JPH0537515Y2 - - Google Patents

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JPH0537515Y2
JPH0537515Y2 JP1987108708U JP10870887U JPH0537515Y2 JP H0537515 Y2 JPH0537515 Y2 JP H0537515Y2 JP 1987108708 U JP1987108708 U JP 1987108708U JP 10870887 U JP10870887 U JP 10870887U JP H0537515 Y2 JPH0537515 Y2 JP H0537515Y2
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electromagnetic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電波等の電磁波を遮蔽する電磁波シ
ールド壁の連続構造に関し、特に、隣接する電磁
波シールド壁ユニツトの端面の接合構造に関す
る。
〔従来の技術〕
今日、複合電子交換機やコンピユータ等の情報
通信設備を共同利用、ビル内や外部との情報通信
を行なういわゆるインテリジエントビルの要請が
強くなつてきている。
ビル内では、情報通信に電波を使用することが
多く、外部からの電波、ノイズ電波の放出、内部
のテレビ中間周波等により情報通信機器が誤動作
することがある。
そこで、表面をシールド用導電材料で構成し、
電波等の電磁波を遮蔽する電磁波シールド壁が必
要になるが、一定の長さの電磁波シールド壁ユニ
ツトを接合して連続した電磁波シールド壁を設置
する場合、隣接する電磁波シールド壁ユニツトに
電気的な隙間があると、電波,電磁波等がそこか
ら漏れることになる。従つて、隣接する電磁波シ
ールド壁ユニツトの接合部は電気的接続を確保し
た状態にする必要がある。隣接する電磁波シール
ド壁ユニツトの接合は、現場において、例えば
溶接、それらに取り付けたブラケツトのボルト
締め、遮蔽板で隙間を覆つてボルト締め等によ
り行なわれている(テクノシステム27巻,P70,
電気書院発行,1987年1月第1版参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、現場において、溶接により隣接する
電磁波シールド壁ユニツトを接合する場合には、
溶接機器が必要になり、作業時に溶接火花が発生
することから安全上も問題があり、技能上からも
溶接作業は熟練作業者に限定される。
また、ボルト締めで行なう場合には、ボルト締
め作業に時間が掛かり、作業の効率が悪く、しか
も、ボルトが電磁波シールド壁ユニツトの壁面か
ら突出するので、外観上からも好ましくない。
なお、実開昭60−103895号公報には、導電性接
続部材の喰込突起を電磁波シールド壁端面の張出
部側面に嵌合させて電磁波シールド壁を接続する
ものが記載されている。
ところが、この実開昭60−103895号公報におい
ては、喰込突起が表面塗装を破つて張出部に喰い
込むために用いられている。
そのため、喰込突起が銅メツキを傷める。着脱
の繰り返し、シールドパネルの振動により、喰込
突起に接触する銅メツキが剥がれ、導電性を失
う、などの不具合がある。
その結果、シールドパネル同志の電気的接続が
失われることとなる。
また、この実開昭60−103895号公報において
は、張出部のコ字状の外側は非導電性であり、支
柱も非導電性であるため、シールドパネル同士の
電気的接続は接続部材のみによる点接合によつて
確保されているだけである。
このため、接続部材のない部分では電気的接続
がなく、シールド機能はない。
従つて、接合したシールドパネルの全体として
のシールド性は存在しない。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、隣接する電磁波シールド
壁ユニツトの接合の際、電気的接続を確保するの
に、現場で簡単に作業ができ、作業の効率が良
く、壁面に突起物が形成されない電磁波シールド
壁の連続構造を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、隣接す
る電磁波シールド壁ユニツトの端面を突き合わせ
て接合し、連続した壁面が形成される電磁波シー
ルド壁の連続構造において、両端面に、テーパ溝
側面が形成された蟻溝をそれぞれ設け、テーパ溝
側面に係合する楔面が形成された一対の楔部を有
する接合具を、両蟻溝に差し込んだものである。
〔考案の作用〕
本考案の作用を説明する。
先ず、隣接する一方の電磁波シールド壁ユニツ
トと他方の電磁波シールド壁ユニツトの端面を突
き合わせる。
電磁波シールド壁ユニツトの両蟻溝に接合具を
差し込むと、接合具の一方の楔部に着目すれば、
接合具の一方の楔部の楔面が、一方の電磁波シー
ルド壁ユニツトの蟻溝のテーパ溝側面を押す。こ
れにより、一方の電磁波シールド壁ユニツトが他
方の電磁波シールド壁ユニツトに押し付けられる
が、他方の電磁波シールド壁ユニツトの蟻溝のテ
ーパ溝側面が接合具の他方の楔部の楔面によつて
押さえ付けられており、他方の電磁波シールド壁
ユニツトは移動しない。接合具の他方の楔部に着
目しても同様の作用が生じる。要するに、電磁波
シールド壁ユニツトが接合具を介して相互に押し
付け合う力を受ける。
〔考案の実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
第1図は本考案の実施例に係る電磁波シールド
壁の連続構造を示す。
第1図において、10,20は連続した壁面が
形成される電磁波シールド壁の適当な場所におけ
る隣接する電磁波シールド壁ユニツトであり、両
電磁波シールド壁ユニツト10,20の接合され
るべき両端面11,21に、その縦方向に沿つて
蟻溝12,22がそれぞれ設けられている。蟻溝
12,22は、台形状に奥に広がつている凹溝
で、テーパ溝側面12A,22Aが形成されてい
る。そして、電磁波シールド壁ユニツト10,2
0の表面は電波,電磁波等を遮蔽するシールド用
導電材で構成されている。
30は導電性材料で構成される細長い板状の接
合具である。接合具30は、導電性材料であるこ
とから、電磁波シールド効果を生じ、断面で切つ
て見ると、中央部で細くなつており、中央部から
端部にかけて膨んだ一対の楔部31,31を有す
る。各楔部31にはそれぞれ楔面31A,31A
及び楔面31B,31Bが形成され、楔面31
A,31Bは両蟻溝12,22のテーパ溝側面1
2A,22Aに係合するようになつている。
次に、本実施例の作用を説明する。
現場に両電磁波シールド壁ユニツト10,20
を搬入し、一方の電磁波シールド壁ユニツト10
の端面11と他方の電磁波シールド壁ユニツト2
0の端面21とを突き合わせて水平にセツトす
る。
電磁波シールド壁ユニツト10,20の両蟻溝
12,22に接合具30を差し込むと、接合具3
0の一方の楔部31に着目すれば、接合具30の
一方の楔部31の楔面31Aが、一方の電磁波シ
ールド壁ユニツト10の蟻溝12の楔面32Aを
押す。これにより、一方の電磁波シールド壁ユニ
ツト10が他方の電磁波シールド壁ユニツト20
に押し付けられるが、他方の電磁波シールド壁ユ
ニツト20の蟻溝22のテーパ溝側面22Aは接
合具30の他方の楔部31の楔面31Bによつて
押さえ付けられており、他方の電磁波シールド壁
ユニツト20は移動しない。接合具30の他方の
楔部31に着目しても同様の作用が生じる。要す
るに、電磁波シールド壁ユニツト10,20が接
合具30を介して相互に押し付け合う力を受け
る。
水平の状態になつている電磁波シールド壁ユニ
ツト10,20を接合後、垂直に立て、建築構造
物に設置する。
以上の如く構成によれば、接合具30を、両電
磁波シールド壁ユニツト10,20の蟻溝12,
22に差し込むことにより、一方の電磁波シール
ド壁ユニツト10の端面11と他方の電磁波シー
ルド壁ユニツト20の端面21とが圧着する。即
ち、接合具30の楔部31,31の楔面31A,
31Bが、両電磁波シールド壁ユニツト10,2
0の蟻溝12,22の楔面12A,22Aに係合
する構造となつているので、接合具30を蟻溝1
2,22に差し込みさえすれば、上記に述べた作
用により自動的に両電磁波シールド壁ユニツト1
0,20を圧着させることができる。
従つて、本実施例においては、接合具30の
楔面31A,31Bと蟻溝12,22のテーパ溝
面12A,22Aが係合するため、導電性部分を
傷めることがない。電磁波シールド壁ユニツト
10,20の導電性を有する端部同士が全面的に
圧着することにより、シートド性が確実に得られ
る。着脱の繰り返し,振動なとによるシールド
性の低下がない、という特長を有する。
従つて、現場において、従来のような溶接作
業,ボルト締め等の作業がなくても、電磁波シー
ルド壁ユニツト10,20の間の電気的接続を簡
単に、しかも、作業の効率を良く確保することが
でき、電磁波シールド壁ユニツト10,20の壁
面から従来例のようにボルトを突出させることが
ない。
第2図は本考案の実施例の変形例を示し、蟻溝
12,22の溝側面に、それぞれ片側にテーパ溝
側面12A,22Aを形成し、これに対応させて
接合具30の楔部31,31にそれぞれ楔面31
A,31Bを形成し、これらを係合させる構造と
している。
第3図,第4図は本考案の実施例の他の変形例
を示す。
図示のように、電磁波シールド壁ユニツト1
0,20の接合されるべき端面11,21は、そ
れぞれ根もと部分が細くなつた台形状に突出した
先端部11A,21Aを有し、突き合わせ時、相
互に係合する状態となつている。端面11,21
には、正面から見て蟻溝12,22が壁側面の一
部に形成されている。この蟻溝12,22に、電
磁波シールド壁ユニツト10,20の側面方向か
ら一対の楔部31,31を有する接合具30を差
し込んで、電磁波シールド壁ユニツト10,20
を圧着する。このような構造にすることにより、
側面方向から接合具30を差し込むことができる
ので、電磁波シールド壁ユニツト10,20を垂
直に設置した状態でも作業することができる。
なお、上記実施例においては、接合具30は導
電性材料で構成されているが、必ずしも、かかる
材質に限定されることはなく、例えば樹脂でも良
い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案に係る電磁波シール
ド壁の連続構造によれば、接合具の楔面と蟻溝の
テーパ溝面が係合するため、導電性部分を傷める
ことがない。電磁波シールド壁ユニツトの導電性
を有する端部同士が全面的に圧着することによ
り、シールド性が確実に得られる。着脱の繰り返
し、振動などによるシールド性の低下がない。従
つて、隣接する電磁波シールド壁ユニツトの接合
の際の電気的接続を確保するのに、現場で簡単に
でき、作業の効率を良くし、電磁波シールド壁ユ
ニツトの壁面から突起物を突出させることをなく
すことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る電磁波シールド
壁の連続構造の断面図、第2図は同電磁波シール
ド壁の連続構造の変形例を示す断面図、第3図は
同電磁波シールド壁の連続構造の他の変形例を示
す正面図、第4図は第3図のA−A断面図であ
る。 10……一方の電磁波シールド壁ユニツト、2
0……他方の電磁波シールド壁ユニツト、11,
21……端面、12,22……蟻溝、12A,2
2A……テーパ溝側面、30……接合具、31…
…楔部、31A,31B……楔面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隣接する電磁波シールド壁ユニツトの端面を突
    き合わせて接合し、連続した壁面が形成される電
    磁波シールド壁の連続構造において、両端面に、
    テーパ溝側面が形成された蟻溝をそれぞれ設け、
    テーパ溝側面に係合する楔面が形成された一対の
    楔部を有する接合具を、両蟻溝に差し込んだこと
    を特徴とする電磁波シールド壁の連続構造。
JP1987108708U 1987-07-15 1987-07-15 Expired - Lifetime JPH0537515Y2 (ja)

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JP1987108708U JPH0537515Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

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JPS6413793U JPS6413793U (ja) 1989-01-24
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JPS60103895U (ja) * 1983-12-20 1985-07-15 松下電工株式会社 電波シ−ルドパネルの接続構造

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JPS6413793U (ja) 1989-01-24

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