JP2000079840A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2000079840A
JP2000079840A JP10267446A JP26744698A JP2000079840A JP 2000079840 A JP2000079840 A JP 2000079840A JP 10267446 A JP10267446 A JP 10267446A JP 26744698 A JP26744698 A JP 26744698A JP 2000079840 A JP2000079840 A JP 2000079840A
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net
frame
construction machine
seat
vehicle seat
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JP10267446A
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English (en)
Inventor
Toshie Deura
淑枝 出浦
Keisuke Miyata
圭介 宮田
Makoto Kashiwabara
真 柏原
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気性がよく、雨水や泥汚れが染み込まず、
しかも洗浄が容易な車両用シートを提供する。 【解決手段】 車両用シート1において、フレーム2
と、網目状に形成されたネット9とを備え、該ネット9
をフレーム2に所定の張力で張った状態で取り付けてお
り、この張力を調整可能な張力調整装置16を備えてい
る。また、フレーム2は、上部の開口した容器状フレー
ム25に排水口26を有した構成となっている。さら
に、前記ネット9は、合成繊維で編み込んだ複数のネッ
ト部9A,9Aをそれぞれ所定の長さ離して互いに面を
対向させて配置し、それぞれの対向面の間を縫うよう
に、かつ所定の弾力を有するように編み込んだ合成繊維
からなるクッション部9Bを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関
し、特に通気性がよく、雨水や泥汚れが染み込まず、し
かも洗浄が容易といった特徴を備えた建設機械用シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建設機械用シートの例を図17に
示し、以下同図に基づいて、建設機械用シートを例に取
って従来技術を説明する。
【0003】同図において、建設機械用シート1は、キ
ャビン(図示せず)内に設置されており、オペレータが
着座する着座部5A、オペレータの背中を支持する背も
たれ部5B、オペレータの頭部を支持するヘッドレスト
3、及び背もたれ部5Bを着座部5Aに対してリクライ
ニングするリクライニング装置4を備えている。
【0004】そして、着座部5A及び背もたれ部5B
は、骨組としてそれぞれシートフレーム2A及びバック
フレーム2B(総称してフレーム2と言う)を有してお
り、これらの各フレーム2には、シートスプリング6A
及びバックスプリング6B(総称してスプリング6と言
う)が、各フレーム2を横断するようにそれぞれ取りつ
けられている。そして、これらのスプリング6の上に
は、クッションとして成形したウレタン等からなるシー
トパッド7A及びバックパッド7B(総称してパッド7
と言う)が搭載されている。また、これらのシートフレ
ーム2A及びバックフレーム2Bは、ファブリック8
(織物)によってそれぞれシートパッド7A及びバック
パッド7Bの上部からカバーされ、縫製等の手段で固定
されている。オペレータはこのような建設機械用シート
1に着座して建設機械を操作する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次に述べるような問題点がある。
【0006】即ち、建設機械は、粉塵や泥汚れ等の激し
い環境で使用されるため、これらの粉塵や泥汚れがキャ
ビン内に入り込み、建設機械用シート1の表面のファブ
リック8やその内部のパッド7に頻繁に付着する。この
汚れは、オペレータの着座時に染み出し、作業服に付着
して作業服を汚してしまう。このため、建設機械用シー
ト1をたびたび洗浄したいという要望があるが、建設機
械用シート1をキャビンに取りつけたまま洗浄すると、
洗浄した水がキャビン内に飛び散り、キャビン内の電子
機器を損傷させてしまうことがある。これを避けるため
に、洗浄時にはファブリック8とパッド7を建設機械用
シート1から外すか、建設機械用シート1をキャビンか
ら取り外すかしなければならず、どちらも多大な手間を
要する。しかも、建設機械用シート1の内部のパッド7
はウレタン等の多孔質で表面積が大きい材質からなって
いて汚れが染み込みやすく、この汚れを綺麗に洗うのは
困難である。また、このパッド7は吸水性が非常に良い
ため、洗浄した水が長時間乾かない。そのため、建設機
械用シート1をキャビンに再取付可能となるまでに長時
間を要し、建設機械の稼働率が低下するという問題があ
る。
【0007】また、雨や雪の日に建設機械を使用する場
合には、オペレータが濡れた雨具のまま建設機械用シー
ト1に着座するため、水分が建設機械用シート1のファ
ブリック8やパッド7の内部に染み込んで、雨や雪がや
んでも乾燥せずに残っていることがある。そして、オペ
レータが建設機械用シート1に着座したときに、染み込
んだ水分が染み出し、オペレータの作業服を濡らして不
快感を与えるという問題がある。
【0008】さらに、従来の建設機械用シート1は通気
性が悪いパッド7を有しており、オペレータが汗をかい
たときに、オペレータの身体がこのパッド7と密着する
ため、かいた汗が乾燥し難い。そのため、オペレータが
不快な気分になる。
【0009】また、建設機械は、過酷な温度環境で使用
され、キャビン内部の温度は−50℃から50℃までに
なるため、エアコンの使用が必要となるのが普通であ
る。しかしながら、従来の建設機械用シート1における
パッド7やフレーム2は通気性が悪く、エアコンの風を
遮るため、エアコンから出た風がキャビン全域に到達せ
ず、キャビン内の温度が不均一となって空調効率が悪
い。そのため、キャビン内部にエアコンの吹き出し口を
複数個設けるなどの設備が必要となり、キャビンの構造
が複雑になる。
【0010】さらに、建設機械用シート1の表面に使用
されるファブリック8とパッド7に使用されるウレタン
とは熱に弱く、例えばオペレータが過って煙草を落とす
と、ファブリック8表面に焦げ穴があく。しかも、ファ
ブリック8が燃え広がって、落とした煙草の火のついた
部分よりも焦げ穴がさらに大きく広がることがある。そ
の結果、内部のパッド7がむき出しになるばかりか、パ
ッド7までが溶融することがあり、外観が非常に悪くな
る。
【0011】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、通気性がよく、雨水や泥汚れが染み込ま
ず、しかも洗浄が容易な車両用シートを提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1構成の発明は、車両用シート
において、フレームと、網目状に形成されたネットとを
備え、該ネットをフレームに所定の張力で張った状態で
取り付けている。
【0013】第1構成に記載の発明によれば、車両用シ
ートにおいて、網目状に形成されたネットをフレームに
張っている。このネットは、隙間が粗くなるように網目
状に編まれているために、水や汚れが染み込みにくい。
このため、車両用シートからオペレータの作業服に水や
汚れが移ることが少なくなり、車両用シートを洗浄する
頻度も減少する。また、車両用シートを水洗いした場合
もすぐに乾燥するので、すぐに建設機械に取りつけるこ
とができ、洗浄しても建設機械の稼働率が下がらない。
また、隙間のあるネットがオペレータの身体に接するの
で、車両用シートの通気性が向上し、オペレータが発汗
してもすぐに乾いて、キャビンの居住性が向上する。さ
らに、エアコンの風が車両用シートを通過するので、エ
アコンの吐出口から出た冷風や温風がキャビン全域に到
達し、空調効果が向上する。
【0014】また、第2構成の発明は、第1構成記載の
車両用シートにおいて、前記ネットの張力を調整可能な
張力調整装置を備えている。
【0015】第2構成に記載の発明によれば、フレーム
に張られたネットにかかる張力を調整可能である。これ
により、オペレータが自分の好みや作業状況に合わせて
弾力の強さを調整できるので、車両用シートの座り心地
が向上する。
【0016】また、第3構成の発明は、第1構成記載の
車両用シートにおいて、前記フレームが、上部の開口し
た容器状フレームに排水口を有してなるフレームであ
る。
【0017】第3構成に記載の発明によれば、車両用シ
ートのフレームを上部の開口した容器状フレームとし、
その容器状フレームに排水口を設けている。これによ
り、キャビンに装着した状態で車両用シートを洗って
も、その水が容器状フレームに溜まるのでキャビン内に
流れることがなく、キャビン内を濡らさずに車両用シー
トを丸洗い可能となる。即ち、洗浄に手間がいらず、建
設機械の稼働率を下げることなく車両用シートを清潔な
状態に保つことが可能となる。
【0018】また、第4構成の発明は、第1〜第3構成
のいずれかに記載の車両用シートにおいて、前記ネット
は、合成繊維で形成した複数のネット部をそれぞれ所定
の長さ離して互いに面を対向させて配置し、それぞれの
対向面の間に挟持された所定の弾力を有する合成繊維か
らなるクッション部を有している。
【0019】第4構成に記載の発明によれば、複数のネ
ット部の対向面の間に、所定の弾力を有する合成繊維か
らなるクッション部を有している。これにより、フレー
ムに張られたネットの弾力性が増し、車両用シートの座
り心地が向上する。
【0020】また、第5構成の発明は、第1〜第3構成
のいずれかに記載の車両用シートにおいて、前記ネット
は、合成繊維で編み込んだ複数のネット部をそれぞれ所
定の長さ離して互いに面を対向させて配置し、それぞれ
の対向面の間を縫うように、かつ所定の弾力を有するよ
うに編み込んだ合成繊維からなるクッション部を有して
いる。
【0021】第5構成に記載の発明によれば、ネットの
クッション部を、対向したネット部に合成繊維を編み込
むことによって形成している。これにより、通気性がよ
く、かつ吸水性の殆んどないクッション部を得ることが
できるので、水や汚れが染み込みにくく、洗浄が容易で
あるといった第1〜第3構成に記載の車両用シートの特
長を減ずることなく、車両用シートの座り心地を向上さ
せることが可能となる。また、このようなネットは、張
力を強めると対向面間の間隔が狭くなるので、クッショ
ン部に編み込まれた合成繊維のたわみ量が大きくなり、
この合成繊維の反発力が増す。また、交差した合成繊維
がネット部と結ばれる結び目部分でずれるずれ量も大き
くなる。このようなクッション部の構造により、ネット
の張力の調整範囲が大きくなり、車両用シートの弾力を
より自由に調整することが可能となるので、車両用シー
トの座り心地が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
に係わる実施形態を詳細に説明する。尚、各実施形態に
おいて、前記従来技術の説明に使用した図、及びその実
施形態よりも前出の実施形態の説明に使用した図と同一
の要素には同一符号を付し、重複説明は省略する。尚、
本発明に係わる車両用シートは特に建設機械に好適であ
るため、以下の実施形態では建設機械用シートを例にと
って説明する。
【0023】まず、図1〜図10に基づいて、第1の実
施形態を説明する。図1は、本実施形態に係わる建設機
械用シート1のフレーム2の斜視図を示している。同図
において、建設機械用シート1は、オペレータが着座す
る着座部5A、オペレータの背中を支持する背もたれ部
5B、背もたれ部5Bを着座部5Aに対して回動自在と
し、かつその傾き角度を調整自在に支持するリクライニ
ング装置4、及びオペレータの頭部を支持するヘッドレ
スト3を備えている。
【0024】これらの着座部5A及び背もたれ部5B
は、それぞれ骨組となるシートフレーム2A、及びバッ
クフレーム2Bを有している。そして、シートフレーム
2A及びバックフレーム2Bは、それぞれ例えばエンジ
ニアリングプラスチック製の4枚のプレート2A1 〜2
A4 ,2B1 〜2B4 を組み合わせて一体化し、枠体を
形成している。また、シートフレーム2A及びバックフ
レーム2Bは、それぞれシートスプリング6A及びバッ
クスプリング6Bと、これらのスプリング6でフレーム
2に支持されたシートプレート10A及びバックプレー
ト10Bを備えている。これらのシートプレート10A
及びバックプレート10Bは、オペレータにかかる上下
方向及び前後方向の衝撃を吸収する役割を果たしてい
る。
【0025】図2に、本実施形態に係わる建設機械用シ
ート1の外観斜視図、図3にその側面断面図を示す。こ
れらの図に示すように、建設機械用シート1には、図1
に示したシートフレーム2A及びバックフレーム2B
に、ナイロンで編んだネット9が所定の張力をかけて張
られている。オペレータはこのネット9の上に着座し、
建設機械を操作できる。そして、プレート2A1 ,2A
2 、及びプレート2B1,2B2 の周囲には、カバー1
4A,14Bがこれらのプレートを覆うように固定され
ている。
【0026】ここで図3に示すように、着座部5Aのネ
ット9−1は、側面視で環状に、シートフレーム2A前
後端部のプレート2A3 ,2A4 の間に取り巻いて装着
されており、また背もたれ部5Bのネット9−2は同様
に環状にバックフレーム2Bの前後端部のプレート2B
3 ,2B4 の間に取り巻いて装着されている。そして、
各ネット9−1,9−2の両端部9C,9Dは、例えば
ナイロン製の糸によって、互いに強固に縫い止められて
いる。
【0027】次に図4に、本実施形態に係わるネット9
の詳細構造図を示す。同図に示すように、ネット9は、
撚り合わせて所定の太さにしたナイロン繊維11を網目
状に編んだネット部9A,9Aを所定の間隔で面を対向
させて略平行に配置し、その間にクッション部9Bを挟
んでいる。
【0028】ネット9のクッション部9Bは、ナイロン
糸12により、上下のネット部9A,9A間を縫うよう
にして編み込まれている。そして、このナイロン糸12
は、ネット部9A,9Aの垂直方向に対して所定の角度
をなすナイロン糸12Aと、これとほぼ逆方向に交差し
て所定の角度をなすナイロン糸12Bと、ネット部9
A,9A間に所定のたわみを帯びて張り渡されたナイロ
ン糸12Cとからなっている。
【0029】このとき、交差したナイロン糸12Aとナ
イロン糸12Bとは、ネット部9A,9Aの距離を一定
に保ち、かつネット部9A,9Aが互いにずれるのを防
止している。また、ナイロン糸12Cは、このたわみに
よって、ネット9に弾力性を与えている。
【0030】尚、ネット9のクッション部9Bは、図4
に示したような構造に限られるものではなく、ナイロン
糸12をランダムな方向に編み込むようなものでもよ
い。或いは図5に示すように、ナイロン糸12をコイル
状に巻いたクッション部9Bを、上下のネット部9A,
9A間に挟むようにしてもよい。このとき、クッション
部9Bとネット部9A,9Aとの間の固定は編み込みに
よってもよいが、例えば、熱による溶着や接着剤による
接着等の手段で固定するようにしてもよい。
【0031】また図6に、フレーム2A,2Bを構成す
る左右のプレート2A1 ,2A2 ,2B1 ,2B2 と、
各それぞれのネット9との接続部の詳細図、図7にその
断面図を示す。これらの図に示すように、プレート2A
1 ,2A2 ,2B1 ,2B2には、複数のフック13が
所定の間隔で固着されている。このフック13にネット
9の端部の網目をかけ、ネット9が外れないようにフッ
ク13の先端部を曲げることによって、ネット9を固定
している。また、図7に示すように、フックが上方から
見えないように、プレート2A1 ,2A2 ,2B1 ,2
B2 をカバー14A,14Bで覆うようにしている。
【0032】また、本実施形態に係わる他の実施例とし
て、図8に示すように、前記シートフレーム2Aとバッ
クフレーム2Bとが一体になったフレーム2に、ネット
9を所定の張力をかけて張り、建設機械用シート1を構
成してもよい。これによれば、ネット9が腰のカーブに
ぴったりとフィットするような形状にフレーム2を構成
できるので、オペレータが着座した際の座り心地が向上
する。
【0033】以上説明したように、本実施形態に係わる
建設機械用シート1は、ナイロン製のネット9を、所定
の張力をかけてフレーム2に張った構成としている。ナ
イロンに代表される合成繊維は汚れがつきにくいので、
建設機械用シート1が汚れにくく、建設機械用シート1
を洗浄する頻度が少なくてすむ。また、ナイロン製のネ
ット9は隙間が非常に粗く、水を殆んど吸わずに通過さ
せる。従って、雨水や雨具についた水が染み込んでも保
水されることがなく、略乾燥した状態を保持でき、作業
服が濡れてオペレータが不快な思いをすることがない。
しかも、ネット9は濡れてもすぐに乾くので、建設機械
用シート1を取り外して洗浄しても、すぐにキャビンに
取りつけることが可能であり、建設機械の稼働率を下げ
ることなく建設機械用シート1を清潔な状態に保つこと
が可能となる。
【0034】また、ネット9の表面であるネット部9A
は、網目状のナイロン繊維11からなっていて隙間が粗
いので、オペレータの身体と密着する面積が小さく、か
つ通気性が非常によい。そのため、着座したオペレータ
が汗をかいてもその汗はすぐに乾燥して作業服をべとつ
かせず、オペレータが不快な思いをすることがない。さ
らに、建設機械用シート1がエアコンの風を遮らないの
で、冷風や温風がキャビン全域に到達し、空調効果が向
上する。
【0035】尚、ネット9をプレート2A1 ,2A2 ,
2B1 ,2B2 に固定する方法は、上記フック13によ
る方法に限定する必要はなく、例えば図9に示すように
ネジ止めでもよい。同図において、ネット9の左右両端
部のネット部9A,9Aの上下には、例えば合成繊維か
らなる補強材15,15が、接着剤による接着、或いは
熱による融着によって固着されている。この補強材1
5,15を介して、ネット9をプレート2A1 ,2A2
,2B1 ,2B2 にネジ止めしてもよい。
【0036】また、各フレーム2A,2Bは、それぞれ
4枚のプレート2A1 〜2A4 ,2B1 〜2B4 を枠体
状に組み合わせて構成しているが、これに限定する必要
はなく、例えば射出成形等の製作手段で一体に製作して
もよい。さらには、必ずしも4枚のプレート2A1 〜2
A4 ,2B1 〜2B4 を有している必要はなく、例えば
図10に示すように、パイプ等を曲げて形成するように
してもよい。
【0037】また、建設機械の機種によっては、オペレ
ータにかかる衝撃がそれほど大きくない場合がある。こ
のとき、シートプレート10A、バックプレート10
B、シートスプリング6A、及びバックスプリング6B
を取り外してもよい。これにより、さらに建設機械用シ
ート1の通気性がよくなるので、汗が乾きやすくなった
り空調効果が向上したりしてキャビンの居住性が向上す
る。
【0038】次に、図11〜図14に基づいて第2の実
施形態を説明する。図11は、本実施形態に係わる建設
機械用シート1の外観斜視図であり、図12はその側面
断面図である。これらの図において、建設機械用シート
1の背もたれ部5Bは前記第1の実施形態と同様であ
り、着座部5Aは、ネット9−1に所定の張力を張るこ
とのできる張力調整装置16を備えている。この張力調
整装置16は、シートフレーム2Aの左右のプレート2
A1 ,2A2 に回転自在に支持され、かつネット9の端
部をその周囲に巻き取り可能とされた円筒形の円筒部材
16Aと、円筒部材16Aの所定方向の回転を自在と
し、かつその逆回転を防止してその回転位置で停止させ
るラチェット機構(図示せず)とを有している。また、
張力調整装置16は、ラチェットを開放するレバー16
Bを有しており、このレバー16Bを操作して、停止機
能を解除できるようになっている。
【0039】このとき、図12に示すようにネット9の
一端9Dは、プレート2A4 の端部にフック17によっ
て固定され、他端9Cは円筒部材16Aの外周面にやは
りフック17によって固定されている。この円筒部材1
6Aを、手動で側面視でネット9を巻き取る方向(図中
矢印方向)に回転させると、ネット9は前後方向に引っ
張られて円筒部材16Aの表面に巻き取られる。その結
果、ネット9にかかる張力が増加し、オペレータが着座
部5Aに着座したときの弾力性が変化する。そして、張
力調整装置16のラチェット機構は逆回転防止機能を有
しているので、円筒部材16Aから手を離しても円筒部
材16Aはその回転位置で停止し、ネット9の張力が保
たれるようになっている。
【0040】また、ラチェットを開放するレバー16B
を操作しながら、円筒部材16Aを側面視でネット9を
巻き取る方向と反対方向(図中矢印と反対方向)に回転
させると、ネット9の張力を緩めることができる。この
とき、ラチェット機構は図示しないストッパを備えてお
り、張力調整装置16の逆回転を所定の箇所で止めて、
ネット9がたるまないようにしている。
【0041】図13に、ネット9の左右両側端部と、シ
ートフレーム2Aの左右両側のプレート2A1 ,2A2
との接続部の詳細図、図14にその断面図を示す。これ
らの図において、プレート2A1 ,2A2 の側面には、
シートの前後方向に沿って溝18が設けられており、こ
の溝18内には、フック13の基端部が図中左右方向に
外れないように所定の間隔で嵌められている。また、こ
のフック13には、溝18と接する面に摩擦力を軽減す
る樹脂13Aが接着されており、フック13が前後方向
に褶動自在となっている。このフック13に、ネット9
の左右両側端部を引っかけて、ネット9の左右方向に所
定の張力を与えている。これにより、張力調整装置16
によってネット9の張力が変更されても、ネット9は前
記前後方向に伸縮自在となり、張力調整装置16による
張力の調整を妨げることがない。
【0042】このように、本実施形態に係わる建設機械
用シート1は、ネット9の張力調整装置を備え、張力を
調整可能である。これにより、前記第1の実施形態の効
果に加えて、ネット9の弾力をオペレータの好みや作業
状況に合わせて調整可能であるので、オペレータが着座
した際の座り心地が向上する。
【0043】また、ネット9の張力を強めるとネット部
9A,9Aの対向面間の間隔が狭くなるので、クッショ
ン部9Bに編み込まれたナイロン糸12のたわみ量が大
きくなり、このナイロン糸12の反発力が増す。また、
交差したナイロン糸12A,12Bが、ネット部9A,
9Aと結ばれる結び目部分でずれるずれ量も大きくな
る。クッション部9Bがこのような構造を有することに
より、ネット9の張力の調整範囲が大きくなり、建設機
械用シート1の弾力をより自由に調整することが可能と
なるので、建設機械用シート1の座り心地がさらに向上
する。
【0044】次に、図15、図16に基づいて、第3の
実施形態について説明する。図15は本実施形態に係わ
る建設機械用シート1の外観斜視図、図16はその側面
断面図である。これらの図に示すように、建設機械用シ
ート1は、着座部5Aと背もたれ部5Bとが一体に形成
されて上方に開放された容器状をなす容器状フレーム2
5と、シート面に張られたネット9とを備えている。こ
の容器状フレーム25は、背面プレート31、底面プレ
ート34、側面プレート32、及び上面プレート33か
らなっており、それぞれのプレートは互いに溶接等によ
って隙間なく接合されている。底面プレート34には排
水口26が設けられており、この排水口26には排水ホ
ース27の一端が接続されている。この排水ホース27
の他端は、建設機械用シート1の下に着脱自在に設置さ
れた、排水を溜める排水タンク28の入口に着脱自在に
固定されている。また、ネット9は、例えば前記第1の
実施形態と同様に、側面プレート32の端部にフック
(図示せず)によって固定されている。
【0045】これにより、例えばオペレータが身に着け
ている雨具などから水が建設機械用シート1に落ちて
も、この水はネット9の網目を通過して容器状フレーム
25の底面プレート34上に落ちる。そして、水は排水
口26から排水ホース27を通って排水タンク28の内
部に入るので、水が建設機械用シート1に染み込んだ
り、或いはキャビンの内部に溜まったりすることがな
い。排水タンク28に水が満杯に溜まったときは、排水
タンク28を排水ホース27から外して、内部の水をキ
ャビンの外に捨てればよい。
【0046】また、建設機械用シート1が泥等で汚損し
た場合は、排水ホース27の前記他端を排水タンク28
から外してキャビンの外部に出し、バケツ、或いは建設
機械外部の水道に繋いだホースによって、建設機械用シ
ート1をキャビンに固定したまま水洗いすることができ
る。そして、水洗いに使用された水は、排水口26から
排水ホース27を介してキャビンの外部に流出し、キャ
ビンの内部に溜まることがなく、キャビン内部の電子機
器を損傷させることがない。
【0047】尚、このとき排水タンク28の容量が充分
大きければ、排水ホース27を排水タンク28に差し込
んだままで水洗いをし、水洗いが終了した後で排水タン
ク28を容器状フレーム25から外して水をキャビンの
外部に捨ててもよい。或いは、排水タンク28を備えず
に普段は排水口26に蓋をしておいて、容器状フレーム
25の底面プレート34に水が溜まったときや水洗いを
するときにのみ、排水口26の下部に排水ホース27や
排水タンク28を接続するようにしてもよい。
【0048】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、建設機械用シート1をキャビンから取り外すことな
く水洗いすることができるので洗浄に手間がかからず、
建設機械用シート1を常に清潔な状態に保つことが可能
であり、キャビンの居住性が向上する。しかも、ネット
9は殆んど水を吸わず、水洗い後にすぐに乾くので、即
座に建設機械を稼働させることが可能であり、稼働率を
落とすことがない。
【0049】尚、このとき底面プレート34は、排水口
26の箇所が最も低くなるように、若干傾斜しているよ
うにするのが良い。また、排水口26を側面プレート3
2に設けるようにしてもよい。
【0050】また、上記の各実施形態において、ネット
部9A,9Aとクッション部9Bとを有するネット9の
代わりに、クッション部9Bを有さないネット部9Aの
みをネット9として、フレーム2に所定の張力をかけて
張るようにしてもよい。ネット部9Aは撚り合わせたナ
イロン繊維11を網目状に編んで構成されているので、
これに張力をかけてフレーム2に張ることにより、クッ
ション性を持たせることが可能である。このようにすれ
ば、ネット9が厚みのあるクッション部9Bを有しない
ので建設機械用シート1の通気性がさらに向上し、かつ
吸水性が減少して洗浄が容易となる。特に、上記第3の
実施形態においては、建設機械用シート1を洗浄した際
に、ネット9に水が殆んど残らないので、クッション部
9Bを有する場合よりも建設機械用シート1が早く乾
き、建設機械を早期に稼働させることが可能となる。ま
た、建設機械用シート1が簡単な構成になるので、安価
に製造が可能である。
【0051】尚、ネット9の材質は、ナイロンとして説
明したが、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポ
リプロピレン、ポリエステル等の高分子化合物からなる
合成繊維であればよい。さらに、難燃性であれば煙草の
火などが落ちても穴が広がることがなく、いっそう好適
である。
【0052】また、上記の各実施形態においては、建設
機械用シート1の基本的な構成のみを説明しており、例
えば、シートベルト、肘を置くアームレスト、建設機械
用シート1を前後にスライドさせるスライドアジャス
タ、及び腰当ての位置を調整するランバサポートアジャ
スタ等の建設機械用シート1に付属する各種の部品につ
いては、説明を省略しているが、本発明は、これらを備
えた建設機械用シート1全般について適用可能である。
【0053】尚、本明細書においては、建設機械用シー
ト1を例にとって説明したが、これは本発明に係わる車
両用シート1が、特に建設機械用シート1に好適なシー
トであるからで、他の種類の車両用のシートとしても応
用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるフレームの斜視
図。
【図2】建設機械用シートの外観斜視図。
【図3】建設機械用シートの側面断面図。
【図4】ネットの詳細構造図。
【図5】ネットの他の例を示す断面図。
【図6】フレームとネットとの接続部の詳細図。
【図7】フレームとネットとの接続部の断面図。
【図8】建設機械用シートの他の例を示す斜視図。
【図9】フレームとネットとの接続部の他の例を示す断
面図。
【図10】フレームの他の例を示す斜視図。
【図11】第2実施形態に係わる建設機械用シートの外
観斜視図。
【図12】第2実施形態に係わる建設機械用シートの側
面断面図。
【図13】フレームとネットとの接続部の詳細図。
【図14】フレームとネットとの接続部の断面図。
【図15】第3実施形態に係わる建設機械用シートの説
明図。
【図16】第3実施形態に係わる建設機械用シートの側
面断面図。
【図17】従来技術に係わる建設機械用シートの構成
図。
【符号の説明】
1…建設機械用シート、2…フレーム、2A…シートフ
レーム、2B…バックフレーム、3…ヘッドレスト、4
…リクライニング装置、5A…着座部、5B…背もたれ
部、6…スプリング、6A…シートスプリング、6B…
バックスプリング、7…パッド、7A…シートパッド、
7B…バックパッド、8…ファブリック、9…ネット、
9A…ネット部、9B…クッション部、10A…シート
プレート、10B…バックプレート、11…ナイロン繊
維、12…ナイロン糸、13…フック、14A,14B
…カバー、15…補強材、16…張力調整装置、16A
…円筒部材、16B…レバー、18…溝、24…溝、2
5…容器状フレーム、25A…底面、26…排水口、2
7…排水ホース、28…排水タンク、31…背面プレー
ト、32…側面プレート、33…上面プレート、34…
底面プレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏原 真 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 Fターム(参考) 2D015 EB01 3B087 DB10 DE02 DE03 DE05 DE10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シート(1) において、 フレーム(2) と、網目状に形成されたネット(9) とを備
    え、 前記ネット(9) をフレーム(2) に所定の張力で張った状
    態で取り付けたことを特徴とする車両用シート(1) 。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用シート(1) におい
    て、 前記ネット(9) の張力を調整可能な張力調整装置(16)を
    備えたことを特徴とする車両用シート(1) 。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用シート(1) におい
    て、 前記フレーム(2) が、上部の開口した容器状フレーム(2
    5)に排水口(26)を有してなることを特徴とする車両用シ
    ート(1) 。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の車両用
    シート(1) において、 前記ネット(9) は、合成繊維で形成した複数のネット部
    (9A,9A) をそれぞれ所定の長さ離して互いに面を対向さ
    せて配置し、それぞれの対向面の間に挟持された所定の
    弾力を有する合成繊維からなるクッション部(9B)を有し
    ていることを特徴とする車両用シート(1) 。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の車両用
    シート(1) において、 前記ネット(9) は、合成繊維で編み込んだ複数のネット
    部(9A,9A) をそれぞれ所定の長さ離して互いに面を対向
    させて配置し、それぞれの対向面の間を縫うように、か
    つ所定の弾力を有するように編み込んだ合成繊維からな
    るクッション部(9B)を有していることを特徴とする車両
    用シート(1) 。
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