JPH0538109A - ステータコアの絶縁処理方法 - Google Patents

ステータコアの絶縁処理方法

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Publication number
JPH0538109A
JPH0538109A JP20853791A JP20853791A JPH0538109A JP H0538109 A JPH0538109 A JP H0538109A JP 20853791 A JP20853791 A JP 20853791A JP 20853791 A JP20853791 A JP 20853791A JP H0538109 A JPH0538109 A JP H0538109A
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JP
Japan
Prior art keywords
stator core
insulating
mold
punches
lower mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP20853791A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusaku Yoshida
秀作 吉田
Teruaki Doi
照明 土居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP20853791A priority Critical patent/JPH0538109A/ja
Publication of JPH0538109A publication Critical patent/JPH0538109A/ja
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 上型3と下型4にステータコア1のスロット
13の形状より僅かに小さい外形を備え、かつ複数のス
ロット13にの中に入って先端が密着するようにした複
数のポンチ31、41を設け、上型3と下型4との間に
ステータコア1と共にステータコア1の両側に熱可塑性
樹脂からなる絶縁シート6A,6Bを当てて装入し、上
型3および下型4によりステータコア1および絶縁シー
ト6A,6Bを加熱・押圧してポンチ31,41の先端
を密着させ、ステータコア1の両側の絶縁シート6A,
6Bを融着させてステータコア1の表面に絶縁皮膜2を
形成する方法である。 【効果】 シート状の熱可塑性樹脂からなる絶縁シート
をステータコアの上下に当てて、加熱した上型と下型に
押し付けることにより、ステータコアのティースの表面
に絶縁皮膜を形成できるので、予め絶縁シートを別部品
として成形しておく必要がなく、作業工数、部品点数を
削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルモータなど
の1枚または複数枚のけい素鋼板からなる薄型モータの
ステータコアの絶縁処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロッピーディスクドライブ装置
のスピンドルモータに使用されているステータコアは、
軸方向の厚さを薄くすることが要求され、ステータコア
とその各ティースに巻回される電機子コイルとの間の絶
縁状態を確保するために、静電コーティング法、インシ
ュレータ装着法、インサートモールド成形法などの方法
を用いていた。静電コーティング法は、電荷を帯びさせ
た樹脂粉末を高電界中に噴射して、被塗装物の表面に静
電気の吸引力で付着させて粉体により被覆し、これを炉
内で加熱し、樹脂を軟化させて連続塗膜を形成する方法
である。インシュレータ装着法は、ステータコアと電機
子コイルとの間にティースの形状に応じて別部品として
成形したインシュレータを装着させる方法である(例え
ば、実開昭64−34851号公報)。インサートモー
ルド成形法は、モールド用の金型の中にステータコアを
入れ、その中に樹脂を流し込み、ステータコアと絶縁皮
膜を一体に成形する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記方法に
は次のような問題があった。静電コーティング法では、
コーナー部の静電気の分布が不均一となり、形状の複雑
なものや凹部を有するものに均一な塗膜を形成すること
が難しく、エアコンディショニングが必要で、設備費が
高く大規模生産に限られる。インシュレータ装着法で
は、予めティースの形状に応じた形に成形しておく必要
があるので、部品点数や作業工数が増し、インシュレー
タの成形型が必要となりコストアップとなる。インサー
トモールド成形法では、複雑な形状や薄肉のコーティン
グが難しく、モールド型のコストが高く、コストアップ
となる。本発明は、多種少量でもコストアップにならな
い、簡素で汎用性のある絶縁処理方法を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、電機子コイル
を挿入する複数のスロットを設けた1枚または複数枚の
薄板鋼板を積層して形成したステータコアの、前記電機
子コイルと前記ステータコア表面との間に絶縁皮膜を形
成する絶縁処理方法において、上型と下型に前記スロッ
トの形状より僅かに小さい外形を備え、かつ前記複数の
スロットの中に入って先端が密着するようにした複数の
ポンチと、前記ステータコアの内周の形状より僅かに小
さい外形のポンチとを設け、前記上型と前記下型との間
にステータコアを挟んで両側に熱可塑性樹脂からなる絶
縁シートを当てて装入し、前記上型および下型により前
記ステータコアおよび前記絶縁シートを加熱・押圧して
前記上型と下型のポンチを密着させ、前記ステータコア
の両側の絶縁シートを融着させて前記ステータコアの表
面に絶縁皮膜を形成する方法である。
【0005】
【作用】ステータコアの両面に置かれた2枚の熱可塑性
からなる絶縁シートは、加熱された上型と下型のポンチ
に押し付けられ、ステータコアのティースの回りを覆う
と共に、上型と下型のポンチに挟まれた2枚の絶縁シー
トは溶融して、ティースの回りと上型と下型のポンチの
先端との間の隙間に流れ込み、その隙間を埋めて絶縁シ
ートは互いに融着し、ステータコアに絶縁皮膜が形成さ
れる。
【0006】
【実施例】本発明を図に示す実施例について説明する。
図5は本発明の方法により絶縁処理したステータコアの
実施例を示す平断面図、図6はその側断面図で、ステー
タコア1の複数本のティース11およびボス12の表面
および複数のスロット13の面に折り曲げた形で絶縁皮
膜2を被覆してある。絶縁シート2を被覆する方法を説
明すると、図2に平面図、図3に側断面図で示すよう
に、まず、上型3と下型4からなる押し型5を準備す
る。上型3と下型4には、ステータコア1のスロット1
3およびボス12の形状より僅かに小さいの外形を備え
たポンチ31、32、41、42を設け、上型3と下型
4を合わせた時、それぞれのポンチがステータコア1の
各スロット13の中に入り、ポンチ31と41の先端が
密着するとともに、ボス12の内側にポンチ32、42
が入り、同様に先端が密着するようにしてある。なお、
ポンチ31、41の先端にはテーパを形成して挟んで溶
融した絶縁シート6が逃げ易くしてある。また、ポンチ
32、42の先端はナイフエッジに形成し、ボス12の
内側の絶縁シート6A,6Bが切断されるようにしてあ
る。次に、上型3と下型4を加熱しておき、図1に示す
ように、下型3の上にビニールシートなどの熱性樹脂か
らなる帯状の絶縁シート6Aを載せる。その上にステー
タコア1を載せ、更に絶縁シート6Bを載せて、図4に
示すように、上型3と下型4と合わせて押し付ける。そ
うすると、絶縁シート6A,6Bはポンチ31、32、
41、42に押し付けられ、ステータコア1のティース
11の回りを覆うと共に、ポンチ31と41に挟まれた
絶縁シート6A,6Bは溶融してティース11の回りと
ポンチ31、41の先端との間の隙間に流れ込んで、そ
の隙間を埋めて互いに融着し、ステータコア1に絶縁皮
膜2が形成される。その後、上型3と下型4を離してス
テータコア1を取り出すが、絶縁シート6からステータ
コア1に付着した絶縁皮膜2を取り出した後の残りは、
ポンチ31、32、41、42によって切断されるので
押し型5から簡単に外すことができ、帯状の絶縁シート
2は連続して次のステータコアの絶縁皮膜2の形成に使
用される。なお、絶縁シート6は帯状に長いものに限る
ものではなく、ステーコア1の形状に応じた形で、ティ
ース11の幅より僅かに幅を広くした形状の絶縁シート
を帯状の絶縁シートから切り出したものでも良い。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な上型と下型を備え、シート状の熱可塑性樹脂からな
る絶縁シートをステータコアの上下に置いて、加熱した
上型と下型に押し付けることにより、ステータコアのテ
ィース部の表面に絶縁皮膜を形成できるので、予め絶縁
シートを別部品として成形しておく必要がなく、多種少
量でもコストアップにならず、作業工数、部品点数を削
減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程途中を示す側断面図である。
【図2】上型および下型の平面図である。
【図3】図2の−断面に沿う側断面図である。
【図4】本発明の工程途中を示す側断面図である。
【図5】本発明により絶縁処理したステータコアの実施
例を示す平面図である。
【図6】図5の−断面に沿うステータコアの側断面
図である。
【符号の説明】
1 ステータコア 11 ティース 13 スロット 2 絶縁皮膜 3 上型 31、32、41、42 ポンチ 4 下型 5、5A、5B 絶縁シート

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電機子コイルを挿入する複数のスロット
    を設けた1枚または複数枚の薄板鋼板を積層して形成し
    たステータコアの、前記電機子コイルと前記ステータコ
    ア表面との間に絶縁皮膜を形成する絶縁処理方法におい
    て、上型と下型に前記スロットの形状より僅かに小さい
    外形を備え、かつ前記複数のスロットの中に入って先端
    が密着するようにした複数のポンチと、前記ステータコ
    アの内周の形状より僅かに小さい外形のポンチとを設
    け、前記上型と前記下型との間にステータコアを挟んで
    両側に熱可塑性樹脂からなる絶縁シートを当てて装入
    し、前記上型および下型により前記ステータコアおよび
    前記絶縁シートを加熱・押圧して前記上型と下型のポン
    チを密着させ、前記ステータコアの両側の絶縁シートを
    融着させて前記ステータコアの表面に絶縁皮膜を形成す
    ることを特徴とするステータコアの絶縁処理方法。
JP20853791A 1991-07-24 1991-07-24 ステータコアの絶縁処理方法 Pending JPH0538109A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012141415A1 (en) * 2011-04-13 2012-10-18 New Motech Co.,Ltd. Stator of motor and method for manufacturing the stator
EP3043457A4 (en) * 2013-09-04 2017-04-19 Dupont Teijin Advanced Papers (Japan), Ltd. Motor bobbin and method for manufacturing same

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