JP3060960U - 三つ折り自動洋傘のフレ―ム構造 - Google Patents

三つ折り自動洋傘のフレ―ム構造

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JP3060960U
JP3060960U JP1999000235U JP23599U JP3060960U JP 3060960 U JP3060960 U JP 3060960U JP 1999000235 U JP1999000235 U JP 1999000235U JP 23599 U JP23599 U JP 23599U JP 3060960 U JP3060960 U JP 3060960U
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umbrella
spring
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hook
frame structure
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JP1999000235U
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勝 和 王
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王 勝和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引きばねの連結部位を変えて、洋傘の折畳み
操作をより容易、スムーズに行える三つ折り自動洋傘の
フレーム構造を提供する。 【解決手段】 フレーム機構(40)におけるばね用直線(4
6)の長親骨(41)に鉤止める鉤形段部(461)に突起状湾曲
部(462)を一体成型して、該湾曲部(462)を洋傘展開時に
上向きに位置付け、該湾曲部(462)に連結した引きばね
(50)を比較的高い位置に位置付けて、相対的に該引きば
ね(50)の復帰力の作動方向とフレームの収束傾向の夾角
(β)を大きくし、これによりフレームの折畳み収束力を
高めて、洋傘をスムーズ且つ迅速に折畳めるようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は洋傘に関し、特に三つ折り自動洋傘のフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の三つ折り自動洋傘のフレーム構造に第5図で示すようなものがある。図 は折畳みかけた際の局部正面図であって、下ろくろ30を矢印方向へ移動している 最中の状態を示す。図中、中棒10上端の上ろくろ20に長親骨41の一端が組線でバ インドされて、該長親骨41の他端に中親骨42の一端420が延出部421を延設した状 態に枢止され、該中親骨42の他端に先親骨43の一端430が延出部431を延設した状 態に枢止される。下ろくろ30は上下動自在に該中棒10に遊嵌して、該下ろくろ30 に受骨44の一端が組線でバインドされ、該受骨44の他端440は延出部441を延設し た状態で控え棒45と枢接して、該延出部441は長親骨41のほぼ中間部位に枢止し 、且つ該控え棒45の他端は軸線方向とやや斜交する長孔451が設けられて、中親 骨42の延出部421と枢接する。該長親骨41と該中親骨42と受骨44はいずれも断面 溝形の溝骨によって造られて、該控え棒45と該先親骨43は丸角骨により形成され 、該長親骨41の先端部の溝底部分にはある長さ程度のスロット(図示略)が設けら れると共に、該スロットを通してワイヤーでなるばね用直線46が先端を該先親骨 43の延出部431に係止して、後端はその一端が控え棒45のやや受骨44寄りの支点4 52に係止している引きばね50の他端と連結する。尚、引きばね50と連結するばね 用直線46の後端部461形状は、第6,7図が示すように、一平面に沿って曲がる鉤形 に形成されて、該鉤形後端部461に引きばね50端部が係合する。そして、洋傘を 折畳む時は、第8図の状態から下ろくろ30を下向きに矢印方向に微か動かすだけ で、長親骨41と控え棒45と中親骨42の延出部421と受骨44の延出部441とで形成す る平行連桿 が引きばね50の付勢に助けられて、長親骨41と中親骨42がなす角度 を縮減して、該洋傘を折畳むのであるが、しばしば折り畳み操作が所期のスムー ズさに欠けることがある。例えば半開きの状態で引掛って、折り畳む動作を繰返 したり、叩いたり、揺すったりしないと洋傘を完全に折畳めない。その原因を突 止めると、フレームが完全に展開した場合(第8図に示す如く)の、該控え棒45の 支点452と中親骨42の長孔451上端に位置するピン421とを結ぶ直線を基準線Aとし て、これに対する該引きばね50の両連結端を結ぶ直線を引きばね軸心線B(即ち、 支点452からばね用直線46の鉤形段部461へ延伸する線)とすると、該基準線Aと該 軸心線Bが支点452で交叉して夾角γを形成し、この夾角γが引きばね50の付勢力 作動方向とフレームの屈折傾向の度合を示すパラメータとなる。良く見受けられ る自動洋傘を畳み合せる際の折畳み操作が手際よく行かずに引掛り易いのは、こ の夾角γが小さ過ぎるに他ならない。即ち、ピン421における基準線Aの垂線H と軸心線Bが交叉して直角三角形が形成され、この三角形から傘の折畳み易さの 度合が説明される。分かり易く第9図で示すと、斜辺Bは引きばねが引く強さの ベクトル、底辺Aが基準線沿いの分力ベクトル、そして基準線Aの垂線Hが垂直 方向の分力ベクトルにそれぞれ対応する。この中で、洋傘を折畳むために長親骨 41に対して中親骨42を屈折させるに寄与する力はベクトルHの大きさであり、こ のベクトルHが夾角γに比例することは明らかである。この夾角γは洋傘を使用 状態に展開した時はほぼ0度に近く、受骨44の突っ張りと引きばね50の引張りで 品21が長孔451内で上向きに滑り、中親骨42は長親骨41に対して一直線から逆方 向へ反り返る。したがって、該夾角γが小さ過ぎると、折畳むに要する力が極め て大きく、それ故、動作がスムーズでなかったり、引掛ったりし易い事態が発生 して、折畳む力が臨界点をオーバーしてから或はフレームがある限界角度を湾曲 オーバーしてからスムーズに洋傘を折畳め得るのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の三つ折り自動洋傘のフレーム構造における問題点に鑑み、本考案は 、引きばねの連結部位を変えて、洋傘の折畳み操作をより容易、スムーズに行え る三つ折り自動洋傘のフレーム構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、その中棒に上ろくろ及び滑動可能な下ろ くろを設けて、該上ろくろに順に長親骨、中親骨及び先親骨を枢接して展開或は 折畳み収束可能なフレームを形成し、該下ろくろに受骨を枢接して、該受骨を該 長親骨に枢接し、且つ該受骨と該中親骨との間に控え棒を連結枢接して、該長親 骨と該先親骨の間に長さ適当なばね用直線を鈎止め装設し、該ばね用直線が一端 の鉤形段部を該長親骨に鉤止めて、引きばね一端が該控え棒の固定部に連結し、 該引きばね他端が該ばね用直線の鉤形段部と連結する三つ折り自動洋傘のフレー ム構造において、 上記ばね用直線の鉤形段部における引きばねと連結する部位に湾曲部を形成し て、該湾曲部を洋傘が展開した際に上向きに位置付け、該引きばねと該鉤形段部 の連結部位を比較的高い位置に定位させて、これにより洋傘の折畳み収束力を高 め、該洋傘をより容易に折畳めるように構成される。
【0005】 そして、上記控え棒に下凹陥部を設けて、洋傘を折畳み収束して上記ばね用直 線の湾曲部が下向きに凹陥湾曲した際に、該湾曲部を適当な空間で収納して干渉 を生じさせないようにすると一層好ましい。
【0006】 上記のように構成された本考案は、全体フレーム機構を変える必要がなく、単 にばね用直線を簡易的に改良設計して、引きばねの連結固設位置を比較的高い位 置に換えたことから、該引きばねの復帰力の作動方向とフレームの収束傾向の夾 角を大きくして、フレームの収束力を高め、洋傘をして引掛り係止情況を生じさ せずにより迅速に折畳み収束させることができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例だ けに限定されない。 本考案の三つ折り自動洋傘のフレーム構造における比較的好ましい実施例は、 第1、2及び3図に示す如く、その中棒10に上ろくろ20及び滑動可能な下ろくろ30を 設けて、該上ろくろ20に順にフレーム機構40の長親骨41、中親骨42及び先親骨43 を枢接して展開或は折畳み可能な洋傘を形成し、該下ろくろ30に受骨44を枢接し て、該受骨44が該長親骨41と枢接し、且つ該受骨44と該中親骨42との間に控え棒 45を連結枢接して、該控え棒45の中親骨42と対向する一端に長孔451を設けて該 中親骨42のピン421を枢装すると共に、該長親骨41と該先親骨43の間に鉄線でな る長さ適当なばね用直線46を鈎止め装設して、該ばね用直線46が一端の鉤形段部 461を該長親骨41に鉤止め、更に引きばね50一端が該控え棒45の固定部452に連結 して、その他端が該ばね用直線46の鉤形段部461と連結し、これらは皆従来技術 に属するので、ここでは冗舌しないとするが、本考案の改良重点を述べると次ぎ の通りである。
【0008】 該ばね用直線46は、その鉤形段部461における引きばね50と連結する部位に凸 起湾曲状の湾曲部462を一体成型しており、該湾曲部462は洋傘を展開した状態の 際に上向きに凸起して、該引きばね50の連結部位を比較的高い位置に定位させる 。
【0009】 該控え棒45は、下凹陥部453を設けて、洋傘を折畳み収束して該ばね用直線46 の湾曲部462が下向きに凹陥湾曲した際に、該湾曲部462を適当な空間で収納して 干渉を生じさせないようにする。
【0010】 以上が本考案の比較的好ましい実施例における各構成部材の構造及び互いの関 連設置位置についての説明であり、次にその使用態様及び動作原理について述べ るとする。 第3図に示すように、洋傘を開いてフレーム機構40を完全に展開させた時、該 控え棒45の固定部452を基点として、該中親骨42の該長孔451上端に位置するピン4 21向きに基準線Aを延伸形成し、次に該引きばね50の両連結端を連接点として夾 角線B、即ち該固定部452からばね用直線46の鉤形段部461の湾曲部462へ延伸する 線を連設し、該基準線Aと該夾角線Bが夾角βを形成して、この夾角βが引きばね 50の復帰力作動方向とフレームの収束傾向の夾角を表し、この際、該引きばね50 の原点が変らずに(即ち共に該固定部452である)、もう一方の固定端がばね用直 線46の鉤形段部461の凸起した湾曲部462の最高点と連結して、該湾曲部462が洋 傘展開時に上向きに突起して該夾角βが大きくなり、該洋傘を折畳み収束する場 合に、該引きばね50の復帰力の連動から全体フレーム機構40を容易且つスムーズ に折畳み収束することができ、この原理は恰も長桿体一端に縄を縛り付けて、該 縄と長桿体の間の夾角が大きくなって容易に該長桿体を引上げられる状態に似て いる。
【0011】 また、第4図に示す如く、洋傘を折畳んだ後は、該フレーム機構40も互いに折 畳んだ状態を呈して、この際、該ばね用直線46の湾曲部462が下向きに凹陥した形 状を呈し、該控え棒45上端縁に下凹陥部453が設けられていることから、該ばね 用直線46の湾曲部462と該引きばね50を該控え棒45にぶつかり抵触させずに、そ の位置のフレームを折畳んだ後に体積縮減させて、収束した洋傘が膨らんだ形状 を呈せずに、より短い細い形態で容易に収蔵することができる。
【0012】
【考案の効果】
即ち、本考案は全体フレーム機構を変える必要がない情況の下で、単にばね用 直線を簡易的に改良設計して、引きばねの連結固設部位を比較的高く位置に換え 、これにより夾角の角度が大きくなって、フレームの収束力を高め、引掛り情況 を生じさせずに洋傘をより迅速に折畳み収束させることができて、従来の洋傘に おける収束力が臨界点をオーバーしてから、或はフレームがある角度をオーバー してから洋傘をスムーズに折畳み収束できる欠点を確実に改善することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における比較的好ましい実施例のばね用
直線の立体図
【図2】第1図における − 線断面図
【図3】上記実施例における夾角βの表示図
【図4】上記実施例を折畳んだ際の断面表示図
【図5】従来の三つ折り自動洋傘のフレーム機構表示図
【図6】従来の自動洋傘におけるばね用直線の立体図
【図7】第6図における − 線断面の表示図
【図8】従来の自動洋傘における夾角γの表示図
【図9】従来の自動洋傘の折畳み易さ度合の説明図
【符号の説明】
10 中棒 20 上ろくろ 30 下ろくろ 40 フレーム機構 41 長親骨 42 中親骨 421 ピン 43 先親骨 44 受骨 45 控え棒 451 長孔 452 固定部 453 下凹陥部 46 ばね用直線 461 鉤形段部 462 湾曲部 50 引きばね A 基準線 B 夾角線 β 夾角

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その中棒に上ろくろ及び滑動可能な下ろく
    ろを設けて、該上ろくろに順に長親骨、中親骨及び先親
    骨を枢接して展開或は折畳み収束可能なフレームを形成
    し、該下ろくろに受骨を枢接して、該受骨を該長親骨に
    枢接し、且つ該受骨と該中親骨との間に控え棒を枢接連
    結して、該長親骨と該先親骨の間に長さ適当なばね用直
    線を鈎止め装設し、該ばね用直線が一端の鉤形段部を該
    長親骨に鉤止めて、引きばね一端が該控え棒の固定部に
    連結し、該引きばね他端が該ばね用直線の鉤形段部と連
    結する三つ折り自動洋傘のフレーム構造において、 上記ばね用直線の鉤形段部における引きばねと連結する
    部位に湾曲部を形成して、該湾曲部を洋傘が展開した際
    に上向きに位置付け、該引きばねと該鉤形段部の連結部
    位を比較的高い位置に定位させて、これにより洋傘の折
    畳み収束力を高め、該洋傘をより容易に折畳めるように
    してなる三つ折り自動洋傘のフレーム構造。
  2. 【請求項2】上記控え棒に下凹陥部を設けて、洋傘を折
    畳み収束して上記ばね用直線の湾曲部が下向きに凹陥湾
    曲した際に、該湾曲部を適当な空間で収納して干渉を生
    じさせないようにしてなる請求項1に記載の三つ折り自
    動洋傘のフレーム構造。
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