JP2529350Y2 - 吸盤装置 - Google Patents

吸盤装置

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JP2529350Y2
JP2529350Y2 JP10528891U JP10528891U JP2529350Y2 JP 2529350 Y2 JP2529350 Y2 JP 2529350Y2 JP 10528891 U JP10528891 U JP 10528891U JP 10528891 U JP10528891 U JP 10528891U JP 2529350 Y2 JP2529350 Y2 JP 2529350Y2
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JP
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suction
perforated plate
plate
magnet
adsorbed
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JP10528891U
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JPH0544486U (ja
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伸年 落合
宏樹 戸村
寿夫 小島
良成 外山
Original Assignee
石川島検査計測株式会社
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に物を吸着して運搬
する場合等に用いられる吸盤装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁石体を用いて磁性体からな
る吸着対象物を吸着して吊り上げ、運搬等を行うことが
実施されている。
【0003】しかし、磁石体を用いる方式では、吸着対
象物が磁性体の場合にしか使用できないため、吸着対象
物が磁性体であるか否かを問わずに使用できるものが要
求されている。
【0004】このため、真空吸引方式を採用して鋼板等
の磁性体やコンクリート板等の非磁性体を問わずに吸着
して吊り上げ、運搬を行うことのできる吸盤装置が採用
されるようになってきている。
【0005】図4は従来の吸盤装置の一例を示すもの
で、吸盤装置は、一側が開口し他側が吸引管1に接続さ
れた容器状の吸盤本体2を備えており、吸着対象物7に
対して比較的小さく形成された吸盤本体2により吸着対
象物7を吸着して吊り上げを行うようにしている。又、
図5、6は柔軟な吸着対象物7を扱う場合の従来の吸盤
装置の例を示すもので、吸着対象物7に対して比較的大
きく形成された吸引管1及び吸盤本体2を備え、該吸盤
本体2の開口部3に、該開口部3を覆うことにより吸盤
本体内2に吸引室4を形成するようにした多数の小孔5
を有する多孔板6を取付けた構成を有している。前記吸
引管1は、図示しない真空源に接続されるようになって
いる。
【0006】上記構成において、図示しない真空源によ
り吸引管1を介して前記吸引室4を吸引すると、多孔板
6の多数の小孔5から空気が吸引されることにより多孔
板6の下面に吸着対象物7を吸着させ、この状態で吊り
上げて運搬等を行うことができる。
【0007】一方、前記吸盤装置により、図5、6に示
すように吸盤装置より小さい吸着対象物7を吸着して運
搬するような場合が多々あり、このような場合、吸着対
象物7が接触しない部分から空気が漏れてしまい吸盤と
して作用しなくなってしまうために、吸着対象物7が接
触しない部分の小孔5を目張りして閉塞する必要があ
る。又、前記吸着対象物7に隣接して吸着したくない物
があるときにも、前記目張りによる閉塞を行う必要があ
る。
【0008】このように吸着対象物7が小さいことによ
って閉塞必要部Aが生じたり、或いは吸着対象物に隣接
して吸着させたくない物がある等によって閉塞必要部A
が生じた場合に、従来は上記閉塞必要部Aに薄い板材8
を脱落しないように止めねじ9等にてその都度取付ける
ようにしている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
方式においては、吸着対象物7が吸盤装置より小さかっ
たり、又吸着対象物7に隣接して吸着したくない物があ
るような場合に、閉塞必要部Aにその都度薄い板材8を
止めねじ9等にて取付けるようにしているので、この板
材8の着脱作業が非常に面倒であり、しかも取付け時に
は位置合わせが必要であるために更に作業に手数と時間
を要し、従って吊り上げ、運搬作業の能率を低下させて
しまう問題を有していた。
【0010】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなし
たもので、吸盤装置の閉塞必要部を閉塞する作業を著し
く簡略化できるようにして作業能率を向上させることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、一側が開口し
他側が吸引管に接続された容器状の吸盤本体と、該吸盤
本体の開口部を覆うように設けられ吸盤本体内に吸引室
を形成する多数の小孔を有した多孔板と、該多孔板の吸
引室側内面における前記小孔を閉塞しない位置に取付け
られ且つ多孔板の外側面に磁性閉塞板を吸着し得る磁石
とを備えたことを特徴とする吸盤装置、に係るものであ
る。
【0012】
【作用】本考案では、吸着対象物が吸盤装置より小さか
ったり、又吸着対象物に隣接して吸着したくない物があ
るような場合に、多孔板外側面の閉塞必要部に磁性閉塞
板を近付けるのみで、多孔板の内面に取付けた磁石によ
り磁性閉塞板を吸引させて多孔板の外側面に接着させ、
必要な位置の小孔を閉塞できる。
【0013】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0014】図1に示すごとく、一側が開口し他側が吸
引管1に接続された容器状の吸盤本体2を設け、該吸盤
本体2の開口部3を覆うようにした多孔板10を取付け
ることにより、吸盤本体内2に吸引室4を形成する。5
は多孔板10に備えられた多数の小孔を示す。
【0015】前記多孔板10の吸引室4側内面には、前
記小孔5を閉塞しないように磁石11を取付けてある。
該磁石11は、図2,3に示すように例えば小孔5を取
り巻くようにリング状としたものを各小孔5毎に取付け
るようにしている。磁石11は図示以外の形状であって
も良く、また各小孔5毎に設けなくても多孔板10の内
面に略均等に配置されていれば良い。
【0016】又、前記多孔板10の外面に接着・離反で
きるようにした所要形状の鋼板等からなる磁性閉塞板1
2を備える。該磁性閉塞板12は、前記小孔5を閉塞で
きれば良いので薄い物で良く、また前記磁石11は前記
磁性閉塞板12を自重で落下させない程度の吸引力で吸
引する容量を備えていれば良い。
【0017】前記多孔板10を吸着対象物7に接着させ
て吸引管1により吸引室4の吸引を行うと、小孔5を介
して吸引される空気により吸着対象物7は多孔板10の
外側面に吸着される。
【0018】一方、吸着対象物7が吸盤装置より小さか
ったり、又吸着対象物7に隣接して吸着したくない物が
あるような場合には、閉塞必要部Aを覆える所要の大き
さを有した磁性閉塞板12を前記閉塞必要部Aに近付け
る。すると磁石11の吸引力によって前記磁性閉塞板1
2は多孔板10の外側面に接着して閉塞必要部Aを閉塞
する。
【0019】このように、磁性閉塞材12を前記閉塞必
要部Aに近付けるのみで、磁石11の吸引力により容易
に閉塞必要部Aを閉塞することができる。従って取付け
のための位置合わせ等の面倒な作業を軽減できる。又、
磁性閉塞板12を取外すときも、前記磁石11の吸引力
に打ち勝つ力で引張ることにより容易に取外すことがで
きる。
【0020】尚、本考案は上記実施例にのみ限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に於い
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0021】
【考案の効果】本考案の吸盤装置によれば、多孔板の内
面に備えた磁石により磁性閉塞板を多孔板の外側面に吸
着させて閉塞必要部の小孔を閉塞するようにしているの
で、磁性閉塞板の着脱による閉塞必要部の閉塞・開放を
容易且つ迅速に行って作業能率を向上させることができ
る優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す切断側面図である。
【図2】図1の一部拡大側面図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視図である。
【図4】従来の吸盤装置の一例を示す切断側面図であ
る。
【図5】従来の吸盤装置の他の例を示す切断側面図であ
る。
【図6】図5の吸盤装置を斜下方から見た斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 吸引管 2 吸盤本体 3 開口部 4 吸引室 5 小孔 10 多孔板 11 磁石 12 磁性閉塞板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小島 寿夫 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)考案者 外山 良成 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (56)参考文献 特開 昭49−104059(JP,A) 特開 昭62−88735(JP,A) 実開 昭57−136687(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側が開口し他側が吸引管に接続された
    容器状の吸盤本体と、該吸盤本体の開口部を覆うように
    設けられ吸盤本体内に吸引室を形成する多数の小孔を有
    した多孔板と、該多孔板の吸引室側内面における前記小
    孔を閉塞しない位置に取付けられ且つ多孔板の外側面に
    磁性閉塞板を吸着し得る磁石とを備えたことを特徴とす
    る吸盤装置。
JP10528891U 1991-11-27 1991-11-27 吸盤装置 Expired - Lifetime JP2529350Y2 (ja)

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JP10528891U JP2529350Y2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 吸盤装置

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JP10528891U JP2529350Y2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 吸盤装置

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JPH0544486U JPH0544486U (ja) 1993-06-15
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JP5899574B2 (ja) * 2011-12-07 2016-04-06 株式会社ブイ・テクノロジー 基板矯正保持装置
JP7425647B2 (ja) * 2020-03-26 2024-01-31 三機工業株式会社 クリーンルーム及びクリーンルームの使用方法

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