JP2000213826A - 受液器一体型冷媒凝縮器 - Google Patents

受液器一体型冷媒凝縮器

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JP2000213826A
JP2000213826A JP11014511A JP1451199A JP2000213826A JP 2000213826 A JP2000213826 A JP 2000213826A JP 11014511 A JP11014511 A JP 11014511A JP 1451199 A JP1451199 A JP 1451199A JP 2000213826 A JP2000213826 A JP 2000213826A
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liquid receiver
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弘樹 松尾
Tetsushige Shinoda
哲滋 信田
Etsuo Hasegawa
恵津夫 長谷川
Yoshifumi Aki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受液器周囲が高温雰囲気である場合にも、受
液器内の上方空間に至るまで液冷媒の貯留空間として利
用できるようにすること、および断面積の小さい受液器
であっても、良好な冷媒気液分離作用を発揮できるよう
にすることの両立を図る。 【解決手段】 受液器一体型冷媒凝縮器において、受液
器31内に上下方向に延びる仕切り部材317を配置
し、この仕切り部材317により受液器31の内壁に沿
って周方向および上下方向に延びる冷媒案内通路318
を形成する。仕切り部材317の内側に形成される冷媒
の気液分離部319の下方部位に、凝縮後の冷媒を冷媒
案内通路318に流入させる冷媒流入口32を配置し、
冷媒案内通路318の冷媒を仕切り部材317の上端部
の隙間320を通して周方向から気液分離部319内に
流入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒の気液を分離
して液冷媒を蓄える受液器を一体に構成した冷媒凝縮器
において、受液器への冷媒充填特性の改善に関するもの
で、車両用空調装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置においては、車両
搭載性の向上を図るために、冷媒凝縮器に受液器を一体
に構成して、この冷媒凝縮器と受液器の車両搭載スペー
スを縮小するようにしたものが種々提案されている。車
両ではスペース的制約が大きいので、車両搭載性を一層
改善するためには、受液器タンクの断面積を如何に縮小
するかが重要な課題となる。そこで、特開平7−180
930号公報では、受液器への冷媒流入口を受液器内の
冷媒液面より下方部位に配置し、そして、この冷媒流入
口よりさらに下方部位に受液器からの冷媒流出口を配置
している。
【0003】これによれば、冷媒流入口からの冷媒が受
液器内の冷媒液面より下方部位に流入するので、冷媒液
面より上方に冷媒が流入する場合に比して、冷媒の動圧
により受液器内の冷媒液面が乱れるのを低減できる。こ
れにより、受液器タンクの断面積が小さくても、冷媒の
気液分離作用を良好に発揮できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術について実際に試作検討してみると、次のごとき不具
合が発生することが判明した。すなわち、上記従来技術
では、受液器の下方側に冷媒流入口および冷媒流出口を
ともに配置しているので、液冷媒雰囲気は受液器の下方
側のみに形成され、受液器の上方側は常にガス冷媒の雰
囲気が作用している。従って、夏期の冷房時のごとく受
液器内に溜められる液冷媒の温度より、受液器周囲の雰
囲気温度(車両のエンジンルーム内温度)の方が高い場
合には、受液器の全容積を液冷媒の貯留空間として利用
できないという問題が生じる。
【0005】この問題についてより詳細に説明すると、
冷凍サイクルの運転条件が変動して、サイクルとしての
余剰冷媒量が増大すると、この余剰冷媒量は本来受液器
内に液冷媒として貯留されるべきであるが、上記のよう
に周囲の高温雰囲気からの吸熱により、受液器内の上方
空間の温度が受液器内の液冷媒温度より高くなると、受
液器内の上方空間では液冷媒が蒸発してガス状になって
しまい、液冷媒の貯留空間として利用できない。
【0006】その結果、受液器から凝縮器側へ液冷媒が
溢れ出てしまい、凝縮器における実質的な冷媒凝縮領域
が減少するので、凝縮能力の低下を招き、サイクル高圧
が上昇する。このサイクル高圧により圧縮機駆動動力が
上昇するとか、あるいは、サイクル機器保護のための高
圧スイッチが作動して、サイクルが停止され、冷房不足
を生じる。
【0007】このような不具合の解消のために、受液器
の容量アップを行えば、車両への搭載性の悪化、あるい
は凝縮器コア部のサイズ縮小による性能低下を生じる。
また、そればかりでなく、受液器断面積の増大による耐
圧強度の低下も引き起こす。なお、別の従来技術とし
て、特開平4−103973号公報では、受液器内の中
心部に底部から上方へ延びる冷媒管を配置し、この冷媒
管の上部に多数の小孔を開けて、この小孔から受液器内
に凝縮冷媒を流入させることより、冷媒の気液分離性を
向上させるものが提案されている。
【0008】この従来技術によると、冷媒管上部の小孔
から凝縮冷媒を受液器内に流入させているものの、冷媒
管が受液器内の中心部に位置しているので、凝縮冷媒の
ほとんどが受液器内の中心部付近に集まり、受液器胴体
部の内壁を流入冷媒により直接冷却する作用が得られな
い。その結果、この従来技術においても、周囲の高温雰
囲気からの吸熱により、受液器内の上方空間の温度が受
液器内の液冷媒温度より高くなって、受液器内の上方空
間では液冷媒が蒸発してガス状になり、液冷媒の貯留空
間として利用できないという問題が生じる。
【0009】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
受液器周囲が高温雰囲気である場合にも、受液器内の上
方空間に至るまで液冷媒の貯留空間として利用できるよ
うにすること、および断面積の小さい受液器であって
も、良好な冷媒気液分離作用を発揮できるようにするこ
との両立を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、受液器(31)内に上下
方向に延びる仕切り部材(317)を配置し、この仕切
り部材(317)により受液器(31)の内壁に沿って
周方向および上下方向に延びる冷媒案内通路(318)
を形成するとともに、仕切り部材(317)の内側に冷
媒の気液分離部(319)を形成し、コア部(23)で
凝縮した後の冷媒を冷媒案内通路(318)に流入させ
る冷媒流入口(32)を冷媒案内通路(318)の下方
部位に配置し、仕切り部材(317)の上端部と受液器
(31)の上面壁部(312)との間に隙間(320)
を形成し、冷媒案内通路(318)に流入した冷媒を隙
間(320)を通して仕切り部材(317)の上端部
(317b)の周方向から気液分離部(319)内に流
入させることを特徴としている。
【0011】これによると、コア部(23)で凝縮した
冷媒が冷媒案内通路(318)を通って、受液器(3
1)の内壁に沿って周方向全体を上昇するから、凝縮後
の低温冷媒により受液器(31)の壁面を冷却できると
ともに、受液器(31)の壁面と気液分離部(319)
との間に温度の低い冷媒雰囲気を介在させることができ
る。
【0012】これにより、受液器(31)周囲の雰囲気
が高温であっても、この高温雰囲気の熱が気液分離部
(319)内の液冷媒に伝導されることを良好に防止で
きる。その結果、夏期の高温時においても、また、受液
器(31)に冷却風を十分送風できない搭載レイアウト
においても、受液器(31)内の気液分離部(319)
の容積を上方空間に至るまで液冷媒の貯留空間として有
効利用できる。
【0013】しかも、冷媒が冷媒案内通路(318)を
上昇して、仕切り部材(317)の上端部(317b)
に到達すると、この上端部(317b)と上面壁部(3
12)との間の隙間(320)により、冷媒が上端部
(317b)から周方向の全周を通って気液分離部31
9内に流入することができる。そのため、気液分離部
(319)内への流入冷媒が周方向に分散される。
【0014】その結果、気液分離部(319)内の冷媒
液面に作用する冷媒動圧が特定部位に集中せず、広範囲
にわたって低い値で均一化される。これにより、冷媒液
面の乱れを低減できるので、受液器(31)の断面積を
小さくしても、気液分離作用を良好に発揮できる。ま
た、請求項2記載の発明では、圧縮機(1)からの冷媒
ガスの入口(26)をコア部(23)の上方に配置し、
コア部(23)で凝縮した後の冷媒の集合部(22b)
をコア部(23)の下方に配置しており、この集合部
(22b)から凝縮後の冷媒を冷媒流入口(32)に流
入させることを特徴としている。
【0015】これによると、コア部(23)下方に位置
する凝縮冷媒の集合部(22b)から、やはり下方に位
置する冷媒流入口(32)を通して冷媒案内通路(31
8)の下部に直接冷媒を導くことができ、冷媒流路が簡
潔となる。また、請求項3記載の発明では、仕切り部材
(317)に、冷媒案内通路(318)を気液分離部
(319)に直接連通させる連通孔(321)を備える
ことを特徴としている。
【0016】これによると、連通孔(321)により冷
媒案内通路(318)を気液分離部(319)に直接連
通させることができるので、仕切り部材(317)の上
端部の隙間(320)を通して気液分離部(319)内
に流入する冷媒量が減少して、気液分離部(319)内
の冷媒液面に作用する冷媒動圧をより一層減少できる。
その結果、気液分離作用をさらに向上できる。
【0017】また、請求項4記載の発明は、コア部(2
3)で凝縮した後の冷媒を受液器(31)内に流入させ
る冷媒流入口(32)を受液器(31)の上方部位に配
置し、受液器(31)内に形成される気液分離部(31
9)の冷媒液面より上方の部位に冷媒案内部材(32
2)を配置し、この冷媒案内部材(322)により冷媒
流入口(32)からの冷媒を受液器(31)の内壁に沿
って周方向から気液分離部(319)内に流入させるこ
とを特徴としている。
【0018】これによると、冷媒案内部材(322)の
案内作用により、冷媒流入口32からの凝縮冷媒が受液
器(31)の内壁に沿って周方向の全周から気液分離部
(319)内に流入する。そして、受液器(31)の内
壁に沿って周方向の全周から流下する低温の凝縮冷媒の
流れによって、気液分離部(319)内部の液冷媒を周
囲の高温雰囲気より低温に維持することができるので、
受液器(31)内部の容積を上部に至るまで液溜空間と
して有効利用できる。
【0019】しかも、受液器(31)の内壁に沿って周
方向の全周から冷媒を気液分離部(319)内に流入さ
せることにより、気液分離部(319)内の冷媒液面に
作用する動圧が均一化され、低い値となる。これによ
り、冷媒液面の乱れを低減でき、気液分離作用を良好に
発揮できる。また、請求項5記載の発明では、圧縮機
(1)からの冷媒ガスの入口(26)をコア部(23)
の下方に配置し、凝縮した後の冷媒の集合部(22a)
をコア部(23)の上方に配置し、この集合部(22
a)から凝縮後の冷媒を冷媒流入口(32)に流入させ
ることを特徴としている。
【0020】これによると、コア部(23)上方に位置
する凝縮冷媒の集合部(22b)から、やはり上方に位
置する冷媒流入口(32)を通して直接冷媒を受液器
(31)内に導くことができ、冷媒流路が簡潔となる。
請求項6記載のごとく、冷媒案内部材(322)は、そ
の中央部において上方へ突出する凸部(322a)と、
この凸部(322a)の底部の周囲にて周方向に延びる
冷媒受け面(322b)とを有し、この冷媒受け面(3
22b)に受液器(31)の内壁に沿って周方向から冷
媒を気液分離部(319)内に流入させる連通路(32
2c)を形成する構成とすることができる。
【0021】このような具体的構成により、冷媒案内部
材(322)は請求項4、5の作用効果を良好に発揮で
きる。請求項7記載の発明では、コア部(23)は、水
平方向に配置され冷媒が流れるチューブ(24)を有し
ており、このチューブ(24)の一端部と連通する第1
ヘッダタンク(21)をこのコア部(23)の一端側に
おいて上下方向に延びるように配置し、また、チューブ
(24)の他端部と連通する第2ヘッダタンク(22)
をコア部(23)の他端側において上下方向に延びるよ
うに配置し、第1ヘッダタンク(21)および第2ヘッ
ダタンク(22)のいずれか一方に受液器(31)を一
体に接合したことを特徴としている。
【0022】本発明は、このようなマルチフロータイプ
のコア構造を持つ凝縮器において好適に実施できるもの
である。また、請求項8記載の発明では、気液分離部
(319)で分離された液冷媒を過冷却する過冷却部
(35)をコア部(23)に一体に設け、受液器(3
1)の底部付近に液冷媒を過冷部却(35)へ導くため
の冷媒流出口(33)を配置したことを特徴としてい
る。
【0023】本発明は、このような過冷部却一体型の凝
縮器においても好適に実施できるものである。なお、上
記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記
載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明を図に示す実施形態に
ついて説明する。 (第1実施形態)図1は第1実施形態を示しており、本
発明を自動車用空調装置における受液器一体型冷媒凝縮
器に適用した例を示している。この自動車用空調装置の
冷凍装置(冷凍サイクル)は、冷媒圧縮機1、受液器一
体型冷媒凝縮器2、サイトグラス(冷媒量点検手段)
3、温度作動式膨張弁(減圧手段)4、および空調空気
を冷却する冷却手段としての冷媒蒸発器5を、金属製パ
イプまたはゴム製パイプよりなる冷媒配管によって順次
接続した閉回路より構成されている。
【0025】冷媒圧縮機1は、自動車のエンジンルーム
(図示せず)内に設置された走行用エンジンにベルトと
電磁クラッチ(動力断続手段)1aを介して連結されて
いる。この冷媒圧縮機1は、電磁クラッチ1aが接続状
態となり、エンジンの回転動力が伝達されると、冷媒蒸
発器5下流側よりガス冷媒を吸入、圧縮して、高温高圧
の過熱ガス冷媒を受液器一体型冷媒凝縮器2へ吐出す
る。
【0026】受液器一体型冷媒凝縮器2は、所定間隔を
開けて配置された一対のヘッダタンク、すなわち、第
1、第2ヘッダタンク21、22を有し、この第1、第
2ヘッダタンク21、22は上下方向に略円筒状に延び
る形状になっている。この第1、第2ヘッダタンク2
1、22の間に熱交換用のコア部23を配置している。
本例の冷媒凝縮器2は、一般にマルチフロータイプと称
されているものであって、コア部23は第1、第2ヘッ
ダタンク21、22の間で、水平方向に冷媒を流す偏平
チューブ24を多数並列配置し、この多数の偏平チュー
ブ24の間にコルゲートフィン25を介在して接合して
いる。偏平チューブ24の一端部は第1ヘッダタンク2
1内に連通し、他端部は第2ヘッダタンク22内に連通
している。
【0027】そして、一方の(第1)ヘッダタンク21
の上端側に冷媒の入口側配管ジョイント(冷媒入口部)
26を配置し接合しており、また、下端側に冷媒の出口
側配管ジョイント(冷媒出口部)27を配置し接合して
いる。さらに、本例においては、第1ヘッダタンク21
内に第1、第2の2枚のセパレータ28a、28bを配
置するとともに、第2ヘッダタンク22内に第3、第4
の2枚のセパレータ29a、29bを配置している。こ
れにより、第1、第2ヘッダタンク21、22の内部を
それぞれ上下方向に複数(3個づつ)の空間21a、2
1b、21c、22a、22b、22cに仕切ってい
る。従って、入口側配管ジョイント26からの冷媒を第
1、第2ヘッダタンク21、22とコア部23との間で
蛇行状に流通させる。
【0028】ここで、第1ヘッダタンク21内の上方側
の第1セパレータ28aに対して第2ヘッダタンク22
内の上方側の第3セパレータ29aの高さは低くしてあ
るが、第1ヘッダタンク21内の下方側の第2セパレー
タ28bと第2ヘッダタンク22内の下方側の第4セパ
レータ29bは同一高さに配置してある。また、第2ヘ
ッダタンク22には、冷媒の気液を分離して液冷媒を蓄
える受液器31が一体に構成してある。この受液器31
も略円筒形状であり、第2ヘッダタンク22の外面側方
(コア部23と反対側の部位)に配置され、第2ヘッダ
タンク22の外面に一体に接合される。受液器31は第
2ヘッダタンク22より若干低い高さを有しており、受
液器31の上端部は第2ヘッダタンク22の上側空間2
2aの上端部近くまで延びている。
【0029】なお、本例では、冷媒凝縮器2の各部およ
び受液器31はアルミニュウム材で成形され、一体ろう
付けにて組付けられている。本第1実施形態では、受液
器31内部と第2ヘッダタンク22との連通構造、およ
び受液器31内部の気液分離部への冷媒流入通路構成を
特徴としており、これらについて以下詳述すると、第2
ヘッダタンク22は、偏平チューブ24の端部が接合さ
れ、支持される略断面半円状の第1プレート221を有
し、この第1プレート221に略断面半円状の第2プレ
ート222を接合することにより、略円筒状の形状を構
成している。なお、第2ヘッダタンク22の上下両端部
はキャップ部材223、224により閉塞される。
【0030】一方、受液器31は、略円筒状の形状に構
成された胴体部311を有しており、この胴体部311
の上端部はキャップ部材312により閉塞されている。
なお、第2ヘッダタンク22と受液器31は、第2プレ
ート222および胴体部311の一部に平面部を形成し
て、その平面部同志を当接させて一体に接合するように
なっている。
【0031】胴体部311の下端部には略円筒状の取付
台座313が接合され、この取付台座313はキャップ
部材314により閉塞されている。このキャップ部材3
14は取付台座313に図示しないシール材を介して気
密に、かつ、脱着可能にねじ止め固定される。取付台座
313の上部には、水分吸着用の乾燥剤315および異
物除去用のフィルタ316が一体に設けられている。フ
ィルタ316は円筒状の網状体で構成されている。
【0032】また、取付台座313の上部には上下方向
に延びる略円筒状の仕切り部材317が配置されてい
る。この仕切り部材317は、受液器31の胴体部31
1内壁との間に所定の隙間を形成することにより、仕切
り部材317と胴体部311内壁との間に周方向および
上下方向に延びる冷媒案内通路318を形成している。
そして、仕切り部材317の内周側(乾燥剤315の設
置部位)に冷媒の気液分離部319を形成し、この気液
分離部319と冷媒案内通路318とを仕切り部材31
7により仕切っている。
【0033】仕切り部材317の下端部は径方向に拡大
されて拡大下端部317aを形成し、この拡大下端部3
17aを取付台座313の上面と胴体部311内壁の両
方に接合している。なお、仕切り部材317は本例では
アルミニュウム製であり、ろう付けにより上記接合を行
うことができる。一方、仕切り部材317の上端部31
7bは受液器31の上側のキャップ部材(上面壁部)3
12との間に隙間320を形成し、冷媒案内通路318
内の冷媒が仕切り部材317の上端部317bまで上昇
した後、隙間320を通して上端部317bの周方向の
全周から矢印Bのごとく気液分離部319内に流入す
る。
【0034】一方、第2ヘッダタンク22の中間部空間
22bの下端部付近において、第2ヘッダタンク22の
第2プレート222および受液器31の胴体部311の
壁面を貫通する冷媒流入口32が開けてある。この冷媒
流入口32により、中間部空間22b内の凝縮後の冷媒
が冷媒案内通路318の下端部に流入する。従って、本
例では、中間部空間22bが凝縮後の冷媒の集合部とな
る。
【0035】そして、第2ヘッダタンク22の下方部空
間22cの上下方向の中間部付近において、第2ヘッダ
タンク22の第2プレート222および受液器31の取
付台座313の壁面を貫通する冷媒流出口33を設けて
いる。この冷媒流出口33は、気液分離部319内の液
冷媒をフィルタ316を通して下方部空間22cへと流
出させる。
【0036】コア部23において、第2、第4セパレー
タ28b、29bより上方側の部位は、冷媒圧縮機1の
吐出ガス冷媒をクーリングファン(図示せず)等により
送られてくる室外空気と熱交換させて冷媒を冷却、凝縮
させる凝縮部34を構成している。また、コア部23に
おいて、第2、第4セパレータ28b、29bより下方
側の部位は、受液器31内部において気液分離された液
冷媒を室外空気と熱交換させて過冷却する過冷却部35
を構成している。
【0037】従って、本例の冷媒凝縮器2は、冷媒流れ
の上流側から順次、凝縮部34、受液器31、および過
冷却部35を構成するとともに、これらを一体に設けた
構成となっている。なお、受液器31内における冷媒の
気液界面、すなわち、液面レベルAは、冷媒封入量の正
常時には、第3セパレータ29a付近の高さにあるの
で、冷媒流入口32は冷媒液面Aより十分低い位置にあ
る。
【0038】また、冷媒凝縮器2は、通常、自動車エン
ジンルーム内において最前部(エンジン冷却用ラジエー
タの前方位置)に配置されて、エンジン冷却用ラジエー
タと共通のクーリングファンにより冷却される。次に、
上記構成において作動を説明する。いま、自動車用空調
装置の運転が開始され、電磁クラッチ1aに通電される
と、電磁クラッチ1aが接続状態となり、自動車エンジ
ンの回転が圧縮機1に伝達され、圧縮機1が冷媒を圧縮
し、吐出する。
【0039】これにより、圧縮機1から吐出された過熱
ガス冷媒は、入口側配管ジョイント26から凝縮器2の
第1ヘッダタンク21の上部空間21aより凝縮部34
の上側チューブ24を通過した後、第2ヘッダタンク2
2の上部空間22aに流入する。そして、冷媒はこの上
部空間22aでUターンして凝縮部34の中間部チュー
ブ24を通過した後、第1ヘッダタンク21の中間部空
間21bに流入する。次に、冷媒はこの中間部空間21
bでUターンして凝縮部34の下側チューブ24を通過
した後、第2ヘッダタンク22の中間部空間22bに流
入する。
【0040】この間に、冷媒はチューブ24およびフィ
ン25を介して冷却空気と熱交換して冷却され、ガス冷
媒を一部含む飽和液冷媒となる。この飽和液冷媒は、上
記の中間部空間22bから冷媒流入口32を通って受液
器31内の冷媒案内通路318に流入する。この冷媒案
内通路318内の冷媒は、胴体部311の内壁面の周方
向の全周に沿って上昇する。
【0041】そして、冷媒案内通路318を形成する円
筒状仕切り部材317の上端部317bに冷媒が到達す
ると、この上端部317bとキャップ部材312との間
の隙間320により、上端部317bから周方向の全周
を通って、仕切り部材317内側の気液分離部319内
に流入し、ここで、冷媒の気液が比重差により分離さ
れ、液冷媒が下部に蓄えられる。
【0042】そして、気液分離部319下部の液冷媒は
フィルタ316を通過した後に、冷媒流出口33から第
2ヘッダタンク22の下方部空間22cへと流出する。
さらに、下方部空間22cの液冷媒は過冷却部35を通
過して、この過冷却部35において再度冷却されるの
で、液冷媒は過冷却状態となる。この過冷却液冷媒は第
1ヘッダタンク21の下部空間21cを通って出口側配
管ジョイント27から凝縮器2外へ流出する。
【0043】そして、過冷却液冷媒はサイトグラス3を
通って、温度作動式膨張弁4に流入する。この膨張弁4
において、過冷却液冷媒は減圧され、低温、低圧の気液
2相冷媒となる。次いで、この気液2相冷媒は蒸発器5
にて空調用空気と熱交換して蒸発し、その蒸発潜熱を空
調用空気から吸熱して、空調用空気を冷却する。蒸発器
5にて蒸発した過熱ガス冷媒は圧縮機1に吸入され、再
度圧縮される。
【0044】ところで、受液器31の必要内容積は、一
定期間(例えば、空調装置の保証期間)内に、冷凍サイ
クルの配管ジョイント部等から外部へ洩れると予想され
る冷媒洩れ量と、冷凍サイクルの運転条件の変動により
発生する冷媒量変動分(熱交換器内冷媒量+配管内冷媒
量の変動分)との総和を受液器31内に蓄えることがで
きるように決定する。
【0045】しかしながら、車両搭載状態において受液
器31が周辺機器と密集する位置に配置され、受液器3
1周囲への風回りが悪い場合には、夏期の高外気温時で
あると、受液器31周囲の雰囲気温度の方が受液器31
内液冷媒温度より高くなる事態が発生する。このような
場合には、受液器31内で本来液冷媒として蓄えられる
べき液冷媒が周囲からの吸熱により蒸発されられる現象
が発生し、受液器31の全タンク容量を液溜空間として
利用できなくなる。
【0046】そこで、本実施形態においては、受液器3
1内の気液分離部319への冷媒流入形態の改善により
上記不具合を解消している。すなわち、コア部23の凝
縮部34で凝縮した冷媒は第2ヘッダタンク22の中間
部空間22bから冷媒流入口32を通って冷媒案内通路
318の底部に流入した後、胴体部311の内壁面の周
方向の全周に沿って上昇する。このように、凝縮部34
で冷却され、凝縮した低温の凝縮冷媒が胴体部311の
内壁面の全周に沿って上昇するので、胴体部311の内
壁面の全周を低温の凝縮冷媒により良好に冷却できる。
これと同時に、冷媒案内通路318が受液器31の胴体
部311と気液分離部319との間に位置して温度の低
い冷媒雰囲気を形成するので、胴体部311の熱が気液
分離部319内部の液冷媒に伝導するのを良好に防止で
きる。
【0047】この結果、気液分離部319内の液冷媒が
受液器31周囲の高温雰囲気から吸熱して蒸発すること
を良好に防止できるので、気液分離部319内の容積を
上方部まで液溜空間として有効に利用できる。さらに
は、冷媒が冷媒案内通路318を上昇して、円筒状仕切
り部材317の上端部317bに到達すると、この上端
部317bとキャップ部材312との間の隙間320に
より、上端部317bから矢印Bのごとく周方向の全周
を通って、仕切り部材317内側の気液分離部319内
に流入する。そのため、気液分離部319内への流入冷
媒が周方向に分散される。
【0048】その結果、気液分離部319内の冷媒液面
Aに対して、特定の部位に流入冷媒の動圧が集中するこ
とがなく、流入冷媒の動圧が広範囲にわたって低い値で
均一化される。これにより、冷媒液面Aの乱れを低減で
きるので、受液器31の胴体部311の断面積を小さく
しても、気液分離作用を良好に発揮できる。 (第2実施形態)図2は第2実施形態であり、第1実施
形態における円筒状の仕切り部材317に、冷媒案内通
路318を気液分離部319に連通させる複数の連通孔
321が備えられている。
【0049】この連通孔321は周方向および上下方向
にわたって複数設けてあり、冷媒案内通路318内の冷
媒の一部を円筒状仕切り部材317の上端部317bに
到達する前に、連通孔321から直接気液分離部319
内へ流入させるようにしたものである。これよると、冷
媒案内通路318内の冷媒の一部が連通孔321から気
液分離部319側へ直接流入するので、仕切り部材31
7の上端部317bから気液分離部319の冷媒液面A
に向かう冷媒が減少する。そのため、冷媒液面Aに作用
する冷媒流れの動圧が一層小さくなり、冷媒液面Aが安
定するので、気液分離作用をより一層改善できる。
【0050】(第3実施形態)図3は第3実施形態であ
り、第1、第2実施形態では、入口側配管ジョイント2
6をコア部23の上方に配置し、コア部23で凝縮した
後の冷媒の集合部(第2ヘッダタンク22の中間部空間
22b)を下方に配置して、冷媒流入口32をコア部2
3の下方に配置しているが、第3実施形態ではこれとは
逆に、入口側配管ジョイント26をコア部23の下方に
配置し、コア部23で凝縮した後の冷媒の集合部(第2
ヘッダタンク22の上部空間22a)を上方に配置し
て、冷媒流入口32もコア部23の上方に配置してい
る。
【0051】これに伴って、受液器31内部の上部に冷
媒案内部材322を配置している。すなわち、受液器3
1内に形成される気液分離部319の冷媒液面より上方
で、かつ、冷媒流入口32より下方の部位に冷媒案内部
材322を配置している。この冷媒案内部材322はそ
の中央部において上方へ突出する凸部322aと、この
凸部322aの底部の周囲にて周方向に延びる冷媒受け
面322bとを有しており、この冷媒受け面322bに
受液器31の胴体部311の内壁に沿って周方向から冷
媒を気液分離部319内に流入させる複数の連通孔(連
通路)322cを形成している。
【0052】なお、冷媒案内部材322は例えば、アル
ミニュウム製として、受液器31の胴体部311にろう
けにより接合すればよい。第3実施形態によると、入口
側配管ジョイント26からのガス冷媒がコア部23を下
方から上方へと蛇行状に流れて、この間に冷媒が凝縮
し、そして、この凝縮後の冷媒は第2ヘッダタンク22
の上部空間22aに集合し、ここから、冷媒は冷媒流入
口32を通って受液器31の上方空間に流入する。この
流入冷媒は、冷媒案内部材322の中心部の上方への凸
部322aにより外周側の凹部をなす冷媒受け面322
b上に集まり、この冷媒受け面322bの周方向に複数
設けられた連通孔322cにより冷媒を胴体部311の
内壁に沿って周方向の全周から気液分離部319内に流
入させる。
【0053】このように、胴体部311の内壁に沿って
周方向の全周から冷媒を気液分離部319内に流入させ
ることにより、気液分離部319内の冷媒液面Aに作用
する動圧が均一化され、低い値となる。これにより、冷
媒液面Aの乱れを低減でき、気液分離作用を良好に発揮
できる。また、胴体部311の内壁に沿って周方向の全
周から流下する低温の凝縮冷媒の流れによって、気液分
離部319内部の液冷媒を周囲の高温雰囲気より低温に
維持することができるので、受液器31内部の容積を上
部に至るまで液溜空間として有効利用できる。
【0054】(他の実施形態)なお、本発明は上述の実
施形態に限定されることなく以下のごとく種々変形可能
である。 上述の実施形態では、仕切り部材317、あるいは冷
媒案内部材322をアルミニュウム製として、受液器3
1の胴体部311にろう付けにより接合する場合につい
て説明したが、例えば、仕切り部材317、あるいは冷
媒案内部材322を樹脂製とし、熱交換器のろう付け後
に、受液器31内に組み込む構造としてもよい。
【0055】上述の実施形態では、冷媒の出入口ジョ
イント26、27を設けていない第2ヘッダタンク22
に受液器31を一体に構成しているが、冷媒の出入口ジ
ョイント26、27を設けている第1ヘッダタンク21
に受液器31を一体に構成してもよい。 凝縮器2のコア部23を凝縮部34のみとし、過冷却
部35をコア部23から切り離して独立に構成するタイ
プの受液器一体型冷媒凝縮器に本発明を適用することも
できる。
【0056】この場合は、第1ヘッダタンク21におけ
る出口側配管ジョイント27を廃止て、その代わりに、
受液器31にその内部の液冷媒を流出させる出口側配管
ジョイント(冷媒出口部)を設置し、この出口側配管ジ
ョイントからの液冷媒を配管を介して過冷却部に流入さ
せるようにすればよい。また、過冷却部35を持たない
冷凍装置においても、本発明は同様に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の冷媒凝縮器を示す正面
図で、受液器側部分は断面図示している。
【図2】本発明の第2実施形態の冷媒凝縮器を示す正面
図で、受液器側部分は断面図示している。
【図3】本発明の第3実施形態の冷媒凝縮器を示す正面
図で、受液器側部分は断面図示している。
【符号の説明】
21…第1ヘッダタンク、21a、21b、21c…空
間、22…第2ヘッダタンク、22a、22b、22c
…空間、23…コア部、24…チューブ、26…入口側
配管ジョイント(入口)、31…受液器、32…冷媒流
入口、33…冷媒流出口、34…凝縮部、35…過冷却
部、317…仕切り部材、318…冷媒案内通路、31
9…気液分離部、320…隙間、322…冷媒案内部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 恵津夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 安芸 佳史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L065 FA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)から吐出された冷媒ガスを
    冷却して凝縮させるコア部(23)と、このコア部(2
    3)で凝縮した後の冷媒の気液を分離して液冷媒を溜め
    る受液器(31)とを一体に構成する受液器一体型冷媒
    凝縮器において、 前記受液器(31)内に上下方向に延びる仕切り部材
    (317)を配置し、 この仕切り部材(317)により前記受液器(31)の
    内壁に沿って周方向および上下方向に延びる冷媒案内通
    路(318)を形成するとともに、 前記仕切り部材(317)の内側に冷媒の気液分離部
    (319)を形成し、 前記コア部(23)で凝縮した後の冷媒を前記冷媒案内
    通路(318)に流入させる冷媒流入口(32)を前記
    冷媒案内通路(318)の下方部位に配置し、 前記仕切り部材(317)の上端部と前記受液器(3
    1)の上面壁部(312)との間に隙間(320)を形
    成し、 前記冷媒案内通路(318)に流入した冷媒を前記隙間
    (320)を通して前記仕切り部材(317)の上端部
    (317b)の周方向から前記気液分離部(319)内
    に流入させることを特徴とする受液器一体型冷媒凝縮
    器。
  2. 【請求項2】 前記コア部(23)は、前記圧縮機
    (1)からの冷媒ガスの入口(26)を上方に配置し、
    前記コア部(23)で凝縮した後の冷媒の集合部(22
    b)を下方に配置しており、 この集合部(22b)から前記凝縮後の冷媒を前記冷媒
    流入口(32)に流入させることを特徴とする請求項1
    に記載の受液器一体型冷媒凝縮器。
  3. 【請求項3】 前記仕切り部材(317)には、前記冷
    媒案内通路(318)を前記気液分離部(319)に直
    接連通させる連通孔(321)が備えられていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の受液器一体型冷媒
    凝縮器。
  4. 【請求項4】 圧縮機(1)から吐出された冷媒ガスを
    冷却して凝縮させるコア部(23)と、このコア部(2
    3)で凝縮した後の冷媒の気液を分離して液冷媒を溜め
    る受液器(31)とを一体に構成する受液器一体型冷媒
    凝縮器において、 前記コア部(23)で凝縮した後の冷媒を前記受液器
    (31)内に流入させる冷媒流入口(32)を前記受液
    器(31)の上方部位に配置し、 前記受液器(31)内に形成される気液分離部(31
    9)の冷媒液面より上方の部位に冷媒案内部材(32
    2)を配置し、 この冷媒案内部材(322)により前記冷媒流入口(3
    2)からの冷媒を前記受液器(31)の内壁に沿って周
    方向から前記気液分離部(319)内に流入させること
    を特徴とする受液器一体型冷媒凝縮器。
  5. 【請求項5】 前記コア部(23)は、前記圧縮機
    (1)からの冷媒ガスの入口(26)を下方に配置し、
    凝縮した後の冷媒の集合部(22a)を上方に配置して
    おり、 この集合部(22a)から前記凝縮後の冷媒を前記冷媒
    流入口(32)に流入させることを特徴とする請求項4
    に記載の受液器一体型冷媒凝縮器。
  6. 【請求項6】 前記冷媒案内部材(322)は、その中
    央部において上方へ突出する凸部(322a)と、この
    凸部(322a)の底部の周囲にて周方向に延びる冷媒
    受け面(322b)とを有しており、 この冷媒受け面(322b)に前記受液器(31)の内
    壁に沿って周方向から冷媒を前記気液分離部(319)
    内に流入させる連通路(322c)を形成することを特
    徴とする請求項4または5に記載の受液器一体型冷媒凝
    縮器。
  7. 【請求項7】 前記コア部(23)は、水平方向に配置
    され冷媒が流れるチューブ(24)を有しており、 このコア部(23)の一端側において上下方向に延びる
    ように配置され、前記チューブ(24)の一端部と連通
    する第1ヘッダタンク(21)と、 前記コア部(23)の他端側において上下方向に延びる
    ように配置され、前記チューブ(24)の他端部と連通
    する第2ヘッダタンク(22)とを備え、 前記第1ヘッダタンク(21)および前記第2ヘッダタ
    ンク(22)のいずれか一方に前記受液器(31)を一
    体に接合したことを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れか1つに記載の受液器一体型冷媒凝縮器。
  8. 【請求項8】 前記気液分離部(319)で分離された
    液冷媒を過冷却する過冷却部(35)を前記コア部(2
    3)に一体に設け、 前記受液器(31)の底部付近に前記液冷媒を前記過冷
    部却(35)へ導くための冷媒流出口(33)を配置し
    たことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに
    記載の受液器一体型冷媒凝縮器。
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