JP4782275B2 - 管理機のレバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管理機のハンドルに設ける走行操作用レバーおいて、簡単な操作で走行操作できるようにする構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、管理機のハンドルには主変速レバー、主クラッチレバー、サイドクラッチレバーや副変速レバー、PTO変速レバー、アクセルレバー、ハンドル上下調節レバー等といった多数の操作レバーが配置されており、主クラッチレバーは、主クラッチの「入」「切」操作と駐車ブレーキを制動できるようにすることが一般的に行われている。また、これらレバーの配置はハンドル上でバラバラに配置されていたのである。しかし、これらの管理機での作業時において、オペレータはハンドルを支えながら多数の操作レバーを操作せねばならず、操作が複雑となっていた。また、近年農業作業者の年齢層は高くなり、特に、老人や女性が操作するとなると、操作レバーが多いためにどのレバーを操作してよいか判らなくなったり、間違ったりすることが多くなってきており、操作ミスも増加してきている。そして、レバーの操作ミス等で駆動系に負荷を掛けたりすることがあって、操作性が良好とはいえない状況であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、操作用のレバーの数を少なくして分かりやすくして、特に、走行系にかかわる主クラッチレバー、副変速レバー及びブレーキレバーを一の操作レバーで操作することを可能とし、操作性も向上できるレバー装置を提案する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
管理機(1)に設ける走行操作用レバーにおいて、一の主操作レバー(25)によって主クラッチ、副変速、及びブレーキを操作可能に構成し、該管理機(1)のハンドルバー(22b)に固定したカバー(58a)に、該主操作レバー(25)のガイド溝(72)を構成し、前記ガイド溝(72)は、二本の前後方向の副変速溝(72g・72h)と、これらを連結する左右方向の連通溝(72f)と、該副変速溝(72g・72h)より後方であって、該副変速溝(72g・72h)及び連通溝(72f)に連結する前後方向の駐車ブレーキ溝(72e)で構成し、前記二本の副変速溝(72g・72h)のうち一側の副変速溝(72h)前端は、副変速「低」位置(50h)とし、他側の副変速溝(72g)前端は、副変速「高」位置(50g)とし、これらの副変速溝(72g・72h)を連通する左右方向の連通溝(72f)は主クラッチ「切」位置(50f)とし、前記駐車ブレーキ溝(72e)は、一側の副変速溝(72h)と略直線上にあって、該駐車ブレーキ溝(72e)の後端を「駐車ブレーキ」位置(50e)とし、該副変速「低」(50h)、主クラッチ「切」位置(50f)、「駐車ブレーキ」位置(50e)、を前後一列に並んで配置し、該ガイド溝(72)はこれらの溝を連通して「h」状に形成し、該主操作レバー(25)は該副変速「高」(50g)、或いは、副変速「低」(50h)の何れの位置からも、主クラッチ「切」位置(50f)を経て「駐車ブレーキ」位置(50e)に至り、前記主クラッチ「切」位置(50f)のとき、副変速は「低」位置に切り換えられているものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。図1は管理機の全体側面図、図2はハンドル後部の平面図、図3はハンドル基部の右側面一部断面図、図4はミッションケースの背面断面図、図5は同じく左側面一部断面図、図6は同じく背面断面上部の拡大図、図7は同じく背面断面下部の拡大図、図8は走行部の背面断面図である。
【0007】
図9は主操作部の平面図、図10はカバーを外した主操作部の平面図、図11は同じく左側面図である。図12は主クラッチカムの平面図と左側面図、図13はOFFレバーを示す左側面図、図14はブレーキカムを示す左側面図、図15は副変速カムの平面図と左側面図、図16は主クラッチカムを示す左側面図である。
【0008】
そして、図17は伝動ケースの左側面図、図18は同じく平面断面図、図19は副変速カムを示す左側面図、図20は副変速操作部の平面図、図21は同じく右側面図、図22はブレーキ装置を示す左側面図である。
【0009】
まず、図1を用いて管理機1の全体構成を説明する。管理機1は前部にエンジン2、後部に作業機としてロータリ耕耘装置4、中央部にミッションケース3が配置され、前記エンジン2はエンジン台5上に載置固定され、該エンジン台5の後部はミッションケース3に固設されている。該エンジン2の出力軸6、及び、前記ミッションケース3の入力軸7にはそれぞれプーリ6a・7bが固設されて、伝動ベルト9a(図17参照)を介して動力が伝達されるようにしてある。該出力軸6と入力軸7の間には主クラッチ10が配置され、後述するハンドル22に主操作レバー25が配置されて操作できるようにしている。該主クラッチ10や伝動ベルト9a、出力プーリ6a及び入力プーリ7b等は伝動ケース9によって覆われている。前記主クラッチ10を構成するテンションプーリ19aはクラッチアーム19に回動自在に支持され、該クラッチアーム19は後述する主クラッチ操作ワイヤ99を介して主操作レバー25と連結されている。また、ミッションケース3の中途部の左側面にはブレーキ装置28(図6)が配置され、該ブレーキ装置28は後述するブレーキ操作ワイヤ29を介して主操作レバー25と連結されている。
【0010】
前記ミッションケース3下部に車軸11を軸支して、該車軸11に車輪12・12を固設して走行駆動できるようにしている。また、前記ミッションケース3の後部にヒッチ13を設け、該ヒッチ13にロータリ耕耘装置4の前部を装着している。該ロータリ耕耘装置4は左右中央にチェーンケース14を配置し、該チェーンケース14の上端にPTO入力軸を横架して、前記ミッションケース3より突出したPTO軸15より動力を伝達して駆動できるようにし、該チェーンケース14下部に耕耘爪軸16を軸支し、該耕耘爪軸16の軸上に複数本の耕耘爪17・17・・・が植設されている。該耕耘爪17・17・・・の先端の回動軌跡上方及び側方は耕耘カバー18により覆われている。
【0011】
前記ミッションケース3の上部にはハンドル台21が設けられ、該ハンドル台21上にハンドル22が前後水平方向で回動可能として、前後振り替え可能としている。該ハンドル22の基部はハンドルフレーム22a、後部はハンドルバー22bとしている。該ハンドルフレーム22aの前後中央下部には、ハンドル22の前後振り替え時のサイドクラッチ32L・32Rの作動方向を合わせるためのサイドクラッチ左右切替機構が配置されている。また、前記ハンドル台21の左側後部には主変速レバー31が前後振り替え可能に突出されている。なお、本実施例に係る管理機1は、ハンドル22を略平角回転させて、該ハンドル22を前方に振り替えた状態で、オペレータは後向きで歩行して管理機1は前進(F方向)しながら作業が行えるよう構成されている。
【0012】
そして、図2に示す如く、右側(進行方向Fに対して)のハンドル22のグリップ22e近傍にはアクセルレバー27、左側のグリップ22e近傍には主操作レバー25とOFFレバー67が配置され、左右のグリップ22e・22e間にはセーフティワイヤ70が張設されて、所定幅以上引っ張るとまたは押すと主クラッチ10が切れるようにしている。また、ハンドル22の前後中途部上には、ハンドル22の上下調節レバー68、PTOクラッチレバーが配置されている。
【0013】
前記ハンドル22の上下調節レバー68は、その操作ワイヤ68aが、図3に示す如く、ハンドルフレーム22a後部に設けられたカム40aに連結されている。ハンドル22の上下高さ位置は、前記カム40aの回動によって前後に移動するシフタ40bがハンドルフレーム内部に設けられたガイド40cの孔に嵌り込むことで決定される。従って、本実施例においてはガイド40cに上下三個所の孔を設けているのでハンドル22の高さは三段階に調節可能である。前記上下調節レバー68を握るとカム40aが後方へ回動し、該カム40aの操作ワイヤ68aと連結されていない方の端は前記シフタ40bの前部に連結されていて、シフタ40bは該シフタ40bの前方に設けられたバネ40eを押し縮めて前方へスライドする。すると、シフタ40bはガイド40cの孔から抜け出るのでハンドル22はその上下回動が自在となる。そして、適度にハンドル22を上下に回動してシフタ40bとガイド40cの孔の位置が合わないところで上下調節レバー68を弛めて、最後にガイド40cの孔にシフタ40bが嵌り込むようハンドル22を上下に回動して微調整すると、シフタ40bはバネ40eによって後方に付勢されているので、ガイド40cの孔と係合する位置まで来ると該シフタ40bは後方へシフトして孔に嵌り込み、再びハンドル22の上下位置が固定される。
【0014】
次に、図4乃至図8よりミッションケース3内の構成を説明する。図4及び図6に示す如く、ミッションケース3には入力軸7、PTO軸15、主変速軸33、副変速軸34、減速軸35、車軸11L・11R、フォーク軸36・37が平行に左右水平方向に横架されている。該入力軸7と主変速軸33と副変速軸34の軸心は、図5に示す如く、側面視において三角形状に配置されている。前記入力軸7の一端はミッションケース3より左外側方に突出されて、ミッションケース3外で入力プーリ7bを固設している。該入力軸7の他端はPTO軸15となっている。
【0015】
そして、前記主変速軸33上には摺動ギヤ51が軸心方向に摺動可能に外嵌され、更に二連の歯部を有するカウンターギヤ52が回転自在に遊嵌され、端部に伝動ギヤ59が固設されている。また、前記PTO軸15上にはスライダ53が相対回転不能に摺動可能に外嵌され、伝動ギヤ54がベアリングを介して回転自在に遊嵌されている。該伝動ギヤ54は一つの内歯54aと二つの外歯54b・54cからなり、内歯54aは前記スライダ53と噛合可能に配置され、外歯54bは前記摺動ギヤ51と噛合可能に配置され、外歯54cは後述する副変速軸34上に固設したギヤ56と常時噛合している。そして更に、PTO軸15上には一体的にギヤ55が設けられ、該ギヤ55は主変速軸33上に固設した伝動ギヤ59と常時噛合させている。
【0016】
また、副変速軸34上にはギヤ56とギヤ57固設され、該ギヤ56は前記伝動ギヤ54の外歯54cと常時噛合し、ギヤ57は前記カウンターギヤ52の他方と常時噛合している。更に、前記ギヤ56とギヤ57の間の副変速軸34上には低速ギヤ61及び高速ギヤ60が回転自在に遊嵌され、該低速ギヤ61及び高速ギヤ60の間にボールクラッチ62が配置され、該ボールクラッチ62はスライダ63の摺動によって高低変速ができ、該スライダ63はシフタ等を介して主操作レバー25と連結されて副変速操作できるようにしている。なお、前記副変速軸34の一端には後述のブレーキ装置28が配設されている。
【0017】
このような構成において、前進一段及び前進二段の場合、主変速装置39の摺動ギヤ51が伝動ギヤ54の外歯54bと噛合される。そして、前進一段の場合、副変速装置30のスライダ63は右方へ摺動されて低速ギヤ61と副変速軸34が一体的に回転するようにする。こうして、入力軸7→PTO軸15→ギヤ55→ギヤ59→摺動ギヤ51→伝動ギヤ54→ギヤ56→副変速軸34→ボールクラッチ62→低速ギヤ61→低速従動ギヤ82→減速軸35に動力を伝える。前進二段の場合、副変速装置30のスライダ63は左方へ摺動されて高速ギヤ60と副変速軸34が一体的に回転するようにする。こうして前記同様に、ギヤ56→副変速軸34→ボールクラッチ62→高速ギヤ60→高速従動ギヤ81→減速軸35に動力を伝える。
【0018】
前進三段及び前進四段の場合、スライダ53が副変速軸34上のギヤ57と噛合される。そして、前進三段の場合、副変速装置30のスライダ63は右方へ摺動されて低速ギヤ61と副変速軸34が一体的に回転するようにする。こうして、入力軸7→PTO軸15→スライダ53→ギヤ57→副変速軸34→ボールクラッチ62→低速ギヤ61→低速従動ギヤ82→減速軸35に動力を伝える。前進四段の場合、副変速装置30のスライダ63は左方へ摺動されて高速ギヤ60と副変速軸34が一体的に回転するようにする。こうして前記同様に、ギヤ57→副変速軸34→ボールクラッチ62→高速ギヤ60→高速従動ギヤ81→減速軸35に動力を伝える。
【0019】
前進五段及び前進六段の場合、主変速装置39のスライダ53が伝動ギヤ54の内歯54aと噛合する。そして、前進五段の場合、副変速装置30のスライダ63は右方へ摺動されて低速ギヤ61と副変速軸34が一体的に回転するようにする。こうして、入力軸7→PTO軸15→スライダ53→伝動ギヤ54→ギヤ56→副変速軸34→ボールクラッチ62→低速ギヤ61→低速従動ギヤ82→減速軸35に動力を伝える。前進六段の場合、副変速装置30のスライダ63は左方へ摺動されて高速ギヤ60と副変速軸34が一体的に回転するようにする。こうして前記同様に、ギヤ56→副変速軸34→ボールクラッチ62→高速ギヤ60→高速従動ギヤ81→減速軸35に動力を伝える。
【0020】
後進一段及び後進二段の場合、主変速装置39の摺動ギヤ51及びスライダ53は噛合することなく中立に位置させ、そして、後進一段の場合、副変速装置30のスライダ63は右方へ摺動されて低速ギヤ61と副変速軸34が一体的に回転するようにする。こうして、入力軸7→PTO軸15→ギヤ52→ギヤ57→副変速軸34→ボールクラッチ62→低速ギヤ61→低速従動ギヤ82→減速軸35に動力を伝える。後進二段の場合、副変速装置30のスライダ63は左方へ摺動されて高速ギヤ60と副変速軸34が一体的に回転するようにする。こうして前記同様に、ギヤ57→副変速軸34→ボールクラッチ62→高速ギヤ60→高速従動ギヤ81→減速軸35に動力を伝える。
【0021】
このように減速軸35に伝えられた動力は、図7及び図8に示す如く、更に減速軸35の左右中途部上に固設したスプロケット83から、チェーン85を介して車軸11L・11Rのサイドクラッチ32L・32R上に配置したスプロケット84に動力を伝えて、車軸11を駆動可能としている。
【0022】
前記サイドクラッチ32L・32Rは、車軸11への動力の伝達を入切する為の車軸11と同軸上にあるスライダ90Lb・90Rbと、該スライダ90Lb・90Rbを左右にスライドさせる為の左右のクラッチフォーク90La・90Raと、ミッションケース3の左右両面に設けられたサイドクラッチアーム86L・86R等で構成されている。そして、クラッチフォーク90La・90Raとサイドクラッチアーム86L・86Rはワイヤ90Lc・90Rcによって連結され、該サイドクラッチアーム86L・86Rを回動させることでワイヤ90Lc・90Rcを引き上げたり下ろしたりしてクラッチフォーク90La・90Raを左右に回動させてスライダ90Lb・90Rbを左右に摺動させる。
【0023】
また、前記サイドクラッチアーム86L・86Rは夫々ハンドル22のグリップ22e・22eに設けられた左右のサイドクラッチレバー26L・26Rにワイヤを介して連結されている。従って、サイドクラッチレバー26L・26Rを握ることでサイドクラッチ32L・32Rの入切を制御して、機体を左右に旋回するのである。
【0024】
このような構成において、例えば、左サイドクラッチレバー26Lを握ると、ミッションケース3の左側にあるサイドクラッチアーム86Lが回動して左側のワイヤ90Lcが引かれて、左側のクラッチフォーク90Laが回動して左側のサイドクラッチ32Lが切れ、左側の車軸11Lの駆動が停止されて、左旋回するのである。また、右サイドクラッチレバー26Rを握ったときは、上述の左サイドクラッチレバー26Lを握ったときと同様に、右側のサイドクラッチ32Rが切れ、右側の車軸11Rの駆動が停止されて、機体は右旋回するのである。
【0025】
また、前記ミッションケース3より外側へ突出したPTO軸15はカバーによって覆われているが、作業時にはPTO軸15上にスプロケットを固設してロータリ耕耘装置4のチェーンケース14上部に配置した入力軸上のスプロケットとの間にチェーンを巻回して、ロータリ耕耘装置4に動力を伝えて耕耘爪軸16を駆動可能としている。
【0026】
ここで、主クラッチ10、副変速及びブレーキの切換操作をする主操作部58の主操作レバー25について説明する。
【0027】
前記主操作レバー25は、図2及び図9に示す如く、左側のハンドルバー22bに設けられており、図10に示す如く、ハンドルバー22bに取り付けられた主クラッチ支点板97及びクラッチカバー取付座98の間にレバー枢支軸93を横設して、主操作レバー25を枢支している。前記クラッチカバー取付座98には、図9に示すカバー58aが取り付けられ、該カバー58aには主操作レバー25のガイド溝72が設けられている。
【0028】
前記ガイド溝72は、二本の前後方向の副変速溝72g・72hと、これらを連結する左右方向の連通溝72fと、副変速溝72g・72hより後方であって副変速溝72g・72h及び連通溝72fに連結する前後方向の駐車ブレーキ溝72eで構成されている。
【0029】
前記二本の副変速溝72g・72hのうち左側の副変速溝72h前端が副変速「低」位置50h、右側の副変速溝72g前端が副変速「高」位置50g、そして、これらの副変速溝72g・72hを連通する左右方向の連通溝72fは主クラッチ「切」位置50fである。また、駐車ブレーキ溝72eは左側の副変速溝72hと略直線上にあって、ガイド溝72はこれらの溝を連通して「h」状に形成されており、該駐車ブレーキ溝72eの後端が「駐車ブレーキ」位置50eとなっている。即ち、副変速「低」位置50h、主クラッチ「切」位置50f、「駐車ブレーキ」位置50e、が前後一列に並んでいるのである。そして、以上のように構成したガイド溝72では、連通溝72fより後方に主操作レバー25があるときは主クラッチ10が「切」であり、同じく連通溝72fより主操作レバー25が前方にあるときは主クラッチ10が「入」となっているのである。
【0030】
上述の如く、ガイド溝72を形成し、副変速「高」50gと主クラッチ「切」位置50fと副変速「低」50hを「U」字状に構成して前端に副変速「高」50g及び副変速「低」50h位置、中央に主クラッチ「切」位置50fを設けて、そして、該「U」字より後方に「駐車ブレーキ」位置50eを設けているので、主操作レバー25は副変速「高」50g、或いは、副変速「低」50hの何れの位置からも、主クラッチ「切」位置50fを経て「駐車ブレーキ」位置50eに至るよう構成されている。こうして、副変速「高」50gから副変速「低」50h、または副変速「低」50hから副変速「高」50gに切り換えたときには必ず主クラッチ「切」位置50fの連通溝72fに当たり、一旦左右に振ってから更に回動することによって、副変速「低」50hと副変速「高」50gを切り換えることができるのである。よって、一気に副変速「高」50gから副変速「低」50h、または副変速「低」50hから副変速「高」50gに切り換わることがなく、また、主クラッチ「切」位置50fでは、副変速は「低」位置であって、切換タイミングにワンクッションがあるため、急に高速で走行することがないようにしている。
【0031】
さらに、副変速「低」位置50h、主クラッチ「切」位置50f、「駐車ブレーキ」位置50e、が前後一列に並んでいて、即ち、駐車ブレーキ溝72eは副変速「高」50g側の副変速溝72gよりも、副変速「低」50h側の副変速溝72hに近くにあるよう構成されているので、操作ミスで急に主操作レバー25を前方に押し倒してしまったとしても急激に機体が高速走行し始めることなく安全性を確保している。また、このように構成することで機体が急停止することなく、停止時の機体の振動も軽減することができる。従って、駆動系に掛かる負荷をも軽減しているのである。
【0032】
前記レバー枢支軸93には、図10及び図11に示す如く、主クラッチカム91、副変速カム92が回動自在に嵌装されている。前記主クラッチカム91は、図12に示す如く、環状のボス91bに、該ボス91bに略垂直にカム91aが固設されていて、該カム91aには当接ローラ91d、主クラッチリンク支軸91c、OFFレバー支点軸91eが設けられており、また、ボス91bにはレバー固定ピン25bを嵌入するためのレバーピンボス91fがカム91aと平行に設けられている。
【0033】
前記OFFレバー67は指で操作できるようにしており、図13に示す如く、主クラッチ支点板97に回動自在に設けられたカム67aを前後に回動させるためのものであり、該OFFレバー67による操作や前記セーフティワイヤ70が引かれたときには、該カム67aが回動してOFFレバー支点軸91eに当接して、主クラッチカム91を後方へ回動して、即ち、主操作レバー25を「切」側へ回動して走行を停止するよう構成している。
【0034】
図11に示す如く、前記主操作レバー25は側面視「U」字状のレバー基部25aにレバー棒25cが固設されており、該レバー棒25c上端に把手25fが嵌められて構成されている。そして、前記レバー基部25aに主クラッチカム91のボス91bを挟み込んだうえで、レバー基部25aに設けられた孔、主クラッチカム91のボス91bに固設のレバーピンボス91f及び捩じりバネ25eにレバー固定ピン25b貫設して、主操作レバー25と主クラッチカム91を連結する。従って、主操作レバー25は主クラッチカム91に取り付けられているので、主クラッチカム91と同期して前後に回動する。
【0035】
また、レバー基部25aは側面視「U」字状であり主クラッチカム91のボス91bとの間に多少の空間を有するため、主操作レバー25と主クラッチカム91は前後に同期して回動するが、主操作レバー25は左右に多少回動することができる。従って、前記ガイド溝72は中途部で左右に分岐しているが、主操作レバー25は連通溝72fにおいて左右に自在に動くことができる。なお、主操作レバー25はレバー固定ピン25bに嵌装された捩じりバネ25eによって右側に付勢されている。従って、主操作レバー25がガイド溝72の連通溝72fに来たときは、分岐の右側に主操作レバー25が移動するよう付勢されているのである。
【0036】
そして、前記主クラッチカム91の当接ローラ91dの下部には、主クラッチリンク支軸91cが設けられており、該主クラッチリンク支軸91cで主クラッチリンク95を回動自在に支持している。前記主クラッチリンク95は側面視「U」字状であって後方は主クラッチリンク支軸91cに、前方は主クラッチ操作ワイヤ99に枢結されている。
【0037】
また、主クラッチカム91の当接ローラ91dは、レバー枢支軸93後方に設けられたブレーキカム枢支軸94aに回動自在に嵌装されたブレーキカム94が該当接ローラ91dに当接することでブレーキを制動できるようにしている。
【0038】
前記ブレーキカム94は、図11及び図14に示す如く、略L字状に構成され、上端にボス部を形成して前記ブレーキカム枢支軸94aに枢支し、中途部には連結ピン94bを設け、ブレーキ操作ワイヤ29と連結するようにしている。更に、他端の上辺には凹部94c・94dを形成し、前記当接ローラ91dを係合できるようにしている。そして、ブレーキカム枢支軸94aには捩じりバネ47が外嵌されてブレーキカム94を前方へ回動するように付勢している。
【0039】
一方、前記副変速カム92は、図15に示す如く、レバー枢支軸93に嵌装したボス92dと該ボス92dに垂直に交わるカム92eとから構成されている。前記カム92eの上部には主操作レバー25を挟持するための切欠92aが形成されている。そして前記カム92eのボス92dより後方下部には副変速リンク支軸92bがボス92dと平行に固設されており、該副変速リンク支軸92bに副変速リンク96が枢結されている。前記副変速リンク96は側面視「U」字状であって、前方は副変速操作ワイヤ87と連結されている。
【0040】
前記副変速カム92を回動させるときは、図10に示す如く、カム92eの切欠92aに主操作レバー25を挟み込むと、該主操作レバー25と同期して副変速カム92が回動する。このとき、主操作レバー25は主クラッチカム91と連結しており同期して回動し、即ち、主クラッチカム91及び副変速カム92は同期して回動する。なお、副変速カム92は捩じりバネ92gによってその回動を後方に付勢されているため、副変速カム92のカム92eの切欠92aから主操作レバー25が離れてもガイド溝72の連通溝72fに該切欠92aが位置するよう保持される。
【0041】
このような構成において、図16に示す如く、主操作レバー25をレバー枢支軸93を中心に、ガイド溝72の連通溝72fより前方へ回動すると主クラッチ10が「入」位置となり、主クラッチカム91とともに主クラッチ操作ワイヤ99が後方へ引っ張られて、主クラッチ10を「入」とし、該主クラッチカム91と主クラッチリンク95との枢支点がレバー枢支軸93よりも上方へ移動して死点越えとなり、主クラッチ10が「入」位置に維持される。また、このときブレーキカム94は捩じりバネ47の付勢力により前方へ回動して、ブレーキ解除状態となっている。
【0042】
前記主クラッチ10は、所謂、ベルトテンションクラッチ形式のクラッチであり、主クラッチ操作ワイヤ99は、図17及び図18に示す如く、伝動ケース9に内挿されたエンジン2の出力軸6に固設のプーリ6aとミッションケース3への入力軸7に固設のプーリ7bに巻回された伝動ベルト9aに設けられた主クラッチ10のクラッチアーム19に連結されている。従って、主操作レバー25が前記連通溝72fより前方にあるときはクラッチアーム19が上方へ回動して、テンションプーリ19aが伝動ベルト9aに圧接され、主クラッチ10が「入」となり、入力軸7に動力が伝達される。
【0043】
ガイド溝72の前方にある主操作レバー25を、該ガイド溝72に沿って連通溝72fまで移動させると、主クラッチカム91は主操作レバー25と連動して後方へ回動し、該主クラッチカム91に枢結されている主クラッチリンク95に連結された主クラッチ操作ワイヤ99が弛んで、即ち、クラッチアーム19が下方へ回動して伝動ベルト9aが弛んで入力軸7に動力が伝達されない、主クラッチ10が「切」の状態となる。
【0044】
次に、機体を高速走行するように副変速装置30を切り換えるときは、主操作レバー25を連通溝72fより右側にシフトさせ前方へ回動し、該主操作レバー25を副変速「高」位置50gまで移動させる。主操作レバー25がガイド溝72の連通溝72fより右側にあるときは、主操作レバー25は副変速カム92のカム92eの切欠92aに挟持されて、主操作レバー25と副変速カム92は同期して回動する。そして、主操作レバー25は主クラッチカム91とも同期して回動するため、即ち、一本の主操作レバー25の操作によって、副変速カム92及び主クラッチカム91が同様に回動するのである。
【0045】
上述の如く主操作レバー25を前方に回動させると、同時に副変速カム92及び主クラッチカム91が前方へ回動する。主クラッチカム91が前方へ回動することで、前述の如く、主クラッチ10が「入」となって入力軸7に動力が伝達される。
【0046】
また、副変速カム92が前方へ回動することで、図19に示す如く、該副変速カム92に枢結されている副変速リンク96が回動して、副変速操作ワイヤ87を緊張させる。前記副変速操作ワイヤ87は、ミッションケース3の左側面に設けられた副変速操作部30aに連結されている。前記副変速操作部30aは、図20及び図21に示す如く、前述の副変速軸34に設けられた副変速装置30のボールクラッチ62を制御するスライダ63を左右に摺動させて機体の走行の高速及び低速を切り換える為の装置である。
【0047】
ミッションケース3の右側面には該ミッションケース3に螺設のブラケット89aに枢支された回動部材89bによってミッションケース3に挿脱する方向に摺動するシフタ69が設けられている。そして、該シフタ69は付勢バネ69bによってミッションケース3より脱する方向へ付勢されている。また、回動部材89bのミッションケース3に枢支されていない端部は、バネ87aを介して副変速操作ワイヤ87に連結されている。従って、副変速操作ワイヤ87が緊張すると、前記回動部材89bがミッションケース3側へ回動して、シフタ69をミッションケース3へ挿入する方向へ摺動し、即ち、前記スライダ63を左側へ摺動させる。
【0048】
従って、主操作レバー25を副変速「高」位置50gに移動させると副変速操作ワイヤ87が緊張して、図6及び図7に示す前記スライダ63は副変速軸34上を左側へ摺動する。該スライダ63が左方へ移動すると、前述の如く主クラッチ10は「入」となっている状態で、高速ギヤ60から高速従動ギヤ81に動力が伝達されて減速軸35を回転させ、該減速35軸に固設されているスプロケット83を回転し、チェーン85及び車軸11のサイドクラッチ32L・32R上のスプロケット84を介して車軸11L・11Rを回転させて、機体を高速走行させる。
【0049】
なお、主操作レバー25が副変速「低」位置50hにあるときは、副変速カム92は回動せず(中立、「切」位置)副変速操作ワイヤ87が弛んだ状態にある。このとき副変速操作部30aのシフタ69はミッションケース3から外側へバネ69bによって付勢されており、副変速軸34上のスライダ63は右側にあって、低速ギヤ61から低速従動ギヤ82に動力が伝達されるため、機体は低速走行する。
【0050】
次に、主操作レバー25が前方にあった状態で後方へ回動すると(図9)、主クラッチカム91及び副変速カム92とともに夫々の操作ワイヤ99・87が前方へ戻されて、主クラッチ10の緊張が解かれて「切」となり、副変速操作ワイヤ87が弛んで副変速装置30のスライダ63が低速ギヤ61が有効となる右側へ移動する。そして、図14に示す如く、このとき主クラッチカム91の当接ローラ91dがブレーキカム94の垂直辺94eに沿って下降し、凹部94cに嵌合して、主操作レバー25は主クラッチ10「切」位置で一旦保持され、従って、主操作レバー25がガイド溝72の連通溝72fにあるときはブレーキ装置28は非作動となっている。
【0051】
そして更に、主操作レバー25を連通溝72fより後方へ回動すると、副変速操作ワイヤ87及び主クラッチ操作ワイヤ99は略そのままで、当接ローラ91dがブレーキカム94の水平辺94fに当接して下方へ押しながらブレーキカム94を後方へ回動させ、ブレーキ操作ワイヤ29を引っ張り、ブレーキ装置28を作動させ、当接ローラ91dが凹部94dに嵌合して、主操作レバー25が「駐車ブレーキ」位置50eで保持される。
【0052】
このブレーキ装置28を作動させる力は、主操作レバー25で直接ブレーキ操作ワイヤ29を引くことなく、ブレーキカム94をテコの原理によって回動するものであるから、操作力は小さくて良く、また、当接ローラ91dが主クラッチ「入」位置(50h・50g)と「駐車ブレーキ」位置50eでそれぞれ凹部94c・94dに嵌合して保持されるものであるから、オペレータの主操作レバー25の回動感覚によって容易にどの操作位置であるかも分かるのである。
【0053】
前記ブレーキ操作ワイヤ29はミッションケース3左側面に設けられたブレーキ装置28に連結されている。図22に示す如く、ブレーキ操作ワイヤ29はミッションケース3の左側面に螺設されたワイヤアウタ48によってミッションケース3の側面に固定され、バネを介してブレーキシフタ28bと連結されている。ブレーキシフタ28bは、ミッションケース3の内部に設けられたブレーキシュー28aを操作し、ブレーキ装置28が作動しているときは、図6に示す副変速軸34右端に嵌装固設された環状ボスにブレーキシュー28aを当接させることで、該副変速軸34の回動を規制する。ブレーキシフタ28bは付勢バネによってブレーキの掛からない方に付勢されているが、ブレーキ装置28が作動すると、ブレーキ操作ワイヤ29が緊張してブレーキシフタ28bが後方へ回動し、ブレーキシュー28aが環状ボスに当接して副変速軸34にブレーキが掛けられる。副変速軸34の回動が規制されると、車軸11L・11Rの回動も規制され、即ち、車輪12・12が固定される。
【0054】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、以下の効果を奏する。
【0055】
即ち、管理機に設けるレバーおいて、一の操作レバーによって主クラッチ、副変速及びブレーキを操作可能に構成したので、該管理機での作業時にオペレータはハンドルを握りながら、片方の手で前記操作レバーを操作するだけで、機体の走行を制御することができるので、操作性が非常に良好になる。また、走行の切換をする際に複数のレバーを操作する必要なく、副変速装置を切り換えるときには自動的に主クラッチが切れるので、ミッションケース内のギヤや軸を破損することなくスムースに走行を切り換えることができるのである。
【0056】
また、前記操作レバーは、副変速「高」、或いは、副変速「低」の何れの位置からも、主クラッチ「切」位置を経て「駐車ブレーキ」位置に至るべく構成したので、副変速「低」から副変速「高」或いはその逆に素早く切り換えるときに、主クラッチを「切」にしなければ機体が大きく振動することがあるが、この場合素早く切り換えたとしても主クラッチが自動的に一旦「切」の状態となるために切換時に振動が小さく、且つ、簡易に切換操作ができるのである。
【0057】
また、前記主クラッチ「切」位置のとき、副変速は「低」位置に切り換えられているよう構成したので、副変速「高」への切換手段を設けるだけで高低変速ができて、副変速装置の切換手段を簡単な構成とすることができる。また、機体が何らかの誤作動によって走行し始めたとしても副変速は「低」であるので高速走行することなく、安全性を確保しているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 管理機の全体側面図である。
【図2】 ハンドル後部の平面図である。
【図3】 ハンドル基部の右側面一部断面図である。
【図4】 ミッションケースの背面断面図である。
【図5】 同じく左側面一部断面図である。
【図6】 同じく背面断面上部の拡大図である。
【図7】 同じく背面断面下部の拡大図である。
【図8】 走行部の背面断面図である。
【図9】 主操作部の平面図である。
【図10】 カバーを外した主操作部の平面図である。
【図11】 同じく左側面図である。
【図12】 主クラッチカムの平面図と左側面図である。
【図13】 OFFレバーを示す左側面図である。
【図14】 ブレーキカムを示す左側面図である。
【図15】 副変速カムの平面図と左側面図である。
【図16】 は主クラッチカムを示す左側面図である。
【図17】 伝動ケースの左側面図である。
【図18】 同じく平面断面図である。
【図19】 副変速カムを示す左側面図である。
【図20】 副変速操作部の平面図である。
【図21】 同じく右側面図である。
【図22】 ブレーキ装置を示す左側面図である。
【符号の説明】
1 管理機
10 主クラッチ
22 ハンドル
25 主操作レバー
28 ブレーキ装置
30 副変速装置
50e 「駐車ブレーキ」位置
50f 主クラッチ「切」位置
50g 副変速「高」
50h 副変速「低」
58 主操作部
72 ガイド溝
72e 駐車ブレーキ溝
72f 連通溝
72g・72h 副変速溝

Claims (1)

  1. 管理機(1)に設ける走行操作用レバーにおいて、一の主操作レバー(25)によって主クラッチ、副変速、及びブレーキを操作可能に構成し、該管理機(1)のハンドルバー(22b)に固定したカバー(58a)に、該主操作レバー(25)のガイド溝(72)を構成し、前記ガイド溝(72)は、二本の前後方向の副変速溝(72g・72h)と、これらを連結する左右方向の連通溝(72f)と、該副変速溝(72g・72h)より後方であって、該副変速溝(72g・72h)及び連通溝(72f)に連結する前後方向の駐車ブレーキ溝(72e)で構成し、前記二本の副変速溝(72g・72h)のうち一側の副変速溝(72h)前端は、副変速「低」位置(50h)とし、他側の副変速溝(72g)前端は、副変速「高」位置(50g)とし、これらの副変速溝(72g・72h)を連通する左右方向の連通溝(72f)は主クラッチ「切」位置(50f)とし、前記駐車ブレーキ溝(72e)は一側の副変速溝(72h)と略直線上にあって、該駐車ブレーキ溝(72e)の後端を「駐車ブレーキ」位置(50e)とし、該副変速「低」(50h)、主クラッチ「切」位置(50f)、「駐車ブレーキ」位置(50e)、を前後一列に並んで配置し、該ガイド溝(72)はこれらの溝を連通して「h」状に形成し、該主操作レバー(25)は該副変速「高」(50g)、或いは、副変速「低」(50h)の何れの位置からも、主クラッチ「切」位置(50f)を経て「駐車ブレーキ」位置(50e)に至り、前記主クラッチ「切」位置(50f)のとき、副変速は「低」位置に切り換えられていることを特徴とする管理機のレバー装置。
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