JPH0539121Y2 - - Google Patents

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JPH0539121Y2
JPH0539121Y2 JP4730387U JP4730387U JPH0539121Y2 JP H0539121 Y2 JPH0539121 Y2 JP H0539121Y2 JP 4730387 U JP4730387 U JP 4730387U JP 4730387 U JP4730387 U JP 4730387U JP H0539121 Y2 JPH0539121 Y2 JP H0539121Y2
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frame
rod
bolt
membrane
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、カーポート等の簡易組立建物におけ
る膜張屋根に関するものである。
(従来の技術) 布張り等の膜屋根は、屋根材としての材料費が
安く、軽量であると共に、屋根構造が簡易化でき
るという利点から、カーポート等の簡易組立建物
の屋根として利用されている。
この種膜張屋根は、一般に屋根膜体の周辺に多
数の鳩止孔を設け、屋根の周辺を形成する屋根枠
材と鳩止孔とを通し紐によつてからげ合せて屋根
膜体張架した構造となつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、この従来の膜張屋根には多くの問題点
がある。即ち、屋根膜体を張設するには、一条の
紐を多くの鳩目孔を通しながら屋根枠材とからげ
合せるため、張設作業が非常に面倒で、例えば車
1台を入れるカーポートの場合、2人掛りで2時
間を要している。また、屋根膜体全面をむらなく
しつかり張るには、紐の掛け方や引張り加減に熟
練を要し、素人作業では無理である。さらに、紐
と鳩目との外観が悪く、アルミ製の構造部材を用
いているこの種建物にはそぐわないばかりでな
く、雨樋が取付けにくい等の欠点が指摘されてい
る。
本考案は、このような膜張屋根における多くの
欠点を解決し、屋根膜体の張設が容易にできると
共に、外観が良好であり、材料費も安価で、簡易
組立建物に好適な膜張屋根を提供しようとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の構成を実施例に対応する図面を参照し
て説明すると、本考案は、外側部に張出段部7を
設けた中空状の枠杆2を結合して形成された屋根
枠体1に屋根受材4,4が架設され、その上から
周辺に棒条部25を有する屋根膜体23が被覆さ
れており、上記張出段部7には、その外端部にボ
ルト係合溝13が、同じく隅部に挿入溝12が、
それぞれ枠杆2の長手方向に沿い上向きに開放し
て設けられており、また、一側にボルト孔28が
設けられ、他側の上部に上記棒状部25の引掛片
26を、同下部に下向きの突片27を設けた張止
金具11の多数が、屋根枠体1に間隔をおいて配
置され、それら張止金具11,11は、その引掛
片26を屋根膜体23の棒状部25に掛け合わ
せ、突片27を枠杆2の挿入溝12に挿入し、同
ボルト係合溝13に遊嵌したボルト29をボルト
孔28に挿通して、ナツト30により緊締されて
いることを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第2図は本考案にかかる膜張屋根をカーポート
に適用したところを示したもので、1は枠杆2,
2を結合して平面方形状に形成した屋根枠体で、
支柱3,3の上端部に結合、支持されており、対
向する長辺の枠杆2,2間にはアーチ形に彎曲さ
せた中空の屋根受材4,4が所要の間隔をおいて
架設されていると共に、この屋根受材4,4間及
び端部に位置する屋根受材4,4と短辺の枠材
2,2間には、それぞれ中梁5,5が架設されて
いる。
枠杆2は、第1図に示すように、断面がほぼ山
形の中空状をなしており、その上部内側には傾斜
部6が、上部外側には張出段部7が設けられ、傾
斜部6の下端には受棚部8が、中間部にはほぼ上
方が開放された掛溝9が設けられている。また、
枠杆2の頂部には膜受突条10が突設され、張出
段部7の隅部には後述する張止金具11の突片2
7を挿入する挿入溝12が、そして段部7の外端
部には張止金具11を緊締するためのボルト係合
溝13が上方を開放して設けられている。また、
枠杆2の下面部には、枠杆2と支柱3との結合す
るためのボルト係合溝14が設けられ、さらに、
枠杆2の外側下部には、断面L形の樋体15が枠
杆2と一体となつて突設されている。そして、前
記の受棚部8、掛溝9、膜受突条10、挿入溝1
2、ボルト係合溝13,14及び樋体15は、い
ずれも枠杆2の長手方向に沿つて形成されてい
る。
16は、枠杆2に屋根受材4を結着するための
取付金具で、下端に掛溝9との係合片17を有
し、上端部に鉤片18を設けると共に、横断方向
にボルト挿通孔19を形成した嵌合体20を備え
た構造となつており、鉤片18にはネジ孔21が
設けられている。そして、この取付金具16は、
枠杆2に屋根受材4を結着する位置において、係
合片17を掛溝9に係合すると共に、鉤片18を
枠杆2の頂部に係合し、ネジ孔21からタツピン
グネジ22をネジ込んで固定するのである。
23は屋根膜体で、布、合成樹脂或はその複合
等によるシートにより平面方形状に形成されてお
り、その周辺部には、係止用の丸棒24を挿入し
た棒条部25が設けられている。また、11は屋
根膜体23の周辺部を固定するための張止金具
で、一側にはボルト係合溝13に係合したボルト
29を挿通するボルト孔28を、また他側の方に
はその上部に前記棒条部25を掛け合わされる引
掛片26を、下部に枠杆2の係合溝12に突入す
る下向きの突片27を設けた構造となつている。
それで、各屋根受材4は、その下端部を枠杆2
に固着された取付金具16に外嵌させると共に、
下端縁を受棚部8に載せ、屋根受材4の下端部に
設けたボルト孔(図示を略す)と取付金具16の
挿通孔19とに通貫した取付ボルト31によつて
結着する。また、中梁5,5は、この取付けられ
た各屋根受材4,4及び短辺の枠杆2,2間にそ
れぞれ適宜な手段により固着する。それによつ
て、屋根の骨組が構成されることになる。屋根膜
体23はこの屋根骨組上に被覆する。そして、張
止金具11,11は枠杆2のボルト係合溝13に
頭部を係合した多数のボルト29にボルト孔28
を通してそれぞれ所定の間隔をおいて配置し、突
片27を挿入溝12に挿入すると共に、引掛片2
6を棒条部25に掛け合わして、ボルト29にナ
ツト30を螺合して締め付ける。
その際、張止金具11は、挿入溝12への突片
27の挿入により、棒状部25を引掛けた状態
で、回動や傾きを生ずることなく、張出段部27
に押し付けられ、棒条部25を引き下げることに
なる。そして、張止金具11は屋根枠体1に間隔
をおいて多数、配設されているので、各張止金具
11の枠杆2への締め付けにより、屋根膜体23
の周辺部は棒状部を介して全周にわたりほぼ均等
に引き下げられて張設されることになるのであ
る。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の膜張屋根は、外側
部にボルト係合溝と挿入溝を設けた枠杆を結合し
て形成した屋根枠体の上から、周辺に棒条部を有
する屋根膜体を被覆し、屋根枠体に間隔をおいて
配置した多数の張止金具を棒条部に掛け合せて屋
根枠体に緊締し、棒条部を引き下げて屋根膜体を
張するようにしたので、屋根膜体の全周辺がほぼ
均等に張り締めされることになり、熟練を要さず
殆ど張りむらを生ずることなく張設ができる。し
かも、屋根膜体には多数の鳩目を設けることな
く、周辺部に丸棒を通して棒条体を形成するだけ
であるから、屋根膜体のコストが低減できるばか
りでなく、鳩目や紐を使用しないので、体裁もよ
く、また雨樋の取付も容易で外観よくできる等、
多くの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す縦断面
図、第2図本考案をカーポートに適用したところ
を示す全体斜面図である。 1……屋根枠体、2……枠杆、3……支柱、4
……屋根受材、5……中梁、7……張出段部、9
……掛溝、10……膜受突条、11……張止金
具、12……挿入溝、13……ボルト係合溝、1
5……樋体、16……取付金具、17……係合
片、19……ボルト挿通孔、20……嵌合体、2
3……屋根膜体、24……丸棒、25……棒条
部、26……引掛片、27……突片、28……ボ
ルト孔、29,30……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側部に張出段部を設けた中空状の枠杆を結合
    して形成された屋根枠体に屋根受材が架設され、
    その上から周辺に棒条部を有する屋根膜体が被覆
    されており、上記張出段部には、その外端部にボ
    ルト係合溝が、同じく隅部に挿入溝が、それぞれ
    枠杆の長手方向に沿い上向きに開放して設けられ
    ており、また、一側にボルト孔が設けられ、他側
    の上部に上記棒状部の引掛片を、同下部に下向き
    の突片を設けた張止金具の多数が、屋根枠体に間
    隔をおいて配置され、それら張止金具は、その引
    掛片を屋根膜体の棒状部に掛け合わせ、突片を枠
    杆の挿入溝に挿入し、同ボルト係合溝に遊嵌した
    ボルトをボルト孔に挿通して、ナツトにより緊締
    されていることを特徴とする、簡易組立建物にお
    ける膜張屋根。
JP4730387U 1987-03-30 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH0539121Y2 (ja)

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JP4730387U JPH0539121Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JPS63152803U JPS63152803U (ja) 1988-10-06
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JP2508796Y2 (ja) * 1989-02-10 1996-08-28 サンセイアルミ株式会社 架台組立ユニット
JP7021962B2 (ja) * 2018-01-24 2022-02-17 株式会社Lixil 屋根体
JP7020932B2 (ja) * 2018-01-24 2022-02-16 株式会社Lixil 屋根体

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