JPH057540Y2 - - Google Patents

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JPH057540Y2
JPH057540Y2 JP3063285U JP3063285U JPH057540Y2 JP H057540 Y2 JPH057540 Y2 JP H057540Y2 JP 3063285 U JP3063285 U JP 3063285U JP 3063285 U JP3063285 U JP 3063285U JP H057540 Y2 JPH057540 Y2 JP H057540Y2
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scale
thrust
shaft
scale shaft
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の利用分野」 この考案は、トランシツト、セオドライト等の
測量機械において、目盛軸を整準台等の固定台上
に回転自在に取付け保持するための目盛軸支持機
構に関するものである。
「従来技術及び考案が解決せんとする問題点」 一般に、副尺目盛板を持つたトランシツトにお
いては、上下に近接して配置される副尺目盛板と
水平目盛板との間隙が大きいと相互の目盛にパラ
ラツクスを生じて読取り誤差の原因となるため
に、この間隙をなるべく小さく保つ必要がある
が、現実には両目盛板相互の接触を避けるために
0.03mm程度の間隙を設けている。
そして、上記間隙を保つためには、前記水平目
盛板を支持する目盛軸のスラストガタを一般には
0.01mm以下にとどめておかなければならない。
このことは、メインスケールとインデツクスス
ケールの位相差から角度を読取るロータリーエン
コーダを用いたセオドライトにおいても同様であ
り、また水平目盛を顕著鏡光学系で読取るように
したセオドライトなど副尺目盛板が持たないセオ
ドライトにおいても、目盛軸のスラストガタが大
きいと目盛像位置が移動(ピントボケ)などの影
響を生じて正確な測定ができないことになる。
そこで、第3図及び第4図に示す従来の一般的
な目盛軸支持機構においては、構成部品の加工精
度を厳密にして前記した目盛軸のスラストガタを
所定内に納めるようにしているが、上記スラスト
ガタは複数部品の積重ねによつて定まるので、こ
れを微少にとどめるのは部品加工精度の面におい
て非常な困難さを伴う難点があつた。
また、従来において第5図に示すように、鉛直
軸フランジにねじ込んだスラスト調整ネジ20を
目盛軸12の上端に当接させ、そのねじ込み調整
により目盛軸12のスラストガタを微小にするよ
う調整可能にしたものも知られているが、この場
合は鉛直軸4のフランジ4′の下面と目盛軸12
の上端面との間に間隙を設ける必要があるため
に、組立の際に鉛直軸4及び目盛軸12の回転機
構内部に塵埃が侵入し易く、また取付けネジ8及
びスラスト調整ネジ20をねじ込む際にタツプ穴
に付着した切粉が落ちて前記回転機構内部に侵入
することが多く、これらの塵埃や切粉の侵入は円
滑で高精度が要求される鉛直軸4及び目盛軸12
の回転を著しく阻害することが住々にしてあつ
た。
「問題点を解決するための手段」 この考案は前記従来の課題を解決するために、
鉛直軸上端のフランジ下側円筒部に目盛軸の上端
にスラスト面に当接するスラスト調整リングを上
下にスライド自在に挿嵌し、その上下位置を位置
決め調整して固定することにより、高精度の加工
による高価な部品を要することなく、目盛軸のス
ラストガタを微小にするように微調整を行うこと
ができ、しかも前記した組立の際の塵埃侵入を防
止することができる目盛軸支持機構を提案するも
のである。
「実施例」 以下この考案を図面に示す実施例について説明
すると、測量機械支柱1の回転中心部には短柱状
支持部2が設けられ、その底面に設けた嵌合凹部
3には鉛直軸4の上端が嵌合され、この鉛直軸4
はその上端周囲に設けたフランジ4′と、支持部
2のネジ挿入孔5,6の底部とに互いに合致する
ように設けたネジ穴7にねじ込んだ取付ネジ8に
より測量機械支柱1に固定されている。
鉛直軸4は、整準台等の固定台9の中心部上に
突設した中空筒状の軸受10に回転自在に挿嵌さ
れ、軸受10の上端のテーパー部とフランジ4′
間にはベアリングとして複数の鋼球11が介在さ
れている。また、軸受10の外周には、筒状の目
盛軸12が鉛直軸4と同芯に回転自在に支承され
ている。
支持部2の下端外周及び目盛軸12の上端外周
には、それぞれフランジ2′,12′が設けられ、
それらの外周には、例えば0.03mm程度の微少間隙
を保持して上下に相対する副尺目盛板13及び水
平目盛板14がそれぞれ水平に取付けられてい
る。
そして第1図の第一実施例においては、鉛直軸
4の上端フランジ4′の底面に円筒部15が設け
られ、円筒部15の内周部には目盛軸12上に支
持したスラスト調整リング17を上下にスライド
自在に嵌合され、その上下位置の位置決め調整後
円筒部15の周囲に設けたネジ孔16にねじ込ん
だ止めネジ18によつて円筒部15に固定されて
いる。
従つて、フランジ4′に対するスラスト調整リ
ング17の固定位置を高さ調節することによつ
て、目盛軸12の回転を円滑に保ちながらスラス
トガタが微少になるように目盛軸12とスラスト
調整リング17との間隙を最適間隔に設定するこ
とができる。
そしてこの場合には、鉛直軸4及び目盛軸12
の回転部へ連通する間隙が円筒部15とこれに固
定したスラスト調整リング17によつて閉鎖さ
れ、塵埃の侵入が防止され、また第5図に示すよ
うなスラスト調整ネジを設ける必要もないので、
組立の際に鉛直軸4及び目盛軸12の回転部内へ
塵埃や切粉が侵入することもない。なお、ネジの
下端開口は封止板19で閉鎖されて切粉の落下侵
入を防止している。
第2図に示す第二実施例においては、円筒部1
5を鉛直部4のフランジ4′に別部品にしたもの
で、円筒部15は接着剤等の固定手段によりフラ
ンジ4′に一体的に取付け固定され、前記第一実
施例と同様の作用効果の外に、鉛直軸4の形状が
単純化されて加工が容易になると同時に、円筒部
15の取付部15′がネジ穴7の下端開口を封止
する封止板の機能を合せ持つようにしたものであ
る。
なお、上記いずれの実施例においても、調整位
置決め後の円筒部15とスラスト調整リング17
の固定は接着等の固定手段によつて固定してもよ
い。
「考案の効果」 以上の通りこの考案によれば、鉛直軸上端のフ
ランジ下側周囲に設けた円筒部に目盛軸上に支持
されたスラスト調整リングを上下にスライド自在
に挿嵌し、その上下位置の位置決め調整後前記円
筒部とスラスト調整リングとを固定してなるの
で、フランジに対するスラスト調整リングの固定
位置を調整することによつて、高精度の加工によ
る高価な部品を要することなく目盛軸の回転が円
滑であると共に、スラストガタが微小となるよう
に目盛軸とスラスト調整リングとの間隙を最適間
隙に設定することができるので、目盛板のスラス
ト方向への移動を最小限にとどめて支持すること
ができ、メインスケールとインデツクススケール
の接触事故又はパラツクスの増大に伴う読取り誤
差の発生あるいは目盛像位置の移動(ピンボケ)
などを防止することができる。
また、円筒部及びスラスト調整リングによつて
鉛直軸及び目盛軸の回転部へ連通する間隙やネジ
穴の開口を封止することができるので、組立ての
際に前記回転部内へ塵埃や切粉が侵入し、回転の
精度や円滑性を損なうことも防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す要部の縦断正
面図、第2図はこの考案の他の実施例を示す要部
の縦断正面図、第3図は従来のトランシツトの目
盛軸支持機構の構造を示す一部を破断して表わし
た縦断正面図、第4図及び第5図は従来のトラン
シツトの目盛軸支持機構の構造を示す部分縦断正
面図である。 1……測量機械支柱、2……支持部、4……鉛
直軸、4′……フランジ、7……ネジ穴、8……
取付ネジ、9……固定台、10……軸受、12…
…水平目盛軸、13,14……目盛板、15……
円筒部、15′……取付板、16……ネジ孔、1
7……スラスト調整リング、18……止めネジ、
19……封止板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 測量機械支柱の回転中心に設けた支持部とその
    中心部底面に当接した鉛直軸上端のフランジとを
    取付ネジを介して固定し、前記鉛直軸を固定台の
    中心部上に鉛直に設けた軸受に回転自在に支承
    し、前記軸受の周囲に目盛軸を取付け、この目盛
    軸の周囲に目盛板を取付けてなる測量機械におけ
    る目盛軸支持機構において、前記鉛直軸上端のフ
    ランジ下側円筒部に前記目盛軸の上端スラスト面
    に当接するスラスト調整リングを上下にスライド
    自在に挿嵌し、その上下位置を位置決め調整して
    固定することにより、前記目盛軸のスラスト間隙
    を最適間隙に設定可能としてなることを特徴とす
    る測量機械における目盛軸支持機構。
JP3063285U 1985-03-04 1985-03-04 Expired - Lifetime JPH057540Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3063285U JPH057540Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

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JP3063285U JPH057540Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61146716U JPS61146716U (ja) 1986-09-10
JPH057540Y2 true JPH057540Y2 (ja) 1993-02-25

Family

ID=30530505

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3063285U Expired - Lifetime JPH057540Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

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JPS61146716U (ja) 1986-09-10

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