JPH053930Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH053930Y2 JPH053930Y2 JP1985030633U JP3063385U JPH053930Y2 JP H053930 Y2 JPH053930 Y2 JP H053930Y2 JP 1985030633 U JP1985030633 U JP 1985030633U JP 3063385 U JP3063385 U JP 3063385U JP H053930 Y2 JPH053930 Y2 JP H053930Y2
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 claims description 6
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「考案の利用分野」
この考案は、トランシツト、セオドライト等の
測量機械において、例えば支柱部と水平目盛軸等
の回転部分の防塵装置に関するものである。「従
来技術及び考案が解決せんとする問題点」一般
に、トランシツト、セオドライト等の測量機械は
野外で使用されることが多いため、内部の防塵、
防湿に配慮する必要があるが、機構上回転部分が
多く、その回転の円滑性を確保する意味から固定
部材とこれを中心として回転する回転部材の間に
は多少の隙間を保持させる必要があり、内部の気
密を完全に保ち難いのが現状である。
測量機械において、例えば支柱部と水平目盛軸等
の回転部分の防塵装置に関するものである。「従
来技術及び考案が解決せんとする問題点」一般
に、トランシツト、セオドライト等の測量機械は
野外で使用されることが多いため、内部の防塵、
防湿に配慮する必要があるが、機構上回転部分が
多く、その回転の円滑性を確保する意味から固定
部材とこれを中心として回転する回転部材の間に
は多少の隙間を保持させる必要があり、内部の気
密を完全に保ち難いのが現状である。
例えば、第5図に示す副尺目盛板を持つた従来
のトランシツトなどの測量機械においては、測量
機械支柱部1が水平目盛軸8に対して回転自在に
構成されているため、測量機械支柱部1の底面
に、水平目盛軸8の下部フランジ13に近接して
裏カバー14を取付け、この下部フランジ13と
裏カバー14の対接面に互いに隙間を保持して係
合する凹凸部を設け、これによつて塵埃侵入をで
きるだけ防止するするように配慮されているが、
下部フランジ13と裏カバー14とが互いに緩衝
しない程度の隙間を必要とするため、装置内部の
完全な気密を保ちえず、塵埃が侵入しやすい欠点
があつた。
のトランシツトなどの測量機械においては、測量
機械支柱部1が水平目盛軸8に対して回転自在に
構成されているため、測量機械支柱部1の底面
に、水平目盛軸8の下部フランジ13に近接して
裏カバー14を取付け、この下部フランジ13と
裏カバー14の対接面に互いに隙間を保持して係
合する凹凸部を設け、これによつて塵埃侵入をで
きるだけ防止するするように配慮されているが、
下部フランジ13と裏カバー14とが互いに緩衝
しない程度の隙間を必要とするため、装置内部の
完全な気密を保ちえず、塵埃が侵入しやすい欠点
があつた。
「問題点を解決するための手段」
この考案は前記従来の課題を解決するために、
測量機械回転部における回転中心に同芯に、かつ
相互の対接面間に外気に連通する環状の隙間を保
持して配置された回転部材と固定部材のいずれか
一方に、環状に形成された弾性材製防塵カバーを
その先端部が他方の面に接触して前記隙間を閉鎖
するように取付け、前記防塵カバーの少なくとも
先端部の接触面に低摩擦潤滑剤コーテイングを施
すことにより、防塵カバー先端部を低摩擦で相手
面に弾性的に密接させて確実に防塵、防湿効果が
得られ、固定部材に対して回転部材を円滑に回転
させることができる回転部分における防塵装置を
提供するものである。
測量機械回転部における回転中心に同芯に、かつ
相互の対接面間に外気に連通する環状の隙間を保
持して配置された回転部材と固定部材のいずれか
一方に、環状に形成された弾性材製防塵カバーを
その先端部が他方の面に接触して前記隙間を閉鎖
するように取付け、前記防塵カバーの少なくとも
先端部の接触面に低摩擦潤滑剤コーテイングを施
すことにより、防塵カバー先端部を低摩擦で相手
面に弾性的に密接させて確実に防塵、防湿効果が
得られ、固定部材に対して回転部材を円滑に回転
させることができる回転部分における防塵装置を
提供するものである。
「実施例」
以下この考案を図面に示す実施例について説明
すると、測量機械支柱部1の回転中心部には短柱
状の支持部2が設けられ、その底面には鉛直軸3
の上端フランジ4が固定され、 鉛直軸3は、整準台等の固定台5の中心部上に
突設した中空筒状の軸受6に回転自在に挿嵌さ
れ、軸受6の上端のテーパー部と上端フランジ4
間にはベアリングとして複数の鋼球7が介在され
ている。また、軸受6の外周には、筒状の水平目
盛軸8が鉛直軸3と同芯に回転自在に支承されて
いる。
すると、測量機械支柱部1の回転中心部には短柱
状の支持部2が設けられ、その底面には鉛直軸3
の上端フランジ4が固定され、 鉛直軸3は、整準台等の固定台5の中心部上に
突設した中空筒状の軸受6に回転自在に挿嵌さ
れ、軸受6の上端のテーパー部と上端フランジ4
間にはベアリングとして複数の鋼球7が介在され
ている。また、軸受6の外周には、筒状の水平目
盛軸8が鉛直軸3と同芯に回転自在に支承されて
いる。
支持部2の下端外周から張り出す支柱部1の内
周側底面9及び水平目盛軸8の上端外周に設けた
上部フランジ10には、微小間隙を保持して上下
に相対する副尺目盛板11及び水平目盛板12が
それぞれ取付けられ、また底面9より低い位置に
設けた支柱部1の外周側底面には、水平目盛軸8
の下端外周に設けた下部フランジ13上に近接し
て裏カバー14が取付けられ、この裏カバー14
には先端部を下部フランジ13の基端に接触させ
て裏カバー14の先端と下部フランジ13との隙
間Sを閉鎖する防塵カバー15が取付けられてい
る。
周側底面9及び水平目盛軸8の上端外周に設けた
上部フランジ10には、微小間隙を保持して上下
に相対する副尺目盛板11及び水平目盛板12が
それぞれ取付けられ、また底面9より低い位置に
設けた支柱部1の外周側底面には、水平目盛軸8
の下端外周に設けた下部フランジ13上に近接し
て裏カバー14が取付けられ、この裏カバー14
には先端部を下部フランジ13の基端に接触させ
て裏カバー14の先端と下部フランジ13との隙
間Sを閉鎖する防塵カバー15が取付けられてい
る。
防塵カバー15は、ゴム又は軟質合成樹脂など
の軟弾性材によつて環状の板体に成形され、取付
ネジ16で裏カバー14に固定するための外周部
は多少厚肉に形成され、また内周部は下部フラン
ジ13に弾性的に接触するように薄肉に形成され
ており、少なくともその内周部の下部フランジ1
3に接触する面には低摩擦性の潤滑剤皮膜17が
コーテイングされている。
の軟弾性材によつて環状の板体に成形され、取付
ネジ16で裏カバー14に固定するための外周部
は多少厚肉に形成され、また内周部は下部フラン
ジ13に弾性的に接触するように薄肉に形成され
ており、少なくともその内周部の下部フランジ1
3に接触する面には低摩擦性の潤滑剤皮膜17が
コーテイングされている。
そして防塵カバー15は、第1図に示すように
その内周部先端を下部フランジ13の基端部に設
けた厚肉段部13′の上面に接触させるもの、あ
るいは第2図に示すように厚肉段部13′の周面
に接触させるものであつてもよく、更に上記厚肉
段部13′の周面に接触させる場合には、第3図
に示すように内周部を蛇腹状にして接触方向に適
正な弾性を保持させ、接触面に過度の圧接抵抗を
与えることなく密接させることができる。
その内周部先端を下部フランジ13の基端部に設
けた厚肉段部13′の上面に接触させるもの、あ
るいは第2図に示すように厚肉段部13′の周面
に接触させるものであつてもよく、更に上記厚肉
段部13′の周面に接触させる場合には、第3図
に示すように内周部を蛇腹状にして接触方向に適
正な弾性を保持させ、接触面に過度の圧接抵抗を
与えることなく密接させることができる。
なお、防塵カバー15は、上記の場合と逆にそ
の内周部を下部フランジ13に取付けて、外周部
を裏カバー14に接触させてもよい。また、潤滑
剤皮膜17は接触部以外の面にまでコーテイング
してもよいことは言うまでもない。
の内周部を下部フランジ13に取付けて、外周部
を裏カバー14に接触させてもよい。また、潤滑
剤皮膜17は接触部以外の面にまでコーテイング
してもよいことは言うまでもない。
また、上記は鉛直軸回転部における実施例につ
いて述べたが、本考案は水平回転部などその他の
回転部にも実施することができる。
いて述べたが、本考案は水平回転部などその他の
回転部にも実施することができる。
「考案の効果」
以上の通りこの考案によれば、測量機械の回転
部における回転中心に同芯に、かつ相互の対接面
間に外気に連通する環状の隙間を保持して配置さ
れた回転部材と固定部材のいずれか一方に、環状
に形成された弾性材製防塵カバーをその先端部が
他方の面に接触して前記隙間を閉鎖するように取
付け、前記防塵カバーの少なくとも先端部の接触
面に低摩擦潤滑剤コーテイングを施してなるの
で、回転部材と固定部材間の隙間を防塵カバーに
より完全に閉鎖して確実な防塵、防湿効果が得ら
れると共に、低摩擦潤滑剤コーテイングにより防
塵カバーの先端部を低摩擦で相手面に弾性的に密
接させて固定部材に対して回転部材を円滑に回転
させることができる。
部における回転中心に同芯に、かつ相互の対接面
間に外気に連通する環状の隙間を保持して配置さ
れた回転部材と固定部材のいずれか一方に、環状
に形成された弾性材製防塵カバーをその先端部が
他方の面に接触して前記隙間を閉鎖するように取
付け、前記防塵カバーの少なくとも先端部の接触
面に低摩擦潤滑剤コーテイングを施してなるの
で、回転部材と固定部材間の隙間を防塵カバーに
より完全に閉鎖して確実な防塵、防湿効果が得ら
れると共に、低摩擦潤滑剤コーテイングにより防
塵カバーの先端部を低摩擦で相手面に弾性的に密
接させて固定部材に対して回転部材を円滑に回転
させることができる。
第1図はこの考案の実施例を示す要部の縦断正
面図、第2図及び第3図はこの考案の他の実施例
を示す要部の縦断正面図、第4図は従来の一般的
なトランシツトの回転部分の構造を示す一部を破
断して表わした縦断正面図、第5図は従来のトラ
ンシツトの回転部分の防塵構造を示す部分縦断正
面図である。 1……測量機械支柱部、2……支持部、3……
鉛直軸、8……水平目盛軸、13……下部フラン
ジ、14……裏カバー、15……防塵カバー、1
7……潤滑剤皮膜。
面図、第2図及び第3図はこの考案の他の実施例
を示す要部の縦断正面図、第4図は従来の一般的
なトランシツトの回転部分の構造を示す一部を破
断して表わした縦断正面図、第5図は従来のトラ
ンシツトの回転部分の防塵構造を示す部分縦断正
面図である。 1……測量機械支柱部、2……支持部、3……
鉛直軸、8……水平目盛軸、13……下部フラン
ジ、14……裏カバー、15……防塵カバー、1
7……潤滑剤皮膜。
Claims (1)
- 測量機械の回転部における回転中心に同芯に、
かつ相互の対接面間に外気に連通する環状の隙間
を保持して配置された回転部材と固定部材のいず
れか一方に、環状に形成された弾性材製防塵カバ
ーをその先端部が他方の面に接触して前記隙間を
閉鎖するように取付け、前記防塵カバーの少なく
とも先端部の接触面に低摩擦潤滑剤コーテイング
を施してなることを特徴とする測量機械の回転部
分における防塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985030633U JPH053930Y2 (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985030633U JPH053930Y2 (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146715U JPS61146715U (ja) | 1986-09-10 |
JPH053930Y2 true JPH053930Y2 (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=30530507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985030633U Expired - Lifetime JPH053930Y2 (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053930Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07883Y2 (ja) * | 1987-11-30 | 1995-01-11 | 株式会社ソキア | 測量機の防塵防水カバー |
JP2006105675A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Tjm Design Corp | シール構造体 |
JP2007183209A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Tjm Design Corp | シール構造体 |
JP5103004B2 (ja) * | 2006-11-15 | 2012-12-19 | 株式会社トプコン | レーザ測量機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58178126U (ja) * | 1982-05-22 | 1983-11-29 | 株式会社ニコン | 防水型レンズ鏡筒 |
JPS59139623U (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-18 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受の密封装置 |
-
1985
- 1985-03-04 JP JP1985030633U patent/JPH053930Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61146715U (ja) | 1986-09-10 |
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