JPH0540042U - ボツクスリツドの開閉装置 - Google Patents

ボツクスリツドの開閉装置

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JPH0540042U
JPH0540042U JP9079591U JP9079591U JPH0540042U JP H0540042 U JPH0540042 U JP H0540042U JP 9079591 U JP9079591 U JP 9079591U JP 9079591 U JP9079591 U JP 9079591U JP H0540042 U JPH0540042 U JP H0540042U
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JP
Japan
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lid
box
swing arm
box lid
opening
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Withdrawn
Application number
JP9079591U
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Inventor
伸治 西迫
Original Assignee
西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボックスリッドをリッド開操作初期に一旦手
前に移動させ、ボックスリッドの肉厚が大きい場合であ
っても、ボックスリッドとボックス本体との間の隙間が
小さいままで、ボックスリッドのボックス本体開口縁へ
の干渉を避けて見栄えを良くする。 【構成】 第1揺動アーム5の一端をボックス本体1に
揺動可能に支持する。第2揺動アーム21の一端をボッ
クスリッド3に固定するとともに、第2揺動アーム21
の他端を第1揺動アーム5の他端に揺動可能に連結す
る。ガイド溝25を第2揺動アーム21を案内するよう
にボックス本体1に設け、ガイド溝25により、第1お
よび第2揺動アーム5,21を両者のなす角度αがリッ
ド開操作初期にはリッド閉時よりも大きくなるよう同一
方向に揺動させる一方、その後は第1揺動アーム5の支
点(支軸15)を揺動中心として一体的に揺動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボックスリッドの開閉装置の改良に関し、特に厚肉のボックスリッ ドに好適な開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば自動車のインストルメントパネルに装着されたグローブボッ クス等のボックスリッドの開閉装置として、例えば実開平2―8655号公報に 開示されているように、ボックスリッドをヒンジレバーを介してボックス本体に 開閉可能に取り付けるとともに、上記ボックスリッドの側部に設けたガイドピン をボックス本体の開口側部のガイド溝に係合させることにより、ボックスリッド を一定の開閉軌跡を描かせながら開閉するようにした開閉装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来の開閉装置では、ボックスリッドの開閉軌跡を特定して はいるものの、その開閉軌跡はリッド開操作初期にヒンジレバーを揺動中心とし て真上に上昇する軌跡であることから、例えばボックス本体の開口端面とボック スリッドの端面が僅かな隙間を介して対向している場合等においてボックスリッ ドの肉厚が大きい場合には、ボックスリッドがボックス本体の開口縁に干渉する おそれがあり、これを避けるためにボックスリッドとボックス本体との間に大き な隙間を確保しなければならず見栄えが悪くなる。
【0004】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ボ ックスリッドの支持構造を改良することにより、ボックスリッドをリッド開操作 初期に一旦手前に移動させ、ボックスリッドの肉厚が大きい場合であっても、ボ ックスリッドとボックス本体との間の隙間が小さいままで、ボックスリッドのボ ックス本体開口縁への干渉を避けて見栄えを良くせんとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の解決手段は、ボックス本体の開口を開閉 するボックスリッドの開閉装置において、第1揺動アームの一端を固定側に揺動 可能に支持する。さらに、第2揺動アームの一端を上記ボックスリッドに固定し 、かつ他端を上記第1揺動アームの他端に揺動可能に連結する。また、ガイド手 段を上記第2揺動アームを案内するように固定側に設け、該ガイド手段により、 上記第1および第2揺動アームを両者のなす角度がリッド開操作初期にはリッド 閉時よりも大きくなるよう同一方向に揺動させる一方、その後は第1揺動アーム の支点を揺動中心として一体的に揺動させるように構成したことである。
【0006】
【作用】
上記の構成により、本考案では、リッド開操作初期、第2揺動アームがガイド 手段に案内され、第1および第2揺動アームが同一方向に揺動して両者のなす角 度がリッド閉時よりも大きくなる。
【0007】 このことは、リッド開操作初期には第2揺動アームが略平行移動しながら第1 揺動アームを引張っていることを意味し、よってボックスリッドの描く軌跡が直 線的になり、ボックスリッドが手前に移動する。したがって、例えばボックス本 体の開口端面とボックスリッドの端面が僅かな隙間を介して対向している場合等 においてボックスリッドの肉厚が大きい場合であっても、ボックスリッドとボッ クス本体との間の隙間を大きくすることなくボックスリッドのボックス本体開口 縁との干渉が避けられ、見栄えが良くなる。
【0008】 その後、上記第1および第2揺動アームが第1揺動アームの支点を揺動中心と して一体的に揺動し、つまりボックスリッドが円弧状の軌跡を描き、ボックス本 体の開口が開く。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例に係るボックスリッド開閉装置を図面に基づいて説明す る。
【0010】 (第1実施例) 図5は自動車のインストルメントパネルAを示し、該インストルメントパネル Aは表皮材a1 と基材a2 との間に発泡体層a3 を介装せしめて構成されている (図1参照)。そして、このインストルメントパネルAにはグローブボックスB が装着され、該グローブボックスBは、図1および図4に示すように、ボックス 本体1と該ボックス本体1の開口1aを開閉するボックスリッド3とを備えてな り、該ボックスリッド3の端面は、図6に示すように、リッド閉状態でボックス 本体1の開口端面に僅かな隙間Lを介して対向せしめられている。
【0011】 上記ボックス本体1には、両端側が同一方向に屈曲にしたコ字状の第1揺動ア ーム5が上方から跨ぐように配置され、かつ該第1揺動アーム5の両屈曲アーム 部7,7の一端(上端)には軸孔9,9が形成され、該各屈曲アーム部7の軸孔 9およびボックス本体1の両側面11,11上端部中程に形成された軸孔13に 支軸15を挿入することにより、上記第1揺動アーム5を固定側としてのボック ス本体1に支軸15を揺動中心として揺動可能に支持するようになされている。 また、上記ボックス本体1の開口1a周縁には、フランジ17が外側方に張り出 して形成され、該フランジ17の両側部上半部分には上下方向に延びる長孔19 ,19が左右対称に形成されている。
【0012】 一方、上記ボックスリッド3の両側部上端寄りには、一対のL形の第2揺動ア ーム21,21の一端(上端)が一体に固定され、該各第2揺動アーム21は上 記ボックス本体1の各長孔19に表側から挿入され、その他端(下端)は上記各 第1揺動アーム5の他端(下端)に各々の連結孔22,24に連結軸23を挿入 することによって揺動可能に連結されている。
【0013】 また、固定側としての上記ボックス本体1の両側面11,11には、ガイド手 段としての略「く」の字形状に湾曲したガイド溝25,25がそれぞれ形成され 、該各ガイド溝25には、上記各第2揺動アーム21の連結孔22寄りに内向き に突設したガイドピン27が移動可能に係合され、該ガイドピン27を介して各 第2揺動アーム21を案内するようになされている。そして、この各ガイド溝2 5は、上記第1および第2揺動アーム5,21を両者のなす角度αがリッド開操 作初期(図2の状態)にはリッド全閉時(図1の状態)よりも大きくなるよう同 一方向(図1反時計回り方向)に揺動させる一方、その後は第1揺動アーム5の 支点(支軸15)を揺動中心として一体的に揺動させてボックスリッド3を上方 に開けるようになされている。
【0014】 さらに、上記ボックス本体1の両側面11,11には、ボス状の突起29が2 つずつ前後斜め方向に位置ずれした状態で突設され、該両突起29,29には板 ばね31が両端の尖鋭部31a,31aをかち込ませて取り付けられている。そ して、該各板ばね31は第2揺動アーム21とボックス本体1の側面11との間 に配設され、リッド全閉時に、図1に示すように、下端折曲部31bに第2揺動 アーム21のガイドピン27を当接せしめてリッド全閉状態を保持する一方、リ ッド全開時に、図3に示すように、上端折曲部31cに上記ガイドピン27を当 接せしめてリッド全開状態を保持するようになされている。なお、ボックスリッ ド3が全閉位置と全開位置との間を作動するときには、上記ガイドピン27は板 ばね31とは接触しない。
【0015】 したがって、上記第1揺動アーム5、第2揺動アーム21、ガイド溝25およ び板ばね31等により、ボックス本体1の開口1aを開閉するボックスリッド3 の開閉装置Cが構成されている。
【0016】 このように、本実施例では、リッド開操作初期、第1および第2揺動アーム5 ,21を両者のなす角度αがリッド閉時よりも大きくなるよう同一方向に揺動さ せる一方、その後は第1揺動アーム5の支点(支軸15)を揺動中心として一体 的に揺動させることから、リッド開操作初期、第2揺動アーム21が手前に略平 行移動しながら第1揺動アーム5を引張り、これによりボックスリッド3の描く 軌跡を直線的にでき、ボックスリッド3を手前に移動させることができる。した がって、ボックス本体1の開口端面とボックスリッド3の端面が僅かな隙間Lを 介して対向しており、しかもボックスリッド3の肉厚が大きい場合であっても、 ボックスリッド3とボックス本体1との間の隙間Lを大きく確保せずに済み、ボ ックスリッド3のボックス本体1開口縁との干渉を避け得て見栄えを良くするこ とができる。
【0017】 (第2実施例) 図6は本考案の第2実施例を示し、本実施例では、第1実施例における板ばね 31の替わりにコイルスプリング(引張りスプリング)33を用いたものである 。すなわち、コイルスプリング33の一端を第1揺動アーム5の屈曲アーム部7 基端寄りに、他端を第2揺動アーム21のガイドピン27寄りにそれぞれ取り付 け、このコイルスプリング33のばね力により、ボックスリッド3が全閉時およ び全開時には、図6実線および二点鎖線にて示すように、第2揺動アーム21を 引張ってボックスリッド3の全開および全閉状態を保持するようになされている 。また、第2揺動アーム21およびガイド溝25等の形状が僅かに異なるほかは 第1実施例と同一に構成されているので、同一の構成部分については同一の符号 を付してその詳細な説明を省略する。
【0018】 したがって、本実施例では、第1実施例と同様の作用効果を奏することができ るものである。
【0019】 なお、上記各実施例では、ボックスリッド3を上方に開ける場合について例示 したが、これとは逆にボックスリッド3を下方に開ける場合にも適用可能である 。
【0020】 また、上記各実施例では、ボックスリッド3が自動車のインストルメントパネ ルAに装着されたグローブボックスBのリッドである場合を示したが、これに限 らず、あらゆるボックスのリッドに適用することができるものである。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、一端が固定側に揺動可能に支持された 第1揺動アームの他端に、一端がボックスリッドに固定された第2揺動アームの 他端を揺動可能に連結し、上記第1および第2揺動アームを両者のなす角度がリ ッド開操作初期にはリッド閉時よりも大きくなるよう同一方向に揺動させる一方 、その後は第1揺動アームの支点を揺動中心として一体的に揺動させるようにし た。したがって、ボックスリッドをリッド開操作初期に一旦手前に移動させるこ とができ、ボックスリッドの肉厚が大きい場合であっても、ボックスリッドとボ ックス本体との間の隙間を大きく確保することなく、ボックスリッドのボックス 本体開口縁への干渉を避け得て見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるグローブボックスのリッド
全閉状態を示す縦断面図である。
【図2】第1実施例におけるグローブボックスのリッド
開操作初期状態を示す縦断面図である。
【図3】第1実施例におけるグローブボックスのリッド
全開状態を示す縦断面図である。
【図4】第1実施例におけるグローブボックスの分解斜
視図である。
【図5】インストルメントパネルの斜視図である。
【図6】第2実施例におけるグローブボックスのリッド
開閉状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…ボックス本体(固定側) 1a…開口 3…ボックスリッド 5…第1揺動アーム 15…支軸(支点) 21…第2揺動アーム 25…ガイド溝(ガイド手段) C…開閉装置 α…角度

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体の開口を開閉するボックス
    リッドの開閉装置であって、一端が固定側に揺動可能に
    支持された第1揺動アームと、一端が上記ボックスリッ
    ドに固定され、他端が上記第1揺動アームの他端に揺動
    可能に連結された第2揺動アームと、該第2揺動アーム
    を案内するように固定側に設けられ、上記第1および第
    2揺動アームを両者のなす角度がリッド開操作初期には
    リッド閉時よりも大きくなるよう同一方向に揺動させる
    一方、その後は第1揺動アームの支点を揺動中心として
    一体的に揺動させるガイド手段とを備えたことを特徴と
    するボックスリッドの開閉装置。
JP9079591U 1991-11-06 1991-11-06 ボツクスリツドの開閉装置 Withdrawn JPH0540042U (ja)

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JP9079591U JPH0540042U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 ボツクスリツドの開閉装置

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JP9079591U JPH0540042U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 ボツクスリツドの開閉装置

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JPH0540042U true JPH0540042U (ja) 1993-05-28

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ID=14008522

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JP9079591U Withdrawn JPH0540042U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 ボツクスリツドの開閉装置

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JP (1) JPH0540042U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190550A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Nifco Inc リッド装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208