JP2000346018A - 合成樹脂成形品に対するクリップ取付け構造 - Google Patents

合成樹脂成形品に対するクリップ取付け構造

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JP2000346018A
JP2000346018A JP11160063A JP16006399A JP2000346018A JP 2000346018 A JP2000346018 A JP 2000346018A JP 11160063 A JP11160063 A JP 11160063A JP 16006399 A JP16006399 A JP 16006399A JP 2000346018 A JP2000346018 A JP 2000346018A
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JP
Japan
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clip
ribs
molded product
main body
synthetic resin
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JP11160063A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ogura
良宏 小倉
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Toyota Motor Corp
Uchihama Kasei Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Uchihama Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーフェンダなどの成形品本体の裏面に
形成されるクリップ取付け部の形状を単純化して成形型
の加工費を安くするとともに、成形品本体の表面(意匠
面)にヒケが発生するのを抑えると同時に、クリップ取
付け部とクリップとの結合強度を維持し、またクリップ
取付け部に対するクリップの取り付けも簡単にする。 【解決手段】 成形品本体10の裏面に形成されたクリ
ップ取付け部12にクリップ20を取り付けるための構
造であって、クリップ取付け部12は、成形品本体10
の裏面に形成された相対向する一対のリブ14によって
構成されている。これらのリブ14の根元18の板厚が
他の部分の板厚よりも薄く設定されている。またクリッ
プ20は、リブ14の間に位置する結合部34と、この
結合部の両側に形成されて両リブ14の係合孔16に個
々に係合する係合爪36と、両リブ14の外側にそれぞ
れ位置するサポーター38とを備えている。そして係合
孔16に係合爪36を係合させた状態では、両リブ14
が結合部34とサポーター38とによって挟まれるよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ボディに組み
付けられるオーバーフェンダなどの合成樹脂成形品の裏
面にクリップを取り付けるための取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術については、例えば特開平
8−175287号公報に開示されているものが公知で
ある。この公報に開示されている技術では、合成樹脂成
形品であるオーバーフェンダの裏面に一体成形されたク
リップ取付け部(ボス部)が、その強度を確保でき、か
つこの取付け部を一体成形することに伴ってオーバーフ
ェンダの表面(意匠面)に生じるヒケを抑える構造とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記クリ
ップ取付け部の構造は比較的複雑なものとなっており、
オーバーフェンダの成形型(金型)の加工費などが高く
なる。またクリップ取付け部の強度、とくにクリップと
の結合強度を確保しながら前記のヒケの発生を抑えると
いった要求を実現するには、かなり厳しい条件をクリヤ
しなけらばならない。このため、ともすれば一方の要求
を満たすために他方の要求ををある程度犠牲にすること
がある。
【0004】本発明は前記課題を解決しようとするもの
で、その目的は、オーバーフェンダなどの成形品本体の
裏面に形成されるクリップ取付け部の形状を単純化して
成形型の加工費を安くするとともに、成形品本体の表面
(意匠面)にヒケが発生するのを抑えると同時に、クリ
ップ取付け部とクリップとの結合強度を維持し、またク
リップ取付け部に対するクリップの取り付けも簡単にす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためのもので、請求項1記載の発明は、車両ボディ
に成形品本体を組み付けるためのクリップを、この成形
品本体の裏面に形成されたクリップ取付け部に取り付け
る合成樹脂成形品に対するクリップ取付け構造であっ
て、前記クリップ取付け部は、成形品本体の裏面に形成
された相対向する一対のリブによって構成されている。
これらのリブには係合孔がそれぞれ形成され、かつ両リ
ブの根元の板厚が他の部分の板厚よりも薄く設定されて
いる。また前記クリップは、一対のリブの間に位置する
結合部と、この結合部の両側に形成されて両リブの係合
孔に個々に係合する係合爪と、両リブの外側にそれぞれ
位置するサポーターとを備えている。そして係合孔に係
合爪を係合させた状態では、両リブが結合部とサポータ
ーとによって挟まれるように構成されている。
【0006】このようにクリップ取付け部が一対のリブ
によって構成されているため、その構造が簡素化され、
成形品本体を樹脂成形する成形型の加工費が安くなる。
また一対のリブの根元の板厚を薄くすることで、成形品
本体の表面(意匠面)にヒケが発生するのを抑えること
ができるとともに、これらのリブはクリップの結合部と
サポーターとにより挟み込まれていることから、両リブ
は成形品本体に対して個別に弾性変形することが規制さ
れている。つまり一方のリブに加わった外力はクリップ
を介して他方のリブにも作用し、結果的に両リブで外力
を支えることとなる。したがってリブの根元の板厚が薄
いことによるクリップ取付け部とクリップとの結合強度
の低下が回避される。しかもクリップ取付け部に対する
クリップの取り付けも簡単となる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
合成樹脂成形品に対するクリップ取付け構造であって、
クリップの結合部は一対のリブの対向面にそれぞれ接触
した状態でこれらの間に挿入されるように設定され、サ
ポーターは両リブの外側面に対して個々に接触するよう
に設定されている。この場合の一対のリブは、それぞれ
の両面にクリップの結合部とサポーターとが接触した状
態で挟み込まれるので、クリップ取付け部とクリップと
の結合強度がより高められる。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
合成樹脂成形品に対するクリップ取付け構造であって、
クリップ取付け部が成形品本体の裏面の複数箇所に設け
られている。そしてこれらのクリップ取付け部を構成し
ている各リブが成形品本体の長さ方向に沿って配列され
ている。これにより、リブの成形に伴うヒケの発生がよ
り効果的に抑えられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は合成樹脂成形品であるオーバーフェンダの
外観を表した構成図、図2は図1の一部を表した拡大図
である。また図3は図2のA−A線断面図、図4は図3
の一部を表した拡大図である。オーバーフェンダには、
対象となる車種などに応じて各種の形状のものがある
が、図1はその一例が示されている。そしてオーバーフ
ェンダは例えば射出成形による一体成形品であり、その
構成の基本となる成形品本体10は全体にわたって略一
定の板厚で、その表面(意匠面)側に膨らんだ形状とな
っている(図3)。この成形品本体10の裏面には、そ
の長さ方向に沿った複数箇所(4箇所)においてクリッ
プ取付け部12が形成されている。
【0010】クリップ取付け部12は、図2〜4で示す
ように成形品本体10の裏面から相対向して互いに平行
に突出した一対のリブ14によって構成されている。こ
れらのリブ14には係合孔16がそれぞれ形成されてい
るとともに、両リブ14の根元18、つまり成形品本体
10の裏面との接合箇所から先端方向にかけての一定範
囲の部分は、その板厚が他の部分の板厚よりも薄く設定
されている。このように根元18の板厚を薄くすること
により、成形品本体10とリブ14との一体成形を原因
として成形品本体10の表面に発生するヒケが抑えられ
る。
【0011】図1で示すように各クリップ取付け部12
において、それぞれのリブ14をその板幅が成形品本体
10の長さ方向に沿うように配列することにより、ヒケ
の発生はより効果的に抑えられる。ただし成形型(金
型)から樹脂成形品を取り出すための型構造としては、
各リブ14を図面の状態から約90°回転させた向きにし
た方が簡単となる。また成形品本体10の表面に僅かな
ヒケが生じた場合、それを目立たせなくする手段として
は、成形品本体10の表面に対し、ヒケの発生箇所に沿
って意匠溝を加工したり、成形品本体10の表面全体に
シボ加工を施したりすることがある。
【0012】前記の各クリップ取付け部12には、成形
品本体10を車両ボディ50(図3)に組み付けるため
のクリップ20がそれぞれ取り付けられている。このク
リップ20も合成樹脂による一体成形品で、大別して車
両ボディ50に取り付けられるボディ結合側22と、成
形品本体10のクリップ取付け部12に取り付けられる
成形品結合側32とによって構成されている。
【0013】図5はクリップ20の正面図、図6はクリ
ップ20の平面図、図7はクリップ20の左側面図、図
8はクリップ20の右側面図である。また図9は図6の
B−B線断面図、図10は同じく図6のC−C線断面図
である。
【0014】これらの図面によって最初にボディ結合側
22について説明すると、図10で示すように断面形状
が円形をした基部24の片側には、皿状のスタビライザ
ー26と、このスタビライザー26の中央部に位置して
車両ボディ50の取付け孔(図示外)に挿入可能な係合
脚28とがそれぞれ形成されている。係合脚28はその
先端面が開口した中空状になっているとともに(図
9)、両側に係合爪30を備えている。これらの係合爪
30は個々にヒンジ部31を残して係合脚28から切り
離された格好になっており、ヒンジ部31の弾性により
係合脚28に対して撓むことができる。これによって係
合脚28を係合爪30とともに車両ボディ50の取付け
孔に挿入することができる(図3)。
【0015】つぎに成形品結合側32について説明する
と、基部24の反対側には成形品本体10の両リブ14
の間に押し込むことが可能な結合部34が形成されてい
る。この結合部34もその先端面が開口した中空状にな
っており(図9)、両側においてリブ14の係合孔16
に係合する係合爪36を備えている。これらの係合爪3
6はそれぞれのヒンジ部37を残して結合部34から切
り離された格好になっていて、個々のヒンジ部37の弾
性により結合部34に対して撓むことができる。これに
より両係合爪36をそれぞれリブ14の側に向けた姿勢
で、これらのリブ14の間に結合部34を位置させるこ
とができ、それによって両係合爪36がリブ14の係合
孔16に係合する(図4)。
【0016】前記結合部34の根元部分にはサポーター
38が形成されている。このサポーター38は、結合部
34の外形よりも大きく張り出した基板39と、両係合
爪36が位置している側と対応する基板39の両縁から
結合部34とほぼ平行に延びるサポート片40とによっ
て構成されている。なお両サポート片40において係合
爪36と対向する部分は切り欠き部42となっており、
これらは両係合爪36をリブ14の係合孔16から外す
ときの工具を使うために利用される。
【0017】前記クリップ20を用いて成形品本体10
を車両ボディ50に組み付ける場合には、まず成形品本
体10の各クリップ取付け部12に対してそれぞれクリ
ップ20の成形品結合側32を取り付ける。この取り付
けについては、すでに説明したように両リブ14の間に
結合部34を押し込み、両係合爪36をリブ14の係合
孔16に係合させる。このとき、前記サポーター38の
両サポート片40は個々に対応するリブ14に対して外
側から接触している。このため両リブ14は結合部34
とサポート片40とによって内外両側から挟みつけられ
た格好になる。この結果、クリップ20は両リブ14に
結合されるとともに、両リブ14はクリップ20を通じ
て互いに連結された状態となる。
【0018】したがって両リブ14の一方に加わった外
力はクリップ20、つまり結合部34及びサポーター3
8を介して他方にも作用し、結果的に両リブ14で外力
を支えることとなる。これにより、ヒケの発生を抑える
ためにリブ14の根元18の板厚を薄くしたにもかかわ
らず、クリップ取付け部12とクリップ20との結合強
度は充分に確保される。またクリップ取付け部12は一
対のリブ14によって構成された単純な構造であること
から、成形品本体10の成形金型の加工費などが安くな
るとともに、クリップ20の取り付けについても前記の
ように両リブ14の間に結合部34を押し込むだけの簡
単な作業となる。
【0019】このようにして成形品本体10の各クリッ
プ取付け部12にクリップ20を取り付けたら、各クリ
ップ20の係合脚28を車両ボディ50の取付け孔に差
し込む。これによってスタビライザー26が車両ボディ
50の表面に押し付けられるとともに、係合爪30が車
両ボディ50の内側において取付け孔の縁に係合し(図
3)、成形品本体10(オーバーフェンダ)が車両ボデ
ィ50の所定箇所に組み付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーバーフェンダの外観を表した構成図。
【図2】図1の一部を表した拡大図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図3の一部を表した拡大図。
【図5】クリップの正面図。
【図6】クリップの平面図。
【図7】クリップの左側面図。
【図8】クリップの右側面図。
【図9】図6のB−B線断面図。
【図10】同じく図6のC−C線断面図。
【符号の説明】
10 成形品本体 12 クリップ取付け部 14 リブ 16 係合孔 18 根元 20 クリップ 34 結合部 36 係合爪 38 サポーター
フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA10 AA11 BB01 CA62 3J001 AA07 BA02 BB02 DC03 EA00 3J022 DA12 DA15 EA15 ED26 FA05 FB04 FB08 HA03 HB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ボディに成形品本体を組み付けるた
    めのクリップを、この成形品本体の裏面に形成されたク
    リップ取付け部に取り付ける合成樹脂成形品に対するク
    リップ取付け構造であって、 前記クリップ取付け部は、成形品本体の裏面に形成され
    た相対向する一対のリブによって構成され、これらのリ
    ブには係合孔がそれぞれ形成され、かつ両リブの根元の
    板厚が他の部分の板厚よりも薄く設定されているととも
    に、 前記クリップは、一対のリブの間に位置する結合部と、
    この結合部の両側に形成されて両リブの係合孔に個々に
    係合する係合爪と、両リブの外側にそれぞれ位置するサ
    ポーターとを備え、係合孔に係合爪を係合させた状態に
    おいて、両リブが結合部とサポーターとによって挟まれ
    るように構成されている合成樹脂成形品に対するクリッ
    プ取付け構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の合成樹脂成形品に対す
    るクリップ取付け構造であって、 クリップの結合部は一対のリブの対向面にそれぞれ接触
    した状態でこれらの間に挿入されるように設定され、サ
    ポーターは両リブの外側面に対して個々に接触するよう
    に設定されている合成樹脂成形品に対するクリップ取付
    け構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の合成樹脂成形品に対す
    るクリップ取付け構造であって、 クリップ取付け部が成形品本体の裏面の複数箇所に設け
    られ、これらのクリップ取付け部を構成している各リブ
    が成形品本体の長さ方向に沿って配列されている合成樹
    脂成形品に対するクリップ取付け構造。
JP11160063A 1999-06-07 1999-06-07 合成樹脂成形品に対するクリップ取付け構造 Pending JP2000346018A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008089006A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Piolax Inc 部品の取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008089006A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Piolax Inc 部品の取付構造

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