部材を構成している。
【0011】 更に、上記した2つの実施例は、いずれも一対のクリップ本体5を連結してい る連結部材6を伸長させ、拘束部材によって連結部材6の伸長状態を維持する構 成である。これに対し、一対のクリップ本体を連結している連結部材の非装着状 態(成形状態)における長さを、モール本体に形成された一対のクリップホルダ ーの間隔よりも長くしておき、この連結部材を縮めることにより生ずる弾性復元 力によって、各クリップ本体の嵌合体が各クリップホルダーの被嵌合穴に嵌合さ れた状態を維持するように構成することも可能である。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係る連結式クリップは、一対のクリップ本体を弾性材で成形された連 結部材により互いに連結して、この連結部材の伸長状態を拘束部材により保持す ることにより、各クリップ本体を各クリップホルダーにそれぞれ装着したり、或 いは連結部材を縮めることにより生ずる弾性復元力によって、各クリップ本体を 各クリップホルダーにそれぞれ装着する構成であるので、各クリップホルダーに 独立のクリップをそれぞれ装着する場合に比較して、クリップホルダーのモール 本体の長手方向に沿った長さ〔図2で(L0 )で示す)を短くできる。よって、 モール本体の成形時においてクリップホルダーの部分の成形に使用するスライド 型の移動長を短くできて、一対のクリップホルダーの間隔を短くでき、この結果 長さの短いモール本体の成形が可能となる。また、モール本体に形成されたクリ ップホルダーに対する各クリップ本体の装着は、モール本体の長手方向に沿って 行うので、モール本体の横断面形状には左右されず、深い形状のモール本体であ っても、各クリップホルダーにクリップ本体を装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先端モールMaを装着した自動車の斜視図であ
る。
【図2】本考案に係る連結式クリップC1 を装着したモ
ール本体1の平面図である。
【図3】図2のXーX線拡大断面図である。
【図4】図2のYーY線拡大断面図である。
【図5】本考案に係る連結式クリップC1 の斜視図であ
る。
【図6】モール本体1に形成されたクリップホルダー2
とモール本体1の斜視図である。
【図7】本考案に係る連結式クリップC2 を装着したモ
ール本体1の平面図である。
【符号の説明】
1,2 :連結式クリップ 1:モール本体 2:クリップホルダー 3:被嵌合穴(被嵌合部) 4:拘束ピン(拘束部材) 5:クリップ本体 6:連結部材 7:嵌合体(嵌合部) 8:フック(拘束部材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面ほぼC形で長さの短いモール本体の
    取付面側に一対のクリップホルダーが該モ−ル本体の長
    手方向に沿って所定間隔をおいて形成され、この一対の
    クリップホルダーの互いに対向する内面側に形成された
    被嵌合部にそれぞれ嵌合される嵌合部を有する一対のク
    リップ本体が連結部材により連結された構成の連結式ク
    リップであって、前記連結部材が弾性材で成形されて、
    非装着時における長さが前記一対のクリップホルダーの
    間隔よりも短くなっていて、この連結部材を弾性変形さ
    せて伸長した状態を拘束部材により保持することによ
    り、各クリップ本体の嵌合部を前記クリップホルダーの
    被嵌合部にそれぞれ嵌合して、各クリップ本体を各クリ
    ップホルダーにそれぞれ装着するように構成したことを
    特徴とする自動車用モールの連結式クリップ。
  2. 【請求項2】 断面ほぼC形で長さの短いモール本体の
    取付面側に一対のクリップホルダーが該モ−ル本体の長
    手方向に沿って所定間隔をおいて形成され、この一対の
    クリップホルダーの互いに対向する内面側に形成された
    被嵌合部にそれぞれ嵌合する嵌合部を有する一対のクリ
    ップ本体が連結部材により連結された構成の連結式クリ
    ップであって、前記連結部材が弾性材で成形されて、非
    装着時における長さが前記一対のクリップホルダーの間
    隔よりも長くなっていて、この連結部材を弾性変形させ
    て縮めることにより生ずる弾性復元力により、各クリッ
    プ本体の嵌合部が前記クリップホルダーの被嵌合部に嵌
    合された状態を保持して、各クリップ本体を各クリップ
    ホルダーにそれぞれ装着するように構成したことを特徴
    とする自動車用モールの連結式クリップ。
JP9937691U 1991-11-05 1991-11-05 自動車用モールの連結式クリツプ Pending JPH0540050U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0551905A (ja) * 1991-02-01 1993-03-02 Franz Plasser Bahnbaumas Ind Gmbh 軌条保守機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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