JPH0540035U - 防汚下敷 - Google Patents
防汚下敷Info
- Publication number
- JPH0540035U JPH0540035U JP1968691U JP1968691U JPH0540035U JP H0540035 U JPH0540035 U JP H0540035U JP 1968691 U JP1968691 U JP 1968691U JP 1968691 U JP1968691 U JP 1968691U JP H0540035 U JPH0540035 U JP H0540035U
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- JP
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- antifouling
- moisture
- underlay
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 外部から持込まれ、又は、内部施設からの漏
洩等により床面に拡延する水分を速かに吸収かつ蒸散せ
しめる防汚下敷。 【構成】 水不透過性マット部1と水透過性ネット部2
とを並列に連接6し、水透過性ネット部2の裏面に水分
吸収・蒸散性部材を配置し、水分吸収・蒸散性部材の裏
面に水分不透過性部材を設けてなる。水分吸収・蒸散性
部材は挿入取出し自在に構成される。
洩等により床面に拡延する水分を速かに吸収かつ蒸散せ
しめる防汚下敷。 【構成】 水不透過性マット部1と水透過性ネット部2
とを並列に連接6し、水透過性ネット部2の裏面に水分
吸収・蒸散性部材を配置し、水分吸収・蒸散性部材の裏
面に水分不透過性部材を設けてなる。水分吸収・蒸散性
部材は挿入取出し自在に構成される。
Description
【0001】
本考案は、四輪車の操縦席、後部席、ベランダ、階段、台所、床等に外部から 持込まれ、又は、内部施設からの漏洩等によりその床面に拡延する水分を速かに 吸収・蒸散せしめる防汚下敷に関する。
【0002】
車両や屋内の各所に外部から靴に附着したまま持込まれ、又は内部施設からの 洩漏により車両内部又は床面等に拡延する水分により、車両の運転者、同乗者、 家屋居住者等が、ズボンの裾等を濡らす等の不都合が屡々生じ、これらの拡延水 分を迅速に除去して支障のないようにする試みは従来から種々提案されている。 しかしながら、これらは吸取紙式のマット状物を全面に配置しているので、吸 収した水分は足元全面に溜まって除去されず湿潤状態となり乾燥した敷物部分が なく結局水濡時の防汚敷物として機能し得ないものであった。
【0003】
本考案は、車両内部その他の床面等に拡延する水分を吸収する許りでなくこれ を自然に蒸散させて水分を除去する防汚用具として企図され、特に、水不透過性 のマット部を連接配置して該マット部に拡延水分の発生源である雨雪等の付着す る靴等を載置するようにし、水分は該マット部から連接する水透過性ネット部に 流動し、さらに、該ネット部の裏側の水分吸収・蒸散性部材上に流下して処理さ れる構造を採用することにより、操縦者、同乗者、作業者等の立脚個所が、常に 水分が排除され乾燥状態にあって、水分を吸収して湿潤状態にある水分吸取部分 に立脚する必要がなく、この結果防汚を最大限に実現せしめる敷物としての機能 を十分に発揮させうる防汚下敷を提供することをその目的とするものである。
【0004】
本考案にあっては、水不透過性マット部と、水透過性ネット部とを並列に連接 させて、水不透過性マット部の融解水分等が水透過性ネット部側に流動し、該ネ ット部の目合を通過してネット部の裏面に配設される水分吸収・蒸散性部材に吸 収されるようにするもので、特に水分吸収・蒸散性部材には、吸収蒸散能力が大 なる不織布が使用される。水分吸収・蒸散性部材の裏側には、水分不透過性部材 を設けて、水分吸収・蒸散性部材に吸着される水分が車両などの下敷を設置する 床面に流延しないように構成されている。また、水分吸収・蒸散性部材が水濡れ 後取換可能にするためこれの入れ替え用の口部を残してその外縁部を水透過性ネ ット部の外縁部に固着し、水分吸収・蒸散性部材が出入可能なようにしてもよい 。
【0005】 水分吸収・蒸散性部材に有用な不織布には、ニードルパンチ方式によるもの、 湿式或いは乾式方式のものがある。また、段ボ−ル、ラック類その他水分を吸収 ・蒸散するものであれば、いずれを使用してもよいが、ダンボールには水分によ り崩壊の欠点がある。また、これらは水分の吸収性を更に高めるため吸水性高分 子材料を含有・保持させてもよい。 また、不織布には、水透過性ネット部に触接する表面側に美麗な意匠を印捺し 、或いは、衆目に触れる広告、注意書等を描画してもよい。これらの図柄はネッ ト部を通じて視認できることが更に好ましいので、ネット部の目合を少くとも5 mm前後とするとよい。しかしこの目合は透水性が阻害されない限り特に限定す るものではない。
【0006】
図1は本考案に係る防汚下敷の表面を示す説明図、図2は同下敷の裏面を示す 説明図、図3は同下敷の水分吸収・蒸散性部材の一実施例の斜視的説明図である 。1は水不透過性マット部、2は水透過性ネット部、3は水分吸収・蒸散性部材 、4は水分不透過性部材、5は水分吸収・蒸散性部材の挿入口部、8は水分吸収 ・蒸散性部材表面に印捺・描画された図柄である。 ただし、これらは一実施例を示すものであって、デザイン、構成割合等は本考 案品の機能を阻害しない限り、図面に示すところに限定されるものではない。例 えば、マット部1とネット部2の面積の比率は、水分の量が少ない時又は水分吸 収・蒸散性部材の取替えが頻繁に行わる場合等には、マット部1の方を広くとる こともできる。
【0007】 水不透過性マット部1は、繊維材料を用いて形成される繊維上表層11とその 裏面側に天然又は合成ゴム或いは合成樹脂によって形成される完全な防水性を有 する裏打層12とから形成される。このため、マット部1上の水は、適宜な傾斜 により下記の並列に連接する水透過性ネット部2側に円滑に流動吸収される。繊 維上表層はパイル等を有する有毛布帛、ニードル布帛その他任意のものが選定さ れうる。
【0008】 水透過性ネット部2は、多数の透水可能な目合を有し、水不透過性マット部1 に並列に着脱自在に連接6される。この場合水不透過性マット部の表面のレベル に比較して、水透過性ネット部の表面のレベルを多少低くすることにより水不透 過性マット部1上で発生する例えば靴に付着する雪の融解により生じる水分等を 自然にマット部側からネット部側に移動せしめうる。水透過性ネット部は、ポリ エチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂の成型品が多く使用されるが、粗目の編 織物、通水性編織物であってもよい。また、これらに使用される糸条は樹脂によ り被覆された防水・疎水化物であってもよい。ネット部の粗目織布の目合は水分 が透過流下し得る限り特に限定はしないが、水分吸収・蒸散性部材の表面に図柄 等が描かれている場合該図柄等を透視しうる程度の大きさ例えば5mm前後の目 合いが好ましい。
【0009】 水分吸収・蒸散性部材3には、水分の吸収が迅速で、しかも、該水分が長く部 材内部に滞留せず蒸散が容易な不織布の層状物が最も好ましく使用される。不織 布には、ニードル、湿式又は乾式のいずれも使用できる。また不織布は単一組成 のものに限らず、図3に示す如く上層部31が疎水性を有し、下層部32が親水 性を有する別繊維等からなる2層形式のものも使用される。このものは、水分が 上層部を通過して下層部に吸着され、すぐに吸着された水分が上層部を介して蒸 散するので常に上層部は比較的乾燥状態にあり、本考案の目的に適合する。また 、蒸散の効果を増すために、部材の表面積を拡大するために表面部を疎状に形成 するとよい。
【0010】 水分不透過性部材4は、天然又は合成ゴム或いは合成樹脂等からなるシート状 物が好ましく使用され、その大きさは、図2に示す如く、その主要部分が水透過 性ネット部の裏面全体に配置され、またその一部分が水不透過性マット部の裏面 にも延設され口部5を残して他の3辺が縫着又は接着され、この口部5から前述 の水分吸収・蒸散性部材が挿入又は取出せるようになっている。また、乾燥時に 変化する色相、図柄、芳香、材料その他種々の特徴を有する素材を入れ換えるこ とによって、インテリア的な雰囲気を現出し多様な楽しみを選択することができ る。
【0011】 水透過性ネット部の表面の4隅のうち、少なくとも、1隅以上に、図1に示す 如く、係止部7を設け、これに図示しないが水不透過性のマット片の隅部を挿入 できるようにする。このマット片を挿入することにより、水透過性ネット部の表 面をおおいうるもので、床面に水分が拡延する等のない乾燥時に有用である。ま た、挿入する部材は上記のマット片に限らず、インテリア的に利用される各種別 部材を挿入することができる。また、マット部1、ネット部2、水分吸収・蒸散 性部材3及び水分不透過性部材4、各パーツはホック・マジックテープ(商品名 )、ファスナーその他の係止部材により取付け又は取外し可能に形成できる。
【0012】
本考案は以上の構成に基づくものであって、汚染の原因となる除去されるべき 水分が、水不透過性マット部から水透過性ネット部表面及び/又は水分吸収・蒸 散性部材に流動して、前者の場合には該ネット部の目合を通過して水分吸収・蒸 散性部材に浸透し、該部材の水分吸収蒸散作用により車両内部、室内その他の床 面における拡延水分を除去しうるもので、使用個所の面積により下敷の広さを自 由に可能とし、また、マット部上からネット部表面への水の流動がマット部のレ ベルをネット部のレベルより幾分高くなるように本下敷を敷設することにより、 その効果を一層顕著に高め得るものであり、特に不織布で水分吸収・蒸散部材を 構成するため、その優れた吸収・蒸散効果により十分な除水防汚の目的を達成し 得る。また、水分吸収・蒸散性部材の表面に各種図柄を印捺・描画するとともに 水透過性ネット部の目合を透視・視認しうる大きさに形成することにより更に装 飾インテリヤとして機能を発揮しうる等多くの利点を有し極めて有用な考案であ る。
【図1】本考案品の一実施例の表面斜視的説明図であ
る。
る。
【図2】本考案品の一実施例の裏面斜視的説明図であ
る。
る。
【図3】本考案品に係る水分吸収蒸散性部材の斜視的説
明図である。
明図である。
1 水不透過性マット部 2 水透過性ネット部 3 水分吸収蒸散部材 4 水分不透過性部材 8 表面に印捺・描画された図柄
Claims (8)
- 【請求項1】 水不透過性マット部と水透過性ネット部
とが並列に連接されてなり、該水透過性ネット部の裏側
には水分吸収・蒸散性部材が配設され、さらに、該水分
吸収・蒸散性部材の裏側に水分不透過性部材を敷設して
構成されることを特徴とする防汚下敷。 - 【請求項2】 水不透過性マット部が繊維材料を用いて
形成される繊維上表層とその裏側に天然又は合成ゴム或
いは合成樹脂により形成される裏打層を有してなる請求
項1に記載の防汚下敷。 - 【請求項3】 水透過性ネット部の表面の4隅のうち、
少なくとも、1隅以上に別部材の挿入可能な係止部を設
けてなる請求項1に記載の防汚下敷。 - 【請求項4】 水不透過性マット部と水透過性ネット部
とが連接個所で取付け・取外し自在に形成される請求項
1に記載の防汚下敷。 - 【請求項5】 水透過性ネット部と水分不透過性部材と
が、水分吸収・蒸散性部材を挿入する口部を残して他の
夫々の外縁部が重合・係着される請求項1に記載の防汚
下敷。 - 【請求項6】 水分吸収・蒸散性部材が不織布である請
求項1に記載の防汚下敷。 - 【請求項7】 水分吸収・蒸散性部材が、2層に形成さ
れて、上層部が疎水性繊維、下層部が親水性繊維からな
る請求項1に記載の防汚下敷。 - 【請求項8】 水分吸収・蒸散性部材の上表面に意匠図
柄が施されてなる請求項1に記載の防汚下敷。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991019686U JPH086600Y2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 防汚下敷 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991019686U JPH086600Y2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 防汚下敷 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540035U true JPH0540035U (ja) | 1993-05-28 |
JPH086600Y2 JPH086600Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=12006125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991019686U Expired - Lifetime JPH086600Y2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 防汚下敷 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086600Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS471215U (ja) * | 1971-01-09 | 1972-08-12 | ||
JPS633370U (ja) * | 1986-06-23 | 1988-01-11 |
-
1991
- 1991-03-06 JP JP1991019686U patent/JPH086600Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS471215U (ja) * | 1971-01-09 | 1972-08-12 | ||
JPS633370U (ja) * | 1986-06-23 | 1988-01-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH086600Y2 (ja) | 1996-02-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |