JPH053898U - 窯業用離型紙 - Google Patents
窯業用離型紙Info
- Publication number
- JPH053898U JPH053898U JP5839891U JP5839891U JPH053898U JP H053898 U JPH053898 U JP H053898U JP 5839891 U JP5839891 U JP 5839891U JP 5839891 U JP5839891 U JP 5839891U JP H053898 U JPH053898 U JP H053898U
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- ceramics
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 窯業関係に於けるタイルやセラミック電子部
品の台板やセッターとの反応、焼き付きを防止するため
の離型紙。 【構成】 少なくとも800℃以上の加熱時に焼失する
有機質シートと、単一粒子層を形成する平均粒子径50
μm以上の無機質粒子が加熱時に焼失する有機質接着剤
により固定されてなる三層構造の窯業用離型紙。
品の台板やセッターとの反応、焼き付きを防止するため
の離型紙。 【構成】 少なくとも800℃以上の加熱時に焼失する
有機質シートと、単一粒子層を形成する平均粒子径50
μm以上の無機質粒子が加熱時に焼失する有機質接着剤
により固定されてなる三層構造の窯業用離型紙。
Description
【0001】
この発明は、窯業関係に於けるタイル焼成時の台板セッターとの焼成付き防止
材、セラミック電子部品の焼き付き防止材、及び被焼成物と台板上に空間を持た
せ、被焼成物の台板との接触面の温度降下を防止する為のセパレーターとして用
いられる離型紙である。
【0002】
従来、窯業関係に於ける台板、棚板等とのセパレーターとしては、ケイ砂、A
l2 O3 等いわゆる敷粉と呼ばれる粉が用いられている。
また、前記無機粉体をパルプ等と同時に抄造しペーパー状とした離型紙等が知
られている。
【0003】
ところが、上記従来の敷粉は、完全な粉体である為、使用の度に台板または棚
板上に敷かなければならなく、且つ均一な厚みに敷く事が困難であった。
これに対し、無機粉体とパルプ等を同時に抄造したペーパー状の離型紙が開発
されており、作業性及び敷粉の厚みの均一性に優れたものであるが、無機粉体の
粒径が狙いと抄造できないし、抄造、乾燥工程をとる為にコストが高いという欠
点があった。抄造して作る為に無機粉体は三次元に配列する為、離型紙として用
いた場合、被焼成物と台板、棚板との間に於いて適度な空間が保たれず、被焼成
物の上面と前記接触面に於いて焼きムラが生ずる等の欠点があった。
【0004】
この発明は、上記問題を解消する為になされたものであって、その目的は、敷
粉を単一粒子層で形成させる事により、被焼成物との焼き付きがなく、かつ被焼
成物と台板、棚板上に大きな空間が形成される為、被焼成物の焼きムラがなく、
かつシート状の為、作業性に極めて優れる離型紙を提供する事にある。
【0005】
少なくとも800℃以上の加熱時に焼失する有機質シートと、単一粒子層を形
成する無機質粒子が、加熱時に焼失する有機質接着剤により固定されてなる三層
構造の窯業用離型紙。
前記無機質粒子の平均粒子径が50μm以上であることを特徴とする窯業用
離型紙。
本発明に用いる有機質シートは、加熱時、即ち一般窯業での加熱温度である8
00℃以上で焼失する事が必要である。800℃以上で前記シートが残っている
と被焼成物に付着したりするからである。このような有機質シートとしては、一
般の紙、布等が簡便に使用できる。また、無機粒子は単一粒子層を形成しなけれ
ばならない。なぜなら、三次元に粒子が積み重なるにつれ、最密充填のようにな
り、通気性が悪くなり、被焼成物の脱媒がスムーズにいかなかったり被焼成物と
の接着面が焼けにくくなるからである。
【0006】
無機粒子としては、一般に敷粉として用いられるケイ砂、Al2 O3 、ZrO 2
等が用いられ、その平均粒子径は50μm以上でなければならない。50μm
未満だと被焼成物に焼きついてしまうからである。また、前記シートと粒子は加
熱時に焼失する有機質接着剤で固定する。接着剤としては、一般ののり等、有機
系であればなんでも使うことができる。望ましくは、前記有機シートと接着剤が
予め一体となったクラフト質粘着テープを用いる事がコスト的に有利である。
【0007】
(実施例1)
中心粒径100μmのケイ砂をバット内に入れ、市販のクラフト粘着テープの
粘着面をバット内のケイ砂に圧着させ、ケイ砂粒子を単一層でクラフトテープの
粘着面に形成させた。
前記離型紙をタイル焼成時に用いたところ、作業性もよく、焼き付き等も生じ
ず、タイルの上下面とも均一に焼けた。
【0008】
(比較例1)
市販の離型紙(商品名:アルセパ)を用いて実施例1と同様に使用したところ
、タイルの離面が焼けず、タイルに反りが生じてしまった。
【0009】
以上詳述したように、この発明の離型紙は離型性はもちろんのこと、被焼成物
を均一に焼成させることができ、かつ製造方法も極めて簡便な為、コストにも非
常に優れたものである。
【図1】 この考案の離型紙の断面図である。
1 有機質シート、 2 有機質接着剤、 3 無機質
粒子。
粒子。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも800℃以上の加熱時に焼失
する有機質シートと、単一粒子層を形成する無機質粒子
が、加熱時に焼失する有機質接着剤により固定されてな
る三層構造の窯業用離型紙。 - 【請求項2】 前記無機質粒子の平均粒子径が50μm
以上であることを特徴とする窯業用離型紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5839891U JPH053898U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 窯業用離型紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5839891U JPH053898U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 窯業用離型紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053898U true JPH053898U (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=13083250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5839891U Pending JPH053898U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 窯業用離型紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053898U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5191633U (ja) * | 1975-01-18 | 1976-07-22 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP5839891U patent/JPH053898U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5191633U (ja) * | 1975-01-18 | 1976-07-22 | ||
JPS5434086Y2 (ja) * | 1975-01-18 | 1979-10-19 |
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