JPH0537116U - トツプレス式洋傘の骨組構造 - Google Patents

トツプレス式洋傘の骨組構造

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JPH0537116U
JPH0537116U JP9568791U JP9568791U JPH0537116U JP H0537116 U JPH0537116 U JP H0537116U JP 9568791 U JP9568791 U JP 9568791U JP 9568791 U JP9568791 U JP 9568791U JP H0537116 U JPH0537116 U JP H0537116U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トップレス式洋傘の骨組構造において、洋傘
を閉傘状態で下向き保持するに際し、親骨が不慮に拡開
しないようにした構成を提供する。 【構成】 受骨4の先端近傍部にスプリング片18を枢
結し、該スプリング片を親骨6の先端方向に延長せし
め、該スプリング片の延長された脚部19を親骨に設け
た保持路22に挿通せしめると共に、該保持路を挿通し
たスプリング片の脚部を親骨に沿わしめて成る構成であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トップレス式洋傘と称される折畳洋傘の骨組構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トップレス式洋傘或いはミニ洋傘と称される折畳洋傘が公知である。即 ち、このトップレス式洋傘の骨組構造は、図6に示すように、複数段に伸縮自在 とされたテレスコープ式の中棒1の上端部に上ロクロ2を固定する一方、該上ロ クロ2の下方において中棒1に摺動自在な下ロクロ3を設け、下ロクロ3に受骨 4の基端を枢結し、上ロクロ2に副受骨5の基端を枢結している。受骨4の先端 には、親骨6の基端が枢結されており、該親骨6の基端延長部と前記副受骨の軸 方向中途部には作動骨7の両端が枢結されている。
【0003】 前記親骨6の基端部には枢支具8が固着されており、該枢支具8は、受骨4の 先端を枢結するためのブラケット部9と、前記作動骨7の先端を枢結するための 延長部10とを備える。また、前記親骨6は、連結具11を介して相互に屈折自 在に枢結された複数の分割骨、図例の場合、第一分割骨6aと第二分割骨6bと から構成されている。
【0004】 そこで、このような骨組構造において、図6の鎖線に示すように、下ロクロ3 を下降せしめると、受骨4と副受骨5が相互に拡開し、これに伴い作動骨7が前 記延長部10を押上げることにより親骨6を中棒1と平行ならしめる方向に回動 する。従って、これにより洋傘の閉傘状態が得られる。この状態において、親骨 6は、連結具11を介して第二分割骨6bを第一分割骨6aに重ならしめるよう に屈折自在である。また、中棒1はテレスコープ式に収縮自在である。このため 洋傘をコンパクトに折畳むことが可能である。
【0005】 一方、中棒1を伸長すると共に、前記親骨6の第二分割骨6bを第一分割骨6 aに対して回動し一直線状に延ばした状態で、図6の実線に示すように、下ロク ロ3を上昇せしめると、受骨4が副受骨5及び親骨6を押上げると共に、作動骨 7が前記延長部10を牽引することにより親骨6を水平ならしめる方向に回動す る。尚、下ロクロ3は、上昇位置において、中棒1に設けられたハジキ12に係 止され固定される。従って、これにより洋傘の開傘状態が得られる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
洋傘の閉傘時においては、傘布が濡れているため、図7に示すように洋傘を下 向きにして保持することが知られている。
【0007】 ところで、トップレス式洋傘の骨組構造は、前述したようなテレスコープ式の 中棒1を採用している関係上、閉傘位置において下ロクロ3を係止するためのハ ジキを設けていない。換言すれば、使用者が下ロクロ3から手を放し、洋傘を下 向き状態として手元13を保持する場合、下ロクロ3は自重により中棒1に沿っ て摺動自在である。
【0008】 このため、図7に鎖線で示すように、下ロクロ3が上ロクロ2に向けて摺動し 下降すると、親骨6(第一分割骨6a)が開いてしまい、洋傘を拡開し、濡れた 傘布を拡げて近隣の者に迷惑を及ぼしてしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述したようなトップレス式洋傘の骨組構造において、洋傘を閉傘 状態で下向き保持するに際し、親骨が不慮に拡開しないようにした構成を提供す るものであり、その手段として構成したところは、前記受骨の先端近傍部にスプ リング片を枢結し、該スプリング片を親骨の先端方向に延長せしめ、該スプリン グ片の延長された脚部を親骨に設けた保持路に挿通せしめると共に、該保持路を 挿通したスプリング片の脚部を親骨に沿わしめて成る点にある。
【0010】
【実施例】 以下図面に基づいて本考案の実施例を詳述する。
【0011】 先ず、本考案が目的とするトップレス式洋傘の基本的骨組構造は、図6及び図 7に基づき前述した従来構造と同じであるから、同一部材には同一符号を付して 表し、説明は重複するため省略する。
【0012】 (第1実施例) 図1に示すように、親骨6は、内側(中棒に対面する側)を開放せしめた断面 U形の溝金部材から成り、基端に前述した枢支具8を固着している。この枢支具 8は、金属板片を断面U形にプレス成形して成り、親骨6の基端に重合され抱持 すると共に、該枢支具8の爪片14を親骨6の溝縁にカシメ固着している。また 、枢支具8は、親骨6の溝縁を越えてブラケット部9を一体に延設し、親骨6の 基端を越えて延長部10を延設し、前記ブラケット部9に受骨4の先端をハトメ 等のピン15を介して枢結し、前記延長部10に作動骨7の先端をハトメ等のピ ン16を介して枢結している。
【0013】 図1に示す第1実施例において、受骨4は、断面U形の溝金部材から構成され 、該溝金部材の底部一部を打抜きプレスすることによりループ部17を形成して いる。このループ部17は、受骨4の先端近傍部であるが、ピン15に軸支され た枢支部よりも僅かに基端方向に後退した位置に設けられている。
【0014】 前記ループ部17には、スプリング片18が枢支されており、この第1実施例 において、スプリング片18は、全体が概ねU形に折曲されたスプリング線材か ら構成され、ループ部17に遊挿されたU形部18aから親骨6の先端方向に延 びる一対の延長された脚部19、19を備える。
【0015】 前記脚部19aに対応して、親骨6には、保持体20aが設けられ、該保持体 20aは、図例の場合、コイル線材から構成されている。この保持体20aは、 親骨6の溝部に嵌合される共に、親骨6の溝縁21、21を内方に圧着プレスす ることによりカシメ固着されており、これにより保持体20aの内部に保持路2 2を構成し、該保持路22に前記スプリング片18の脚部19、19を挿通せし めると共に、該脚部19、19の先端部19a、19aを親骨6の溝底に沿わし めている。
【0016】 (第2実施例) 図2に示す第2実施例において、スプリング片18はフック部18bと該フッ ク部18bから長く延びる一本の脚部19bを備えたスプリング線材から構成さ れており、前記フック部18bを受骨4のループ部17に遊挿せしめ枢結すると 共に、前記脚部19bを親骨6の先端方向に延出せしめている。
【0017】 前記脚部19bに対応して、親骨6には、保持体20bが設けられている。こ の保持体20bを構成するため、枢支具8は親骨6に沿って延びる胴部8bを一 体に有し、該胴部8bから一体に延設された舌片を親骨6の溝開口を閉塞するよ う折曲せしめることにより前記保持体20bを構成する。従って、この保持体2 0bにより閉塞された親骨6の溝部分により保持路22bを構成し、該保持路2 2bに前記スプリング片18の脚部19bを挿通せしめると共に、該脚部19b の先端部19cを親骨6の溝底に沿わしめている。
【0018】 その他の構成は前記第1実施例と同様であり、図1に示した符号と同一の符号 により表している。
【0019】 (作用) 図3は、骨組構造の開傘状態を示しており、受骨4と親骨6が拡開されている 結果、受骨4のループ部17と親骨6の保持体20a(20b)とは相対的に離 隔された距離にある。従って、スプリング片18は、ループ部17と保持体20 a(20b)の間において、一直線か或いは曲率半径の大きい円弧を描いて屈曲 されている。
【0020】 図4は、閉傘途上又は開傘途上の状態を示しており、受骨4と親骨6がピン1 5を支点として鋭角に屈折された関係にある。このとき、受骨4のループ部17 と親骨6の保持体20a(20b)とは相対的に近い距離にある。従って、スプ リング片18は、ループ部17と保持体20a(20b)の間において、相対的 に曲率半径の小さい円弧を描いて屈曲されており、ループ部17と保持体20a (20b)を相互に反発するように弾発している。
【0021】 図5は、閉傘状態を示しており、受骨4と親骨6がほとんど重なり合うように 屈折されている。このとき、受骨4のループ部17は、親骨6上に近接している ため、ループ部17と保持体20a(20b)とは直線上に近い関係にあり、従 って、スプリング片18は、ループ部17と保持体20a(20b)の間におい て、一直線か或いは曲率半径の大きい円弧を描いて屈曲されている。
【0022】 骨組構造を閉傘状態から開傘する場合は、図5の閉傘状態から図4の開傘途上 状態を経て図3の開傘状態に変化せしめられる。一方、開傘状態から閉傘する場 合は、反対に、図3の開傘状態から図4の閉傘途上状態を経て図5の閉傘状態に 変化せしめられる。この変化に際し、スプリング片18は、U形部18a又はフ ック部18bを受骨4のループ部17に対して回動自在とし、しかも、脚部19 (19b)を保持路22内で親骨6の軸方向に摺動自在としている。従って、ス プリング片18は、前記開傘又は閉傘途上の状態において親骨6の開閉回動に抵 抗を生ぜしめるが、前述のようにスプリング片18の摺動を介して親骨6の開閉 回動を許すので、実際の開傘又は閉傘動作には支障とならない。
【0023】 閉傘状態において、図7に示したように、洋傘を下向きとして下ロクロ3から 手を放し、洋傘を手元又は中棒により保持した場合において、前記スプリング片 18が親骨6の自由な拡開を防止する。即ち、親骨6が閉傘状態(図5)から開 傘状態(図3)に変化するためには、その開傘途上位置(図4)において、スプ リング片18の弾発力を克服しなければならない。
【0024】 このため、下ロクロ3の自重落下、或いは使用者が下向きの洋傘を揺動せしめ た程度では、親骨6は勝手に拡開することはなく、通常の状態において、常に閉 傘状態或いは閉傘状態に近い状態に維持される。
【0025】 尚、上記第2実施例(図2)においては、スプリング片18の弾力は、脚部1 9bの円弧方向への屈曲変形により得られる。一方、上記第1実施例(図1)に おいては、スプリング片18の弾力は、一対の脚部19、19の円弧方向への屈 曲変形と併せて、両脚部19、19が拡開方向に弾発されつつ保持体20aの内 側に弾支されることにより得られる。
【0026】
【考案の効果】
本考案によれば、下ロクロを閉傘状態で係止するハジキを有しないトップレス 式洋傘の骨組構造において、閉傘時において洋傘を下向きとして下ロクロから手 を放した場合においても、親骨が勝手に拡開し、濡れた傘布を開いて近隣者に迷 惑を及ぼし或いは使用者自身の着衣等を濡らしてしまうことがないという効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案の第2実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案の実施例に係る骨組構造の開傘状態を示
す正面図である。
【図4】本考案の実施例に係る骨組構造の開傘途上又は
閉傘途上の状態を示す正面図である。
【図5】本考案の実施例に係る骨組構造の閉傘状態を示
す正面図である。
【図6】トップレス式洋傘の骨組構造の全体を示す正面
図である。
【図7】トップレス式洋傘の骨組構造を閉傘状態で下向
きに保持した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
2 上ロクロ 3 下ロクロ 4 受骨 5 副受骨 6 親骨 7 作動骨 8 枢支具 17 ループ部 18 スプリング片 18a U形部 18b フック部 19 脚部 19b 脚部 20a 保持体 20b 保持体 22 保持路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中棒に摺動自在な下ロクロに基端を枢結
    された受骨と、中棒の上端部に固定の上ロクロと前記受
    骨の軸方向中途部とに両端を枢結された副受骨と、前記
    受骨の先端に基端を枢結された親骨と、前記親骨の基端
    延長部と前記副受骨の軸方向中途部に両端を枢結された
    作動骨とから成るトップレス式洋傘の骨組構造におい
    て、前記受骨の先端近傍部にスプリング片を枢結し、該
    スプリング片を親骨の先端方向に延長せしめ、該スプリ
    ング片の延長された脚部を親骨に設けた保持路に挿通せ
    しめると共に、該保持路を挿通したスプリング片の脚部
    を親骨に沿わしめて成ることを特徴とするトップレス式
    洋傘の骨組構造。
JP1991095687U 1991-10-25 1991-10-25 トップレス式洋傘の骨組構造 Expired - Lifetime JP2544739Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414534A (en) * 1977-06-29 1979-02-02 Izumi Kenkyusho Cooling and preserving method for fresh foodstuffs

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5414534A (en) * 1977-06-29 1979-02-02 Izumi Kenkyusho Cooling and preserving method for fresh foodstuffs

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