JPH0539971A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH0539971A
JPH0539971A JP19443891A JP19443891A JPH0539971A JP H0539971 A JPH0539971 A JP H0539971A JP 19443891 A JP19443891 A JP 19443891A JP 19443891 A JP19443891 A JP 19443891A JP H0539971 A JPH0539971 A JP H0539971A
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JP
Japan
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refrigerant
temperature
bellows
sight glass
condenser
Prior art date
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Pending
Application number
JP19443891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yamanaka
康司 山中
Hiroki Matsuo
弘樹 松尾
Shin Nishida
伸 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0539971A publication Critical patent/JPH0539971A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイトグラスでの目視により冷媒の過充填を
防止して、サイクル効率に優れた冷凍装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 冷媒凝縮器の下流に、冷媒の充填状態を検知
する冷媒充填量検知手段7が設けられている。この冷媒
充填量検知手段7は、冷媒凝縮器より流出する冷媒の温
度変化を圧力変化として検知する感温部72、この感温
部72の圧力変化が伝達されて、その圧力変化に応じて
伸縮するベローズ71、および冷媒の状態を観察するサ
イトグラス73等より構成されている。感温部72は、
ベローズ71と一体に設けられて、ベローズ71の伸縮
に連動するように設けられ、その感温部72の挙動をサ
イトグラス73で観察するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空気調和装置等
に用いられる冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用空気調和装置等の冷凍装
置では、冷媒の充填を行う際に、レシーバの上部に設け
られたサイトグラスより冷媒の状態を観察しながら冷媒
充填量のチェックが行われている。通常は、冷媒の流れ
に含まれる気泡の有無によって判断し、気泡が消滅して
から一定量封入する方法が採られている。
【0003】なお、実開昭50−60657号公報で
は、冷媒量の不足を検出するダイヤフラム機構を備えた
冷媒量警報装置が提案されているが、電気的接点を有し
ているため、接点部の汚れによる接点不良が心配され
る。このため、冷媒充填量のチェックは、サイトグラス
より直接確認できる方法であることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、サイトグラ
スより冷媒の状態を観察しながら行う冷媒充填終了の決
定は、作業者の経験に基づいて判断されるため、作業者
によって冷媒充填量が異なる場合が生じる。特に、車両
用の場合には、市場での適正な管理が困難で、一般的に
過充填になりやすい。
【0005】その結果、例えば、サイクル効率を向上さ
せるために冷媒凝縮器に過冷却域を持たせた冷凍装置で
は、冷媒の過充填に伴う高圧上昇(図8参照)から冷媒
圧縮機の動力増大を招くことになる。また、冷媒充填量
が少な過ぎる場合には、サイクル効率の低下を招く等の
課題を有していた。
【0006】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その目的は、冷媒の過充填を防止して、サイクル
効率に優れた冷凍装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、冷媒凝縮器の下流に冷媒の状態を観察す
るサイトグラスを備えるとともに、前記冷媒凝縮器より
流出する冷媒の温度変化を圧力変化として検知する感温
部と、この感温部の圧力変化が伝達されて、その圧力変
化に応じて伸縮するベローズとを備え、前記感温部が、
前記ベローズの伸縮に連動するように設けられるととも
に、その挙動を前記サイトグラスで観察できる位置に配
されたことを技術的手段とする。
【0008】
【作用】上記構成より成る本発明の冷凍装置は、以下の
作用を奏する。冷媒封入量が少ない時は、冷媒凝縮器か
らガス冷媒の混じった気液二相の冷媒が流出するため、
サイトグラスでは、全体に白く濁った状態が観察され
て、冷媒不足と判断することができる。
【0009】その後、除々に冷媒を充填して、冷媒凝縮
器の出口側から液冷媒で満たされ始め、冷媒凝縮器から
液冷媒のみが流出するようになると、サイトグラスでは
透明な状態を観察することができる。このとき、冷媒温
度の低下に伴う感温部の圧力変化に応じてベローズが圧
縮されることから、ベローズに連動する感温部の挙動を
サイトグラスで観察することにより、冷媒の充填状態を
判断することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の冷凍装置の一実施例を図1な
いし図8を基に説明する。図1は冷凍装置の全体構成図
である。
【0011】本実施例の冷凍装置1は、冷媒圧縮機2、
冷媒凝縮器3、膨張弁4、冷媒蒸発器5の各機能部品を
備え、それぞれ冷媒配管6により環状に接続されて冷凍
サイクルを構成している。また、冷媒凝縮器3の下流に
は、冷媒の充填状態を検知する冷媒充填量検知手段7
(後述する)が設けられている。
【0012】冷媒凝縮器3は、冷媒通路を成す偏平チュ
ーブ8と放熱用のコルゲートフィン9とを上下方向に多
数積層して成るコア部と、各偏平チューブ8の両端部に
接続された一対のヘッダ10、11とから構成されてい
る。ヘッダ10、11は、筒状のヘッダチューブ10
a、11aと、このヘッダチューブ10a、11aの上
下両端部に被せられるキャップ10b、11bとから成
る。一方のヘッダ10(図1左側)は、仕切板12によ
って内部が上下二段に区画されており、その上段側には
冷媒の流入口となる入口パイプ13、下段側には冷媒の
流出口となる出口パイプ14がそれぞれ設けられてい
る。
【0013】他方のヘッダ11は、一方のヘッダ10よ
り内容積が大きく設けられ、ヘッダ11の内部は、ヘッ
ダチューブ11aと一体に設けられた長板15によって
水平方向に区画されて、上下方向に延びる2つの冷媒流
路16、17が構成されている。この2つの冷媒流路1
6、17は、偏平チューブ8の通路方向(図1の左右方
向)にて、ヘッダチューブ11aの偏平チューブ8側と
外側とに形成され、上下両端部でキャップ11bと長板
15との間の隙間を介して連通されている。なお、2つ
の冷媒流路16、17の流路断面積は、図2に示すよう
に、偏平チューブ8側の冷媒流路16より外側の冷媒流
路17の方が大きく設けられている。
【0014】冷媒充填量検知手段7は、冷媒凝縮器3よ
り下流の高圧側冷媒配管6に介在されており、図3に示
すように、外郭を成す本体70と、この本体70に収容
されたベローズ71および感温部72と、冷媒の状態を
観察するサイトグラス73等より構成されている。
【0015】本体70は、図4に示すように、両側に冷
媒配管6との接続口70a、70bを有するとともに、
冷媒の流れと直交する方向に円筒部70cが形成されて
いる。円筒部70cの開口端にはスクリュー74がねじ
込まれている。
【0016】ベローズ71は、スクリュー74に固定さ
れた筒状のカバー75に挿入されて、端部がスクリュー
74の端面にろう付けされている。ベローズ71の内部
は真空に保たれており、1g程の液冷媒(例えばR1
2、R134a)が封入されている。なお、カバー75
の先端角部には、複数の開口部75aが設けられて、カ
バー75の内外を連通している。
【0017】感温部72は、ベローズ71と一体に設け
られており、カバー75の先端より突出した状態で、本
体70を流れる冷媒の流れに晒されている。この感温部
72は、冷媒凝縮器3で凝縮された冷媒の温度変化を検
知して、その温度変化を圧力変化としてベローズ71に
伝達する。従って、感温部72は、ベローズ71が周囲
との圧力差に応じて伸縮することにより、そのベローズ
71の伸縮に応じて変位(図3の左右方向)する。
【0018】サイトグラス73は、冷媒の状態を観察す
るとともに、感温部72の挙動を観察できるように、本
体70の上部にかしめ固定されている。
【0019】次に、サイクル内への冷媒充填に伴う本実
施例の作用を説明する。サイクル内へ封入された冷媒量
が少ない時は、冷媒凝縮器3の出口からガス冷媒の混じ
った気液二相の冷媒が流出する。従って、サイトグラス
73では、図5に示すように、気泡が含まれて全体に白
く濁った冷媒の流れを観察することができる。従って、
この状態では冷媒不足であると判断することができる。
【0020】除々に冷媒を充填していくと、冷媒凝縮器
3の出口側から次第に液冷媒で満たされ始めて過冷却を
持つようになる。ここで、冷媒凝縮器3の上段側から下
段側へ冷媒がUターンする際に、気液二相の大部分の冷
媒は、他方のヘッダ11内で偏平チューブ8側の冷媒流
路16を通って下段側へ流れ、一部の冷媒が、長板15
とキャップ11bとの隙間を通って外側の冷媒流路17
へ流れ込む。
【0021】その後、過冷却域を成すコア部の下段側が
液冷媒で満たされて、冷媒流路16の上端まで液冷媒が
達すると、図6に示すように、長板15とキャップ11
bとの隙間を介して、冷媒流路16より溢れ出た液冷媒
が冷媒流路17に溜まり始める。このとき、冷媒凝縮器
3からは液冷媒のみが流出しているため、サイトグラス
73では、流れの中に気泡の含まれていない透明な状態
を見ることができる。
【0022】従って、サイトグラス73から、透明な冷
媒中に感温部72の挙動を観察することが可能となる。
その感温部72は、冷媒凝縮器3より流出する液冷媒
が、図8に示すように、飽和温度よりも低いサブクール
(過冷度)を持った温度になるため、ベローズ71内部
の圧力が周囲の圧力よりも低くなり、ベローズ71の圧
縮に伴ってカバー75の内部に入り始める(図6に示す
状態)。
【0023】さらに冷媒を充填して、冷媒凝縮器3より
流出する冷媒のサブクールが大きくなることにより、ベ
ローズ71の内部と外部との圧力差が大きくなる。これ
により、ベローズ71がさらに圧縮されて、感温部72
はカバー75の内部に隠れるようになる(図7に示す状
態)。
【0024】これ以上冷媒を封入すると、図8に示すよ
うに、高圧が急激に上昇するため、この時点(図7に示
す状態)では、確実に冷媒の充填を停止する必要があ
る。なお、図8において(1)の範囲は冷媒不足、
(2)の範囲は適正量、(3)の範囲は過充填となる。
【0025】このように、本実施例では、サイトグラス
73で感温部72の挙動を観察しながら冷媒の充填を行
うことにより、冷媒の過充填を防ぐことができる。
【0026】本実施例では、他方のヘッダ11内に冷媒
流路17を形成したが、冷媒流路17の代わりに、レシ
ーバやパイプ等の別部品で構成しても良い。この場合、
冷媒凝縮器3の上段側で熱交換されたすべての冷媒を、
レシーバあるいはパイプに導いてから後半の過冷却域へ
送り出す構成でも良い。あるいは、レシーバやパイプを
設けることなく、冷媒凝縮器のみのサイクルでも可能で
ある。
【0027】ベローズ71の内部に封入する冷媒は、温
度に対して圧力の特性が決まるガスであれば、冷凍サイ
クルに封入される冷媒と同種のR12あるいはR134
a以外でも良い。また、ベローズ71の内部に活性炭と
不活性ガスとを封入し、温度が下がると、不活性ガスが
活性炭に吸着されて圧力変化を生じることを利用しても
良い。
【0028】本実施例で示した過冷却域を持つサイクル
以外でも、通常のレシーバサイクルやアキュムレータサ
イクルに本発明を適用することも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の冷凍装置は、冷媒の充填作業を
行う作業者の経験に基づくことなく、誰でも容易に、サ
イトグラスでの目視によって冷媒の過充填を防ぐことが
でき、常に、効率的に優れたサイクルを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍装置の全体構成図である。
【図2】他方のヘッダチューブの断面図である。
【図3】冷媒充填量検知手段の断面図である。
【図4】図3のA視図である。
【図5】本実施例の作動説明図である。
【図6】本実施例の作動説明図である。
【図7】本実施例の作動説明図である。
【図8】冷媒封入量と高圧側圧力、冷媒の飽和温度、お
よび冷媒温度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 冷凍装置 3 冷媒凝縮器 71 ベローズ 72 感温部 73 サイトグラス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒凝縮器の下流に冷媒の状態を観察する
    サイトグラスを備えるとともに、前記冷媒凝縮器より流
    出する冷媒の温度変化を圧力変化として検知する感温部
    と、この感温部の圧力変化が伝達されて、その圧力変化
    に応じて伸縮するベローズとを備え、 前記感温部が、前記ベローズの伸縮に連動するように設
    けられるとともに、その挙動を前記サイトグラスで観察
    できる位置に配された冷凍装置。
JP19443891A 1991-08-02 1991-08-02 冷凍装置 Pending JPH0539971A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19443891A JPH0539971A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 冷凍装置

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ID=16324601

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JP (1) JPH0539971A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09105567A (ja) * 1995-10-06 1997-04-22 Denso Corp 冷凍装置
FR2774155A1 (fr) * 1998-01-29 1999-07-30 Valeo Climatisation Procede et dispositif de detection du sous-refroidissement d'un fluide refrigerant
JP2011085390A (ja) * 2005-10-25 2011-04-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09105567A (ja) * 1995-10-06 1997-04-22 Denso Corp 冷凍装置
FR2774155A1 (fr) * 1998-01-29 1999-07-30 Valeo Climatisation Procede et dispositif de detection du sous-refroidissement d'un fluide refrigerant
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