JPH0537863U - 吸盤装置 - Google Patents

吸盤装置

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JPH0537863U
JPH0537863U JP9458791U JP9458791U JPH0537863U JP H0537863 U JPH0537863 U JP H0537863U JP 9458791 U JP9458791 U JP 9458791U JP 9458791 U JP9458791 U JP 9458791U JP H0537863 U JPH0537863 U JP H0537863U
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JP
Japan
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suction
opening
suction cup
chamber
plate
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Application number
JP9458791U
Other languages
English (en)
Inventor
伸年 落合
宏樹 戸村
Original Assignee
石川島検査計測株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸盤装置の部分的な吸引・停止の切り換え作
業を著しく簡略化できるようにして作業能率を向上させ
る。 【構成】 一側が開口し他側が吸引管1に接続された容
器状の吸盤本体2と、該吸盤本体2内部に設けて開口部
3側に面した下室10と吸引管1に連通する上室11と
に仕切る仕切板12と、前記下室10を複数の吸引室1
3に区画する区画壁14と、区画された各吸引室13と
前記上室11との間を連通するように前記仕切板12に
形成した連通孔15と、前記仕切板12に沿って抜き差
しして前記連通孔15の開閉を行う弁孔17を有する開
閉板16とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に物を吸着して運搬する場合等に用いられる吸盤装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、磁石体を用いて磁性体からなる吸着対象物を吸着して吊り上げ、運 搬等を行うことが実施されている。
【0003】 しかし、磁石体を用いる方式では、吸着対象物が磁性体の場合にしか使用でき ないため、吸着対象物が磁性体であるか否かを問わずに使用できるものが要求さ れている。
【0004】 このため、真空吸引方式を採用して鋼板等の磁性体やコンクリート板等の非磁 性体を問わずに吸着して吊り上げ、運搬を行うことのできる吸盤装置が採用され るようになってきている。
【0005】 図6、7は従来の吸盤装置の一例を示すもので、吸盤装置は、一側が開口し他 側が吸引管1に接続された容器状の吸盤本体2を備えており、該吸盤本体2の開 口部3に、該開口部3を覆うことにより吸盤本体内2に吸引室4を形成するよう にした多数の小孔5を有する多孔板6を取付けた構成を有している。
【0006】 前記吸引管1は、図示しない真空源に接続されるようになっている。7は吸着 対象物を示す。
【0007】 上記構成において、図示しない真空源により吸引管1を介して前記吸引室4を 吸引すると、多孔板6の多数の小孔5から空気が吸引されることにより多孔板6 の下面に吸着対象物7を吸着させ、この状態で吊り上げて運搬等を行うことがで きる。
【0008】 一方、前記吸盤装置により、図6、7に示すように吸盤本体2より小さい吸着 対象物7を吸着して運搬するような場合が多々あり、このような場合、吸着対象 物7が接触しない部分から空気が漏れてしまい吸盤として作用しなくなってしま うために、吸着対象物7が接触しない部分の小孔5を目張りして閉塞する必要が ある。又、前記吸着対象物7に隣接して吸着したくない物があるときにも、前記 目張りによる閉塞を行う必要がある。
【0009】 このように吸着対象物7が小さい場合や吸着対象物7に隣接して吸着させたく ない物がある等によって吸着停止部Aが必要となった場合に、従来は、図6に示 すように上記吸着停止部Aに薄い板材8を脱落しないように止めねじ9等にてそ の都度取付けるようにしている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来方式においては、吸着対象物7が吸盤本体2より小さか ったり、又吸着対象物7に隣接して吸着したくない物があるような場合に、吸着 停止部Aにその都度薄い板材8を止めねじ9等にて取付けるようにしているので 、この板材8の着脱作業が非常に面倒であり、しかも取付け時には位置合わせが 必要であるために更に作業に手数と時間を要し、従って吊り上げ、運搬作業の能 率を低下させてしまう問題を有していた。
【0011】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、吸盤装置の部分的な吸引 ・停止の作業を著しく簡略化できるようにして作業能率を向上させることを目的 とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、一側が開口し他側が吸引管に接続された容器状の吸盤本体と、該吸 盤本体内部に設けて開口部側に面した下室と吸引管に連通する上室とに仕切る仕 切板と、前記下室を複数の吸引室に区画する区画壁と、区画された各吸引室と前 記上室との間を連通するように前記仕切板に形成した連通孔と、前記仕切板に沿 って抜き差しして前記連通孔の開閉を行う弁孔を有する開閉板とを備えたことを 特徴とする吸盤装置、に係るものである。
【0013】
【作用】
本考案では、吸着対象物が吸盤本体より小さかったり、又吸着対象物に隣接し て吸着したくない物があるような場合に、吸着させたくない位置の連通孔に連通 している弁孔の位置をずらして連通孔を閉塞するように、開閉板の抜き差し位置 を調整する。このように開閉板の抜き差し位置を調整するのみで、任意の吸引室 の吸引・停止を容易に切り換えることができる。
【0014】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0015】 図1及び図2に示す如く、一側が開口した容器状の吸盤本体1を設け、該吸盤 本体1内に、該吸盤本体1内部を開口部3側に面した下室10と吸引管1に連通 する上室11とに仕切る仕切板12を設け、更に前記下室10を複数の吸引室1 3に区画する区画壁14を設ける。図示の場合図2に示すように吸盤本体1の幅 方向に細長く延びる吸引室13を、吸盤本体1の長手方向に複数個並べて区画す るようにしている。
【0016】 上記各吸引室13と上室11との間を連通する連通孔15を前記仕切板12に 形成する。
【0017】 前記仕切板12に沿って各吸引室13の長手方向に抜き差しが可能な開閉板1 6を設け、該各開閉板16に、該開閉板16の抜き差しによって前記各吸引室1 3に対応して形成した連通孔15を開閉する弁孔17を設ける。図2の場合は、 開閉板16を引抜いた状態では図示しないストッパーが作用して連通孔15と弁 孔17とが常時連通するようになっており、開閉板16をS方向に差し込んだと きに連通孔15と弁孔17の位置がずれて連通孔15が閉塞されるようになって いる。又必要に応じて、前記吸盤本体1の開口部3に、多数の小孔5を備えた多 孔板6を固定するようにしている。前記吸引管1は図示しない真空源に連結され ている。
【0018】 前記開閉板16の全てを図2の反S側に抜出して全ての吸引室13の連通孔1 5を開口させた状態において、多孔板6が吸着対象物7に接着するように吸盤本 体2を吸着対象物7に近付け吸引管1を介して上室11及び各吸引室13を吸引 すると、多孔板6の全面において吸着対象物7を吸着して吊り上げることができ る。
【0019】 一方、吸着対象物7が吸盤装置の吸盤本体2より小さかったり、又吸着対象物 7に隣接して吸着したくない物があるような場合には、吸引停止部Aに対応する 位置の吸引室13の連通孔15を閉塞するように対応する開閉板16をS方向に 差し込む。すると連通孔15と弁孔17との位置がずれることにより連通孔15 が閉じられ、吸引停止部Aの吸引は停止される。このようにして吸引本体2の長 手方向に於ける吸引範囲を任意に選定することができる。
【0020】 上記したように、開閉板16を差し込むのみで吸着停止部Aを閉塞することが でき、従って従来のように薄い板材を着脱するといった面倒な作業を軽減するこ とができる。又開口部3に多孔板6を備えるようにすると、吸着対象物7が未乾 燥のセメント板や粘土質板のような柔らかいものであっても、多孔板6が吸着対 象物7に接触して吸着することになるので、吸着対象物7が吸引力によって変形 するようなこともない。
【0021】 図3〜図5は本考案の他の実施例を示すもので、前記したよう仕切壁12によ って仕切られたに下室10を区画壁14により吸盤本体2の長手方向に複数に区 画すると共に、区画壁18により吸盤本体2の幅方向にも複数に区画して碁盤目 状の吸引室19を形成し、区画壁14によって吸盤本体2の長手方向に区画され た複数列の吸引室19に沿って仕切板12の上側をスライド可能な開閉板20を 設けると共に、区画壁18によって吸盤本体2の幅方向に区画された複数列の吸 引室19に沿って仕切板12の下側をスライド可能な開閉板21を設ける。
【0022】 前記吸引室19の夫々に対応する仕切板12の位置には、図5に示すようにL 字型に配置した3個の連通孔22,23,24が夫々形成してあり、前記開閉板 20には前記連通孔22,23,24の内23,24に連通可能な2個の弁孔2 5,26を形成し、又前記開閉板21には前記連通孔22,23,24の内22 ,23に連通可能な2個の弁孔27,28を形成してある。
【0023】 上記実施例では、下室10を区画壁14,18により吸盤本体2の長手方向と 幅方向に区画した複数の吸引室19の夫々を、長手方向と幅方向に備えた開閉板 20,21の抜き差し操作によって、任意に開閉させることができる。
【0024】 即ち、図5から明らかなように、開閉板20,21の1つを押込んでも前記連 通孔22,23,24の1つは必ず開放されており(移動ストロークがストッパ ー等にて規定されている)、該連通孔22,23,24はそのうちの1つが開口 していればその吸引室19は吸引をすることができる。しかし図4に示すように 開閉板20,21の両方を差し込むと、両方が移動された位置の吸引室19は閉 塞されるようになる。これにより開閉板20,21の押込みの組み合わせにより 図4に示すごとく吸引停止部Aを矩形に形成したり、或いは一部を繰りぬくよう にして吸引停止部Aとするようなことも可能となる。
【0025】 尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではなく、多孔板を備えない場 合にも実施することができること、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内に於 いて種々変更を加え得ること等は勿論である。
【0026】
【考案の効果】 本考案の吸盤装置によれば、開閉板の抜き差し操作のみで複数に区画された各 吸引室の吸引・停止を任意に行うことができ、よって操作を容易且つ迅速に行っ て作業能率を向上させることができる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す切断側面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す切断側面図である。
【図4】図3のIV−IV方向矢視図である。
【図5】図3の実施例の吸引・停止の原理を示す斜視図
である。
【図6】従来の吸盤装置の一例を示す切断側面図であ
る。
【図7】図6の吸盤装置を斜下方から見た斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 吸引管 2 吸盤本体 3 開口部 10 下室 11 上室 12 仕切板 13 吸引室 14 区画壁 15 連通孔 16 開閉板 17 弁孔 18 区画壁 19 吸引室 20 開閉板 21 開閉板 22 連結孔 23 連結孔 24 連結孔 25 弁孔 26 弁孔 27 弁孔 28 弁孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66C 1/02 C 8922−3F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側が開口し他側が吸引管に接続された
    容器状の吸盤本体と、該吸盤本体内部に設けて開口部側
    に面した下室と吸引管に連通する上室とに仕切る仕切板
    と、前記下室を複数の吸引室に区画する区画壁と、区画
    された各吸引室と前記上室との間を連通するように前記
    仕切板に形成した連通孔と、前記仕切板に沿って抜き差
    しして前記連通孔の開閉を行う弁孔を有する開閉板とを
    備えたことを特徴とする吸盤装置。
JP9458791U 1991-10-22 1991-10-22 吸盤装置 Pending JPH0537863U (ja)

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JP9458791U JPH0537863U (ja) 1991-10-22 1991-10-22 吸盤装置

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JPH0537863U true JPH0537863U (ja) 1993-05-21

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ID=14114412

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Cited By (5)

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