JPH0142294Y2 - - Google Patents

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JPH0142294Y2
JPH0142294Y2 JP11214786U JP11214786U JPH0142294Y2 JP H0142294 Y2 JPH0142294 Y2 JP H0142294Y2 JP 11214786 U JP11214786 U JP 11214786U JP 11214786 U JP11214786 U JP 11214786U JP H0142294 Y2 JPH0142294 Y2 JP H0142294Y2
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connecting plate
reinforcing
pipe
contact surface
plate part
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、架空送電線のパイプジヤンパ装置や
変電所のパイプ母線装置などにおいてパイプ導体
の接続に用いられる接続端子に関するものであ
る。
〔従来技術とその問題点〕
架空送電線のパイプジヤンパ装置や変電所のパ
イプ母線装置などにおいては、パイプ導体の長大
化が進んでいるが、それに伴い、運搬、施工の面
から、パイプ導体の接続が必要になつてきてい
る。
従来、パイプ導体の接続は第8図ないし第10
図のように行われている。すなわち接続すべきパ
イプ導体11A,11Bの端部にそれぞれ接続端
子12A,12Bを溶接により取り付け(13
A,13Bがその溶接部)、それらをボルト・ナ
ツト14により締付け接続している。
ここで用いられる二つの接続端子12A,12
Bは同じ構造であるので、一括して説明すると、
接続端子12A,12Bは、パイプ導体端面に溶
接される垂直な円板部15と、片面が相手端子と
の接触面16となつている水平な接続板部17と
を、上記接触面16が上記円板部15の中心軸線
と同レベルとなるように、一体に形成し、かつ上
記接続板部17の背面中央部長手方向に、上記円
板部15および接続板部17と一体の補強突条1
8を形成し、その補強突条18の両側の接続板部
17に締付け用ボルト穴19を形成してなるもの
である。なお、円板部15の裏側には、溶接の際
に接続端子の位置決めをするため、パイプ導体内
に挿入される筒状の嵌合部20が一体に形成され
ている。
従来のパイプ導体接続端子は以上のような構造
であるが、これには次のような問題がある。すな
わち第8図のようにパイプ導体を接続した場合、
接続部にはパイプ導体の自重による曲げ応力が加
わることになる。この曲げ応力に対しては、接続
板部17を重ね合わせて締付け接続した部分は、
第9図のように上下に補強突条18が突出してい
るため、十分な強度を保てるが、接続板部17の
付け根の部分では、第10図のように片方の端子
の断面半円形部分で上記曲げ応力を受けとめるこ
とになるため、他の部分より曲げに対する強度が
小さく、そのため接続板部17の付け根部分で曲
がりが生じやすいという問題がある。
〔問題点の解決手段とその作用〕
本考案は、上記のような従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、その構成は、パイプ導体端
面に溶接される円板部と、片面が相手端子との接
触面となつている接続板部とを、上記接触面が上
記円板部の中心軸線と同レベルとなるように、一
体に形成し、かつ上記接続板部の背面中央部長手
方向に、上記円板部および接続板部と一体の補強
突条を形成し、その補強突条の両側の接続板部に
締付け用ボルト穴を形成してなるパイプ導体接続
端子において、上記接続板部の接触面中央部長手
方向の、基端側部分に上記円板部および接続板部
と一体の補強リブを突設すると共に、先端側部分
に相手端子の補強リブが入るリブ溝を形成したこ
とを特徴とするものである。
上記の補強リブは接続板部の付け根部分の曲げ
に対する強度を向上させるために設けられるもの
である。通常、接触面にこのような補強リブを形
成することは、接触面同士に面接触を阻害するこ
とになるため好ましくないが、本考案ではこれ
を、先端側部分に相手端子の補強リブが入るリブ
溝を形成することにより、回避している。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
す。このパイプ導体接続端子も従来同様、円板部
15、片面が接触面16である接続板部17、補
強突条18、ボルト穴19、嵌合部20を有して
いる。
この接続端子の特徴は、接触面16中央部長手
方向の、基端側部分に、円板部15および接続板
部17と一体の補強リブ21を突設すると共に、
先端側部分に、相手端子の補強リブが入るリブ溝
22を形成したことである。補強リブ21の形
は、基端側つまり円板部15側で高さが最も高
く、先に行くほど低くなる三角形状である。した
がつて相手端子の補強リブが入るリブ溝22の形
も、先端で最も深く、基端に行くほど浅くなる三
角形状となつている。リブ溝22は第3図に示す
ように補強突条18内に食い込むように形成され
ている。
このような接続端子を用いてパイプ導体を接続
すると、第4図ないし第6図のようになる。すな
わち、パイプ導体11A,11Bに溶接された接
続端子12A,12Bは、各々の補強リブ21を
相手端子のリブ溝22に差し込むようにして、接
触面16を互いに接触させ、ボルト・ナツト14
により締付け接続されている。このような接続部
では、接続板部17の付け根部分に第6図に示す
ように補強リブ21が突設されているので、この
部分の断面二次モーメントが従来より格段に大き
くなり、曲げに対する強度が大きくなる。
第7図は本考案の他の実施例を示す。このパイ
プ導体接続端子は、補強リブ21およびリブ溝2
2の形をほぼ四角形としたものであり、それ以外
は前述の実施例と同じ構造である。このような構
造でも前述の実施例と同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、接続板部
の接触面に、円板部および接続板部と一体の補強
リブを形成したので、接続板部の付け根部分にお
ける曲げ強度が大きくなり、パイプ導体接続部で
の曲がりの発生を防止できる利点がある。また接
触面に補強リブを突設したが、その先の方には相
手端子の補強リブが入るリブ溝を形成したので、
接触面相互の面接触が補強リブによつて阻害され
ることはなく、良好な電気的接続状態を確保する
ことができる。したがつて機械的にも電気的にも
良好なパイプ導体の接続を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るパイプ導体接
続端子の正面図、第2図および第3図はそれぞれ
第1図の−線および−線における断面
図、第4図は同接続端子を用いたパイプ導体接続
部の正面図、第5図および第6図はそれぞれ第4
図の−線および−線における断面図、第
7図は本考案の他の実施例を示す正面図、第8図
は従来のパイプ導体接続端子を用いたパイプ導体
接続部の正面図、第9図および第10図はそれぞ
れ第8図の−線および−線における断面
図である。 11A,11B……パイプ導体、12A,12
B……パイプ導体接続端子、13A,13B……
溶接部、15……円板部、16……接触面、17
……接続板部、18……補強突条、19……ボル
ト穴、20……嵌合部、21……補強リブ、22
……リブ溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプ導体端面に溶接される円板部と、片面が
    相手端子との接触面となつている接続板部とを、
    上記接触面が上記円板部の中心軸線と同レベルと
    なるように、一体に形成し、かつ上記接続板部の
    背面中央部長手方向に、上記円板部および接続板
    部と一体の補強突条を形成し、その補強突条の両
    側の接続板部に締付け用ボルト穴を形成してなる
    パイプ導体接続端子において、上記接続板部の接
    触面中央部長手方向の、基端側部分に上記円板部
    および接続板部と一体の補強リブを突設すると共
    に、先端側部分に相手端子の補強リブが入るリブ
    溝を形成したことを特徴とするパイプ導体接続端
    子。
JP11214786U 1986-07-23 1986-07-23 Expired JPH0142294Y2 (ja)

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JP11214786U JPH0142294Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11214786U JPH0142294Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

Publications (2)

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JPS6318775U JPS6318775U (ja) 1988-02-06
JPH0142294Y2 true JPH0142294Y2 (ja) 1989-12-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105428833A (zh) * 2015-12-23 2016-03-23 向荣集团有限公司 一种低压t型管母

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105428833A (zh) * 2015-12-23 2016-03-23 向荣集团有限公司 一种低压t型管母
CN105428833B (zh) * 2015-12-23 2018-04-17 向荣集团有限公司 一种低压t型管母

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JPS6318775U (ja) 1988-02-06

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