JPH0539839A - 変速機の潤滑構造 - Google Patents

変速機の潤滑構造

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JPH0539839A
JPH0539839A JP3214641A JP21464191A JPH0539839A JP H0539839 A JPH0539839 A JP H0539839A JP 3214641 A JP3214641 A JP 3214641A JP 21464191 A JP21464191 A JP 21464191A JP H0539839 A JPH0539839 A JP H0539839A
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pressure contact
lubricating oil
contact surface
transmission
input shaft
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JP3214641A
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Toshiharu Niimoto
敏晴 新本
Kazunari Ota
一成 太田
Masumi Tao
益美 多尾
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/08Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
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    • F16H57/0494Gearings with spur or bevel gears with variable gear ratio or for reversing rotary motion

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  • General Details Of Gearings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リバース同期装置の摩擦圧接部分の焼付きを
防止し得る変速機の潤滑構造を提供する。 【構成】 リバースシフト時に入力軸6の慣性回転を制
動するリバース同期装置42が、テーパ圧接面45を有
するブレーキ部材43と、ブレーキ部材43のテーパ圧
接面45に摩擦圧接されるシンクロナイザリング46と
を備え、リバース同期装置42に隣接する歯車装置の上
方からテーパ圧接面45の後部上方に亙ってテーパ圧接
面45側下がりの傾斜状に設けられ、歯車装置でかき上
げられた潤滑油を集めてテーパ圧接面45とシンクロナ
イザリング46の摩擦圧接部分に滴下供給する潤滑油供
給トレイ51を設けた。更に、テーパ圧接面45の上部
に滴下供給された潤滑油を摩擦圧接部分に導く軸方向向
きの油溝を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリバース同期装置を備え
たマニュアル変速機の潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のマニュアル変速機にお
いて、前進用の複数の歯車装置は同期装置を介して円滑
に切換えられるように構成されているが、後進用の歯車
装置は通常停車状態で切換えられる関係上、同期装置を
介さずにアイドラ歯車の摺動により選択的に切換えられ
るように構成されている。このめた、ニュートラル状態
や微速前進状態からクラッチを切ってリバースシフトし
たときに、慣性回転している入力軸と停止或いは微速回
転している出力軸とが後進用の歯車装置を介して直接的
に接続され、ギヤ鳴りやギヤ欠損などが発生することが
ある。そこで、例えば、特公昭61−3987号公報に
は、入力軸の軸端付近に後方へ向けて拡径する部分円錐
面状のテーパ圧接面を有するブレーキ部材を同心状に設
け、ブレーキ部材の後端部を変速機カバーに固定し、5
速用の歯車装置の同期装置を介して入力軸に軸方向に移
動自在に且つ相対回転不能に連動連結されたシンクロナ
イザリングをテーパ圧接面に外嵌状に設け、リバースシ
フト時には、5速用の同期装置を介してシンクロナイザ
リングを軸方向に移動させてテーパ圧接面に摩擦圧接さ
せ、ブレーキ部材と5速用の同期装置とシンクロナイザ
リングとを介して入力軸の慣性回転を制動するようにし
たリバース同期装置が記載されている。通常、前記リバ
ース同期装置では、リバースシフトを解除したときに、
入力軸と一体的に回転するシンクロナイザリングと、変
速機カバーに固定されたブレーキ部材のテーパ圧接面と
の摺接による反力で、シンクロナイザリングが軸方向に
移動してテーパ圧接面から分離されるように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記リバース同期装置
では、シンクロナイザリングとテーパ圧接面間を強制的
に潤滑及び冷却するための潤滑油供給装置が設けられて
おらず、リバースシフト時に両者の摩擦圧接部分に焼付
きが発生することがある。しかも、リバースシフトを解
除した状態でも、シンクロナイザリング自体はテーパ圧
接面側への移動が規制されていないので、入力軸と一体
的に高速回転するシンクロナイザリングがテーパ圧接面
に接触して両者の摩擦圧接部分に焼付きが発生すること
がある。
【0004】本発明の目的は、リバース同期装置の摩擦
圧接部分の焼付きを防止し得る変速機の潤滑構造を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る変速機の
潤滑構造は、エンジンからの駆動力が入力される入力軸
と、出力軸と、入力軸から出力軸へ駆動力を伝達する歯
車機構と、歯車機構の駆動力伝達経路を切換える変速切
換機構と、変速切換機構を駆動するシフトロッドと、シ
フトロッドに連結された複数のシフトフォークと、入力
軸及び出力軸を軸支する筒状の変速機ケースと、変速機
ケースのエンジンと反対側の後端部に固定されるキャッ
プ状の変速機カバーと、リバースシフト時に入力軸の慣
性回転を制動するリバース同期装置とを備えたマニュア
ル式変速機において、前記リバース同期装置が、変速機
カバー内において入力軸後端部に回転可能に支承され、
入力軸の外周側に位置し圧接面を有するブレーキ部材
と、ブレーキ部材の圧接面に摩擦圧接される摩擦圧接部
材とを備え、前記圧接面と摩擦圧接部材間の摩擦圧接部
分に潤滑油を供給する潤滑油供給手段を設けたものであ
る。
【0006】請求項2に係る変速機の潤滑構造は、請求
項1に記載の潤滑構造において、前記ブレーキ部材の圧
接面に、潤滑油供給手段により供給された潤滑油を圧接
面と摩擦圧接部材間の摩擦圧接部分に導くための軸方向
向きの油溝を形成したものである。
【0007】請求項3に係る変速機の潤滑構造は、請求
項1に記載の潤滑構造において、前記潤滑油供給手段
が、リバース同期装置に隣接する歯車装置の上方から圧
接面の後部上方に亙って圧接面側下がりの傾斜状に設け
られた潤滑油供給トレイであって、歯車装置でかき上げ
られた潤滑油を集めて圧接面と摩擦圧接部材間の摩擦圧
接部分の後側部に滴下供給する潤滑油供給トレイで構成
されているものである。
【0008】請求項4に係る変速機の潤滑構造は、請求
項3に記載の潤滑構造において、前記ブレーキ部材の圧
接面の上部に、潤滑油供給トレイにより滴下供給された
潤滑油を圧接面と摩擦圧接部材間の摩擦圧接部分に導く
ための軸方向向きの油溝を形成したものである。
【0009】
【作用】請求項1に係る変速機の潤滑構造においては、
リバースシフト時に入力軸の慣性回転を制動するリバー
ス同期装置のブレーキ部材の圧接面と、この圧接面に摩
擦圧接される摩擦圧接部材間の摩擦圧接部分に対して、
潤滑油供給手段により強制的に潤滑油が供給されるの
で、リバースシフト時などにおける摩擦圧接部分の焼付
きを確実に防止出来る。
【0010】請求項2に係る変速機の潤滑構造において
は、請求項1と同様の作用が得られる。加えて、ブレー
キ部材の圧接面に形成された軸方向向きの油溝を介し
て、潤滑油供給手段により供給された潤滑油が圧接面と
摩擦圧接部材間の摩擦圧接部分に導かれるので、十分な
潤滑油を摩擦圧接部分に対して供給出来、摩擦圧接部分
の焼付きを更に効果的に防止出来る。
【0011】請求項3に係る変速機の潤滑構造において
は、請求項1と同様の作用が得られる。加えて、潤滑油
供給手段が、リバース同期装置に隣接する歯車装置の上
方から圧接面の後部上方に亙って圧接面側下がりの傾斜
状に設けられたた潤滑油供給トレイであって、歯車装置
でかき上げられた潤滑油を集めて圧接面と摩擦圧接部材
との摩擦圧接部分に滴下供給する潤滑油供給トレイで構
成されているので、安価に製作可能な簡単な構成の潤滑
油供給トレイでもって摩擦圧接部分に潤滑油を供給出来
る。
【0012】請求項4に係る変速機の潤滑構造において
は、請求項3と同様の作用が得られる。加えて、ブレー
キ部材の圧接面の上部に形成された軸方向向きの油溝を
介して、潤滑油供給トレイにより滴下供給された潤滑油
が圧接面と摩擦圧接部材間の摩擦圧接部分に導かれるの
で十分な潤滑油を摩擦圧接部分に対して供給出来、摩擦
圧接部分の焼付きを更に効果的に防止出来る。
【0013】
【発明の効果】請求項1に係る変速機の潤滑構造によれ
ば、潤滑油供給手段によりブレーキ部材の圧接面と摩擦
圧接部材間の摩擦圧接部分に対して強制的に潤滑油を供
給することで、摩擦圧接部分の焼付きを確実に防止出来
る。
【0014】請求項2に係る変速機の潤滑構造によれ
ば、請求項1と同様の効果が得られる。加えて、ブレー
キ部材の圧接面に簡単な構成の油溝を形成することで、
十分な潤滑油を摩擦圧接部分に対して供給出来、摩擦圧
接部分の焼付きを更に効果的に防止出来る。
【0015】請求項3に係る変速機の潤滑構造によれ
ば、請求項1と同様の効果が得られる。加えて、リバー
ス同期装置に隣接する歯車装置の上方から圧接面の後部
上方に亙って圧接面側下がりの傾斜状に設けられた潤滑
油供給トレイであって、歯車装置でかき上げられた潤滑
油を集めて圧接面と摩擦圧接部材間の摩擦圧接部分に滴
下供給する安価に製作可能な簡単な構成の潤滑油供給ト
レイでもって、摩擦圧接部分に潤滑油を供給出来る。
【0016】請求項4に係る変速機の潤滑構造によれ
ば、請求項3と同様の効果が得られる。加えて、ブレー
キ部材の圧接面の上部に簡単な構成の油溝を形成するこ
とで、十分な潤滑油を摩擦圧接部分に対して供給出来、
摩擦圧接部分の焼付きを更に効果的に防止出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、前進5段のマニュアル変速機のリバ
ース同期装置に本発明を適用した場合のものである。先
ず、マニュアル変速機1について説明すると、図1に示
すように、略筒状の変速機ケース2が設けられ、変速機
ケース2の後端部には鋼板製の変速機カバー3が油密状
に取付けられ、変速機ケース2にはクラッチ4を介して
エンジン出力軸5に接続された入力軸6と入力軸6に平
行に配設された出力軸7とが前後1対のベアリング8・
9を介して回転自在に夫々支持され、入力軸6と出力軸
7とに亙って1速用〜5速用の5つの前進用の歯車装置
10〜14が設けられ、歯車装置10〜14の入力軸6
上の入力歯車15〜19と出力軸7上の出力歯車20〜
24とは夫々常時噛合され、歯車装置10〜14の一方
の歯車15・16・22〜24は入力軸6又は出力軸7
に一体形成或いはスプライン嵌合されて一体回転するよ
うに構成され、他方の歯車20・21・17〜19は入
力軸6又は出力軸7に相対回転可能に装着されている。
尚、変速機ケース2内及び変速機ケース2と変速機カバ
ー3とで形成される空間内には出力軸7の下端付近まで
潤滑油が充填されている。
【0018】前記1速用及び2速用の歯車装置10・1
1の歯車20・21間と、3速用及び4速用の歯車装置
12・13の歯車17・18間と、5速用の歯車装置1
4の歯車19の後方には歯車20・21・17〜19の
うちの1つを入力軸6或いは出力軸7に選択的に結合さ
せる同期装置25〜27が夫々設けられ、これら同期装
置25〜27は図示外のシフト装置を介してシフトレバ
ーの操作に応じて操作される。前記同期装置25〜27
は同様の構成なので、5速用の同期装置27について説
明すると、図1〜図4に示すように、5速用の歯車装置
14の入力歯車19が入力軸6の後端近傍部に相対回転
自在に支持され、入力歯車19の後方において入力軸6
にはクラッチハブ30が同心状にスプライン嵌合され、
クラッチハブ30の外周部にはスリーブ31が軸方向に
移動可能にスプライン嵌合され、クラッチハブ30とス
リーブ31間には環状の前後1対のスプリング32を介
して外方側へ付勢されたキー33が円周所定間隔おきに
装着され、入力歯車19には後方へ延びるボス部19a
が形成され、ボス部19aの前部にはスリーブ31にス
プライン嵌合可能なギヤスプライン19bが形成され、
ボス部19aの後部には前方へ向けて拡径する部分円錐
面状のテーパ圧接面19cが形成され、テーパ圧接面1
9cにはスリーブ31にスプライン嵌合可能で且つキー
33と係合して入力軸6と一体的に連動連結されたシン
クロナイザリング34が外嵌されている。
【0019】前記シフト装置は、図2・図4に示すよう
に、5速用の同期装置27を操作するため、入力軸6の
下方において前後方向に移動自在に支持されたシフトロ
ッド35と、シフトロッド35の後端部に固着されシフ
トロッド35から上方へ延びてスリーブ31の環状溝3
1aに係合する1対のアーム部36aを有するシフトフ
ォーク36とを備えている。前記同期装置27におい
て、図3に2点鎖線で示すように、シフトレバーの操作
によりシフトロッド35及びシフトフォーク36を介し
てスリーブ31が前方へ操作されると、先ずシンクロナ
イザリング34がキー33を介して前方へ移動してテー
パ圧接面19aに摩擦圧接され、入力歯車19の回転が
クラッチハブ30を介して入力軸6と一体的に回転する
スリーブ31の回転にシンクロナイザリング34を介し
て徐々に同期され、次にキー33が内方側へ移動してス
リーブ31がシンクロナイザリング34にスプライン嵌
合され、スリーブ31と入力歯車19との回転が略完全
に同期した後、スリーブ31が入力歯車19のギヤスプ
ライン19bにスプライン嵌合して両者が一体的に結合
される。
【0020】前記1速用歯車装置10と2速用歯車装置
11間にはリバース用の歯車装置37が設けられ、この
歯車装置37は、図1に示すように、入力軸6に一体形
成された入力歯車38と、同期装置25のスリーブ25
aの外周部に形成された出力歯車39と、図1に展開し
て示すようにアイドル軸40上に回転自在に且つ軸方向
にスライド可能に支持されたアイドル歯車41とから構
成され、シフトロッド35及びそれに連動連結された図
示外のシフトフォークを介してアイドル歯車41が後方
へ移動されると、アイドル歯車41が入力歯車38及び
出力歯車39に噛合して出力軸7に入力軸6とは逆方向
の回転力が伝達される。即ち、シフトレバーの操作によ
り、シフトロッド35が前方へ操作されると5速にシフ
トされ、後方へ操作されるとリバースにシフトされる。
【0021】次に、ニュートラル状態や微速前進状態か
らのリバースシフト時におけるギヤ鳴りを防止するため
のリバース同期装置42について説明する。このリバー
ス同期装置42について説明すると、図2〜図4・図6
・図7に示すように、クラッチハブ30の後側には略円
筒状の筒部43aと筒部43aの後端下部からシフトフ
ォーク36側へ延びる延長部43bとからなるブレーキ
部材43が設けられ、ブレーキ部材43はその筒部43
aにおいて軸受スリーブ44を介して入力軸6に同心状
に回転自在に支承されるとともに、軸受スリーブ44の
鍔部44aとクラッチハブ31間において軸方向に移動
不能に保持され、筒部43aの外周面には後方へ向けて
拡径する部分円錐面状のテーパ圧接面45が形成され、
筒部43aの前部にはテーパ圧接面45に摩擦圧接可能
で且つスリーブ31にスプライン嵌合可能なシンクロナ
イザリング(摩擦圧接部材に相当する)46が外嵌さ
れ、延長部43bの下端部にはシフトフォーク36の中
段部を貫通する前後方向向きの回転拘束ピン47が締結
され、回転拘束ピン47とシフトフォーク36間には防
音・防振用のスペーサ部材48が介設されている。
【0022】前記リバース同期装置ではシフトレバーの
リバースシフト操作により、スリーブ31がシフトロッ
ド35及びシフトフォーク36を介して後方へ移動し、
先ずシンクロナイザリング46がキー33を介して後方
へ移動してブレーキ部材43のテーパ圧接面45に摩擦
圧接され、クラッチハブ30を介して入力軸6と一体的
に慣性回転しようとするスリーブ31の回転がシンクロ
ナイザリング46を介して徐々に制動され、次にキー3
3が内方側へ移動してスリーブ31がシンクロナイザリ
ング46にスプライン嵌合され、入力軸6の慣性回転が
略完全に制動された後、アイドル歯車41が入力歯車3
8及び出力歯車39と噛合してリバースシフトされる。
【0023】次に、前記テーパ圧接面45とシンクロナ
イザリング46間の摩擦圧接部分に潤滑油を供給するた
めの潤滑構造について説明する。図2・図4〜図7に示
すように、変速機カバー3の上部内にはテーパ圧接面4
5とシンクロナイザリング46間の摩擦圧接部分に潤滑
油を供給するための潤滑油供給トレイ51が設けられ、
潤滑油供給トレイ51は入力歯車19と出力歯車24と
の噛合部分の上方からテーパ圧接面45の後端上部の上
方に亙って延びる断面略半円弧状のトイ部51aと、ト
イ部51aの前端部に形成され入力歯車19及び出力歯
車24でかき上げられ潤滑油を集めるための捕捉部51
bと、トイ部51aの略中央部に設けられトイ部51a
及び捕捉部51bを後方下がりに且つ変速機カバー3の
上壁部と所定の隙間をあけた状態に変速機カバー3に固
定保持するための支持部51cとから一体的に形成さ
れ、捕捉部51bで集められた潤滑油は、トイ部51a
を介して後方へ導かれトイ部51aの後端部からテーパ
圧接面45の上部に滴下供給される。テーパ圧接面45
の上部には滴下供給された潤滑油を摩擦圧接部分へ導く
ための1対の油溝45aがその前端部から後端部に亙っ
て形成されている。
【0024】次に、前記潤滑構造の作用について説明す
る。変速機カバー3の上部内に簡単な構成の潤滑油供給
トレイ51を後方下がりに設けることで、入力歯車19
及び出力歯車24でかき上げられた潤滑油をテーパ圧接
面45とシンクロナイザリング46間の摩擦圧接部分へ
強制的に供給出来、リバースシフト時などにおける両者
の焼付きを確実に防止出来る。しかも、テーパ圧接面4
5に油溝45aを設けることにより、潤滑油供給トレイ
51からテーパ圧接面45に滴下供給された潤滑油をシ
ンクロナイザリング46とテーパ圧接面45間の摩擦圧
接部分に十分に供給出来、両者の焼付きを更に効果的に
防止出来る。
【0025】以上のように、簡単な構成の潤滑油供給ト
レイ51を設けることで、テーパ圧接面45とシンクロ
ナイザリング46間の摩擦圧接部分に対して強制的に潤
滑油を供給出来、両者間の焼付きを確実に防止出来ると
ともに、簡単な構成の油溝45aをテーパ圧接面45に
設けることで、潤滑油を摩擦圧接部分に対して十分に供
給出来る。尚、本実施例では、潤滑油供給トレイ51で
もって潤滑油を強制的に滴下供給したが、オイルポンプ
などを別途設けて供給してもよい。尚、本実施例では、
前進5段のマニュアル変速機1に本発明を適用したが、
前進4段或いは前進3段のマニュアル変速機に対しても
本発明を同様に適用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】マニュアル変速機の縦断面図である。
【図2】マニュアル変速機の背面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】5速用の歯車装置付近の平面図である。
【図6】ブレーキ部材の正面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【符号の説明】
1 マニュアル変速機 2 変速機ケース 3 変速機カバー 6 入力軸 7 出力軸 10〜14 歯車機構 25〜27 同期機構 42 リバース同期装置 43 ブレーキ部材 45 テーパ圧接面 45a 油溝 46 シンクロナイザリング 51 潤滑油供給トレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの駆動力が入力される入力
    軸と、出力軸と、入力軸から出力軸へ駆動力を伝達する
    歯車機構と、歯車機構の駆動力伝達経路を切換える変速
    切換機構と、変速切換機構を駆動するシフトロッドと、
    シフトロッドに連結された複数のシフトフォークと、入
    力軸及び出力軸を軸支する筒状の変速機ケースと、変速
    機ケースのエンジンと反対側の後端部に固定されるキャ
    ップ状の変速機カバーと、リバースシフト時に入力軸の
    慣性回転を制動するリバース同期装置とを備えたマニュ
    アル式変速機において、 前記リバース同期装置が、変速機カバー内において入力
    軸後端部に回転可能に支承され、入力軸の外周側に位置
    し圧接面を有するブレーキ部材と、ブレーキ部材の圧接
    面に摩擦圧接される摩擦圧接部材とを備え、 前記圧接面と摩擦圧接部材間の摩擦圧接部分に潤滑油を
    供給する潤滑油供給手段を設けたことを特徴とする変速
    機の潤滑構造。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ部材の圧接面に、潤滑油供
    給手段により供給された潤滑油を圧接面と摩擦圧接部材
    間の摩擦圧接部分に導くための軸方向向きの油溝を形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の変速機の潤滑構
    造。
  3. 【請求項3】 前記潤滑油供給手段が、リバース同期装
    置に隣接する歯車装置の上方から圧接面の後部上方に亙
    って圧接面側下がりの傾斜状に設けられた潤滑油供給ト
    レイであって、歯車装置でかき上げられた潤滑油を集め
    て圧接面と摩擦圧接部材間の摩擦圧接部分の後側部に滴
    下供給する潤滑油供給トレイで構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の変速機の潤滑構造。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキ部材の圧接面の上部に、潤
    滑油供給トレイにより滴下供給された潤滑油を圧接面と
    摩擦圧接部材間の摩擦圧接部分に導くための軸方向向き
    の油溝を形成したことを特徴とする請求項2に記載の変
    速機の潤滑構造。
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