JPH0537772U - 磁気浮上搬送装置 - Google Patents

磁気浮上搬送装置

Info

Publication number
JPH0537772U
JPH0537772U JP8714591U JP8714591U JPH0537772U JP H0537772 U JPH0537772 U JP H0537772U JP 8714591 U JP8714591 U JP 8714591U JP 8714591 U JP8714591 U JP 8714591U JP H0537772 U JPH0537772 U JP H0537772U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
levitation
levitation body
support member
transported object
transferred
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8714591U
Other languages
English (en)
Inventor
仁 山田
則幸 川田
茂樹 森井
元巳 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8714591U priority Critical patent/JPH0537772U/ja
Publication of JPH0537772U publication Critical patent/JPH0537772U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】被搬送物と浮上体との間の間隙が、簡単な浮上
体構造で形成でき、被搬送物として許容できる載荷重量
の減少を防止し、且つ製作コストを低減することを目的
とする。 【構成】電磁石列1上を浮上走行する浮上体22の中央
に空孔22aを設け、浮上体22外に設けられた支持部
材4の上部が浮上体22の降下状態でこの空孔22aよ
り上方に突き出る構造とし、浮上体22を降下させた場
合に、被搬送物3を浮上体22から支持部材4の上端に
移載させると共に、被搬送物3と浮上体22との間に保
持治具14を挿入する間隙を生じさせることを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば発塵を嫌う半導体製造装置におけるウエハー搬送機器、その 他、非接触で物体を搬送することが要求される分野に用いて好適な搬送装置に係 り、特に被搬送物体を浮上体の上に載置し、この浮上体を磁石列上で浮上走行さ せる磁気浮上搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、この種の磁気浮上搬送装置が各種研究・開発されている。従来の磁気浮 上搬送装置の構成を図5に示す。同図において、1は電磁石列、2は電磁石列1 上を浮上して移動走行(搬送)する浮上体であり、アルミニウムなどの軽くて導 電性の高い非磁性金属材料を用いて構成される。この浮上体2上には移送の対象 となる半導体ウエハーなどの被搬送物3が載置される。また、図6に上記磁気浮 上搬送装置の平面図を示す。
【0003】 図5および図6に示す構成による従来の磁気浮上搬送装置の浮上体2の上側表 面は、平滑面であり、これにやはり平滑面を有する例えば円板型の半導体ウエハ ーなどを被搬送物3として載荷させている。この状態では、被搬送物3と浮上体 2との間に間隙がないため、被搬送物3に損傷を与えずに同被搬送物3を浮上体 2から下ろすことや、被搬送物3を浮上体2に載せることは困難である。
【0004】 そこで、図5に示す状態において、被搬送物3を浮上体2から下ろす場合、あ るいは浮上体2の上に被搬送物3を載せる場合に対処できるように、本出願人は 実願平2−116005における如く、図7に示すような載荷体12cを浮上体 2上に複数個立設し、その上面に円板型半導体ウエハー等の被搬送物3を載荷さ せることで、被搬送物3と浮上体2との間に間隙(空間)を形成する構造を提案 している。このような構造の磁気浮上搬送装置では、図8に示す如く、保持治具 14を載荷体12cによって形成される間隙に差し込むことで、被搬送物3を保 持治具14に保持して浮上体2から下ろす、あるいは浮上体2の上に被搬送物3 を載せることが行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように先願考案に係る磁気浮上搬送装置(以下、先願装置と称する) では、被搬送物と浮上体との間に間隙を形成するのに、浮上体の上に、被搬送物 を支持するための載荷体を複数個設けた構造をとっていた。このため先願装置で は、浮上体の構造が複雑となり、製作コストが増大する上に、載荷体の重量を支 える必要から、被搬送物として許容できる載荷重量の減少を招き、搬送装置の用 途を著しく制限するという問題があった。
【0006】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものでその目的は、被搬送物を浮上体に載 せたり、あるいは下ろすことを可能とするために必要な被搬送物と浮上体との間 の間隙が、簡単な浮上体構造でもって形成でき、もって被搬送物として許容でき る載荷重量の減少防止および製作コストの低減が計れる磁気浮上搬送装置を提供 することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、磁石列上を浮上走行する浮上体の中央 に下面と上面を貫通する空孔を設け、浮上体外に設けられた被搬送物支持部材が 浮上体の降下状態でこの空孔を遊貫して被搬送物を支持せしめる構造としたこと を特徴とする。
【0008】
【作用】
上記の構成によれば、浮上体を被搬送物支持部材の設置位置で降下させると、 被搬送物支持部材の上部が浮上体の空孔を貫通して浮上体上方へ突き出て、被搬 送物支持部材上面に被搬送物を移載させることが可能となり、被搬送物と浮上体 の間に間隙を形成させることができる。この間隙は、半導体ウエハーなどの被搬 送物を浮上体の上に載せたり、あるいは浮上体上に載せられていた被搬送物を下 ろすための被搬送物保持治具挿入用の空間として用いられる。
【0009】 このため、先願装置における載荷体のような、浮上体上に保持治具挿入用の間 隙を設けるための構造を予め具備する必要がなく、それら構造による重量増のた めに、被搬送物の重量を制限されることもなくなる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
【0011】 図1は同実施例に係る磁気浮上搬送装置の浮上体を中心とする構造を示す図で あり、同図1(a)は平面図、同図(b)はその正面図である。なお、図5、図 6と同一部分には同一符号を付してある。
【0012】 図1において、22は電磁石列1上を浮上走行する新規な構造の浮上体であり 、円板型半導体ウエハー等の被搬送物3はこの浮上体22の上面に載置されて搬 送される。浮上体22の中央には、空孔22aが形成されている。
【0013】 図2は、浮上体22に形成された空孔22aの利用形態を説明するための図で あり、同図2(a)は浮上体22が浮上・静止している状態を示す。 図2(a)において、4は浮上体22外に設けられた支持部材(被搬送物支持 部材)である。この支持部材4は、被搬送物3を浮上体22上に載せたり、ある いは浮上体22から下ろすことが要求される位置(即ち浮上体22の浮上開始位 置あるいは降下位置)に設けられるもので、その断面形状はT字形となっており 、被搬送物3を水平に支持可能なように上面が平坦な構造となっている。また、 支持部材4の上面の大きさは、同支持部材4が浮上体22の空孔22aの周縁部 に接触することなく貫通可能なように設定されている。浮上体22の浮上・静止 状態では、浮上体22(の下面)と支持部材4(の上面)との間には隙間が確保 されており、浮上体22が支持部材4に接触もしくは衝突しないようになってい る。
【0014】 図2(b)は、図2(a)の状態から、電磁石列1による浮上体22の浮上力 をやや減じ、浮上体22を降下させている状態を示す。 図2(a)の状態で浮上体22が降下を始めると、支持部材4の上端が浮上体2 2の空孔22a内に遊挿されるようになり、さらに浮上体22が降下すると、図 2(b)に示すように支持部材4の上部が空孔22aを遊貫して、浮上体22の 上方へ突き出る。これにより、支持部材4の上端で浮上体22上の被搬送物3が 押上げられ、被搬送物3が支持部材4の上面に移載され、同時に浮上体22と被 搬送物3との間に間隙が生じる。
【0015】 図2(c)は、浮上体22と被搬送物3との間の間隙に保持治具14を挿入し た状態を示す。 浮上体22を支持部材4の設置位置で下降させることにより、浮上体22と被 搬送物3との間には図2(b)に示したように間隙が生じる。このため、被搬送 物3の下側には、図8に示したような例えば上下左右に移動制御可能なフォーク 状の保持治具14を、その先端から図示矢印YL 方向(左方向)に移動すること により簡単に挿入することができる。この後、保持治具14を図示矢印XU 方向 (上方向)へ移動することにより、被搬送物3を支持部材4から保持治具14上 に移載することができる。この状態で、保持治具14を図示矢印YR 方向(右方 向)へ移動させれば、被搬送物3を保持治具14と共に別の場所へ移動させるこ とができる。
【0016】 一方、被搬送物3を保持治具14によって支持部材4に載せるには、まず被搬 送物3を載せた保持治具14を、その先端から矢印YL 方向(左方向)に移動す ることで、浮上体22の上側に挿入する。次に、保持治具14を矢印XD 方向( 下方向)に移動することにより、被搬送物3を保持治具14から支持部材4上に 移載することができる。このとき、保持治具14は被搬送物3から離れているた め、被搬送物3を支持部材4に移した状態で、保持治具14だけを矢印YR 方向 (右方向)へ移動させることができる。
【0017】 さて、被搬送物3を支持部材4に載せた状態で、電磁石列1により浮上体22 を浮上させると、支持部材4に載せられていた被搬送物3が浮上体22に移載さ れる。この状態で、浮上体22を走行させれば、浮上体22上の被搬送物3を搬 送することができる。
【0018】 ここで、浮上体22に設けられた空孔22aの位置、大きさは、支持部材4が その空孔22aを介して被搬送物3の重心を支持できるように決定されており、 更に保持治具14の形状、浮上体22の浮上力を考慮して決定されている。上記 実施例における保持治具14、支持部材4および空孔22aの位置関係を図3に 示す。
【0019】 なお、上記実施例では、保持治具14が上下方向(XL ,XR 方向)への移動 機能を持つものとしているが、この移動機能を支持部材4に持たせることも可能 である。
【0020】 また、上記実施例では、中央に空孔22aが設けられた浮上体22を用いた場 合について説明したが、これに限るものではなく、例えば図4に示すように、軸 対象な4つの空孔32aが設けられた浮上体32を用いることも可能である。こ のような浮上体32の構造では、同浮上体32が降下状態(浮上開始前の状態) にある場合に、図4に示すように、同浮上体32の4つの空孔32aに遊貫する 4つの支持部材24を支持部材4に代えて用いる必要がある。 この他、空孔の数、形状、位置、大きさは、本考案の要旨を逸脱しない範囲で 種々変形可能であることは言うまでもない。
【0021】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、磁石列上を浮上走行する浮上体に空孔を 設け、浮上体外に設けられた被搬送物支持部材の上部が浮上体の降下状態でこの 空孔より突き出る構造としたので、浮上体を降下させると、浮上体上の被搬送物 と浮上体との間に被搬送物を保持するための保持治具を挿入する間隙を形成する ことができ、これにより被搬送物を保持治具上に移載することができる。また、 同様にして、保持治具から被搬送物を被搬送物支持部材に移載して、この状態で 浮上体を浮上させることにより、更に支持部材から浮上体に被搬送物を移載する ことができる。
【0022】 このように本考案によれば、被搬送物を浮上体に載せたり、あるいは下ろすこ とを可能とするために必要な被搬送物と浮上体との間の間隙を、浮上体に空孔を 設けるだけで形成できるので、先願装置における載荷体のような、浮上体上に保 持治具挿入用の間隙を設けるための構造を予め具備する必要がなく、それら構造 による重量増のために、被搬送物の重量を制限されることもなくなる。また、構 造が簡単であるために、製作コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る磁気浮上搬送装置の浮
上体を中心とする構造を示す図。
【図2】同実施例における機能説明図。
【図3】同実施例における浮上体と他部材との関連を示
す図。
【図4】本考案の他の実施例に係る磁気浮上搬送装置の
浮上体の構造を他部材と関連させて示す図。
【図5】従来の磁気浮上搬送装置の構成を示す正面図。
【図6】従来の磁気浮上搬送装置の構成を示す平面図。
【図7】先願考案に係る浮上体の構造を示す図。
【図8】先願考案に係る浮上体の構造を他部材と関連さ
せて示す図。
【符号の説明】
1…電磁石列、2,22,32…浮上体、3…被搬送
物、4,24…支持部材、12c…載荷体、14…保持
治具、22a,32a…空孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中島 元巳 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮上体を磁石列上で浮上走行させる磁気
    浮上搬送装置において、上記浮上体の中央に空孔を設
    け、上記浮上体外に設けられた被搬送物支持部材が上記
    浮上体の降下状態で上記空孔を遊貫し、上記浮上体上の
    被搬送物を支持せしめるようにしたことを特徴とする磁
    気浮上搬送装置。
JP8714591U 1991-10-24 1991-10-24 磁気浮上搬送装置 Withdrawn JPH0537772U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8714591U JPH0537772U (ja) 1991-10-24 1991-10-24 磁気浮上搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8714591U JPH0537772U (ja) 1991-10-24 1991-10-24 磁気浮上搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0537772U true JPH0537772U (ja) 1993-05-21

Family

ID=13906816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8714591U Withdrawn JPH0537772U (ja) 1991-10-24 1991-10-24 磁気浮上搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0537772U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI724239B (zh) 高架搬送系統及高架搬送車
JP4848862B2 (ja) 搬送台車走行軌道
JPH07228345A (ja) トンネル搬送装置
JP6332133B2 (ja) 容器搬送設備
JPH01103848A (ja) 真空室内搬送装置
JPH0537772U (ja) 磁気浮上搬送装置
WO2021220621A1 (ja) 搬送車システム
KR101619876B1 (ko) 이송장치용 흡착패드 및 이를 구비하는 이송장치
JP3364294B2 (ja) 搬送装置および搬送方法
JPH07147310A (ja) 移載装置及び方法
JPS6231303A (ja) 磁気浮上垂直走行装置
TWI841837B (zh) 搬送車系統
JPH0410553A (ja) 半導体基板搬送用チャッキング装置、半導体基板サセプタおよび半導体基板非接触クリーン搬送装置
JPS63202204A (ja) 磁気浮上型搬送装置
JPH04121936U (ja) 交流磁気浮上搬送装置
JPH0597242A (ja) 磁気浮上式搬送方式
JPH05105232A (ja) 搬送台退避機構
JPH0537773U (ja) 交流磁気浮上搬送装置
JPS61128705A (ja) リニアモ−タを用いた懸垂式搬送装置
JPH04153122A (ja) 磁気浮上搬送装置
JP3393660B2 (ja) 搬送装置
JPH054718A (ja) 磁気浮上搬送装置
KR19990032526U (ko) 하드디스크 드라이브 이송장치
JPH03243524A (ja) 搬送装置
JPH0785605B2 (ja) クリーンルームなどに用いる搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208