JP2590251Y2 - 面状構造物の取付構造 - Google Patents

面状構造物の取付構造

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JP2590251Y2
JP2590251Y2 JP1992081376U JP8137692U JP2590251Y2 JP 2590251 Y2 JP2590251 Y2 JP 2590251Y2 JP 1992081376 U JP1992081376 U JP 1992081376U JP 8137692 U JP8137692 U JP 8137692U JP 2590251 Y2 JP2590251 Y2 JP 2590251Y2
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優史 塩崎
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、集合住宅や一般家屋の
ベランダや通路に設けられた外壁などの壁体に取り付け
られる面状構造物(たとえば目隠し用フェンス)の取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】マンションなどの集合住宅の通路やベラ
ンダ、一般家屋のベランダなどに設けられた手摺りとし
ての壁体に目隠しフェンスなどの面状構造物を取り付け
る場合、従来は図6の取付構造が採用されていた。
【0003】同図の取付構造は、通路外壁などの壁体1
00の側面に所定間隔を隔てて目隠しフェンスなどでな
る面状構造物200の支柱101…を重ねて固着するこ
とによって面状構造物200を壁体100の上方に配設
したものである。また、支柱101…を壁体100の側
面に固着する手段として、壁体100を貫通するボルト
とそのボルトにねじ込まれるナットとでなる止具300
が用いられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
取付構造で面状構造物200を取り付けると、支柱10
1…が壁体100の側面に露出するのでその支柱101
…が目立って外観的に見苦しいという問題があった。ま
た、ボルトとナットとでなる止具300を用いて支柱1
01…を壁体100に固着することが煩わしく、その作
業に多大な労力と時間が必要になるばかりでなく、それ
ぞれの支柱101…の相互のレベルを同一にすることに
熟練を要するという問題があった。
【0005】本考案は以上の事情や問題に鑑みてなされ
たもので、面状構造物の支柱を壁体の上端面側に立設す
ることができるように工夫することなどにより、支柱を
目立たなくすることができると同時に見栄えのよいすっ
きりとした外観に仕上げることが可能な面状構造物の取
付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案による面状構造物
の取付構造は、間隔を隔てて設けられた複数本の支柱を
具備する面状構造物における上記各支柱の下端部が、通
路外壁などの壁体の上端面に立設された支持体に嵌合
されて保持されていると共に、上記壁体に固定された横
架材に係止されるカバー体の開口が上記支持体に嵌めら
れかつこのカバー体によって上記壁体の上端面と上記支
持体の基端部とが覆い隠されているものである。
【0007】このような取付構造において、支柱の下端
部と支持体との嵌合構造には、支柱における中空の下端
部を支持体に外嵌合して保持させるという構造や、中空
の支持体に支柱の下端部を内嵌合して保持させるという
構成が含まれる。また、面状構造物には、複数の羽根板
を具備する目隠しフェンス、ネットやパネルを用いたも
の、横架材でなる手摺り棒だけを具備するもののように
壁体の上に一定範囲に亘って配設される構造物が含まれ
る。
【0008】
【作用】この構成であると、面状構造物の支柱が壁体の
側面に露出しなくなる。また、壁体の上端面や横架材の
上面や支持体の基端部がカバー体で覆い隠されて見えな
くなる。そして、壁体の上端面に立設された支持体に
面状構造物の支柱の下端部を嵌合して保持させるだけの
取付作業を行えばよいので、支柱を立設する作業を短時
間で容易に行うことができる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の実施例による面状構造物1の
取付構造を示す斜視図、図2は同構造の要部を拡大して
示した一部破断側面図、図3は支持体94の斜視図、図
4は上記取付構造に用いられる台座71の斜視図であ
る。
【0010】図1および図2のように壁体100の上端
部には幅狭部110が具備されている。そして、図2に
詳細に示したように、壁体100の幅狭部110にC型
鋼でなる長尺の被覆部材61が水平姿勢で被着され、こ
の被覆部材61にさらにL型鋼でなる補強部材62が重
ね合わされている。また、壁体100の上端面に鉄筋の
端部が露出しておれば、壁体100の幅狭部110に被
覆部材61を水平姿勢で被着することにより幅狭部11
0をその被覆部材61で覆い隠して水平な基準レベルを
設定する。また、既設の壁体100に後発的に目隠しフ
ェンスAなどの面状構造物を施工するように場合には、
壁体100の上端面に被覆部材61を被着する。補強部
材62は必要に応じて用いられるものであり、被覆部材
61だけによって必要強度を満たし得るときは省略する
ことが可能である。なお、被覆部材61や補強部材62
の適所にはボルト挿通孔61a,62aが具備されてお
り、これらのボルト挿通孔61a,62aに壁体100
に設けられた埋込みボルト63が挿通され、この埋込み
ボルト63にワッシャ64を介しナット65をねじ込ん
で締め付けることにより被覆部材61と補強部材62と
が壁体100の幅狭部110に取り付けられている。ま
た、被覆部材61と壁体100の幅狭部110との間に
生じる隙間や幅狭部110の側部空間はモルタル120
で埋められている。121はコーキング剤である。
【0011】71は台座であり、この台座71は図4の
ように座板部72と左右一対の立上り板部73,73と
これらの立上り板部73,73の上端部に設けられた取
付部74,74とを一体に具備する亜鉛被覆鉄板製のも
のであり、座板部72の適所に止具挿通孔75…、取付
部74,74にボルト挿通孔76…がそれぞれ形成され
ている。また、座板部72の下面にはゴム板でなる下敷
き材77,77が貼り付けられている。
【0012】台座71は壁体100の上端面側の間隔を
隔てた複数適所に取り付けられる。すなわち、座板部7
2が下敷き材77,77を介して図2のように補強部材
62の上に重ねられ、かつ止具挿通孔75…を通して補
強部材62や被覆部材61にねじ込まれたタッピンビス
などの止具78…によって壁体100側に固定されてい
る。なお、上記座板部72の中央部に大きな開口79が
介設されており、この開口79を通して上記ナット65
が台座71の内部に突出されていると共に、このナット
65を覆うようにキャップ80が配設されている。そし
て、キャップ80と上記下敷き材77とによって埋込み
ボルト63とナット65との螺合箇所への水分の浸入が
防止されるようになっている。
【0013】台座71の取付部74,74に長尺のアル
ミニウム製の横架材91が取り付けられている。すなわ
ち、横架材91は平板部92の幅方向両側に下拡がり形
状の一対の支持板部93,93を備えており、その平板
部92が複数の台座71における取付部74に重ね合わ
されている。
【0014】94は支持体であり、図2や図3のように
この支持体94は一定の長さを備えたステンレス製のコ
字型部材(筒形部材や棒状部材であってもよい)によっ
て形成されていると共に、その下端部に座板95が接合
されている。そして、座板95が横架材91の平板部9
2の上に重ねられ、その座板95に形成された長孔96
と平板部92のボルト挿通孔97と台座71のボルト挿
通孔76とに挿通されたボルトとそのボルトにねじ込ま
れたナットとでなる止具90によって支持体94が壁体
100の上端面側に垂直に立設されている。なお、支持
体94は各台座71ごとに立設される。
【0015】10はアルミニウム製の長尺のカバー体で
あり、上板部11には上記支持体94を嵌挿可能な大き
さの開口16が形成されている。そして、その開口16
を各支持体94…に嵌めると共に、そのカバー体10を
上記横架材91に被せて図2のように支持させる。この
ようにカバー体10を配設しておくと、このカバー体1
0によって支持体94の基端部の座板95や横架材91
などの部材が覆い隠されるので見栄えがすっきりとした
外観に仕上がる。図例のカバー体10は、上板部11の
幅方向両端から下拡がり状に延びてた一対の囲い片部1
3,13を有すると共に、これらの囲い片部13,13
の下端に係合突条14,14を具備している。そして、
上記開口16を支持体94に嵌め込んだ状態で一対の囲
い片部13,13を横架材91の一対の支持板部93,
93に押し込むことにより、上記係合突条14,14が
支持板部93,93の下端に係合するようになってい
る。なお、カバー体10を適所において横架材91にビ
ス止めなどの手段で固着しておいてもよい。
【0016】図1および図2において、Aは目隠しフェ
ンスであり、この目隠しフェンスAは面状構造物の一例
である。目隠しフェンスAは、複数本の支柱1と、面格
子2と、上部支持具3と、下部支持具4と、連結具5と
により組み立てられる。
【0017】支柱1は四角筒形のアルミニウム成形品で
なり、図2のようにその下端部が上記支持体94に外嵌
合され、かつ適所がボルト・ナットなどの止具17によ
って支持体94に固着して保持される。15は支柱1の
下端とカバー体10の上板部11との隙間を塞いでいる
コーキング剤である。
【0018】上部支持具3は図1から明らかなように水
平部31と水平部31の先端に曲成された垂下部32と
水平部31の基端部に嵌合片33が設けられたステンレ
ス製のもので、その嵌合片33…を支柱1の上端に嵌合
してビス止めすることにより支柱1に取り付けらる。下
部支持具4は図2のように水平部41の先端に立上り部
42が曲成され、かつ水平部41の基端部側に取付座4
3が設けられたステンレス製のものであり、立上り部4
2の端部には外拡がり状にわずかに折り曲げられた挿入
部44が具備されている。この下部支持具4は取付座4
3が支柱1の下端部側面にタッピンビスなどの止具45
を用いて固着される。上部支持具3は支柱1の上端の開
口を塞ぐことによって支柱1への雨水などの浸入を防ぐ
役目も持っている。
【0019】面格子2は間隔を隔てて配置された複数本
の芯材21で羽根板材22を支持させ、かつ各芯材21
…の上端相互間ならびに下端相互間に四角筒形のアルミ
ニウム成形品でなる笠木23,24を横架した構成にな
っている。笠木23,24の端部には図1のようにキャ
ップ29が被せられて雨水の浸入が防止されている。図
例の面格子2においては、ポリカーボネート樹脂などの
合成樹脂で作られた羽根板材22が水平姿勢で用いられ
ており、その羽根板材22の適所に開設された開口25
を利用してその羽根板材22が芯材21に嵌め込まれて
いる。なお、芯材21と羽根板材22とはビスや凹凸係
合構造などの公知の手段で結合されている。
【0020】この面格子2は図1および図2のように支
柱1…に重なった状態に配設されていると共に、上部の
笠木23の長手方向の中間部が上部支持具3の垂下部3
2と支柱1との間に嵌め込まれ、かつ下部の笠木24の
長手方向の中間部が下部支持具4の立上り部42と支柱
1との間に嵌め込まれた状態で上部支持具3と下部支持
具4とによって挾持されている。このように上下の支持
具3,4により面格子2を挾持させた場合、必要があれ
ば支持具3,4と笠木23,24とをビス止めや接着な
どの適宜手段で固定しておいてもよい。
【0021】連結具5は面格子2を横に並べて配設する
場合に必要である。すなわちその場合には、図1に示す
ように、横に並べられた面格子2,2の笠木23,23
に亘って連結具5を介在させ、それらの笠木23,23
を連結具5にビス止めなどの適宜手段で固定する。
【0022】
【0023】以上説明した取付構造によれば、目隠しフ
ェンスAの支柱1…が壁体100の上端面側に立設され
た構成になるので、それらの支柱1…が壁体100の側
面に露出して外観を損なうということがない。
【0024】この実施例では面状構造物として目隠しフ
ェンスAを説明したけれども、本考案における面状構造
物は、実施例で説明した構成の目隠しフェンスに限定さ
れず、ネットやパネル上の構造物であっても、あるいは
手摺り棒と支柱とだけでなる構造物であってもい。
【0025】
【考案の効果】本考案によると、面状構造物の支柱が壁
体の上端面に立設されるのでその支柱が壁体の側面に
露出して取付後の外観を損なうという事態の起きる余地
がなくなる。また支柱を保持する支持体が壁体の上端面
上に立設されるので、支柱との固着が容易になされる。
これと共に、横架材に係止されるカバー体によって上記
壁体の上端面と横架材の上端面と上記支持体の基端部と
が覆い隠されてすっきりとした外観に仕上がるので、目
隠しフェンスなどを通路外壁などの壁体の上方に見栄え
よく施工することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による面状構造物の取付構造を
示す概略斜視図である。
【図2】同構造の要部を拡大して示した一部破断側面図
である。
【図3】支持体の斜視図である。
【図4】同構造に用いられる台座の斜視図である。
【図5】従来例の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 支柱 10 カバー体 94 支持体 100 壁体 A 目隠しフェンス(面状構造物)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を隔てて設けられた複数本の支柱を
    具備する面状構造物における上記各支柱の下端部が、通
    路外壁などの壁体の上端面に立設された支持体に嵌合
    されて保持されていると共に、上記壁体に固定された横
    架材に係止されるカバー体の開口が上記支持体に嵌めら
    れかつこのカバー体によって上記壁体の上端面と上記支
    持体の基端部とが覆い隠されていることを特徴とする面
    状構造物の取付構造。
JP1992081376U 1992-10-30 1992-10-30 面状構造物の取付構造 Expired - Lifetime JP2590251Y2 (ja)

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JPH0640239U JPH0640239U (ja) 1994-05-27
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