JP2011179645A - 変速機の潤滑機構 - Google Patents
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- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0467—Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0478—Synchromesh devices
Abstract
【課題】部品数が低減され変速機をコンパクトに構成することができると共に、シフト状態に応じた潤滑を可能にする、変速機の潤滑機構を提供すること。
【解決手段】シフトフォークシャフト7は、変速ギヤ4の回転によって飛散された潤滑油を受け止めて貯留するよう外部に向って開口し、さらに、受け止めた潤滑油を潤滑必要部位へ導入自在となるよう、シフト方向に延在して形成された溝7aを備えている。さらに、シフトフォークシャフト7は、溝7aに連通し、溝が受け止めた潤滑油を滴下する孔7b,7bを備えている。孔7b,7bは、同期機構5ないしシフトフォークシャフト7のニュートラル位置においては、同ニュートラル位置における潤滑必要部位の上方に位置し、同期機構5ないしシフトフォークシャフト7のシフト位置においては、同シフト位置における潤滑必要部位の上方に位置するよう、シフトフォークシャフト7に形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】シフトフォークシャフト7は、変速ギヤ4の回転によって飛散された潤滑油を受け止めて貯留するよう外部に向って開口し、さらに、受け止めた潤滑油を潤滑必要部位へ導入自在となるよう、シフト方向に延在して形成された溝7aを備えている。さらに、シフトフォークシャフト7は、溝7aに連通し、溝が受け止めた潤滑油を滴下する孔7b,7bを備えている。孔7b,7bは、同期機構5ないしシフトフォークシャフト7のニュートラル位置においては、同ニュートラル位置における潤滑必要部位の上方に位置し、同期機構5ないしシフトフォークシャフト7のシフト位置においては、同シフト位置における潤滑必要部位の上方に位置するよう、シフトフォークシャフト7に形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、変速機の潤滑機構に関し、特に、同期機構及び変速ギヤの潤滑機構に関する。
図5(A)は、従来例に係る変速機の潤滑機構を示す断面図であり、図5(B)は、図5(A)のB矢視部分拡大図である。図5(A)及び図5(B)を参照すると、手動変速機においては、焼付き等を防止するため、潤滑が必要である。そのため、一般的に、従来の手動変速機においては、変速ギヤ54の回転によって飛散した潤滑油を受け止めて、同期機構(シンクロ部)55や変速シャフト52の端面のような潤滑必要部位まで導く、オイルレシーバ60が設けられている。オイルレシーバ60は、変速機のハウジング51に固定されている。さらに、この手動変速機においては、同期機構55のスリーブ55aに係合しているシフトフォーク56をシフトストロークさせるため、シフトフォーク56を支持すると共にシフトフォーク56にシフト操作力を伝達するシフトフォークシャフト57が、設けられている。
また、特許文献1には、オイルポンプに直結された給油管を延在させ、給油管に開けられた孔から、同期機構のスリーブとシフトフォークの係合面に潤滑油が滴下される、変速機の潤滑機構が提案されている。なお、給油管は、オイルレシーバ機能を有しておらず、シフトフォークシャフトとも別の部品である。
特許文献2には、シフトフォークに取り付けられてシフトフォークシャフトと平行に延在し、変速ギヤによって跳ね上げられた潤滑油を捕集して潤滑必要部位まで導くオイルガータを有する、変速機の潤滑機構が提案されている。オイルガータは、シフトフォークシャフトと別の部品である。
特許文献3には、シフトフォークシャフト内に、軸方向に延在する中空油路を形成し、この中空油路を通じて、変速室又はクラッチ室内の潤滑油をサイドカバー室内に供給する、変速機の潤滑機構が提案されている。
一般的な従来の手動変速機によれば、オイルレシーバとシフトフォークシャフトの両方を有するため、部品点数が増加すると共に、大きな取り付け空間が必要となり、結果として、変速機全体が大型化するという問題がある。また、不動なオイルレシーバから、同期機構に潤滑油を供給する場合、荷重伝達時(シフト時)に、同期機構の潤滑を必要としない箇所に、潤滑油が供給されるという問題が生じる(後述する図3(B)参照)。
また、特許文献1〜3の変速機においては、シフトフォークシャフトが潤滑油を受け止める機能を有していないから、シフトフォークシャフトとは別に、潤滑油を受け止める機能を有する部品が必要である。このため、これらの変速機においては、部品点数が増加するという問題がある。
特に、特許文献1の給油管や特許文献2のオイルガータを採用すると、変速機全体の大型化を招来する。
また、特許文献3のように、シフトフォーク内に形成された中空油路は、油路断面径を小さく形成せざるを得ないため、潤滑油を貯留する能力が低く、別途、オイル溜まりを設ける必要があり、オイル溜まりを設ける分、変速機が大型化する。
本発明の目的は、部品点数が低減され変速機をコンパクトに構成することができると共に、シフト状態に応じた潤滑を可能にする、変速機の潤滑機構を提供することである。
本発明は、第1の視点において、変速機の同期機構を操作するためのシフトフォークシャフトが、潤滑油を受け止めて貯留するよう外部に向って開口し、さらに、受け止めた潤滑油を潤滑必要部位へ導入自在となるよう、シフト方向に延在して形成された溝を備える、変速機の潤滑機構を提供する。
本発明によれば、変速機において、変速を行うための同期機構に係合されたシフトフォークを支持しているシフトフォークシャフトに、変速ギヤなどの回転によって飛散された潤滑油を捕集する機能と、変速機の潤滑必要箇所に向って潤滑油を流通させる機能を付加することにより、従来のオイルレシーバを廃止し、変速機を構成する部品の点数を削減することができる。これによって、変速機の小型化や軽量化、すなわち、コンパクト化が達成される。
また、シフトフォークシャフトは、シフト操作に伴ってストロークする。したがって、ニュートラル位置とシフト位置では潤滑必要箇所が変位する変速機において、本発明によれば、オイルレシーバ機能が付加されたオイルシフトフォークシャフトに孔を形成することにより、該孔から、ニュートラル位置ではニュートラル状態における潤滑必要箇所に、又、シフト位置ではシフト位置における潤滑必要箇所に、それぞれ選択的に潤滑油を供給することができる。これによって、少ない油量で効率的な潤滑が達成できる。
また、本発明によれば、オイルレシーバ機能が付加されたオイルシフトフォークシャフトの端面から潤滑油を滴下することにより、変速シャフトの内部油路に、潤滑油を供給することができる。これによって、さらに、変速機の潤滑性能が向上される。
本発明の好ましい実施の形態において、本発明は、変速シャフトと該変速シャフトに遊嵌された変速ギヤ、或いは、前記変速シャフト同士を、シフト自在なスリーブを介して結合する同期機構と、前記スリーブにシフト方向に関して係合されたシフトフォークと、前記シフトフォークを支持すると共にシフト方向に延在し、シフト操作に伴ってニュートラル位置とシフト位置の間でストロークして、前記スリーブをシフトさせるシフトフォークシャフトと、を有する変速機に適用される。
本発明の好ましい実施の形態において、前記シフトフォークシャフトは、前記溝に連通し、該溝が受け止めた潤滑油を滴下する孔を備え、前記孔は、前記ニュートラル位置においては、同ニュートラル位置における潤滑必要部位の上方に位置し、前記シフト位置においては、同シフト位置における潤滑必要部位の上方に位置するよう、前記シフトフォークシャフトに形成される。この形態によれば、少ない油量で、シフト状態に応じた、効率的な潤滑が達成できる。
本発明の好ましい実施の形態において、前記シフトフォークシャフトに形成された前記溝の横断面は、V字状、U字状、L字状、H字状、凹状、及び、コの字状のいずれか一である。この形態によれば、飛散した潤滑油を受け止めて捕集する能力が向上される。また、このような断面形状を有するシフトフォークシャフトは、曲げ強度が高いため、駄肉を除去して軽量化することができる。
本発明の好ましい実施の形態において、前記シフトフォークシャフトに形成された前記溝の横断面は、潤滑油を受け止めて貯留可能なように平板が組み合わされた形状である。この形態の横断面は、例えば、V字状に形成される。
本発明の好ましい実施の形態に係るシフトフォークシャフトは、前記シフトフォークシャフトの端面に形成され、該端面と該シフトフォークシャフトをシフト自在に支持するハウジングとの間の空間に潤滑油を滴下する穴を備える。この形態によれば、前記空間を通じて、変速シャフトの内部油路に、潤滑油を供給することができる。
本発明の好ましい実施の形態において、同期機構は、変速ギヤとそれが遊嵌された変速シャフトを同期させる、或いは、ギヤピース又はスリーブがスプライン嵌合するハブスリーブが形成された変速シャフト同士を同期させる。
本発明の好ましい実施の形態において、本発明の潤滑機構は、シフトフォークシャフトが手動操作される変速機、或いは、操作意思ないし操作判断に応じて、シフトフォークシャフトが自動操作される変速機に適用される。
以下、図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。図1(A)は、本発明の一実施例に係る変速機の潤滑機構を示す断面図であり、図1(B)は図1(A)のB矢視部分拡大図である。
図1(A)及び図1(B)を参照すると、本発明の一実施例に係る潤滑機構が適用される変速機は、変速シャフト2と変速シャフト2に遊嵌された変速ギヤ4を、シフト自在なスリーブ5aを介して結合する同期機構5と、スリーブ5aにシフト方向に関して係合されたシフトフォーク6と、シフトフォーク6を支持すると共にシフト方向に延在し、シフト操作に伴ってニュートラル位置とシフト位置の間でストロークして、スリーブ5aをシフトさせるシフトフォークシャフト7と、を有している。
変速シャフト2は、ベアリング3を介して、変速機のハウジング1に対して回転自在に支持されている。シフトフォークシャフト7の端部は、ベアリング8を介して、ハウジング1に対してシフト自在に支持されている。同期機構5は、スリーブ5a、変速シャフト2上に固定されると共にスリーブ5aとスプライン嵌合するハブ5b、スリーブ5aと変速ギヤ4上に形成されたギヤピース4aとの間に配置され、スリーブ5aから付勢されてギヤピース4aと摺動自在なシンクロナイザリング5cと、を有している。スリーブ5aを中心として、同期機構5はシフト方向に対称的に構成され、又、左右の変速ギヤ4,4が、シフト方向に対称的に配置されている。
シフトフォークシャフト7は、変速ギヤ4の回転によって飛散された潤滑油を受け止めて貯留するよう外部に向って開口し、さらに、受け止めた潤滑油を潤滑必要部位へ導入自在となるよう、シフト方向に延在して形成された溝7aを備えている。
特に、図1(B)を参照すると、溝7aの横断面は、V字状に形成されている。換言すると、溝7aの横断面は、潤滑油を受け止めて貯留可能なように平板が組み合わされた形状をしている。
さらに、シフトフォークシャフト7は、溝7aに連通し、溝が受け止めた潤滑油を滴下する孔7b,7bを備えている。孔7b,7bは、同期機構5ないしシフトフォークシャフト7のニュートラル位置においては、同ニュートラル位置における潤滑必要部位の上方に位置し、同期機構5ないしシフトフォークシャフト7のシフト位置においては、同シフト位置における潤滑必要部位の上方に位置するよう、シフトフォークシャフト7に形成されている。
さらに、シフトフォークシャフト7は、図1(A)中左方の端面には、この端面とハウジング1との間の空間9に潤滑油を滴下する穴7cを備えている。穴7cから滴下された潤滑油は、空間9を通じて、変速シャフト2の内部油路2aに導入される。
以上説明した本発明の一実施例に係る変速機の潤滑機構の機能を、比較例に係る潤滑機構と対比しながら説明する。図2(A)及び図2(B)は、本発明の一実施例に係る変速機の潤滑機構の動作図であって、図2(A)は、ニュートラル位置、図2(B)は、シフト位置の潤滑機構をそれぞれ示す動作図である。図3(A)及び図3(B)は、比較例に係る変速機の潤滑機構の動作図であって、図3(A)は、ニュートラル位置、図3(B)は、シフト位置の潤滑機構をそれぞれ示す動作図である。
実施例に係る潤滑機構においては、図2(A)を参照して、シフト方向にストローク自在なシフトフォークシャフト7に孔7b,7bが形成されているが、比較例に係る潤滑機構においては、図3(A)を参照して、ハウジング50に固定されて不動なオイルレシーバ60に孔60b,60bが形成されている。
[ニュートラル位置]
図2(A)を参照すると、実施例に係る潤滑機構において、シフトフォークシャフト7に形成された孔7b,7bは、ニュートラル位置における潤滑必要箇所、すなわち、互いに相対回転するギヤピース4a(変速ギヤ4)とシンクロナイザリング5cの摺動面上方にそれぞれ位置している。
図2(A)を参照すると、実施例に係る潤滑機構において、シフトフォークシャフト7に形成された孔7b,7bは、ニュートラル位置における潤滑必要箇所、すなわち、互いに相対回転するギヤピース4a(変速ギヤ4)とシンクロナイザリング5cの摺動面上方にそれぞれ位置している。
図3(A)を参照すると、比較例に係る潤滑機構において、オイルレシーバ60に形成された孔60b,60bは、実施例と同様に、ニュートラル位置における潤滑必要箇所、すなわち、互いに相対回転するギヤピース54a(変速ギヤ54)とシンクロナイザリング55cの摺動面上方にそれぞれ位置している。
[シフト位置]
次に、図2(B)を参照すると、実施例に係る変速機において、同図中左方へのシフト操作が実行されると、シフトフォークシャフト7は、同方向へシフトストロークし、スリーブ5aも、シンクロナイザリング5cとギヤピース4aを摩擦係合させ、変速ギヤ4と変速シャフト2の回転を同期させながら、同方向へシフトストロークして、ギヤピース4aとスプライン係合するシフト位置に到達する。このシフト位置において、シフトフォークシャフト7に形成された孔7b,7bは、今度は、シフト位置における潤滑必要箇所、すなわち、他の不図示の変速ギヤと噛合して動力を伝達する変速ギヤ4aの歯面上方と、
スリーブ5aとハブのスプライン嵌合面上方とに、それぞれ位置している。
次に、図2(B)を参照すると、実施例に係る変速機において、同図中左方へのシフト操作が実行されると、シフトフォークシャフト7は、同方向へシフトストロークし、スリーブ5aも、シンクロナイザリング5cとギヤピース4aを摩擦係合させ、変速ギヤ4と変速シャフト2の回転を同期させながら、同方向へシフトストロークして、ギヤピース4aとスプライン係合するシフト位置に到達する。このシフト位置において、シフトフォークシャフト7に形成された孔7b,7bは、今度は、シフト位置における潤滑必要箇所、すなわち、他の不図示の変速ギヤと噛合して動力を伝達する変速ギヤ4aの歯面上方と、
スリーブ5aとハブのスプライン嵌合面上方とに、それぞれ位置している。
これに対して、図3(B)を参照すると、比較例に係る潤滑機構において、オイルレシーバ60は不動であるから、オイルレシーバ60に形成された孔60b,60bの位置も不動である。よって、特に、図3(B)中左側の孔60bは、シフト位置において潤滑が不要とされる箇所、すなわち、回転しているスリーブ65aの上方に位置している。これによって、孔60bから滴下された潤滑油は、回転するスリーブ65aによって飛散されてしまう。
以上説明したように、実施例に係る潤滑機構によれば、シフト操作に応じてシフト方向にストローク自在なシフトフォークシャフト7から、潤滑油を滴下することにより、シフト方向に沿って、ニュートラル位置とシフト位置では相違する潤滑必要箇所に、選択的に潤滑油を供給することができる。
次に、本発明の一実施例に係るシフトフォークの形状例を説明する。図4(A)〜(F)は、図1に示したシフトフォークの形状例をそれぞれ示す横断面図である。図4(A)〜(F)を参照すると、シフトフォーク7の溝7aの横断面は、U字状、L字状、H字状、凹状、及び、コの字状にそれぞれ形成されている。このような断面形状を有するシフトフォークシャフト7は、曲げ強度が高い。
本発明は、手動操作される同期機構を備えた手動変速機に利用され、さらに、このような手動変速機をベースとする変速機にも利用される。
1 ハウジング
2 変速シャフト
2a 内部油路
3 変速シャフトを支持するベアリング
4 変速ギヤ
4a ギヤピース
5 同期機構
5a スリーブ
5b ハブ
5c シンクロナイザリング
6 シフトフォーク
7 シフトフォークシャフト
7a 溝
7b 孔
7c 穴
8 シフトフォークシャフトを支持するベアリング
9 シフトフォークシャフトとハウジング間の空間
2 変速シャフト
2a 内部油路
3 変速シャフトを支持するベアリング
4 変速ギヤ
4a ギヤピース
5 同期機構
5a スリーブ
5b ハブ
5c シンクロナイザリング
6 シフトフォーク
7 シフトフォークシャフト
7a 溝
7b 孔
7c 穴
8 シフトフォークシャフトを支持するベアリング
9 シフトフォークシャフトとハウジング間の空間
Claims (5)
- 変速シャフトと該変速シャフトに遊嵌された変速ギヤ、或いは、前記変速シャフト同士を、シフト自在なスリーブを介して結合する同期機構と、前記スリーブにシフト方向に関して係合されたシフトフォークと、前記シフトフォークを支持すると共にシフト方向に延在し、シフト操作に伴ってニュートラル位置とシフト位置の間でストロークして、前記スリーブをシフトさせるシフトフォークシャフトと、を有する変速機において、
前記シフトフォークシャフトは、潤滑油を受け止めて貯留するよう外部に向って開口し、さらに、受け止めた潤滑油を潤滑必要部位へ導入自在となるよう、シフト方向に延在して形成された溝を備える、ことを特徴とする変速機の潤滑機構。 - 前記シフトフォークシャフトは、前記溝に連通し、該溝が受け止めた潤滑油を滴下する孔を備え、
前記孔は、前記ニュートラル位置においては、同ニュートラル位置における潤滑必要部位の上方に位置し、前記シフト位置においては、同シフト位置における潤滑必要部位の上方に位置するよう、前記シフトフォークシャフトに形成される、ことを特徴とする請求項1記載の変速機の潤滑機構。 - 前記溝の横断面は、V字状、U字状、L字状、H字状、及び、コの字状のいずれか一である、ことを特徴とする請求項1又は2記載の変速機の潤滑機構。
- 前記溝の横断面は、潤滑油を受け止めて貯留可能なように平板が組み合わされた形状である、ことを特徴とする請求項1又は2記載の変速機の潤滑機構。
- 前記シフトフォークシャフトの端面に形成され、該端面と該シフトフォークシャフトをシフト自在に支持するハウジングとの間の空間に潤滑油を滴下する穴を備える、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一記載の変速機の潤滑機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010046530A JP2011179645A (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | 変速機の潤滑機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010046530A JP2011179645A (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | 変速機の潤滑機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011179645A true JP2011179645A (ja) | 2011-09-15 |
Family
ID=44691351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010046530A Withdrawn JP2011179645A (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | 変速機の潤滑機構 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011179645A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109084013A (zh) * | 2018-09-30 | 2018-12-25 | 陕西法士特齿轮有限责任公司 | 一种变速器润滑系统结构及其使用方法 |
JP2019152236A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置 |
-
2010
- 2010-03-03 JP JP2010046530A patent/JP2011179645A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019152236A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置 |
CN109084013A (zh) * | 2018-09-30 | 2018-12-25 | 陕西法士特齿轮有限责任公司 | 一种变速器润滑系统结构及其使用方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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