JP2006223206A - ペット用マット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 マット表面に使用するパイル糸として、単糸繊度が20〜60デシテックスのポリエステルフィラメント糸を使用し、マットの単位面積当りの単繊維本数が800〜2400本/cm2のカットパイルにすることにより、水分が直ぐにマット表面から基布側に移動し、水平方向に広がって、マット表面に水分が残らなくなり、効果的にペットの足の汚れを防ぐことが可能であることを見出し本発明に到達した。
【選択図】 図1
Description
<使用材料および加工方法>
基布……ポリエステルのスパンボンド不織布(目付110g/m2) のパイル側表面に消臭繊維ウェブ(目付30g/m2)(ディスメル(登録商標)東洋紡株式会社製)をパンチングさせている。
パイル糸……単糸繊度は44デシテックス、60フィラメントのポリエステル繊維。
表皮層……前記基布とパイル糸から1/10ゲージタフテッド機で表皮層を作成した。(パイル長5mm ステッチ26.5/10cmのカットパイル パイル目付500g/m2 単繊維本数は1248本/cm2)
目止め層……SBRラテックスをローラーコーティングし乾燥した。(塗布量60g/m2)
防水接着層……ポリエチレン樹脂をTダイ押出し機で塗布した。(塗布量250g/m2)
不織布層……ポリエステルのニードルパンチ不織布(厚さ3mm 目付200g/m2 )
滑り止め加工……発泡SBRラテックスを畝状に塗布した。(塗布量60g/m2)
消臭剤……セバシン酸ジヒドラジトとゼオライトとからなる消臭剤と自己架橋型アクリル樹脂を水に分散させスプレー塗布した。(消臭剤の塗布量8g/m2)
50cm角のペット用マットの中央部にコップの水50ccを流し、30秒後にマット中央を白色綿布にて軽く擦り、白色綿布への水分のしみだしを目視確認し、しみだしが確認されなければ合格とした。
(アンモニア消臭性能)
ペット用マットから切り出した試験片(10×10cm角)を、内容量2Lの袋内に入れた後、袋内の濃度が100ppmとなるようにアンモニアガスを注入し、2時間経過後にアンモニアガスの残存濃度を測定し、この測定値により各試験片がアンモニアガスを分解除去した総量を算出し、これによりアンモニアガスの除去率(%)を計算した。80%以上を合格とした。
50cm角のペット用マットの下側に白色綿布を置き、パイル表面の一か所にコップの水50ccを流し、1時間経過後に、白色綿布に水分が染み出していなければ、合格とした。
前記材料のうち表皮層に目止め層を施し、防水接着層だけを貼り合わせて、ペット用マットとした。アンモニア消臭性能は90%の除去率であった。マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
実施例1において、防水接着層の下側に不織布層を積層し、さらに滑り止め加工を施した。アンモニア消臭性能は91%の除去率であった。マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。また、マットを床に置いたところ反りもなく滑らなかった。
実施例1において、パイル糸として単糸繊度は55デシテックス、60フィラメントのポリエステル繊維としパイル目付625g/m2とした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを得た。アンモニア消臭性能は89%の除去率であった。マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
実施例1において、パイル糸として単糸繊度は30デシテックス、96フィラメントのポリエステル繊維とし表皮層として、パイル長8mmのカット、パイル目付820g/m2、単繊維本数は1998本/cm2)とした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを作成した。アンモニア消臭性能は88%で、マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
実施例2において、不織布層にセバシン酸ジヒドラジトとゼオライトとからなる消臭剤と自己架橋型アクリル樹脂を水に分散させスプレー塗布し(消臭剤の塗布量8g/m2)乾燥した不織布層を使用した以外は、実施例2と同様にしてペット用マットを作成した。ペット用マットには反りも滑りもなく、アンモニア消臭性能は96%でと良好で、マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
実施例5において、さらにパイル糸に消臭機能を備えるために、セバシン酸ジヒドラジトとゼオライトとからなる消臭剤と自己架橋型アクリル樹脂を水に分散させスプレー塗布し(消臭剤の塗布量8g/m2)し乾燥した以外は、実施例5と同様にしてペット用マットを作成した。アンモニア消臭性能は99%で、マット表面の水切り性性能試験および防水性能試験は合格であった。
実施例1において、パイル糸として、単糸繊度は8デシテックス、192フィラメントのポリエステル繊維、ステッチを40.5/10cmのカットパイル パイル目付450g/m2 単繊維本数は3040本/cm2とした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを作成した。アンモニア消臭性能は91%で、防水性能試験も合格であったが、マット表面の水切り性性能試験は不合格であった。
実施例1において、パイル糸として、単糸繊度は70デシテックス、60フィラメントのポリエステル繊維、パイル長4mm ステッチ23/10cmのカットパイル パイル目付550g/m2 単繊維本数1084本/cm2とした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを作成した。アンモニア消臭性能は91%で、防水性能試験、マット表面の水切り性性能試験も合格であったがパイル風合いが硬く、ゴワゴワしたものとなり不合格と判定された。
実施例1において、基布として消臭繊維ウェブをパンチングしていないポリエステルのスパンボンド不織布(目付110g/m2)とした以外は、実施例1と同様にしてペット用マットを作成した。防水性能試験、マット表面の水切り性性能試験も合格であったが、アンモニア消臭性能が69%であった。
2・・パイル糸
3・・基布
4・・表皮層
5・・目止め層
6・・防水接着層
7・・不織布層
8・・消臭繊維ウェブ
9・・消臭剤
10・・単繊維
11・・滑り止め
Claims (6)
- 少なくともパイル糸と基布よりなる表皮層と、熱可塑性樹脂フィルムよりなる防水接着層とからなるペット用マットにおいて、パイル糸として単糸繊度が20〜60デシテックスのポリエステルフィラメント糸を使用し、前記表皮層の単位面積当りの単繊維本数が800〜2400本/cm2のカットパイルを植設した、マット表面の水切り性の良いことに特徴のあるペット用マット。
- 前記パイル糸と基布よりなる表皮層に目止め層によって目止めが施されたことに特徴のある請求項1に記載のペット用マット。
- 前記表皮層において、パイル糸または基布の表面に消臭機能を備えたことに特徴のある請求項1または2に記載のペット用マット。
- 前記表皮層において、基布表面に消臭繊維からなる繊維ウェブを積層し消臭機能を備えたことに特徴のある請求項1または2に記載のペット用マット。
- 前記防水接着層の下側に、不織布層を積層し、クッション性と反り防止加工の施されたことに特徴のある請求項1乃至4のいずれかに記載のペット用マット。
- ペット用マットの最も下側に、滑り止め加工の施されたことに特徴のある請求項1乃至5のいずれかに記載のペット用マット。
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