JPH053711U - 移動農機におけるベルト伝動装置 - Google Patents
移動農機におけるベルト伝動装置Info
- Publication number
- JPH053711U JPH053711U JP5855991U JP5855991U JPH053711U JP H053711 U JPH053711 U JP H053711U JP 5855991 U JP5855991 U JP 5855991U JP 5855991 U JP5855991 U JP 5855991U JP H053711 U JPH053711 U JP H053711U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tension
- belt transmission
- arm
- transmission device
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルト伝動装置を高速状態と低速状態に切換
えるための操作部の構成に工夫をこらす共に機体中程で
上部に設けることにより極めて操作し易くしたものであ
る。 【構成】 操作部22bを左右どちらかにスライド操作
すると係合ピン17bがテンションクラッチアーム11
または12の下側に移動し、走行クラッチレバー18を
「入」側にシフトすると、ワイヤ19が引っ張られて係
合ピン17bがテンションクラッチアーム11または1
2の下縁に係合しテンションクラッチアーム11または
12が上方に回動してテンションプーリ9または10に
よって伝動ベルト7または8のいずれか一方を緊張させ
て高速または低速いずれかの伝動状態にするようにし
た。
えるための操作部の構成に工夫をこらす共に機体中程で
上部に設けることにより極めて操作し易くしたものであ
る。 【構成】 操作部22bを左右どちらかにスライド操作
すると係合ピン17bがテンションクラッチアーム11
または12の下側に移動し、走行クラッチレバー18を
「入」側にシフトすると、ワイヤ19が引っ張られて係
合ピン17bがテンションクラッチアーム11または1
2の下縁に係合しテンションクラッチアーム11または
12が上方に回動してテンションプーリ9または10に
よって伝動ベルト7または8のいずれか一方を緊張させ
て高速または低速いずれかの伝動状態にするようにし
た。
Description
【0001】
本考案は、移動農機におけるベルト伝動装置に関するものである。
【0002】
実公昭62−24859号公報、実公昭60−25006号公報に示されるベ ルト伝動装置が知られている。
【0003】
しかし、上記従来のもののうち実公昭62−24859号公報のものは、ベル ト伝動装置を高速状態と低速状態に切換えるための操作レバーをベルト伝動カバ ーとミッションケースの間でかつ後方に向けて延設し、その端部に操作部を設け たものであるから、機体後部に作業機を装着した場合等においては、操作スペー スがなく切換操作が極めて困難となる問題がある。また、実公昭60−2500 6号公報のものは、操作レバーを機体内方に向け突設しただけのものであるから 、操作部がベルト伝動ケースの裏面側低位置となるため操作がしずらく、しかも 操作レバーのスライド用の案内ガイドがなく、操作レバーのスライド操作をスム ースに行うことが出来ず切換が困難である。しかも、別途案内ガイド部を設けれ ば構造が複雑になるという問題がある。
【0004】
そこで、本考案は、上記課題を解決することを目的としたものであって、高速 用ベルト伝動装置と低速用ベルト伝動装置とを並設し、各々の伝動ベルトに対し て個々にテンションクラッチアームに支持されたテンションプーリを対設し、該 テンションプーリのいずれか一方が走行クラッチレバーと連動するように選択切 換自在となした移動農機のベルト伝動装置において、前記走行クラッチレバーに 連繋された切換部材を上記テンションクラッチアームの回動支点軸に摺動かつ回 動自在に設け、上記切換部材をその摺動作動により上記複数のテンションクラッ チアームに択一的に係合可能となすと共に、上記切換部材を摺動作動させるスラ イド部材を一端に設けた操作アームを機体内方に向け突設し、該操作アームをミ ッションケースに穿設した穴に貫通支持させ、その他端を上方に延設して操作部 を構成したことを特徴とするものである。
【0005】
機体の中央側で上部に向けて突設した操作部を左右に摺動操作すると、操作ア ームを介して切換部材が高速用或いは低速用いずれかのテンションクラッチアー ムに係合する。そして、走行クラッチレバーを操作することによって、高速用と 低速用の一方の伝動ベルトを動力断状態に保ったままで、もう一方の伝動ベルト の動力を断続することが出来る。
【0006】
本考案の構成を、図1乃至図5に示した一実施例について、説明する。 図4及び図5は、本考案のベルト伝動装置を装備した歩行型の移動農機の全体 を示すものであって、1はエンジンであり、このエンジン1の後部にミッション ケース2が設けられ、さらにその後方に操向ハンドル3が延設されている。そし て、後述するようなベルト伝動装置4によりエンジン1からミッションケース2 に、動力伝達されている。
【0007】 図1乃至図3により本考案のベルト伝動装置4の詳細を説明する。 5a,6aはエンジン1の出力軸に取り付けた大小二つの出力プーリ、5b,6 bはミッションケース2の入力軸に取り付けた大小二つの入力プーリであって、 出力プーリ5aと入力プーリ5bには伝動ベルト7が、出力プーリ6aと入力プ ーリ6bには伝動ベルト8がそれぞれ掛け渡されている。各伝動ベルト7,8に は、それぞれテンションプーリ9,10が対応するように対設されている。
【0008】 11,12はテンションプーリ9,10のテンションクラッチアームであって その端部には中空軸13a,13bが固着され、前記ミッションケース2のフラ ンジ部14にナット15により固定された支持ボルト16に前記中空軸13a, 13bがそれぞれ回動自在に軸支されている。17は切換部材であって、該切換 部材17は、中空軸13a,13b外周の切り欠き小径部13c,13dに回動 かつ摺動自在に外嵌された筒体17aと、該筒体17aに固定され両側に向け係 合ピン17bを突設したプレート17c、および該プレート17cに固定され走 行クラッチレバー18にワイヤー19、スプリング20を介して連繋されたブラ ケット17dにより構成されている。該中空軸13a,13bの切り欠き小径部 13c,13dには、U字状のスライド部材21が前記筒体17aを挟むように してスライド自在に外嵌されている。該U字状スライド部材21には機体内方に 向け突設された操作アーム22aの一端が固定されている。そして、操作アーム 22aは前記ミッションケース2のフランジ部14に穿設された穴23に貫通支 持されその他端が上方に向け屈曲延設され、操作部22bが構成されている。 なお、24は操作部のガイド板、25は操作レバーを切換位置で保持するトグ ルスプリングである。
【0009】 したがって、例えば操作部22bを左側にスライド操作すると係合ピン17b がテンションクラッチアーム12の下側に移動し、走行クラッチレバー18を図 4の「入」側にシフトすると、ワイヤ19が引っ張られて係合ピン17bがテン ショクラッチアーム12の下縁に係合しテンションクラッチアーム12が上方に 回動してテンションプーリ10によって伝動ベルト8を緊張させ低速走行の伝動 状態となる。一方操作部22bを右側にスライド操作すると高速走行可能な状態 となる。
【0010】
上記したように本考案は、高速用ベルト伝動装置と低速用ベルト伝動装置とを 並設し、各々の伝動ベルトに対して個々にテンションクラッチアームに支持され たテンションプーリを対設し、該テンションプーリのいずれか一方が走行クラッ チレバーと連動するように選択切換自在となした移動農機のベルト伝動装置にお いて、前記走行クラッチレバーに連繋された切換部材を上記テンションクラッチ アームの回動支点軸に摺動かつ回動自在に設け、上記切換部材をその摺動作動に より上記複数のテンションクラッチアームに択一的に係合可能となすと共に、上 記切換部材を摺動作動させるスライド部材を一端に設けた操作アームを機体内方 に向け突設し、該操作アームをミッションケースに穿設した穴に貫通支持させ、 その他端を上方に延設して操作部を構成したので、操作部を機体中程で上方から 容易に切換操作が出来ると共に、操作アームのスライド案内用のガイドを設けな くても、ミッションケースのフランジ部を利用して貫通支持させたことにより構 成簡単にしてスムースにスライド操作出来るという、有用な実用的効果を奏する ものである。
【図1】ベルト伝動装置の要部の作動平面図である。
【図2】ベルト伝動装置の要部の作動側面図である。
【図3】図1のA方向矢視図である。
【図4】ベルト伝動装置が装備された移動農機の側面図
である。
である。
【図5】ベルト伝動装置が装備された移動農機の平面図
である。
である。
4 ベルト伝動装置 5a 出力プーリ 6a 出力プーリ 5b 入力プーリ 6b 入力プーリ 7 伝動ベルト 8 伝動ベルト 9 テンションプーリ 10 テンションプーリ 11 テンションクラッチアーム 12 テンションクラッチアーム 17 切換部材 17b 係合ピン 18 走行クラッチレバー 21 U字状スライド部材 22a 操作アーム 22b 操作部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 高速用ベルト伝動装置と低速用ベルト伝
動装置とを並設し、各々の伝動ベルトに対して個々にテ
ンションクラッチアームに支持されたテンションプーリ
を対設し、該テンションプーリのいずれか一方が走行ク
ラッチレバーと連動するように選択切換自在となした移
動農機のベルト伝動装置において、前記走行クラッチレ
バーに連繋された切換部材を上記テンションクラッチア
ームの回動支点軸に摺動かつ回動自在に設け、上記切換
部材をその摺動作動により上記複数のテンションクラッ
チアームに択一的に係合可能となすと共に、上記切換部
材を摺動作動させるスライド部材を一端に設けた操作ア
ームを機体内方に向け突設し、該操作アームをミッショ
ンケースに穿設した穴に貫通支持させ、その他端を上方
に延設して操作部を構成したことを特徴とする移動農機
におけるベルト伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5855991U JPH053711U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 移動農機におけるベルト伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5855991U JPH053711U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 移動農機におけるベルト伝動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053711U true JPH053711U (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=13087816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5855991U Pending JPH053711U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 移動農機におけるベルト伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053711U (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS488709U (ja) * | 1971-06-09 | 1973-01-31 | ||
JPS4962715U (ja) * | 1972-09-11 | 1974-06-01 | ||
JPS5079826A (ja) * | 1973-11-19 | 1975-06-28 | ||
JPS50110818U (ja) * | 1974-02-19 | 1975-09-10 | ||
JPS50128713U (ja) * | 1974-04-05 | 1975-10-22 | ||
JPS5179014A (ja) * | 1974-12-28 | 1976-07-09 | Aron Kasei Kk | Kansetsugobu |
JPS51100322U (ja) * | 1975-02-10 | 1976-08-12 | ||
JPS54117919U (ja) * | 1978-02-07 | 1979-08-18 | ||
JPS54117920U (ja) * | 1978-02-07 | 1979-08-18 | ||
JPS552874A (en) * | 1979-04-04 | 1980-01-10 | Kubota Ltd | Connection structure of pipe |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5920049B2 (ja) * | 1978-10-13 | 1984-05-10 | 三菱電機株式会社 | ねじり振動制振装置 |
JPS6025006U (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-20 | 富士電機株式会社 | 負荷集中制御装置 |
JPS6224859U (ja) * | 1985-07-26 | 1987-02-16 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP5855991U patent/JPH053711U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5920049B2 (ja) * | 1978-10-13 | 1984-05-10 | 三菱電機株式会社 | ねじり振動制振装置 |
JPS6025006U (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-20 | 富士電機株式会社 | 負荷集中制御装置 |
JPS6224859U (ja) * | 1985-07-26 | 1987-02-16 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS488709U (ja) * | 1971-06-09 | 1973-01-31 | ||
JPS5128651Y2 (ja) * | 1971-06-09 | 1976-07-20 | ||
JPS4962715U (ja) * | 1972-09-11 | 1974-06-01 | ||
JPS5079826A (ja) * | 1973-11-19 | 1975-06-28 | ||
JPS5540797B2 (ja) * | 1973-11-19 | 1980-10-20 | ||
JPS50110818U (ja) * | 1974-02-19 | 1975-09-10 | ||
JPS50128713U (ja) * | 1974-04-05 | 1975-10-22 | ||
JPS5179014A (ja) * | 1974-12-28 | 1976-07-09 | Aron Kasei Kk | Kansetsugobu |
JPS51100322U (ja) * | 1975-02-10 | 1976-08-12 | ||
JPS54117919U (ja) * | 1978-02-07 | 1979-08-18 | ||
JPS54117920U (ja) * | 1978-02-07 | 1979-08-18 | ||
JPS552874A (en) * | 1979-04-04 | 1980-01-10 | Kubota Ltd | Connection structure of pipe |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH053711U (ja) | 移動農機におけるベルト伝動装置 | |
JP2922728B2 (ja) | 作業車の走行用変速連係装置 | |
JP2556835Y2 (ja) | 小型移動農機におけるミツシヨン入力軸の正逆転切換構造 | |
JPS5931469Y2 (ja) | 移動農機の走行伝動構造 | |
JPS6123706Y2 (ja) | ||
JP4495277B2 (ja) | 管理機の変速装置 | |
JPS6216341Y2 (ja) | ||
JPS6242181B2 (ja) | ||
JPS5812246Y2 (ja) | 無段変速装置の操作構造 | |
JP2550931Y2 (ja) | 作業車の走行用操作構造 | |
JPS6330575Y2 (ja) | ||
JP2589701Y2 (ja) | 水田作業車輌における変速装置 | |
JPS5821824Y2 (ja) | 歩行型移動農機の操作構造 | |
JP2580537Y2 (ja) | 除雪機の変速操作機構 | |
JPS6025006Y2 (ja) | ベルト伝動装置 | |
JPS625944Y2 (ja) | ||
JP4782275B2 (ja) | 管理機のレバー装置 | |
JPS5828258Y2 (ja) | 移動農機等における走行変速操作装置 | |
JPS646339Y2 (ja) | ||
JP4777509B2 (ja) | 管理機のレバー装置 | |
JPS628190Y2 (ja) | ||
JPH0723601A (ja) | 農用作業車 | |
JPH0716932Y2 (ja) | 走行車輌の無段変速操作構造 | |
JPS5821778Y2 (ja) | 管理機の変速装置 | |
JPH0318774Y2 (ja) |