JP2564621B2 - 車両用内装材 - Google Patents

車両用内装材

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JP2564621B2 JP63219846A JP21984688A JP2564621B2 JP 2564621 B2 JP2564621 B2 JP 2564621B2 JP 63219846 A JP63219846 A JP 63219846A JP 21984688 A JP21984688 A JP 21984688A JP 2564621 B2 JP2564621 B2 JP 2564621B2
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孝明 三上
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は脱臭機能を有する車両用内装材に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、自動車のカーペット等の車両用内装材として、
基布と、この基布の表面側に設けられた立毛部と、基布
の裏面側に接合されたバッキング材とを備えたものは一
般に知られている。例えば自動車のタフトカーペット
は、不織布等で形成された基布(一次基布)に適宜のタ
フティング手段によってパイル糸が刺し込まれることに
より、基布の表面側に立毛部が形成されるとともに、基
布の裏面側に、熱可塑性樹脂等からなるバッキング材が
融着され、さらに必要に応じてバッキング材の裏面に二
次基布が融着された構造となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、自動車等の車室内には煙草の煙等の種々の
悪臭がたちこめることがあって、脱臭の要求があるが、
上記のような従来の内装材には脱臭機能がないため、脱
臭のためには別個に乗員等が脱臭装置を車室内に装備す
る必要があった。
本発明は上記の事情に鑑み、内装材自体に脱臭機能を
もたせることにより、別個に脱臭装置を装備する必要な
く、効果的に車室内の悪臭を除去することができ、特
に、高い脱臭効果が得られるとともに、長期使用に適
し、しかも、簡単に製造することができる車両用内装材
を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の車両用内装材は、基布と、この基布の表面側
に突出状態で設けられた立毛部と、基布の裏面側に配置
されたバッキング材とを備えるとともに、上記基布の片
面に活性炭層が設けられ、上記活性炭層が、繊維状活性
炭からなるシートを基布の片面に重合することにより形
成されており、上記立毛部を構成するパイル糸が上記活
性炭層と基布とにわたって刺し通されていることを特徴
とするものである。
〔作用〕
上記構成によると、この内装材が車室内に装備された
場合に、上記基布に設けられた活性炭層により、車室内
の臭気が吸着される。また、繊維状活性炭からなるシー
トが基布の片面に重合されてこれらパイル糸が刺し通さ
れていることにより、簡単に活性炭層が形成されるとと
もに、吸着及び脱着作用に富む繊維状活性炭が用いられ
ることで臭気吸着作用が高められ、かつ、内装材の再生
使用が容易に可能となる。
〔実施例〕
図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示している。図では本発
明をタフトカーペットに適用しており、このタフトカー
ペットは、基布1と、その上面(表面)側に設けられた
立毛部2と、基布1の下面(裏面)側に融着されたバッ
キング材3と、上記基布1の上面に重合された脱臭用の
活性炭層4とで構成されている。上記基布1は不織布等
で形成されており、立毛部2は基布1に縫い込まれたル
ープ状のパイル糸2aにより形成されている。バッキング
材3は、熱可塑性樹脂または合成ゴム系樹脂により形成
され、基布1に融着されて、基布1に縫い込まれたパイ
ル糸2aを固定している。
また、上記活性炭層4は、活性炭を繊維状としたもの
を素材とする繊維状活性炭のシートにより形成されてい
る。そして、この活性炭層4が基布1の上面に重合され
た状態で、基布1および活性炭層4にわたってパイル糸
2aが縫い込まれることにより、基布1と活性炭層4とが
結合されるとともに、活性炭層4の上方にパイル糸2aの
ループが突出して立毛部2が形成されている。
なお、上記活性炭層4は、基布1に対してパイル糸2a
により止着されるが、必要に応じ、全面もしくは一部分
を接着剤により基布1に接着しておいてもよい。上記基
布1および活性炭層4はそれぞれ0.1〜1.5mm程度の厚さ
に形成しておけばよい。また、上記活性炭層4はタフト
カーペット全体にわたって設けておいてもよいし、充分
に脱臭効果が得られる程度の範囲であれば部分的に設け
ておいてもよい。
このような構造のタフトカーペットによると、これを
自動車の車室内に装備した場合に、タフトカーペット本
来の機能に加え、上記活性炭層4により、車室内の臭気
を吸着する作用が発揮される。この場合に上記活性炭層
4は、繊維状活性炭からなるシートで形成されて、タフ
トカーペットの全体もしくは比較的広い範囲にわたって
設けられていることにより、充分な吸着面積が得られ
る。また、この活性炭層4は、その上方に突出した立毛
部2で保護される。
さらに、上記活性炭層4を形成している繊維状活性炭
は吸着および脱着作用に富むものであるため、臭気吸着
作用を高めることができるとともに、上記タフトカーペ
ットが自動車等の車体とは別体の所謂サービスマットと
して車体のフロア上に置かれて使用される場合に、適当
な時期にこれを車体から取出して加熱等の再生処理を施
すことにより活性炭層4からの吸着物質の脱着を速やか
に行わせることができて活性炭層4の再生が容易に可能
となり、長期的に使用することができる。
また、上記のように活性炭層4を繊維状活性炭のシー
トで形成し、これと基布1とを上記パイル糸2aで止着し
ているため、製造にあたっては、繊維状活性炭のシート
からなる活性炭層4を基布1に重合させておけばその他
は一般のタフトカーペットの製造と同様の工程で簡単に
脱臭機能を有するタフトカーペットを製造することがで
きる。
なお、上記実施例では立毛部2をループ状に形成して
いるが、第2図に示すようにパイル糸の先端をカットし
た形に立毛部12を形成してもよく、また編物状等に立毛
部を形成してもよい。
活性炭層4は、第3図、第4図に示すように、基布1
の下面(裏面)側に設け、つまり基布1とバッキング材
3との間に配置してもよい。
この場合も、活性炭層4を繊維状活性炭のシートで形
成するとともに、基布1と活性炭層4とを重合させて、
これらに立毛部2,12を構成するパイル糸を縫い込み、か
つ、バッキング材3を融着することにより、簡単に製造
することができる。そして、この実施例のように活性炭
層4が基布1で覆われていても、パイル糸が刺し通され
ることにより通気用の穴が確保され、かつ、上記基布1
自体も通気性を有するので、脱臭作用は充分に発揮され
る。
また、全体構造としては、上記基布1、立毛部2(1
2)、バッキング材3および活性炭層4に加えてバッキ
ング材3の裏面に二次基布を接合する等の構造も採用す
ることができる。さらに本発明は、カーペット以外にも
車両用の各種内装材に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、基布、立毛部およびバッキン
グ材を有する車両用内装材において、上記基布に脱臭用
の活性炭層が設けられているため、この内装材自体によ
り車室内の臭気を吸着することができ、別個に脱臭装置
を装備する必要がなく、しかも広範囲に臭気吸着作用を
もたせることができて高い脱臭効果が得られる。とく
に、活性炭層が、繊維状活性炭からなるシートを基布の
片面に重合することにより形成されているため、脱臭効
果も高めることができ、かつ、活性炭層の再生が容易に
可能で長期使用にも適する。さらに、このように活性炭
層が繊維状活性炭からなるシートで形成されるととも
に、立毛部を構成するパイル糸が上記活性炭層と基布と
にわたって刺し通された構造としているため、従来のカ
ーペット製造設備をほとんど変更することなく使用する
ことができ、比較的簡単に製造することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す内装材の断面図、第2
図は立毛部の別の例を示す断面図、第3図および第4図
は活性炭層の配置の別の実施例を示す断面図である。 1……基布、2,12……立毛部、3……バッキング材、4
……活性炭層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布と、この基布の表面側に突出状態で設
    けられた立毛部と、基布の裏面側に配置されたバッキン
    グ材とを備えるとともに、上記基布の片面に活性炭層が
    設けられ、この活性炭層が、繊維状活性炭からなるシー
    トを基布の片面に重合することにより形成されており、
    上記立毛部を構成するパイル糸が上記活性炭層と基布と
    にわたって刺し通されていることを特徴とする車両用内
    装材。
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