JPH0538587A - 誘導溶接装置 - Google Patents

誘導溶接装置

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Publication number
JPH0538587A
JPH0538587A JP21630291A JP21630291A JPH0538587A JP H0538587 A JPH0538587 A JP H0538587A JP 21630291 A JP21630291 A JP 21630291A JP 21630291 A JP21630291 A JP 21630291A JP H0538587 A JPH0538587 A JP H0538587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
iron core
hot rolling
steel
induction
Prior art date
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Pending
Application number
JP21630291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Osaki
嘉彦 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0538587A publication Critical patent/JPH0538587A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接部を円滑に移動させる共に、ムラなく溶
接する。 【構成】 熱間圧延用の先行鋼板1、後行鋼板2の熱間
圧延ラインに配設され、各鋼板1、2を板厚方向で細隙
を介して挟む一対の対向部3A、3Aを有する角形C字
形状の鉄心3と、鉄心3の各対向部3A、3Aに巻回さ
れた誘導加熱コイル4、4とを備え、熱間圧延ラインを
流れる鋼板1、2が鉄心3の対向部3A、3Aを通過す
る際に、誘導加熱コイル4、4に流れる交流電流によっ
て発生する誘導電流が先行鋼板1と後行鋼板2との接触
部を流れて両鋼板1、2を接触部において溶接すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板の熱間圧延ライン
において先行鋼板と後行鋼板との各接触端面をそれぞれ
誘導加熱することによって溶接する誘導溶接装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の溶接装置としては、特開
昭60−213380号公報に記載のものが知られてい
る。この溶接装置を用いて先行鋼板と後行鋼板との各接
触端面を溶接する場合には、図3に示すように、先行鋼
板1の後端面及び後行鋼板2の前端面の両側に形成され
た接触端面にそれぞれフラックスを散布した後、これら
の各端面2Aを突き合わせて接触させることによって先
行鋼板1と後行鋼板2とを溶接してこれら両者1、2を
繋いでいた。然る後、これら両者1、2を熱間圧延ライ
ンに移送させて熱間圧延するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋼板の
熱間圧延ラインにおける従来の溶接装置では、先行鋼板
1の後端面と後行鋼板2の前端の接触端面とを溶接する
際に、溶接時にトーチを移動させながら溶接するため、
トーチを正確に駆動制御しなければならず、時として溶
接ムラを生じるという課題があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、鋼板を円滑に移送できると共に、先行鋼板
と後行鋼板とを接触部においてムラなく溶接することが
できる誘導溶接装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の誘導溶接装置
は、熱間圧延用の鋼板の熱間圧延ラインに配設され、鋼
板を板厚方向で細隙を介して挟む一対の対向部を有する
鉄心と、鉄心の各対向部に巻回された誘導加熱コイルと
を備え、上記熱間圧延ラインを流れる鋼板が上記鉄心の
対向部を通過する際に、上記誘導加熱コイルに流れる交
流電流によって発生する誘導電流が先行鋼板と後行鋼板
との接触部を流れて両鋼板を接触部において溶接するよ
うに構成されたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、誘導溶接装置の鉄心に形成さ
れた対向部間を熱間圧延用の鋼板が通過する際、先行鋼
板と後行鋼板との接触部が対向部間に位置した時、誘導
加熱コイルに交流電流を流すと、両鋼板の接触部に誘導
電流が集中して流れ、当該部を加熱溶融して漸次溶接す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図1及び図2に示す実施例に基づいて
本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の一実施
例の誘導溶接装置を用いて鋼板を溶接する状態の溶接作
用を説明する平面図、図2は図1の断面図である。
【0008】本実施例の誘導溶接装置は、図1、図2に
示すように、熱間圧延用の先行鋼板1、後行鋼板2の熱
間圧延ラインに配設され、各鋼板1、2を板厚方向で細
隙を介して挟む一対の対向部3A、3Aを有する角形C
字形状の鉄心3と、鉄心3の各対向部3A、3Aに巻回
された誘導加熱コイル4、4とを備えて構成されてい
る。
【0009】また、先行鋼板1及び後行鋼板2は、図2
に示すように、その板厚がそれぞれ鉄心3の一対の対向
部3A、3A間の隙間より薄く、対向部3A、3Aを通
過する厚さに形成されている。また、先行鋼板1の後端
面は直線として形成され、後行鋼板2の前端面は幅方向
両側を残してそれぞれの内側に浅い凹欠部2Aが形成さ
れ、後行鋼板2は凹欠部2A以外の接触前端面2B、2
Bで先行鋼板1の後端面と接触するようになっている。
【0010】また、上記鉄心3の対向部3A、3Aは、
後行鋼板2の接触前端面2B、2Bの内側に位置するよ
うに配設さて、誘導加熱コイル4、4に交流電流i0 が
流れると、これに伴って図2に示すような磁束Φが鉄心
3に発生して先行鋼板1と後行鋼板2の接触部を介して
ループ状の誘導電流i1 を生じさせるように構成されて
いる。
【0011】而して、上記熱間圧延ラインを流れる先行
鋼板1、後行鋼板2を突き合わせ溶接する際には、先行
鋼板1、後行鋼板2が鉄心3の対向部3A、3Aを通過
する時に、誘導加熱コイル4、4に流れる交流電流i0
によって発生する誘導電流i1 が先行鋼板1と後行鋼板
2との接触部(図1の○で囲んだA部分)に集中して流
れてこの部分を加熱溶融し、両鋼板1、2をそれぞれの
接触部において溶接する。
【0012】以上説明したように本実施例によれば、鋼
板1、2を円滑に移動させることができると共に、鉄心
3の対向部3A、3A間を各鋼板1、2が通過するよう
に移動させて各鋼板1、2の接触部を当該位置に停止さ
せるだけで、後は誘導加熱コイル4、4に交流電流i0
を流せば、その際に各鋼板1、2の接触部を介して流れ
る誘導電流i1 によってムラなく溶接することができ
る。
【0013】尚、本発明は、上記実施例に何等制限され
るものではなく、鋼板を板厚方向で細隙を介して挟む一
対の対向部を有する鉄心と、鉄心の各対向部に巻回され
た誘導加熱コイルとを備え、上記熱間圧延ラインを流れ
る鋼板が上記鉄心の対向部を通過する際に、上記誘導加
熱コイルに流れる交流電流によって発生する誘導電流が
先行鋼板と後行鋼板との接触部を流れて両鋼板を接触部
において溶接するようにした誘導溶接装置であれば、全
て本考案に包含される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鋼
板を円滑に移送できると共に、先行鋼板と後行鋼板とを
接触部においてムラなく溶接することができる誘導溶接
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の誘導溶接装置を用いて鋼板
を溶接する状態の溶接作用を説明する平面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】従来の溶接装置を用いて溶接する際の先行鋼板
と後行鋼板とが接触した状態を示す平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【符号の説明】
1 先行鋼板 2 後行鋼板 2B 接触前端面(接触部) 3 鉄心 3A 対向部 4 加熱誘導コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延用の鋼板の熱間圧延ラインに配
    設され、鋼板を板厚方向で細隙を介して挟む一対の対向
    部を有する鉄心と、鉄心の各対向部に巻回された誘導加
    熱コイルとを備え、上記熱間圧延ラインを流れる鋼板が
    上記鉄心の対向部を通過する際に、上記誘導加熱コイル
    に流れる交流電流によって発生する誘導電流が先行鋼板
    と後行鋼板との接触部を流れて両鋼板を接触部において
    溶接することを特徴とする誘導溶接装置。
JP21630291A 1991-08-02 1991-08-02 誘導溶接装置 Pending JPH0538587A (ja)

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JP21630291A JPH0538587A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 誘導溶接装置

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JPH0538587A true JPH0538587A (ja) 1993-02-19

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62234679A (ja) * 1986-04-04 1987-10-14 Meidensha Electric Mfg Co Ltd 板材の突合せ溶接方法とその装置
JPH04288912A (ja) * 1991-03-18 1992-10-14 Kawasaki Steel Corp 熱間圧延における鋼片の接合方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62234679A (ja) * 1986-04-04 1987-10-14 Meidensha Electric Mfg Co Ltd 板材の突合せ溶接方法とその装置
JPH04288912A (ja) * 1991-03-18 1992-10-14 Kawasaki Steel Corp 熱間圧延における鋼片の接合方法

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