JPH086600Y2 - 防汚下敷 - Google Patents

防汚下敷

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JPH086600Y2
JPH086600Y2 JP1991019686U JP1968691U JPH086600Y2 JP H086600 Y2 JPH086600 Y2 JP H086600Y2 JP 1991019686 U JP1991019686 U JP 1991019686U JP 1968691 U JP1968691 U JP 1968691U JP H086600 Y2 JPH086600 Y2 JP H086600Y2
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JP
Japan
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water
antifouling
moisture
underlay
impermeable
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JP1991019686U
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JPH0540035U (ja
Inventor
高樹 小郷
勉 大塚
勉 長谷川
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Hiraoka and Co Ltd
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Hiraoka and Co Ltd
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  • Carpets (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、四輪車の操縦席、後部
席、ベランダ、階段、台所、床等に外部から持込まれ、
又は、内部施設からの漏洩等によりその床面に拡延する
水分を速かに吸収・蒸散せしめる防汚下敷に関する。
【0002】
【従来の技術】車両や屋内の各所に外部から靴に附着し
たまま持込まれ、又は内部施設からの漏洩により車両内
部又は床面等に拡延する水分により、車両の運転者、同
乗者、家屋居住者等が、ズボンの裾等を濡らす等の不都
合が屡々生じ、これらの拡延水分を迅速に除去して支障
のないようにする試みは従来から種々提案されている。
しかしながら、これらは吸取紙式のマット状物を全面に
配置しているので、吸収した水分は足元全面に溜まって
除去されず敷物全体が湿潤状態となって、乾燥した部分
がなくなり結局水濡れ時の防汚敷物として機能しなくな
ってしまうものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、車両内部そ
の他の床面等に拡延する水分を吸収する許りでなくこれ
を自然に蒸散させて水分を除去し得る防汚用具を提供し
ようとするものである。特に、本考案は水不透過性のマ
ット部を連接配置して該マット部に拡延水分の発生源で
ある雨雪等の付着する靴等を載置するようにし、このマ
ット部の水分は該マット部に連接する水透過性ネット部
に流動し、さらに、該ネット部中に配置されている水分
吸収・蒸散性部材上に流下して処理される構造を採用す
ることにより、操縦者、同乗者、作業者等の足をおく個
所において、常に水分が排除され乾燥状態にあって、水
分を吸収して湿潤状態にある水分吸取部分に足をおく
要がなく、この結果敷物としての機能を十分に発揮さ
せ、かつ防汚効果を最大限に実現せしめうる防汚下敷を
提供することをその目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案にあっては、水不
透過性マット部と、水透過性ネット部とを並列に連接さ
せて、水不透過性マット部に入った水、又は融解水分等
が水透過性ネット部側に流動し、そのネット部材の目合
を通過してネット部材の裏面に配設されている水分吸収
・蒸散性部材に吸収されるようにするもので、特に水分
吸収・蒸散性部材には、吸収蒸散能力が大なる不織布が
使用される。水分吸収・蒸散性部材の裏側には、水不透
過性部材を設けて、水分吸収・蒸散性部材に吸着される
水分が車両などの下敷を設置する床面に流延しないよう
に構成されている。また、水分吸収・蒸散性部材が水濡
れ後取換可能にするため、水分吸収・蒸散性部材の入れ
替え用の口部を残してネット部材の外縁部を水透過性ネ
ット部の外縁部に固着し、水分吸収・蒸散性部材を出し
入れ可能なようにしてもよい。
【0005】本考案に用いられる水分吸収・蒸散性部材
に有用な不織布としては、ニードルパンチ方式により
造されたもの、湿式或いは乾式方式の不織布製造方法に
よるものなどがある。また、段ボール、ラッグ類その他
のように、水分を吸収・蒸散するものであれば、これら
のいずれを使用してもよいが、ボールには水分をより
崩壊するという欠点がある。また、これらは水分の吸収
性を更に高めるため吸水性高分子材料を含有・保持させ
てもよい。また、水分吸収・蒸散性部材用不織布には、
水透過性ネット部材に触接する表面側に所望の意匠を印
捺し、或いは、衆目に触れる広告、注意書等を描画して
もよい。これらの図柄はネット部を通じて視認できるこ
とが更に好ましいので、ネット部の目合を少なくとも5
mm前後とするとよい。しかしこの目合には、その透水
性が阻害されない限り特に限定はない。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係る防汚下敷の表面を示す説
明図、図2は同下敷の裏面を示す説明図、図3は同下敷
の水分吸収・蒸散性部材の一実施例の斜視的説明図であ
る。1は水不透過性マット部、2は水透過性ネット部
表す。2aは水透過性ネット部材、3は水分吸収・蒸散
性部材、4は不透過性部材を表す。5は水分吸収・蒸
散性部材の挿入口部を表し、8は水分吸収・蒸散性部材
表面に印捺・描画された図柄である。ただし、これらは
一実施例を示すものであって、デザイン、構成割合等は
本考案品の機能を阻害しない限り、図面に示すところに
限定されるものではない。例えば、マット部1とネット
部2の面積の比率は、水分の量が少ない時又は水分吸収
・蒸散性部材の取替えが頻繁に行われる場合等には、マ
ット部1の方を広くとることもできる。
【0007】水不透過性マット部1は、好ましくは繊維
材料を用いて形成される繊維上表層11とその裏面側に
天然又は合成ゴム或いは合成樹脂によって形成される完
全な防水性を有する裏打層12とから形成される。この
ため、マット部1上の水は、適宜な傾斜によりそれに
列して連接している水透過性ネット部2側に円滑に流動
し吸収される。繊維上表層はパイル等を有する有毛布
帛、ニードル布帛その他任意のものにより形成されう
る。
【0008】水透過性ネット部2と水不透過性マット部
1とは、連接部6において互に並列に、着脱自在に連接
されている。この場合、水透過性ネット部の表面のレベ
を、水不透過性マット部の表面のレベルよりも多少低
くすることにより水不透過性マット部1上で発生する
水、例えば靴に付着した雪の融解により生じる水等を自
然にマット部側からネット部側に移動せしめ得る。水透
過性ネット部の水透過性ネット部材2aは、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂の成型品が多く使用さ
れるが、粗目の編織物、通水性編織物であってもよい。
また、これらに使用される糸条は樹脂により被覆された
防水・疎水化されているものであってもよい。ネット部
材の粗目織物の目合は水分が透過流下し得る限り特に限
定はしないが、水分吸収・蒸散性部材の表面に図柄等が
描かれている場合該図柄等を透視しうる程度の大きさ例
えば5mm前後の目合いが好ましい。
【0009】水分吸収・蒸散性部材3には、水分の吸収
が迅速で、しかも、該水分が長く部材内部に滞留せず蒸
散が容易な不織布の層状物が最も好ましく使用される。
不織布には、ニードル、湿式又は乾式のいずれ
方法で製造されたものも使用できる。また不織布は単一
組成のものに限らず、図3に示す如く上層部31が疎水
性を有する繊維からなり、下層部32が親水性を有す
維等からなる2層構造のものも使用される。このよう
な2層構造体を用いると、水分が上層部を通過して下層
部に吸着され、すぐに吸着された水分が上層部を介して
蒸散するので常に上層部は比較的乾燥状態にあるので
本考案の目的に適合する。また、蒸散の効果を増すため
に、水蒸散表面積を拡大するために上層部の表面部
疎状に形成するとよい。
【0010】水不透過性部材4を形成するために、天然
又は合成ゴム或いは合成樹脂等からなるシート状物が好
ましく使用され、その大きさは、図2に示す如く、その
部分が水透過性ネット部の裏面全体に対向して配置さ
れ、またその一部分が水不透過性マット部の裏面にも延
設され、口部5を残して他の周辺が縫着又は接着され、
この口部5から前述の水分吸収・蒸散性部材が挿入又は
取出せるようになっている。また、乾燥時に変化する色
相、図柄、芳香、材料その他種々の特徴を有する水吸収
・蒸散性部材を入れ換えることによって、インテリア的
な雰囲気を現出し多様な楽しみを享受することができ
る。
【0011】水透過性ネット部の表面の4隅のうち、少
なくとも、1隅以上に、図1に示す如く、係止部7を設
け、これに図示しないが水不透過性のマット片の隅部を
挿入できるようにしてもよい。水透過性ネット部の表面
上に水不透過性マットを置き、その隅部を係止7に差し
込んでこれを固定すると、床面に水分が拡延する等のな
い乾燥時(すなわち水透過性ネット部による水透過・蒸
散が不要であるとき)に有用である。また、挿入する部
材は上記のマット片に限らず、インテリア的に利用され
る各種別部材を挿入することができる。また、マット部
1、ネット部2、ネット部材2a、水分吸収・蒸散性部
材3及び水不透過性部材4の各々はホック、マジックテ
ープ(商品名)、ファスナーその他の係止部材により取
付け又は取り外し可能に形成できる。
【0012】
【考案の効果】本考案の防汚下敷において、車両内、室
内、その他の床面に持ち込まれ、汚染の原因となる水分
が、水不透過性マット部から水透過性ネット部に流動す
ることができる。この流動した水はネット部材の目合を
通過して水分吸収・蒸散性部材に浸透し、該部材の水分
吸収蒸散作用により除去される。使用個所の面積に応じ
て下敷の広さを自由に設定可能であり、また、マット部
上からネット部表面への水の流動が、マット部のレベル
をネット部のレベルより幾分高くなるように本下敷を敷
設することにより、その効果を一層顕著に高め得るもの
である。特に不織布で水分吸収・蒸散性部材を構成する
ことにより、その優れた吸収・蒸散効果により除水防汚
の目的を十分に達成することができる。また、水分吸収
・蒸散性部材の表面に各種図柄を印捺・描画するととも
に水透過性ネット部の目合を透視・視認しうる大きさに
形成することにより更に装飾インテリヤとして機能を発
揮しうる等多くの利点を有し極めて有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の一実施例の表面側斜視説明図
【図2】本考案品の一実施例の表面側斜視説明図
【図3】本考案に用いられる水分吸収蒸散性部材の斜視
説明図
【符号の説明】
1…水不透過性マット部 2…水透過性ネット部2a…水透過性ネット部材 3…水分吸収蒸散性部材 4…水不透過性部材 5…水分吸収蒸散性部材挿入取出し口部6…連接部 7…係止部 8…水分吸収蒸散性部材 表面に印捺・描画された図柄11…マット部の繊維上表層 12…マット部の裏打層 31…水分吸収蒸散性部材の上層部 32…水分吸収蒸散性部材の下層部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水不透過性マット部1と水透過性ネット
    部2とが並列に連接されてなり、前記水透過性ネット部
    が水透過性ネット部材2aと、その裏側に配置された水
    分吸収・蒸散性部材3と、さらに、その裏側に配置され
    た水不透過性部材4とから構成されていることを特徴と
    する防汚下敷。
  2. 【請求項2】 前記水不透過性マット部が、繊維材料を
    用いて形成された繊維上表層11と、その裏側に配置さ
    れ、かつ天然又は合成ゴム或いは合成樹脂により形成さ
    れた、裏打層12とを有する請求項1に記載の防汚下
    敷。
  3. 【請求項3】 前記水透過性ネット部の表面の4隅のう
    ち、少なくとも、1隅以上に水不透過性部材の挿入可能
    な係止部7を設けてなる請求項1に記載の防汚下敷。
  4. 【請求項4】 水不透過性マット部と水透過性ネット部
    とが連接部6で取付け・取外し自在に連結されている請
    求項1に記載の防汚下敷。
  5. 【請求項5】 水透過性ネット部材と水不透過性部材と
    が、水分吸収・蒸散性部材を挿入する口部5を残して他
    の夫々の外縁部が積層・結着されている請求項1に記載
    の防汚下敷。
  6. 【請求項6】 水分吸収・蒸散性部材が不織布からなる
    請求項1に記載の防汚下敷。
  7. 【請求項7】 水分吸収・蒸散性部材が、2層に形成さ
    れて、疎水性繊維からなる上層部と、親水性繊維からな
    る下層部とを2層に積層したものである請求項1に記載
    の防汚下敷。
  8. 【請求項8】 水分吸収・蒸散性部材の上表面に意匠図
    柄が形成されている請求項1に記載の防汚下敷。
JP1991019686U 1991-03-06 1991-03-06 防汚下敷 Expired - Lifetime JPH086600Y2 (ja)

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JP1991019686U JPH086600Y2 (ja) 1991-03-06 1991-03-06 防汚下敷

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Publication Number Publication Date
JPH0540035U JPH0540035U (ja) 1993-05-28
JPH086600Y2 true JPH086600Y2 (ja) 1996-02-28

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS471215U (ja) * 1971-01-09 1972-08-12
JPS633370U (ja) * 1986-06-23 1988-01-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0540035U (ja) 1993-05-28

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