JPH0537542U - 道路機械の走行装置 - Google Patents

道路機械の走行装置

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JPH0537542U
JPH0537542U JP9546091U JP9546091U JPH0537542U JP H0537542 U JPH0537542 U JP H0537542U JP 9546091 U JP9546091 U JP 9546091U JP 9546091 U JP9546091 U JP 9546091U JP H0537542 U JPH0537542 U JP H0537542U
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pressure
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哲男 前田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスファルトフィニッシャのように、前後輪
のタイヤ径が異なったり、軸荷重が異なっている四輪駆
動の道路機械において、前車輪と後車輪との牽引力のバ
ランスを適正比率に保ち、安定した走行状態を得るこ
と。 【構成】 前輪駆動用と後輪駆動用の異なった油圧モー
タを備えた四輪駆動の道路機械において、前輪駆動用モ
ータ22,22’と該前輪駆動用モータへ圧油を供給す
る油圧ポンプ12との間に、圧力補償弁24aを配設
し、該圧力補償弁24aのパイロット回路をパイロット
圧比例リリーフ弁23を介して後輪駆動用モータ7の駆
動用油圧回路8に接続し、後輪駆動用圧力と前輪駆動圧
力とを一定比率に保つようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、アスファルトフィニッシャ等道路機械の走行装置の改良に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来公知の四輪駆動のアスファルトフィニッシャの前輪駆動機構は、前輪にか かる荷重に関係なく駆動力が一定に保たれるようになっていた。
【0003】 そのため、設定駆動力が大きすぎると、ホッパが空に近くなったとき前輪が空 転して路面を痛め、一方、駆動力を小さく設定すると、ホッパにアスファルト合 材を満載したとき十分な駆動力が得られないという問題点があった。
【0004】 この問題点を解決するため、前後輪の回転速度を同期化させることによって、 前輪の空転を防止して路面を保護するとともに、所要の駆動力を確保することが できるようにした前後輪の速度同調装置が提案されている。(実開平3−129 08公報参照)
【0005】 このような前後輪の回転速度同調機構によれば、回転速度を同調させることは できても、前車輪と後車輪の軸荷重の差異により牽引力のバランスがとれず、そ のため、微小スリップまたはショック等により安定走行が妨げられることがある という問題点が残る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記問題点を解決することを課題としてなされたものであって、 アスファルトフィニッシャのように、前後輪のタイヤ径が異なったり、軸荷重が 異なっている四輪駆動の道路機械において、前車輪と後車輪との牽引力のバラン スを適正比率に保ち、安定した走行状態を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記課題を解決するための手段を提供するものであって、前輪駆動 用油圧モータ22,22’と後輪駆動用油圧モータ7とを備えたアスファルトフ ィニッシャ等の道路機械において、前輪駆動用モータ22,22’と該前輪駆動 用モータへ圧油を供給する油圧ポンプ12との間に、圧力補償弁24aを配設す ると共に、該圧力補償弁24aのパイロット回路をパイロット圧比例リリーフ弁 23を介して後輪駆動用モータ7の駆動用油圧回路8に接続し、後輪駆動用圧力 PR と前記パイロット圧比例リリーフ弁23で設定される圧力補償弁24aのパ イロット圧PF とを一定比率に保つようにして、後輪駆動圧と前輪駆動圧とを一 定比率に保持することを特徴とする道路機械の走行装置を考案要旨とするもので ある。
【0008】
【実施例】
以下、この考案をアスファルトフィニッシャに適用した実施例について説明す る。
【0009】 図1において、1は後輪駆動用の可変容量油圧ポンプ、2,2’は該ポンプ1 の容量制御回路である。
【0010】 この容量制御回路2,2’は、前記油圧ポンプ1と共にエンジン3により駆動 される油圧ポンプ4に絞り切換弁5を介して接続されており、前記油圧ポンプ1 の斜板傾転機構1aにパイロット圧油を給・排し、該油圧ポンプ1の吐出容量を 制御する。
【0011】 前記した斜板傾角調整用の油圧ポンプ4の吐出側にはリリーフ弁6が接続され ている。
【0012】 7は後輪駆動用の油圧モータで、該モータ7は駆動回路8,8’を介して前記 油圧ポンプ1に接続されている。
【0013】 この駆動回路8,8’には、前記油圧モータ7と並列に、リリーフ弁9と、駆 動回路8,8’側への流通のみを許容するチェック弁10を備えたバイパス回路 11が設けられており、該回路11は前記リリーフ弁6を介して油圧ポンプ4に 接続されている。
【0014】 12は前輪およびフィーダ駆動用の可変容量油圧ポンプで、該ポンプ12は前 記油圧ポンプ1,4と同様に前記エンジン3により駆動される。
【0015】 13はポンプ12の制御機構で、該制御機構はシリンダ式制御器14.15と 圧力保持用レギュレータ17および流量保持用レギュレータ18とにより構成さ れている。
【0016】 このシリンダ式制御器14,15は、油圧ポンプ12の斜板傾転機構としてポ ンプ軸に対して対称に設けられており、一方の制御器14には、斜板傾角を増す 方向にバネ16が内蔵され、前記油圧ポンプ12の吐出側に接続されている。
【0017】 また、前記圧力保持用レギュレータ17と流量保持用レギュレータ18には、 それぞれスプールの一端にバネを設け、かつ、他端は油圧ポンプ12の吐出側に 接続されている。
【0018】 そして、前記制御器15はパイロット管路19を経て前記圧力保持用レギュレ ータ17および流量保持用レギュレータ18を介して、タンクまたは油圧ポンプ 12の吐出側に選択的に連通するようになっている。
【0019】 前記油圧ポンプ12は、前進・停止用電磁比例切換弁20aを介して、モータ 駆動回路21,21’に接続されており、該駆動回路21,21’は前輪駆動用 の油圧モータ22,22’に接続されている。
【0020】 また前記油圧ポンプ12は、フィーダ駆動用電磁比例切替弁20b,20cを 介して、フィーダ駆動用油圧モータ32a,32bに並列に接続されている。
【0021】 24a,24b,24cは、前記電磁比例切換弁20a,20b,20cの入 口と出口との差圧を一定にするための圧力補償弁であって、前記油圧ポンプ12 と前記各電磁比例切換弁20a,20b,20cとの間にそれぞれ挿入されてい る。
【0022】 なお、前記電磁比例切換弁20a,20b,20cの代わりに電磁比例流量制 御弁を用いてもよし、簡略化して単なる切換弁としても差し支えない。
【0023】 26は後輪、27,28はスプロケット、29はチェーン、30はデファレン ッシャルギヤ、31はトランスミッションで、後輪駆動用モータ7の動力は、こ の駆動系統を介して後車輪26に伝達される。
【0024】 23は前輪駆動圧力設定用のパイロット圧比例リリーフ弁であって、該リリー フ弁23の一次側(パイロット圧受圧側)は駆動回路8と接続し、また、二次側 (リリーフ圧設定側)は、前記圧力補償弁24aのパイロット圧として接続する と共に、絞り弁33を介してシャットル弁25aと接続している。
【0025】 前記パイロット圧比例リリーフ弁23のパイロット圧受圧面積はAR,リリーフ 圧設定側面積はAF となっている。
【0026】 37はパイロット圧比例リリーフ弁23に接続されたドレーン回路であって、 設定圧以上の余剰圧油をタンクに排出する。38は圧力補償弁24aの圧力補償 用バネであって、その設定圧力により、電磁比例切換弁20aを通過する流量が ポンプ12又はモータ22,22’の圧力が変化しても一定流量を維持できるよ うになっている。
【0027】
【作用】
後輪駆動用モータ7の駆動圧力は、その駆動油圧回路8から、前輪駆動圧力設 定用のパイロット圧比例リリーフ弁23にパイロット圧力として導入される。
【0028】 前記駆動油圧回路8から、パイロット圧比例リリーフ弁23にパイロット圧と して導入される後輪駆動圧力をPR 、パイロット圧比例リリーフ弁23で設定さ れるリリーフ圧をPF とすれば、PF =AR/AF ×PR となる。
【0029】 PF が、AR/AF ×PR 以上になろうとしても、ドレーン回路37から圧油が 抜け、PF 〉AR/AF ×PR となることはない。また、圧力補償弁24aの圧力 補償用バネ38の設定圧力は電磁比例切換弁20aの圧力損失以上となっている ため、前車輪35がスリップしない限り前記圧力PF が低下傾向になることはな い。
【0030】 以上のとおり、後輪駆動圧力PR とパイロット圧比例リリーフ弁23で設定さ れるリリーフ圧PF との関係は、PF =AR/AF ×PR となるので、パイロット 圧比例リリーフ弁23の一次側面積AR と、二次側面積AF との比を適当に選択 することによって、前車輪および後車輪の牽引力のバランスを適正比率に保ち安 定した走行状態を維持することができる。
【0031】 すなわち、前記圧力補償弁24aの出力側ポートにリリーフ弁23を接続する ことにより、該圧力補償弁24aの吐出圧力(すなわち、電磁比例切換弁20a の入力圧力)は、「後輪駆動圧力PR により設定されるリリーフ圧PF +バネ3 8により設定される圧力補償弁24aの設定差力」に制御されるため、前後車輪 の駆動圧力比は一定となり、牽引力のバランスを適正比率に保ち安定した走行状 態を維持することができるのである。
【0032】
【効果】 本考案によれば、前輪駆動用油圧モータ22,22’と後輪駆動用油圧モータ 7とを備えたアスファルトフィニッシャ等の道路機械において、前輪駆動用モー タ22,22’と該前輪駆動用モータへ圧油を供給する油圧ポンプ12との間に 、圧力補償弁24aを配設すると共に、該圧力補償弁24aのパイロット回路を パイロット圧比例リリーフ弁23を介して後輪駆動用モータ7の駆動用油圧回路 8に接続し、後輪駆動用圧力PR と前記パイロット圧比例リリーフ弁23で設定 される圧力補償弁24aのパイロット圧PF とを一定比率に保つようにしたこと により、後輪駆動圧力と前輪駆動圧力との関係を適正比率に保つことができ、前 後輪のタイヤ径が異なったり軸荷重が異なっていても、安定した走行状態を維持 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の道路機械の走行装置の駆動回路図。
【図2】本考案の走行装置を備えたアスファルトフィニ
ッシャの側面図。
【符号の説明】
1 後輪駆動用油圧ポンプ 7 後輪駆動用油圧モータ 8 後輪駆動用油圧回路 12 前輪駆動用油圧ポンプ 22,22’ 前輪駆動用油圧モータ 23 パイロット圧比例リリーフ弁 24a 圧力補償弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪駆動用油圧モータ(22,22')と後輪駆
    動用油圧モータ(7)とを備えたアスファルトフィニッシ
    ャ等の道路機械において、前輪駆動用モータ(22,22')と
    該前輪駆動用モータへ圧油を供給する油圧ポンプ(12)と
    の間に、圧力補償弁(24a) を配設すると共に、該圧力補
    償弁(24a) のパイロット回路をパイロット圧比例リリー
    フ弁(23)を介して後輪駆動用モータ(7) の駆動用油圧回
    路(8)に接続し、後輪駆動用圧力(PR)と前記パイロッ
    ト圧比例リリーフ弁(23)で設定される圧力補償弁(24a)
    のパイロット圧(PF)とを一定比率に保つようにして、
    後輪駆動圧と前輪駆動圧とを一定比率に保持することを
    特徴とする道路機械の走行装置。
JP9546091U 1991-10-25 1991-10-25 道路機械の走行装置 Expired - Lifetime JP2519789Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998004428A1 (fr) 1996-07-31 1998-02-05 Komatsu Ltd. Materiel de deplacement pour vehicule a quatre roues motrices

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998004428A1 (fr) 1996-07-31 1998-02-05 Komatsu Ltd. Materiel de deplacement pour vehicule a quatre roues motrices

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