JPS5913070Y2 - 外面被覆用パツド - Google Patents

外面被覆用パツド

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JPS5913070Y2
JPS5913070Y2 JP15544978U JP15544978U JPS5913070Y2 JP S5913070 Y2 JPS5913070 Y2 JP S5913070Y2 JP 15544978 U JP15544978 U JP 15544978U JP 15544978 U JP15544978 U JP 15544978U JP S5913070 Y2 JPS5913070 Y2 JP S5913070Y2
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JP
Japan
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foam
fiber web
urethane foam
pad
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JP15544978U
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高士 井坂
弘 大森
泰蔵 後藤
良雄 高安
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東洋ゴム工業株式会社
高島屋日発工業株式会社
高安株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、汎用の軟質ウレタンフオームの少なくとも
1面側に、ミシン掛けを施して補強した高周波誘電性を
有する熱可塑性繊維ウェブ層を重ねてあらく仮止めした
複合体を、高周波融着性が全くないか、または、高周波
誘電性が著しく異なり、通常の方法では高周波融着が困
難な外面材にて被覆した構成体をも高周波ウエルダ加工
により所望の凹凸模様に仕上げする事の出来る、著しい
ソフトな感触を有し且つすぐれたボリューム感と断熱性
および復元性に富む好適なりッション性を持つ、カバー
材料として外表面に融着による模様を形成した外面被覆
用パッドの提供を目的としたものである。
従来技術のうちから、本考案に関連性のあるものと見な
される部分的な先行技術を摘出すると次のようなものが
ある。
すなわち、汎用のウレタンフオームを、高周波融着条件
の著しく異なる他材料と高周波ウェル7にて融着させる
手段としては、 (イ)汎用ウレタンフオームに、被覆外面材と高周波誘
電性が近似している熱可塑性樹脂を塗布または含浸させ
てビニールレザーを融着する方法(実公昭47−350
59号)、 (ロ)汎用ウレタンフオームの片面または両面に、被覆
外面材と同等または近似した高周波融着性をもつ熱可塑
性樹脂フィルムを介在させて融着する方法、 等が公知である。
また、高周波誘電性の全くない外面材を用いて、格子状
その他キルテイング状のパターンに、汎用ウレタンフオ
ームを重ね合わせて、部分的に接着させる手段としては
、 (ハ)ウレタンフオームの局部的、所望箇所に接着剤を
塗布ないし含浸させた後、他材料を重ねて圧着する方法
、 に)ウレタンフオームまたは外面材の全面に接着剤を塗
布し、所望のパターンにて局部的に圧着する方法、 等が公知である。
さらにまた、ウレタンフオームの片面または両面に繊維
ウェブ層を形成させ、600回/25.4 mU?操作
のようなニードルパンチ方式により繊維をフオームにか
らませる方法も公知である(特公昭42−1347号)
(実開昭53−58705号)。
あるいはまた、発泡シートに繊維ウェブを重ねてニード
ルパンチする際、発泡シートと繊維ウェブとの間にスク
リム(SCRIM)織物を挾みニードルパンチして強度
および安定性を増す方法(特公昭45−3913号)も
公知である。
以上が、この出願考案に対する先行技術であるが、先行
技術との対比において、本願考案は、頭書の目的に記載
のとおり、カバー材料であって、汎用ウレタンフオーム
の片面または両面に、ミシン掛けによって糸で補強した
高周波誘電性を有する熱可塑性繊維ウェブを、あらく仮
止めによって添設することにより、高周波融着性を全く
有しないか、又は、ウレタンフオームや高周波融着性が
困難な外面材に対してもすぐれた高周波融着性を示し、
且つ、得られた外面被覆用パッドは、寸法安定性、ボリ
ューム感、風合、強度等においてすぐれたものが得られ
る事を特徴とするものである。
本願考案の構成との対比において前記の先行技術に言及
する。
(a) 単にウレタンフオームに熱可塑性樹脂を塗布
または含浸させて熱融着性を付与したものは、ビニール
のレザーまたはシートを外面材に用いた場合(実公昭4
7−35059号参照)は、すぐれた高周波融着性を発
揮するが、天然繊維の編・織物のごとく、全く高周波誘
電性を持たない材料を外面材に用いた場合は、高周波ウ
ェルズによって融着させる事は出来ない。
従って、実公昭47−35059号公報記載のクッショ
ン材では、この欠点を克服するため、あらかじめ布地に
接着剤を塗布している事からも明らかであるが、本願考
案では、外面材が天然繊維であっても実用可能な高周波
融着性が得られるばかりでなく、熱可塑性繊維ウェブは
糸で補強されているので、上記従来のクッション材のよ
うな補強材としての布地や不織布の使用が不要である。
また、熱可塑性樹脂を塗布あるいは含浸させて熱融着性
を付与したフオームや接着剤にて接着したフオームは、
フオームの有する特性を著しく低下するが、本願考案の
パッドでは、上記の従来のような特性を阻害するものは
一切使用しない事と高周波誘電性を有する熱可塑性繊維
ウェブのフオームへのあらい仮止めと相俟って、フオー
ムの特性を充分発揮させる事が出来、また、この複合体
を外面材にて被覆し、各種のカバー材料として外表面に
所望の融着模様を形成するために、高周波融着性の付与
に働く熱可塑性繊維ウェブが予期以上に効果的作用をな
し且つクッション性、風合、ボリューム感の点で特殊な
特長を発揮する効果が得られたものである。
Hb) また、従来の熱可塑性フィルムを介在させる
方法は、得られた高周波融着物は通気性に乏しく、風合
が著しく劣るものとなる。
また、フオームの厚みが厚くなると実施困難となるばが
っでなく、天然繊維の布地との高周波融着性に乏しい欠
点がある。
]C)なお、特公昭42−1347号公報の発明のよう
に、天然繊維、人造繊維(再生繊維、合成繊維)等の繊
維層を突針によって発泡体にからませて発泡体をフェル
ト状生戊物とする方法があるが、これは、フェルト様生
戒物を得ることを目的としている事から当然フェルト状
物としての用途に適する性質として、容易に繊維ウェブ
がフオームから離脱する事のない様、充分な回数の突針
操作にて充分フオームと一体化するもので゛ある。
すなわち、25.4 mm2当り150〜250回にの
ぼる針刺回数、すなわち、一般に当業界で二ドルパンチ
と呼ばれている加工を施す事を必要とするものである。
上記の公報の発明においては、あらがしめ繊維層を20
0〜300回/25.4mm2突針操作を行ないフェル
ト化し、これをフオーム上において500〜600回/
25.4mm2の突針操作によって、フオームと繊維を
充分からませて一体的に形成するものである。
このようなニードルパンチのような多数回の針刺加工を
行なうと、本願考案のパッド用としては、必要な風合や
クッション性が失われてしまうし、またフオームの厚み
の減少を生起し好ましくない。
因って、この考案では、高周波ウエルダ加工をするまで
の間、繊維ウェブがフオームから離脱しない程度すなわ
ち、25.4mm2当り10〜50回程度の針刺回数す
なわちプレパンチ加工で充分とするものである。
なお、この考案は、プレパンチ加工自体にその目的を有
するものでなく、ウレタンフオームに繊維ウェブを仮止
めする一手段にすぎず、従って、綴じ糸、弾性糸等の糸
状体にて部分的に刺し通して一時的な仮止めをするよう
にしてもよい。
充分な注意を払う事によって接着剤にて仮止め程度に止
める事によって、同程度の効果が得られるが、接着剤の
タイプや塗布量によっては、風合の低下が懸念される。
(d) また、実開昭53−58705号公報には、
フオームに繊維ウェブをニードルパンチにて複合クッシ
ョン材を形成したものが開示されているが、これは、フ
オームと繊維ウェブを、数百回の二ドルパンチを施して
強力に一体化するもので、フオームの特性を著しく低下
させるものであって、フオームの特性を充分に活用する
クッション材としては不適当である。
(e) また、特公昭45−3913号公報に記載の
ものは、発泡シート同志を高周波融着するもので繊維ウ
ェブ自体を高周波融着の手段とするものでない。
また発泡シートと繊維ウェブとの間にスクリム織物を介
在させてニードルパンチを施して強力に一体化する事に
よって強度と寸法の安定効果を日差しているものが開示
されているものであるが、本願考案は、繊維ウェブを仮
止めする事によってフオームの特性を生かすようにする
ものであり、スクリム織物などを必要としないもので、
繊維ウェブをミシン糸にて補強する事により補強と寸法
安定性を得たものである。
以上のとおり、先行技術としては、フオームの特性を充
分に活用する事の出来ないものであり、外面被覆用パッ
ド材料としての好適な条件を充分満足するものとしては
不充分であった。
因って、この考案の外面被覆用パッドは、汎用の軟質ウ
レタンフオームの少なくとも一面側に、極性基を有する
材料からなる高周波誘電性を有する熱可塑性繊維ウェブ
をあらかじめミシン掛けを施して繊維ウェブの補強と寸
法安定性を付与した繊維ウェブ層を重ね合わせ、一時的
な仮止めを行ない、次いで、高周波融着性が全くないか
、または、高周波誘電性が著しく異なり、通常の方法で
は高周波融着が困難な外面材を重設し、高周波ウエルダ
加工により、所望のパターンで積層物を融着して、成形
発泡体その化クッション体のカバー材料として、または
壁面の直接カバー材として、外面に模様表面を形成した
外面被覆用パッド材料を構成するものである。
このパッド材料は、自動車内装品、たとえば、シートク
ッションやドアパネル等の表面被覆材として、あるいは
、ベッド用へラドボードやベッドマット、ベッドスプレ
ッド等の外面被覆材料として、また、椅子張り生地や乳
母車等の幌材料等として、ソフトな感触、すぐれたボリ
ューム感と断熱性および復元性に富むクッション性を持
った有用なパッド材料としての用途に適するものである
このパッドに使用されるウレタンフオームは、ポリエス
テルタイプ、ポリエーテルタイプを問わず、公知のクッ
ション用ウレタンフオームはすべて使用可能である。
フオームの厚みは、通常の用途としては15 mm以下
が好ましく、フオームの厚みの増大に伴って熱可塑性繊
維ウェブの目付量を増量すればよく、繊維ウェブ量が多
くなれば、第2図〜第4図に示したように繊維ウェブを
フオームの両面に配置するのが好ましい。
なお、15 mm以上の厚みの外面被覆用パッド材料を
得たい場合は、第4図−Bに示すように、繊維ウェブと
フオームを交互に積層を繰り返す手段を利用すればよい
また、このパッドに使用される熱可塑性繊維ウェブは、
熱可塑性プラスチック系としては比較的誘電率の大きい
もので、たとえば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルニトリル
、ポリビニルアルコールの様な極性基を有する材料から
なる高周波誘電性をもつ熱可塑性繊維ウェブを主成分と
するものであればよく、これに、レーヨン、綿、オレフ
ィン系繊維を混用する事もできる。
これらの繊維の長さ及び太さには特に制限はないが、可
能な限り、細テ゛ニールのものを用いる方が、加工後の
風合を良くするので好ましい。
通常、太さは2〜10デニール、長さはlO〜60 m
m程度のものが好適である。
なお、上記の繊維ウェブを補強する手段としては、繊維
ウェブの所望量を適当な厚みのシート状に分配した後、
一定間隔ないしは任意のパターンにミシンでキルトすれ
ばよい。
キルテイングは通常のミシンを用いてもよく、また多針
キルトミシンを用いてもよく、その他、この考案の目的
を達しうるちのであれば特に制約はしない。
キルテイング間隔は繊維ウェブの切断長さその他の条件
により適宜選択すればよいが、通常1〜10 mm間隔
程度でよい。
この繊維ウェブの補強用糸の材質および太さは特に制限
を設ける必要はないが、補強効果の点から糸切れの少な
いナイロンフィラメント糸の70〜210デニールのも
のが好適である。
なお、ミシン掛けする前にプレパンチしておく事もでき
る。
上記のようにして得られた糸で補強された繊維ウェブを
ウレタンフオームの片面または両面に配置し、通常、プ
レパンチ等にて仮止めする。
プレパンチ用の針は、公知のニードルパンチ用の針を用
いればよい。
但し、針刺し回数を多くしすぎるとウレタンフオームを
損傷し、特性・耐久性の低下を招きフオームの厚みの減
少をも来たす懸念があるので避けなければならない。
また、繊維ウェブの目付量は、ウレタンフオーム1m2
当り30g以上あれば所期の目的は達しうるが、余り多
すぎても性能向上には関与しないので、通常1m”当す
50〜70g程度が経済的である。
ウレタンフオームの厚みが10 mm以上の場合、繊維
ウェブの目付量を増量するか、または第2図に示すよう
に、ウレタンフオームの両面に配置すると効果的である
両面に配置する場合、第3図に示すように片面はミシン
掛けによる補強を省略してもよい。
上記のウレタンフオームに繊維ウェブを仮止めした複合
体を包む外面材は、高周波融着性が全くないか、または
、高周波誘電性が著しく異なり通常の方法では高周波融
着が困難な外面材をも有効に高周波ウエルダ加工する事
が出来るものであるが、もち論、一般に車両、自動車、
椅子、ベッド等のカバー材料として使用されている、木
綿、羊毛のごとき天然繊維、レーヨン、ポリアミド、ア
クリル、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリビニルアルコールのような両生・合成繊維
よりなる編物、織物、不織布あるいはプラスチックシー
ト、フィルム、レザー等公知のものはすべて使用可能で
ある。
なお、この考案のパッドはそのまま使用される外、裏面
材と組み合わせる事によって、さらに多くの用途が期待
できるものである。
たとえば、裏面材にハードボードや合板を用いて自動車
内装ドア1〜リム材やベッド用へラドボード等を作るこ
とができる。
ドアトリム材の場合、ドア形状に裁断したハードボード
に酢酸ビニル又はアクリル系エマルジョン接着剤を塗布
する。
次に、外面被覆用パッドをドア形状に裁断して貼り合わ
せる。
または、変形応用として、ハードボードに接着剤を塗布
乾燥した後、この考案のパッドの中途の段階である第1
図−Aで示した高周波融着前の材料を、フオーム面がハ
ードボード面に接するように重ね合わせ、次にアクリル
系繊維または塩ビシート等からなる外面材を繊維ウェブ
面に重ね、高周波ウエルダの下部電極上にボード側を下
にして乗せ、所望のパターンの上部電極で加圧誘電加熱
して局部的に高周波融着させた後、仕上げられる。
この外、ハードボード面に接着剤を塗布する代わりに、
第3図で示した形態の材料を用いても同様の目的のもの
が得られる。
すなわち、ハードボードや合板等のかたい基板上に形成
された外面被覆用パッドである。
次に、この考案の態様を例示の図面によって具体的に説
明する。
第1図−Aは、外面材を被覆する前の繊維ウェブをウレ
タンフオームの片面に仮止めした複合体を断面にて示し
たもので、第1図−Bは斜視図で示したものである。
第2図は繊維ウェブをウレタンフオームの両面に形成し
た複合体の断面で、第3図は両面に形成した繊維ウェブ
の一方がミシン糸にて補強されてない例を示したもので
ある。
第4図−Aは、この考案の実施の一例を断面にて示した
もので、繊維ウェブをウレタンフオームの両面に形成し
た複合体を外面材と高周波ウエルダ加工によって、表面
に模様を形成したもので、融着部6によって融着したも
のである。
第4図−Bは、この考案の他の実施例を断面にて示した
もので、ウレタンフオームと繊維ウェブとを交互に積層
した複合体を外面材と高周波ウエルダ加工したものであ
る。
図において、1はウレタンフオーム、2は熱可塑性繊維
ウェブ(高周波誘電性)、3はミシン糸、4は仮止め繊
維(針刺によりフオーム中に絡んだ繊維)、5は外面材
、6は融着部である。
以上説明したように、この考案の外面被覆用パッドは、 ■ 高周波誘電性が全くない天然繊維や木材、皮革類と
の高周波融着ができる。
■ 高周波誘電性が汎用ウレタンフオームと著しく異な
った外面材たとえば塩化ビニルシートと高周波融着が可
能である。
すなわち、通常汎用ウレタンフオームを用いると、塩化
ビニルシートの方が高周波誘電率が大きいため、塩化ビ
ニルシートだけが溶融状態となり、長時間通電しても融
着せずに、塩化ビニルシートのみが溶断されてしまい融
着目的を達し得なくなるが、この考案ではその虞れがな
い。
■ ウレタンフオーム自体、風合、ボリューム感は、他
材料に比べて良好なものであるが、この考案は、ウレタ
ンフオームの上に、さらに熱可塑性繊維ウェブの層が介
在するので、溶着箇所以外のわた状繊維自体のふっくら
とした風合の感触のすぐれたものが得られる。
さらに加えて、ウレタンフオームは非溶着部分は平面状
のままであるが、繊維ウェブの場合、若干盛り上がるた
め、ウレタンフオームより立体感が得られやすく、従っ
て、断熱性にすぐれる利点がある。
■ 少なくとも1面の繊維ウェブは、ミシン掛けにより
補強されており、従って、従来のクッション用カバー材
のように裏面に織布等の基布を用いる必要がなく且つ基
布との接着も不要となる。
さらに、繊維ウェブを糸で少なくとも1方向は補強した
ことにより所要寸法形状に裁断する際、テンションの掛
は具合で、ウレタンフオーム単体のみでは、伸縮が生じ
やすく、裁断後、正規寸法が得られ難い欠点があるが、
この考案ではその心配がない。
■ また、繊維ウェブは、ウレタンフオームに仮止めさ
れるので、ウレタンフオームの損傷による特性並びに耐
久性の低下を招く事なく且つフオームの厚みの減少を来
たす事もない。
■ 従来技術では、ウレタンフオームの厚みの厚いもの
は高周波融着が困難であり、また熱可塑性樹脂をウレタ
ンフオームの泡壁に付着させたものはフオームの圧縮復
元性が低下するが、この考案のパッドでは、そのような
虞れはなく、積層した厚いものでもすぐれたクッション
性、圧縮復元性のものが得られる。
■ 前記■に記載のごとく裏面補強布は不要であるが、
ハードボードのような剛体の誘電性基板上に外面被覆用
パッドが形成される等、種種の変形が自由にできる利点
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図−Aは、この考案の外面被覆用パッドの高周波融
着前の複合体の一実施例を示す断面図、第1図−Bは、
同斜視図、第2図は、高周波融着前の他の実施例で、ミ
シン掛は補強された繊維ウェブ層をウレタンフオームの
両面に仮止めした状態を示す断面図、第3図は、第2図
の繊維ウェブの片面が、ミシン掛は補強されてない場合
の状態を示す断面図、第4図−A、 Bは、この考案の
外面被覆用パッドの実施例を示す断面図である。 1・・・・・・ウレタンフオーム、2・・・・・・熱可
塑性繊維ウェブ、3・・・・・・ミシン糸、4・・・・
・・仮止め繊維、5・・・・・・外面材、6・・・・・
・融着部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ウレタンフオームの少なくとも1面側に、ミシン
    掛けを施して補強した極性基を有する材料からなる高周
    波誘電性を有する熱可塑性繊維ウェブ層を重ねて、あら
    く仮止めしたこの複合体を、外面材にて被覆して、高周
    波ウエルダ加工により外表面を所望のパターンに融着仕
    上げを施した外面被覆用パッド。
  2. (2)熱可塑性繊維ウェブ層を、ウレタンフオームの1
    面または2面に仮止めした複合体が、がたい基盤上に形
    成された実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の外面
    被覆用パッド。
JP15544978U 1978-11-10 1978-11-10 外面被覆用パツド Expired JPS5913070Y2 (ja)

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