JP2006223206A - ペット用マット - Google Patents

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泉 尾崎
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Abstract

【課題】 ペット用マットの表面の水きり性を良好に確保し、ペットが排尿等をしてマットが濡れた時に、マット表面に水分を残さないようにすることで、ペットの足に水分が付着し、マット周辺を汚さないようにすることを課題とするものである。
【解決手段】 マット表面に使用するパイル糸として、単糸繊度が20〜60デシテックスのポリエステルフィラメント糸を使用し、マットの単位面積当りの単繊維本数が800〜2400本/cmのカットパイルにすることにより、水分が直ぐにマット表面から基布側に移動し、水平方向に広がって、マット表面に水分が残らなくなり、効果的にペットの足の汚れを防ぐことが可能であることを見出し本発明に到達した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に犬や猫等のペット用に使用されるマットで、床面や地面に敷いてペットが座ったり寝そべったりして使用するマットに関するものである。
従来から主にペット用に使用されるマットは、パイル糸と基布からなる表皮層に、熱可塑性樹脂からなるフィルムを防水層として接着した簡単なものや、さらにクッション層を積層し滑り止め加工を施したものや、ペットの不快な臭いを抑えたり、ダニや菌などの発生を抑えるような加工を施したものなど多くのペット用マットが市販されている。特に犬や猫などの小動物は屋内で飼育されることが多くなり、これらのペットのいつもいる場所や、ペット用トイレの周辺にはこのマットが敷かれることが多いが、清潔感が保たれなかったり、不快な臭いの発生源となり困っていた。特に、近年建設される住宅では、断熱性、気密性が著しく向上してきていることもあり、屋内で飼育するペットに関連した清潔感や消臭に関心が高くなってきている。
例えば、特許文献1においては、マット本体の下側に、マット本体とほぼ同形状の消臭体を設け、消臭体を挿脱可能としたものや、特許文献2、3においては、ペット用シートにおいて透水性シートと不透水性シートの間に消臭剤を含んだ吸水体を介在させて、ペットの尿の臭いを消す技術が開示されている。しかしながら、これらのものでは、尿等で汚れたマットやシートの上をペットが歩くことにより、ペットの足が汚れ、その汚れた足で周辺を歩くことから、マットやシートの周辺の清潔感が保たれなかったり、不快な臭いの発生源となっていた。
特開2004−89347号公報 特開2002−10718号公報 特開2003−158930号公報
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、マット表面の水きり性を良好に確保し、ペットが排尿した時に、マット表面に水分を残さないようにすることで、ペットの足に水分が付かないようにすることを課題とするものである。これにより、ペットがマットの周辺を歩いても、ペットの足が汚れないのでマット周辺が汚れないようになり、不快な臭いの発生拡散が防がれる。
本発明者らは、このような課題を解決するために鋭意検討の結果、マット表面に使用するパイル糸としてはかなり太い、単糸繊度が20〜60デシテックスのポリエステルフィラメント糸を使用し、単位面積当りの単繊維本数が800〜2400本/cmのカットパイルにすることにより、水分が直ぐにマット表面から基布側に移動し、防水接着層上の水平方向に広がってマット表面に水分が残らないことを見出し、効果的にペットの足の汚れを防ぐことが可能である本発明に到達した。上記課題を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]少なくともパイル糸と基布よりなる表皮層と、熱可塑性樹脂フィルムよりなる防水接着層とからなるペット用マットにおいて、パイル糸として単糸繊度が20〜60デシテックスのポリエステルフィラメント糸を使用し、前記表皮層の単位面積当りの単繊維本数が800〜2400本/cmのカットパイルを植設した、マット表面の水切り性の良いことに特徴のあるペット用マット。
[2]前記パイル糸と基布よりなる表皮層に目止め層によって目止めが施されたことに特徴のある前項1に記載のペット用マット。
[3]前記表皮層において、パイル糸または基布の表面に消臭機能を備えたことに特徴のある前項1または2に記載のペット用マット。
[4]前記表皮層において、基布表面に消臭繊維からなる繊維ウェブを積層し消臭機能を備えたことに特徴のある前項1または2に記載のペット用マット。
[5]前記防水接着層の下側に、不織布層を積層し、クッション性と反り防止加工の施されたことに特徴のある前項1乃至4のいずれかに記載のペット用マット。
[6]ペット用マットの最も下側に、滑り止め加工の施されたことに特徴のある前項1乃至5のいずれかに記載のペット用マット。
本発明のペット用マットは、パイル糸として、単糸繊度が20〜60デシテックスのポリエステルフィラメント糸を使用し、表皮層のパイル糸としての単繊維本数を単位面積当り800〜2400本/cmのカットパイルを植設しているので、排尿などの水分の大部分はパイル糸に把持されることなく直ぐに落下し基布の中にしみ込む。しみ込んだ水分は、熱可塑性樹脂フィルムからなる防水接着層で止められ、床にしみだすことが防がれ水平方向に広がっていくので、水分はマット表面にほとんど残らない。このため、ペットの足を汚すことが少なくなり、ペットが歩き回ってマット周辺の床を汚すことが防がれる。
また、本発明のペット用マットは、表皮層に目止め層によって目止めが施されるので、抜糸強度が向上し、洗濯を繰返してもパイル糸の離脱なく耐久性が向上する。
また、ペット用マットの表皮層のパイル糸または基布の表面には、消臭機能を付与しているので、ペットの排尿等による悪臭を消すことができる。
また、表皮層において、基布表面に消臭繊維からなる繊維ウェブを積層し消臭機能を備えているので、マット表面からの水分を素早く吸収し、悪臭を消すことができる。
また、防水接着層の下側に、不織布層を積層することにより、クッション性が向上し、熱可塑性樹脂フィルム層を繊維層で挟むことになり、バランスがとれ反りが防止される。
また、ペット用マットの下側に、滑り止め加工が施されるので、ペットが走り回ってもマットが床面を滑ることが防がれる。
次に、この発明に係るペット用マットの一実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態のペット用マット1は、パイル糸2と基布3からなる表皮層4を目止め層5によって目止めが施される。次ぎに、熱可塑性樹脂フィルムからなる防水接着層6によって、不織布からなる不織布層7と前記目止めされた表皮層4が接着される。さらに不織布層7の下側に畝状に滑り止め用の樹脂11を塗布し、滑り止め加工が施されている。また、拡大図に示すように、単繊維10に消臭剤9がバインダー樹脂によって固定されている。(図1参照)
表皮層4は、立毛布帛でパイル糸2と基布3からなるもので、タフテッドカーペットが好ましい。基布3としての素材は、どのようなものでもよく、例えば素材としては、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維等の熱可塑性繊維、またこれら各繊維の複合化繊維、アセテート等の半合成繊維、レーヨン等の再生繊維、麻、綿等の天然繊維、あるいはこれらの混綿したものが挙げられるが、中でも吸水性のないポリエステル系繊維が好ましい。また、基布3の形態としては限定はしないが不織布が好ましく、例えばスパンボント不織布、ニードルパンチ不織布等を挙げられる。
また、基布3のパイル糸側には、消臭加工を施してもよい。悪臭を吸着する活性炭や、悪臭を分解するアミン化合物等の消臭剤をバインダー樹脂と混合し、塗布してやればよい。また、消臭剤を練り込んだ消臭繊維ウェブ8を、基布3のパイル糸側にパンチング処理した基布を使用してもよい。(図2参照)
また、本発明におけるマットのパイル糸2の素材として、ポリエステル繊維のカットパイルに限定するのは、ポリエステル繊維は吸水性がないことからペットの尿などの水分がパイル糸の表面に残りにくく、他の繊維と比較して融点が比較的高いことから、熱可塑性樹脂フィルムからなる防水接着層5と接着する時にパイル糸の形態を壊されることなく、水切り性を確保できるためである。パイル長は、水分量とパイル糸の腰の強さにもよるが、底つき感のないように設計することが大切で3mm〜10mmが好ましい。ぺットの足がマットの底の水分に着かないようにするためにはパイル長は3mm以上は必要で、より好ましくはパイル長は4mm以上である。但し、パイル長が長くなりすぎることは、荷重がかかったときにパイルが横に倒れやすくなるので好ましくなく、本発明では10mm以下が好ましい。より好ましくは8mm以下がよい。
パイル糸2はヒートセットされると水切り性が向上する。ヒートセットは、パイル糸の太さにもよるが総繊度1500〜3000デシテックスのパイル糸では、160〜210℃で1〜2分程度行なうことが望ましい。210℃、2分以上ではパイル糸が硬くなり、また、160℃、1分を下回るとヒートセット効果がなくなり好ましくない。
次ぎに、パイル糸の単糸繊度は20〜60デシテックス、単繊維本数は800〜2400本/cmが好ましい。単糸繊度が20デシテックスを下回って細くなったり、単繊維本数が2400本/cmを超えると、毛細管現象の発現でペットの尿などの水分がパイル糸の表面側に残り易くなり好ましくない。60デシテックスを超えるとパイルとして腰が強くなりすぎてゴワゴワした感触になり好ましくない。より好ましくは30〜50デシテックスが好ましい。また単繊維本数が800本/cmを下回るとパイルが倒れやすくなり好ましくない。より好ましくは1200〜2000本/cmがよい。
表皮層4において、防水接着層を積層する前に、あらかじめパイル糸2と基布3とを固定するするために目止め層5を塗布することが好ましい。目止め層5としてはパイル糸2と基布3とを固定できる樹脂組成物やゴム組成物であれば特に限定されないが、例えば樹脂組成物の樹脂成分としてはアクリル系、ウレタン系、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の樹脂が挙げられる。ゴム組成物のゴム成分としてはSBR(スチレン−ブタジエンゴム)、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)MBR(メチルメタクリレート−ブタジエンゴム)あるいは天然ゴム等が挙げられる。バッキング方法としてはロールコーティング法、スプレーコーティング法等でバッキング材を塗布し乾燥すればよい。また、バッキング工程を経ずに、熱可塑性樹脂フィルムからなる防水接着層5を直接表皮層4に溶融塗布し、パイル糸と基布とを固定してもよい。
本発明における消臭剤としては、特に限定されないが、例えば、アンモニアや硫化水素の消臭に有効なアミン化合物等の消臭剤と、多孔質無機物質をバインダー樹脂によってパイル糸や基布の表面に固定してやればよい。また、図2のように基布のパイル側表面に消臭繊維ウェブ8をパンチングさせた基布にパイル糸を植設した表皮層を使用してもよい。
熱可塑性樹脂フィルムからなる防水接着層5は、パイル糸2を伝って落下した水分が基布の中に入り、その後床に抜けるのを防ぐもので、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂からなるフィルムを挙げられる。熱可塑性樹脂フィルムの塗布量は、特に限定しないが200〜400g/mの塗布で防水機能を付与することができる。塗布量が200g/mを下回ると、防水性、接着性が確保しにくく、400g/mを超えるとマットが硬くなりコストも上昇し好ましくない。
不織布層6はペット用マットにクッション性を付与することと、ペット用マットの反りを防止する。不織布層6は、熱可塑性樹脂フィルムを溶融させながら表皮層4に塗布するときに同時に送入し一体化すればよく、形態としては、スパンボント不織布、ニードルパンチ不織布等を挙げられる。素材としては、どのような素材のものでもよく、例えば、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維等の熱可塑性繊維、またこれら各繊維の複合化繊維、アセテート等の半合成繊維、レーヨン等の再生繊維、麻、綿等の天然繊維、あるいはこれらの混綿したものが挙げられる。リサイクル性を考慮すると、パイル糸と同じポリエステル系繊維にすることが好ましい。
また、不織布層6に消臭機能を付与する加工を施してもよい。悪臭を分解するアミン系化合物と活性炭やゼオライト等の無機物質との組みあわせからなる消臭剤をバインダー樹脂と混合しで塗布してやったり、処理液中に浸漬し乾燥してやればよい。また、消臭剤を練り込んだ消臭繊維を混綿した不織布を使用してもよい。
また、不織布層6の床面側の面には滑り止め加工が施されていることが好ましい。滑り止め加工は、マット上をペットが走ったり飛んだりしたときに、マットがずれないように不織布層6の床面側の面に機械発泡したゴム系ラテックスフォームを部分的に塗布したり、ゴム系ラテックスをスプレー等で薄く塗布して摩擦係数をあげ、滑り止め加工としてもよい。
次に、この発明の一実施例として使用したマットの使用材料、加工方法、試験評価方法を列記する。
<使用材料および加工方法>
基布……ポリエステルのスパンボンド不織布(目付110g/m) のパイル側表面に消臭繊維ウェブ(目付30g/m)(ディスメル(登録商標)東洋紡株式会社製)をパンチングさせている。
パイル糸……単糸繊度は44デシテックス、60フィラメントのポリエステル繊維。
表皮層……前記基布とパイル糸から1/10ゲージタフテッド機で表皮層を作成した。(パイル長5mm ステッチ26.5/10cmのカットパイル パイル目付500g/m単繊維本数は1248本/cm
目止め層……SBRラテックスをローラーコーティングし乾燥した。(塗布量60g/m
防水接着層……ポリエチレン樹脂をTダイ押出し機で塗布した。(塗布量250g/m
不織布層……ポリエステルのニードルパンチ不織布(厚さ3mm 目付200g/m
滑り止め加工……発泡SBRラテックスを畝状に塗布した。(塗布量60g/m
消臭剤……セバシン酸ジヒドラジトとゼオライトとからなる消臭剤と自己架橋型アクリル樹脂を水に分散させスプレー塗布した。(消臭剤の塗布量8g/m
<マット表面の水切り性性能測定試験>
50cm角のペット用マットの中央部にコップの水50ccを流し、30秒後にマット中央を白色綿布にて軽く擦り、白色綿布への水分のしみだしを目視確認し、しみだしが確認されなければ合格とした。
<消臭性能試験法>
(アンモニア消臭性能)
ペット用マットから切り出した試験片(10×10cm角)を、内容量2Lの袋内に入れた後、袋内の濃度が100ppmとなるようにアンモニアガスを注入し、2時間経過後にアンモニアガスの残存濃度を測定し、この測定値により各試験片がアンモニアガスを分解除去した総量を算出し、これによりアンモニアガスの除去率(%)を計算した。80%以上を合格とした。
<防水性能試験法>
50cm角のペット用マットの下側に白色綿布を置き、パイル表面の一か所にコップの水50ccを流し、1時間経過後に、白色綿布に水分が染み出していなければ、合格とした。
<実施例1>
前記材料のうち表皮層に目止め層を施し、防水接着層だけを貼り合わせて、ペット用マットとした。アンモニア消臭性能は90%の除去率であった。マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
<実施例2>
実施例1において、防水接着層の下側に不織布層を積層し、さらに滑り止め加工を施した。アンモニア消臭性能は91%の除去率であった。マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。また、マットを床に置いたところ反りもなく滑らなかった。
<実施例3>
実施例1において、パイル糸として単糸繊度は55デシテックス、60フィラメントのポリエステル繊維としパイル目付625g/mとした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを得た。アンモニア消臭性能は89%の除去率であった。マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
<実施例4>
実施例1において、パイル糸として単糸繊度は30デシテックス、96フィラメントのポリエステル繊維とし表皮層として、パイル長8mmのカット、パイル目付820g/m、単繊維本数は1998本/cm)とした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを作成した。アンモニア消臭性能は88%で、マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
<実施例5>
実施例2において、不織布層にセバシン酸ジヒドラジトとゼオライトとからなる消臭剤と自己架橋型アクリル樹脂を水に分散させスプレー塗布し(消臭剤の塗布量8g/m)乾燥した不織布層を使用した以外は、実施例2と同様にしてペット用マットを作成した。ペット用マットには反りも滑りもなく、アンモニア消臭性能は96%でと良好で、マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
<実施例6>
実施例5において、さらにパイル糸に消臭機能を備えるために、セバシン酸ジヒドラジトとゼオライトとからなる消臭剤と自己架橋型アクリル樹脂を水に分散させスプレー塗布し(消臭剤の塗布量8g/m)し乾燥した以外は、実施例5と同様にしてペット用マットを作成した。アンモニア消臭性能は99%で、マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
<比較例1>
実施例1において、パイル糸として、単糸繊度は8デシテックス、192フィラメントのポリエステル繊維、ステッチを40.5/10cmのカットパイル パイル目付450g/m単繊維本数は3040本/cmとした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを作成した。アンモニア消臭性能は91%で、防水性能試験も合格であったが、マット表面の水切り性性能試験は不合格であった。
<比較例2>
実施例1において、パイル糸として、単糸繊度は70デシテックス、60フィラメントのポリエステル繊維、パイル長4mm ステッチ23/10cmのカットパイル パイル目付550g/m単繊維本数1084本/cmとした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを作成した。アンモニア消臭性能は91%で、防水性能試験、マット表面の水切り性性能試験も合格であったがパイル風合いが硬く、ゴワゴワしたものとなり不合格と判定された。
<参考例>
実施例1において、基布として消臭繊維ウェブをパンチングしていないポリエステルのスパンボンド不織布(目付110g/m)とした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを作成した。防水性能試験、マット表面の水切り性性能試験も合格であったが、アンモニア消臭性能が69%であった。
この発明の一実施形態に係るペット用マットを示す断面図である。 この発明の一実施形態に係るペット用マットで消臭繊維ウェブをパンチングさせた基布にパイル糸を植設した例を示す断面図である。
符号の説明
1・・ペット用マット
2・・パイル糸
3・・基布
4・・表皮層
5・・目止め層
6・・防水接着層
7・・不織布層
8・・消臭繊維ウェブ
9・・消臭剤
10・・単繊維
11・・滑り止め

Claims (6)

  1. 少なくともパイル糸と基布よりなる表皮層と、熱可塑性樹脂フィルムよりなる防水接着層とからなるペット用マットにおいて、パイル糸として単糸繊度が20〜60デシテックスのポリエステルフィラメント糸を使用し、前記表皮層の単位面積当りの単繊維本数が800〜2400本/cmのカットパイルを植設した、マット表面の水切り性の良いことに特徴のあるペット用マット。
  2. 前記パイル糸と基布よりなる表皮層に目止め層によって目止めが施されたことに特徴のある請求項1に記載のペット用マット。
  3. 前記表皮層において、パイル糸または基布の表面に消臭機能を備えたことに特徴のある請求項1または2に記載のペット用マット。
  4. 前記表皮層において、基布表面に消臭繊維からなる繊維ウェブを積層し消臭機能を備えたことに特徴のある請求項1または2に記載のペット用マット。
  5. 前記防水接着層の下側に、不織布層を積層し、クッション性と反り防止加工の施されたことに特徴のある請求項1乃至4のいずれかに記載のペット用マット。
  6. ペット用マットの最も下側に、滑り止め加工の施されたことに特徴のある請求項1乃至5のいずれかに記載のペット用マット。
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