JPH0537707U - 塵芥収集車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】投入口から飛び出した塵芥から操作装置を保護
する。 【構成】車枠上に搭載された塵芥収容箱１の後面開口部
に塵芥積込装置を備えた塵芥投入箱２が傾動可能に連設
され、該塵芥投入箱２の後面に形成された投入口２１の
少なくとも一側方に操作装置６，７が設けられた塵芥収
集車において、前記操作装置６，７が設けられた投入口
２１の側方には、ガード部材８が該操作装置６，７の表
面から所定間隔を隔てて上下方向に配置されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、塵芥収集車に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、塵芥収集車としては、車枠上に搭載された塵芥収容箱の後面開口部に塵 芥積込装置を備えた塵芥投入箱が傾動可能に連設され、該塵芥投入箱の後面に形 成された投入口の側方に操作装置が設けられており、この操作装置により塵芥積 込装置などの作動を操作していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の塵芥収集車では、操作装置が投入口の側方に配置さ れているため、例えば長尺物や大型ごみなどを投入口に投入する際、投入口から 飛び出たごみが操作装置にぶつかって操作装置の破損を招くとともに、誤動作の 原因になるという問題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の塵芥収集車は、車枠上に搭載された塵芥収容箱の後面開口部に塵芥積 込装置を備えた塵芥投入箱が傾動可能に連設され、該塵芥投入箱の後面に形成さ れた投入口の少なくとも一側方に操作装置が設けられた塵芥収集車において、前 記操作装置が設けられた投入口の側方には、ガード部材が該操作装置の表面から 所定間隔を隔てて上下方向に配置されたものである。

【０００５】

【作用】

ガード部材を操作装置の表面から所定間隔を隔てて上下方向に配置することで 、投入口から飛び出した塵芥はガード部材に当接することとなり、これによって 操作装置を保護する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。

【０００７】 図１は、本考案に係る塵芥収集車を示している。

【０００８】 図１において、１は塵芥収集車の車枠上に搭載された塵芥収容箱であって、こ の塵芥収容箱１の後面開口部に塵芥投入箱２が枢軸３を以て傾動可能に連設され ている。

【０００９】 塵芥投入箱２は、その背面下部に塵芥を投入する投入口２１が開口され、塵芥 投入箱２の内部下方に塵芥の貯留室５が形成されている。塵芥投入箱２内には貯 留室５に貯留された塵芥を圧縮、押潰して塵芥収容箱１内に積込むための図示し ない塵芥積込装置が装備されており、この塵芥積込装置は複数の油圧アクチュエ ータにより作動される従来周知なものである。

【００１０】 前記塵芥収容箱１内には、排出板（図示省略）が前後方向に摺動自在に配設さ れ、塵芥収容箱１の前部と排出板の下部との間に設けられた図示しない伸縮シリ ンダの伸縮動作により排出板が塵芥収容箱１内を往復動自在に構成されている。

【００１１】 よって、塵芥積込装置による塵芥収容箱１内への塵芥の積込により前記排出板 に所定圧以上の反力が作用した場合に、この排出板が順次前方に移動することで 、塵芥を塵芥収容箱１に高密度に圧縮して積込んでいる。また、塵芥の排出時に はこの排出板を後方まで移動させることによって塵芥を外部に排出している。

【００１２】 一方、前記塵芥投入箱２の投入口２１の両側方には、操作装置６，７が設けら れている。操作装置６は、前記塵芥積込装置の始動や非常停止など各操作を行う ための複数個のスイッチ６１が備えられ、操作装置７は非常停止用スイッチ７１ が備えられている。これらスイッチ６１，７１を備えた操作装置６，７の表面は 、やや外方に傾斜させた状態で配置されている。

【００１３】 また、塵芥投入箱２の投入口２１の両側方には、操作装置６，７を保護するた めのガード部材８が設けられている。

【００１４】 ガード部材８は、塵芥投入箱２の後部形状に対応して若干屈折した形状に形成 された棒状体からなり、操作装置６，７の表面から所定間隔を隔てて上下方向に 配置されている。

【００１５】 このようにガード部材８を配置することで、塵芥投入時において投入口２１か ら飛び出して操作装置６，７に当接しようとする塵芥は、その手前でガード部材 ８に当接することになり、これによって操作装置６，７を保護する。

【００１６】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案によれば、ガード部材を操作装置の表面から所定間 隔を隔てて上下方向に配置することで、投入口から飛び出した塵芥は、操作装置 に当接する手前でガード部材と当接することになり、これによって操作装置を保 護でき、塵芥による操作装置の破損を防止できるとともに、塵芥が操作装置のス イッチを押し誤動作することもない。

【００１７】 また、操作時においてガード部材を作業者の把持部として利用することもでき 、これによりガードを握った状態でスイッチを操作することでスイッチ操作を確 実に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る塵芥収集車の概略構成を示す側面
図である。

【図２】本考案に係る塵芥収集車の概略構成を示す背面
図である。

【符号の説明】

１ 塵芥収容箱 ２ 塵芥投入箱 ２１ 投入口 ６，７ 操作装置 ８ ガード部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 車枠上に搭載された塵芥収容箱の後面開
   口部に塵芥積込装置を備えた塵芥投入箱が傾動可能に連
   設され、該塵芥投入箱の後面に形成された投入口の少な
   くとも一側方に操作装置が設けられた塵芥収集車におい
   て、 前記操作装置が設けられた投入口の側方には、ガード部
   材が該操作装置の表面から所定間隔を隔てて上下方向に
   配置されたことを特徴とする塵芥収集車。