JP2009040235A - フロアマット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた防滑性を示すフロアマット(好ましくは、優れた防滑性及び吸音性を示すフロアマット)を提供する。
【解決手段】前記フロアマットは、少なくとも裏面が樹脂層であって、前記樹脂層が、その露出面側に、平坦部と、その平坦部よりも突出する複数の突起部と、前記の各突起部の周囲に設けられた窪み部とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、フロアマット(特には自動車用フロアマット)及びその製造方法に関する。
従来から、自動車内において、靴などに付着した土、砂、泥、砂利、雨水、泥水、あるいは搭乗者がこぼした飲料水などが自動車室内のフロアカーペットに付着して、フロアカーペットが汚れるのを防止するために、フロアカーペット上に自動車用フロアマットが敷かれている。
このような自動車用フロアマットとして、カーペットなどの表面層と、ゴムや熱可塑性エラストマーなどからなる裏面層と、樹脂非透過性を有するフェルト又は合成樹脂性フィルムなどからなる中間層とからなるもの(特許文献1)が知られている。前記自動車用フロアマットにおいては、裏面層によって耐久性が付与されるとともに、裏面層に突起(ニブ)を多数設けることにより、滑り止めの効果を発揮することができる。また、製造上の理由、すなわち、成形型へ成形性樹脂層を押圧する必要性から中間層を必要とする。
しかしながら、この自動車用フロアマットよりも防滑性に優れたフロアマットが要望されていた。また、ゴムや熱可塑性エラストマーなどからなる裏面層と、樹脂非透過性を有する中間層とを含むため、フロアマット全体としての通気性が低く、その結果、吸音性能に劣る欠点もあった。
吸音性能を向上させることを目的として、ゴム等の裏面層に多数の小孔を設けたフロアマットが公知である。例えば、特許文献2には、圧縮プレスにより小孔を設けたフロアマットが開示されている。特許文献3には、バッキング層が独立気泡構造の発泡樹脂からなると共に、前記発泡樹脂層中の独立気泡を貫通孔が貫通している防音カーペットが開示されている。しかしながら、特許文献2に記載のフロアマットでは、裏面層に突起を設けることを想定しておらず、防滑性と吸音性の両立は達成されていなかった。また、特許文献3に記載の防音カーペットでは、滑り止め用の突起が多数設けられているが、防滑性が充分でなかった。
特開2006−315430号公報 特表2004−526620号公報 特開2004−154446号公報
本発明者は、防滑性及び/又は吸音性の観点から、様々な形状のフロアマットを鋭意検討したところ、フロアマットの裏面に配置した複数突起の周囲に、窪み部を形成することにより、フロアマットの防滑性が格段に向上することを新たに見出した。また、前記窪み部の形状を更に検討することにより、前記防滑性に加え、吸音性を同時に向上させることができることも見出した。
従って、本発明の課題は、優れた防滑性を示すフロアマット(好ましくは、優れた防滑性及び吸音性を示すフロアマット)を提供することにある。
本発明は、
[1]少なくとも裏面が樹脂層であって、前記樹脂層が、その露出面側に、平坦部と、その平坦部よりも突出する複数の突起部と、前記の各突起部の周囲に設けられた窪み部とを有することを特徴とする、フロアマット、
[2]突起部の全周にわたって窪み部を有する、[1]のフロアマット、
[3]裏面としての前記樹脂層に加え、通気性を有する通気層を更に含み、前記樹脂層を形成する樹脂が、所定条件下において流動状態になることができる樹脂であり、前記通気層が、流動状態の前記樹脂を透過させない層である、[1]又は[2]のフロアマット、
[4]前記樹脂層が、樹脂と支持体とからなり、前記支持体は、流動状態の前記樹脂を透過可能な支持体であり、樹脂層の平坦部及び突起部では、その表面全体が前記樹脂に覆われ、その内側に、前記支持体が前記樹脂に完全に覆われて存在する、[1]〜[3]のフロアマット、
[5]前記樹脂層の窪み部の底面において前記支持体が露出し、且つ、支持体が前記通気層と直接接触する、[4]のフロアマット、
[6](1)支持体、所定条件下において流動状態になることのできる樹脂から形成されている成形性樹脂層、及び流動状態の前記樹脂を透過させないが、通気性を有する通気層をこの順に含むシート状積層体と、平坦部表面形成用凹部と複数の突起部形成用凹部と複数の窪み部形成用凸部とを有する成形型とを、前記支持体と前記成形型表面とが接触するように相互に重ね合わせる工程、(2)前記成形性樹脂層を形成する樹脂が流動状態になる条件下で、前記シート状積層体を押圧することによって、前記支持体と前記成形性樹脂層とからなる成形用フラット層の内、前記平坦部表面形成用凹部及び前記突起部形成用凹部に位置する成形用フラット層の部分を前記各凹部空間内に向かって突出させると共に、流動状態の樹脂の一部を前記支持体から外側に通過させ、平坦部、突起部、及び窪み部を形成させる工程、及び(3)前記樹脂を固化状態とする工程を含むことを特徴とする、フロアマットの製造方法
に関する。
一般に、自動車用フロアマットの「表面層」とは、自動車の室内フロアカーペット上に自動車用フロアマットを載置した際に目視により確認できる層を意味し、本明細書においてもその意味で用いる。また、「裏面層」とは、フロアカーペットと直接接触する層を意味し、本明細書においてもその意味で用いる。
本発明によれば、防滑性に優れたフロアマットを提供することができる。本発明の好適態様によれば、防滑性及び吸音性の両方に優れたフロアマットを提供することができる。
最初に、本発明によるフロアマット製造方法の代表的実施態様、及び、それにより得られる本発明のフロアマットの代表的実施態様を図1〜図5に沿って説明する。
図1は、本発明によるフロアマットの原料となるシート状積層体10Aの各層を分離して、成形型5と共に示す模式的分解断面図である。シート状積層体10Aは、表面層としてのカーペット層1と、中間層としての通気層2と、成形用フラット層3Aとを含む。また、図2は、図1に示すシート状積層体10Aを成形型5に接触させた状態を示す模式的断面図である。
表面層としてのカーペット層1は、パイル層11と基布層12とを含む。シート状積層体10Aの前記カーペット層1とは反対側の裏面に位置する成形用フラット層3Aは、成形性樹脂層31Aと支持体層32Aとからなる。前記カーペット層1と前記成形用フラット層3Aとの間に位置する中間層としての通気層2は、一方の表面で前記基布層12と接触し、もう一方の表面で成形性樹脂層31Aと接触している。前記成形性樹脂層31Aは、所定条件において(例えば、所定温度以上に加熱されると)流動状態になることのできる樹脂から形成されている。前記通気層2は、通気性を有すると共に、前記成形性樹脂層31Aを構成する樹脂が流動状態になった際に、その流動状態の樹脂を透過させない性質を有する。
前記シート状積層体10Aにおいて、成形用フラット層3Aは全体的に平坦な層であって、表面に突起部を有していない。その成形用フラット層3Aを構成する成形性樹脂層31A及び支持体層32Aのいずれも、それぞれが全体的に平坦な層であり、突起部を有していない。更に、前記成形性樹脂層31Aの表面は、その全体が支持体層32Aに覆われており、成形性樹脂層31Aは、外側から観察することができない。なお、前記シート状積層体10Aを構成する前記通気層2も全体的に平坦な層であり、前記カーペット層1も、表面のパイル層11の凹凸を無視すれば、全体的に平坦な層である。
本発明によるフロアマットを製造する際は、図2に示すように、前記シート状積層体10Aを成形型5と接触させる。成形型5は、その表面に、平坦部表面形成用凹部51と、複数の突起部形成用凹部52と、複数の窪み部形成用凸部53とを有している。突起部形成用凹部52は、前記シート状積層体10Aの裏面において、後述する突起部を形成すべき位置に配置されている。また、窪み部形成用凸部53は、前記突起部形成用凹部52の周囲を囲むように配置されている。前記シート状積層体10Aは、前記支持体層32Aが前記成形型5の窪み部形成用凸部53と接触するように相互に重ね合わせる。
次に、成形性樹脂層31Aを構成する樹脂が流動化している条件(例えば、温度条件)下で、例えば、押圧ローラ(図示せず)あるいは押圧パネル(図示せず)を用いて、図2の矢印Pに示す方向に、前記シート状積層体10Aを前記成形型5に対して押圧する。成形性樹脂層31Aを構成する樹脂が流動化する温度条件とするには、例えば、前記シート状積層体10Aを成形型に押圧する前に加熱するか、あるいは成形性樹脂層31Aを形成する、流動化温度条件下にある樹脂シートを、その他の各層用の材料からなるシートと積層し、その温度条件を維持した状態で成形型に押圧することができる。
流動化した樹脂は、それが接触する通気層2を透過することができないが、支持体層32Aは樹脂が透過できるので、成形型5の平坦部表面形成用凹部51及び突起部形成用凹部52の空隙に向かって押し出される。この際に、支持体層32Aも、流動化樹脂によって平坦部表面形成用凹部51及び突起部形成用凹部52の空隙に向かって押し出される。
図3は、図1に示すシート状積層体10Aから成形型5によって本発明のフロアマット10を成形中の状態、あるいは、成形した状態を示す模式的断面図である。本発明の製造方法においては、支持体層32Aと通気層2とが接触するまでシート状積層体10Aを押圧することもできるし、あるいは、図3に示すように、支持体層32Aと通気層2とが接触する直前までシート状積層体10Aを押圧することもできる。前記の所望位置まで(好ましくは、支持体層32Aと通気層2とが接触するまで)シート状積層体10Aを押圧することにより、平坦部表面形成用凹部51及び突起部形成用凹部52を流動化樹脂で完全に満たした後、例えば、樹脂が固化する温度まで冷却することにより、樹脂を固化状態とする。
本発明の製造方法では、前記のように、樹脂を加熱して流動化し、成形後、冷却することにより樹脂を固化状態にすることができるし、あるいは、流動化樹脂に予め加硫剤を加えておき、成形後、加熱することにより樹脂を固化状態にすることもできる。
本発明の製造方法において、本発明のフロアマットを前記シート状積層体から製造する際に用いる成形型及び押圧手段も、前記裏面層に、平坦部、複数の突起部、突起部の周囲の窪み部を形成することができる限り、特に限定されない。例えば、平板状若しくはロール状の成形型と平板状若しくはロール状の押圧手段との組合せを利用することができる。また、前記シート状積層体の積層工程、すなわち、表面層、中間層、及び成形用フラット層の積層工程の全体又は一部と、成形型による成形工程とを組み合わせることもできる。
前記成形工程は、コールドプレス法又はホットプレス法のいずれによっても実施することができる。コールドプレス法は、例えば、流動化された成形性樹脂層を含むシート状積層体を用いて実施することができ、ホットプレス法は、熱架橋可能な成形性樹脂層を含むシート状積層体を加熱しながら実施することができる。また、本発明による製造方法は、バッチ法又は連続法によって実施することができる。更に、表面層を除く、中間層と裏面層とのみからなる積層体を形成した後、前記積層体と表面層とを一体化することにより、本発明のフロアマットを製造することもできる。
図4は、図1〜図3に示す方法によって製造される、本発明のフロアマットの一態様を示す模式的断面図である。また、図5は、図4に示すフロアマットの裏面の表面構造を模式的に示す部分拡大斜視図である。更に、図6は、本発明のフロアマットの別の一態様について、裏面の表面構造を模式的に示す部分拡大斜視図である。このフロアマット10は、表面層としてのカーペット層1と、中間層としての通気層2と、裏面層としての凹凸裏面層3とを含む。カーペット層1及び通気層2は、シート状積層体10Aの形態のままであり、それぞれ全体として平坦である。
一方、凹凸裏面層3は、シート状積層体10Aの成形用フラット層3Aから成形型によって変形されて形成されており、その表面には、平坦部7と、その平坦部よりも突出する複数の突起部4と、各突起部の周囲を囲む複数の窪み部8とが存在する。
平坦部7は、成形型5の平坦部表面形成用凹部51に押し込まれることにより、成形された領域である。また、突起部4は、成形型5の突起部形成用凹部52に押し込まれることにより、成形された領域である。平坦部7及び突起部4のいずれも、その表面全体に樹脂層31が露出し、その内側には、支持体層32が完全に覆われた状態で存在する。
一方、窪み部8は、成形型5の窪み部形成用凸部53と接触した領域であり、図4に示すように、窪み部8の底面に支持体層32が露出した状態で存在する。なお、前記押圧工程において支持体層32Aと通気層2とが接触するまでシート状積層体10Aを押圧した場合には、図4に示すように、支持体層32の前記露出面と反対側の面は、中間層としての通気層2と直接接触している。一方、前記押圧工程において、図3に示すように、支持体層32と通気層2とが接触する直前までシート状積層体10Aを押圧した場合には、支持体層32の前記露出面と反対側の面と、中間層としての通気層2との間に、樹脂層31が存在する。
図4及び図5に示すように、フロアマット10は、裏面層3の表面に複数の突起部4を有し、各突起部4の周囲に窪み部8を有することにより、優れた防滑性を示す。更に、各突起部4の周囲に窪み部8を有し、窪み部8の底面において支持体層32が露出し、また、露出面と反対面は、通気層2と直接接触しているため、凹凸裏面層3の大部分の領域(すなわち、窪み部を除く領域)が樹脂層31に覆われているにもかかわらず、フロアマット10は優れた吸音性を示す。
図4及び図5に示すフロアマット10は、表面層としてのカーペット層1と、中間層としての通気層2と、裏面層としての凹凸裏面層3とからなる積層構造を有するが、本発明のフロアマットは、少なくとも裏面が樹脂層である限り、その層構造は特に限定されるものではなく、例えば、2層以上からなる積層構造を有するフロアマット、あるいは、樹脂層のみからフロアマット(例えば、ラバーマット)であることができる。本発明のフロアマットとしては、裏面としての樹脂層と、通気層とを含むフロアマットが好ましく、表面層、中間層少なくとも1層、及び前記樹脂層をこの順で含み、前記中間層が通気層からなるフロアマットが特に好ましい。
本発明においては、表面層として、従来のフロアマット(特に自動車用フロアマット)の表面層として用いられている通常の層を利用することができる。特に、表面層としてのカーペット層は装飾性に優れているため、搭乗者に対して快適なドライブを提供することができる。本発明で用いるカーペット層としては、通常の自動車用フロアマットの表面層として配置されているものが好ましい。このカーペットとしては、特に限定するものではないが、例えば、タフテッドカーペット、ニードルパンチカーペット、緞通、フックカーペット、ウィルトンカーペット、又はアキスミンスターカーペットなどを挙げることができる。
本発明のフロアマットが中間層を含む場合には、前記中間層は、1又は複数の層からなることができ、一方の表面(又は一方の最外層)で前記カーペット層と接触し、もう一方の表面(又はもう一方の最外層)で裏面層を構成する樹脂層と接触している。前記中間層としては、通気層のみからなることが好ましい。本発明で用いることのできる通気層は、通気性を有し、且つ、樹脂非透過性を有する限り、特に限定されるものではなく、例えば、開放気泡型発泡体層、又はフェルト層などを挙げることができる。なお、本明細書において「樹脂非透過性」とは、樹脂(特に、裏面としての樹脂層を構成する樹脂)が、流動状態になった場合に、その流動状態の樹脂を透過させない性質を意味する。前記中間層が複数の層からなる場合には、裏面層を構成する樹脂層と接触する最外層として、この通気層を設けるのが好ましい。また、中間層として、前記通気層に加え、通気性を有し、且つ、樹脂透過性を有する層を含むこともできる。
本発明において通気層として開放気泡型発泡体層を用いる場合、前記開放気泡型発泡体層として、発泡倍率が10〜50倍である発泡体が好ましい。
本発明において裏面層の樹脂層を形成する際に用いることのできる支持体は、流動状態の前記樹脂を漏出させることのできる複数の細孔を有するなど、前記流動化樹脂を通過させることができる限り特に限定されないが、成形時に流動化樹脂によって成形型の窪み部の空隙部に押し出されて変形可能な材料であることが好ましい。流動化樹脂を漏出させることのできる複数の細孔を有する多孔質体として、例えば、繊維質多孔質体、好ましくは、織物、編み物、特に好ましくは、不織布を挙げることができる。また、ネットを使用することもできる。
支持体である前記不織布の面密度は、好ましくは、15〜100g/m程度、より好ましくは20〜35g/m程度である。また、前記不織布の通気性は、好ましくは、50〜450cm/cm・s、より好ましくは、150〜250cm/cm・sである。ここで、通気性とは、JIS L1096「一般織物試験法」の「6.27」に規定される通気性(フラジール形試験機使用)を意味する。また、前記不織布としては、スパンボンド不織布(面密度=20〜100g/m)、トウ開繊不織布(面密度=20〜30g/m)等の長繊維不織布を好適に使用することができる。
本発明においては、裏面層の樹脂層を形成する樹脂材料として、従来のフロアマット(特に自動車用フロアマット)の突起担持裏面層を形成する通常の材料を利用することができる。例えば、約100℃以下(好ましくは約80℃以下)で固化し、約100℃以上(好ましくは約120℃以上)で軟化ないし流動化することができるゴム又は軟質樹脂、あるいは、加硫により固化可能なゴムを用いることができる。
前記ゴムとしては、特に限定されるものではないが、例えば、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、又はニトリル−ブタジエンゴム等を挙げることができる。また、前記軟質樹脂としては、特に限定されないが、熱可塑性エラストマーが好適であり、このような熱可塑性エラストマーとしては、具体的には、スチレン系エラストマー、例えば、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)エラストマー、又はSIS(スチレン−イソプレン−スチレン)エラストマー、オレフィン系エラストマー、例えば、アタクチックポリプロピレン、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体)、又はポリ塩化ビニル等を挙げることができる。特に、SBSエラストマー又はSISエラストマーを好適に使用することができる。
前記樹脂としては、メルトフローレート(Melt Flow Rate;MFR)値(190℃、5kg荷重、JIS−K7210B法)が20g/10min以上である樹脂を用いることが好ましい。このようなMFR値を有する樹脂は、流動性に優れ、裏面の樹脂層に肉厚の薄い部分(すなわち、窪み部)を形成するのに適している。
本発明のフロアマットにおいて、裏面の樹脂層に設ける突起部の形状は、例えば、底面が円若しくは楕円(好ましくは円)である概略円錐形状(例えば、図5)、底面が多角形(例えば、四角形)である概略角錐形状、底面が円若しくは楕円(好ましくは円)である概略半球形状、切頭(truncated)円錐若しくは切頭角錐形状、概略円錐若しくは概略半球と円柱若しくは切頭円錐との組合せ形状、又は概略角錐と角柱若しくは切頭角柱との組合せ形状などを挙げることができる。
突起部の寸法は、例えば、突起部形状が概略円錐形状である場合、直径が好ましくは1〜10mm、より好ましくは3〜5mmであり、高さが好ましくは1〜10mm、より好ましくは3〜5mmである。なお、前記直径は、窪み部の底面と同じ高さにおける直径であり、前記高さは、平坦部からの高さである。
樹脂層の硬度は、好ましくは60〜65(JIS K 6253、タイプAデュロメータ硬さ)である。
本発明のフロアマットにおいては、各突起部の周囲(全周又はその一部)に窪み部を設けることができ、好ましくは、各突起部の全周にわたって窪み部を設けることができる。本発明のフロアマットでは、突起部の周囲の樹脂層の厚さを薄くすることにより、突起部の自由度が付与され(すなわち、突起部が前後左右に傾きやすい)、外力を受けた際に突起部が傾くため、防滑性に優れるものと考えられる。例えば、後述の実施例に示すように、このような窪み部を有しない特開2006−315430号公報に開示のフロアマットに対して、本発明のフロアマットでは、防滑性が1割以上向上している。なお、このメカニズムは、現時点での本発明者による仮説であり、本発明がこのメカニズムに限定されるものではない。
窪み部の外周形状は、突起部の底面形状と一致させることもできる(例えば、図5)し、あるいは、別の形状とすることもできる(例えば、図6)。窪み部の外周形状としては、例えば、円若しくは楕円形状、又は多角形(好ましくは、四角形、六角形、八角形)形状を挙げることができる。
窪み部の寸法は、例えば、図5に示す形状(すなわち、概略円錐形状の突起部の全周にわたって設ける環状溝形状)では、環状溝の溝幅として、好ましくは0.2〜2mm、より好ましくは0.2〜0.8mmである。また、例えば、図6に示す形状(すなわち、外周形状が正方形)では、外周形状の一辺の長さとして、好ましくは2〜10mm、より好ましくは4〜6mmである。
また、窪み部の深さは、平坦部の厚さの1/10以上で1倍以下とすることができる。本発明においては、1つの窪み部に注目した場合、その窪み部の深さを全て均一にすることもできるし、あるいは、変化させることもできる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
《実施例1:本発明のフロアマットの調製》
本実施例では、以下に示す手順に従って、表面層としてのカーペット層、中間層としての発泡ウレタン層(通気層)及び不織布層、熱可塑性エラストマーとスパンボンド不織布(支持体)とからなる裏面樹脂層とからなる、本発明のフロアマットを調製した。本実施例で調製したフロアマットは、図6に示す裏面構造を有する。
カーペット層としては、ナイロン繊維を使用したタフテッドカーペット(パイル長=14mm、1/10ゲージ、面密度=2000g/m)を用意した。なお、カーペットの裏面には、ナイロン糸の脱落を抑制するために、スチレンブタジエンゴム系ラテックスが塗布(乾燥重量=240g/m)されており、また、ポリエステル繊維からなる基布(面密度=130g/m)が使用されていた。
次に、中間層(樹脂非透過性フェルト層)として、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維製フェルト(面密度=600g/m、厚さ=5mm)に発泡ウレタン(発泡化倍率=50倍、厚さ=2.5mm、面密度=50g/m)をフレームラミネート加工して一体化したものを用意した。
次に、前記カーペットと前記中間層とを接着剤(CR系エマルジョン、塗布量=DRY100g/m)によって貼り合わせた。具体的には、ロールコータ設備を用いてカーペット裏面に接着剤を塗布し、遠赤外線ヒーター乾燥炉内(ヒーター設定温度=260℃、ヒーターと被加熱体との距離=30cm)に約1分間放置し、適度に水分を蒸発させた後、カーペット裏面と中間層のPET繊維フェルト面とが接触するように積層し、加圧プレス(成形圧力=10kg/cm)を実施して一体化した。
成形用フラット層の成形性樹脂層としては、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)エラストマーシート[軟化温度=130℃、層厚=1.5mm、MFR値=20〜25g/10mim(JIS K7210 B法、190℃、荷重5kg)]を用意した。
また、成形用フラット層の多孔質体層としては、スパンボンド不織布[面密度=25g/m、通気性=400cm/cm・s、厚さ=0.1mm、商品名=シンテックス(三井化学(株)製)]を用意した。
次いで、前記のカーペットと中間層とを一体化したものに、溶融した前記SBSエラストマーシート(表面温度=180℃〜200℃)、前記スパンボンド不織布を順に積層し、常温の成形金型によって加圧し(すなわち、コールドプレス)、溶融エラストマーを固化させて成形品を得た。なお、成形金型としては、平坦部表面形成用凹部51、複数の突起部形成用凹部52、複数の窪み部形成用凸部53を有する鉄製の平板状成形金型(図13)を使用した。
以上の手順に従って、裏面層表面の平坦部よりも突出する複数の主要突起部(高さ=約3mm、フモト部直径=約4mm)を有する本発明のフロアマットが得られた。得られたフロアマットでは、窪み部の底面でスパンボンド不織布(支持体層)と発泡ウレタン(通気層)とが接触し、スパンボンド不織布が露出していた。
《比較例1:比較用フロアマット(1)》
比較用フロアマットとして、特開2004−154446号公報に記載のフロアマットに相当する市販品[レクサスGS(2005年8月発売、トヨタ自動車)向けフロアマットタイプA]を用意した。
前記フロアマット(以下、比較用フロアマットAと称する)は、表面から順に、カーペット層、接着層、不織布層、及びボトム層からなり、前記接着層は、部分的にカーペット層と不織布層とを接着して通気性のある層であり、また、ボトム層は、独立気泡の発泡体からなる層であった。また、ボトム層の裏面には、滑り止め用の円錐状突起(高さ=約3mm、フモト部直径=約3mm)を10mmのピッチで格子状に有しており、しかも、前記格子状に配置した各円錐状突起の間に、ボトム層からカーペット層まで貫通する貫通孔(ボトム層の裏面側直径=約3mm、ボトム層の不織布層との当接面側直径=約1.5mm)を有していた。
《比較例2:比較用フロアマット(2)》
本比較例では、以下に示す手順に従って、特開2006−315430号公報に開示の比較用フロアマット(以下、比較用フロアマットBと称する)を調製した。
カーペット層としては、ナイロン繊維を使用したタフテッドカーペット(パイル長=14mm、1/10ゲージ、面密度=2000g/m)を用意した。なお、カーペットの裏面には、ナイロン糸の脱落を抑制するために、スチレンブタジエンゴム系ラテックスが塗布(乾燥重量=240g/m)されており、また、ポリエステル繊維からなる基布(面密度=130g/m)が使用されていた。
次に、中間層として、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維製フェルト(面密度=650g/m、厚さ=5mm)を用意した。
次に、前記カーペットと前記PET繊維フェルトとを接着剤(CR系エマルジョン、塗布量=DRY100g/m)によって貼り合わせた。具体的には、ロールコータ設備を用いてカーペット裏面に接着剤を塗布し、遠赤外線ヒーター乾燥炉内(ヒーター設定温度=260℃、ヒーターと被加熱体との距離=30cm)に約1分間放置し、適度に水分を蒸発させた後、カーペット裏面上にPET繊維フェルトを積層し、加圧プレス(成形圧力=10kg/cm)を実施して一体化した。
成形用フラット層の成形性樹脂層としては、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)エラストマーシート[軟化温度=130℃、層厚=1.5mm、MFR値=20〜25g/10mim(JIS K7210 B法、190℃、荷重5kg)]を用意した。
また、成形用フラット層の多孔質体層としては、スパンボンド不織布[面密度=25g/m、通気性=400cm/cm・s、厚さ=0.1mm、商品名=シンテックス(三井化学(株)製)]を用意した。
次いで、前記のカーペットと中間層とを一体化したものに、溶融した前記SBSエラストマーシート(表面温度=180℃〜200℃)、前記スパンボンド不織布を順に積層し、常温の成形金型によって加圧し(すなわち、コールドプレス)、溶融樹脂を固化させて成形品を得た。なお、成形金型としては、表面に複数の円形窪み部(円形開口部直径=9mm、窪み部の最大深さ=5mm、窪み部ピッチ=10mm)を有する鉄製の平板状成形金型を使用した。
以上の手順に従って、裏面層表面の平坦部から突出する複数の主要突起部(高さ=約3〜4mm、フモト部直径=約8〜9mm)を有する比較用フロアマットBが得られた。
《実施例2:通気度及び耐水性の測定》
本実施例では、実施例1で調製した本発明のフロアマット、比較例1で用意した比較用フロアマットA、比較例2で調製した比較用フロアマットBを用いて、通気度と耐水性を測定した。通気度はフラジール法(単位:mL/cm/sec)により、耐水性はJIS−L1092 低水圧法(単位:mm/HO)により、それぞれ測定した。
結果を表1に示す。なお、通気度欄の「<0.2」は、フラジール法の測定限界である0.2mL/cm/secよりも低いことを意味する。
《表1》
本発明フロアマット 比較用フロアマットA 比較用フロアマットB
通気度 1.5 1.6 <0.2
耐水性 55 50 >1000
《実施例3:防滑性の評価》
本実施例では、実施例1で調製した本発明のフロアマット、比較例1で用意した比較用フロアマットA、比較例2で調製した比較用フロアマットBを用いて、防滑性を評価した。
具体的には、各フロアマットから供試サンプル(縦=100mm、横=125mm)をそれぞれ裁断し、供試サンプルの上に重りを載せた状態で、市販のタフトカーペット(縦=800mm、横=300mm)又はニードルパンチカーペット(縦=800mm、横=300mm)の上に載置した。この際、供試サンプルと重りとの合計重量が100gとなるようにした。カーペット上に載置されている供試サンプルを引張試験機(テンシロン;オリエンテックコーポレーション社)で等速(100mm/min)にて横方向に引張り、最大点荷重(単位=N)を測定した。各供試サンプルについて測定を5回実施した。
タフトカーペットにおける結果(5回の測定における最大値、最小値、及び平均値;単位=N)を表2及び図7に、ニードルパンチカーペットにおける結果を表3及び図8に示す。
《表2》
本発明フロアマット 比較用フロアマットA 比較用フロアマットB
最小値 4.6 3.1 3.8
最大値 8.9 5.0 4.7
平均 6.1 4.2 4.4
《表3》
本発明フロアマット 比較用フロアマットA 比較用フロアマットB
最小値 6.7 3.8 4.9
最大値 8.6 4.3 7.0
平均 7.4 4.1 5.6
《実施例4:吸音性の評価》
本実施例では、実施例1で調製した本発明のフロアマット、比較例1で用意した比較用フロアマットA、比較例2で調製した比較用フロアマットBを用いて、吸音性を評価した。
具体的には、ブリューエル・ケア社の測定器を用いて、ISO 10534−2“Acoustics -Determination of sound absorption coefficient and impedance in impedance tubes-, Part 2: transfer - Function method”に準じて、フロアマットの吸音率を測定した。
垂直入射吸音率に関する結果を図9(供試サンプル単体で測定した場合)及び図10(供試サンプルを車両フロア材に重ねて測定した場合)に、平均吸音力に関する結果を表4及び図11(供試サンプル単体で測定した場合)並びに表5及び図12(供試サンプルを車両フロア材に重ねて測定した場合)に、それぞれ示す。
《表4》
本発明 比較用 比較用
フロアマット フロアマットA フロアマットB
平均吸音力 0.59 0.46 0.53
《表5》
本発明 比較用 比較用
フロアマット フロアマットA フロアマットB 車両フロア材
平均吸音力 0.67 0.62 0.56 0.49
本発明のフロアマットは、例えば、自動車用フロアマットの用途に適用することができる。
本発明によるフロアマットの原料となるシート状積層体の各層を分離して、成形型と共に示す模式的分解断面図である。 図1に示すシート状積層体を成形型に接触させた状態を示す模式的断面図である。 図1に示すシート状積層体を、成形型によりフロアマットに成形中、あるいは、成形した状態を示す模式的断面図である。 図1〜図3に示す方法によって製造される、本発明のフロアマットの一態様を示す模式的断面図である。 図4に示すフロアマットの裏面の表面構造を模式的に示す部分拡大斜視図である。 本発明のフロアマットの別の一態様について、裏面の表面構造を模式的に示す部分拡大斜視図である。 タフトカーペット上で実施した防滑性試験の結果を示すグラフである。 ニードルパンチカーペット上で実施した防滑性試験の結果を示すグラフである。 吸音性試験(フロアマット単体で測定した場合)の結果(垂直入射吸音率)を示すグラフである。 吸音性試験(フロアマットを車両フロア材に重ねて測定した場合)の結果(垂直入射吸音率)を示すグラフである。 吸音性試験(フロアマット単体で測定した場合)の結果(平均吸音力)を示すグラフである。 吸音性試験(フロアマットを車両フロア材に重ねて測定した場合)の結果(平均吸音力)を示すグラフである。 図6に示す裏面構造を有する本発明のフロアマットを製造するのに用いることのできる成形金型の構造及び寸法(単位=mm)を示す部分断面図及び部分平面図である。
符号の説明
10・・・フロアマット;10A・・・シート状積層体;
1・・・カーペット層;11・・・パイル層;12・・・基布層;
2・・・通気層;
3・・・凹凸裏面層;31・・・樹脂層;32・・・支持体層;
3A・・・成形用フラット層;31A・・・成形性樹脂層;32A・・・支持体層;
5・・・成形型;51・・・平坦部表面形成用凹部;52・・・突起部形成用凹部;
53・・・窪み部形成用凸部;
4・・・突起部;7・・・平坦部;8・・・窪み部。

Claims (6)

  1. 少なくとも裏面が樹脂層であって、
    前記樹脂層が、その露出面側に、平坦部と、その平坦部よりも突出する複数の突起部と、前記の各突起部の周囲に設けられた窪み部とを有する
    ことを特徴とする、フロアマット。
  2. 突起部の全周にわたって窪み部を有する、請求項1に記載のフロアマット。
  3. 裏面としての前記樹脂層に加え、通気性を有する通気層を更に含み、
    前記樹脂層を形成する樹脂が、所定条件下において流動状態になることができる樹脂であり、
    前記通気層が、流動状態の前記樹脂を透過させない層である、
    請求項1又は2に記載のフロアマット。
  4. 前記樹脂層が、樹脂と支持体とからなり、
    前記支持体は、流動状態の前記樹脂を透過可能な支持体であり、
    樹脂層の平坦部及び突起部では、その表面全体が前記樹脂に覆われ、その内側に、前記支持体が前記樹脂に完全に覆われて存在する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のフロアマット。
  5. 前記樹脂層の窪み部の底面において前記支持体が露出し、且つ、支持体が前記通気層と直接接触する、請求項4に記載のフロアマット。
  6. (1)支持体、所定条件下において流動状態になることのできる樹脂から形成されている成形性樹脂層、及び流動状態の前記樹脂を透過させないが、通気性を有する通気層をこの順に含むシート状積層体と、
    平坦部表面形成用凹部と複数の突起部形成用凹部と複数の窪み部形成用凸部とを有する成形型とを、前記支持体と前記成形型表面とが接触するように相互に重ね合わせる工程、
    (2)前記成形性樹脂層を形成する樹脂が流動状態になる条件下で、前記シート状積層体を押圧することによって、前記支持体と前記成形性樹脂層とからなる成形用フラット層の内、前記平坦部表面形成用凹部及び前記突起部形成用凹部に位置する成形用フラット層の部分を前記各凹部空間内に向かって突出させると共に、流動状態の樹脂の一部を前記支持体から外側に通過させ、平坦部、突起部、及び窪み部を形成させる工程、及び
    (3)前記樹脂を固化状態とする工程
    を含むことを特徴とする、フロアマットの製造方法。
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